札幌市中央区北1条東1丁目6−16ニューワンビル3階
「学びや むげん」代表のたかとりーなが日々考えていることです
たまっていたことを色々と

実は、書きたいことがちょこちょことあったのですが、今週は倍率の発表や村上先生との企画の発表などで、そういったものが書けませんでした

 

ですので、今日まとめて書こうと思います(笑)

 

1:年号カードの発送が全て完了しました

1月26日(日)深夜発送分にて、注文いただいたものは全て発送が完了いたしました。

当初は「多くて4,5人だろう」と思っていたのですが、最終的に64人の方にご注文いただきました。

到着の報告や感想のメールなどもいただいているのですが「全く」返事が書けておりません( ノД`)シクシク…

皆様からいただいたメールは全て目を通しております。

この場を借りて、お礼を述べさせていただきます。ありがとうございました。

 

2:コロナウイルス対策

というか、インフルエンザ対策の延長線上ですね。

 

iPhoneImage.png

 

一石二鳥ということになりそうです。

なお、空間除菌ということで売られている某商品は「効果が実証されていない」ので使わないほうがよろしいかと…

「空間除菌」根拠なし 消費者庁、17社に措置命令

もう5年以上前ですが…それでも、まだ売られているんですよね(^_^;)

 

3:遠距離の方にも、私の指導が受けられるチャンスが!

これを、雑談枠として扱っていいのかという話しですが(笑)

まあ、まだ正式には何も決まっていないので(^_^;)

「studyplus for school」を1か月間お試しとして使っていたのですが、4月以降正式に採用することに決めました。

ただ、自塾の生徒に対してだけではなく、これを活用して遠距離の方のお役にも立てるのではないかと…

学習サポートみたいな感じですね、後はzoomなどのサービスと組み合わせて定期的に面談を行うと。

ですが、私の本業はあくまでも「学びやむげん」に通っている生徒の指導ですので、人数も限定しますし、遠距離の方を優させていただくつもりです。

札幌市内にお住まいの方は、このサービスの対象にはほぼならないだろうとお考え下さい。

 

4:新年度説明会を2月24日(月・祝)と3月22日(日)に行います

これも雑談枠でいいのだろうか…

中学生対象のものを2月に、高校生対象のものを3月に開催します。

正式な告知は来週中に行いますので、申込はそれからでお願いいたします。

なお、新年度説明会ですので、進路に関する話などは行いません。

そちらは、昨年同様7月に開催する予定です。

 

他にも何かあったような気がするのですが…

 

まあ、思い出したら書くことにします(笑)

 

あまりいっぺんに出すとネタ切れになるので

 

ネタ切れ…

 

思い出しました(笑)

 

でも、また今度にします

 

 

それでは、今日はこのへんで



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【重要告知】「君の名は。プロジェクト」始動

何のこっちゃと思うかもしれませんが(笑)

 

実は、2020年4月より

 

Five Schools (旧北大ファイブ)の村上先生を学びやむげん講師として迎え、水曜夜の授業を担当していただくことになりました

 

詳細は村上先生のブログをご覧ください

 

じゃあ、水曜の夜にあなたは教室で何をしてるの?と思われたそこのあなた!

 

私は、Five schools の客員講師として「高校入試対策Advancedクラス」を担当することになりました

 

そうです

 

水曜日の夜、私と村上先生がそっくり入れ替わるんです

 

「これってもしかして、俺たち・私たち、入れ替わってるー!?」

 

というわけで、勝手に「君の名は。プロジェクト」と名付けました(笑)

 

 

しかし…他の塾の先生が講師で来ることはあっても、そっくり入れ替わるという話しは聞いたことがありません

 

なかなかない取り組みですよね(^_^;)

 

村上先生は、学やむげんの生徒に授業をしたことがあると書いてありましたが、正確には「シグマゼミで村上先生が授業する際に、一緒にお願いした」というのが真実です

 

私も、月曜日にFive Schools で授業しましたが、いつもとは違う空間・生徒に対しての授業というのは、新鮮でもあり厳しい評価にさらされる場でもあります

 

私が中途半端なことをしたら、村上先生に迷惑がかかりますからね

 

 

ところで村上先生は、今も代々木ゼミナール札幌校で国語を担当し、本も3冊出すほどのお方

 

しかも、現役生のクラスは持っていないため「現役高校生(または中学生)」で札幌駅(大通)近辺で村上先生のライブ授業を受けることができる、ただ一つの場所ということになります(web生という方法もありますが)

 

いいのだろうか…自分の方が恵まれている条件のような気がしてならない…

 

 

具体的な中身などについては、これから詰めていくことになりますが、基本的に学びやむげんの生徒でなければ、この授業を受けることはできません

 

というか、うちは元々、教室を使った分だけ料金をいただきますよというスタイルですので、ぶっちゃけ村上先生の国語の授業だけ受けるということも可能ではあります

 

なにぶん定員制なので、満席になった場合はご容赦くださいませ<(_ _)>

 

 

それでは、今日はこのへんで



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【重要】1月道コンの中学校別平均点の集計にご協力ください

注:しばらくこの記事をTOPにします

 

先ほど、うちの教室に8月道コンの個人票が届きました

 

恐らく、皆さんの元にも今日中に届くと思います

 

過去数回同様、中学校間の学力格差を調べるため、1月道コンにおける各中学校の平均点を調査したいと思います

 

そして、今までは中3のみでしたが、今回から中1と中2についても集計を始めます

 

無記名な上、最後のコメントを入力しなければ時間にして1分かかるかどうかくらいのものです

 

下のリンクからアンケートフォームに飛べますので、ご協力よろしくお願いいたします

 

 

中1

 

 

中2

 

 

中3(裁量)

 

 

なお、これは中学校別の平均点の集計であって、個人の得点集計ではありません

 

くれぐれもお間違えの無いようにお願いいたします

 

札幌市内でデータが集まっていない中学校一覧

 

中1

豊平区(あやめ野・中の島・西岡北・東月寒・羊丘・平岸・陵陽)
厚別区(札幌青葉・厚別南・上野幌・信濃・もみじ台・もみじ台南)
南区(石山・定山渓・藤野・簾舞・南が丘・藻岩)

手稲区(稲積・手稲・手稲西・稲陵・稲穂・新陵・前田北・星置)

東区(丘珠・栄・栄町・栄南・札苗・札幌・東栄・福移・北栄・明園・元町)
中央区(中島・伏見・宮の森)
白石区(北白石・幌東・白石・東白石・米里)

北区(上篠路・光陽・篠路・篠路西・新川・新川西・新琴似・新琴似北・太平・屯田中央・屯田北)

清田区(北野・北野台・清田・真栄・平岡中央・平岡緑)

西区(西陵・八軒・八軒東・発寒・宮の丘・陵北)

 

中2

豊平区(あやめ野・月寒・中の島・羊丘・平岸・陵陽)
厚別区(札幌青葉・厚別南・上野幌・信濃・もみじ台・もみじ台南・厚別北)
南区(石山・定山渓・常盤・藤野・真駒内曙・簾舞・南が丘)
手稲区(稲積・手稲・手稲西・稲陵・稲穂・新陵・星置)
東区(丘珠・栄・栄南・札苗・札苗北・札幌・東栄・福移・北栄・明園・元町)
中央区(札幌中央・中島・伏見)
白石区(柏丘・幌東・白石・東白石・北都)
北区(上篠路・光陽・篠路・篠路西・新川・新川西・新琴似北・太平・屯田中央・北陽・屯田北)
清田区(北野・北野台・清田・真栄・平岡・平岡中央・平岡緑)
西区(西陵・八軒・八軒東・宮の丘)
 

中3

豊平区(あやめ野・月寒・東月寒・羊丘)

厚別区(札幌青葉・厚別南・上野幌・信濃・もみじ台・もみじ台南・厚別北)

南区(石山・定山渓・藤野・簾舞・南が丘・藻岩)

手稲区(手稲・稲穂・新陵)

東区(丘珠・栄町・栄南・札苗・札苗北・札幌・東栄・福移・北栄・明園・元町)
中央区(啓明・向陵・山鼻)

白石区(柏丘・東白石・北都・米里)

北区(上篠路・篠路・篠路西・新川・新琴似・新琴似北・太平・あいの里東・屯田北)

清田区(北野・北野台・清田・真栄・平岡中央・平岡緑)

手稲区(西陵・八軒東・陵北)



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2020札幌圏の公立高校出願状況(後編)

まず、昨年の出願変更の動きから、今年の出願変更の動きを考えてみましょう

 

左から昨年の当初倍率、出願変更による増減、今年の当初倍率です

※赤文字は今年定員が減った(1クラスor2クラス)高校です

 

道立高校
東  :1.81 64人減 1.50
西  :1.67 19人減 1.52
南  :1.37 17人減 1.23
北  :1.28 7人減 1.31
月寒 :1.43 27人増 1.34

 

啓成(普):1.37 22人減 1.31
啓成(理):1.67 増減なし 2.06
北陵 :1.24 3人増 1.44
手稲 :0.99 33人増 1.09

 

丘珠 :0.84 12人増 1.09
西陵 :0.99 14人増 0.98

白石 :1.10 28人増 1.40
東陵 :0.98 8人増 0.92
南陵 :0.75 5人増 0.83

 

東豊 :0.83 8人減 0.57
真栄 :1.16 3人増 1.01
あすかぜ:0.88 2人増 0.74
稲雲 :1.03 13人増 0.95
英藍 :1.40 19人減 1.03

 

平岡 :1.07 8人増 1.23
白陵 :0.93 1人増 0.86
国際情報(普):2.38 32人減 1.82
国際情報(国):1.13 5人増 1.37
 

江別 :0.96 11人増 1.20
野幌 :0.79 増減なし 0.62
大麻 :0.90 18人増 0.78
千歳(普):1.29 7人減 1.19
千歳(国):1.15 増減なし 0.66

 

千歳北陽:0.80 5人減 0.75
北広島:1.28 8人増 1.07
北広島西:0.85 11人増 0.86
石狩南:1.11 28人増 1.43
当別 :0.80 増減なし 0.64

 

恵庭南(普):0.92 6人増 1.02
恵庭北:0.97 8人増 0.91
石狩翔陽:1.06 8人増 1.09
厚別 :1.52 33人減 1.23


市立高校
旭丘 :1.59 2人減 1.67
藻岩 :1.18 24人増 1.35
平岸(普):1.44 7人増 1.58
平岸(デ):1.50 増減なし 1.31
清田(普):1.25 10人増 1.60
清田(グ):1.18 2人増 1.04
新川 :1.85 62人減 1.62

 

 

ここ数年は、「定員割れした中堅校には同じくらいのランクの高倍率校から出願変更者が流れるが、基本そこまで大きな動きはない」という流れです

 

この出願変更、単純に増減だけで見ているので、実際にA高校から何人が出て、何人が入ってきたのかまではわからないのですよ

 

表面上+20人となっていても、40人が出て行って60人が入ってきての+20人かもしれないのです

 

玉突きを想像してください

 

A⇒B、B⇒C、C⇒Dと動いていくと、どこかでその動きが止まる場所があります

 

そこの出願者がグッと増えるのです


 

昨年、大きな動き(25人以上の増減)のあった学校は

 

手稲 :0.99 33人増

白石 :1.10 28人増

石狩南:1.11 28人増

月寒 :1.43 27人増


国際情報(普):2.38 32人減
厚別 :1.52 33人減

新川 :1.85 62人減

東  :1.81 64人減

 

手稲・白石・石狩南は、低倍率のため流入が多かったと

 

月寒は東からの出願変更が多かったんでしょうね

 

減少した高校はいずれも1.5倍を超える高倍率ですからやむを得ないと言えるでしょう

 

 

上位校は例年、減ることはあっても増えることはありません

 

今年は、東も西も、ここ数年の最終倍率に近いので、この程度の倍率は織り込み済みの受験者が多いように思います

 

ですので、いつものような移動は起きないのではないかと思います

 

ただ、気を付けてほしいのは、先ほどの玉突きの話です

 

出願変更で上から下がってくる子は、その高校では安全圏であることがほとんどです

 

逆に、ボーダーラインに届いていない子は、下の高校に出願変更するわけですから、見た目上の倍率が変わっていなくても受験生の中での相対的な位置は下がることがほとんどです

 

現時点でボーダーライン上の生徒は、今の位置のままでは押し出される危機感を持ってください

 

 

今年、それなりに減る方向に動きそうな高校は

 

国際情報(普):1.82

旭丘 :1.67

新川 :1.62

清田(普):1.60

平岸(普):1.58

北陵 :1.44

石狩南:1.43

白石 :1.40

藻岩 :1.35

啓成(普):1.31

江別 :1.20

 

中でも、国際情報(普)・清田(普)・北陵・石狩南・白石は確実に減ると思います

 

こうして書いてみると旧第4学区(北区・石狩市)の高校が多いですね(^_^;)

 

国際情報(普)からは手稲

新川からは…北陵にしたくても倍率が高くて動けない

北陵からは石狩南にすると裁量から標準になるので、ここは石狩南が高倍率と言っても心理的には動きやすいのではないかと思います

ただ、こう書きましたが、北陵から石狩南って動きは実際あるんですかね

地理的にも倍率的にも英藍の方がありそうなのですが、ちょっと下げすぎなような気もするので

清田(普)は啓成(普)も倍率高いので、こうなると大麻しか選択肢がないように思います

白石は、平岡か厚別ですかね

 

逆に増える方向に動きそうな高校は

 

月寒 :1.34

北広島:1.07
手稲 :1.09

英藍 :1.03
稲雲 :0.95

大麻 :0.78
 

月寒は東・旭丘からの受け皿として

北広島も同様なのですが、そもそも札幌市内からではJR沿線に住んでいないと北広島という選択はないように思います

それも、札幌駅より東側だけですね

私が移転する際に色々な人から聞いたのですが、JRを使う人は札幌駅が一つの境目になっているようでして、お互いに札幌駅を越えると「遠い」という感覚になるそうです(笑)乗り継ぎが必要になったりする関係もあるのでしょうが

あと、月寒からの変更者もいるかもしれません

手稲は西・国際情報の受け皿として

英藍は新川・北陵・石狩南から

稲雲は新川・北陵から

大麻は清田・啓成から

 

以上のような動きになると思われます

 

なお、その他の定員割れの高校は、例年そうであるように、そこまで大幅に増える高校もないと思います
 

特に、今年は私立の就学支援金の変更の兼ね合いで、言葉は悪いですが「中途半端な公立に行くくらいなら私立に行った方がいいのでは?」という選択をする人が多くなると予想していましたが、今のところはその通りの結果になっているようでして…

 

私立の出願状況が明らかになると、よりはっきりすると思います

 

ですから、現時点で何年も続けて定員割れを続けている公立高校は「もう少し危機感を持った方がいいと思います」

 

結論としては、繰り返しになりますが「動きたくても動けない」というのが実情で、中学校側も積極的に出願変更を勧めたりしないため、そこまで大きく動かないのではないかという予想です

 

 

あと、関係あるのはごくわずかの方ですが、恐らくこのブログを見ている方が多いと思うので、学区外受験(5%枠や20%枠)のことを

 

東(16名) 38名 2.38倍

西(16名) 27名 1.69倍

南(16名) 25名 1.56倍

北(16名) 25名 1.56倍

千歳(8or10名) 11名※推薦枠込みなのかがわからないので倍率は出しません

 

昨年が東西南北合わせて91名、今年は115名

 

顕著に増えています

 

いずれも5%枠を超えていますので、例え合格ラインを超えていたとしても、この枠からこぼれると不合格です(必ず5%取るわけではありません)

 

まずは320人の枠に入り、さらに学区外の上位16人の中にも入らなければいけないという、合格のハードルが二段階あることになるわけです

 

ボーダーラインがはっきりとわからないので、学区外受験は難しいんですよね(^_^;)

 

学区外受験の方は、滅多に出願変更はしないのですが、さすがに東は他に流れるかもしれませんね

 

 

最後に


毎年同じことを書きますが、私は倍率と言うのは、気にしなくても困るし、気にしすぎても困るものだと思っています

大学入試ではないので、2倍を超えるような倍率でなければ、それほど神経を尖らせるものではありません

とは言え、ボーダーライン上や、後わずかに届かない生徒に取っては気にするなというのは無理でしょうね

でも、あなたが今すべきことは、倍率に一喜一憂することではないはずです

倍率はあなたの力で変えることができませんが、当日の点数はこれからの努力次第で変えることができます

 

この後、出願変更後の倍率や再出願後の倍率など、何度か倍率の話を耳にすると思いますが、要は320人定員のところなら320番までに入ればいいだけです

 

こういう記事を書いているお前が言うなと思うかもしれませんが、踊らされることがないように気を付けてくださいね



それでは今日はこのへんで



| 公立入試関係 | comments(0) | - |
2020札幌圏の公立高校出願状況(前編)追記あり

※国際情報の国際文化科について追記がありますのでご注意ください

 

ここ数年、最初の倍率発表は波乱の連続でしたが…

何年ぶりでしょうね、発表された数字を見て安心したのは(笑)

というわけで、札幌圏のみ(職業科を除く)ですが、公立入試の出願状況について書かせていただきます。

まず、始めに
この記事は、受験生及び保護者の方の不安感をあおるためのものではありません。
中には報道されているものと著しく異なるものも含まれています。
しかし、その事実を知らないまま、2月末の最終発表を迎えるのではなく、しっかりと自分の置かれた立場を理解したうえで、残りの期間頑張っていただくものです。
なお、数字については万全を期してはおりますが、ミスもあるかもしれません(^_^;)
おかしいと思った場合は遠慮なく質問していただきたいと思います。

それでは、毎年恒例の注意点について…
報道(発表)されている数字は大まかなものに過ぎません。
理由は3つありまして

1つ目は「倍率が小数第2位を四捨五入して出されているから」

報道では1.3倍となっていても実際には1.25倍〜1.34倍まで開きがあるからです。
この0.09倍を「大したことのない数字」と捉えるかどうか、それは人それぞれだと思います。
ちなみに、320名定員の高校で約29名分にあたります。


2つ目は「推薦入試も加味した倍率だから」

具体的に数字で説明したほうが良いでしょう。
例えば札幌国際情報高校普通科の場合。
報道されている倍率は1.6倍、小数第2位まで出すと1.58倍です。
推薦枠24名に対して34名が出願しています。
単純に推薦枠いっぱいの24名に合格を出したとすると10名の推薦不合格者が出ます。
一般の募集人員は80→56、それに対して推薦不合格者が全員再出願したとして出願者数は92→102。
一般入試の倍率は1.82倍に上がります(実際には推薦不合格者が全員再出願ということはないでしょうが)
これは不合格者の数は変わらないのに、合格者の枠が狭くなったことによるもので、推薦入試で合格した生徒が、一般入試でも合格する基準に達していたとすると、単に合格が早く出ただけに過ぎません。

また、札幌国際情報高校の場合第2希望まで(この場合国際文化科)書くことができますので、普通科が不合格でも国際文化科で合格が出る可能性もあります。

 

今年はここ以外に、推薦入試の定員を超えたのは

 

札幌旭丘(16人超過)

北広島(4人超過)

千歳(2人超過)

 

定員を超過していなくても、推薦入試がある高校を一般受験する場合は、今報道されている倍率より若干高くなるのが普通です。


3つめは「他の科からの合格者を想定していないから」

こちらも実際に数字を使って説明しましょう。
昨年に続き、なかなかの高倍率になった札幌啓成高校ですが、この高校には普通科と理数科があります。
今年は普通科定員280名に対して出願者351名(推薦出願者含む)で、倍率は1.25倍。
しかし、推薦出願者49名が全員合格したとすると、残りの枠は231名。
さらに、理数科が現時点で定員40名に対して73名の出願。
単純に33名が普通科に回ってくることになります。
すると、一般出願302名+理数科不合格者33名=335名。
倍率は355÷231=1.54…
全然違いますよね(^_^;)
こういったケースがありますので、普通科の生徒や、理数科の生徒の中で普通科の合格でも構わない生徒は、こちらの倍率を参考にしてください。

そして、特に注意しなければいけないのは
「昨年との比較は当初の数字であって、最終的な出願との比較ではない」
ということです。
道教委のHPで発表になった(新聞でも報道される)昨年度との比較は、まさに昨年の今時期に発表になった当初の数字。
ここから出願変更、再出願を経て、入試本番時には結構数字が変わっています。
そちらと比較をしないと、思わぬ読み違いをしてしまいます。
あと、今年も昨年の当初発表と出願変更後の両方でどれだけ出願者が増減したか比較してみました。

もし出願変更を検討している場合は、そちらも参考になさってください。


さて、そういった点も踏まえて、発表されたものとは違った倍率をお知らせしたいと思います。

赤文字は定員削減(清田普通科は2クラス、他は1クラス)の高校を表しています。


左から小数第2位までの倍率、昨年の当初倍率、昨年当初からの増減、昨年出願変更後からの増減、昨年出願変更した人数。

倍率は推薦入試を除いたものになっています。
更に他の科がある場合は、下に学校全体での倍率を載せてあります。
札幌国際情報については、学校全体での倍率は載せていません、ご了承ください。

道立高校
東  :1.50 (1.81) (-98) (-34) 64人減
西  :1.52 (1.67) (-48) (-29) 19人減
南  :1.23 (1.37) (-44) (-27) 17人減
北  :1.31 (1.28) (+7) ( 0) 7人減
月寒 :1.34 (1.43) (-83) (-110) 27人増

 

啓成(普):1.31 (1.37) (-19) (+ 3) 22人減
啓成(理):2.06 (1.67) (+ 9) (+ 9)  増減なし
啓成(総):1.54 ※理数科不合格者が普通科に回ったときの倍率
北陵 :1.44 (1.24) (- 2) (- 5) 3人増
手稲 :1.09 (0.99) (-16) (−49) 33人増

 

丘珠 :1.09 (0.84) (+38) (+26) 12人増
西陵 :0.98 (0.99) (-44) (-58) 14人増

白石 :1.40 (1.10) (+31) (+ 3) 28人増
東陵 :0.92 (0.98) (-21) (-29) 8人増
南陵 :0.83 (0.75) (-16) (−21) 5人増

 

東豊 :0.57 (0.83) (−96) (−88) 8人減
真栄 :1.01 (1.16) (-24) (−27) 3人増
あすかぜ:0.74 (0.88) (-75) (−73) 2人増
稲雲 :0.95 (1.03) (−24) (−37) 13人増
英藍 :1.03 (1.40) (-110) (-91) 19人減

 

平岡 :1.23 (1.07) (+39) (+31) 8人増
白陵 :0.86 (0.93) (-10) (-11) 1人増
国際情報(普):1.82 (2.38) (-31) (+ 1) 32人減
国際情報(国):1.37 (1.13) (+12) (+ 7) 5人増

国際情報(普+国):2.37

※普通科不合格者が国際文化科に回ったときの倍率(ただし、スライド合格者には一定の枠があるかも?)
国際情報(理):1.03 (1.58) (−17)
国際情報(グ):1.68 (1.34) (+20)

 

江別 :1.20 (0.96) (+49) (+38) 11人増
野幌 :0.62 (0.79) (−60) (−60)増減なし
大麻 :0.78 (0.90) (−35) (−17) 18人増
千歳(普):1.19 (1.29) (-67) (-71) 7人減
千歳(国):0.66 (1.15) (-16) (-16)増減なし

 

千歳北陽:0.75 (0.80) (−41) (−36) 5人減
北広島:1.07 (1.28) (−54) (−62) 8人増
北広島西:0.86 (0.85) (-29) (−40) 11人増
石狩南:1.43 (1.11) (+88) (+60) 28人増
当別 :0.64 (0.80) (-13) (−13) 増減なし

 

恵庭南(普):1.02 (0.92) (−18) (−24) 6人増
恵庭北:0.91 (0.97) (-16) (−24) 8人増
石狩翔陽:1.09 (1.06) (+ 9) (+ 1) 8人増
厚別 :1.23 (1.52) (-75) (-42) 33人減


市立高校
旭丘 :1.67 (1.59) (+21) (+23) 2人減
藻岩 :1.35 (1.18) (+43) (+19) 24人増
平岸(普):1.58 (1.44) (+39) (+32) 7人増
平岸(デ):1.31 (1.50) (− 2) (− 2)増減なし
清田(普):1.60 (1.25) (-47) (−37) 10人増
清田(グ):1.04 (1.18) (− 4) (− 6)2人増
新川 :1.62 (1.85) (-53) (+ 9) 62人減


昨年に比べて大幅に志願者が増えた(+30人以上)高校
※当初出願・最終出願問わず

丘珠 :1.09 (0.84) (+38) (+26)

白石 :1.40 (1.10) (+31) (+ 3)

平岡 :1.23 (1.07) (+39) (+31)

江別 :1.20 (0.96) (+49) (+38)

石狩南:1.43 (1.11) (+88) (+60)

藻岩 :1.35 (1.18) (+43) (+19)
平岸(普):1.58 (1.44) (+39) (+32)

 

平岸を除けば、昨年低倍率だった反動で志願者が増えたと思われる高校ばかり。(ただ、平岸も例年から比べると1.44倍は低い方)

白石と石狩南は、道コンセミナーの記事でシグナルが出ていることを伝えていましたが、その通りになりましたね。

 

逆に昨年から大幅に志願者を減らした(−30人以上)高校
※当初出願・最終出願問わず

東  :1.50 (1.81) (-98) (-34)
西  :1.52 (1.67) (-48) (-29)
南  :1.23 (1.37) (-44) (-27)

月寒 :1.34 (1.43) (-83) (-110)

手稲 :1.09 (0.99) (-16) (−49)

西陵 :0.98 (0.99) (-44) (-58)

東豊 :0.57 (0.83) (−96) (−88)

あすかぜ:0.74 (0.88) (-75) (−73)
稲雲 :0.95 (1.03) (−24) (−37)
英藍 :1.03 (1.40) (-110) (-91)

国際情報(普):1.82 (2.38) (-31) (+ 1)

野幌 :0.62 (0.79) (−60) (−60)
大麻 :0.78 (0.90) (−35) (−17)
千歳(普):1.19 (1.29) (-67) (-71)

千歳北陽:0.75 (0.80) (−41) (−36)
北広島:1.07 (1.28) (−54) (−62)
北広島西:0.86 (0.85) (-29) (−40) 11人増

厚別 :1.23 (1.52) (-75) (-42) 33人減

清田(普):1.60 (1.25) (-47) (−37) 10人
新川 :1.62 (1.85) (-53) (+ 9) 62人減


多すぎです(^_^;)

1クラス定員が減った高校はまだわかります。

東・西・南・英藍・国際情報(普)・厚別・新川あたりは高倍率を嫌ったからでしょうね。

稲雲・大麻・北広島は…どうしたんでしょう。

出願変更である程度増えることが想定されます。

 

次に高倍率(1.50倍以上)の高校について

国際情報(普+国):2.37

啓成(理):2.06

国際情報(普):1.82

国際情報(グ):1.68

旭丘 :1.67

新川 :1.62

清田(普):1.60

平岸(普):1.58

啓成(総):1.54

東  :1.50

 

国際情報の国際文化を受験する生徒は、本当に注意してくださいね。

実際は、見た目の倍率(1.13倍)ではなく、普通科不合格者46名を加えたこの倍率が正しいのです。

ただ、推薦不合格者の10名が再出願でそのまま国際情報の普通科を出願してくるとは限りませんし、第2希望に国際文化を書かなければ合否判定の対象にはなりません。

しかも、例年普通科から国際文化科に回ってくるのは数名程度という話しですので、実際はここまでの高倍率ではありませんが、それでも、発表されているものと比べるとかなりの差があるということは認識しておいてください。

 

そして、定員割れの高校は

 

西陵 :0.98

稲雲 :0.95

東陵 :0.92

恵庭北:0.91

白陵 :0.86

北広島西:0.86
南陵 :0.83

大麻 :0.78

千歳北陽:0.75

あすかぜ:0.74

千歳(国):0.66

当別 :0.64

野幌 :0.62

東豊 :0.57


一部の例外を除くと、ここに挙がっているのは毎年定員割れをしている高校ばかりです。

しかも、以前と比べて惜しい?定員割れではなく、ぶっちぎりで割れることが増えてきているように思います。

 

明日は後編として、なぜこのような出願状況になったのか、出願変更の動きはどうなるのかを考察したいと思います。


それでは、今日はこのへんで



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倍率についての記事は夜に書きます

昨日は定休日だったのですが、村上先生の所でゲスト授業

 

その後、食事&飲みに行って、家に帰ったのが3時過ぎ(笑)

 

とても、更新できる状況ではなかったので、2日連続の更新なしということになってしましました(^_^;)

 

申し訳ありません<(_ _)>

 

倍率が出ましたが、記事は夜に更新します



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出願変更について色々と(追記あり)

平均点集計の自由コメント欄で「出願変更について書いてほしい」という要望があったんですよね

 

手続き上のことなのか、出願変更についての私の考えを聞きたいのかわかりませんので、両方書きます

 

 

まず、手続き上の話です

 

来週の火曜日に出願状況(倍率)の発表があって、翌日から出願変更の受付が始まります

 

28日(火)出願状況発表

29日(水)〜4日(火)出願変更受付期間(最終日のみ16時まで、その他の日は9時〜16時半)

31日(金)出願変更状況中間発表

14日(金)出願変更後の状況発表

 

道立⇒道立、市立⇒市立の場合は、出願変更願というものを中学校を経由して(ここが曲者)始めに出願した高校に提出すれば、後は高校どうしでのやり取りです

 

道立⇒市立、市立⇒道立の場合は、出願変更願を出した後、出願変更承認書をもらって、新たに書いた願書とともに提出しなければなりません

 

それと、上に書いた「中学校を経由して」の部分

 

中学校に提出したら、後は中学校が高校に提出してくれるものではなく、学校の了解を得て「校長印」を押すのが中学校側の手続きで、実際に高校に出願変更願を提出に行くのは本人(保護者)ですね

※学校側が代行してくれる場合もありますが、私が知っているのは小規模校での話しです

 

中学校によって対応が違う可能性も高いので、その点も確認しておいた方がいいですね

 

いずれにしても、1週間の間に済ませなければいけませんので、のんびりしている暇はありません

 

出願変更の可能性がある人は、今のうちから準備しておいた方がいいでしょうね(保護者の方で仕事がある方は、早めに有給取って動くことが多いようです)

 

 

そして、そもそも出願変更を認めないという、とんでもない中学校のうわさも聞いたことがあります(現に学年通信にそれを匂わせる記述を確認しましたし、コピーも保管してあります)

 

ただ、随分前の話なので、今は改善されているかもしれません

 

安易な出願変更をさせないためなのかもしれませんが、出願変更自体はちゃんとした権利です

 

そして、出願変更したからといって、入試で不利に扱われるといったことはありませんので、安心してくださいね

 

 

次に、出願変更についての私のスタンスについて

 

上に述べたように、出願変更自体は権利ですので、それを認めないということはありません

 

ただ、出願変更に至るまでの経緯がポイントになると思います

 

出願変更で好結果が得られた生徒、そうでなかった生徒、私は両方知っています

 

 

どんなに勉強しても、なかなか点数が上がらず、第一志望校が想定していたよりも高倍率だったということで、出願変更をした生徒

 

実は、私は出願変更をしたら点数が伸びるのではないかと思っていました(本人にも伝えてありました)

 

結果は、想定通り

 

憑き物が落ちたように点数が伸び、第一志望校のままでも十分合格するであろう点数を本番で取りました

 

 

一方、勉強もどこか中途半端で、第一志望校が特に高倍率というわけでもないのに、出願変更をした生徒

 

その時点では、余裕で合格圏内だったはずなのに、みるみる点数が下がっていき、最後の連続模試では出願変更した高校のボーダーラインまで成績が落ちました

 

まあ、何とか合格しましたが、これで不合格だった場合はシャレになりませんよね…

 

 

要するに、「志望校を下げて楽になりたい」という理由の変更はロクなことにならないということです

 

 

そして、出願変更はあくまでも本人の意思でなければいけません

 

親・学校の先生・塾の先生が主導で行うと、進学先の高校で気に入らないことがあったときに「別に、来たくて来た高校じゃないし」と責任転嫁するんですよね

 

さらに、自分より学力が下だと思っていた子が、自分の志望校に合格したりした場合なんか、もう最悪ですよ

 

「なんで志望校変えたんだろう…」とずっと尾を引くことになります

 

 

確かに、高校の3年間をどこで過ごすかは重要です

 

しかし、あなたの学生生活は高校が最後なのでしょうか?

 

北海道では出身校をいう場合、高校を指すことが多いのですが、本州などでは基本的に大学ですよ

 

だって、よっぽど有名でないかぎり、地元の高校名言っても通じませんから(笑)

 

高校はゴールではありませんよ

 

それなら、行ける所より行きたい所を目指してほしいと私は思います

 

 

ただ、無謀なのはやめてくださいよ

 

私が言う「無謀」の基準は「一度も合格ラインを越えたことがないのに、入試では自己最高点が出せるだろうという根拠のない理由で、受験をしてしまうこと」です

 

もちろん、合格ラインの基準はバラバラです

 

必ずしも道コンの合格可能性60%だとは限りませんよ?

 

基本的に、SSが低めの高校になるにしたがって、合格可能性は緩くなると考えています

 

「南で98%を出さないと受験できない」とかやると、定員割れ起こしますからね(笑)

 

でも、私の感覚だと、中堅校辺りで60%というのは合格ラインではないと思っています

 

その辺りの微妙な匙加減は、ここで書いていたらキリがないので「〇〇高校△△%だったらどうですか?」とか聞かないでくださいね

 

そんな数字だけで「行けますよ」とか「ダメですね」とか判断していたら、インチキ占い師と変わらないじゃないですか

 

その子の学力とか答案とか、何も見ずに答えられるわけがないのですから

 

そして、合格する見込みもないのに、「TOP校を受けた」と言えば不合格でも格好がつくからという理由で受験するのは、私は好きではありません

 

こんなところで、いいでしょうか

 

 

それでは、今日はこのへんで



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新たなリスク

札幌は、雪まつりが終わったあたりから、インフルエンザが流行するんですよね

 

観光客が大勢やってくるからだと思われます

 

そして、今年はインフルエンザだけでなく、新たな脅威と向き合わなければいけないようです

 

中国の武漢で発生している新型肺炎です

 

今日になり、武漢市自体を事実上の封鎖措置にしたり、渡航中止勧告を出したりしていますが、中国以外で見つかった感染者は全て武漢からの観光客ですよね(^_^;)

 

中国では春節という大型連休に入っており、せっかくの旅行だからと、発熱していてもそのまま強行しているのではないかと

 

今のような体制で、本当に防げるんですかね…

 

もっと、マスコミも取り上げて報道すべきだと思うんですよ

 

不倫とかどうでもいいので(-_-;)

 

Twitterでこんな投稿を見かけました

 

「うちの中国人留学生が、youtubeを流しながら作業をしていた。内容を尋ねたら、新型コロナウイルスに関する台湾のニュース番組とのこと。多数の専門家を招いて詳しく報道しているらしい。日本のニュースはどうかと聞いたら、中国政府の発表をそのまま報道しているだけで、全く役に立たないと酷評した。」

 

もう、国内のテレビや新聞の情報を鵜呑みにせず、海外から情報を取り入れるべきなんでしょうね

 

本当は、それではダメだと思いますけど

 

受験生は、なるべく人の多いところ(特に観光客の多いところ)は避けるようにした方がいいでしょう

 

アルコール消毒は有効らしいので、教室の入口に準備しますかね

 

インフルエンザの予防にもなるでしょうから

 

 

それでは、今日はこのへんで

 

 



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2020年1月道コン感想(後編)

さて、後編は理科から

 

 

大問1は小問集合

 

思ったより得点率が低かったですね

 

問1(6)は、そもそも単体・化合物、分子を作る、作らないの区別ができていない可能性も高いですね

 

物質名を上げられて、それがどちらに当てはまるか答えられますか?

 

問1(7)は、私も一瞬固まりました。盲点だったかもしれませんね。

 

問4は、炭酸ナトリウムを間違えたとは思えないので…こんなに酸性と答えた子が多いとは(-_-;)

 

炭酸という名前に引っ張られすぎやしませんかね、確かに炭酸は弱酸性ですが…

 

水溶液が何性を示すかについては、化学基礎で学習しますが、単純に説明すると炭酸水素ナトリウムは、強塩基である水酸化ナトリウムと弱酸である炭酸が反応してできた塩なので弱塩基性なんですよ

 

問5の地震計の構造は結構出題されるんですが、おもりやばねが動くと思っている子、多いですよね

 

だって、おもりはばねでつながっていますが、地面とは触れていませんよね?

 

地面が揺れても関係ないと思いませんか?(笑)

 

問6の染色体の作図は、模範解答のように曲がっていなくても大丈夫ですよ

 

本数が違ったり、長さが同じになっていたりしたらダメですが

 

 

大問2は化学変化とイオン(化学分野・3年)

 

問2(2)は期待正答率70%でしたが、本気ですか?(笑)

 

なぜ、そうなるのかは解説を読んでもらうとして、では何故この問題が解けなかったのかというと「絵(図)を書く習慣がない」からですよ

 

塾の先生が、絵(図)を書いて問題の解説をすることがありますよね

 

あれは、説明のためではないですよ

 

あなたたちにも、同じように絵(図)を書いて解いてほしいから書いているんです

 

特に、この化学変化とイオンの電気分解と電池のところは、電子のやり取りを図に書くことができるかが理解のポイントになります

 

いいから、黙って書いてください( `ー´)ノ

 

 

大問3は植物(生物分野・1年)

 

問3の解答で「酸素」の量についても触れた子はいませんでしたか?

 

厳密に言うと不正解です

 

BTB溶液の色の変化に関係しているのは二酸化炭素のみですから、この実験で酸素の量の増減についてはわかりません

 

私は初め自塾の生徒の答案を不正解にしていたのですが、一応事務局に問い合わせてみました

 

回答は「許容」と(^_^;)

 

いや、どんだけ採点甘いんだと

 

 

大問4は身のまわりの物理現象・光(物理分野・1年)

 

問1(3)は、大問2と同じですよね

 

結局、自分で図を書いてみたかどうかです

 

与えられたものだけで考えようとしてもダメですよ

 

あと、解説読んでわかったつもりになるのもダメです

 

ごちゃごちゃ書いてますが、要するにこういうことです

 

iPhoneImage.png

 

20°ずつ動かすのですから、100°と260°、120°と240°、140°と220°、160°と200°は入射の方向が変わるだけで対称です

 

140°と160°で全反射が起こっていないのであれば、200°と220°でも起きませんよ

 

 

大問5は天気の変化(地学分野・2年)

 

問1(1)の露点の問題は、恐らく学校のワークにも同じような問題は載っているはずですが、要するにそのレベルですら満足に解けていないということです

 

理科の学校のワークって意外と侮れませんからね

 

学校のワークの問題を、理由付きで全部解けるのでしたら、恐らく公立入試の理科で困ることありませんよ

 

(2)はA、Bのどちらかで間違えた生徒が大半でしょう

 

図2は午前9時の天気図である→図1から午前9時の気圧を読み取る→図3を見て、あてはまる気圧はどちらかを選ぶ

 

この過程を辿れなかったのでしょう

 

 

大問6は選択問題の仕事とエネルギー

 

問2(2)は、図を書きましょうね(本日3度目)

 

iPhoneImage.png

 

別に100にする必要なかったんですが、まあこの方がわかりやすいかと

 

問3は…これが得点率31.8%とは、何が起きているんでしょうね(^_^;)

 

解説以上のことは特にないです

 

 

大問7は選択問題の天体

 

問2(2)は、解説で色々書いてますが、要は日の出から日の入りまでが24cmなので、南中は中点の12cm

 

11時までで11cmなので、残り1cmは1時間2cmの半分なので30分

 

11時30分ですね

 

 

最後に英語

 

 

大問1はリスニング

 

リスニングで点数を落としている人に聞きます

 

解答解説に放送台本が載っているのですが、それを読めば正解できますか?

 

正解できるのであればリスニングの練習をしましょうということですし、台本を見ても間違えるのであればリスニング以前の問題です

 

 

大問3は共通の短い読解問題

 

A問2(1)はうちの生徒も結構間違えていましたね

 

beforeを接続詞だと思うとgoになるんでしょうね

 

前置詞です(-_-;)

 

A問3は、主語をsheで始める誤答が多かったです

 

元の疑問文を見てください、主語はitですからね

 

 

大問4は共通の長文

 

問4は、tell 人 to do は書けているんですよ

 

come home と go home の間違いですね

 

どちらも帰宅するなのですが、go home が家に向かってどこかを出る、移動する先が家という意味の「帰宅する」なのに対して、come home は話し手が家にいる状態で帰宅について話をする場合、家に到着するという意味の「帰宅する」です

 

私の母はどこにいますか?家にいますよね

 

問6は、まだ後置修飾になれていないんでしょうね

 

 

大問5は裁量の長文

 

珍しく、面白い?長文でしたね(笑)

 

どうしても英語の長文って、ボランティアだったり人の役に立ちたいとか、「よい子」(ここでは令子)が出てくることがほとんどですよね

 

でも、けんたは「お金が最も重要だから、金持ちになりたいな」「お金がたくさんあれば幸せになれるよ」「ぼくの考えが間違っているとは思わないよ。自分の会社を作れば、多くの人に仕事を与えることができて、結果的に多くの人を幸せにする」と、今までにはいなかったキャラ全開で、優等生タイプの令子を戸惑わせます

 

他にも、それぞれのキャラが立っていて、英語の長文ではなくても、将来の職業を考えるきっかけを与えることができる分だと思います

 

文法的には、やはり後置修飾をまだ多用できないので、裁量問題と言ってもこんな感じになってしまうんでしょうね

 

やはり、入試対策用としては2月の道コンを使うしかないのか…

 

問2の並べ替えは、自慢になりますが、うちの生徒はほぼ全員正解でした

 

素晴らしいヾ(*´∀`*)ノ

 

全文和訳と並べ替えの問題集の効果がしっかり出ているようです

 

問3は…これ「what」でもいいのでは?という意見が熟長会で出ました

 

確かに文法上は「what」でもいいんですよ

 

うちの満点逃した生徒も、ここ「what」って書いてました

 

ただ、その前の文で「先生か弁護士になりたい」と言ってますから、やはり選ぶべきなんでしょうね( ノД`)シクシク…

 

英作文は、人に何かを勧めるときの表現を使いこなせるかどうかがポイントでした

 

その場所を勧める理由は、接続詞becauseを使って、お勧めと一文で表現してもいいでしょう

 

 

最後に

 

解けなかった問題に、きちんと向き合ってください

 

何を知らなかったのか、解答に至るまでのどの部分で躓いたのか

 

そこをきっちり詰めていくのが、地味に見えますができるようになる最短ルートです

 

それと、正解している問題にも落とし穴が潜んでいるかもしれません

 

勘で選んだのがたまたま正解していた、読み間違い・勘違いをしていたけど正解していた

 

こういう問題が本番で出題された場合、かなりの確実で間違えます

 

自信を持って答えたわけではない問題には印をつけておいて、後でもう一度解きなおしてみたりした方がいいでしょうね

 

 

それでは、今日はこのへんで



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2020 冬の進学舎セミナー

予告通り、本日行われた進学舎セミナーについての記事です

 

第1部もなかなか面白い話が聞けたのですが、それは緊急性が低いので、やはりここは1月道コンのデータ分析(志望者動向)に絞って話を進めましょうね

 

とは言っても、既に願書は提出し終えて、来週の火曜日には倍率発表なので、今さら「倍率がー」と言っても意味がないでしょうから、倍率に少し触れながら主に志望者のレベルについて取り上げてみましょう

 

そして、ここでお断りです

 

例年であれば、今日のセミナーの資料の画像と一緒に書くのですが、今回は理由があって画像は出しません(夏や秋もそうでしたね)

 

文章だけなので若干わかりにくいかもしれませんが…ご了承ください

 

 

まずは受験者数について

 

石狩学区の裁量問題選択者のみ比べると

 

2017石狩 5438名

2018石狩 5629名

2019石狩 5925名

2020石狩 5720名

 

と、前年比96.5%になっています

 

次に、試験全体の難易度を比較すると

 

2017平均点185.7

2018平均点190.0

2019平均点186.2

2020平均点187.0

 

と、平均点は昨年とほぼ変わらず

 

        2017           2018          2019          2020

SS70 257( 203名) 261( 142名) 258( 217名) 265( 135名)

SS65 231( 968名) 235( 981名) 232(1079名) 238( 910名)

SS60 205(2322名) 209(2465名) 206(2476名) 211(2294名)

SS55 179(4167名) 183(4369名) 180(4417名) 183(4186名)

 

昨年と比べ、高いSSを出すには得点が必要で、SS70以上の生徒が減ったということを念頭に置いて、以下の説明を聞いてください

 

それでは、まず、南・北・西・東から

 

 

南は志願者は32人減、SS70以上はなんと52人減です

 

この数字だけ見ると「今年の札幌南はレベルが低い!」と思ってしまうかもしれませんが、SSとはその試験の中での位置づけなので、そもそも昨年と比較すること自体がおかしな話で(母体が違うので)、さらに平均点が高かったり標準偏差が大きいと高い値が出ないようになっています

 

ランク構成に関してはAランクが44人減に対してBランクが14人増

 

Aランク自体の数は増えているのに、ちょっと意外な感じがしました

 

ボーダーラインについては、それほど変わらないと見ています

 

 

北は昨年と比べ27人増、ただS68以上は4人減とそこまで高レベル化しているわけではありません

 

では、どの層が増えているのか?

 

AランクでSS65、66の層です(昨年比30人増)

 

ここは、道コンでのボーダーライン付近からやや上の部分にあたります

 

倍率も昨年に比べて上昇すると思われますので、激戦になりますね

 

意外に思われるかもしれませんが、東への出願変更を考える生徒が多く出てくるかもしれません

 

ランク構成はAランクが9人増、Bランクが16人増です

 

ボーダーラインは若干上がるのではないでしょうか

 

 

西は昨年と比べて21人の減、SS65以上の生徒は何と52人の減

 

同じことの繰り返しになるので書きませんが、南と似ていますよね

 

ランク構成は、Aランクが10人減にBランクが5人減、Cランクも11人の減です

 

倍率は昨年ほどではないでしょうが1.5倍を切ることはないでしょう

 

ボーダーも昨年並みかやや下がる程度だと考えられます

 

 

そして、近年最初の出願で注目を集め続けた東ですが、今年は1月道コンでは83人の減です

 

当然、SS64以上の生徒は51人の減です

 

しかし、SS60から64の生徒だけ見ると22人の減に留まっています

 

つまり、昨年と比べてボーダーラインを越えている生徒が減っているということです

 

これは必然的にボーダーラインは下がりますよね

 

ただ、下がったと言っても、そのボーダーライン付近の生徒の数はさほど変わらないわけですから、激戦であることには変わりありません

 

「例年と比べて低いボーダーラインでの激戦」と思っていてください

 

この傾向のままの入試になると、この世代は南北西に水をあけられてしまう可能性が高いです

 

まあ、その分、学校の先生たちは気合を入れて臨むでしょうが

 

ランク構成はAランクが21人減、Bランクが35人減、Cランク27人減です

 

 

続いて、旭丘・国際情報・月寒・北広島にいきます

 

まず、旭丘は23人の増、SS62以上も21人の増です

 

わかりやすいですね

 

倍率はほぼ同じか若干高くなり、ボーダーラインも上がることは間違いないでしょう

 

そして特徴的なのはランク構成

 

Aランクが44人増に対し、Bランクが14人減

 

これも、私がボーダーラインが上がると断言する根拠の一因です

 

 

 

国際情報の普通科は昨年と比べて29人減、しかし昨年が48人の増加だったことを考えれば、一昨年と比べて増えていると見ることもできます

 

SS62以上は3人しか減っていないことを考えると、倍率は下がってもボーダーラインは変わらないでしょうね

 

ランク構成はAランクが4人増えたのに対し、Bランクは30人減

 

これは厳しい(^_^;)

 

Aランクの子は油断していると足元すくわれますよ

 

周りも自分と同じ内申点の子ばかりですからね

 

Aランクであることはアドバンテージだと考えない方がいいです

 

 

月寒は、1学級(40人)の定員削減になります

 

そうなると、志願者が12.5%減って、やっと昨年と同じ倍率になるということになります

 

1月道コンは昨年比34人減ですが、9%減に留まったので、このまま行くと倍率は上がるでしょうね

 

後は、1学級減を嫌って志望校を変えた子がどれくらいいるかでしょう

 

SS58以上の生徒は24人減

 

ボーダーラインは、昨年同様か、やや上がる程度で極端な上昇はないでしょう

 

ランク構成は、Aランクが7人増に対し、Bランクが6人減、Cランクが32人減

 

なるほど、定員削減の影響は、もうここに出ているかもしれませんね(Cランクのチャレンジが少ない)

 

 

北広島は昨年比32人の減

 

SS56以上の子は35人の減ですから、ボーダーライン上か越えている生徒が昨年と比べて減っていると見ることができます

 

倍率は近年1.3倍台で高止まりしていますが、さすがに今年は下がりそうですね

 

ランク構成は、Aランクが2人減、Bランクが4人増と変化が少ないのに対し、Cランクが37人の減と、この層の減少がそのまま志望者の減少につながっていると言えます

 

そうなると、旭丘のところでも説明しましたが高ランクの子の割合が大きくなるので、倍率が下がったとしてもボーダーラインはそこまで変わらないでしょう

 

 

ここから先は、特徴的なところだけダイジェスト的に取り上げていきます

 

 

手稲

志望者・SSともに昨年とほぼ同じだが、1学級(40人)定員削減の影響が出そう

 

新川

志望者減、SS上位層は微減、倍率が下がればその分ボーダーラインは下がりそう

 

藻岩

志望者増、SS上位者も増、今までそこまで高倍率になることがなかったが、今年は倍率・ボーダーラインともに上昇しそう

 

啓成(普)

志望者減、SS上位者微増、近年定員割れの年もあったが昨年は回復、今年も倍率は若干下がっても受験者のレベルは下がっていないためボーダーラインは昨年並みか若干上昇か

 

清田

志望者大幅減、SS上位者減、やはり2学級(80人)定員削減の影響は大きい、特にDランクが39人減、それでも定員削減よりも志望者減の割合が小さいため実質的には倍率上昇、ボーダーラインも上昇となりそう

 

北陵

志望者微増、SS上位者微増、1学級(40人)定員削減関係なく志望者が増えてしまった、仮にこれが倍率に反映されるとBランク13人増もありボーダーラインはかなり上昇するものとみられる

 

平岸

志望者大幅増、SS上位者変わらず、昨年1.47倍だったこともあり隔年傾向発動、しかしレベル的にはむしろ下がっているといえるので、ボーダーラインをかなり越えている生徒は倍率に臆することなく受験してほしい

 

稲雲

志望者増、SS上位者増、例年低倍率で無風の稲雲が今年はちょっと荒れそうな雰囲気

 

 

そして、普段滅多に取り上げないのですが標準問題採用校から2校、かなり注意してほしい高校があるので取り上げようと思います

 

石狩南

志望者昨年比58人増、SS48以上21人増

Cランク10人増、Dランク20人増、Eランク15人増、Fランク8人増

倍率、ボーダーラインともに上昇することは間違いないか

 

白石(定員40人削減)

志望者昨年比24人増、SS47以上7人増

Dランク11人増、Eランク8人増

1学級減にも関わらず志望者増にSS上位者微増、仮にこのままの傾向であれば倍率は1.4倍を優に超え、白石高校受験者にとっては過去に例を見ない厳しい入試になるだろう

ただし、ボーダーラインの幅が広い(得点がばらけやすい)高校でもあるので、ボーダーライン付近は激戦でもランク上位者や道コンSS50以上の生徒にとっては例年同様の入試と言える

 

 

あと、気になるのは私立高校の出願状況ですね

 

そのうち道新などで発表されますが、就学支援金の増額と対象拡充により、実質授業料無償になる世帯が増える好影響がどこまで出るのか

 

それが公立高校の出願状況にも表れてくるかもしれません

 

具体的には、標準問題採用校の定員割れ増加と、入試当日の欠席者の増加ですね

 

いずれにしても、今日書いた倍率云々の話は、道コンの数字をもとに私が勝手に想定したもので、来週の火曜日になれば実際の倍率がわかるのですから、今日の記事で一喜一憂しないでくださいね

 

じゃあ書くなって話ですが(^_^;)

 

 

明日は1月道コンの感想(後編)です

 

それでは、今日はこのへんで



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