札幌市中央区北1条東1丁目6−16ニューワンビル3階
「学びや むげん」代表のたかとりーなが日々考えていることです
なぜ間違いを認めないのか
最近、twitter上で、定期テストの怪しい採点についての投稿を巡って色々な意見が出ていましたが…

私の場合は、テスト問題でした(-_-;)

即、記事にしたわけでなく、生徒に確認もしてもらったのですが…


さっそく、問題を見てください

とは言っても、テスト用紙をそのまま載せると「著作権が〜!」と言いだしそうなので、私の手書きで

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ちなみに、a・bの揺れを何というかという問題もありました(もちろんaは初期微動、bは主要動でした)

わかりましたか?

※表現を直しました
A地点とB地点の地震が発生したところからの距離の差が30kmで、時間の差が5秒だから、30÷5=6

秒速6kmです


そう、説明したそうですよ


あ〜、なるほど〜

って、そんなわけないでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!

初期微動継続時間でわかるのは震源からの距離であって(ここでは60kmで10秒、90kmで15秒ですから、ちゃんと比例関係になっていますね)S波の速さが出せるわけがない

あなたが求めたのは、初期微動継続時間1秒あたりの震源からの距離だ!断じてS波の速さではない

ですから、この問題は解けないんです

この先生、ひょっとして…

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この問題と

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この問題の区別がついていないのでは(-_-;)

上は左端が地震発生なのに対し、下は左端が初期微動の開始

時間の差によってP波やS波の速さが求められるのは上の問題です


今日、私が言いたいのはですね

先生だって間違えることはあります

高校入試や大学入試で作問ミスがあることもあります

大事なのは「間違いを認めること」だと思うのですよ

それを、生徒に質問されたら「あ〜、これは初期微動の途中からの図でね…」とか

明らかに嘘だとわかるようなことを言ってごまかすな!

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数年前もそうでした

学力Aで日米和親条約についての問題が出て、下田を神奈川県と思い込んで採点をし

生徒に「下田って静岡県ですよね」と言われても、最後まで自分の間違いを認めなかった、某中学校の先生


あなたたちは、間違いを指摘されて、それを認めたら「負け」だとでも思っているのですか?

それとも、そう誰かに指導されているのですか?


生徒に舐められるから

先生としての立場が


もし、本気でそんなことを考えているのであれば、それは丸っきり逆です

自分の間違いも認められず、嘘でごまかそうとする大人を、生徒たちが尊敬し信頼するとでも思っているのですか?


そもそも

勉強不足なんです!


今回の理科のテストを作った先生

以前にも、記事で取り上げていますからね(-_-;)

仕事しろ!


以前も書きましたが、「学校の先生の授業はあてにならない」と言われて悔しくないんですかね?

あぁ、以前twitterに「保護者や塾関係者からのクレームには『我々は教員免許を持ったプロです』などと言ってあしらうのが正解だと教職の授業で教員のOBから教わった」というのがありましたね

プロねぇ…


それでは、今日はこのへんで


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守ってほしい3つのこと
今日の中1の授業で、テスト後に気を付けることについて話しをしました


悪い点数を自慢しないこと
(そうすることで、周りの気を引こうとしているのかもしれませんが)

他の人の悪い点数を言い訳に使わないこと
(悪い点数を取ったことを責めてしまうと、反射的に出てくることがあります)

自分の点数に責任をもって、「忘れる」ことのないこと
(覚えていないということは、自分の点数に関心・興味がないということです)


もし、良い点数を取りたければ、上の3つのことを守ってくださいと伝えました

ただ…

今まで「取りたくて悪い点数を取る子はいない」と思っていたのですが、先日紹介した本の内容だと「目的があって悪い点数を取る子もいる」ということになるんですよね(-_-;)

怖いなぁ


ちなみに、中1の結果はほとんど聞いていません

雰囲気的には…

なめてかかって、返り討ちに遭ったって感じなんですよね(-_-;)

まあ、それならそれで、次頑張ればいいだけです


それでは、今日はこのへんで


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日本ダービー
教室開放中のため、リアルタイムで映像を見ることはできませんでしたが…

いや〜、いいレースでした(^-^)

もちろん、それは馬券も的中したから、そういうことが言えるのですが(笑)
※的中って言っても、賭けた分が利子付けて戻ってきたとか、その程度です

来週からは、来年のダービーに向けた新たな戦いが始まります

似てますね

私の仕事も、受験が終わったら、また来年のことを考えなければいけないという風に、終わりがないですからね(^_^;)

そうやって…私は年を取って行くんだなぁ

平成になってからのダービーは全部見てますからね(笑)


さて、明日からテストの結果も少しずつ判明してくると思います

次のテストに向けて、何をしなければいけないか

そう、終わりはないんです


それでは、今日はこのへんで


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難しい、でも面白い
今、読んでいる本が

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この2冊

若干、読み始めたのが遅い気もしますが(笑)

一度読んだだけでは、理解できないでしょうから、何度も読むことになると思います

でも、ところどころ

「あ〜、なるほどなぁ」

と思わされるところもありますよ

もちろん、今までの発想の転換になる部分もありました

教室での指導に役立ちそうですね


そして、ここ数日、心の奥にあったモヤモヤも晴れたような気がします

それだけでも、読んだ価値はありました(^-^)


さて、明日も先週に引き続き教室開放です

そして…


日本ダービーの日です


それでは、今日はこのへんで
 


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腐るなよ
久々に、面白い記事に出会いました

ある有名な元サッカー選手が監督を務めるチームの、セレクションの話

300人以上いる受験者の中からミニゲームで50人に絞り、保護者同伴での面接、しばらくチームに帯同し練習に参加して、最終的には5名が合格

その合格基準というのが「出られない時にどれだけ真剣に努力できるか」なんだそうです

50人に選ばれるような子に技術の差はほとんどない

ただ、この子たちは恐らく今までにサッカーで困った経験がないであろう、いわば「お山の大将」

試合に出られるのは11人だけ、出られないことの方がはるかに多い

そこで、腐らずに努力を続けられるか

努力し続ければ芽が出るとは限らないが、努力できない子は100%芽が出ません


あぁ、これ私が好きなあの言葉と同じですね

「努力した者が全て報われるとは限らん。しかし!成功した者は皆すべからず努力しておる!!!」by鴨川会長

まあ、「すべからく」の使い方間違えているんですが(-_-;)


ブログ主さんも書いていますが、これ高校生にもあてはまりますよね

入学するときには、そこまで大した差はないはずなのに、気がつけば大きな差がついている

南北に合格するような子でしたら、今まで勉強で挫折した経験などないでしょう

そこで、腐らず努力できるか、諦めてしまうか


もうすぐ最初の定期テストです


それでは、今日はこのへんで


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2016年 札幌光星中学・高等学校説明会
2日連続の説明会、今日は札幌光星中学・高校です

毎年参加しているのですが、感心するのは手際の良さ

ドタバタした感じがなく、説明にもよどみがない

そしてスケジュール通りに終わるんですよね

こういうところから、授業の進め方なども計画通り行われているのだろうなと推測することができますよね


2部構成で始めに高校部、休み時間を挟んで中学部(6か年コース)の説明でした

まず高校部から

今年の入試についてですね

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ステラコースは年々志望者が増えていますが、だからと言って枠を広げるつもりはなく、これからも1クラス編成でやっていくとのことでした

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今年は、国語の記述・理科の物理、化学分野での計算問題の正解率が低かったそうです

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次に進学実績

とにかく驚きました

国公立大学合格者数(現役・浪人含む)

2012  71名
2013  74名
2014 133名
2015 115名
2016 163名

国公立大学合格者数(現役のみ)

2012  26名
2013  47名
2014  86名
2015  82名
2016 127名

目立つところでは、京都大1名、東北大2名、国際教養大1名、北大11名、札医5名、旭医2名(いずれも現役)


国公立大学の合格者数を一気に伸ばしましたね

道内国公立大学の現役での合格者は、一昨年から54⇒60⇒82

ステラコースからは今年29名中25名?(資料には「など」と書いてあったので)、6ヵ年コースは55名中20名が国公立大学に合格しています

ということは…127−(25+20)=82

82名は特進または文理からの合格ということですね

※昨年の記事で「6ヵ年コースは教室に戻って詳細に資料を見てから、現浪合わせての実績だと気づきました。このあたりは高校側の説明不足ですね。現役のみの数字だと思われてる方がほとんどだと思います。ですから、せっかく特進・文理から何名程度国公立大学に合格者が出ているのかを割り出そうとしても、数字が出せませんでした」と書いたからでしょうか。きっちり、現役の数字で資料を作成していただいた上に「特進が国公立合格の7割以上を占めています!」との説明もありました(^_^;)

計算すると7割以上は言いすぎですね(笑)

でも、ステラや6か年だけでの実績ではないというのは、間違いありません

考えてみれば、ステラや6か年の人数はそれほど多くないわけですから、学校全体で実績を伸ばそうと思えば、一番人数が多い特進クラスを底上げしなければいけませんよね

ただ、残念なことに「なぜ、特進クラスがここまでの好成績を挙げたか」の検証はされていませんでした(例年通りの説明)

普段からやっていることが、成果になって表れてきたということですかね?

ちなみに、北大の医学部医学科に合格した生徒は、光星が第一志望だったそうです(コースは聞きませんでしたが)


さて、ここまで褒めちぎってますが苦言も一つ

「国公立大学と言ってもピンからキリまでありますよ」ということです

例えば、東大・京大・東北大・北大のいわゆる旧帝大の合格者は

15⇒14なんですよね(札医・旭医が1⇒7なのは素直にすごいと思いますが)

北見工大1⇒5、札幌市立2⇒6、弘前3⇒9、高崎経済0⇒6

特に高崎経済は中期日程という異なる日程があるため、受験させやすいわけです(それでも本州ですし倍率も例年高いです。レベル的には小樽商大と同じかちょっと下だと思っていただければ)

私が何を言いたいかというと「とにかく国公立大学に現役で合格させることが目的になっていませんか」ということです

某公立高校のように(^_^;)

数字だけが一人歩きして、中身に目が届かないのであれば困ります

なかなか数字としては表せないと思いますが、「第一志望の国公立大学にどれだけ合格したか」というのが本来評価されるべきポイントだと思います

どこかの高校で、それを調べていただけるのを期待しています(笑)

ちなみに、4年から5年に上がるときに、特進⇒ステラ、文理⇒特進とコースを変更することができます(昨年質問したところ、目安は特進⇒ステラが進研模試全国SS65、文理⇒特進がSS50〜55と聞きました)

このように、コース変更をした生徒が、今年の大学入試で良い結果を残しているという話も聞きました

何はともあれ、今年の進路実績は「光星はステラコースだけじゃないよ!」という強烈なアピールになったのは間違いありませんね


今年度も、ステラコースは内申(ランク)の考慮は一切なし、本番で250点以上取れば確実に合格

特進・文理も、それぞれ200点・160点をこえれば、内申ランンクに関係なく合格だそうです(それ以外はランクと当日点の併用で合否を出します)


次に中学部

昨年がここ数年で最高の受験者数と入学者数だったのですが、今年は入学者こそ昨年より若干減りましたが、志望者が30%増(60名増)、4年前と比べると何と倍増という結果に

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説明会後に質問に行った際「志願者増に開成中等教育学校の影響はありましたか」と聞いたのですが、「入試形式も違いますので、開成さんの影響が強いということはないと思います」とのことでした



でも、開成中等教育学校の合格発表の後に入学手続きできるようにしているのは「そういうこと」ですよね(嫌な奴

まあ、開成に合わせた試験を実施するという、札幌日大さんほどではありませんが(別に札幌日大さんを批判しているわけではありませんよ)

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さて、私立中学の説明会で必ず出てくる話が「大学入試改革」です

光星中学校では以前から「ルクスプログラム」というものに取り組んでいますね

今回は、そのルクスプログラムについての説明もいくつかありました

大学入試改革が決まる前から始まっていますから、今では相当洗練された授業が行われていると思います

ここ1,2年で同様のことを始めたところの一歩も二歩も先に言っている感じですね

これは大きな差だと思います

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この小冊子なんですが、卒業生の座談会や保護者の声も掲載されています

座談会、面白いなぁ(笑)

保護者の声の方は、まあ、お決まりのパターンで良いことしか書いていないのですが、具体的にどこが良いのか、何が良いのかが書かれているので、光星中学校がどんな学校なのか、受験を考えている方には参考になるものだと思います

良いことしか書いていませんが(笑)


そうそう、入学試験と入学後の成績ということで、現中2生と現中3生のデータが載っていました

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ふむふむ

現中2生はまだしも、現中3生はカオスですね



なぜ、現中2生は「1学期期末」で現中3生は「1月実力」と、違う時期の違う種類のテストなんでしょうか(^_^;)

まあ、これが「わかりやすい結果」だったからなのでしょうが、実験のデータ集める時にこんなことしたら怒られますからね(-_-;)

「都合のいいデータばっかり拾ってくるな〜!!!!!!」って

なので、次はぜひ「同じ学年の縦の比較」(入試⇒9月⇒1月⇒1年後の1月⇒2年後の1月のように)でお願いします

それなら「入学後8か月が勝負」というのも明確に判断できると思います


あと、毎年恒例?の外部流出についての紹介もありました

「これが学校に対する満足度を示しているかどうかはわかりませんが…」との前置きの後で

現大学3年生 82−0
現大学2年生 67−4
現大学1年生 60−3
現高校3年生 80−1
現高校2年生 52−1
現高校1年生 61−2

※実は昨年「ただ、これを満足度の指標としてとらえるのは、ちょっと考えたいですね。そもそも、外部受験をするためには、中学校を退学して、公立中学校に転校しなければいけない、と聞きます。その手間とリスクを考えると、二の足を踏む方も多いのではないでしょうか。ただ、とある中高一貫校では、大量の外部中退や外部受験があったとも聞きます(詳しい方はご存知でしょう)。
そういったところと比べると、良い方なのかもしれませんね。」と書きました…

よく読まれてますね(^_^;)


最後に入試の日程とプレテストについての説明がありました

入試については、今年も400点満点の6割、240点が合格安全圏であるとのことでした

今のところ男女比は2:1くらいですが、男女で合格基準を変えたりすることはなく、一律で合否判定しているそうです

また、プレテストは昨年は受験者の79.2%が受けていたようです



資料見て思ったのですが、ほぼ、プレテストの受験者と出願者に同じ傾向がみられますね

ということは、今年のプレテストの受験者数で、今年の出願者がおおよそ読めると

だから何だという話ですが(笑)

ちなみに、このプレテスト

希望すると過去問ももらえるそうですよ(今までそういった希望はなかったそうですが)

入試の過去問は直前にやりたい、または入試の過去問をやりつくしたので、同じ傾向の問題をもっと解きたい

プレテストから実際の入試問題を使いまわしたりはしてないそうですので、良いんじゃないですかね


書いたことをもう一度見直してみると、結構否定的なことを多く書いたような気がします(-_-;)

期待している分だけ辛口なんです、多分(笑)

あと、アンケートを提出し忘れてしまったので、その代わりに言いたいことを書いたという部分も大きいと思ってください


今さらですが、札幌光星中学・高等学校の評価は、私の中では非常に高いです

ここ数年はステラコースばかり注目されていましたが、特進コースがこのままの勢いを続けると…

私立高校の勢力図が書き変わってしまうかもしれませんよ


それでは、今日はこのへんで


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2016年 北嶺中学・高等学校説明会(追記あり)
※説明会の最後の方に質問に対する回答があったのですが、その内容を記載するのを忘れていました
この記事の一番下に書いてあります

2〜3日後とか言っておいて、当日に更新してしまいました(-_-;)

いや、うちのテスト前ってそんなに忙しくないんですよね

まあ、いつもよりは質問多くなりますが、生徒たちは勝手に勉強してますんで(^_^;)

逆に、明日の方がいつも通りの授業なので、更新難しいかもしれないです


さて、昨年同様、うちのブログを見て北嶺の情報を手に入れようという方は、保護者対象の説明会や私学展などで聞くことができる
話は求めていないと思います

「ここだけの話」的なものが少しでもあって、参考にしていただけたのであれば嬉しいです

まずは、今年の中学入試の結果から

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ご存知の方も多かったと思いますが、出願者数560名(昨年388名)、倍率4.6倍(昨年3.2倍)は過去最高の数字でした

ただ、これを見ていただければわかるように、増えた分は新設された大阪会場の分であって、入学者の大半を占める専願の受験者数は、むしろ昨年よりも減っていました

結果、専願の実質倍率は2.0倍で、昨年とほぼ同じ

今年が特別入りにくい年だったということではなかったようです(それでも2.0倍は、かなりの高倍率です)

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札幌市内・近郊からの専願受験者はー7名と微減ですが、併願が大きく減ってー29名

これは、立命館慶祥中と試験日程が重なった影響が大きいでしょうね

ちなみに、試験日程の発表は北嶺さんが「自分たちの方が先」だと力説してました(笑)

立命館慶祥さんは、「北嶺さんが試験日程をぶつけてきた」って言ってますが…

     立命館      北嶺
2013:1月9日(水) 1月14日(月・祝)
2014:1月9日(木) 1月13日(月・祝)
2015:1月9日(金) 1月12日(月・祝)
2016:1月8日(金) 1月 8日(金)

今まで3連休の月曜日に入試行っていたので、てっきり1月11日だと決めつけていたんでしょうね

そもそも、例年通り1月9日に実施していれば問題なかったのに(^_^;)

まあ、1月9日(土)は札幌日大の試験日なので、地理的なものもあってそちらを優先したんでしょうね

来年は…

2017:1月8日(日) 1月8日(日)

どちらかが1月9日(月・祝)にすればよかったのに(^_^;)


そして…

先ほどの表を見て、何か違和感を感じませんか?

東京一般に比べて、大阪一般の合格率が高いですね

灘中などを受験する層がお試し受験してきたそうですよ(^_^;)

ちなみに、大阪一般からの入学者は「0名」だったそうです(笑)

そうそう、勘違いされている方はいないと思いますが、何度も出てきている「専願」という受験区分

「北嶺以外は受験できない」という意味ではありませんからね

他の学校を受験してもいいが、「北嶺に合格した場合必ず入学する」という意味です

「併願」には特にそういった制限はありません

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ここからは、今年の入試の分析をズラズラっと

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国語は昨年よりも平均点が25点以上も上がり(去年が特殊でした)最高点も87点だったことから。国語でそれほど大きな差はついていない

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やはり、例年通り算数が、合否を決める教科となったようです

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理科はやや易しめ、社会はやや難しめでしょうか

そして、受験区分ごとの合否点ですが

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専願は昨年に比べて37点アップ、一昨年と比べても23点アップですね

今年に関して言えば「半分取れてもダメだった」ということです

でも、これは一般会場の合格者が増えたこととは関係ありませんよ?

それは、各受験区分の平均点程度を合否点に決めているからです

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受験者平均点の173点と比べると、専願受験したことにより47名が救われたという形になるのだそうです


さて、北嶺と言えば「青雲寮コース」が有名ですが、新寮棟を作ったにも関わらず、このままいくと「溢れてしまう」そうです(^_^;)

ですから、今年は人数を40名程度に絞らせていただきますとのことでした

青雲寮コースの認定条件は上の画像を見ていただければわかると思いますが、成績上位でないと、道外でも入寮できなかったりするそうです(もちろん札幌市内も)

今年はその辺りの兼ね合いで、例年はいない追加合格者が出たそうです(若干名)

ただ、これは稀なケースで、基本的に追加合格はないものだと思っていた方がいいようです

昨年も書きましたが、「青雲寮コース」は遠隔者のための寮ではなく「東京大学や医学部医学科などの難関大進学をめざすコース」だということです


次に学校での取り組みについて

新大学入試制度を意識しているのかプレゼンテーションやディスカッションを取り入れ、昨年度から始まった「Gプロジェクト」に向け、英語の授業に様々な工夫をこらしているようです

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このあたりは、私がここで書くより、学校のホームページにより詳しく載っているので、そちらを参考にされた方がいいと思います

おやっ?と思ったのは、短期留学制度ができたこと

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学校側としては「留学は大学に行ってからでもいいだろう」というスタンスだったそうですが、「Gプロジェクト」を進めるにあたって、ニュージーランドの学校と姉妹校となった関係で、短期留学についての説明会を開いたところ、予想を大幅に上回る保護者の方が参加して、関心の高さに驚いたそうです

今までは、他の私立中学校と比べて遅れていたこの分野が強化されれば、鬼に金棒ですね(^_^;)

新大学入試制度と言えば

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この赤文字で書いている部分「論理力思考型テスト」なるもの

昨年から始めたそうですが代ゼミで作られたものを採用しているようです

どんなものなのか、受験したら生徒に持ってきてもらおうと思います

他には

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旭川医大で行われるディスッカッションや、各医大で行われる個別面接についての指導

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恒例?のブラックジャックセミナーなど、進路に対するモチベーションを上げるための様々な仕掛けも行われています


次に、大学の合格実績

これも写真を見てもらうのが早いでしょう

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学校側としては東大の入学者数にこだわりがあるようで、2年連続で9名と、1ケタにとどまったことは相当悔しがっておられました

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その一方、医学部医学科に進学する生徒の数は過去最高で、図らずも北海道における「医学部医学科人気」を再認識しました

南や北なんかは、数年前から完全に意識して取り組んでますよね

これは、GWに國立先生が来た時にも話題になったんですよ

北海道(いや全国的か?)では、とにかく成績優秀な子は「医者」を目指すと

もちろん、国家試験の難しさ、命を預かる職業ということからも、かなりの学力を有していないと務まらない職業なのはわかるのですが…

技術開発などの分野にも、優秀な学生が進んでほしいなぁ…と

ただ、そのためには、今の日本の残念な研究環境を改善しないと、どんどん海外に流出してしまいますよね



話がそれました(笑)


最後に、2017年度の入試要項を確認して終わりにしたいと思います

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出願書類の通知表のコピーは合否基準には「全く」使わないそうです(以前は個人調査票を提出してもらっていたそうですが、合否の材料にしないのであれば手間だからコピーにしようと(笑)きっと見ているのは通信欄とかではないですかね)

今年は秋田会場をなくして、新たに名古屋会場を新設します

ただ、昨年同様、道内の専願受験の子に影響を与えることはなさそうです


気がつけば画像だらけで…「手抜き?」と思われそうですが、そんなことはありません(^_^;)

もし、ここに書かれていないないことで私にわかることがあればお答えしますよ

まあ、基本的に、学校に直接聞いた方が早いですし、正確な答えも帰ってくると思いますが(笑)

※追記
浪人について
配布された生徒の進学先の資料で、空欄になっているのが浪人または進学先が不明な生徒だとの説明がありました
今年3月に卒業した生徒は125名で空欄は49名
浪人率は約40%ですね
この中には、国公立大学に合格したものの、あえて浪人を選んだという生徒もいるようです
多いのが第一志望の前期日程が不合格で、後期日程の大学には合格したものの、やはり第一志望の大学に行きたいということで浪人することにしたケースですね

高校からの進路変更について
0ではないと
10期生くらいまでは、毎年1ケタくらいいたとのことです
今は、0か1という状況が続いているそうです
理由としては、学力不振・共学の学校を志望・部活に専念したい等々
入学者の数と卒業生の数を追いかければ、詳細な数字はわかると思いますが、あまり意味がない気がするのでやめてきます(笑)


それでは、今日はこのへんで


| - 北嶺 | comments(3) | trackbacks(0) |
2016札幌創成高校説明会の内容について
意外?と生徒たちが早く帰ったこともあり、ブログを書いてから帰ることにしました

今日の午後、札幌創成高校の崎田先生が、先日出席できなかった説明会の資料を持ってきてくれた上で、内容の説明までしてくれました

ありがたい話です<(_ _)>

大掛かりなものは9月に行うそうなので、今回は高校入試の結果と卒業生の進路報告についてのみだったそうです

卒業生の進路報告については、以前の記事で取り上げていますので、ここでは高校入試の結果について書こうと思います


まずは入学者数から

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定員は305名ですから、定員を満たしているわけではありませんが、注目すべきはS選抜の生徒数です

16名ということで、入学後にA特待からコース変更した5名を加えて21名で、単独のクラスになったそうです

これは、札幌創成高校始まって以来のこと(今まではS選抜とA特待の混合クラス)で、期待が持てると話しておられました

S選抜・A特待・GL(グローバルラーニング)合わせた数も90名と、前年比1.5倍、全生徒数に占める割合も25%から35%と変化してきています

次に入学者の併願校について
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やはり、今年は国際情報高校の高倍率の影響が大きかったようですね

続いて入学者のランク別内訳

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A〜Cランク、Dランクともに増えていますが、E・Fランクが減っています

なので、Fランク以上の生徒数でみると、昨年とほぼ同じであると

これはどう捉えればいいんですかね

S選抜・A特待・GLの生徒が30名増えた割には、確かにDランク以上の生徒は増えたたがFランク以上の生徒は増えていないわけで

総合コースとの2極化が進んでいるということでしょうか

そんな今年の入学生の特徴

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例年二泊三日で春合宿というものを行うらしく、その時点ではまだ公立不合格を引きずっている子も多くて、精神状態の立て直しから入るのが常だったのだそうですが、今年はそこで苦労することがほとんどなかったのだとか

まあ、それは良いことだと思いますし、創成高校が認められてきた証拠でもあると思いますね

公立はダメだったが、この高校で3年間頑張ろうと切り替えることができているわけですから

後はステップアップタイムですね

放課後の補習や課題で雁字搦めにしなくなったというのは、プラスだと思いますよ

9月の説明会では、新年度の学校での取り組みを報告してくれるそうです

そして、6月中旬には学校にも行ってこようと思っています

その際にはまた記事にしようと思います


別に創成高校の回し者ではないですからね(笑)

ちなみに開塾以来、創成高校を受験した生徒は「0人」です(-_-;)

なかなか、北区には通いづらくてねぇ…


さて、明日は5時起床(30分早くなった)なので、早く帰ることにします

それでは、今日はこのへんで


| - 札幌創成 | comments(0) | trackbacks(0) |
アイドル刺傷事件に思う
以前、警察にいた(もう20年ちかく前ですが)からわかるのですが…

基本的に、警察は「もめごと」の段階での介入はしたがりません

事件が起きてからでしか、動かない(正確には動けない)のです

今回の事件でも「容疑者を見かけたら110番するように」とは言ってますが…

見かけただけで通報しても、本当に来てくれていたかどうか(-_-;)


犯罪に巻き込まれる時って、通報する余裕すらないことがほとんどです

ですから、お子さんに護身用といって携帯電話を与えている保護者の皆さん

「携帯は護身用にはなりませんよ」

過去の犯罪を見ればわかります


ですから、ストーカーやつきまといの被害に遭っている方は、「警察に相談したから安心」とは思わないでくださいね

「自分の身は自分で守る」

そういう世の中になってきましたよ

ただ、民間組織でそういうのを作ろうとすると…一歩間違えれば「あの筋の方」たちの出番になりますからね

「おう、兄ちゃん。あの子に今後一切近づくなよ。近づいたらどうなるかわかってんだろうな。」



難しいですね(^_^;)


さて、明日は札幌創成高校の先生が、先日の説明会の資料を持ってきてくれます

色々書きたいのですが…明後日朝5時半起きなので(-_-;)

朝自習の時間に記事仕上げて、水曜日か木曜日の更新にはできるかもしれません


それでは、今日はこのへんで


| 雑談 | comments(0) | trackbacks(0) |
さあ、どうなるかな
今日は、定期テスト前の自習開放

勝手知ったる中2、中3生は…まあ、いつも通りですね

初めての定期テストを迎える中1生は



うん、微妙な勉強方法ですね(笑)

そして、時間もなんとも中途半端

家に帰ってから、またするんでしょうか??

しないですよね(-_-;)

「塾で勉強してきたもん」ってな感じでしょうか

明日の授業でも話しますが

定期テスト3日前の日曜日に、塾で3〜4時間勉強したのが「テスト勉強」だと思われたら、先が思いやられますからね…

こういう時こそ、先輩に学べばいいと思うのですが

勉強方法も、勉強時間も

そのための無学年方式なんだけどなぁ


まあ、最初の定期テストです

手取り足取り教えてもいいのですが、まずは自分でやってみないことには、人のアドバイスを聞き入れる土台もないわけです

成功するにしろ、失敗するにしろ、自分なりの体験がない限り、それはただ指示に従って「やらされるテスト勉強」にしかなりません

理想的な順に並べると


勉強した⇒点数良かった

勉強しなかった⇒点数悪かった

勉強した⇒点数悪かった

勉強しなかった⇒点数良かった


一番下は最悪ですね(笑)


さて、定期テストに説明会が2つと、忙しい一週間が始まります

寝不足で体調を崩す事態だけは避けないと


ちなみに水曜日のスケジュール

朝7時からの教室開放に備え5時半起床

朝自習終了後、北嶺の説明会へ

帰ってきてすぐに2日目に備えての教室開放

いつも通り午後10時半まで授業


説明会の記事は下手をすると書き終わるまで2〜3時間かかるので、睡眠時間が2〜3時間で次の日も同じスケジュールをこなすことになってしまいます(-_-;)

それは無理だなぁ…

というわけで、説明会の記事は2日遅れて金曜日と土曜日になる予定です

ご了承ください


それでは、今日はこのへんで


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