札幌市中央区北1条東1丁目6−16ニューワンビル3階
「学びや むげん」代表のたかとりーなが日々考えていることです
<< ゆっくりでもいいんだよなぁ main 等式の変形 >>
頑張れるのは何のため?
1学期の期末テストが近づいています。

北海道では、1年生の1学期の期末テストから高校受験の内申点に関わってきます。
内申点とは、1年の学年末評定×2+2年の学年末評定×2+3年の学年末評定×3で計算され、学年末評定とは1学期、2学期、3学期を総合的に見て評価するものです。
そのため1学期に出遅れてしまうと学年末評定で5がなかなか付きづらいのです。

そのためテスト前にかける言葉としては「将来の高校受験のために頑張ろう」というものになりがちなのですが…

中1生に2年以上先の高校受験を意識しろと言っても、伝わりづらいですよね( ̄▽ ̄;)
中2生についても同じです。

どうも、この「自分のために頑張れ」系のメッセージというのは、イマイチ生徒にはピンと来ないのではないか?
それでは彼らは何のためにだったら頑張れるのでしょう。

「今度のテストで○○点以上取ったら、△△買ってくれる?」

よく聞くフレーズですね。
目標が具体的に定まり、かつ頑張ったことによる成果も与えられているわけです。
頑張らないわけがありません。
私も小学生のときに、どうしても欲しかったスピードガン(球の速さを測るもの)をこれで手に入れました。

でも、これ…多用できませんよね(−−;)

子どもたちは単純ですから、テストで良い点を取れば何か買ってもらえると、あたかもテストの点数を取引の材料のように使うことになりかねません。

何も買ってくれないなら、勉強しない。

こうなってしまってはお手上げです。

昔、あるブログでこんな記事があったように記憶しています。

色々な方法を使い何とかして成績を上げようとしていた、ある生徒。
しかし、当人はどこ吹く風、まるで他人事のよう。
「勉強は自分のためにやるもんだぞ」「行きたい高校ないのか?」と言われても、「自分で責任取ればいいんだろ〜」「いいよ、俺○○高校で」などと答える。
どうにかして、この生徒に火をつけることはできないのか…

次の日、生徒にこう告げたそうです。

「いいか、このままの成績だと、今担当してもらっている△△先生に辞めてもらわなければいけなくなる。当然だろ、生徒の成績を上げるのが先生の役目だ。それができないとなると…」

生徒の顔色が変わりました。

「俺のせいで、△△先生が…」

そして

「俺が次のテストで良い点数取ったら△△先生は辞めずにすむんだよね?だったら俺やるよ」

それから、その生徒は今までの事が嘘のように勉強に進んで取り組むようになり、当然、テストでも好成績を収めました。
△△先生は泣きながら喜んでくれたそうです。

その姿を見て、その生徒は「自分が頑張ったことで、こんなにも喜んでくれる人がいる。だったら俺はこの人のためにこれからも頑張ってみよう。」

と、その時だけで終わることなく頑張り続け、見事志望校に合格したそうです。

「自分のため」ではなく「人のため」なら頑張れる。

こういう生徒がいても不思議ではありませんよね?
対象が「もの」だろうが「人」だろうが、「自分」だろうが「他者」だろうが、頑張った成果が目に見える形で欲しいという事実には変わりがありません。
もしかしたら、今、煮え切らない思いで過ごしている生徒も、「誰かのため」なら頑張れるのかも…

思えば、私がこの仕事をしているのも、「自分のため」ではなく「生徒のため」です。

何のためなら頑張れるのか?それを生徒たちに聞いてみたい。
期末テストを前にして、ちょっとそんな事を考えていました。


| 教育関係 | comments(0) | trackbacks(0) |
comment



この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
trackback
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< September 2020 >>
Selected Entries
Categories
Profile
Archives
Recent Comment
Links
Link2
Mobile
qrcode