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「学びや むげん」代表のたかとりーなが日々考えていることです
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2020年2月道コン感想(前編)

もう社会のインパクトが強すぎて、感想ないでしょ?って思うかもしれませんが、なかなかどうして

 

まだありますよ(´-`).。oO

 

というわけで、いつものように、採点基準表に載っている期待得点率と、総合資料に載っている小問別得点率が著しく乖離している問題

 

私がどうしても一言言っておきたい問題

 

以上について、色々書かせてもらおうと思います

 

 

まずは国語から

 

とりあえず Five Schools の村上先生が金曜日に書いてくれましたので、私はそれ以外の部分を(笑)

 

持ちつ持たれつですね(*´▽`*)

 

大問4の問2

 

私が今回の国語の答案を見るうえで重要視したい問題の1つです

 

国語って、「問題文(本文)に答えが書いてある」って、よく言いますよね

 

だから、答えを書くときも、問題文(本文)中の表現を使いないさいと

 

それはある意味正しいのですが、では全ての問題に対して当てはまるのかと言われたら…

 

 

それは違いますよね(´-`).。oO

 

問2の答えは、問題文のどこにもありませんよ(笑)

 

自分の言葉で説明し(言い換え)なさいという問題ですから

 

ですから、私はここの採点厳しくつけました

 

でも、事務局は…甘くつけたんだろうなぁ(得点率48.3%ですから)

 

実は、今回の感想で言いたいのはこの部分でして、基本的に事務局の採点って甘いんですよ

 

私が、今回の社会のように、採点上の疑問点を問い合わせるじゃないですか

 

大抵「許容にしてください」という答えが返ってきます

 

そして、それは決して公にされることはないという…

 

つまり、それぞれの塾の先生が問合せした内容というのは情報共有されませんし、アナウンスもされないんですね

 

さすがに、今回の大問3問3のように、問い合わせが殺到したら公表しますけど

 

これ、どうにか改善しないとダメだと思うんですよね

 

 

実は、ここ数年「道コンでは98%出ていたのに不合格になった」というのを、よく耳にするようになったのですが、これ事務局採点(DIGMA)が普及しだしたころと時期が重なるんですよ

 

TOP校の採点の厳しさ(特に国語)は広く知られています

 

道コンの甘い採点で高いSSが出ていたのに、いざ本番ではキツめの採点で…ってことはないですかね?

 

当日点データがないと追跡調査できないので、わたしには無理なのですが、道コン事務局なら可能なんですよ

 

いいなぁ…道コン事務局が持っているデータは、私にすると宝の山なんですよ

 

それを生かし切れているかどうかは…(^_^;)

 

 

あと、話を国語に戻しますと、村上先生も書いてますが

 

「この古文はちょっと酷すぎます」

 

得点率見てもわかりますよね、明らかに失敗です

 

 

次は数学
 

 

大問2は共通の小問集合

 

問4は、2回目に出会った所も追加で出してくれていれば、グラフからも、2つの関数の式を求めて答えさせることもできて、難易度的にも良かったように思うんですがね

 

 

大問3は規則性の問題

 

特にコメントすることはないですね、これくらいはスラスラっと解いてください

 

 

大問4は関数

 

問3は、いい問題だったと思います

 

最近、関数はいい問題が続きますね(*´▽`*)

 

模範解答例のように等積変形を使うのが一般的なのですが、それに気がつかなくても三角形の面積から求めることもできますよ

 

こんな感じですね

 

iPhoneImage.png

 

 

大問5は平面図形

 

問2の証明は、手順が複雑だった割に得点率高かったですね

 

1つの平行から同位角と錯角を使うというのは、1つの条件を使うと、もうそれは使わないだろうと思う生徒が多いことを予想していたので意外でした

 

 

大問6は裁量の小問集合

 

問1(1)の作図は…大サービスですよ?

 

(2)は、与えられた条件を全て図に書きこんで、△ABPも二等辺三角形であることに気付けるかどうかですね

 

問2(1)もサービスだと思うのですが…意外と得点率低いですね

 

(2)は直角三角形ができるのではなくて、できない方を考えて1から引く方が早かったように思います

 

まず三角形ができない条件(AとPが重なる)がP:4→Q:1〜6で6通り

 

次に正三角形になる条件(AP、PQ、QAが正方形の対角線になる)が、P:2or6→Q:1or3or5で6通り

 

計12通りなので、1−1/3=2/3

 

問3(1)は、これ懐かしい問題なんですよ(´-`).。oO

 

確か、裁量2年目だったはずなのですが、生徒に裁量数学対策として出題した問題がこれ↓

 

iPhoneImage.png

 

(4)ですね

 

そして、入試に出題された問題がこれ↓

 

iPhoneImage.png

 

「出たー!」と喜んだにもかかわらず、誰も解けていなかったという(笑)

 

ね?似てるでしょ?

 

(2)は時間があれば解けた生徒、結構いたと思いますよ

 

裁量の最後の問題としては、そこまで難しくはなかったです

 

 

最後に社会

 

「例の問題」はこれ1問だけで1記事作ってますからね(笑)

 

他の問題のみ取り上げます

 

大問1は小問集合

 

問2(1)は、シャカ、イエスと来たので「勝手に」三大宗教の問題だと決めつけて「マホメット」って書きませんでしたか?(笑)

 

早押しクイズじゃないんですから、最後まで問題読みましょうよ

 

 

大問2は歴史

 

問1は、安定の並べ替えの出来なさっぷりですね

 

私の年号カードには全部出てますよ(´-`).。oO

 

問5は、早とちりその2ですね

 

「朝廷と西国の監視」だけ見て、六波羅探題と答えるとかもうね…

 

 

大問3は公民

 

問3の「憲法の番人」は結構ベタな記述問題だと思ったのですが

 

これから、社会の記述対策をやりたいという人は、一問一答の問題集の「答えを見て説明が書けるか」をやるといいと思いますよ

 

 

大問4は地理

 

A問1は、フィヨルドは知っていても、何によってできたかは知らなかったと…

 

B問3の資料判別は、人口密度なんて計算しなくても面積最少人口最大の時点で「い」が最も高いとわかりますし、低い方は面積と人口を比較すれば、こちらも計算しなくても「あ」が最も低いとわかります

 

答えを求める問題でなければ、このくらいの感覚でいいんですよ

 

というか、割合から数を求める問題って、何でこんなに苦手なんでしょうね(-_-;)

 

 

社会は、それほど難しくなかったと思います

 

これで50点以上取れなかった人は、社会は「まだまだ」であると考えた方がいいでしょうね

 

 

明日は理科・英語の2教科の感想です

 

それでは、今日はこのへんで



| 道コン解説・感想 | comments(2) | - |
comment
ららるー | 2020/02/13 6:49 PM
問題云々はさておき

>道コンでは98%出ていたのに不合格になった

これこそ学力の伴わないランクインフレによる影響の方が最大だと思いますよ。無駄に内申だけ高い子が増えすぎです。

>TOP校の採点の厳しさ(特に国語)は広く知られています

特に国語で差をつけないと合格者を決められませんから仕方がありません。

旧帝最下位、2次簡単と舐められる北大の減点も高校生流に言えば、全教科「エグい」のです。

ですから甘やかされた人は高校入試の段階で落ちて正解、それくらい厳しくて当たり前なのです。
道コン云々の前にそもそも学力が単なる見せかけが増えすぎただけです。

本当に力のある子は私立だろうが地方だろうが高校から自力で這い上がります。
上を目指す子は学校や塾や予備校に依存しません。単にそれを利用するだけです。今はネットで全国どこにいても良い参考書は手に入る時代になりました。更に、レベルアップする勉強方法は(内職含めて笑)昔と違いいくらでも情報交換できる時代です。
それを実行できる我慢強さと地頭と図々しさと覚悟があるかどうかです。

落ちたのを中学塾道コン高校模試のせいにする保護者と生徒は少し違うと思います。ただ単に自分の責任でしかありません。

そして道はひとつではありませんしね。
ららるー | 2020/02/13 7:03 PM
そしてその覚悟を持つのは、担任でも塾講師でも保護者でもなく


本人です。

これが一番大事です。
優秀な子は問題不備くらい自分でみつけます。



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