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「学びや むげん」代表のたかとりーなが日々考えていることです
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格差についてのエトセトラ

8月道コンの中学校別平均点を公表して、様々なコメントもいただき、またアクセスも増えているようです

 

火曜日の記事で、私が昨年から中学校別の平均点を調べ始めた理由として以下の4つを挙げました

 

 

1:学校間格差とは言われるけれど、実際にどのくらいの差があるのかを、ちゃんとした数字で知っている人は少ない

 

2:もし、顕著な学校間格差があるのだとしたら、そんな中で絶対評価とはいえつけられている通知表の成績が、高校入試の合否を決める重要な要素になっているのはおかしい

 

3:それぞれの生徒による個人差があるとは言え、住む場所によって学力に差が出るような状況は好ましくない

 

4:学力格差があることを知って、その地域に住む人たちにもっと子どもたちの学習環境や学習状況に関心を持ってもらい、中学校や塾に積極的に関わりを持ってほしい

 

 

では、例えば中央区の平均点上位の学校と平均点がそれほど高くない他の学校の上位層を比較した時に格差はあるのでしょうか?

 

7月の入試説明会でもこのことについては触れたのですが、「学年TOPクラスの子」であれば差はそれほどないと私は考えています

 

現に、成績優秀者を見ていただければわかると思いますが、100位以内には様々な中学校の生徒がランクインしています(平均点上位の学校からは複数の生徒が名を連ねていますが…)

 

格差の正体はTOPクラスに準じる子の層の厚さの違いですね

 

道コンでいうと、SS63〜68くらいでしょうか

 

今回に限らず、様々な方がコメントしてくれていますが、平均点が高い中学校を持つ地域には共通する特徴があります

 

そうなるべくしてなったという所ばかりです

 

教育に関する意識も高く、保護者間で教育に関する話題が上ることも多いでしょう

 

そういう意味で、他の地域のTOPクラスの保護者の方は孤独かもしれませんね

 

相談しようにも、話をしようにも、周りにそういった方が少ないという事情はあるのではないでしょうか

 

そういった方たちのために、うちのブログが役に立っていればいいのですが…

 

 

さて、道コンSS63〜68くらいで、学年1けたくらいの順位にいる子は気をつけた方がいいです

 

中学校での順位は悪くないことから、周りからも「○○くんは勉強ができる」という評価を受けていて、ランクも悪くない(むしろいい)

 

勉強で「さほど」困ったこともないし、定期テストでも点数は取れている

 

それはTOP校に行けるだろうと錯覚してもしかたないですよね

 

でも、いくら自分の学校では学年1けたでも、某中学校だと3〜40番になってしまうんですよ

 

 

ですから、定期テストでの学年順位なんて、何の目安にもなりません

 

そもそも、このブログでも何回もコメント欄で指摘されているように、中学校間での難易度の差が激しすぎますので、順位もそうですが点数にもそれほど価値はありません

 

道コンのSSは信用していいですよ、全道の中学生がある一定のレベルの同じ問題(しかも広範囲)を受けて出たものですから、現時点での学力をそのまま表していると思っていいです

 

ですから、道コンのSSから目を逸らして「でも定期テストの点数(順位)はいいから!」と言っても、何にもならないということです

 

 

だからと言って、学校の定期テストを軽視しろという訳ではありませんよ、内申点を決める重要な役割がありますし

 

ただ、学力を計るものではないというだけです

 

 

平均点上位の中学校ではないからと自分を卑下する必要はありませんし、そもそも出身中学なんて住んでいた場所で決まるわけですから(特別な場合を除いて)、そんなもので子どもがマウント取ったって仕方ないんですよ

 

そして道コンのSSや内申ランクですら、高校に行ってからは何の役にも立ちませんし、むしろ邪魔ですからね(笑)

 

それは「現役高校生に聞く!」を読んでもらえれば、色んな先輩たちが指摘しているのがわかると思います

 

 

それぞれの中学校のTOP層の子には、自分学校でTOP取るのも大事かもしれないけど、世の中には自分と同じかそれより上の力を持った子が大勢いるのだから、もっと視野を広く持とうよと言いたいですね

 

 

それでは、今日はこのへんで



| 教育関係 | comments(12) | trackbacks(0) |
comment
コナン好き | 2019/09/06 10:43 PM
はじめまして、道北の中3の子を持つ母です。「孤独」と書いてあるのを見て、「そうなんです!!」とわかってくれる人が居た!!と、思わず初めてコメントしました。こちらの地域は教育に関する話題が少ないような気がします。個人塾に通っているので、塾の先生の話や、道コンや、ここにいるよさんのブログを毎日見て、情報や刺激を頂いてます。大変勉強になります、ありがとうございます!!
ムーミンパパ | 2019/09/07 12:55 AM
格差の件については、先回のコメントでは、あえて触れなかったのですが、個人的な感想をお伝えできたらと思いました。
個人的には、トップ校に受かるには、経済力か、親の情報収集能力が必要ではないかと感じています。
子供にある程度やる気と体力があって、できれば小学校高学年、遅くとも中1から、東西南北合格者数ナンバーワンの大手塾に通わせる経済的余裕あれば、有利ではないかと思います。
しかし、子供にある程度やる気と体力があっても、大手塾に通わせる経済的余力がなく、通っている地元の中学校の学力が高くない場合は、親の情報収集能力が子供の受験の成否に大きく関わってくるように、思います。
うちは、それほど経済的にゆとりがある訳でもなく、子供もそれほど優秀な訳でもありません。
1年半ほど前に、子供が塾に行きたいと言い出して、大手塾数社の説明会に行きました。
どの塾も週3回5教科を学ぶコースしかなく、子供のニーズに合いませんでした。
ネットで情報を探しても、大手塾のサイトや、受験者の父兄のブログから得られる情報は限られていました。
ここにいるよを拝見するようになって、自分が全く今の高校入試を理解していなかった、自分の時代とは全く違うということに気づかされました。
ブログを読んで、スマホやゲームに対する見方、学校の予習復習や生活習慣、テストの解き直しなど、基本的な所を学ぶことができました。
親が、子供が何をすべきかが見えてくることで、子供に合った効率的な学習法や子供に合った塾選びをする大きな助けになると思います。
ここにいるよに加えて、リンクされているエリート塾やクリエイトさんのブログも読めば、さらに多くの情報が得られると思います。
たとえ、学校の授業のレベルがあまり高くないとか、授業崩壊していても、熟長先生たちのブログを参考にしながら、親子2人3脚で頑張れば、通塾なしでもある程度の学力はつくと思います。
(うちの場合は、某大手塾の入塾テストで偏差値20台を出した子供が、どこにも通塾せずにブログの情報を参考に自宅学習数ヶ月で道コンで名前が載るぐらいにまではアップしました)
この場を借りて、たかとりーな先生や毎日ブログを書いてくださっている熟長の先生方に感謝したいと思います。
もちろん、余裕を持ってトップ校に合格するには、親がブログを読むだけでは、十分でないかもしれません。
庶民の子供がトップ校に合格するには、子供に合った個人塾を見つけて、塾と関わりを持つことも必要ではないかと思います。
個人的には、有料学習相談をしてくれたり、中1、中2から英語や数学を単科で受講できる個人塾が増えてくれば、経済的に余裕のない家庭の通塾率が上がって、学力格差の問題解決にいくらかでも役立つように思います。
小保護者 | 2019/09/07 3:08 PM
たかとりーな先生、詳しく解説ありがとうございます。

以前、道コン上位層の出身中の記事があったと思うのですが、その記事を読んだ際に上位10校程で40人以上を占めていましたので、私は随分と大きな偏りがあるものかと思っていたのですが、学年TOPクラスの生徒の差は少ないのですね、これはその地域の生徒にとってとても安心できる話だと思います。
出身がどこであろうと頑張れば報われる社会であってほしいと思います。

勉強をするのは子供であり、私たち保護者にできることは環境、情報、経済的援助しかありませんので、そこだけは親の責任としてしっかりとフォローしていきたいと思います。

たかとりーな先生、いつも貴重なお話ありがとうございます。
たかとりーな | 2019/09/07 10:24 PM
>コナン好きさん
いつも札幌の話題ばかりですいません
教育に関する話って、なかなか自分からはしづらいですよね
教育ママに思われそうで…
そういった方たちのために何かできることはないかなーとは思っているのですが、なかなか難しいんですよね
なので、当面はブログだけでご勘弁ください

>ムーミンパパさん
長文ありがとうございます
いくつかのヒントになることも書いてくれてますね
これをそのまま、私の記事として本文に貼り付けてもいいくらいです(笑)

>小保護者さん
よく覚えてらっしゃいましたね、仰る通りです
感覚的には、ある中学校には1人しかいないTOPクラスの子が、平均点の高い学校だと10人くらいいると思っていただければ
1人1人については差がないんですよ
ですから、頑張ってほしいですね
旭川一のキャッチャー | 2019/09/07 10:36 PM
地域の学力差は旭川にも少なからずあり、医大近くの中学校は昔からトップ高の進学者は附属中に次いで多いです。
息子の中学校は昔から成績は下から数えた方が早いレベルですが、今の3年生は上記の中学校よりも珍しく良く、トップ5は親が医者や両親ともに公務員といった高収入世帯です。
私も皆さんがおっしゃってるように、経済的余裕、情報収集力、保護者間の交流(競争)が高いほど子どもの学力も高いと思います。そこに上記条件が継続してる地域性が加わると、継続的にトップ高合格者を輩出していけるのではないでしょうか。
私の地域は今年は偶然トップレベルの子が多いだけで昔から保護者間での情報交換も少なく(経験値が少ない)、たまに話題を振ってもなかなか腹をわって話してくれないか、考え方が古い(間違ってる)といった保護者がいて、話し合いたくてもできないのが残念で、巡り巡ってたかとりーな先生のブログにたどり着いた次第です。
先生のおっしゃってた子どもの素質ってのも、 我が子の中学校ではかなり当てはまりますが、その素質を伸ばせるのも経済力があってのものかと思います。
それにしても最近、熱のこもったコメントが多いような気が。
それだけこのブログが保護者の知りたいことを発信したり、不安なことを答えてくれているんだなと、つくづく感じました。これからもそんな記事を楽しみしています。
たかとりーな | 2019/09/07 10:46 PM
前に記事でも書きましたが、多分全国の塾ブログの中で一番コメントが多いのではないかと(笑)
しかも、11年もやっていてほとんど炎上したことがないというのも、話すと驚かれますからね
本当に読者の方に恵まれていると思います(^-^)
みなさんが、普段言いたくても言えないことを、コメントすることで発散してくれているのであれば、それでもいいかな(笑)
- | 2019/09/09 5:21 PM
管理者の承認待ちコメントです。
- | 2019/09/09 5:58 PM
管理者の承認待ちコメントです。
たかとりーな | 2019/09/09 7:40 PM
>コメントいただいた方へ
そうですね、さすがにこれは言われなくても非公開にするものでした
よろしければ、来週行うかもしれない学習・進路相談を活用してくださいねー
- | 2019/09/10 11:19 AM
管理者の承認待ちコメントです。
塾の人 | 2019/09/15 8:04 PM
 たかとりーな先生がツイッターで紹介されていた教育開発の「読みトレ」は「東ロボ」の新井紀子氏が開発したRST(リーディングスキルテスト)のドリル教材のようです。
 私の手元に教材はありませんが、教育開発のホームページで公表されている内容をみると間違いありません。どこかの出版社がドリルを作成すると思っていいましたが、学校・塾教材では大手の教育開発が作成すると思っていなかったので驚きです。 
 その理由は、新井紀子氏の著書「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」の中で、

 『「こういうドリルそすれば、(略)あなたの読解力は劇的に向上します」というものにしたならば、とても売れるに違いありません。(略)私はそんなことはしません。科学的に検証されてもいないことを「処方箋」と出版するほど倫理観は欠如していません。』(P.244) 

と述べていますし、
 また、近著「AIに負けない子どもを育てる」の中で大きくページを割き「練習しないでください」と訴え、(P.164〜)その中で、

「RSTを毎日ドリルで練習させると、かえって読解力は下がるでしょう。」

と繰り返し述べています。
 
 教育開発もほんとに大胆なことをするなというのが私の感想です。

 どこのコメント欄に投稿するか迷いましたが「学力A」関連ではないと思い、ここに投稿しました。一つの情報としてお見知りおきください。
 
たかとりーな | 2019/09/18 12:11 AM
他の塾の先生とも「似てますねー」と話していたんですよね

科学的に検証されてもいないことを…と言っておきながら近著では「毎日ドリルで練習させるとかえって読解力は下がるでしょう」ですか
ご自分で検証したわけではないですよね、それもおかしな話だと思います(まあ簡単に上がるとも思えませんが)

要は使い方一つだと思います
一応「劇的に読解力が上がる」というようなキャッチコピーも書いてありませんし(笑)

コメントありがとうございました



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