まず、昨日あんなことを書いたところ、向陵・伏見・啓明・宮の森の全てのデータをいただけました
ありがとうございました、非常に助かりました
一応、期限は金曜日までだと考えているので、明日まだデータがない中学校名のリストを載せようと思います
さて、昨日同様、過去6年間の石狩管内の受験者数の推移を見てみましょう
2012 9381名
2013 9228名
2014 8152名
2015 8438名
2016 8529名
2017 8396名
2018 9088名
そして今年が
2019 8604名
昨年に比べて減りましたね(^_^;)
なので、人数で増えた減ったと話しても意味がありません
ですから、人数の他に割合を載せていますので、そちらの方を参考になさってください
そして、これはあくまでも8月の時点での数字から志望者の動向が掴めないか検証した記事ですので「絶対ではありません!」
土曜日の答え合わせの記事を見れば、それなりの結果に見えますが、一昨年なんかは結構外していますので(笑)
その点をくれぐれもご承知おきください
左から順に、年度・第一志望者数・石狩管内の受験者に対する割合・出願倍率(再出願後、欠席考慮なし)です
啓成(理数)
2012 34(0.36%) 1.28倍
2013 43(0.47%) 1.97倍
2014 44(0.54%) 1.86倍
2015 60(0.71%) 1.58倍
2016 43(0.50%) 1.73倍
2017 34(0.40%) 1.69倍
2018 43(0.47%) 1.62倍
2019 42(0.49%)
定員が40名のところの割には、毎年割合も倍率も安定しているんですよね
今年も1.6倍前後と高倍率になるのではないかと思います
啓成(普通)
2012 275(2.93%) 1.18倍
2013 252(2.73%) 1.09倍
2014 256(3.14%) 1.18倍
2015 257(3.05%) 1.17倍
2016 202(2.37%) 0.85倍
2017 186(2.22%) 1.06倍
2018 206(2.27%) 1.28倍
2019 225(2.62%)
昨年8月の段階では上がる気配を見せていなかったのが、11月で若干動きがあり、それが久々の高倍率(啓成にしては)に繋がったのだと思います
今年は8月の時点で上昇気配を見せていますので、引き続き…といきたいところですが、こういった所は少しでも高倍率になりそうだと敬遠して他校に流れやすいですからね(^_^;)
私は1.1倍台後半くらいに落ち着くのではないかと思ってますよ
北陵
2012 255(2.72%) 1.12倍
2013 228(2.47%) 1.08倍
2014 233(2.86%) 1.18倍
2015 282(3.34%) 1.17倍
2016 280(3.28%) 1.30倍
2017 290(3.45%) 1.18倍
2018 265(2.92%) 1.24倍
2019 279(3.24%)
ここは、割合は関係ないです
隔年傾向が強いので、今年は下がるはずなんですが…1学級減なんですよね(^_^;)
後から新川のところでも書きますが、北陵に変更したくても1学級減を見越してできないということも考えられます
隔年で下がる分と1学級減で相殺されて昨年並みと考えるのが妥当なのではないでしょうか
藻岩
2012 277(2.95%) 1.31倍
2013 267(2.89%) 1.16倍
2014 225(2.76%) 1.31倍
2015 237(2.81%) 1.22倍
2016 246(2.88%) 1.35倍
2017 244(2.91%) 1.23倍
2018 272(3.16%) 1.27倍
2019 276(3.21%)
ここも隔年傾向が強いので割合はあまり関係ないのですが、ただ、徐々にではありますが割合が伸びてきていて、隔年の下がり具合が鈍くなっているのが気になります
いつもなら、隔年の上昇する年は1.3倍台まで上がるのが1.2倍台にとどまったところと合わせると、昨年並みに落ち着くかもしれませんね
清田(普通)
2012 255(2.72%) 1.11倍
2013 260(2.82%) 1.10倍
2014 254(3.12%) 1.15倍
2015 258(3.06%) 1.25倍
2016 268(3.14%) 1.35倍
2017 290(3.45%) 1.26倍
2018 250(2.75%) 1.21倍
2019 279(3.24%)
もしもし?
2学級減なのわかってますか?
これで、手稲を除くと学級減の学校でことごとく前年より割合が上がっていることになります
本当に知っているのか不安になりますね(^_^;)
そりゃあ、上がりますよ普通なら、定員が80人減るんですからね
新川
2012 402(4.29%) 1.33倍
2013 432(4.68%) 1.50倍
2014 395(4.85%) 1.34倍
2015 377(4.47%) 1.18倍
2016 384(4.50%) 1.31倍
2017 412(4.91%) 1.45倍
2018 468(5.13%) 1.60倍
2019 502(5.83%)
あーあ…(´・ω・`)
何でこんなに集まるんですかね(笑)
去年の当初、1.85倍でしたが、これ2倍超えるんじゃないですか?
11月に注目ですね
大麻
2012 213(2.27%) 1.19倍
2013 187(2.03%) 1.08倍
2014 128(1.57%) 1.06倍
2015 152(1.80%) 1.06倍
2016 177(2.08%) 1.21倍
2017 180(2.14%) 1.12倍
2018 149(1.64%) 0.97倍
2019 127(1.48%)
まだ下げ止まりませんか…
ほぼ定員割れ、よくて出願変更などでギリギリ定員を満たすといった感じですかね
平岸
2012 343(3.66%) 1.44倍
2013 357(3.87%) 1.43倍
2014 287(3.52%) 1.51倍
2015 280(3.32%) 1.55倍
2016 243(2.85%) 1.33倍
2017 298(3.55%) 1.73倍
2018 314(3.46%) 1.47倍
2019 307(3.57%)
さすがに一昨年の1.73倍を嫌って、昨年は1.47倍に下がりました
今年は?当然上がりますね
ただ、2016年の1.33倍ほどではないですから、そこまで極端に上がることもないでしょう
1.5倍台後半かな
稲雲
2012 193(2.06%) 1.27倍
2013 202(2.19%) 1.18倍
2014 203(2.49%) 1.22倍
2015 204(2.42%) 1.08倍
2016 179(2.10%) 1.17倍
2017 212(2.53%) 1.14倍
2018 200(2.20%) 1.08倍
2019 196(2.28%)
平和ですねぇ(´-`).。oO
若干反動もあるでしょうから、1.1倍台後半くらいでしょうか
さて、このような倍率の変動が各高校の前年の進学実績の良し悪しと関係があるのではないかとコメントで指摘を受けまして、なるほどと思い調べてみました
先月の入試説明会でも、違った切り口で発表したのですが、せっかくですからその資料を使って触れておこうと思います
元々、入学時と卒業時の比較の表なのでちょっと見づらいのですが、例えば新川の今年の1.60倍は2015年の国公立現役106名の影響を受けたと考えることができます(今年春の結果は2016年入学の生徒のものです)
そう考えると、藻岩の2017年の1.35倍も国公立現役117名の影響かも
全てのデータを調べるのが難しいので、国公立現役合格で顕著な実績を出した年に絞ってみると
北広島:2015年春 147名 1.15倍→1.22倍(※翌年1.38倍)
藻岩 :2014年春 108名 1.16倍→1.31倍(※隔年傾向あり)
藻岩 :2016年春 117名 1.22倍→1.35倍(※隔年傾向あり)
新川 :2018年春 106名 1.45倍→1.60倍
北陵 :2016年春 104名 1.17倍→1.30倍
なるほど、これは正の相関があると見た方が良さそうですね
そうなると、今年の春に顕著な実績を出したのは
藻岩:100名
北陵:104名
啓成:103名
軒並み下がるか前年並みとしている私の予想も、上方修正した方がいいかもしれませんね(^_^;)
それでは、今日はこのへんで
合格実績との関連について検証していただきありがとうございます。
札幌在住でないせいか綿密に調べあげるまではしませんでしたが、好結果の翌年は上がる傾向はかなり強いですよね。
特に中堅校にとっては学校説明会でもこの点を猛アピールするでしょうから、生徒や保護者には響くでしょう。
ただし好結果が翌年も継続しないところが痛いところですね。
実はもう一つ面白い傾向がありまして、制服の可愛いところは高倍率が続く!
旭丘や新川はあるサイトの口コミ制服部門では道内トップクラスですし、他にも校則が緩い、学校生活が楽しいのもかなり大事らしく、うちの娘も制服第1位の高校に入学しました(これは検証しづらいので無視してください)。
でもこんな理由で志望校決められても塾として複雑ですかねぇ。
女の子だと、そうなるかもしれませんね(^_^;)
3年間着るものですし
中学校で着ていたものと違うのを着たいというケースもあるようです
東や北のセーラー服が根強い人気があるのも、その辺りですかね
塾としては「制服も理由の一つ」くらいであれば問題ないです(^-^)