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「学びや むげん」代表のたかとりーなが日々考えていることです
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2019年8月道コン感想(後編)

今日は後編、理科と英語です

 

まずは理科

 

大問1:小問集合

問1(4)地層ーしゅう曲(語句) 期待得点率60% 小問別得点率48.0%

問3 堆積岩ー堆積岩であるもの 期待得点率70% 小問別得点率51.0%

問7 地震ー初期微動継続時間を表す式 期待得点率40% 小問別得点率53.5%

 

どうも、大地の変化も含め地学分野って苦手にしている生徒が多い印象を受けますね

なぜだろう…

個人的に、問7は新しい切り口の問題で好印象でした

文字を使った式というだけで「うへぇ…」と思う生徒はいるでしょうし、問題をよく読まず距離がaの地点を答えた生徒もいたでしょう

それと、問4はもう少し得点率が低くなると思っていたので、この結果は意外でした

後半で二酸化炭素と書かされるので前半で酸化を選べたのかな…問題よく読まないで反射的に「還元」を選ぶ子が多いかとも思っていたのですが

 

 

大問2:身のまわりの物質

問1 水溶液ーAの質量パーセント濃度 期待得点率30% 小問別得点率15.2%

問2 水溶液ー溶解度が最も小さいもの 期待得点率60% 小問別得点率41.4%

 

まず、こういった実験の考察問題は、わかりやすくするために結果を表にまとめた方がいいです

それと、社会でもそうなのですが、割合の計算って、そこまで難しいものではないんですよね

それが、ここまでできないというのは「割合に対しての苦手意識」と「それに伴う演習不足」以外の何物でもないと思うんです

小学生のお子さんをお持ちの方は、中学校に上がるまでにとにかく割合の問題ができるようにしておいた方がいいです

ただ答えが出せるのではなく、概念を理解・説明できるか、そこが重要ですよ

ちなみに、うちでは質量パーセント濃度も湿度も、比を使って解いてもらっています

 

 

大問3:植物の世界

問1 葉のつくりー気孔 期待得点率50% 小問別得点率28.9%

問3 蒸散ー出ていった水の量と気孔の数 期待得点率20% 小問別得点率6.6%

 

問1は意外でした、みんな気孔は開きっぱなしだと思っていたんですね

問3は、今回の理科で最も得点率が低い問題

非常にいい問題だと思いますよ、今の子が苦手とする典型的な問題なので(^_^;)

これも比で解けばいいだけの話なのですが、まあ複数の操作を要求される問題というだけで、得点率がこうも低くなると

昨今、方程式の文章題の得点率が低いことと、密接な関係があるような気がします

 

 

大問4:電流とその利用

問1 電流と磁界ー電磁誘導(語句) 期待得点率80% 小問別得点率52.6%

 

問1…誘動電流って書いたんでしょ(-_-;)

昔よく見かけましたから

 

大問5:天気とその変化

問1 湿度ーフラスコ内がくもった理由 期待得点率60% 小問別得点率37.7%

問2(2)気象観測ー9時における湿度 期待得点率30% 小問別得点率18.2%

 

問1は、単に3つの完全解答にしたので得点率が下がったというだけ

内容的には、教科書に載っているような、ごく当たり前のことです

問2(2)は、このレベルでこの得点率というのが、上でも書いたようにいかに「%」を嫌っているかの証ではないかと

 

大問6:化学変化とイオン

問1(2)イオンー塩化水素の電離 期待得点率60% 小問別得点率90.7%

 

なぜ、この問題を取り上げたかというと、昨日書いた「事務局(問題作成者)が難易度を勘違いしている」という典型的な例だからです

期待得点率60%?なんで?

中3で履修したばかり(定期テストにも出題されて間もない)だから定着率も高いだろうという推測も立つのに…

難易度設定を間違えると、選択問題での有利不利や、平均点の乱高下によるデータの信頼性の低下を招きかねませんからね

 

 

大問7:生命の連続性

問3 細胞分裂ー細胞分裂の順 期待得点率50% 小問別得点率75.9%

 

これも、大問6と同じですね

なぜこれを50%しかできないと思ったのか…

社会の年代並べかえとは違うんですよ

 

理科は、比較的点数が取りやすかったのではないかと思います

ただ、これで安心してはいけません

余裕のある生徒は、全国入試問題正解で他の都道府県の理科を解いてみてください

自分の力不足を認識できると思いますよ

 


おしまいは英語

 

大問2:小問集合

A問4(1)並べかえー受け身 期待得点率60% 小問別得点率35.4%

 

疑問詞で始まる疑問文は、いきなり作るのではなく、肯定文→疑問文→疑問詞で始まる疑問文、と段階を踏んで作ったほうが間違いが減ります

今回の問題であれば、「The book was written in 2009.」「Was the book written in 2009?」「When was the book written?」の手順です

 

大問3:読解総合

問2 語形変化ー一般動詞過去(got) 期待得点率60% 小問別得点率18.7%

問3 部分英訳ー比較(最上級) 期待得点率40% 小問別得点率21.2%

問5 英作文ージムのようにしたいこと 期待得点率20% 小問別得点率17.1%

 

問2は、うちの生徒の誤答例を見ると「left」「stayed」

語形変化を忘れたという訳ではなさそうなので、単に雰囲気で単語を入れてしまったという間違いでしょうか

それにしたって、18.7%というのは…

むしろ問3の方が得点率低くなってもおかしくないと思うのですが(-_-;)

問5は、うちの教室に「go to Australia」と書いた生徒がいたのですが、気持ちはわかるんですよ

ジムがオーストラリアから日本に来たように、自分も日本からオーストラリアに行きたいって言いたいんですよね

でも、それを表現するのに「also~like him」だけでは、あまりにも弱いと思いませんか

これだと「ジムがオーストラリアに行ったように、私もオーストラリアに行きたい」という意味にしか取れませんよね

 

大問4:読解総合

問1 英作文ー比較(as~as) 期待得点率10% 小問別得点率27.5%

問2 並べかえーI think~の文 期待得点率40% 小問別得点率24.2%

問3 適語選択ー前置詞(without) 期待得点率60% 小問別得点率35.6%

 

問1は、これも理科と同じですね

10%しかできないと、今回の英語の問題の中で最も難しい問題だと思っていたということですよね?

as~asが使えないと思ったのでしょうか、popularという単語が出てこないと思ったのでしょうか、グラフの読み取りができないと思ったのでしょうか

ちょっとバカにし過ぎだと思うんですよね(-_-;)

逆に問2の並べかえは40%って…

be動詞とdoingの組み合わせから、過去進行形を作ってしまいそうな子が一定数いることを考えると、この数字にはならないと思うんですよね

問3も、前置詞+動名詞なんですが、選択問題と言えどもwithout doingを知っている子が6割もいると

うーん…

 

何やら、得点率についての言及ばかりになってしまったので、文法的なことを2つ

 

1つめは1行目「What country do you want to go to if you study abroad?」

これ、「もし、あなたが外国で勉強するならばどこの国に行きたいですか」と英作文の問題で出された時に、「go to」とすることができますか?

「go」で止まってしまう子が多いと思うんですよね

では、「あなたはどこへ行きたいですか」なら?

「Where do you want to go」が正解ですよね

なぜならwhereにはtoの意味が含まれているからです

 

2つめは、30行目の「exciting」

似たような単語に「excited」がありますが、使い分けできますか?

これ、どちらも形容詞ですからね…「excite」のing形や受け身ではありませんよ(^_^;)

exciting…ものに対して

excited…人に対して

ですから、The game was exciting.や an exciting game は正しいですが、 He was exciting.はダメ

同じように、He was excited.や an excited man は正しいですが、The game was excitedはダメ

 

不思議ですよね、He was exciting.なんて「彼は興奮していました」って言いそうじゃないですか

でも、「彼は興奮させるような人だった」という変な意味になるのです(笑)

特に、分詞を習った後だと間違えやすくなりますから注意しましょうね

 

 

さて、いつも言っていることを最後に

 

今回の道コンの合格可能性98%には、あなたたちが考えているほどの「価値」はありません

 

98%だろうが2%だろうが、どうだっていいんですよ

 

あくまでも、現時点の志望校の中での位置関係にすぎず、半年先の入試を保証してくれるものではありません

 

今、自分がどんな状況に置かれているのか?期待とか予測とかそういうもの抜きで教えてくれているだけです

 

ですから、大事なのは「この結果を素直に受け入れること」です

 

調子が悪かったとか、ここができればもう少し良かったとか、言い訳は必要ないです

 

まずは、自分の現状をしっかりと受け止めて「ここから何をすべきか」を考えてください


模試というものは、受けた時よりも受けた後の行動が重要です

その問題ができなかった本当の原因は何なのか?

 

現実を受け入れるのは辛いことかもしれませんが、しっかりと自己分析してみましょう
 

 

それでは、今日はこのへんで



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