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2019年8月道コン感想(前編)

お待たせしました

 

昨日総合資料も出ましたので、今日と明日の2回に分けて、8月道コンの感想を書きたいと思います

 

採点基準表に載っている期待得点率と、総合資料に載っている小問別得点率が著しく乖離している問題

私がどうしても一言言っておきたい問題

 

以上について、色々書かせてもらおうと思います

 

前編の今日は国語・数学・社会についてです

 

 

それでは国語から

 

大問二:文学的文章

問一 寄宿舎の様子や生活 期待得点率80% 小問別得点率46.0%

問二 理由ー大したちがいはなかった 期待得点率70% 小問別得点率26.1%

問三(1)筆者が心をひかれていたこと 期待得点率60% 小問別得点率33.3%

 

問一は、選択肢を最後まで読んでいないというのがはっきりわかる得点率ですね…

解説の通り、ア・イ・エは途中までは本文にも書かれていますが、一部分が違うんですよ

 

問二は、おそらく□の後ろが「なっていったから。」なので探しやすいと思った上での期待得点率70%なんでしょうが…

二十五字程度での書き抜きより、書きなさいにしたほうが良かったのではないですかね

あと、50〜51行目の「現実の五人共同の起居など少しも気にならなく」でもいいようにも思いますね、ちょっと弱いですが

 

問三(1)は、単に傍線部と答えが離れていたからですよね(-_-;)

「傍線部の近くに答えは書いてある」とか適当なこと教えているから、こうなるんですよ

 

大問三:説明的文章

問一(1)2 背景ーすぐに白黒つけたがる傾向 期待得点率60% 小問別得点率38.4%

 

問一(1)2は、29行目の「そのこと」が直前の「わたしたちは安心で快適な生活を享受している」だと勘違いすると間違えますよね

 

大問四:古文

問二 「 」のつく発言部分 期待得点率70% 小問別得点率18.4%

問三1 記述ー親孝行の場合 期待得点率50% 小問別得点率15.2%

 

問二は、不正解だった人は、最初の三字を「かくは」として間違えた人がほとんどではないかと思います

「いかに」の意味が「どうして」とわからない

「 」は読点(、)の次からだと決めつけている

この二つが原因ですかね

やはり、古典の文法もある程度教えた方がいいのではないかと思いますよ

 

問三1は、「転ぶことのない」は書けても「追いかけて」がないために減点されたのではないでしょうか

 

どうなんですかね、道コン事務局の採点基準に従って採点したら、随分と甘く得点が出てしまったような気がしなくもないのですが…

北大ファイブの村上先生が採点基準に物申したいことがあるようなので、私もそれを楽しいに待ちたいと思います

 

 

続いて数学

 

大問1:小問集合1

問6 資料の活用−最頻値 期待得点率80% 小問別得点率33.9%

 

昨年の資料の活用の問題も得点率が低かったのですが、単純に勉強してなかったからですよね、これ

しかも、階級値を使って答えなければいけないことが、さらに得点率を下げています

せっかくですから、平均値や中央値も出してみてくださいね(反転させると答え出るようにしておきます)

平均値→19.7(小数第2位切り上げ)

中央値→17.5

ここまでやって、初めて解き直しって言えるんですよ

 

大問2:確率

問2 確率ー起こりやすさの比較 期待得点率20% 小問別得点率6.9%

 

これは画像を見てください

 

iPhoneImage.png

 

基本は樹形図、そして見やすくです

 

iPhoneImage.png

 

別に表にしなくとも、こうやって書き出してもいいですよね

大して時間はかかりませんよ

 

大問3:関数

問2 1次関数ー傾きと1点がわかる直線 期待得点率40% 小問別得点率26.0%

問3 1次関数−座標と三角形の面積  期待得点率10% 小問別得点率8.9%

 

問2ができないということは、高校では数学を捨てることになることを意味しています

手順を追って答えに辿りつくということができない人は、高校の数学についていくことは到底無理だからです

 

Eのy座標が4だからy=2x+5に代入してx座標を求める→x=-1/2→E(-1/2,4)をy=-x+bに代入してbを求める

 

たったこれだけのことなんですからね

 

問3は、せっかくですから別解例を

 

iPhoneImage.png

 

まずは、わかる範囲で座標は全て求めましょう

 

iPhoneImage.png

 

まずPのy座標がマイナスであるとわかるかというのが1つポイントではあるのでしょうが、私のやり方だとぶっちゃけどっちでもいいです(笑)

 

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△PCEの面積が△CBEの2倍ということは、高さが同じであれば底辺が2倍になればいいのです

でも、PEやBEの長さなんて求められませんよね

 

iPhoneImage.png

 

PからEへの増加量が、EからBへの増加量の2倍になればいいのですよ

 

iPhoneImage.png

 

あっさりP(−3、−1)を求めることができました

実はこれ、相似の考え方を使っているのですが、相似を習った後であれば、関数にもそれを利用して、このような視点を持てるようにもなると思いますよ

 

大問4:平面図形

問1 三角形と四角形ー三角形の合同条件 期待得点率90% 小問別得点率66.9%

問2 三角形と四角形ー証明 期待得点率30% 小問別得点率27.4%

 

問1がこの得点率とは私も驚きました

これは、証明の問題だから最初から解くことを諦めているとしか思えませんね

道コンを受験しているような生徒でこれなんですから、全道レベル(例えば学力ABC)で出題した場合、もっと得点率は低くなるでしょう

こういった部分からも、学力格差が大きくなっているのがわかりますね(-_-;)

 

問2は、うちの生徒はほとんどの生徒がひろこさんでした

せっかくなので、道コン事務局は選択率がどうだったかも教えてほしいですね(社会や理科の選択問題の選択率も知りたいです)

 

大問5:小問集合2

問1 平方根ー平方根と素数 期待得点率70% 小問別得点率47.3%

問2 平面図形ー作図(45度の角) 期待得点率40% 小問別得点率11.9%

問3(1)平面図形ー三角形・平行線と角 期待得点率30% 小問別得点率3.7%

問3(2)空間図形ー回転体の体積 期待得点率5% 小問別得点率18.9%

 

問1は、素数ってところで引っかかったのでしょうか?問題としては定期テストに出題されるレベルです

 

問2の得点率には、正直がっかりしました

私は「作図をする時は、まず完成予想図を書いてから」と常日頃から言っています

この場合、完成予想図を書けば、CからABに垂直に下ろした線とABとの交点をDとして△CDPは直角二等辺三角形だとわかるので、それを基に作図を行えばいいわけです

 

問3は(1)の方が難問でしたが、期待得点率は逆

これは他の教科でも見られたのですが、どうも事務局(問題作成者)が期待得点率の見積もりを誤っているケースが最近目立ちます

解説以上のことは特にないのですが、角度の問題でハマってしまった時は「二等辺三角形の見落とし」をしていると考えてほぼ間違いありません

今後の参考にしてください

 

(2)は、合同を使わなくても△CDGの面積が30c屐閉絞形の半分より)から、CDを底辺とした時に高さが6cm

わざわざ上下2つに分けなくても、6×6×π×10×1/3=120πc㎥と出ます

 

昨年に引き続き、方程式の文章題は出題されませんでしたが、8月は出題しないとか、そういった約束事でもあるのでしょうか

今回そこそこ点数が取れた人も、10月からは大問1がなくなり、その分が裁量問題に置き換わるのです

そのことを念頭に入れ、しっかり数学に取り組まなければ、これからは高得点は難しくなりますよ

 


次は社会

 

大問1:小問集合

問1(3) 地図ー大陸の面積の大きさ 期待得点率40% 小問別得点率32.7%

問3(3) 自然ー三角州 期待得点率80% 小問別得点率50.0%

問5(1) 政治ー大宰府 期待得点率40% 小問別得点率19.3%

 

大陸の面積は、まあ仕方ないかなとは思います(よく出題されるので覚えておいた方がいいですよ)

せっかくですから、人口も覚えておきましょうね

 

扇状地と三角州は、間違いTOP3に入る「ド定番」問題です(他の2つは、浄土宗と浄土信仰、御成敗式目と武家諸法度)

 

大宰府は、ここまで得点率が低くなるものなんですね

気のせいかもしれませんが、北海道の中学生って九州のことホント知らないですよね(-_-;)

遠くなると、興味関心も薄れるものなのでしょうか…

長崎に住んでいた私としては、残念でなりません

 

 

大問2:世界地理

 

意図的かどうかわかりませんが、中難度の問題(期待得点率50~60%)がほとんどです

実際、小問別得点率は、本来得点率が低くなりがちな問6の記述が一番高く、それ以外は30~45%でした

ここで、点数の差がついた可能性は高いですね

 

問1 産業ー農産物の輸出国(資料判別) 期待得点率50% 小問別得点率35.6%

問2 自然ーアンデス山脈の特徴 期待得点率60% 小問別得点率38.6%

問3 気候ー雨温図(資料判別) 期待得点率60% 小問別得点率43.6%

問4 社会ーインドの宗教と産業 期待得点率60% 小問別得点率45.6%

問5 産業ー日本の貿易(資料判別) 期待得点率50% 小問別得点率30.6%

 

問1は、解説はあんなこと言ってますが、正直だいずととうもろこしの区別はあまりつきません

なので、Cが小麦であることを見抜いてウを選ぶしかないでしょう

 

問3の雨温図は、せっかくなのでア〜エとあ〜えを全て対応させてみた方がいいと思います(答えは解説に載っています)

ちなみに、冷帯と寒帯の見分け方って知っていますか?

夏の気温が10℃を超えるかどうかなんですよ、冬の気温は関係ありません

 

問4は、ヒンドゥー教を間違えたとは思えませんので、ICT(IT)が書けなかったんでしょうね

ひょっとして問題文をよく読まずに「ハイテク」と答えた生徒もいたかも

 

問5は、解説の通りの判別でいいと思います

 

 

大問4:縄文〜明治時代

問4 政治ー松平定信の政治 期待得点率60% 小問別得点率26.1%

問6 年代並べかえー近代のできごと 期待得点率30% 小問別得点率18.9%

 

問4は、松平定信が書けなかったのか、記号を間違えたのか…

選択問題は、消去法でも答えに辿りつくと思うのですが(-_-;)

白河…まさかと思いますが「白河上皇」とか答えてませんよね

 

問6は、全て明治時代のできごとなのですが、そこまで接近しているできごとでもないですし、日清戦争(下関条約)→日露戦争(ポーツマス条約)の流れは間違いないので、正直ここまで得点率が低いというのは残念でなりません

一つ一つのできごとは覚えていても、前後のつながりなどまで意識していないんでしょうね

年号を覚えさせるのが一番手っ取り早いのですが、そういう問題でもないような気がする今日この頃です(-_-;)

 

 

大問6:現代の日本と世界

大問5と比べて、非常に得点率が低かったです

ですので、こちらを選んだ生徒は不利だったと言えるでしょうね

難易度的にそれまでとは思いませんが…

 

問1 政治ー教育基本法の制定 期待得点率40% 小問別得点率20.0%

問2 戦争ー朝鮮戦争 期待得点率50% 小問別得点率18.7%

問3 戦争ー中東での紛争の範囲 期待得点率60% 小問別得点率40.8%

問4 世界ーニューヨーク 期待得点率70% 小問別得点率50.8%

 

問1は、立憲改進党と立憲政友会の違い、学制・教育勅語・教育基本法の流れ、地租改正と農地改革の違いなど、触れるべきものはかなり多いです

 

問2は、こうして別の側面から語句を答えさせると得点率が下がるという典型的な例だと思います

「朝鮮半島で」というキーワードがなければ答えられないというのであれば、何とも残念な話です

 

問3は、中東がそもそもどこかわからない(ひょっとすると中東という国があると思っているかもしれませんね)

 

問4は、世界貿易センタービルなんて知らない!って思ったら答えられませんよね

同時多発テロのことだからニューヨークかな?って思ってもらわないと

そもそも、このあたりのことは、普段から関心を持ってニュースに触れていれば、自然と知識として身につくものだと思っています

定期テスト前に時事問題対策としてプリントもらって眺めるだけでは、ダメだと思いますよ

 

そこまで難しくはないだろうと思ていたのですが、意外と平均点が伸びなかった印象です

 

 

明日は、理科と英語についてです

 

それでは、今日はこのへんで



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