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「学びや むげん」代表のたかとりーなが日々考えていることです
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2019藤女子中学校学校説明会

私が最も古くから参加し記事にしているのが、この藤女子中学校の説明会

 

何と、今年で10回目の参加でした

(今までの記事はこちら)

2010

2011

2012

2013

2014

2015

 

2016

 

2017

 

2018

 

 

毎年説明しているような、中学受験に関する話などについては、今後開催される説明会などで直接聞くこともできるでしょうから、今年はちょっとスタイルを変えて、説明会や学校見学を通して受けた印象などを中心に書いてみようと思います

 

藤女子中の受験を検討されている方は、お手数ですが、過去の記事を遡って見ていただければと思います<(_ _)>

 

そして、進学実績などについても後日まとめる私立編を参考にしてもらえればと思います(少しは触れますが)

 

 

まず、藤女子と言えば、札幌圏では数少なくなってしまった女子校です

 

皆さんは、女子校というとどんなイメージを持っていますか?

 

今回、いただいた資料の中に、興味深いものがありましたので、いくつか紹介させていただきたいと思います

 

卒業時に生徒に記入してもらったアンケートだそうです(一部抜粋)

 

「女子だけだからこそ、ドロドロしていないのだと思います。女子を演じる必要がなく、ありのままの自分で過ごすことができました。友達も先生も、私の個性を否定せず受け止めて応援してくれました。友達もありのままを見せてくれました。だから私も友達を素直に受け入れられたのだと思います。」

 

「女子だけの世界は、本音を明かさず、水面下で物事が動くというイメージがありました。私も入学する前は現代版大奥みたいな所かと思っていました。しかし、違いました。~中略~だから、無理に自分のキャラを作って演じる必要もなく、その人の個性をそのまま受け入れ、時に修正して、より洗練された人に成長できるところだと思います。」

 

「人から与えられるのではなく、人に与えることが本当の幸せなんだと藤の6年間で学んだ。」

 

「今まではお金があれば幸せになれると思っていたけど、宗教の授業や行事を経験したことで、大切なのは自分の弱さと多様性を受け入れる心であったり、教養を身につけて誰かのために役に立つことが幸せだと思った。」

 

女子校には女子校なりの悩みもあるのだとは思いますが、上の2人の「女子を演じる必要がない」「自分のキャラを演じる必要がない」というのは、なるほどそういうものなのかと考えさせられましたね

 

 

あと、授業見学した際に3年生の教室の前に貼りだされている掲示物を見たのですが、それがとても印象に残りました

 

長田弘の「最初の質問」という詩について、生徒自身が答えるというものです

 

  今日あなたは空を見上げましたか。
  空は遠かったですか、近かったですか。
  雲はどんな形をしていましたか。
  風はどんなにおいがしましたか。
  あなたにとって、いい一日とはどんな一日ですか。
  「ありがとう」という言葉を今日口にしましたか。

  窓の向こう、道の向こうに、何が見えますか。
  雨の滴をいっぱいためたクモの巣を見たことがありますか。
  樫の木の下で、あるいは欅の木の下で、立ち止まったことがありますか。
  街路樹の木の名前を知っていますか。
  樹木を友人だと考えたことがありますか。

  この前、川を見つめたのはいつでしたか。
  砂の上に座ったのは、草の上に座ったのはいつでしたか。
  「美しい」と、あなたがためらわず言えるものは何ですか。
  好きな花を七つ、挙げられますか。
  あなたにとって「わたしたち」というのは、だれですか。

  夜明け前に鳴き交わす鳥の声を聴いたことがありますか。
  ゆっくりと暮れていく西の空に祈ったことがありますか。
  何歳の時の自分が好きですか。
  上手に年を取ることができると思いますか。
  世界という言葉で、まず思い描く風景はどんな風景ですか。

  今あなたがいる場所で、耳を澄ますと、何が聞こえますか。
  沈黙はどんな音がしますか。
  じっと目をつぶる。すると何が見えてきますか。
  問いと答えと、今あなたにとって必要なのはどっちですか。
  これだけはしないと心に決めていることがありますか。

  いちばんしたいことは何ですか。
  人生の材料は何だと思いますか。
  あなたにとって、あるいはあなたの知らない人々にとって、
  幸福って何だと思いますか。
  
  時代は言葉をないがしろにしている。
  あなたは言葉を信じていますか。

 

掲示されるのがわかっていて(なので名前は書かなくてもいいことになっていたのですが、結構書いてました笑)、それでも、こうして自分をさらけ出すことができるのは、なるほど上に書いてあった通りなんだなと思いました

 

 

そして、藤女子は2025年に創立100周年を迎えるそうでして、卒業生は約20,000人

 

このブログを読まれている方にも藤女子を卒業された方や、親戚が藤女子に通っていたという方も大勢いるでしょう

 

親子2代で、はたまた3代で藤に通ったという方もいるかもしれません

 

そういった方なら、次のアンケートの回答にも納得がいくのではないでしょうか

 

「藤を選んでくれた親に心から感謝している。小学生の頃の私には、学校を比べて選ぶことができなかった。母が『勉強だけではない、人としての生き方を学べる学校を選ぼう』と言ってくれた。大学を卒業し、社会人になる今の私を支えてくれたのは、間違いなく藤の「人のために」という教えです。これから先の人生も、誰かのために自分の力を使い、支えていける人でいたいと思う。そしていつか、自分の娘ができたとき、藤に入学させたいと思う。」

 

何も、他の中高一貫校が「勉強だけを教えている」と言いたいわけではありません

 

ただ、今年このアンケートを読んだ時に、加熱する進学実績競争から、数年前に藤女子が一歩引いた理由が分かったような気がしたのです

 

もちろん、勉強に力を入れなくなったわけではありません

 

その辺りは、また後日に私立高校の進学実績比較でお話しできるのではないかと思います

 

 

最後に、どうしても伝えておきたいことが2つほど

 

 

1つ目は、100周年の記念事業として「クサベラ・レーメ記念奨学生特別選考」を来年の入試から始めるそうです

 

iPhoneImage.png

 

奨学生Aの3年間というところを見て不思議に思い質問したのですが、現時点で高校生については助成金などが充実してきているのですが、中学生についてはそういったものがほとんどなく、藤女子は高校からの入学がないため通いたくても中学3年間の経済的な負担が大きく、受験を断念される方もいるのではないかと

 

そういうことでした

 

なるほど、言われてみると私立中学で奨学金というのはあまり聞いたことがありませんでしたね

 

 

2つ目は指定校推薦についてです

 

北海道は国公立志向が強いため、首都圏私大への進学というものはなかなか選択肢に挙がってこないと思うのですが、先月のブログフェスの二次会の際に「○○高校は慶応の指定校推薦の枠余らせちゃったんですよー」と話したところ「もったいない!今、首都圏の私大は入りたくても入れない子が大勢いるのに…」と驚かれました

 

そうなんです

 

この記事にも書いてありますが(またリンク貼っちゃった)、定員の厳格化のため、ここ2,3年首都圏の私大はとんでもない難易度になっているのです

 

そんな私大の推薦枠

 

結構持ってますよ

 

しかも、指定校だったら入れる学部もそんなに大したことないのではと思っている、そこのあなた

 

私も、見て驚きましたからね

 

早稲田−商

上智−法−法律

立教−法−政治

中央−法−政治

法政−法−政治

青山−文−フランス文学

学習院−文−日本文学

 

いやいやいやいや

 

実際、指定校推薦で合格する子たちというのは一般受験でも合格する力があるのですが(学力不足な子を推薦すると枠を取り消されてしまう可能性もあるので)、そこは受験ですから何が起きるかわかりません

 

お得というと変な言いかたですが、極秘で公開された早稲田や法政に合格した子の中学入試時の順位や最初の学力推移調査のSS聞いたらひっくり返りますよ

 

もし、首都圏私大も視野に入れているというのであれば、検討に値すると思います

 

 

明日は北海道科学大学高校の説明会に行ってきます


それでは、今日はこのへんで



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