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「学びや むげん」代表のたかとりーなが日々考えていることです
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2019 冬の進学舎セミナー(後編)

いつもは日曜日はブログお休みなのですが、書かなければいけないことが山積みのため、予定を変更しての更新です

 

今日は火曜日に行われた進学舎セミナー第1部の内容について、お伝えしようと思います

 

講演タイトルは「いよいよ見えてきた大学入試改革!共通テストと4技能認定試験の活用」なのですが…

 

私は、それより現小6(新中1)の移行措置の方が気になりましたね(^_^;)

 

恐らく、昨年の同時期のセミナーで話されていたのでしょうが、私欠席してましたからね…

 

八反田先生が「いや、今日は良かったですよ」と言っていた理由が、今になってわかりました(笑)

 

 

まず、共通テストについて

 

一言で言うと「大学によってバラバラ」です

 

国公立と私立、上位大学とそれ以外の大学

 

例えば私立大学の中で、早稲田は政治経済学部の一般入試で、このような方針を打ち出してきました

 

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私文なのに数学が必修になったことが随分と話題になったようですが、よく見てください

 

200点満点中、英語が共通テストの25点と外部検定試験の30点を合わせて55点分

 

そして何より、今まではセンターの点数のみのセンター利用か、センターを無視した一般入試かの0か100かみたいな感じだったのが、国公立大学の入試のように共通テスト5割・英語外部検定試験と学部独自試験5割と、両方受けなければいけなくなったのです

 

他には上智と青山学院が以下のような方針を打ち出しています

 

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そもそも、共通テストとはどのようなものなのでしょう?

 

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そして、この共通テストを活用した国立大学の入学者選抜の基本方針というのも発表されています

 

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ポイントは英語の外部検定試験と国語の記述問題をどう扱うかですね

 

英語の外部検定試験については「出願資格にする」か「加点にする(2割以上)」か「2つを組み合わせる」かのいずれかです

 

ちなみに既卒生(浪人生)については、前年度の結果が利用可となりました

 

これは、良い判断だったと思います

 

それと、よく言われていた「複数回受験して上位の成績を提出する人が有利なのでは?」という話しは、ID管理をして「2回しか」検定を受験できないことにして対策するようです

 

さて、北大を除く旧帝大は既に方針が発表されていて、プラスして東工大と静岡大学についてここでは見てみたいと思います

 

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旧帝大は見事なまでに英語認定試験については「出願資格」のみですね

 

しかもA2というのは英検でいう準2級レベル(しかも東大と名大は調査書のみでOK)

 

東北大に至っては「活用しない」ですから(出願要件ににもしないと)

 

それに対して、東工大は2割加点、静岡大はCEFRのレベルに応じて加点としています

 

温度差ありますねー

 

そして、国語の記述問題についても

 

合否判定に用いない(東北大)

段階別評価を点数化して加算・合算(京大・阪大・名大・東工大・静大)

記述式問題は課すが具体的なことはまだ(九大)

未公表(東大)

 

まあ、見事なほどにバラバラです

 

恐らく、旧帝大クラスになると「記述の力なんて二次試験でちゃんと見てるから、共通テストでわざわざやらなくてもねぇ…」という思いが強いんだと思います

 

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さて、ここまで共通テストの話をしてきましたが、巷では2020年の入試から共通テストになる、今の高1生は大変!と考えている方が大半だと思いますが…

 

実は一番大変なのは現小6(新中1)生かもしれないというお話をこれからしていきます

 

まずは、大学入試改革と次期学習指導要領のスケジュールを見てください

 

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今話題になっている共通テストは2020年度から「先行実施」として行われ、2024年度からは「本格実施」となります

 

それは移行措置を含めて、次期学習指導要領の影響を全て受けるのが現小6生からだからです(小中高とも)

 

ただし、影響を受けると言っても、現小6生の場合は

 

小学(全て移行措置)

中学(中2まで移行措置)

高校(全て次期指導要領)

 

と、十分な準備ができないまま、いきなり中3から次期学習指導要領に突っ込むことになります

 

移行措置というのは、新しい学習指導要領に対応するために、その内容を徐々に始めることなのですが、現小6は小学校での英語の移行措置が通常2年かかるのに対し、前倒しスタートの影響で1年間だけの学年なのです

 

そもそも、英語に限らず移行措置期間の取り組みは自治体ごと学校ごとにバラバラで、差がつくことで知られています

 

札幌市内の小学校はどうでしょう?

 

さいたま市は、週3コマ年間105時間きっちり小学校で英語に取り組んでいるらしいですよ

 

で、そんな小学英語から中学に上がり、今までの学習指導要領では「中学校で1200語程度」とされていた単語数が、新学習指導要領では「小学校で600〜700語」「「中学校で1600〜1800語」つまり合計で「2200〜2500語」と単純に2倍になります

 

加えて、今までは高校で学習していた「現在完了進行形」「仮定法」「原形不定詞」が中学校に下りてきます

 

そして、高校生になると新しい教科・科目が生まれます

 

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今の教科・科目と比べると、まるで違いますよね

 

 

いかがだったでしょうか?

 

「あぁ…うちの子は中1生だから良かった…」

 

そう感じた方もいたかもしれませんが、お子さんが現役で大学に進学した場合はいいですが、浪人したらどうなりますか?

 

これって、今の高2生と同じ状況ですよね

 

ということは、もう高2から下は、これから数年間ずっと大変な時代が続くということです

 

ただ、それも「普通に」大学を受験すればという話し

 

2021年度までに、国立大学の推薦・AOの定員を3割に拡大する予定で、現に東北大は前期1779名、後期88名、AO・推薦509名、筑波大は前期1302名、後期174名、AO・推薦546名と他校に先がけて推薦・AOに比率を上げていっています(北大は前期1924名、後期487名、AO・推薦59名とまだまだです)

 

まあ、今までの推薦・AOとはだいぶ様変わりすると思いますが…

 

 

さて、明日はいよいよ新教室のエリアの発表です(本契約はまだなので細かい場所はまだ非公表で)

 

それに付随して、現時点で決まっていることなども発表する予定です

 

 

それでは、今日はこのへんで



| セミナー | comments(2) | trackbacks(0) |
comment
kirby | 2019/01/29 5:33 PM
息子が新6年で、読んでるうちにドキドキ緊張してきました。
ある中高一貫校の保護者から、この話は聞いてましたが、具体的に何を対策していいのかわかりませんでした。
でもこの記事を読んで、とりあえず英語は大事だな!と認識できました。
ご丁寧な説明、ありがとうございます。
たかとりーな | 2019/01/29 10:12 PM
別に怖がらせるつもりはなかったのですが、まあ大変ですよね
英語も大事ですが、国語はもっと大事ですので!
数学も社会も理科も、最終的には国語ですよ



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