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代表のたかとりーなが日々考えていることです
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H30入学者選抜状況報告書を読んで

8月10日に発表されていたんですね(^_^;)

 

すっかり忘れていました(笑)

 

H30入学者選抜状況報告書

 

一般の方が読んでも、数字の羅列で何が何やらという感じだと思いますので、今春の入試を簡単に振り返るのと、来春に向けてここから読み取れることについて書きたいと思います

 

 

まず今春の入試の振り返りについて

 

自己採点結果から、容易に難化によってボーダーラインが下がることが予想されるにも関わらず、毎年恒例である速報性重視の大手塾のボーダーライン速報に振り回される人が続出

 

加えて社会と理科の作問ミスが発覚(道教委は社会については認めましたが、理科については否定)

 

大荒れの公立入試でした

 

私も、いつになく入試から発表までが落ち着かない年でした(^_^;)

 

で、上に「速報性重視の大手塾のボーダーライン」と書きましたが、これがどのくらい違うものなのか?

 

答え合わせしてみましょう(意地悪)

 

左が入試当日に発表の某大手塾の予想平均点、右が道教委発表の平均点です

 

国語(標準)34.0 31.4

国語(裁量)37.0 36.1

 

数学(標準)31.0 29.0

数学(裁量)33.0 30.9

 

社会 35.5 36.1

 

理科 25.0 22.4

 

英語(標準)37.0 29.9

英語(裁量)41.5 40.1

 

合計(標準)150.5 135.9

合計(裁量)193.0 184.1

 

標準問題で15点、裁量問題で10点高く平均点を見積っていたと

 

それに基づいてボーダーライン予想して、しかもギリギリではなく少し余裕を持たせているはずですから…

 

これを見て「一喜一憂」するのが、如何に意味のないことか(一喜はしていいのか…)、お分かりいただけるかと思います

 

加えて言えば、次の日の朝刊に掲載される道教委の予想平均点

 

あれ、毎年同じですからね(笑)

 

今年も理科は予想平均点33点か36点だったと思いますよ

 

ですから、あれを見て「どうしよう」と焦るのも意味がないということです

 

この辺りは、入試直前になったら再度お知らせしようと思います(まだ、このブログに辿りついていない受験生・保護者の方がいると思いますので)

 

 

ちなみに、私はこの日どんな記事を書いていたかというと

 

2018北海道公立高校入試(たくさん追記あり)

 

そうなんですよね、せめて生徒の自己採点結果(統計的に有意なサンプル数だけでいい)が集まってから予想平均点やボーダーライン公表すればいいのに…

 

しかし、理科の平均点(22.4)には今さらながら驚きですね

 

60点満点だとピンと来ないかもしれませんが、100点満点に直すと37点ですからね(^_^;)

 

得点分布比率を見ても(いずれも累積)

 

51点以上0.6%

41点以上6.1%

31点以上23.1%

 

多分、標準問題の英語の平均点が思ったよりも低いのは、精神的な部分も大きかったのではないですかね(あまりの出来なさにショックを受けて)

 

それは、後ほど紹介する「学力検査問題等研究協議会」に難易度について物申されますわ(笑)

 

 

それでは次に、来春に向けての話ですね

 

この報告書には、「学力検査問題等研究協議会」という合格発表後に中学校及び高等学校の先生方を集めて学力検査や入学者選抜に係る事務などについて協議する会の意見が掲載されています

 

これが、翌年の入試に多少なりとも影響を与えているようなんですよね

 

なので、この意見を基に来春の入試がどうなるのかを考えてみようと思います

 

赤文字にしている部分が来春に向けて注意を要する部分です

 

 

学力検査問題等研究協議会における主な意見(抜粋)

 

国語では、目的に応じて資料を活用し説得力のある話をする力をみる問題など、思考力・判断力・表現力等をみる問題が出題されており、記述量や難易度も適切であった。今後も、領域のバランスを意識した出題について、引き続き工夫してほしい。


数学では、各領域のバランスが適切であり、日常の事象を数理的に考察させる問題や受検者の思考過程を問う良問が出題されていた。今後は、基礎的・基本的な知識や技能を活用して、判断したり、考察したことを表現したりする問題の出題について、一層充実させるよう検討してほしい。


社会では、基礎的・基本的な知識や技能を問う問題と各種資料等の活用による思考力・判断力・表現力等をみる問題がバランスよく出題されており、問題量、難易度も適切であった。今後も、資料等を活用し思考力・判断力・表現力等を問う融合問題や、今日的な課題に関する問題の出題を継続してほしい。


理科では、問題を正確に読み取り、観察・実験の結果を分析して解釈する問題が多く出題されていた。今後も、日常生活や社会との関連を意識した出題を継続するとともに、難易度の異なる問題をバランスよく出題してほしい。

 

英語では、基礎的・基本的な知識や読解力に加え、自分の考えを表現することを重視した作問がなされており、問題構成及び配点が適切であった。また、中学校の授業における言語活動との関連が深く、学習への動機付けとなるよう工夫されていた。今後も、英語で自分の考えを表現する出題について、一層充実させるよう検討してほしい。


学校裁量問題では、3教科とも、受検生の力を測る上で適切な問題構成となっており、良問であった。引き続き、思考力・判断力・表現力等を問う問題を出題してほしい。

 

 

基本的に、あまりダメ出しはしないんですよ(笑)

 

読んでもらえばわかるように、問題については「難易度・各領域のバランス・問題量(記述量)・問題構成・配点」が適切がどうかを見ているようです

 

ということは

 

国語:各領域のバランス・問題構成・配点

数学:難易度・問題量・問題構成・配点

社会:各領域のバランス・問題構成・配点

理科:難易度・各領域のバランス・問題量・問題構成・配点

英語:難易度・各領域のバランス・問題量

裁量:難易度・各領域のバランス・問題量・配点

 

それぞれの教科について、上に挙げた内容には改善してほしいということですね(太字は特に)

 

難易度については「もっと難しくしろ」という意見なわけがありませんから、数学・理科・英語・裁量については来春は易化する可能性が高いですね

 

いや…理科はそれでいいですが、数学・英語・裁量の難易度はいじらなくていいのでは?

 

 

次に後半部分の要望についてですね

 

 

国語:各領域のバランスを意識した出題

 

話すこと・聞くこと

書くこと

読むこと

伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項

 

国語の指導領域はこの4つなのだそうですが、領域別の正答率を見ると、話すこと・聞くことの出題が大問二問三だけなんですね

 

恐らく、このことを言っているのでは?

 

でも、この領域を強化するとなるとリスニングを導入するくらいしか方法がありませんよね

 

今のところ、そういった話は出てきていないので、今春のような出題(大問二問三)をしろってことなんでしょう

 

ただ、配点8点はやりすぎだろってことなんでしょうね

 

 

数学:基礎的・基本的な知識や技能を活用して、判断したり、考察したことを表現したりする問題

 

大問3問2みたいな問題のことを指しているんでしょうね

 

大問3は、近年答えに至るまでの考え方を書かせる問題が出題される傾向にあります

 

それを続けなさいということでしょう

 

 

社会:資料等を活用し思考力・判断力・表現力等を問う融合問題や、今日的な課題に関する問題

 

この融合問題というのが、「思考力・判断力・表現力」の融合問題なのか、「地理・歴史・公民」の融合問題なのか(恐らく前者)

 

資料問題は最近よく出題されていて、ただの知識の暗記問題ではなくなっているのは感じています(知識の確認は大問1でするという方針でしょう)

 

今日的な課題に関する問題…教科書の右下とか章末に載っているやつですかね

 

東京書籍の「新しい公民」を例にすると、公民にアクセスという右上の枠に載っているような内容ですね

 

後は章末の「深めよう」かな

 

道内の自治体で使っている教科書は違いますから、ここの内容を暗記したからといってどうこうなるものではありませんが、こういった最近の出来事についての問題は、来春気をつけておいた方がいいでしょうね

 

 

理科:日常生活や社会との関連を意識した出題を継続、難易度の異なる問題をバランスよく出題

 

日常生活や社会との関連ねぇ…

 

そうなると、結構出題する単元や内容も絞られてきますよ?(^_^;)

 

難易度については、もうちょっと点数取らせる問題も出せってことでしょう(笑)

 

 

英語:英語で自分の考えを表現する出題

 

裁量問題なら自由英作文のことでしょうが、共通問題でですよね?

 

まあ、短文記述のことだとは思いますが

 

一層充実って、でもこれ以上書く問題増やしたら、標準問題受ける層はますます平均点下がると思うんですが、その辺りは大丈夫なんですかね?

 

 

裁量:思考力・判断力・表現力等を問う問題を出題

 

今までと同じってことだと思います(^-^)

 

 

最後に全体を通して

 

問題構成について適切であると言っているのが英語だけというのが、妙に引っかかっています

 

前回、大幅な問題構成の変更があったのが2013年(現大学3年生)の時

 

社会と理科が、それまで単元ごとの出題(社会は日本地理・世界地理・歴史前半・歴史後半・公民前半・公民後半、理科は物理・化学・生物・地学から各2題)だったものが、今の形式にガラッと変わったのです

 

そろそろ、また変わってもおかしくないですよね?

 

ですから、TOP校を狙う層は、あまり北海道の入試の形式に慣れ過ぎず、他都府県の問題なんかも解いて、傾向が変化しても対応できるようにしておいた方がいいと思います

 

まあ、教科書が変わっていない以上、問題の外見は変わっても中身は同じなんですがね(笑)

 

過度な対策は必要ないし、そんなもので点数が取れても、それは本当の力ではないということです

 

 

それでは、今日はこのへんで



| 公立入試関係 | comments(2) | trackbacks(0) |
comment
旭川一のサード | 2018/08/31 10:23 PM
協議会で作問ミスは指摘されなかったですかねぇ(笑)。都合が悪いことは載せたくないだけですね。
〜的な問題といった抽象的な意見ばかりで、何か道教委側でわかりづらい言葉に置き換えられた感じかなと。
しかも、受検者数とかの数字の載せ方もパッと見わかりづらい。
自分も統計的な仕事してますが、道教委員の統計はなってない。私が作った出願状況や合格者数のデータの方がよっぽどわかりやすいかも。
でも先生には敵わないかな。
たかとりーな | 2018/09/02 6:30 PM
そうなんですよ!
私も何か一言あるんじゃないかと期待していたんですがね…

統計資料って、見る人が見たらすぐわかっちゃうもんなのですね(^_^;)
私の作った資料も…スマホ使用にしていないものだから、見づらいことこの上ないと思いますよ(-_-;)



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