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「学びや むげん」代表のたかとりーなが日々考えていることです
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2018年8月道コンから志望者動向を考える(前編)

昨年も書きました、8月道コンから志望者動向を考える記事

 

書いたのはいいですが、実は公開迷っていたんですよね(´・ω・`)

 

というのも、8月道コンの平均点集計

 

思った以上に集まりが悪いんです

 

一応「北海道 塾 ブログ」で検索すると1位、「札幌 塾 ブログ」で検索すると2位で、アクセスも毎日2000〜3000あるのにねー(´・ω・)(・ω・`)ネー

 

特に塾の先生たちからの反応が「ほとんど」ありません

※0ではありませんが、あのアンケート項目に塾関係者ってつけたのがよくなかったんですかね…今からでも外しますか…

 

「普段利用しておいて、アンケートとかに協力してほしい時には知らんぷりかい」

 

そう思うと、ブログ書くテンションも下がってしまいます

 

でも、今回のアンケートでいただいたメッセージを読むと

 

「この人たちのためにも書かないとダメだよなぁ」

 

と、テンションが元に戻るんです(笑)

 

でも、このブログが今まで通りの形で、この先もずっと続くかどうかはわかりません

 

私が書きたいと思う気持ちより、書きたくないという気持ちが上回れば、ある日突然更新が止まることもありえます(以前不定期更新になった時期もありました)

 

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今年も、過去6年間の8月道コンと、今年の8月道コンを比べてみて、あーでもないこーでもないと言ってみることにします

 

まず、過去6年間の石狩管内の受験者数の推移を見てみましょう

 

2012 9381名

2013 9228名

2014 8152名

2015 8438名

2016 8529名

2017 8396名

 

そして今年が

 

2018 9088名

 

今年は結構増えましたね(^_^;)

 

なので、人数で増えた減ったと話しても意味がありません

 

ですから、人数の他に割合を載せていますので、そちらの方を参考になさってください

 

そして、これはあくまでも8月の時点での数字から志望者の動向が掴めないか検証した記事ですので「絶対ではありません!」

 

現に、去年の記事を見ていただければわかりますが「かなり外しています」(笑)

 

その点をくれぐれもご承知おきください

 

 

まずはTOP校と呼ばれる東西南北のデータから

 

左から順に、年度・第一志望者数・石狩管内の受験者に対する割合・出願倍率(再出願後、欠席考慮なし)です

 

札幌南

2012 419(4.47%) 1.20倍

2013 390(4.23%) 1.23倍

2014 399(4.89%) 1.18倍

2015 421(4.99%) 1.20倍

2016 421(4.94%) 1.26倍

2017 456(5.43%) 1.34倍

2018 475(5.23%)

 

過去最高だった昨年を上回るほどではありませんが、それでも近7年で2番目に高い割合です

もう倍率は下がらないでしょうね…

 

札幌北

2012 366(3.90%) 1.33倍

2013 388(4.20%) 1.23倍

2014 332(4.07%) 1.32倍

2015 390(4.62%) 1.25倍

2016 402(4.71%) 1.28倍

2017 402(4.79%) 1.19倍

2018 400(4.40%)

 

ここ3年と比べると割合は低いのですが、隔年傾向がある高校なので注意が必要です(順番通りなら今年は上がる?)

元々南を志望者割合で抜いたことは一度もないのですが、それにしても差が付きましたね…

いい高校なんだけどな(´・ω・`)

去年の低倍率といい、どうしてこうなったんだろう

個人的には英数の傾斜配点、あれが全ての元凶だと思いますよ

 

札幌西

2012 459(4.89%) 1.48倍

2013 377(4.09%) 1.26倍

2014 419(5.14%) 1.52倍

2015 398(4.72%) 1.32倍

2016 434(5.09%) 1.47倍

2017 414(4.93%) 1.50倍

2018 506(5.57%)

 

こらこら(^_^;)

去年までははっきりとした隔年傾向がありましたが、それは崩れてしまいました

ただ、志望者割合と倍率にかなり高い正の相関がみられる学校ですので、そこからいくと今年は今までにない高倍率を記録するかも

 

札幌東

2012 358(3.82%) 1.22倍

2013 369(4.00%) 1.22倍

2014 407(4.99%) 1.53倍

2015 454(5.38%) 1.46倍

2016 462(5.42%) 1.32倍

2017 436(5.19%) 1.50倍

2018 487(5.36%)

 

4年前の開成普通科廃止から、高い志望者割合と高倍率が続いています

もう、倍率下がりませんね…下がる要素がないです

 

 

そして、東西南北を語る上で、大事なデータがあります

 

この東西南北を第一志望としている受験者数の割合です

 

2012 17.08%

2013 16.52%

2014 19.09%

2015 19.71%

2016 20.16%

2017 20.34%

2018 20.55%

 

年々、TOP校志望者が多くなっていましたが、更に今年は去年を上回りました

 

道コン受験者の5人に1人ですよ?

 

内申インフレもありますが…(それについては後日また記事にします)

 

 

札幌旭丘

2012 404(4.31%) 1.52倍

2013 335(3.63%) 1.47倍

2014 365(4.48%) 1.42倍

2015 452(5.36%) 1.66倍

2016 384(4.50%) 1.46倍

2017 343(4.09%) 1.56倍

2018 426(4.69%)

 

ここ2年程、8月の志望者割合はずっと減り続けていたのですが、今年は久々に上昇

ただ、志望者割合に関係なく、ここ数年は2015年を除けば1.4〜1.5倍台をキープ

やはり2015年は異常だったんですね(^_^;)

 

札幌国際情報(普通)

2012 121(1.29%) 1.24倍

2013 103(1.12%) 1.66倍

2014 134(1.64%) 1.55倍

2015 137(1.62%) 1.89倍

2016 155(1.82%) 1.53倍

2017 121(1.44%) 1.48倍

2018 181(1.99%)

 

定員が80名と少ないこともあって、はっきりとした傾向は掴みづらいのですが、志望者割合は近7年で最高です

そして、隔年傾向が強い学校だったのが去年で崩れてしまったので、今年どちらに振れるのかも正直わかりません

しかし、2013年からは低くても昨年の1.5倍弱ですから、下がることはないでしょうね

 

札幌月寒

2012 423(4.51%) 1.35倍

2013 429(4.65%) 1.42倍

2014 416(5.10%) 1.48倍

2015 417(4.94%) 1.46倍

2016 460(5.39%) 1.49倍

2017 438(5.22%) 1.29倍

2018 424(4.67%)

 

いい意味で安定してますね、志望者割合も倍率も

昨年は、久々に1.3倍を割り込みましたが、TOP校からの志望校変更が少なかったからでしょうか?

今年も上位層は強気の傾向が見られるので、意外と今年も倍率は落ち着くかもしれません

 

北広島

2012 206(2.20%) 1.13倍

2013 207(2.24%) 1.35倍

2014 215(2.64%) 1.15倍

2015 182(2.16%) 1.22倍

2016 236(2.77%) 1.38倍

2017 247(2.94%) 1.36倍

2018 287(3.16%)

 

以前は志望者割合もそれほど高くなく、倍率も1.1倍台が続いていましたが、ここ2,3年の上昇っぷりには驚きを隠せません

今年は過去2年を上回る志望者割合で遂に3%を超えました

ただ、昨年もひょっとすると1.4倍台があるかもと思っていたところ、1.36倍と若干下げたことから、ひょっとすると北広島の志望者の許容範囲の限界に近付いているのかもしれません

だとすると、今年も1.4倍をギリギリ超えないくらいに落ち着くかも

 

札幌手稲

2012 252(2.69%) 1.33倍

2013 237(2.57%) 1.12倍

2014 248(3.04%) 1.11倍

2015 254(3.01%) 1.27倍

2016 253(2.97%) 1.27倍

2017 227(2.70%) 1.29倍

2018 259(2.85%)

 

ここ3年は1.2倍台後半で倍率は安定

志望者割合も大きな変動はありません

今年も同じ程度なのではないかと

 

といった感じで、札幌圏の公立TOP校、準TOP校の現時点での志望者動向を予想してみました

 

どこまでを準TOP校扱いするのか、議論が分かれるところだとは思いますが、全部で18校取り上げるため単純に半分にしただけですので、深い意味はありません

 

明日は、残りの裁量問題採用校についてです

 

それでは、今日はこのへんで



| 道コン解説・感想 | comments(2) | trackbacks(0) |
comment
カーさん | 2018/08/28 6:33 PM
こんにちは、いつも拝読して、大変参考にさせて頂いております。
中学毎の平均点、当方まだ二年生ですので参加出来ませんが、大変興味を持って行方を気にしております。
道コン事務局の方では、塾の先生にであってもそのようなデータは出さないものなのですね。
参加者としては、ついでに内申SS相関の男女別データも見て見たいなと思いますが、道コンデーファイルには載らないでしょうね…。
たかとりーな | 2018/08/28 10:51 PM
事務局が出したがらない理由もわかるんです
でも、個人成績票に載せている数字でもあるし、市内全域に展開している大手であればデータは揃えられるのだから、ただ中小の塾が不利なだけなんですよね
その現状を打破したかったというのが、今回始めた理由の一つです

男女別の内申相関データも興味深いですね
女子に比べて男子の内申は低いですよー
でも、SSは同じくらいか男子の方が上かもしれません…
何となくですがね



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