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2018年8月道コン感想(前編)

お待たせしました

 

明日、個人票が届くとは思いますが、今日と明日の2回に分けて、8月道コンの感想を書きたいと思います

 

採点基準表に載っている期待得点率と、総合資料に載っている小問別得点率が著しく乖離している問題

私がどうしても一言言っておきたい問題

 

以上について、色々書かせてもらおうと思います

 

前編の今日は国語・数学・社会についてです

 

 

それでは国語から

 

まず初めに、大問二文学的文章の題材選択について一言

 

今年1月の中2道コンで、主人公が東京の大学に通っている兄の影響で、同じ東京の大学を目指そうと決意する場面が出題されました

 

展開的に似ていませんか?

 

題材選択にメッセージ性を持たせたいのはわかりますが(きっと、北海道にとどまらず、もっと広い世界を目指そうとでも言いたいのでは?)、短期間しかも同じ学年で似たような題材を選ぶのは、模試としてどうかと疑念を持たずにはいられません

 

1月の道コンを受けている生徒の方が読みやすかったと思いますよ

 

題材選択には慎重を期してもらいたいと思います

 

 

大問一:漢字・語句・実用文

問二(1) 漢字の書きー厳格 期待得点率70% 小問別得点率37.5%

問二(2) 漢字の書きー圧巻 期待得点率70% 小問別得点率25.3%

問三 熟語の読みと音訓の組み合わせ 期待得点率50% 小問別得点率19.2%

 

厳格も圧巻も、普段の生活で使わないから書けないのだと思います

 

友達とのLINEで「うちのお父さんメッチャ厳格でさー」とか「昨日の金足農業の吉田の圧巻のピッチング見た?」とか言ってる中学生はいないでしょうね(笑)

 

でも、使わなければ覚えませんし、書けませんよ

 

「本はよく読んでます」と言っても、読んでいるものがライトノベルズでは…

 

今まで本を全く読まなかった子が読むのならそれでも構いませんが、そこから次の段階にステップアップしなければ、語彙力もつきませんよ

 

問三は、「がくぶち」とは読めても、音訓の組み合わせがわからなかったと

 

音読み・訓読みにはルールがある(以前記事にしています)ので、それを基に考えてもらえればいいかなと

 

ア:覚悟(カクゴ:音音 訓はおぼえる・さとる)

イ:得点(トクテン:音音 訓はえる)

ウ:黒髪(くろかみ:訓訓 音はコク・ハツ)

エ:眠気(ねむケ:訓音 音はミン・音のもう一つはキ)

オ:無傷(ムきず:音訓 訓はない・音はショウ)

 

でも、そもそも複数の読みを知っているかという問題もあるんですよね(-_-;)

 

どうも、最近の生徒は1対1対応でしかモノを覚えないという風潮があるので(英語の単語についても同様)、1つの漢字に複数の読みがあるというのも、ピンときているかどうか…

 

 

大問二:文学的文章

問三 心情ー征人の気持ち 期待得点率70% 小問別得点率42.0%

 

多分不正解者のほとんどはイと書いたのでは?

 

征人は「なにになりたいか」がわからないのであって、東京に出ることの意味は聡に問われて「いろんなものを見て、多くの人に出会って、たくさんのことを知りたい」と答えています(しかも問二で問われている)

 

話の流れの雰囲気(大人たちに問い詰められて、『東京に行きたい』としか答えられないように)で「情けない」と思わないように

 

 

大問三

問一 文法−助詞と修飾語 期待得点率40% 小問別得点率26.6%

問三(1) 記述−国家の構造との関連 期待得点率50% 小問別得点率24.6%

問三(2) 国家の構造を説明した文 期待得点率60% 小問別得点率28.0%

 

問一は、まあ解説の通りなのですが、そもそも連体・連用修飾語が何か、強調・逆接・引用の意味がわかっているのかというところからだと思います

 

問三(1)は、傍線部に「このこと」とあるわけですから、傍線部より前に「このこと」の内容について書かれているだろうということはさすがにわかるでしょう

 

問三(2)は直感的に直後の文を選んでしまったのでは?しかし、最後まで読み進めると語尾が「〜でもない。」なわけですから、そこに気をつけてほしかったですね

 

講評の「文の途中ではなく、一文の最初の五字を…」というのは、どこを書きぬいた答案が多かったのでしょうか…気になります

 

 

大問四

特に期待得点率との乖離は大きくなかったのですが、大問全体を通して

 

まず、古文を雰囲気で解いてしまっている人が非常に多いです

 

それが非常によくわかるのが問三です

 

エを選んだ人は一部分しか読んでいませんし、ア・イを選んだ人は雰囲気で選んだ人です

 

細かい文法を習っていないため、一文一文を丁寧に訳す習慣が身についていないから、こうなるのだと思います

 

実は、私は古文に、今までの小学英語と中学英語のような関係性を見ています

 

正直、中学生で古文やるなら、きっちり文法まで教え込んだ方がいいです

 

それができないのであれば、高校まで古文はやらなくていいでしょう

 

中途半端に取り組むのが一番良くないのです

 

 

続いて数学

 

大問1:小問集合1

問4 式の計算−aについて解く 期待得点率70% 小問別得点率51.6%

問6 資料の活用−中央値 期待得点率50% 小問別得点率25.9%

問7 式の計算−式による説明 期待得点率60% 小問別得点率41.0%

 

問4は、普通の等式の変形なんだけどなぁ…

 

間違えるとしたら分数の処理くらいですかね

 

問6については、講評では表の形式が見慣れなかったことを得点率が低くなった原因と捉えていましたが、果たしてそうでしょうか

 

中1の最後の単元で、定期テストでも扱う学校が少ない(可能性があるとしたら中2の前期中間)、塾の講習や問題集などでも単元として扱われることが多くないため、単に演習不足だったのではないかと私は思います

 

しかし、統計分野に力を入れることは文科省からも指示が出ていますし、入試では頻出です

 

問7は、最後の処理で減点になった人が多かったのでしょう

 

2×(整数)+1の形って誘導があるのにねぇ

 

 

大問2

問2 確率−起こりやすさの比較 期待得点率20% 小問別得点率13.4%

 

これは画像を見てください

めんどくさがらずに、丁寧に書けー!

 

 

大問3

問3 1次関数−交点と三角形の面積  期待得点率10% 小問別得点率7.6%

 

今まで、x軸やy軸を使って2つの三角形に分けてばかりだったので、自分でx軸やy軸に平行な直線引いて分けるという発想に至らなかったのでしょうか?

 

まあ、超面倒ですが、等積変形を使うという手もないわけではないです(笑)

 

 

BC(y=-6x+30)と平行でAを通る直線(y=-6x+51)を引き、その直線とx軸との交点をE(17/2,0)とします


 

△ACDをまずx軸で2つに分け、四角形OBACを一旦BCで2つの三角形に分けた後、等積変形を使い△OCEを作ります

 

後は、式の通りですね

 

私としては、解けないなりに、せめてaの値とDの座標までは出してほしかったかな…(ここまでで2点もらえます)

 

 

大問4:平面図形

問2 三角形と四角形ー証明 期待得点率10% 小問別得点率16.8%

 

証明と言えば合同と思っていた人にはいい薬になったでしょう

 

非常に良い問題だったと思います

 

 

大問5:小問集合2

問2(1)平方根ー平方根の乗法の利用 期待得点率20% 小問別得点率20.2%

問2(2)空間図形−回転体の体積 期待得点率5% 小問別得点率4.0%

 

(1)うちの塾…a>bを読み落としたのか知りませんが、逆の値を書いて1点ももらえなかったという生徒が複数いました(-_-;)

 

(2)は解説通りです、半径BCの円から半径ABの円を引いてしまった人が多かったでしょう

 


今回の道コン、4月の阿鼻叫喚の結果の原因となった方程式の文章題は出題されませんでした

 

ビビってるのかな?事務局さんは

 

まあ、公立入試で出題されなくなっているのは事実ですが、せめて1題位は出してほしいですね

 

10月からは標準・裁量に分かれるので、出しやすくはなるでしょうが

 


次は社会

 

大問1:小問集合

問1(3) 自然ー乾燥帯 期待得点率90% 小問別得点率55.5%

問3    エネルギーー火力発電 期待得点率80% 小問別得点率58.0%

問4(1) 時代ー時代区分 期待得点率60% 小問別得点率36.9%

問5(2) 年代並べかえー鎌倉・室町時代 期待得点率50% 小問別得点率37.9%

問6(2) 社会ー惣 期待得点率50% 小問別得点率25.6%

 

去年も厳しいこと言ったのですが…

 

ホント、勉強不足ですよね(-_-;)

 

去年も講評では難しいとか言って、今年も難しいと言っていますが、単に平均点が低かったからそう言っているだけで、本音は「え?この問題でこれしか取れないの?」と思っているはずです

 

問1(3)乾燥帯でなければ答えなんて書いたのですか?漢字間違えたの?百歩譲ってさばく気候と書いたのであれば許します

 

問3は…開いた口が塞がりません(-_-;)火力発電以外の何発電だと思っているのでしょう?これはある意味、常識があるかないかの問題だと思いますよ

 

問4(1)の時代区分は、最近よく出題されています

 

原始・古代→中世→近世→近代→現代

 

高校に行ってから、世界史や現代文なんかでよく出てきますから、今覚えておいて損はありません

 

問5(2)の並べかえは、正直このレベルでもこの正解率かといった感想です

 

問6(2)は、室町時代は確かに語句がたくさん出てくるのですが…まあ、勉強不足以外コメントのしようがないです

 

大問2:世界地理

問4 産業−各国の輸出品(資料判別) 期待得点率40% 小問別得点率24.8%

 

これは資料判別問題が大好きな私から一言

 

この「エ」のグラフを出題したのはどうかと思います(-_-;)

 

生徒には「わからない時は消去法で」とは言っていますが、解説まで消去法でなければ説明ができないような問題を、出題すべきではありません

 

このグラフ見て、「カナダですね」って言える人いませんよ(笑)※カナダは木材・パルプというイメージが強いでしょうから

 

ちなみに、なぜ木材やパルプが輸出品上位に来ないのかわかりますか?

 

おそらく、単価の問題なのではないかと思います(私の推測です)

 

まあ、根本的な問題として1〜4の国がどこなのかわかっていない生徒が半数いるのではないかと思われます( ノД`)シクシク…

 

そして、講評でも触れていた問6(2)ですが、この問題文で西ヨーロッパの特徴について記述するって、大丈夫ですかね?

 

問題文を読んでないのか、それとも「比べるのだからどっちでもいいだろ」と思っているのか…

 

例えば「AはBと比べてどうですか?」と質問されて、Bのことばかり話すっておかしいとは思いませんか?(^_^;)

 

 

大問3:日本地理

問1 国土−北方領土 期待得点率70% 小問別得点率48.6%

問2 国土−県庁・気候(資料判別) 期待得点率50% 小問別得点率23.7%

問3(2) 産業−中京工業地帯(資料判別) 期待得点率60% 小問別得点率39.7%

問4 産業ー都道府県の農業(資料判別) 期待得点率60% 小問別得点率17.9%

問5 発電−地熱発電 期待得点率50% 小問別得点率33.4%

 

ほぼ全ての問題ですね(-_-;)

 

問1は、札幌が北緯43度だと知っていればいいだけの話し、ドリカムの歌にもありますよ(知らない人はお父さん、お母さんに聞いてみよう)

 

問2は、個人的にはこういった融合問題は好きです、片方の知識だけでは正解が出せないので

 

雨温図はグラフを覚えるのではなくて、特徴を覚えてください

 

でないと、同じ気候の違う場所の雨温図出されたら、もう無理じゃないですか(^_^;)

 

問3(2)… (;゚Д゚) (゚Д゚;) (;つД⊂)ゴシゴシ (゚Д゚)え?

 

中京が工業地帯・地域のグラフ問題で一番簡単なのに…

 

問4は、解説が雑です(笑)

 

野菜と畜産の割合が高いからウが北海道なのではなく、コメどころの新潟や宮城が米9.7%の訳はなく、りんごの生産が全国1位の青森が果実0.5%の訳がないという、強調材料があって初めて北海道を選べるのです

 

あと、宮城だって米の生産は多いのですから、畜産の割合の比較もしておかなければいけません

 

というように、資料判別問題が消去法というのは、答えをいきなり選ぼうとするのではなく、その都道府県である可能性を考えるという意味で使っているのです

 

問5は、理由のところで「火山があるから」と書いてダメだった人が多いのでは?火山は日本中にありますからね(笑)

 

 

大問4:縄文〜明治時代

問1 年代並べかえ−日中関係 期待得点率50% 小問別得点率29.0%

問2(1) 政治−蝦夷平定(記述) 期待得点率60% 小問別得点率29.0%

問2(2) 文化−空海・真言宗 期待得点率60% 小問別得点率34.5%

 

問1の年号並べかえも、そこまで難易度は高くないのですが…鎖国とか明治初期ならともかく

 

どのできごとが何時代に起きたのかを知っているだけでも随分違うんですがねぇ

 

問2(1)は、講評によると「東北地方を統一する」では×だったようです

 

ちなみに採点基準表には別解例として「東北地方の蝦夷を平定する」がありました

 

なぜ「統一する」はダメで「平定する」はいいのでしょう

 

統一という言葉の意味は、多くのものを1つにまとめること、天下統一などに使われますね

 

平定という言葉の意味は、乱を平らげること

 

坂上田村麻呂の派遣は東北地方を1つにまとめるためではなく、朝廷の支配下におくためのものですから、統一という言葉は不適当なのです

 

問2(2)は、定番の仏教についての出題なのですが、きっと宗派と開祖しか覚えていないんですね

 

なので、それぞれの宗派がどういったものだったかを聞く、このような問題はいい問題と言えると思います

 

 

大問5:第2次世界大戦

問5 世界ー中国のできごと 期待得点率50% 小問別得点率32.8%

 

これは、逆によく32.8%の正解率だったねと思いました、最近やったところだからかな…

 

というか、この大問、問1と問5が連動していてマズいと思うのですが(-_-;)

 

問5でIVは中国だってバレてるから、問1で自動的にアを選べるじゃないですか(笑)

 

問1を間違えた20.1%の皆さんは、どこを見ていたんでしょうかね…

 

 

大問6:現代の日本と世界

問4 世界ー朝鮮戦争 期待得点率70% 小問別得点率23.5%

問5 世界ーソ連が行ったこと 期待得点率60% 小問別得点率29.6%

 

問4は、年号云々ではなく、朝鮮戦争→日米安全保障条約という流れを掴んでいれば大丈夫な問題です

 

cやdと答えた人は問題外ですが…

 

問5は、問題として不適切だと思います

 

第二次世界大戦の終結後から下線部?までの間にソ連が行ったことを選べと言っているわけですから、他の選択肢は「ソ連がやったことではあるがこの期間ではないもの」を入れるのが適当でしょう

 

他の選択肢、ソ連がやったことではないですよ

 

この選択肢のままであるならば、「次の中からIVの国が行ったこととして正しいものを1つ選べ」が設問として適切だと思います

 

 

どうも、今回の社会は問題として微妙なものが多かった印象です

 

しっかりしてほしいですね

 

 

明日は、理科と英語についてです

 

それでは、今日はこのへんで



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