昨日予告した通り、今日は札幌新陽高校の説明会に参加してきました
高校の説明会というのは、ホテルで行われることが多いのですが、できるのであれば学校で行ってほしいんですよね
学校の中を見学できる機会というのはなかなかないので
今回の新陽高校は、学校の中を見てほしいということで、学校での説明会ということになったようです
その心意気や良し!
ただ…
新陽高校って、不便なところにあるんですよね(^_^;)
初めて行ったのですが、こんなところに高校あるの?っていうところでした
さて、新陽高校と言えば、女子硬式野球部を立ち上げたり、ビリギャルでおなじみの小林さやかさんをインターンとして招くなどで話題になっております
そして、今年春の大学入試でも、短大が中心とはいえ国公立大学に13名の合格者を出したことが脚光を浴びています
一体、どんな戦略を持って、どんな取り組みをしているのか
興味津々だったのですが…
残念ながら具体的な話は聞けませんでした(-_-;)
いただいた資料も、「???」というものが多く(唯一、進学実績をまとめたものだけが良かったです)、進路の話についても…ねぇ
なるべく学費がかからないようにと、少しでも生徒にとって良い進路を見つけようと、東奔西走して情報を集める姿勢は認めます
しかし、意欲に実態が追い付いていないように映りますね
本格的に学校改革に乗り出してまだ2年、そう考えると少し厳しい評価かもしれませんが
今日の説明会で気になったのは、途中からどんな学校と繋がりを持っているのかの話に終始してしまい、あたかも「自分は芸能人(政治家)の〇〇と知り合いだぜー」と自慢している人のような雰囲気になってしまっていたことです
名前や権威に弱い人は「凄いですねー」となるかもしれませんが、それは芸能人(政治家)の力であって、自分の力ではないわけです
短大や高専からの編入についても、私が知っている事情とは若干違うようですが…
「最近の」高専からの大学編入の話し。本当に「楽に有名大学に行けてお得‼」と言い切れる現状なのか?
ネットの情報なんて、と思う人もいるかもしれませんが、実際に高専入試や編入学の塾をやっている方の意見ですので、何も知らない我々よりも信用できるのではないかと
短大についても、4年制大学への編入に力を入れているところがあるのも事実です
しかし、「どの大学へも編入できる」わけではなく、実際は編入を広く受け入れている大学限定になっているのが実情です
その辺りの事情を、きちんと生徒に説明しているのでしょうか?
そして、「〇〇短大から△△大学へ編入しました」と話すのは、自分の高校の生徒が達成してからにしていただきたい
中学校時代に通っていた塾で「〇〇高校に行けば△△大学に行けるぞ」と言われて、それを鵜呑みにしますか?(しかも、レアケースで)
あくまでも、その大学に行くのは、その生徒の資質や努力と短大のサポートによるものであって、そこに高校は関与してはいないはずです
英語4技能については、北海道で一番情報を持っているそうですよ?
元札幌南の進路指導担当(部長?)だった人を予備校の人が訪ねてくるそうですよ?
他の高校の先生方でも、このブログを読んでいる方もいらっしゃると思いますが、どうですか?この話を聞いて
違うなら違うと言っておいた方がいいですよ、そうでないと言ったもの勝ちになりますから
〇〇大学と提携してーとか、中堅の公立高校にはないような指定校推薦の話がーとか、であればきちんと資料に示していただきたいですね
話しだけでは「へー」で終わってしまいますし、提携とか連携ってきちんと協定交わしたり調印したりしてプレスリリースするものではないんでしょうか
検索した限りでは、お話で出た大学との提携・連携はHITしませんでしたが…
「〇〇大学の先生が、個人的なつながりで月一で授業をしてくれる」のは提携とか連携とは言いませんよ?
経済的に決して恵まれていない生徒のために手厚い制度を実行したり、実際に通っている生徒が「自分の高校に誇りを持ち始めている」のは見てとれます
であればこそ、その生徒たちの期待を裏切ってほしくないんです
今までの新陽高校のイメージを変えるために、ドラスティックなことをしようとしているのは理解できます
しかし、急ぎ過ぎて歪みが生まれていませんか?
説明会の最後に、とある塾から出た「爆弾発言」もその一端だと思いますよ
あえて書きませんが
色々厳しいことも書いたかもしれませんが、いい意味で10年後がどうなっているか楽しみな高校です
それでは、今日はこのへんで