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「学びや むげん」代表のたかとりーなが日々考えていることです
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不思議な感覚

ここ2,3年

 

体験に来た生徒が集団授業の中に入ると、「何だ、うちの生徒は結構できる方なのかな」そう思うことが増えてきました

 

でも、実際に指導している時や小テストの結果、道コンの出来具合などを見ると

 

「うーん…(^_^;)」

 

少なくとも、以前の道コンSS65以上の子と、今の道コンSS65以上の子では、明らかに今の子の方ができることが限られているのと完成度の点で劣るんですよね…

 

思い出補正でも何でもなく

 

まあ、観測範囲が狭い上での偏り(数十名程度での比較)と言ったらそれまでかもしれませんが、以前より興味の方向性が限定されているためか、学校では学ばないような雑学的な知識が不足していることを実感してます

 

浅く広くという生徒が減り、狭く深くという生徒が増えた印象です

 

「え?〇〇知らないの?」と聞く対象が、明らかに学力上位層にまで広がってきています

 

 

そして、こちらの指示が通らない子が、はっきりと増えてきています

 

昨日「明日から自学の最初の15分は今日配った国語のテキストをやります」と言ったにも関わらず、今日持ってきたのは5人中2人

 

15分と言われたのに、勝手に1単元進めて40分もやってましたとか

 

自分勝手な解釈をする子が多くなっていて、それが以前は学力下位層だったのですが、今は学力上位層にも見られるようになりました

 

恐らく、10年前の自分に話したらビックリすると思いますよ(-_-;)

 

 

3月の面談で数人には「キミは『自分は勉強ができる方だ』と思っているかもしれないが、それはキミの周りのごく限られた範囲と比べての評価であって、先生に言わせると『それは周りのレベルが低いからでしょ』ということになるんだよ」とハッキリ言いました

 

札幌市内全体と比較した時、私の過去の教え子と比較した時(さすがに全国との比較は難しいです)

 

生徒の自分自身に対する評価が、明らかに過大評価の方向にずれているのです

 

定期テストで、点数がある程度取れているというのも問題なんでしょうね

 

で、道コンで点数が取れなくても、それが実力だと思わずに「道コンは難しいから仕方がない」と実力不足を認めないんですね

 

これは、うちの生徒に限った話ではありません

 

全道中に広がっていると思います

 

 

模試で出るSSというのは、今いる集団の中での位置づけですから、過去の集団との比較はできません

 

ですから、同じ道コンSS65でも、年によってレベルに差が出るのはある意味当然なんですが…

 

道コンSS65の価値は下がってますね、昔と比べて

 

今年は、夏と冬に、ちょっと古い過去問を使って、過去の生徒と今の生徒を比較してみようと思います

 

その結果は、またブログに書きますね

 

 

それでは、今日はこのへんで



| 教育関係 | comments(2) | trackbacks(0) |
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ドリアン | 2018/04/29 1:46 AM
北大の道内出身者の大幅減少とも関連性がありそうですね。
たかとりーな | 2018/04/29 11:23 PM
そうですね、関連ありそうだと思います
今年の各高校の大学合格者数の記事を書く時に、何らかの考察ができればと考えています



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