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2018年4月道コン感想(前編)

今回の中3道コンでは、各教科「極めて得点率が低い」問題がいくつか見られました

 

そこに焦点を当てつつ、「個人的に納得のいかないこと」もありましたので、それも含めて感想という形で2日間に分けてお届けしたいと思います

 

1日目の今日は、国・社・英です



まず国語から

大問1は漢字・語句・実用文

 

問三は、ちょっと新しい形での出題でしたね

 

得点率は高かったですが、個人的にはこういった問題は続けてほしいと思います

 

 

大問2は文学的文章

 

「個人的に納得のいかないこと」というのは問4のことです

 

問題文が手元にない方のために、この設問の前までがどんな内容なのかを簡単にまとめると

 

「昭和中期、金持ちだが結婚相手の母親の気性が激しく使用人が長続きしない家に嫁ぐことになった姉智美と、結婚に反対する中学二年の弟信夫。嫁ぐ前の日の夜に神社の脇を流れる橋の上で、本当は結婚したくないことを信夫に指摘される智美。裏の事情を話せずに、泣き出す弟の姿を見つめ、心配してくれたことへの感謝とどんなことがあっても辛抱するとの決意を述べる。しかし、信夫は何も言わず、結婚を止めることができない無力感にさいなまれたまま家へと帰る。翌日、嫁入りの日。信夫の姿は家にはない。信夫はお宮の袖垣に腰掛け、姉が来るのを待っていた。二人は今朝一度も声を交わしていない。お宮の前に信夫がいるだろうことは智美にもわかっていた。姉が自分の前に差し掛かっても、信夫は怒ったような顔で姉の方に顔を向けようとしない。智美は伏し目がちになり、顔をこわばらせ、何かを待ち受けるように歩みをゆるめる。しかし、何も起きない。姉が通り過ぎ次第に遠ざかっていく次の瞬間、信夫は姉を追い橋の上まで来て足を止める。そして姉の背中に向けて、こう叫んだ。

 

『ばかやろーっ!』

 

智美が足を止めて振り返る。弟は空に向かって拳を突き上げていた。智美は首をゆっくり振り下ろしてうなづき、弟に向かってうれしそうにほほえんでみせた。気取った会釈を返し、左の手を起こし指を数回ひらひらさせて、弟のはなむけの言葉への答礼とした。」

 

問4:「弟に向かってうれしそうにほほえんでみせた」とありますが、智美がこのような表情を見せたのは、信夫の行動をどのように受け止めたからですか。その信夫の行動もわかるようにして三十五字程度で書きなさい。

 

私のあらすじだけでは難しいかもしれませんが、皆さんも考えてみてください

 

いいですか?

 

それでは模範回答です

 

「信夫が『ばかやろーっ!』と叫んだのを信夫なりのはなむけの言葉だと受け止めたから。」

 

 

え?(・_・;)

 

ちなみに私の回答は

 

「信夫が空に向かって拳を突き上げている姿を見て、自分への激励だと受け止めたから。」

 

後半のはなむけの言葉云々はいいですよ、実際本文にも「弟のはなむけの言葉への答礼として」と書いてありますから

 

でも、それは「ばかやろーっ」って言葉ではなく、その後の弟の姿を見たからわかったことでしょ?

 

もし、智美が振り返らなかったら、はなむけの言葉としてではなく、前日に言われた「ねえちゃんはばかだ」と同じ、自分への非難の言葉と捉えていませんかね

 

採点基準表には「ばかやろーっ!」の代わりに、「信夫がやっと一言言葉を発した」でも正答とするとなっています

 

いくら何でも酷すぎませんかね(-_-;)

 

で、ここで話が終れば良かったのですが、実はまだ続きがありまして…

 

私の回答とほぼ同じ回答を、シグマゼミの八反田先生もそこの生徒さんもしたらしく、さすがにこれはと事務局に問い合わせたそうです

 

返ってきた答えは4点、つまり正答としてくださいと

 

オイオイオイオイ

 

それは、他の塾にもアナウンスしてますか?

 

少なくともうちには「採点基準表に正答を付け加えてください」との連絡はありませんでしたが(-_-;)

 

問い合わせたのは当日、ということはその日のうちに情報を発信することも可能だったはずなんですよね

 

3月の公立入試で「あんなこと」があったばかりです

 

正答と認めてくれたことはいいとしても、その後の対応に不満が残ることになりましたね

 

 

大問3は説明的文章

 

文章前半はとっつきにくい印象を与えるかもしれませんが、具体例を挙げだす4段落以降は内容理解もしやすかったのではないでしょうか

 

問5よりも問3の方が書きにくかったかもしれませんね

 

 

大問4は古文

 

出ました!本居宣長ヾ(*´∀`*)ノ

 

個人的な好みで申し訳ないのですが、この人の文章「嫌い」なんです(笑)

 

何だろう…徒然草とは違い、他人の意見を否定するのにトゲがあるんですよね

 

そして偉そうというか(酷い

 

さらに、今回は、1つ文の長いこと(^_^;)

 

今、こんな文章書いたら、間違いなくダメ出しされると思います

 

問三は、古文ではあまり見たことがない10%を切る得点率

 

要するに「わかりにくい文章」ってことですね
 

 

続いて社会


この時期の社会は仕方ないと言えば仕方ないのですが、知識を問う問題がほとんどで、そこから一歩踏み込んだ問題というものはありません

 

そして、問題構成にも違和感を覚えるんですよね

 

大問3で奈良時代〜鎌倉時代のことを取り上げていて、選択の大問5で古代〜室町時代を再度取り上げるわけですから

 

問題を作る方も大変でしょうね

 

学校の進捗状況もあって、こうなってしまうのはやむを得ないのでしょうが、大問1〜大問3までの問題数を増やし、大問4,6,7から1問選択のような形にした方がいいのではないでしょうかね

 

大問2の問5の得点率が低いところなんかは、まだ受験生になれていないなと感じる部分ですね

 

問題に関しては、特に私から補足して説明することもないようですし、解説で大丈夫じゃないでしょうか

 

 

 

おしまいに英語

 

まず大問2Bの問2について

 

昨年あたりから、うちの塾生にも目立ってきているのが「疑問詞を使う疑問文に対しての答え方が身についていない」という点

 

これ、学校で主語や動詞なしで答えさせてませんかね?

 

なので、主語や動詞を含む1文と言われると、どう書いていいかわからあなくなっているのでは…

 

考えすぎですかね?

 

得点率10.3%ってあまりにも低すぎますよ(-_-;)

 

 

次に大問3の問4

 

講評でも「与えられた英文をよく読まずにthreeやeightを書いてしまった人もいたかもしれません」と書いてますが、まあそういうことです

 

生徒と長文を一緒に解くとわかるのですが、英語がそれほど得意ではない彼ら(彼女ら)の正誤問題の解き方なんかは、「文中にそれっぽいことが書かれていたか、本文中に出てきた単語が選択肢に使われているか」だったりします

 

読んでなんかいません、単語を拾ってるだけです

 

ですから、本文中には「three」と「eight」しか出てきませんから、その2つを足すなんて思わないんです

 

読んでませんから(笑)

 

何ですか?この5.0%って得点率(笑)

 

大問4は全体的に得点率が低いですが、単に時間が足りなくて、記号問題だけ埋めた生徒が多かったからではないですかね?

 

そういった面も含めて、教科書以外の初見の文章を限られた時間で読むという経験(練習)が足りないんだと思います

 

ですから、平均点が低かったからと言って、問題が難しかったわけではないですよ?

 

まあ、これからですね

 

個人的には、お母さんがみほにした、いくつかのアドバイスの内容が知りたかったです(笑)

 

一生懸命に、ただ練習すればいいってものでもないと思うんですよね…(´-`).。oO

 

文中にそれしか出てこなくて、ちょっと何だかなーと思ったものですから

 

 

明日は数学と理科です

 

それでは、今日はこのへんで



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