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「学びや むげん」代表のたかとりーなが日々考えていることです
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2015 札幌第一高校 説明会
今日は札幌第一高校の説明会でした

毎年参加しているので、主な変更点だけ書こうと思っていたのですが…

なかなか興味深い話が多くて面白かったです(笑)

一応、これまでの説明会の様子はこちら

2014

2013

2012


まずは、高校の概略から

といっても、学校の仕組みなどは生徒や保護者対象の説明会でも話されるでしょうし、昨年までと変わりないので詳しい話は割愛させていただきます

まずは合格者のランク別分布から

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こうしてみると、文理選抜はA・Bランクで9割強ですか…文理北進でも7割弱

では、CランクやDランクの生徒は無理なのか、と言えばそんなことはありません

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まず、これは文理選抜のランク別合格率

Aランク、Bランクでも結構不合格出てますね、やはり狭き門です

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これは、文理北進のランク別合格率

Cランクまでは全員合格してますね

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これは、総合進学のランク別合格率

Dランクまでは全員合格していますね

つまりは、そういうことなんです、はい


それぞれのコースの男女比の割合は(男:女)

文理選抜 3:1
文理北進 1:1
総合進学 4:3

だそうです


ちなみに、昨年度入試の上位100名中、6割が札幌南併願だったそうで、続いて札幌北

この2校が、西と東を引き離している構図なんだそうです(あくまでも入学時時点では)


さて、では東西南北を併願するような子が何でもかんでも文理選抜に行けばいいかというと

そういうものでもありません

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これは、それぞれのコースの部活動加入率

文理選抜2%www

わずかに加入している生徒も個人競技の部活なんだそうでして

まあ、毎日7時間授業&放課後講習、土曜日とかも講習となれば、部活するのはちょっと無理ですよね

ですから、部活やりたい人は文理選抜行っちゃだめですよ


そして、成績上位者=文理選抜とならないところが面白いところで

今年、現役で東大に合格した生徒は文理北進

しかも、そもそも入試の時点で文理選抜を受けなかったそうな…

「でも、東大行くくらいなら塾や予備校に行ってたんでしょ?」



行ってなかったそうです(^_^;)

きっと、課題に追われることなく自分の勉強がきちんとできたんでしょうね(課題はしっかり出し、指示された以上のことをしていたとのこと)

じゃあ、文理選抜ってダメなの?かと言えば、そういうわけではなく

少人数で、生徒の学力差も小さいので授業が進めやすい
周りと切磋琢磨できる環境は選抜の方が圧倒的に良い(文理北進は良くも悪くも、上と下の差が激しい)

自分がどちらの環境にあっているかですね


さて、大学の実績とかも出しておきましょうか

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どうして今年単独の実績ではなく、4年通算何だろう…(^_^;)

聞くの忘れてきました

触れちゃいけないんでしょうね(笑)

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だって、文理北進は今年だけの実績ですよ

絶対こっちの方が見栄えがいいからですよね

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ほぼ、指定校などの推薦入試での合格者だそうです


そして、今年の札幌第一高校を語る上で、一番の変更点は

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特典資格制度についてです

昨年までは事前申し込みが必要だったのですが、なくなります

その代りといっては何ですが…認定基準が変更になっています



あれ?

何か前に見たような

実は以前の特典資格制度と「ほぼ」同じになりました


2012年までの特典資格制度

合格者平均点より50点以上 一般認定S 上位2%

合格者平均点より30点以上 一般認定A 上位14%

合格者平均点より10点以上 一般認定B 上位38%


一般認定Bが以前より5点高く、一般認定Sが5点低くなっただけですね

ですから、今年の入試にあてはめても、大体同じ割合になると思ってよさそうです(詳しい数字はちょっと…と言われたので)

一般認定Sは難しくなりますね

でも、上位20%という何だかよくわからない数字よりも、何点以上取ればいいとはっきりわかった方が、モチベーションあがるかもしれませんね

それと、例年特典資格制度の申し込みを忘れている方が多く(昨年は400名くらい)、それからすると対象になる生徒が増える分、適用になる生徒の実数も増えるかもしれません、とのことでした


では、合格者平均点ってどれくらいなの?

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ここに書かれているものは、受験者生平均点ですので、これよりも合格者平均点は上になります(そんなに大きくは変わらないと言っていました、詳しい数字は…ダメなんだそうですw)

ちなみに合格者平均点とは、文理選抜・北進を合わせたものだそうです


実は毎年密かに楽しみにしていた資料が、今年掲載されていなかったので「どうしたんですか」と聞いてみたところ

何やら大人の事情なんだそうでして、決して今年の数字が悪かったから公表を控えたものではないそうです

え?どんな資料かって?

まあ、色々な高校の進路だよりなんかに載っている某模試に関する「アレ」です


以上のようなことを、説明会の後の個別相談で質問していたところ…

北嶺の説明会の時同様、一番最後になってしまいました(^_^;)

いつもすいません<(_ _)>

そして、質問が終わった後に「実はブログを書いていまして、どこまで公開していいでしょうか」と尋ねたところ、校長先生が

「いつも読んでます」と



へ?


これは、私の中で2通りの解釈がありまして

1:本当は読んでいないが、話を合わせるために言った(なので、私が誰かもわかっていない)
2:実は本当に読んでいる(なので、私が誰かもわかっている)



2なんだろうなぁ(笑)

だからと言って、手心を加えたつもりはなかったのですが、どんなもんでしょうか


最後に、私の質問に対応してくれた菊池先生(野球部の監督さんですね)が印象に残る一言を残してくれました

私が、文理選抜と文理北進の「課題の差」について質問した時です

「以前に比べて、先生たちにゆとりが出てきました。実績が出てない時はあれもこれもとやらせたくなるものですが、今はいつも通りにやっていれば結果は出ると思って指導しています。もちろん、課題をやらせないわけにはいかないですが、私は授業が大事だと思っているので…」

あ〜、なるほど

ゆとりね(^-^)わかる気がします

実績を積み上げてきた自信が言わせる言葉ですね

どこかの公立高校の先生に聞かせたいですね(どこなのかは、近日中に記事にします。まあ、何となくわかっていると思いますが)

ただ、ゆとりは、ややもすると「油断」や「停滞」にもつながりかねませんので…

まあ、そのあたりは、しっかり考えておられるとは思います


とはいえ、中高一貫でない高校からで、今の新課程の内容を2年半で終わらせようというのですから、どこかで歪みをきたしているのは間違いないと思います

放課後講習、土曜講習、課題

学校説明会では基本的に良いことしか言いませんから(自己アピールで聞かれてもいないのに欠点を話す人はいませんよね)、やはり卒業生や在校生の「本音」が聞きたいところです

学校側と生徒側のずれというものもあると思います

まあ、完璧なものはありませんから


9月には、保護者や教育関係者を対象にした学校見学会もあるようなので、新校舎を見てきたいと思います

それでは、今日はこのへんで


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