札幌市白石区北郷2条4丁目コープさっぽろそば
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代表のたかとりーなが日々考えていることです
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2013夏の進学舎セミナー
毎年恒例、夏の進学舎セミナーに行ってまいりました

テーマは2つ

「定期テストの実態〜絶対評価・入試との関連を考える〜」と「2013年度入試のふり返り」です


冒頭の挨拶で釧路のことについて、進学者の代表が触れられていました

学校進度の問題(教科書を終えられないのは罪である)、基礎学力問題(差別・格差に敏感な組織の存在)などなど、考える会のみなさんを応援すると言っておりましたね

そうそう、開成中学についても若干だけ

秋口には詳細が発表されるとの事

実はすでに決まっているようなのですが、早めに情報が漏れるのを防いでいるのではとのことでした


さて、講演のほうにいきましょう

まず「定期テストの実態〜絶対評価・入試との関連を考える〜」から

実は昨年、同じ方が講演した際、随分と酷評したのですが(^_^;)

今年はどうだったかといえば…

まあ、知らない方にとってはとても有意義な講演だったように思われます

東京都の実際に公表されている数字を例に出して、説明してくれましたから、非常にわかりやすかったと思います

例えば次の表

__ 1.JPG

小さくなって、何がなにやらわからなくなってしまいましたが、何となく色分けされているのがおわかりいただけますでしょうか?

一番左が学級順位(1〜40まで)、左から2番目が相対評価(上から5・4・3・2・1)、左から3番目から順に国・社・数・理・英の絶対評価です

5の数が増えて、4の数は変わらないものの5に押し出されるように下にシフト、3の数も増えて、さらに下にシフト、2や1はほんのわずかだけ

というのが今の絶対評価の現状です

これはあくまでも平均で、もちろん学校間によって格差というものがあります

興味ある方はコチラをご覧になってください

港区のA中学校とB中学校では5・4・3・2・1の割合がそれぞれ

A中学校:29.5 29.5 27.3  6.8 6.8
B中学校: 2.0 19.2 59.6 13.1 6.1

この他にも1が19.4%という学校もありました

じゃあ、北海道ではどうなのかといえば…

残念ながら北海道は非公開なので、話はここで終わってしまいました

ただ、数年前に道新が1面でこの内申格差について取り上げたことあったんですよ(^_^;)

いつごろだったかなぁ…

その当時は随分思い切ったことをと思ったのですが、もう一度読んでみたいですね


定期テストについても、学校間格差、いや教師間格差があるというお話でした

まあ、このあたりは塾で定期テストの分析をやっていればわかりますが、保護者の方は自分のお子さんが通っている中学校のこと、担当している先生のことしかわかりませんから、面談などでしっかりと伝えていかなければいけない部分だと思いました


次に「2013年度入試のふり返り」

まず、入試当日から言われていた「今年の入試は易化した」ということが本当だったかどうか?

__ 5.JPG

一目瞭然ですね(^_^;)

道コンSS50(平均)で裁量が前年より+19点、標準が+24点でした

さらに細かく見ていくと

__ 1.JPG

ちょっと見えづらいと思いますが、追跡調査による合格者平均で、裁量の国語が前年+6.5点、英語が+3.2点

標準の国語が+4.7点、英語がなんと+12.1点!

国語と英語の易化が顕著でしたね

そして数学の昨年からの易化の流れも続いているようです

ただ、一口に易化と言っても、では受験者全員にとって易しい入試だったのかと言うと…

例えば裁量(道コンのSSにそれぞれ換算した得点です)

SS50 前年159点 今年178点 +19点
SS60 前年208点 今年219点 +11点
SS65 前年227点 今年235点 + 8点
SS70 前年256点 今年259点 + 3点

SSが上がるほど前年との差が小さくなっていきます

これは考えてみれば最もな話で、簡単なテストだからと言って満点の60点を超えることはないのですから、中下位層が伸びて上位層が伸びないのは当たり前といえば当たり前ですね

一方、標準はというと

SS40 前年128点 今年152点 +24点
SS45 前年153点 今年177点 +24点
SS50 前年178点 今年202点 +24点
SS55 前年202点 今年227点 +25点

見事なまでに全体的に底上げしたことになっています

結局裁量は道コン並みに、標準は以前の入試(裁量導入前)に戻ってしまったといえるでしょう


次に学区統合の影響について

石狩1学区制になってだいぶ経ちますが、統合前と比べてどう受験生が動いているのか

これがまあ、凄いことになってまして…

__ 2.JPG

札幌開成のところを見ていただけるとわかると思います

見事に他学区の受験生に食われていますね(^_^;)

あと、縦に見ると、旧1学区・2学区・5学区が他学区に進出しているのが見てとれますね

で、この札幌開成は中高一貫で2年後に学級減、5年後には高校からの入学はなくなるわけです

旧3学区の生徒、どうなってしまうんでしょうか


最後に内申点のインフレについて

__ 3.JPG

以前Eランクがちょうど中間にあたっていたのが、今はDランクへ

これをさらに細かく学区別に見たものが次のものです

__ 4.JPG

これはそれぞれのランクの生徒が道コンでどれくらいのSSなのか、そしてそれぞれのランクの平均SS以上の生徒の割合を表したものです

わかりますか?

A学区に比べてB学区はそれぞれのランクの平均SS以上の生徒の割合が低いのです

特にCランク・Eランク・Fランク

これは何を意味するのか?

同じランクでも学区によって生徒の実力が違うということなのです

学区ですらこれくらい差が出るのですから、学校間になると…

今までにも何度も書いてきましたが、最早ランクは生徒の学力を的確に表しているものではありませんね


これでセミナーは終わったのですが、実はこの後に今日一番のサプライズが(笑)

中3の道コン、入試に合わせて理科・社会の大問数が減ります

理科は大問1が小問集合、大問2から生物・化学・物理・地学から各1問ずつ

社会は大問1が小問集合、大問2から地理・歴史・公民から各1問ずつ

難易度は、大きく変わらないそうですが…

模擬試験という性格上、仕方なかったのかもしれませんが、ちょっと残念な改定でした

小問集合ねぇ〜、個人的にはあまり好きではないんですよ

この後、シグマゼミの八反田先生とお昼を一緒に食べつつ色々なお話をして本日の日程は終了しました


毎回そうなのですが、塾に通っていない方はなかなかこういった情報を得る機会がありません

そういった方のためにと私もブログで記事を書いているのですが、今日進学舎の方と話しているとき、そしてセミナーの挨拶のときの言葉が頭に引っかかっています

今年の春、近年にないほどそれぞれの塾さんの生徒募集が思わしくなかったのだそうです

それに対して、市販の教材の売れ行きは好調なのだとか

つまり「塾に通わないで、教材を買って勉強している人が多い」と

そういった流れの中から、塾に通ってもらうためにはどうすればいいのか?

成績を上げる、もちろんそうでしょうが、こういった受験に関する情報を得られるというのも塾に通う利点の一つだったと思うのです

それが、この発達した情報化社会でその利点が失われつつあるような気がします

だからといって、私が今後、このような情報をブログに書かないというわけではありません

私が書かなくても、誰かが書くでしょうから(^_^;)

「情報を集めるのはタダ」でも「それをどう分析し活用するか」までいくと差が出てくると思います

そのあたりがポイントでしょうね


それでは、今日はこのへんで




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