今日の午前中、札幌光星高校(以下、光星)の説明会がありました
事前に、「光星は来年から新コースになる」と聞いていたので、大勢の塾関係者が集まると思っていたのですが、会場に入ってみると…
あれ?思ったより少ない
これには理由が2つ考えられまして
1つは場所
会場になったホテルライフォート札幌は中島公園横にあって(南10西1)、地下鉄南北線の駅からは若干離れていて交通の便はあまり良いとは言えません
もう1つは、これはあまり言いたくないのですが…
私立高校(中学)の説明会では、交通費が支払われたり昼食が用意されたりする場合があります
交通費が出ない場合はクオカードや図書カードが代わりに配られることも
そして、交通費が支払われたり昼食が用意される学校は、説明会の参加者が多かったりするのです(-_-;)
光星の場合は、図書カードは配られるものの、ホテルの駐車場を使った場合は自己負担になります(ホテルの駐車場代金を肩代わりする学校もあります)
これじゃないですかね…
それか
行かなくても、どうせ説明会の記事書いてくれる人がいるから、それ読めばいいだろう(´-`).。oO
私のことですね
これを言うと機嫌を悪くする人がいると思いますが、私は同業の塾関係者のために私立高校(中学校)の記事を書いているわけではありません
自分の生徒が受験する学校なら、自分の足で情報を集めるのが筋だと思います
私のブログなんて、説明会の一部だけを切り取っただけですよ?
出せない情報の方が圧倒的に多いわけです
情報というのは、一次→二次→三次と経るにつれ、どんどん薄くなっていくものです
説明会に参加していない人が、私より多くの情報を得ることは決してないんですよ
それとも、説明会に出なくても塾に高校が来て説明会と同じ内容を話してくれるんですかね
大手の塾だとありえそうですが、それなら羨ましい話ではあります
さて、今日の記事は、光星の来春からの変更点についてが中心となります
まず、コース制の変更について
私はてっきり新しいコースを作って4コースにすると思っていたのですが、特進と文理をくっつけるとは…
時代の流れに逆行しているかのようなコース統合に見えますが、ちゃんと理由があるのです
教育理念や教育目標の話は、ここでは書きませんが、要は「今のままでいいの?もっとできることがあるんじゃないの?」ということです
そして、文理コースのレベルが上がってきて、特進コースに近づいてきていることも見逃せません
説明会では、その辺りを数字を使って説明してくれました
なるほど、確かに
というわけで、従来あるステラコースと新しくできるマリスコースの3年間の流れはこちら
注目してほしいのは「ステラコースにおける部活加入制限の撤廃」ですね
おそらく、石狩管内の私立高校における最上位コースでありながら、部活(運動系)と両立できないということで受験を見送っていた人も、これまで多くいたでしょう
これは、ちょっと流れが変わりそうですね
そして、これまではステラ・特進・文理で進度を同じにしてきたのが、1年次までは同じものの、2年次からは進度が変わってコース間の移行ができなくなる点
ここ数年、国公立上位大学への合格者数が伸び悩んでいる原因を理系科目の苦戦と分析していた学校側が、遂に本腰を入れて動き出したということですね(数学と理科の単位増については、既に現高2生から実施中だとか)
そして、1年次の指導の中の初めに「高校生としての授業の取り組み方を身に付けさせ、生徒全員に学習を軸とした学校生活を確立させる」と書かれているのを見て、もう部活のためだけに光星に行くというケースはなくなるんだなとわかりました
一人1台タブレット端末所持は、もうどこの私立でも定番になりつつありますね(ちなみに貸与ではなく購入だそうです)
さて、入学試験に関してもいくつか変更があります
まず3コース制から2コース制になって、合格ラインがどうなるかという話ですが…
もう今までの私立高校の説明会の記事を見ておわかりだと思いますが「書けません」し「具体的な数字」も聞いていません
ちょっとしたヒントをもらったくらいですね
後は、それを元に、こちらで色々と考えるだけです
次に特待制度の変更について
これまでB特待は、授業料の減免(1か月3,000円)だったのですが、就学支援金の関係で入学金免除へと変わりました
金額的にもこちらの方が大きいので、いいのではないでしょうか
そして、一般推薦や単願入試でできなかったステラコースやA特待へのチャレンジが可能になりました
ただ、認定の方法は、一般入試を受験してその得点でということになります
しっかり勉強してくださいねということで、私は良い変更だと思います
入試については、他の私立高校同様に「公立高校の出題範囲に準じる」形ですが、例えば英語などでは除外範囲(関係代名詞)を長文などで含むこともあるかもしれないが、受験生に有利不利が出ないように配慮するということでした
要は、そこを設問にはしないし、そこが読めなくても内容正誤問題などに影響を及ぼさないようにするということでしょうね
最後に、追試験について
用意することは決まっていますが、具体的な手続きなどについては、今後の状況によっても変わってくるでしょうから、出願時に改めて発表することになりそうです
コース改編に伴って、学校を大きく変えようとしているということは伝わりました
タイミング的には1年遅かったのかもしれませんが、逆に今春のことがあった(3年連続定員超過に伴う合格基準大幅引き上げによる合格者絞り込み)ので、ここまで思い切ることができたのかもしれません
ステラコース設立から10年が経ち、当初想定していた結果がなかなか出ていないという現状もあります
これをきっかけに、光星がどうなっていくのか
注意深く見ていく必要がありそうです
それでは、今日はこのへんで