※これは自粛期間中に書いてもらったものなので若干旬を過ぎていますが…数か月前を思い出しながら読んでください<(_ _)>
自粛期間中、何してますか。
私は連日連夜友人と通話、そろそろ親に禁止令を出されそうです。
ところでこの間ふと思い立って、『しゃぼん玉』を始めました。
シャボン玉。屋根まで飛んで、壊れて消えるアイツです。
ベランダで吹きました。しかも何を思ったか、ビデオ通話で友人に実況しながら。
今のしゃぼん玉は凄いんですよ。
ステッキ状で降り回せば勝手にデカいのが作り出せるもの、果てには電動で大量放出してくれるものまで!
…でも我が家にあった余り物のしゃぼん玉は、
ヤクルトみたいな容器に棒を入れては吹き、入れては吹きの旧型。
最初のうちはいいんです。
楽しいし、友人も「わー綺麗!」とか、「今の大きかったね」とか言ってくれて。
でも10分もすると吹く方も吹く方で飽きてくるし、見る方は各々のゲームや読書に戻って、ビデオ通話なのに最早誰も見てくれない。
小さい頃なら、ヤクルトだろうがステッキだろうが楽しめた。
1時間程遊びきったのに体感時間は20分位で、まだ遊びたいってごねたっけ。
それが今ではどうだ。心を無にして吹きまくった挙句、30分やってまだ液が1/4も残っていることに絶望する始末。
改めて自分が大人になっていることを実感させられました。
飽きを感じ始めた10分経過時からは、お得意の妄想に頼ってしゃぼん玉を続けることにしました。
ストーリーはこう。
『毎日毎日同じ単純作業。人口の「美」を空に放つ。人々に夢を与えるため。でも自分は、夢なんて知らない。』
なーんて気分で、ちょっとやさぐれて吹いてみる。
あれ、ちょっと楽しいかも。
自分にもまだ中二病チックな心が残っていたか、と思いつつ(いい年してこんな…的ニュアンスを含めて)呟いてみる。
「このしゃぼん玉みつけた人はさ、きっとどこかの幼児が飛ばしたと思って、こんな女子高生がやってるなんて思わないだろうなぁ。」
「いいじゃん女子高生、需要あるよ。」
…なんと10分ぶりに友人からレスが返ってきた。なんだお前は。
「JKが飛ばしたしゃぼん玉って付加価値高いよ。」
「JKブランド的な。」
確かに…ごく一部に高値で売れそう。
まあ、割れちゃうから売れな――
ああ、そうか、だからしゃぼん玉って楽しいんだ。
はかないからこそ、綺麗なんだ。
気がつけば、吹きながらも笑っている自分がいた。
私「ねえ、みんなあのさー」
友ズ「ん?」
私「今度はさ、みんなでしゃぼん玉やろーよ。通話しながら。」
友ズ「え、めんどい」
…結局チョコレートで買収しました。
あいつら…。
まあ、確かにJKブランドは付加価値高いですよ
常に流行を作り出してきましたし、マスクですらデコって楽しんでますから
JKが飛ばしたシャボン玉…
動画でありそうですね(笑)
でも、こんな世の中だと、「シャボン玉の中にウイルスがー」とか言われそうで嫌ですね
それでは、今日はこのへんで