例年ですと、GW明けに藤女子から始まる私立中・高の塾対象説明会
コロナ禍によって中止・延期が相次いだ結果、昨日の北星学園大学附属高校(以下、北星附属)の説明会が2020年度のトップバッターとなりました
感染予防ということで、マスク着用、名刺交換はなし、座席もいつもは自由なのですが予め決められた場所でした(密にならないように)
まず、大学入試結果から
国公立大学は7名
年々少しずつではありますが、合格者が増えてます
特進クラス自体そこまで人数は多くなく(例年10〜20名程度)、それでこの合格者数であれば、一応「国公立大学、難関私大一般受験を目指す」という看板に偽りはないかと思います
物足りなさは感じますが
そして、今年の傾向として特徴的だったのが
「北星学園大学への内部進学者の少なさ」
正直、あれ?って思いました
だって、内部進学者を増やす方向に舵を切ったと思っていましたからね(進学コースについては、大学連携の授業や企画が数多く見受けられましたし)
もちろん、公立とは違い私立は毎年入学者の数にムラがありますから、数だけで比べるものではないのはわかっています
しかし、ここ3年で北星学園大学全学部(95→76→64)、北星学園大学英文科(8→5→2)は、ちょっと不安になりますよね
ちなみに、英文科が減ったのには理由があって、今年は北京外大へ進学した生徒が4名いて、うち3名は英文科の推薦基準を満たしていたとのこと
北京外大ねぇ…
次に、休校期間中の対応について
北星附属も4月11日から休校になり、6月1日から分散登校という形で学校が再開されたばかりです
他の高校と同様に、ICTを活用した授業で対応していたとのこと
Zoom、Google Classroom、Classiなどなど
使用していたものに各校そんなに差はないと思います
問題は、どこまでうまく活用できたかですね
その辺りはサラッとしか説明がありませんでしたし、私も説明会後の質問でそこまで突っ込んで聞きませんでした
ただ、秋から冬に向けて再流行して休校ということも想定して、改善点などを話し合って、今の内から動き始めてほしいなと思います
そう言えば、毎年話に出ていた「スタディサプリ」…
今年は、名前すら出てきませんでしたね(笑)
どうなっているんだろう…
他校との差別化を図るための材料にはならないと気づいたんでしょうか
入試基準については、資料はもらっていますが、ブログには出せませんので、中学校の先生や塾の先生に聞いてみてください
基本的に、北海道の私立については「大丈夫」と言われたら、よほどのことがない限り(白紙答案を出す、会場で暴れる)合格で、「頑張らないと」と言われた場合はランクの基準を満たしていないので、入試で点数を取らなければ落ちるということだと思ってください
それと、来年の入試からクラブ推薦がなくなるそうです
ただ、強化指定クラブへの推薦(のようなもの)は引き続きあるのだとか
入試問題については、数年前から公立高校の問題に似せて作られるようになっています
例年、社会だけは頑なに独自路線だったのですが、ついに今年からは寄せてきました(笑)
とは言っても、他教科に比べればまだまだですがね(他教科が寄せすぎ)
現中2からは、100点満点50分に変わりますが、北星附属の入試がどうなるかについては、まだ決めていないとのことです
昨年までと比べて、入学者数も定員をはるかに超え、特進コースも33名というのは過去最多なのではないかと思います
北星附属を志望する理由としては、部活というのが多いと聞いていましたが、それだと特進コースの人数が増えたことと矛盾しますよね
この辺り、もう少し生徒アンケートなどを実施して「北星附属を選んだ理由」などの情報を、説明会で提供してもいいのではないかと思います
進学コースからは、北星学園大学への推薦枠は短大も含めて約100名あります
毎年書いていますが、仮にE・F・Gランクの子が、近場の公立高校に進学したとして、その高校から、推薦または一般入試で北星学園大学や北海学園大学に行こうとすると、それなりに大変です
少なくとも名前を書いただけで受かるレベルではありませんし、高校2年半遊び回って、最後の半年だけチョロチョロっと受験勉強みたいなことをしても落ちます(実際に落ちた教え子を数人知ってますので)
ですから、最初から北星学園大学への進学を考えているのであれば、北星附属に入学して、自分の希望する学部・学科の推薦要件の成績をキープし、余った時間で自分のやりたいことをする
そういう考え方があってもいいと思います
ただ、北星学園大学は、基本的に文系の大学であることは念頭に置いといてくださいね(文学部・経済学部・社会福祉学部)
それでは、今日はこのへんで