札幌市中央区北1条東1丁目6−16ニューワンビル3階
「学びや むげん」代表のたかとりーなが日々考えていることです
今年の受験を振り返るシリーズ その2

実は、その2を書くのは「ある理由」から今日と決めていたのです

 

あまり、自分の塾の生徒のことを褒める記事は書かないのですが、今日はめっちゃ褒めます(笑)

 

今年の中3生は、私が今までに指導した学年の中でTOPクラスの頑張りを見せたので、全員を褒めたいのですが、その中でも特に印象に残った生徒を取り上げたいと思います

 

 

うちの教室(というか、私の指導歴)の中で、受験にまつわるあるジンクスがあります

 

それは「高校受験前に私に質問しまくる生徒は、成績爆上がりして必ず志望校に合格する」というものです

 

これ、毎年面談で話をするんですよ

 

でも、実行してくれる生徒が、なぜか「毎年1名だけ」なんです

 

何人でもいいのに、先着順とでも思っているんですかね(´-`).。oO

 

 

今年の中3生では、Mさんがそれに当てはまりました

 

実は夏休み前くらいまでは、それほど勉強に打ち込んでいたわけではありませんでした

 

部活にも入っていましたからね

 

部活を引退して、夏休みに入ったくらいから、徐々に塾に来る回数や時間も増えましたが、ちょっと勉強時間を増やしたからと言って急に成績が上がるほど甘くはありません

 

10月の学力BでMさんは、後日「あれで目が覚めました」と話すほどの惨憺たる点数を取ってしまいます

 

ここからですね、明らかに勉強に対する意識が変わったのが

 

とにかく、私に聞きまくる

 

最初は、色々言われますが(私は質問されると、逆に質問で返すので)、めげずに食らいついてきます

 

何としてでも点数を取るんだという、執念のようなものを感じ始めました

 

これが出てきた生徒は強いです

 

じわじわとSSが上がっていきます

 

ただ、どうしても英語が伸びない(うちの教室全体もそうでした)

 

そこで11月の道コンが終わったあたりから、英語がずば抜けてできる1人を除いて中3生全員に、毎日の英文和訳を課題として課しました

 

これが当たりまして、Mさん曰く「裁量問題に入った時に、先生が『残り20分です』と言ったのを聞いて、効果を実感しました」と

 

まあ、それまで残り5分で裁量問題解いていたらしいですから(笑)

 

順調にSSを伸ばし、1月道コンで遂に目標に到達

 

さあ、どこまで伸びるかと思っていた1月の終わり

 

私は、衝撃的なことをMさんから聞くことになります

 

「父が○○(道外)に転勤することになりまして…私も○○に行きます」

 

 

以前に記事にしたこともありますが、実は私も中3の2月に父親の転勤(長崎→函館)を聞かされ、長崎県の公立高校を受験して合格したのち、函館中部高校に編入するということをしているのです

 

私の場合は、既に北海道の願書の受付が締め切られていたので編入でしたが、彼女の場合は○○の願書の締切には間に合います

 

ただ、私立は…間に合いそうにありません

 

そして、そもそも残り1か月で○○の入試に対応できるのかという問題が(^_^;)

 

それぞれの都道府県で丸っきり傾向が異なるのが公立高校入試です

 

それは電話帳を解いた人ならわかると思います

 

 

北海道の願書を取り下げて、○○で受験するのか

 

北海道で受験して、○○で編入試験を受けるのか

 

 

保護者の方とも何度も連絡を取り、出した結論は後者でした

 

北海道での公立入試、Mさんは見事に第一志望校に合格!

 

しかし、他の生徒が高校の予習に取り組む中、彼女は編入試験のための準備に追われていました

 

折しも休校措置のため、周りの友達は受験も終わり遊んでいる中、彼女は黙々と勉強していました

 

 

そして今日

 

○○での編入試験があり、無事合格したとの知らせが届きましたヾ(*´∀`*)ノ

 

偏差値的には、北海道で受験した高校とほぼ同じ、大学の合格実績もほぼ同じ

 

普通、編入するとなると、確実に合格できるように少し落として受験するのでしょうが、最終的に彼女は「しっかり勉強できる高校」を選びました

 

まあ、制服という要素も若干あったようですが(笑)

 

 

春休みの面談で下級生に受験のジンクスについて話したあと、「じゃあ、今年の中3で一番質問した人って誰だかわかる?」と聞くと、全員が「窓際の一番後ろに座っていた女の子ですか」と答えるくらい、みんなに認められていたMさん

 

高校部で指導できなかったのがは残念ですが、この1年間を糧に新しい場所でも頑張ってくれると思います

 

これからも面談を行う度、彼女のエピソードは登場するでしょう

 

 

今日で、やっと私の2019年度の受験も終わりました

 

また、来年の春に向けて、新たなスタートですね

 

 

それでは、今日はこのへんで



| 教育関係 | comments(0) | - |
1/1PAGES
S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< April 2020 >>
Selected Entries
Categories
Profile
Archives
Recent Comment
Links
Link2
Mobile
qrcode