明日発表の予定だった、学力コンクール事務局の予想最低点
既に発表になっています
やはり平均点は昨年と比べて20点弱上がっているんですね…
2015年度(現大学1年生)の雰囲気に近いです
さて、昨年の予想最低点と今年の予想最低点を比較してみましょう
なお、この予想最低点には倍率もしっかり考慮されているので、その点をご承知おきください
全ての高校を取り上げることができませんので、TOP校・準TOP校、高倍率校のみとさせていただきます
まず、道コンSS50ライン(裁量)が
昨年:167点
今年:186点
実に19点の差
SS60、65、70ラインで見ても
SS60
昨年:208
今年:227
SS65
昨年:228
今年:248
SS70
昨年:249
今年:268
そこまで分布が偏ったわけではないみたいですね
それでは、TOP校から
札幌南
昨年:A239 B239 C239 D239
今年:A255 B258 C258 D258
南は、大手の予想ボーダーとほとんど変わらない数字になりましたね
昨年はランクに関係なく一律のボーダー(つまり当日点が取れれば入れる)
今年はAランクとそれ以外に、若干ですが差がきました
そもそも、南を受験するのは、ほぼAランクの子なので単純に差がつかないという面もあります
ここまで点数が高くなると、1教科の失敗、ワンミスが響いてきますね
札幌北
昨年:A219 B225 C227 D229
今年:A242 B244 C246 D248
北は倍率が低かった割にはAランクのボーダーは昨年と比べると高め
南との差も昨年の20点から13点に縮まっています
北の志望者のレベルが昨年と比べて高いということがなければ、今年は実力の差が反映されにくい入試だったと言えるでしょう
昨年と比べてAランクとBランクの予想最低点の幅が狭いことから、北に関してはランクはあまり関係ないと言えます
札幌西
昨年:A211 B225 C225 D225
今年:A232 B250 C250 D250
昨年もBランクのラインは北と同じだったのですが、今年遂に逆転してしまいました
高倍率だったこともあり、かなり厳しい入試だったと言えます
しかし、AランクとBランク以下の予想最低点の幅は14点から18点に広がりました
ランクで辛くも逃げ切った子が昨年以上にいることになります
札幌東
昨年:A209 B224 C229 D234
今年:A227 B242 C247 D252
こちらも、昨年Bランクの予想最低点は北とほぼ変わりませんでしたが、今年も同様の結果に
倍率のなせる業ですね
Bランク以下も5点差がついているのは、上位校の中で唯一当日点重視でも8:2を採用しているからです
こちらは、昨年とほぼ同じ、AランクとBランクで15点差がついています
今年が昨年と比べてどうだという話しではありませんが、やはり南北と比べてランクで逃げ切ることができる生徒の数は多いと言えるでしょう
札幌国際情報(普)
昨年:A190 B210 C212 D215
今年:A212 B230 C232 D235
平均点が上がった分だけ予想最低点も上がったという形ですね
取り立てて、目立った動きというものはありません
AランクとBランクの差は昨年の20点から18点になりましたが、ランクが高い(特にAランク)方が有利であることに変わりはありません
Aランクが有利と言うより、Bランク以下の子に内申点の差を逆転するだけの力がないと言った方が正しいかもしれません
札幌旭丘
昨年:A194 B214 C214 D214
今年:A215 B235 C235 D235
こちらも、国際情報同様のことが言えます
AランクとBランクの差は20点
内申点の差がそのまま予想最低点に出ています
札幌月寒
昨年:A162 B182 C197 D199
今年:A192 B212 C224 D226
昨年と比べて厳しい入試となった高校の1つが月寒です
Aランク・Bランクの昨年比30点アップは、平均点の上昇幅を越えています
昨年は例年と比べ低倍率だったとはいえ1.30倍です(今年は1.52倍)
東高からの出願変更者が多かったのかもしれません
Aランクの子は逃げきれても、Bランクの子は…ちょっと難しい子が多そうです
北広島
昨年:A154 B174 C197 D197
今年:A172 B192 C213 D213
月寒がBランクとCランクの予想最低点の幅が12点しかないのに対し、北広島は21点
これが、月寒と北広島の志望者のランク構成の違いを物語っています
北広島はAランクだけでなくBランクまで、ランクの恩恵を受けることができるということです
月寒に追い付け追い越せでここ数年頑張ってきていましたが、今年の入試に関してだけ言えばだいぶ水をあけられましたね
札幌新川
昨年:B163 C183 D189 E194
今年:B186 C206 D211 E216
さすが高倍率校
普通なら手稲を取り上げるべきなのでしょうが、予想最低点どのランクも10点前後新川の方が上です
しかも、上で取り上げた北広島とほぼ遜色ないところまで来ています
来年以降もこの傾向は続くのか
注目していかなければいけない高校です
というわけで、簡単にではありますが、予想最低点を見ての私の感想を書かせていただきました
昨日の記事をきちんと読んでいただいた方はお分かりかと思いますが、もう一度言います
「この予想最低点ですら、今年はアテにならない可能性が高いです」
これはあくまでも予想
この点数を越えていたからと言って合格が保証されるものでも、この点数に届かなかったからと言って不合格が決まったわけではありません
過去に、予想最低点を下回っていたのに合格したという報告はたくさんいただいております
そして、その逆も、この目で見てきました
18日の発表まで、何もわかりません
高校が最終学歴になる場合を除けば、皆さんにはまだ先があります
もちろん、第一志望の高校に合格するのが一番ですが、それで必ずバラ色の高校生活が待っているわけではありません
それぞれの場所で、自分がどう過ごすか
問われているのは、これからです
それでは、今日はこのへんで
>全国転勤
予備校の事情にはそこまで詳しくありませんが、道外の大学を受験するなら東京に行った方がいいでしょうね。
私立は、それぞれの高校で校風から勉強に対する取り組み方までバラバラです。
私も、内申と当日との重みは各高校に任せていいと思いますし、トップ校の合格ラインが7~8割というのにも賛成です。
昨日の記事にたくさんのコメントありがとうございます
コメントがたくさんついた場合は、記事でお返事するのがいつもの習慣?なのですが、アクセスが多い時期にどうしても書いておきたい記事があったので、そちらを先に
昨日も同じようなアクセス数でした…年々増えていくんですが、来年はどうなるんでしょうね(他人事
返信の記事は夜に書きますね
とは言っても、私が言いたいことを皆さんが代弁していらっしゃるので、何も書くことがないかもしれませんが(^_^;)
書きたかった記事というのはこれです
去年も取り上げたと思うのですが、コープさっぽろで行われている返済なしの奨学金です
まあ、コープでアルバイトしなければもらえないのですが、4年で100万円ということは1年で25万円、月2万円ですか
時給800円(もう最低賃金はそれ以上ですが)で換算すると25時間分
これは大きいですね
その分、自分のやりたいことに時間を割くことができます
これは、私初めて見ました
別にコープさっぽろから頼まれて紹介しているわけではなく、たまたま教室のすぐ近くにコープさっぽろ北郷店があるので(^_^;)
探せば、こうした取り組みはまだまだ出てくると思います
全ての人がもらえるわけではありませんが、知らない方もいるのではないかと思い紹介しました
それでは、また夜に