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「学びや むげん」代表のたかとりーなが日々考えていることです
2018立命館慶祥中学・高等学校説明会でしたが…

火曜日に引き続き、この書き出しはー!

 

そうです、資料全般が転載禁止でした(´・ω・`)

 

まあ、言いたいことはわかりますよ

 

あと、私が直接聞いたわけではありませんが、同業者の中でこの説明会の記事をよく思っていない方はいるでしょうね

 

塾として、一般の方が知らない情報を握っているというアドバンテージがなくなるわけですから

 

でも、もうそういう時代ではないと思うんだよなぁ…

 

言いかたは悪いですが、情報弱者に対して優位に立とうというやり方は好きではないんですよね

 

 

で、書かないで終わろうかとも思ったのですが、説明会の内容が良くも悪くも面白かったので、せめてその話だけでも伝えようと

 

ちなみに、説明会が始まる前、久野校長と名刺交換する機会がありまして(別に私が偉いとかそういう話ではありません、会場の方皆さんとしています)

 

「学びやむげんの…」と自己紹介したところ「先生のブログは、うちの職員の中でも話題になっています。」と

 

ですから、この記事もほぼ間違いなく目にされるはずです

 

だからと言って、ヨイショするつもりもありませんし、いたずらに批判するつもりもありません

 

良いものは良い、ダメなものはダメと、いつも通りのスタンスで行かせてもらいます

 

 

まず、立命館慶祥(以下、立命館)の良い点(説明会で良かった点)

 

先日コメントで、立命館の今春の合格実績が良かったことに触れていた方がいましたが、私も気になっていました

 

中学からのSP1期生ということで、非常に注目されていたわけですが、何か要因があったのか

 

それは説明会ですぐにわかりました

 

国公立大学の合格者(それも上位の大学)の中で、推薦・AOでの合格者が圧倒的に多いということです

 

「なーんだ推薦・AOか」と思った方は、今日で認識を改めてください

 

旧帝や医学部の推薦・AOで合格する=一般入試を受けても上位で合格する、と考えてください

 

そういった生徒を、自分の大学に来てもらうための推薦・AOです

 

ですから、合格基準に達していなければ合格者0ということも普通にあります

 

立命館が札幌圏の他の私立と比べて特に優れている点は、施設面の充実もそうですが、様々な海外研修などの「多様な経験」を積むことができる点だと思います

 

国公立大学の推薦・AOでは、この点が非常に重要視されますし、今の(これからの)入試制度は立命館にピッタリ当てはまっていると言えます

 

 

次に人材の質、豊富さ

 

私は、もう15年近く色々な私立高校の説明会に出席していますが、立命館の説明会は他とは違います

 

「洗練されている」んですね(何年か前、一度だけですがグダグダだったことがありましたが(笑)

 

何を伝えたいのか、というのがハッキリとわかります

 

運営している先生方を見ても適材適所で、更に外部からの新たな人材集めにも余念がないという

 

公立高校で働いている先生を引き抜くくらいですからね(^_^;)

 

 

そして、立命館大学の附属校であること

 

「当たり前じゃん」と言われそうですが、皆さんこの記事覚えていますか?(見てない人は見てください)

 

昨年、そして今年と首都圏・関西圏の私立大学が、補助金の関係で合格者を大幅に絞ってきています

 

例年だとMARCH余裕と思われていた点数(センター利用)で全落ちという話しも聞きました

 

それは、AO・推薦で一定の数をキープした上で、一般入試で絞ってきているためで、感覚的には、一般入試は今までよりワンランク難易度が上がったと思ってください

 

立命館大学も同じです

 

ですから、公立高校から一般受験で合格しようと思うのなら、学部によっては以前の早慶並みだと考えた方がいいでしょうね

 

そこに、成績の基準があるとはいえ、全員内部進学が保証されているわけですから、これは価値が高いと思いますよ

 

 

さて、悪い点(説明会で悪かった点)を

 

これは、今までにも何回か指摘していますが「自分たちに都合の良いデータばかり言い過ぎ(載せすぎ)」です

 

今日の説明会の中だけでも

 

某中学校との歩留りの比較

自分たちは個性・セミナー入試を含めた数字で、相手は一般入試(しかも道外勢を含めた数字)。同じ土俵で比較するなら、一般入試で相手は道内勢のみの数値で比較しましょう。

 

早慶MARCHの附属校との学外進学率の違い

「うちは他と違い学外進学に積極的で」って立命館慶祥は地元に立命館大学があるわけではないのだから、そもそも比較するのがおかしい(早慶MARCH附属校が5%近くに対し立命館慶祥は50%を超えます)。しかも、立命館大学がどれくらいの大学(良い意味で)なのか、北海道の人は知らないでしょう。じゃあ立命館宇治ならどうなの?って話です(調べたら10%くらいでした)。

 

外部模試のデータ

比較対象が渋谷幕張・洛南・吉祥女子・巣鴨なのは、何か理由があるのでしょうか?

北海道の先生が本州の私立中学事情に疎いので、それっぽいところを並べているのでは?

 

もちろん、全てがというわけではありません

 

センター試験のSP平均点、全体平均点などはきちんとしたデータですし(ここで紹介できないのが残念なほど、凄い数字でした)内進SPと高入SPを分けたという説明も、しっかりされていました

 

だからこそ、もったいないんですよね

 

 

次に、上で書いたことと相反することですが、宣伝がうますぎます

 

この写真を見てください

 

今年の学校紹介パンフレット、何と130ページ(笑)

 

 

こんなの見たことないです(^_^;)

 

これは危険です、小学生・中学生に見せただけで志望者2割増えると思います、冗談ではなく

(うちの塾生にも全員配布する予定です、それは立命館を受けろという意味ではなく、こういったことを行っている学校・同世代の子がいるということを知ってほしいからです)

 

ただ、学校には「合う、合わない」があります

 

皆がここに載っているような、キラキラした活躍ができるわけではないのです

 

ですから、「この学校に行ったらこうなれるかも」ではダメなのです

 

「なりたい自分(やりたいこと)があるから、ここを選ぶ」くらいでないと、この環境を生かすことはできないのです

 

そういう意味で立命館は「薬にも毒にもなる学校」だと、私は思います

 

 

毎年、説明会の記事で書きますが、在校生や保護者の満足度は非常に高い学校だと思います

 

しかし、毎年私の元に、相談の電話がかかってくるのも立命館の特徴です

 

受験を検討されている方は、光の部分ばかりに目を奪われることのないように、色々な意見があることを知っていただければと思います

 

 

それでは、今日はこのへんで



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