札幌市中央区北1条東1丁目6−16ニューワンビル3階
「学びや むげん」代表のたかとりーなが日々考えていることです
私が男の子に厳しいわけ

自分が男だからか、男の生徒に対する対応は厳しいと思います(女の子にも厳しいという意見もあるでしょうが笑)

 

きっと、世のお母さん方は娘さんに対する対応が厳しく(息子さんには甘く)、お父さん方は息子さんに対する対応が厳しい(娘さんには甘い)でしょう

 

それは、同じ性別でなければわからない、気になることがあるというのも大きいけれど、私の場合

 

「この男の子が、今のまま成長して、果たして社会に出てやっていけるのか」

 

という視点で見ているからだと思うのです、余計なお世話かもしれませんが

 

お父さん方にはこう言ってもらえればわかるかと思います(お母さん方でも一度は働いた経験がおありの方はわかるでしょう)

 

「自分の部下として、お子さんと一緒に働けますか」

 

もちろん、まだ中学生や高校生、人間として未熟な面は多々あるでしょう

 

しかし、今改善しておかなければ、この子は一生このままだろうな、ということもあるのです

 

塾だから、勉強だけ教えていればいいという意見もあるでしょうが、一人の大人として関わった以上、人間的に成長してほしいと思うのは、私にしてみると当然のことなのです

 

ただ、こちらからのアドバイスや指摘は、生徒には届かないことが多いです

 

それは、悲しいことですが「初めて言われたことならともかく、今まで何度も言われて直っていないということは、聞く耳を持っていない(直すつもりがない)」ということだからです

 

10月4日の「謎が解けた」でも書きましたが、大人からの指摘を単なる「雑音」としか受け取れない子もいます

 

それは、今に始まったことではなく、これまでの積み重ねによって、その子が生きるために身につけたものとも言えます

 

以前からブログでも何度か書いてますが、9月にこんなツイートをしました

 

「怒られることを極度に怖がる子も困るけど、怒られ慣れている子はもっと困る。大人が怒り(説教)始めたと感知すると、耳から入る音を一切遮断もしくは雑音とみなし、「いい?わかった?」という音声を聞き取ると元に戻り「はい(うん)」と返事をする。」

 

「試しに「じゃあ、何がわかったのか言ってみて」と振ると、聞いていないので答えられない。まさか聞いていませんでしたとは言えないし、説明のしようがないので黙る。そして大人が「もう、いい」と言って立ち去るのをひたすら待つ。 」

 

「こんなことが続くと、怒られる時以外でも、都合が悪くなると人の話を雑音として処理するようになり、話を聞かなくなるのではないかと不安になる。というか、そういう生徒をたくさん見てきたし、現在進行形でそうなりかけている子もいる。どうしたら、その子にこちらの真意が届くんだろうねぇ…」

 

「怒られることを極度に怖がる子は、全ての行動基準が「怒られないように」になるので、誤魔化すことが多くなる。勉強に関して言えば、悪いテスト(点数)を隠す、間違っている答えを消して正しい答えを書いて丸をつける、勉強しているフリをする。もちろん学力は伸びない。」

 

 

私も塾で働く前に実感していますが「注意(指摘)してもらえているうちが華」なんですよね

 

今まで色々注意されていたのが何も言われなくなったとき

 

それが「終わりの時」なんですよね…

 

そんな思いはできればしてほしくないと願っていますよ

 

 

それでは、今日はこのへんで



| 教育関係 | comments(0) | trackbacks(0) |
1/1PAGES
S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>
Selected Entries
Categories
Profile
Archives
Recent Comment
Links
Link2
Mobile
qrcode