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「学びや むげん」代表のたかとりーなが日々考えていることです
2018年 札幌新陽高校説明会

昨日予告した通り、今日は札幌新陽高校の説明会に参加してきました

 

高校の説明会というのは、ホテルで行われることが多いのですが、できるのであれば学校で行ってほしいんですよね

 

学校の中を見学できる機会というのはなかなかないので

 

今回の新陽高校は、学校の中を見てほしいということで、学校での説明会ということになったようです

 

その心意気や良し!

 

ただ…

 

新陽高校って、不便なところにあるんですよね(^_^;)

 

初めて行ったのですが、こんなところに高校あるの?っていうところでした

 

 

さて、新陽高校と言えば、女子硬式野球部を立ち上げたり、ビリギャルでおなじみの小林さやかさんをインターンとして招くなどで話題になっております

 

そして、今年春の大学入試でも、短大が中心とはいえ国公立大学に13名の合格者を出したことが脚光を浴びています

 

一体、どんな戦略を持って、どんな取り組みをしているのか

 

興味津々だったのですが…

 

残念ながら具体的な話は聞けませんでした(-_-;)

 

いただいた資料も、「???」というものが多く(唯一、進学実績をまとめたものだけが良かったです)、進路の話についても…ねぇ

 

なるべく学費がかからないようにと、少しでも生徒にとって良い進路を見つけようと、東奔西走して情報を集める姿勢は認めます

 

しかし、意欲に実態が追い付いていないように映りますね

 

本格的に学校改革に乗り出してまだ2年、そう考えると少し厳しい評価かもしれませんが

 

 

今日の説明会で気になったのは、途中からどんな学校と繋がりを持っているのかの話に終始してしまい、あたかも「自分は芸能人(政治家)の〇〇と知り合いだぜー」と自慢している人のような雰囲気になってしまっていたことです

 

名前や権威に弱い人は「凄いですねー」となるかもしれませんが、それは芸能人(政治家)の力であって、自分の力ではないわけです

 

短大や高専からの編入についても、私が知っている事情とは若干違うようですが…

 

「最近の」高専からの大学編入の話し。本当に「楽に有名大学に行けてお得‼」と言い切れる現状なのか?

 

注意。高専から東大に「楽に裏口入学」なんて出来ません!

 

ネットの情報なんて、と思う人もいるかもしれませんが、実際に高専入試や編入学の塾をやっている方の意見ですので、何も知らない我々よりも信用できるのではないかと

 

短大についても、4年制大学への編入に力を入れているところがあるのも事実です

 

しかし、「どの大学へも編入できる」わけではなく、実際は編入を広く受け入れている大学限定になっているのが実情です

 

その辺りの事情を、きちんと生徒に説明しているのでしょうか?

 

そして、「〇〇短大から△△大学へ編入しました」と話すのは、自分の高校の生徒が達成してからにしていただきたい

 

中学校時代に通っていた塾で「〇〇高校に行けば△△大学に行けるぞ」と言われて、それを鵜呑みにしますか?(しかも、レアケースで)

 

あくまでも、その大学に行くのは、その生徒の資質や努力と短大のサポートによるものであって、そこに高校は関与してはいないはずです

 

 

英語4技能については、北海道で一番情報を持っているそうですよ?

 

元札幌南の進路指導担当(部長?)だった人を予備校の人が訪ねてくるそうですよ?

 

他の高校の先生方でも、このブログを読んでいる方もいらっしゃると思いますが、どうですか?この話を聞いて

 

違うなら違うと言っておいた方がいいですよ、そうでないと言ったもの勝ちになりますから

 

 

〇〇大学と提携してーとか、中堅の公立高校にはないような指定校推薦の話がーとか、であればきちんと資料に示していただきたいですね

 

話しだけでは「へー」で終わってしまいますし、提携とか連携ってきちんと協定交わしたり調印したりしてプレスリリースするものではないんでしょうか

 

検索した限りでは、お話で出た大学との提携・連携はHITしませんでしたが…

 

「〇〇大学の先生が、個人的なつながりで月一で授業をしてくれる」のは提携とか連携とは言いませんよ?

 

 

経済的に決して恵まれていない生徒のために手厚い制度を実行したり、実際に通っている生徒が「自分の高校に誇りを持ち始めている」のは見てとれます

 

であればこそ、その生徒たちの期待を裏切ってほしくないんです

 

今までの新陽高校のイメージを変えるために、ドラスティックなことをしようとしているのは理解できます

 

しかし、急ぎ過ぎて歪みが生まれていませんか?

 

説明会の最後に、とある塾から出た「爆弾発言」もその一端だと思いますよ

 

あえて書きませんが

 

 

色々厳しいことも書いたかもしれませんが、いい意味で10年後がどうなっているか楽しみな高校です

 

 

それでは、今日はこのへんで



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2016 札幌新陽高校説明会

昨日も書いたように、今日の説明会で2016年度の学校説明会の参加は最後となります

 

その札幌新陽高校、昨年に引き続き2回目の参加です

 

どうやら、校長先生が変わったとのこと

 

どんな人なんだろう…

 

 

と、ここでいきなりのアクシデント

 

会場はホテルだったのですが、案内状に書いてあった場所に行っても誰もいません(-_-;)

 

私のほかにも、数名迷子状態…

 

ひょっとして

 

1階に降りて、場内案内を見ると…

 

部屋(階も)が変わってますね

 

駐車場からロビーを通らず上に行く人いるんですから、これはダメですね

 

受付で、その旨を伝えて、急遽案内状に書いてあった階に人を配置してもらいました

 

というか、先に会場に入った人、気づいてたなら誰か言ってくださいよ(-_-;)

 

 

そして、机の上に置かれていた資料に目を通すと…あ、誤字が(^_^;)

 

まあ、私もこうやってブログ書いていてたまにやらかしますが、説明会の資料でしょ?

 

チェック体制どうなっているんでしょうかね(後で理由はわかりましたが)

 

 

さて、説明会が始まったのですが、通常は校長先生の挨拶から始まるのが、先に入試・生徒募集に関する話があって、その後に挨拶という式次第

 

校長先生自ら学校について話すつもりですね、龍谷高校みたいな感じだな…

 

 

入試・生徒募集の紙を見て驚いたのが、合格基準とかそういうところではなく、コース概要の説明の所

 

これは実物を見てもらった方が早いでしょう(パンフレットです)


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進学コースから全国の国公立大学?総合コースから道内国公立大学??

 

随分、大風呂敷広げましたね(-_-;)

 

いじわるな言い方かもしれませんが、お手並み拝見ですね

 

どうやって、そこまで到達させるつもりなのか

 

 

そして、校長先生の挨拶が始まったわけですが…

 

 

??

 

何で、こんなに早口で、スライドもサブリミナル広告か?ってくらい速いスピードで進むんでしょうか(-_-;)

 

これじゃあ、メモも取れません

 

興味深い内容もいくつかあったのに、残念ですね

 

民間企業からの転身だそうなので、こういうプレゼンのやり方もあるのかと思ったのですが、後で聞くと(本人ではありませんが)どうやら違った事情のようです

 

開始から30分強で終わった説明会なんて初めてでした(笑)

 

 

出席してみての感想ですが

 

怒られるかもしれないのを覚悟で正直に言っていいですか?

 

「学校説明会」というより「校長先生についての説明会」でしたね

 

まあ、学校を変えるため、校長先生を変えたわけです(しかも民間出身)

 

その初年度ですから、今やっていることの成果については来年以降にならないとわからないことも多いでしょう

 

でも、学校の中身の充実というよりも、外に向けたアピールが多いのかなといった印象を受けました

 

これもイメージ戦略の一つなのかもしれませんが、う〜ん、どこか釈然としないものが…

 

新しいものを積極的に取り入れるのはいいとして、今まであったもの作り上げてきたものはどうするのか?

 

某携帯電話会社で働いておられて、その社風の影響なのか、新しいことを始めるときも即断即決トップダウン方式のようですし、名字からわかるように各界に知人は多そうですから、人脈の広さというのは売りなんでしょう

 

でも、何か地に足がついていない感じがするのは…学校全体が、まだ一つにまとまっていないからですかね(-_-;)

 

これから、校長の右腕となる人をどんどん積極的に採用するそうですから、2,3年すると顔ぶれがガラッと変わっているかもしれませんね

 

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私は、新陽高校は大バクチに出たんだろうと思います

 

今のまま続けていても、先がないと

 

それなら、思い切った挑戦をしてみようと

 

奇しくも、新陽高校の新しいキャッチフレーズは「本気で挑戦する人の母校」

 

それは、生徒だけでなく学校自体も挑戦するという意味なんでしょうね

 

 

5年後、10年後、新陽高校がどういった評価を下されているのか

 

こんな例えをすると怒られるかもしれませんが、あの札幌第一高校だって私が塾業界で働き始めた15年前

 

総合進学コースは、厚別高校を受験する生徒の滑り止めでしたよ

 

 

とりあえず、興味を持った方は学校説明会に参加してみるといいと思います

 

実際に、自分の目で見て、雰囲気を感じてとってみるのが一番です

 

 

それでは、今日はこのへんで

 

(追記)

先ほど、塾担当の先生が「昨日の学校説明会の資料です」と言って教室に来たんですが…

 

会場で名前書いて、名刺交換して…

 

何のためにしているんでしょうか?(-_-;)

 

誰が来たかも把握していないんでしょうね、あと、うちのブログもチェックしていないと(笑)

 

連携が取れていない証拠ですね、それは誤字もそのままだわ(-_-;)

 

これでは、いくらアピールしても「口だけ」と捉えられてしまいますよ

 

しっかりしてください!



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2015 札幌新陽高校説明会
今日は、札幌新陽高校の説明会に行ってきました

みなさんは、札幌新陽高校にどんなイメージを持ってますか?



はい、私も同じです

しかし、学校というのは、あるきっかけでガラッと変わったりします

まずは、説明会で話を聞いてみようと思い、参加してきました


初めに驚いたのが、校長以下錚々たる面々が説明会に来ていました

意気込みはわかりますが…大丈夫ですか?学校に誰もいないのでは??

そして、校長の短い挨拶(笑)

私が出席した説明会の中で最短だと思います

いや、これは評価しているんですよ

早く本題に入ってもらうという意味で


合格基準・合格ラインなどについては「秘」マークがついていましたので、控えさせてもらいます

「何でも書いて構いません」とは言われていましたが(^_^;)

問題は公立入試に準拠していると

見てみると…確かに似ています

これはもう、最近の流行ですね

公立入試の模試感覚で受けてくださいという(^_^;)


さて、恐らく皆さんが興味があるのは「Sサポート」なのではないかと思います

私も、あまり下調べしないまま、説明会に来てしまったのですが、国公立大学進学を希望する生徒を対象に、入学金・授業料を免除、学校指定の予備校費用全額給付、奨学金支給という制度らしいです


今年入学した1年生が5期生で、今年の春に大学受験をした生徒が2期生

1期生、2期生:計9名中6名が国公立大学合格(小樽商大2名、北見工大3名、山形大1名)全て一般受験で、推薦やAOはなし

なかなかだと思いますよ

恐らく、入学時のランクはそんなに高くないはずです(小樽商大に合格した1期生は入学時Eランク、山形大学に合格した2期生は入学時Gランク)

その2期生のGランクの子は、高1の7月進研模試でSS55,1月でSS60取ってますから、何らかの事情でこのランクだったんでしょうね(後で聞いたところによると、中学時代副教科が苦手な上に、得意教科と不得意教科の差が激しかったとか。多分提出物とかも出さないで評価を下げられていたのでは?)

入学してからも、理数系は強いが単語や漢字などの地道な勉強が嫌で、そこから変えていったそうです

頑張りましたね(本人も学校も)

ただ、今年の資料ではSサポートはDランク以上でしたが、基準を上げたんでしょうか?帰ってきてから気が付きました(^_^;)


そして、もう一点気になっていたのが「指定の予備校の費用全額給付」

東進だそうですよ(^_^;)

これは、高校に進学した後に東進に通おうと思って人にはチャンスなのでは?

結構バカにならないですよね、金額

それが学校負担になるんですよ、週2回(平日の放課後と土曜日)なんですが

生徒の声の中でも「他校の受験生の姿に接したことが良い刺激になった」と

なのに、生徒の通塾の負担を軽くするために予備校講師が来校する形に変更することを検討しているそうです

これは、再考してもらいたいですね


もう一つ、学習面での取り組みとしては「進学ゼミ」なるものを実施しているそうです

名前だけ聞くと、他の学校でいう放課後の講習を想像するのですが、全然違いました

そうですね、塾の個別指導を想像してください(実際、参考にしたと言っていました)

それぞれの課題を明確にし、各自バラバラで目標を達成するべく進んでいく

必要とあれば、中学1年生レベルまで戻るそうです


特色ある教育として、「保育と児童文化」「アグリレッスン」「介護職員初認可研修」の話もありましたが、そこでの話も授業を通して、勉強することに目覚め、大学進学したという持って行き方でしたから

進学校を目指して舵を切っていると考えて間違いないですね

今年の3年生には、北大を目指している生徒がいるそうですし(理系総合・数学重点)

進路指導の先生に聞いてみました


どこまでを目指していますか?


「Sサポートのみで1クラス(20名)、まずは北大合格者を毎年2,3名出すようにしたいです」


変わりつつあるんですね

決して恵まれた条件ではない(ランクの高い生徒がいない)中で、上位の私立を除けば遜色ないどころか、上の結果を出していると言えます

ただ、失礼を承知で言わせてもらえば


うちの生徒に積極的に勧めることは、まだできないと思います


それは、最初に話した「イメージ」の問題

私は進学校と呼ばれるところの強みの一つに「自分の学校に誇りを持っている」があると思っています

話をしていても、自分の学校を卑下することがありませんし、学校名入りのジャージやジャンパーも堂々と着ています(中学生から見ると憧れらしいです)

それに比べると他の学校は、「どうせうちは…」みたいなところが少なからずあるんですよね

自分の学校名を堂々と言える

生徒はもちろん、働いている先生もですよ

どこかで「どうせうちの学校は…」みたいに思っていませんか?


今年の夏の甲子園、長崎県代表の創成館高校

相当悪かったみたいですね、昔は(^_^;)

それが今の校長に変わり、本気で改革を行い、今では10年前40%の進学率が70%に、入学した生徒の7割が創成館を第一志望にしているのだとか


教室に戻って、新陽高校の過去の入試資料を見てビックリしました

他の私立は推薦・単願での入学者が半分を超えているのに、新陽高校はほとんどが一般入試なんですよ

イメージというものは固定されると変えるのが大変です

でも、やるしかありませんね

変わるのか、変われるのか

チャレンジですね


それでは、今日はこのへんで


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