昨日の午前中、札幌龍谷学園高校(以下龍谷と略させていただきます)の説明会に参加してきました。
今年いくつか大きな変更をしたこともあって、来年に向けての変更というのは特にありませんでした。
そうなると「去年までの説明会の記事を読んで下さい」で話が終わってしまうので、せっかくの機会ですから説明会で受けた印象なども交えて確認の意味で様々なことを書いていこうかなと思います。
まず、今の校長に変わって4年目。
札幌南高校の校長を務めていた方なのですが、前の龍谷の校長とは180度違う印象です。
前の校長は生徒と一緒にバドミントンをやるようなエネルギッシュな方だったのですが、今の校長は理性的で淡々としているイメージなんですよね。
それがいいか悪いかは別として、もう少し感情的なものを表に出されてもいいのではないかなと、私なんかは思ってしまいます。
まあ、前の校長は何でも自分が先頭に立ってやってしまうような方だったので、後進が育たなかったような気もします。
校長が変わる時って、副校長や教頭が昇任するケースと、外部から招聘するケースに分かれますよね。
今までの路線を継承するときは前者で、新しく路線変更する場合は後者のように思います。
龍谷の場合は後者ですから、路線変更したということなのでしょうが、それがまだイマイチ伝わってこないような気がします。
次にコース制について。
今年から旧来の5コース(スーパー特進、特進、スーパープログレス進学、プログレス進学、未来創造)から3コース(特進、プログレス進学、未来創造)に変わりました。
これ自体は、私は悪いことだとは思っていません。
受験する側とすると、たくさんコースがあっても、それぞれの違いがわかりにくければ意味がないからです。
特進は勉強中心、プログレス進学は強化指定部に所属しながら勉強も頑張りたい生徒向けという印象が強いですが、特進でも強化指定部以外なら部活には入れますし、プログレス進学でも部活に所属していない生徒はいるそうです。
今年から導入された新制服の評判はどうなんでしょう?
説明会でも話題に出ませんでしたし…
入試問題についても今春同様に国数英が共通問題+コース別選択問題、理社は共通問題(未来創造は国数英の3教科受験)で、試験時間は公立と合わせることなく45分。問題用紙、解答用紙はともにB4版なのですが、受験生の事情でA3版にすることも可能で、一昨年度は解答用紙にタブレットを使用した例もあったそうです(もちろん事前に相談が必要)。
そして3年目を迎える「SRGきっぷ」制度。
龍谷で勉強や部活を頑張りたい
龍谷でやりきりたい
龍谷で「夢中」を見つけたい
そういった、龍谷に強い入学意思を持っている生徒で、1月の推薦・単願や2月の一般を受験しようと考えている場合、この制度を利用することで面接が免除になったり上位のコースにチャレンジすることができるようになる制度です。
過去2年の出願状況は
令和3年度:申込数52、エントリー不可14、エントリー数38
令和4年度:申込数51、エントリー不可 6、エントリー数45
2年目の昨年は、制度が浸透してきたのかエントリー不可になる数が減りましたね。
ただ、エントリー資格に「本校に強い入学意志をもっていること」とあるのに、受験生自身にそれがないケースがあることに驚きました。
まあ、それを確認するための3回の面談ですよね。
A日程の申し込みは終わりましたが、B日程の申し込みが10月7日、C日程の申し込みは10月21日までとまだ若干余裕があります。
大学進学実績は、国公立大学15名(うち現役14名)という結果でした。
これで3年連続で15名なのですが、今年は一昨年に比べると88名、昨年と比べると61名卒業生が少なかったので、そう考えると健闘したと言えるのではないかと思います。
また、いつもはコース別の合格者や合格大学を説明会後に聞いていたのですが、今年は資料に記載してくれていました。
特進:小樽商科2(現1浪1)、旭医1、北教大3、千科技1、弘前1、岩手1、広島1
プロ進:北教大1、北見工大1、弘前1、青森県立保健1
特進は30名中9名が国公立大学現役合格ということで、割合としては悪くないかなと思いました。
そして、15名中どのくらいの生徒が当てはまるかはわかりませんが(聞くのを忘れた)、進路指導に関する話として昨今の学校推薦型・総合型選抜での大学入学者数の増加について触れていましたし、合格例として説明があった2名も学校推薦型・総合型選抜でのものでしたので、学校としてもそちらに力を入れているのだろうなということがわかりました。
公立高校では、どうしても一般受験での合格を目指す形が多いと思うので、学校推薦型・総合型選抜に強いというのが、これからの私立の進学実績では非常に重要視されてくると思います。
最後に、説明会全体を通して「不登校の生徒」「特別な配慮の必要な生徒」に関する説明が多かったように思います。
やはり、このコロナ禍でそういった生徒は増えているんでしょうかね。
龍谷は「こころの教育」を大事にする学校で、いじめに関する問題にも随分前から積極的に取り組んできていました。
そういった、これまでの蓄積があるので、そういった生徒に対する対応というのは他の学校と比べると一歩先を行っていると思います。
ただ、そうは言っても学校側としても準備などもありますので、事情のある生徒についてはオープンキャンパスや個別相談会などを活用して事前に相談してほしいとのことでした。
それでは、今日はこのへんで
今日の午前中、札幌龍谷学園高校(以下龍谷と略させていただきます)の説明会に参加してきました。
今年の説明会も、今日の龍谷と来週の札幌山の手で終了です。
ん?例年記事が上がっていたのに、記事がないところがありますね。
基本、私は案内が来たところしか行っていませんので、記事がない=案内が来なかったということになります。
まず、会場に入って机の上に置かれた資料を確認して。
次の文を見た瞬間、目が点になりました。
帰ろうかな(笑)
説明会の最後で担当の先生に確認したところ「生のままでなければ大丈夫」とのことでしたので記事は書きますが、それならそれで書き方というものがあると思います。
で、ここからは皆さんにお願いなのですが(中学校別平均点といいお願いが多いですね)、「塾対象説明会の資料を、許可なくそのままブログに上げている方」を知っていたら教えてもらえませんか。
多分、ここを見ている方は他の塾ブログも見ているという方が多いと思いますので、私よりも札幌の塾ブログには詳しいのではないかと思います(笑)
いや、そういう話が出てきたので、私にとっては「いい迷惑だな」と思ったですよ。
確かに、私も遥か昔には高校側に許可を取らずに説明会のブログ書いていましたが、今は必ず「ブログに載せるのは遠慮してほしいという資料はありますか」と確認を取っています。
昨年の創成の記事でも書きましたが、ブログを取り巻く環境がどんどん悪くなっているんですよね。
さて、説明会の話に移りましょう。
来年の春から高校のカリキュラムが変わるということもあり、龍谷もいくつか変更するところがあります。
(1)コースが再編されます
(2)特待生制度に一部変更があります
(3)新制服が導入されます
(4)入試問題が変わります
(5)入試日程に一部変更があります
一つ一つ見て行きましょう。
まず(1)については、現在の5コース(スーパー特進、特進、スーパープログレス進学、プログレス進学、未来創造)から3コース(特進、プログレス進学、未来創造)に変わります。
数が多すぎてわかりにくいという声が寄せられていたそうで、このコース再編に伴って(2)の特待生制度にも変更が生じたというわけです。
ちなみに、特進は選抜と文理に分かれるそうで、今までのスーパー特進が選抜にあたるというイメージで良さそうです。
また、特待生制度については、今まで授業料半額給付だったところが入学金全額給付に変わっています。
これは、昨年から導入されている助成金制度によるものだそうで、助成金をもらっている方にとっては授業料半額のメリットが薄いので、それなら金額も大きい入学金免除の方がいいのではないかという判断での変更だとか。
(3)の新制服については、私よりも生徒の方が詳しそうなので割愛します(笑)
(4)の入試問題の変更も、コースの再編によるものです。
国数英が共通問題+コース別選択問題、理社は共通問題(未来創造は国数英の3教科受験)になるそうで、試験時間は公立と合わせることなく45分。問題用紙、解答用紙はともにB4版なのですが、受験生の事情でA3版にすることも可能で、昨年度は解答用紙にタブレットを使用した例もあったそうです(もちろん事前に相談が必要)。
こういった配慮は、龍谷ならではだと思いますね。
(5)の試験日程の変更については、今までは2日目に面接試験を行っていたのが、B日程は金土の日程が多いため土曜日に面接試験を行うのが不評だったそうです。なので、1日で筆記も面接も終わらせてしまうと。
さて、昨年から始まった「SRGきっぷ」制度。
今年も継続して行われるそうです。
龍谷で勉強や部活を頑張りたい
龍谷でやりきりたい
龍谷で「夢中」を見つけたい
そういった、龍谷に強い入学意思を持っている生徒で、1月の推薦・単願や2月の一般を受験しようと考えている場合、この制度を利用することで面接が免除になったり上位のコースにチャレンジすることができるようになります。
しかし、エントリーには明確な基準が設けられていて、それを満たしていない場合はエントリー不可になるケースもあったようです。
でも、エントリーには「中学校担任等の印が必要」なんですよ。
おかしくないです?中学校側は基準を満たしてないことをわかっているのに印を押したわけで、恐らく中学校側が自分たちでダメ出ししたくなくて高校側に判断を預けた(もしくはダメ元で出してみた)ということなんですよ。
これは、高校側も困りますね。
昨年は、塾対象説明会前にエントリーを締め切った上に中学校側にも周知が徹底されていなかったようで慌てて日程を追加(D日程)したのですが、今年はA日程こそ終わってしまいましたが、B日程は来週の水曜日まで、C日程は締切まで3週間ほど余裕があります。
もう少し希望者が増えるかもしれませんね。
大学進学実績は、国公立大学15名(うち現役11名)という結果でした。
あれ?去年と全く同じ数ですね…
一瞬、間違えたのかと思いました(笑)
特筆すべきことは、浪人とはいえ東京工業大学に合格者が出たこと。15名のうち6名がスーパープログレス進学・プログレス進学の生徒だったことですね。
他には公務員試験の合格者が18名と過去最高で、うち未来創造コースが14名というのも立派な数字だと思います。
最後には、外部模試のデータを使って現高2生の状況を報告してくれました。
スーパー特進の生徒のみのデータでしたが、なかなかのものでしたよ。
ただ、北大レベルをあの数字に設定しているのは正直甘いですね(説明会後に指摘しておきました)。
校長先生が変わって3年目。
確かに来春からの変更点はいくつかありますが、学校を大きく変えるようなものではないように見えます。
どっちつかずな印象があるんですよね。
進学重視にも舵を切れない、だからと言って中下位層の受け皿に特化したくもない。
「心の教育」を謳っていますが、今の受験生や保護者は私立を選ぶ目も肥えてきていますからね。
龍谷の色を出して行かないと、これからは厳しいように思いますがどうでしょうか。
それでは、今日はこのへんで
今日は定休日ですが、札幌龍谷学園高校(以下龍谷と略させていただきます)の説明会に参加してきました
校長先生が変わって2年目
昨年は、なかなか自分の色が出せなかったと思いますが、2年目ともなれば1年間学校を見てきて良いところ悪いところ両方見えてきたころでしょう
どんな手を打つか、楽しみにしていたのですが…
やはり、このコロナ禍の中とあっては、ドラスティックなことはできなかったようです
そんな中ではありますが、生徒募集に関して新たな取り組みが始まっていました
「SRG58きっぷ」制度です
…
AKB48と青春18きっぷを合体させたような名前ですね(笑)
ちなみにSRGは札幌龍谷学園の略、58は今年が創立58周年だからだそうで、来年以降は58がとれて「SRGきっぷ」制度になるのではないかということでした
で、一体どういう制度なのかというと
龍谷で勉強や部活を頑張りたい
龍谷でやりきりたい
龍谷で「夢中」を見つけたい
そういった、龍谷に強い入学意思を持っている生徒で、1月の推薦・単願や2月の一般を受験しようと考えている場合、この制度を利用することで面接が免除になったり上位のコースにチャレンジすることができるようになります
ただ、簡単に発行してもらえると思わないでくださいね
面談がなんと3回
しかも、説明会では「意志がはっきりしていなかったり、具体性のある理由がなかったりした場合は発行しません」と強調されていました
もらえたらいいなーみたいな感覚ではダメですね、これは(^_^;)
そして、注目すべきところは、不登校の生徒に広く門戸を開いている所ですね
龍谷は以前から「いじめ」についての取り組みで注目を集めていました
ただ最近は、必ずしも「いじめ」が不登校の理由になっているとは言えないような状況になってきています
不登校だと、ほとんどの場合、内申点が低くなります
そうなると、受験できる高校が限られてしまうのです
なかなか面白い取り組みですね
しかし、この「SRG58きっぷ」制度、残念ながら告知したのが8月下旬になってからでして…
既にC日程までの申し込みが終わっているという(^_^;)
中学校にも周知が徹底されていなかったようで、あわててD日程を追加で設けたそうです
そりゃそうですよ、もしD日程が追加になっていなかったら、この説明会で制度の説明しておきながら「実は先週末で応募が締め切りになりまして」って説明していたということですよね
それは、ダメです(キッパリ
申請には「中学校担任等の印が必要」だそうなので、興味のある方はまずは中学校に相談してみて下さい
さて、そんな龍谷ですが、他の私立のように「進学重視」にシフトしてきているのでしょうか
過去6年間に遡って、未来創造コース(旧総合コース)の生徒が学年全体に占める割合を計算してみました
2020 57.0%
2019 61.6%
2018 66.7%
2017 68.1%
2016 68.8%
2015 73.7%
創成ほど急ではありませんが、6年前に比べるとだいぶ減ってきていますね
このままいくと、再来年には半分を切るのではないでしょうか
「SRG58きっぷ」制度は、こうした流れにも対応した制度のようです
大学進学実績は、国公立大学15名(うち現役11名)という結果でした
昨年の23名に比べると物足りませんが、現役にこだわり私立を受験した生徒が多かった(152名うち現役144名、昨年は101名)ことが原因にあるようです
今の3年生は、スーパープログレス進学ができた1期生
どういった結果を出すのか注目ですね
その、スーパープログレス進学ですが、1つ変更点があるそうです
今までは、龍谷の部活顧問の推薦が必要だったのですが、それがなくなります
そうなると、龍谷で全国レベルの部活で活動しながら国公立大学も目指したいという欲張りな生徒も受験しやすくなるでしょうね
(過去3年間の入学者、5→4→1なんです…)
最後に、どこの私立の説明会でも、休校期間中の取り組みについては話してくれたのですが、龍谷は次のようなタイトルの資料を用意してくれました
「臨時休業 私たちができたこと・できなかったこと」
いいことだけでなく、ちゃんとできなかったことにも目を向け、それを発表してくれるとは
私が常に「合格体験記より不合格体験記の方が生徒にとっては有益なんだけどなぁ」と思っていることと相通じるものがあります
これは!と思い、興味津々で聞いていたのですが…
惜しい、もう少し深く掘り下げてほしかった
期待しすぎた分、ちょっと残念に感じましたね
古くから受け継がれてきたものは守りつつ、少しずつ新しいものも取り入れて動き出しているのがわかりました
ただ、進学指導については、別途資料を作り時間も割いて説明してくれましたが、正直「うん、それはどこの学校でもやってる」という内容でしたね
奇をてらわないというのであれば、それでも構いませんが、であれば中身を相当レベルアップしていかなければ他校との差別化はできないのではないかなとも感じましたよ
それでは、今日はこのへんで
今日の午前中は、札幌龍谷学園高校(以下、龍谷)の説明会でした
昨年の説明会の記事は、すさまじいものでしたが、最後に私はこのように書いています
もし、この記事を龍谷の関係者の方が読んで「うちは大学進学にも力を入れています」というのであれば、どのような授業を行ってどのような経過をたどって、そしてどのような結果を出しているのかを教えていただければと思います
そして、願わくば、来年春以降の大学実績で巻き返して、私の見解は誤りであったことを証明していただければと思います
その時は喜んで、私は訂正の記事を書かせていただこうと思います
さて、どうだったのでしょうか
まず、龍谷の大きなトピックとして校長先生の交代がありました
何と、3月まで札幌南の校長先生だった方です
パワフルな印象だった前任の校長先生と比べ、落ち着いて物静かな印象を持ちました
続いて始まったのが、2年目を迎えるICT教育についての説明
校長が変わるというのでちょっと期待していたのですが、やはり路線は変わらないのか…
その後、進学指導についての説明に移り、私の目に飛び込んできたのは
いやいやいやいや
もったいない!
何でこれを前面に押し出さないの?嬉しくないの?進学校化を諦めたから、「あ、ふーん」って感じなの?
普段の授業の進め方なども、丁寧にスライドで説明してくれましたが、特段変わったことをしているわけでもなく
逆に、奇をてらっていない所は好感が持てましたがね
最後に生徒募集についての話があって説明会は終了となりました
もし、ここで帰っていては、私は皆さんに間違った情報を伝えていたかもしれません
今日の説明会は、説明会後の質問が重要だと、改めて見直すいい機会となりました
まず、国公立大学の現役合格者のコース別人数について
S特進7名(卒業生9名)
特進12名(卒業生23名)
プログレス進学1名
S特進・特進ともに驚異的な合格率です
更に、推薦・一般の別については
名寄2名、教育大函館1名、千歳科学技術1名、青森県立保健1名、計5名が推薦入試で、後は一般入試…
しかも、札幌医科大学は医学科に現役で1名入ってます
私は「なぜ、このような素晴らしい進学実績を出しているのに、それを前面に出さないのか。もったいないとは思いませんか。」と聞いてみました
さらに「ICT教育というのは、どちらかというと未来創造コースの生徒のためのもの。それに力を入れるということは、龍谷は進学には今後力を入れないということなのか」と、かなり突っ込んだことも聞いていました
返ってきた答えは
「ICT教育については前任の校長の意向が強く働いて始まった経緯があり、その校長が退任したからといってすぐにやめるものではありません。今後も続けていく中で、新しい校長の元、進学にも力を入れていきます。これまでの説明会で進学指導についての説明はありませんでした。今回そのような時間を設けたということが、その答えになるかと思います。」
なるほど(´-`).。oO
今年度の方向性というのは、昨年のうちに決まっていたことでしょうから、そこに新しい校長の意向は反映できないものです
ということは、次年度以降に期待してもいいのでしょうか
そして、昨日の記事の私立無償化の話も聞いてみました
「具体的な金額が決まっていないので、私たちとしてもどう説明したらよいか困っている」とのこと
2020年4月からと言っている割には動きが遅いですよね
大学入試改革とは別枠だとは思うのですが、文科省はいっぺんにあれもこれもとやろうとして、全部中途半端になってませんかね
龍谷は、決して大学進学に力を入れていないわけではなかった
昨年の私の見解は訂正させていただきます
ただ、何度も言いますが、今の状況は非常にもったいないと思います
私立無償化の動きは、私立にとって無条件の追い風とはなりません
今までより一層、激しい競争にさらされることになるでしょう
今年の春、大幅に入学者を減らした龍谷が、来年以降それを食い止めることができるのか
ICT教育だけでは無理だと思いますよ
それでは、今日はこのへんで
今日は札幌龍谷学園高校(以下龍谷と略させていただきます)の説明会でした
ブログフェスの時に「大丈夫ですか?」と心配されたのですが、私はこの私立高校の説明会の記事を書くにあたって、「自分の目」で評価をするように心がけています
多分に主観が入っているかもしれませんが、自塾の生徒をその高校に預けることができるかという視点だと考えてもらっても構いません
いいものはいい、ダメなものはダメ、期待できるものには期待をかける
そういうスタンスで書いてきました
今まで、龍谷に関しては、比較的好意的な記事が多かった様に思います
が…
最初に言っておきます
今年は「ダメ出し」の記事です
まず、何が私的に「ダメ」なのか?
先ほど書いたように、自分の塾の生徒を預けられるかどうかが指標です
私のブログを読んでいる方も、どちらかというと上位校を目指す保護者の方が多いでしょう
そうすると、スーパー特進・特進やスーパープログレス進学の「募集」に、あまり力を入れていないとわかった段階で、私としては学校に魅力を感じないということです(上に挙げたコースに力を入れていないという意味ではありません)
今回の説明会で、最も多くの時間が割かれたのはタブレットを使ったICT教育についての説明
そこで授業例として示されたものは、主に「未来創造コース」の生徒たち
別に、それが悪いわけではありません
単に、私の求めているものとマッチングしていないだけです
仮にこれが、スーパー特進・特進、スーパープログレス進学の授業例で話が進んでいたのなら、まだ良かったのかもしれません(現に説明会の後に質問に行って確認しています)
ただ、説明会全体の雰囲気として「あぁ…龍谷は方針を変えたんだな」と思わざるを得ませんでした
毎年いただく近況にも「未来創造の減少は想定外でした」と書いてありますし、来年春は札幌新陽高校が同じB日程に回ってきます
このままだと、受験者・入学者が減ってしまうのではないかという危機感を持っているのではないでしょうか?
入学生のアンケート結果を見ても、スーパー特進・特進、スーパープログレス進学・プログレス進学の生徒保護者が「本校を選択した理由」として全くタブレットを取り入れたICT教育を選んでいないのに対し、未来創造コースは生徒が2位、保護者が1位
上位コースの生徒は、そこに魅力を感じていないわけです
にもかかわらず、こうしてICT教育をアピールをするということは、誰にターゲットを絞っているのかは、自ずと明らかでしょう
もちろん、私はICT教育自体を否定しているわけではありません
利点もたくさんあります
しかし、先生方が口を揃えておっしゃっていたように、あくまでもこれは「ツール」に過ぎないのです
プログラミング教育に関しても同様です
力を入れていますと言っても、カリキュラムを見れば、それが未来創造コースでしか行われないものだとわかります
進学に力を入れているとは言っても、スーパー特進・特進、スーパープログレス進学の生徒数が全体に占める割合はわずかなもの
半数以上は未来創造コースの生徒なわけです
そこで、スーパー特進やスーパープログレス進学は別として、特進やプログレス進学の生徒を増やすというわけではなく、未来創造の生徒を増やす方向に舵を切ったのであれば、私の興味関心も薄くならざるを得ません
実は、これは龍谷に限った話ではありません
今年出席している私立高校の説明会で、私は「二極化」を感じています
この春の大学入試結果がどこも厳しかったためか、進学実績を前面に出した説明会だったのは立命館くらいですかね
気持ちはわかります、大した結果も出ていないのに、進学実績について触れるのは辛いでしょう
しかし、そこでなぜ結果が出なかったのか、次年度にどうつなげていくのか
そういったことを説明会の場で、しっかり言ってもらえれば、こちらも信頼できるわけです
実際、今の中3生が大学入試をするのは3年後なんですから
従来通りの進学校として生きる道を選んだ高校、進学校化を諦めてしまった高校
大学入試制度改革がはっきりと見えて来ない今、進学重視の姿勢を打ち出すのはリスクが大きいと感じているのかもしれませんが、ここで一歩後退すれば、その遅れを取り戻すには倍の時間を費やさなければならないでしょう
昨年の記事で期待感を表明していたスーパープログレスコースについても、受験者・入学者ともに1ケタ
今日の説明の感じでも、今後力を入れていくようなニュアンスは受け取れませんでした
ただ、ここまで読んでもらって勘違いしてほしくないのは、決して龍谷が悪い高校なんだということではないということです
単に私が求めている高校ではなくなっただけです
全ての学校が進学校化されて、同じようになっても、それはそれで困りますし、多種多様な学校があっていいと思います
もし、この記事を龍谷の関係者の方が読んで「うちは大学進学にも力を入れています」というのであれば、どのような授業を行ってどのような経過をたどって、そしてどのような結果を出しているのかを教えていただければと思います
そして、願わくば、来年春以降の大学実績で巻き返して、私の見解は誤りであったことを証明していただければと思います
その時は喜んで、私は訂正の記事を書かせていただこうと思います
それでは、今日はこのへんで
今日は札幌龍谷学園高校(以下龍谷と略させていただきます)の説明会でした
早いもので今年で4回目の参加ですか
今年も、学校の近況については校長先生自らお話ししてくれました
まず、新しいコースを1つ、コース名の変更が1つ
新しいコースはスーパープログレス進学コース(以下Sプロ進)、そして総合コースは未来創造コースへと名前が変わります
Sプロ進については、強化指定クラブに所属しつつ難関国公立や難関私立大学を目指すコースです(詳細は後で)
未来創造コースとは、来春の入学生が大学入試改革の初年度生になることから、様々な取り組みをスタートさせることに伴い名称変更をするのだそうです
その様々な取り組みなのですが
1:すべてのコースで課題探求学習を実施(総合学習の時間を活用)
2:「英語で説明できる能力の育成」を目標に、50%の生徒に4技能指導を授業の中で取り入れる
3:残り50%の生徒に「実践的な基礎的英会話力」を身につけさせる
4:新学習指導要領でプログラミングの学習が重視されることに伴い、自分でプログラミングしてロボットを動かす等の授業を実施
この中の3番について
配られた資料の文が、あまりにも核心をついていたので紹介しようと思います
「本校では、新学習指導要領では切り捨てられている残り50%(英語が得手ではない生徒たち)に着目し、この生徒たちは『すぐ社会に出て活躍する』進路選択をし、主にサービス業に就職する可能性が高いことから、中学校の内容を学び直し、『外国人客にも積極的に対応できる実践的な英会話力』を身につけさせる教育プログラムを実施することにしました」
はっきり言いますね(^_^;)
でも、それが本当だと思います
また4番のプログラミングについては、それほど高度なことを行うわけではなく、最初は小学校・中学校で教えられるレベルの内容(教育版LEGOマインドストームEV3など)を2学年の情報の時間で(3単位)
プログラミングを勉強してきた子が高校に入学する時には、内容を変えることを考えているようです
また、ICT教育の導入として、WiFi環境を整備しタブレットを活用する(最近はどこの学校でも始めましたね)
しかし、上に挙げたことの中で、私が一番興味を惹かれ、またこの記事を読んでいる皆さんも興味を持ったことは
「Sプロ進」なのではないでしょう
龍谷は部活動が盛んな高校としても知られています
強化指定部は全部で10
野球部
男子卓球部
女子卓球部
サッカー部
ソフトテニス部
男子バドミントン部
女子バドミントン部
女子バスケットボール部
柔道部
馬術部
ただ残念なことに、これらの部活に所属する生徒は、スーパー特進や特進に入ることはできず、プログレス進学や総合コースに行くしかありませんでした
このような部活に所属する生徒の中にも、現役で国公立大学に進むような力を持った子はいるのです
今年現役で北大に合格した生徒は、バドミントンをするために龍谷に入学し、1年生の時に全国大会出場という目標を叶えたので、2年生からは部活を辞めて特進にコース変更したのだとか
この子の場合は、部活を辞めて勉強に専念したことが北大合格に繋がった可能性が高いわけですが、部活も勉強もどちらも頑張りたい子はいるわけです
そういった子を、これまで以上にバックアップするためのコースが、Sプロ進というわけです
どこまで需要があるかわからないので、初年度は10名程度(人数制限は設けない)を予想しているそうですが…
これ、もっと集まりませんかね
ただ、条件は厳しいです(一般入試であっても龍谷の強化指定部顧問の推薦がいる、ランクの下限が高い)
それでも、今まで部活をやりたいために、あえて光星のステラや第一の文理選抜を避けていたような子も少なからずいたわけですから、そういった子の受け皿になりそうな予感がします
さて、ここ数年同様、札幌龍谷学園高校の近況という資料の中に記載されている、「本校を受験した理由」について紹介してみましょう
(複数回答ありだと思われるので在籍数とは一致しません)
スーパー特進・特進
1 特待生制度の充実 25名
2 難関大学への合格 14名
3 いじめのない学校 11名
4 7時間授業・講習・サポート学習 7名
5 交通の便が良い 7名
6 制服が素敵 5名
プログレス進学
1 部活動をやりたい 29名
2 朝講習があり、部活と勉強が両立ができる 21名
2 いじめのない学校 21名
4 特待生制度の充実 11名
5 自分のペースで勉強できる 9名
6 交通の便が良い 9名
7 制服が素敵 6名
総合
1 部活動をやりたい 96名
2 いじめのない学校 78名
3 コースが充実している 52名
4 交通の便が良い 35名
5 制服が素敵 37名
6 取りたい資格がある 13名
7 特待生制度の充実 11名
複数選択方式なので毎年似たような意見になるのでしょうが、今年は制服に関する回答が新たに登場しましたね(笑)
特待生制度は、確かに充実してると思いますよ
そして、いじめのない学校として知られていますが、昨年アナウンスのあった「不登校生徒の受け入れ」について
正確な数は教えていただけませんでしたが、今年は2ケタの生徒が入学してきたということです
これはぜひ続けてほしいですね
先ほど挙げた強化指定部以外でも、体操、書道、弁論、ゴルフなどが全国大会へ出場するそうです
そしてダンス部
全国大会出場・優勝はもちろんのことですが、なんと世界大会でも優勝(^_^;)
最近4年間で3回の全国優勝のご褒美?として、龍鳴館というダンス・卓球の専用施設を作ってもらったとか
こんな施設を部活だけで使うのはもったいないということで、女子の体育でダンスを取り入れ、指導者としてプロのダンサーに来てもらっているそうです
進学実績については北大への合格者は2名出したものの、決して満足いくものではなかったと思います
ただ、私の記憶が確かならば、今の3年生はスーパー特進の生徒が多く、併願校もこれまでとはレベルが違ったはず
プレッシャーをかけるわけではありませんが、今年実績を残せなければ、Sプロ進を作っても「名前だけ」と言われる可能性も高いです
そのあたり、他校のように学習面(外部模試の成績等)での現時点での生徒の様子などを教えてもらえれば、こちらとしても助かるのですがね
来年へ向けての課題にしていただければと思います
それでは、今日はこのへんで
私立中学・高校の説明会も今日で前半戦が終了
9月初旬から、再び後半戦が始まるまでは一休みです
前半戦のトリは札幌龍谷高校(以下龍谷と略させていただきます)
今回が、3回目の参加です
実は、昨年の説明会
一昨年に比べると、ちょっと元気がないかな?と感じていたんですよね
冒頭の校長先生のあいさつで、その謎が解けました
昨年は、2年連続定員超過の関係で、絞らなければいけない年だったんですね(-_-;)
それは、力も入りませんわな…
結局、定員300名に対して入学者は263名
校長先生は足切りを実施した影響や、公立高校の定員割れを入学者減の原因としていましたが…
他にもありますね(-_-;)
昨年の入試結果
今年の入試結果
一昨年や昨年の数字と比べて見ると、一般入試の不合格者の人数にそれほど違いはありません
大きいのは「推薦・単願での入学者数」です(特に総合コース)
ですから、今年は積極的に中学校に声をかけると思いますよ
さて、昨年も書きましたが、うちのブログに来られる方々が一番気になるのは、やはり「スーパー特進・特進」コースのことだと思いますので、そちらの話を中心に
まず、進学実績から
今年は7名が国公立大学に合格ということで、現浪の内訳、コース別の内訳を質問したのですが…
何と、今年の卒業生、スーパー特進コースはいなかったのだそうです(-_-;)
あれ?パンフレットの代わりに配られた「RYUKOKU NEWS」にはスーパー特進コースから北大に行った子の喜びの声が載っていますが?
「それは昨年の子でして」
…
それはダメですね(;・∀・)
ウソではありませんが、見る人に誤解を与える資料です
昨年、私が指摘したからなのか、「スーパー特進の卒業生は全員が北大など国公立大学合格」というのは「入学時からスーパー特進の卒業生」と訂正してもらえましたが
特進から現役で7名国公立(しかも全員一般受験)に行ったのですから、それを前面に出せばいいのに(^_^;)
学校として、「プログレス進学コースの入学者を増やし、そこから数多くの大学一般受験生を出したい」と公言していますし、龍谷がこれから進学校として学校を発展させようとしているのであれば、その方針は間違っていないと思います
スーパー特進も大事でしょうが、やはり一部の上位の生徒だけで実績を作ろうとしても、無理なんですよね
次に、昨年も聞いたのですが、スーパー特進コースの合格基準が、一般入試ではBランク以上またはEランク以上で受験者(スーパー特進・特進のみ)の入試点上位20%以内の生徒なのですが
入学者の中で後者の基準にあてはまった生徒がいたのか?
答えは、今までの入学者の中では「いない」、つまり全員Bランク以上という条件での合格でした
ここで新たな疑問が
龍谷はB日程です
例えば、A日程の光星や日大と併願で受験する生徒はいないのか?(特に光星のステラと併願の生徒)
何と、A日程との併願者は少ないのだそうです
今年、東を蹴って龍谷のスーパー特進に入学した生徒も、A日程は受験していなかったのだとか
これはちょっと意外でした
さて、スーパー特進・特進・プログレス進学・総合の4コースがある龍谷ですが、生徒の割合で言えば総合コースの生徒が半数以上
雰囲気的な部分で、特進などの子は肩身が狭い思いをしているのではないか?
なかなか答えにくい質問ですが、返ってきた答えは「そんなことはありません」(そりゃそうだ)
入試事務局長の言葉を借りると「コースごとに生徒たちはプライドを持っている」
例えば、総合コースの子からすると「(スーパー)特進は勉強を頑張る、俺たちは部活を頑張る」
だから、お互いをリスペクトしていると
その考え方はいいですね、お互いに自分の持っていない面を「凄い」と認めて、決して自分を卑下しない
実際、修学旅行などでは、コースを越えてグループを作ることもあるそうですから、こちらが考えているほどギスギスはしていないのかもしれません
今年は特進から生徒会長も出たということで、校内活動でも先頭に立つようになってきているとのこと
スーパー特進・特進は全学年が同フロアにまとめられているので、落ち着いた環境で勉強できる状態にあるようです
ここ2年同様、札幌龍谷学園高校の近況という資料が配られてましたので、今年も入学者が「本校を受験した理由」について書いてみましょう
(複数回答ありだと思われるので在籍数とは一致しません)
スーパー特進・特進
1 特待生制度の充実 19名
2 国公立・難関私大への合格 11名
2 7時間授業・サポート学習 11名
4 交通の便が良い 9名
5 いじめのない学校 8名
プログレス進学
1 部活動をやりたい 22名
2 朝講習があり部活と勉強の両立ができそう 13名
3 特待生制度の充実 12名
4 自分のペースで勉強ができそう 11名
5 交通の便が良い 10名
6 いじめのない学校 8名
7 取りたい授業がある 5名
総合
1 いじめのない学校 77名
2 部活動をやりたい 67名
3 コースが充実している 60名
4 取りたい資格がある 30名
5 交通の便が良い 26名
6 制服が良い 17名
7 特待生制度が充実している 13名
8 習熟度別授業がある 11名
複数選択方式なので毎年似たような意見になるのでしょうが、自由に記載する欄があるのであれば、少数意見でも生徒がどんなことを書いているのか知りたいですね
そして、スーパー特進・特進・プログレス進学コースでは、「いじめのない学校」と答える生徒が年々減ってきていますね(総合コースは1位ですが数は減っています)
これは、龍谷の「いじめ」に対する取り組みについて、世の中に広く認知されたので、あえて理由に上がらなくなってきたのではないかと思いました
「当たり前だから、今さらね〜」という感じでしょうか
そして、今年は新た?に「不登校生徒の受け入れ」についてアナウンスがありました
いじめを受けるなど、被害者の立場にある生徒が受験をした場合、欠席日数や不登校による内申点の不利、そういったものに囚われず、入試点の4割程度を得点することができれば合格を出すということです
部活の実績も数多く紹介されていました
(ディベート甲子園で北嶺の12連覇を阻止して初の全道優勝、男子バドミントン団体で札幌第一の34連覇を阻止して全道優勝、
ダンス部は各大会で優勝など)
今年の9月にはダンス・卓球場が新しくオープンするそうで、活動がますます盛んになりそうです
また、部活だけでなく校外活動も公欠扱いにするため、新入生には全国レベルのスノーボーダー、選手権大会で優勝するゴルファー、芸能活動でのデビューを目指す生徒などもいるそうです
最後に、今年の流行である「アクティブラーニング」と「英語の四技能育成」については、試行錯誤しながらの段階で、具体的にどんなことをしてどんな効果が上がっているかの検証は、来年の説明会でしっかり報告してくれるとのことでした
特待生制度や入試の基準については、一昨年と変わっていないので、そちらを参考にしてください
スーパー特進は、部活動は一切ダメで毎日7時間授業+放課後講習参加が義務付けられ(1年生は週3回)、生徒が自主的に残ったりなどすると、下校は学校が閉まる午後7時
授業の予習・復習をすることを考えたら、勉強漬けの日々ですね(^_^;)
う〜ん…そうかぁ…
自分の「本当にしなければいけないこと」がその時間でできているのだとしたら、いいのだけれど
いろんな意味で、「自由な時間」はあった方がいいと思いますがね
そういう意味では、特進・プログレス進学の今後に注目しています
それでは、今日はこのへんで
去年に続き、2回目の参加です
案内をもらったときに「スーパー特進、国公立大学全員合格」と書いてあったので
いろんな意味で楽しみにしていました
さて、どうだったんでしょうか
まず、去年はダンス部でしたが、今年は合唱部による歌の披露が行われました
普通、合唱部というと女性の数が多いのですが、珍しく男性が多いという構成で
でも、顧問の先生(女性)がその女性の数の少なさをカバーしてましたね(笑)
合唱のことはよくわかりませんが、聞いた感じでは声楽とかされていた方ではないのでしょうか
続いて、校長先生の挨拶が始まったのですが
「昨年、この説明会のことをインターネットで書いてくださった塾の先生がいて…」
「私も見たのですが、わが校のことを応援してくださる内容で…」
「おかげさまで、本年度はスーパー特進コースの入学者が10名に…」
…
ん?
俺のことですか??(後で確認取るの忘れました)
なるほど
だから今年の席は、ど真ん中の前から2番目なんですかね(^_^;)
昨年同様、札幌龍谷学園高校の近況という資料が配られておりまして、教室に戻ってから昨年のものとの違いについて眺めているのですが、まず目を引くのが
スーパー特進・特進に入学した生徒のレベルが上がったことです
昨年の併願校:手稲・北広島・啓成・東陵・白石
今年の併願校:南・北・東・西・旭丘・手稲・国際情報・稲雲・石狩南・北広島・啓成・新川
全然違いますね(^_^;)
これは、嬉しい反面プレッシャーですね
入学者が「本校を受験した理由」の公開は昨年同様ですが、今年はそれぞれのコースの細かい人数まで掲載されています
去年は書きませんでしたが、今年は書いてみますか
(複数回答ありだと思われるので在籍数とは一致しません)
スーパー特進・特進
1 特待生制度の充実 16名
2 国公立・難関私大への合格 14名
3 いじめのない学校 9名
4 7時間授業・サポート学習 8名
5 予備校の先生の授業 7名
6 交通の便が良い 5名
7 制服が良い 4名
プログレス進学
1 部活動をやりたい 30名
2 朝講習があり部活と勉強の両立ができそう 26名
3 いじめのない学校 22名
4 自分のペースで勉強ができそう 10名
5 取りたい授業がある 9名
6 特待生制度の充実 9名
7 交通の便が良い 7名
総合
1 コースが充実している 98名
2 部活動をやりたい 97名
3 いじめのない学校 95名
4 交通の便が良い 44名
5 取りたい資格がある 35名
6 制服が良い 30名
7 習熟度別授業がある 20名
8 特待生制度が充実している 13名
ただ、この資料全体では昨年と比較すると書かれている内容が少なくなりましたね
私は昨年の資料を持っているからいいですが、今年初めて参加された方には少々物足りなかったかも…
それでも、こういった資料を作るだけで他の高校とはずいぶん違うのですがね(^_^;)
さて、うちのブログに来られる方々が一番気になるのは、やはり「スーパー特進・特進」コースのことだと思いますので、まずはそちらの話からしましょう
まず、昨年の進学実績から
案内をいただいたときには「スーパー特進、国公立大学全員合格」だったのですが、説明会後詳細をうかがったところ…
ちょっと、それは違うかな(^_^;)という結論になりました
というのは、1期生は入学時3名からスタートし、1年生の途中で1名、2年進級時にもう1名、特進コースからクラス変更した生徒がいて総勢5名で大学入試に臨んだわけですが
初期メンバーの3名は全員合格(北大・北海道教育大・高知県立大)したのですが、クラス変更した2名は合格していないそうでして(もし違うということであれば、ご連絡ください)
うん、それはちょっとねぇ…
まあ、4年間(卒業生60名)で6人の北大合格者を出しているわけですから、割合としては優秀だと思いますよ(10人に1人)
次に、スーパー特進コースの合格基準が、一般入試ではBランク以上またはEランク以上で受験者(スーパー特進・特進のみ)の入試点上位20%以内の生徒なのですが
8名の中で後者の基準で合格した生徒がいるのか?
今年の入学者の中では「いない」、つまり全員Bランク以上ということでした
そして、今年は2年連続で定員充足率が高かったため、合格基準を若干変更しなければいけなくなるそうでして
総合コースは当日点次第では不合格になるケースもあるかもしれないそうです
個人的にはスーパー特進コースについても、ランクだけでなく当日点で合否判定ができるように、早くなってほしいですね
さて、上のアンケートにもあるように龍谷高校と言えば「いじめのない学校づくり」を一つのテーマとして掲げられています
その取り組みについては新聞や教育雑誌にもたびたび取り上げられ、世の中に広く知れわたることになっています
志願者の基本的要件の中にも「欠席の理由が正当であること」との記載があり、欠席日数が多いからと言って門前払いはしないと明言されていたのですが
ちょっとここで、ある違和感を感じたのです
それは龍谷高校さんにではなく「中学校」に
いじめなどにより不登校になった場合、正当な理由として考慮されるということなのですが…
それって、中学校側は「いじめ」を把握しているということですよね
でも、札幌市内でいじめを苦に自殺する事件が起きた際、教育委員会や学校からは「いじめはなかった」という報告がほとんどだったように記憶しているのですが…
表に出てこないだけで、実は相当な数のいじめが、今でも残っているという表れのような気がしたんですよね
でも、こうして、中学校時代に辛い経験をした生徒が、安心して通える高校があるというのは、非常にいいことだと思います
昨年、このいじめに関することについて質問した際
「正直、いじめに繋がるようなトラブルはある」と話してくださいました
ただ、それを早期に発見して、いじめに発展させない
そして学校全体の雰囲気が「この学校ではいじめは許されないんだ」というものになって、今の状態ができあがったのだと思います
今後とも、ぜひ続けていただきたいですね
最後に、お願いというか提案というか、学校説明会で授業見学はあっても体験授業をしている学校は少ないので、やってみてはどうかということをお話しさせていただきました
HPを拝見したところ、「仏教」「英会話」「中国語」「福祉コース」は既に体験授業を行っておりました
スーパー特進や特進コースは授業見学でしたね
この2つのコースを対象に、中学生にもわかる内容で授業を受けてみるというのはどうなんでしょうね?
ただ見るだけとは随分違うと思いますし、「この先生の授業を受けたい!」と思えば明確な志望動機にもなると思うのです
そもそも、予備校や塾などとは違い、高校の先生で有名な方っていませんよね
「○○先生の授業を受けたいのでこの高校に来ました」という話は聞いたことがありません
もし、そういうものができたら、強力な武器になると思うのですが
元予備校の先生もいらっしゃるそうですし、先生の研修なども意欲的に行っているようですから、不可能な話ではないと思いますよ
スーパー特進と特進コースは、今年それぞれ10名・30名が入学し、当初想定していた理想的な形ができあがったとおっしゃっていました
今後のカギは、スーパー特進ではなく特進コースの方でしょう
端的にスーパー特進と特進の違いは、勉強だけの学校生活になるか、部活もできるか
スーパー特進は部活自体ができないのに対し、特進は強化指定クラブ(ソフトテニス・男女バドミントン・男女卓球・馬術・柔道・サッカー)以外であれば大丈夫
ただ、部活だけでなく、私はこの2つの違いは「自分のことができる時間が確保できるか」だと思っています
それは、今年の札幌第一高校での説明会で受けた印象からも明らかです
生徒を講習や課題で縛りつけるのではなく、今自分に何が必要で何をしなければいけないのか
もし、それをサポートする体制づくりが確立されれば、龍谷高校は他の同様の私立高校から一歩抜け出ることができるのではないかと思います
まあ、難しいとは思いますが、それができるのは「私立」だけでしょうしね…(公立ではおそらく無理です)
今回、残念ながら校長先生とお話しする機会がありませんでしたが、来年は、また色々と豪快な話を聞かせていただければと思います
それでは、今日はこのへんで
※本日いただいた資料の画像をこの下に載せておきます。参考にしてください。
これは昨年いただいた資料
昨年の入試結果
本年の入試結果
過去3年間の入学者の平均評定です
特待生制度について
実際にどれくらいの生徒にこの特待生制度が適用されているかというと
これは推薦の基準
これは単願の基準
これは一般の基準
札幌はそんなに大きく揺れなかったのですが、いきなり生徒たちの携帯電話が変な音で鳴り始めたので
「だれだ!音消してなかったのは?」
って言いそうになりました(笑)
ほどなく私の携帯からも同じ音が鳴り、緊急地震速報だとわかったわけですが(^_^;)
しかし、誰一人として机の下には隠れなかったという…
これは、塾でも避難訓練とかやっておいた方が良さそうですね、いざというときに備えて
さて、今日の午前中、札幌龍谷学園高校(以下龍谷と略させていただきます)の説明会に行ってきました
初めての参加です
実は…
私、龍谷にはあまり良いイメージを持っていなかったのです
しかし、今の大学3年生の子たちが中3生のときくらいに、中学校の先生が進路相談でやけに龍谷を推してくるので
「何か裏でもあるんじゃないのか?」
変に疑っていたのです
さて、実際のところはどうなのか、今日の説明会を楽しみにしていたのです
会場に入ってみると、う〜ん…参加している塾の先生は少ないですね…これは期待外れなのかな
そう思いながら席に着き、机に置かれた資料を見て
!
これはいつもの説明会とは、と気づきました
内容までは見えないと思いますが、この「龍谷の近況」という資料の中で目を引いたのが
公立に合格したが龍谷を選択した生徒の、数や併願校を書いてあること
龍谷を受験した理由をコース別に集計してまとめていること
その他、学校の取り組みを事細かに書いてあったのです
進学実績や入試の説明に終始しがちな説明会で、学校の取り組みをまとめた資料というのは今まで見る機会がありませんでした
初めてですね
そして、2年前に全国大会で優勝した実績を持つダンス部のパフォーマンスの後、校長先生の挨拶があったのですが
普通、校長先生ってあまり話しませんよね?
形だけの挨拶で終わる方がほとんどです
でも、龍谷の校長先生は違いました
まあ、よく話す(笑)
ここで、私は確信しました
龍谷は「良くも悪くも、この校長先生の影響力が大きいのだな」と
説明会の後の個別相談のときにもお話させていただいたのですが、グイグイと引っ張られるのがわかりました
この校長先生がいたからこそ、龍谷は良い意味で「変わった」んだなと
その学校の改革について、こんな資料が用意されていました
こうした取り組みが、きっと中学校の先生たちに伝わり、また保護者の方からも評価されて
こんな感じになったのでしょうね
そしてB日程に変わった26年度
過去最高の受験者数になったそうです
そして、今の校長先生が赴任した当時は、今の総合コースにあたるコースの入学者の9割がI・K・Jランクだったのが、今はG・Hになったそうです
(注)ただ、ランクが上がったのは絶対評価による内申インフレの影響も考えられます
ただ、そうは言っても、推薦・単願での入学者が全入学者の半数以上で、スーパー特進や特進についても26名(1クラス)、プログレス進学も56名(2クラス)ですから、やはり学校の中心となるのは259名の総合コースの生徒になります
正直、まだまだ進学校とは呼べませんが、北大に4年で6人の合格者を出していますし、卒業生の数からいけば、これは割合的にはかなりのものだと思います
少人数での指導のほうがよいという生徒もいますから、そういった生徒には良い環境なのではないでしょうか
このスーパー特進がうまく機能し始めれば、他の中堅私立高校の中からは一歩も二歩も抜きん出るようになるかもしれませんね
願わくば、Bランク以上というこの基準を下げずに、頑張ってほしいです
ちなみに、スーパー特進は部活動はダメ、特進は指定強化クラブ(ソフトテニス・卓球・馬術・柔道・バドミントン・野球・サッカー)以外なら部活動は大丈夫だそうです
ダンス部は入っていないんですね?と質問したところ
学校が強化に力を入れる前に、勝手に強くなってしまったそうです(笑)
ですから、今後も指定強化クラブにはならないそうですよ
さて、龍谷といえばご存知の方も多いかもしれませんが「いじめのない学校」を宣言しております
平成18年に「いじめられっ子の駆け込み寺」宣言を行い、実際に入学してきた20名ほどが高校3年間過ごしたことにより口コミが発生し、今では入学者の3割以上が「いじめがない」というのを入学理由として挙げるようになったそうです
ここで、ぜひ聞きたかったのが
スマホ(LINE)への対応です
表には出なくても、裏でやっている場合もあるのでは?
「札幌中央署の協力でネットパトロールを行ってはいますが、全てを把握できるわけではありません。なので、普段から生徒が相談しやすい環境を作ることと、小さなうちに防ぐことを心がけています。」
とのことでした
そして「正直、いじめに繋がるようなトラブルはある」とも話してくれました
それはそうです
「いじめがない学校」とはいえ、火種が0というわけではありません
人間ですから
ただ、それを早期に発見して、いじめに発展させない
そういった取り組みを続けることによって、「この学校ではいじめは許されないんだ」という雰囲気を作り上げてきたのだと思います
最後に驚いたのが特待生制度が充実していること
大丈夫なんですかね(^_^;)
実際にどれくらいの生徒にこの特待生制度が適用されているかというと
これは合格者に対するものなので、実際に入学者でどのくらいの割合なのかはわかりません
まあ、先ほども言いましたが、総合コースの生徒が7割ですから、この制度も成り立っているのかもしれませんね
最後に今年度の入試資料です
極端な成績の下降とは、通知表で5つ以上下がることだそうです
これが推薦の基準
これが単願の基準
これが一般の基準ですね
私がブログを書いていることを伝え、何か公開されて困ることはありませんか?と質問した際に
「困ることは何もありません。ありのままを伝えてください。」
そう言っていただけました
自信の表れでしょうね
説明会に参加できて良かったです
ただ、説明会だけではわからない部分も多いので…学校の中も見学する機会があればさせていただきたいなと思いました
それでは、今日はこのへんで
※おまけ 初めての経験だったのですが、参加した塾の席次表が配られました(笑)普段、説明会で見かける方がどこの塾なのか。どんな塾が参加しているのか?欠席したのか
そして…
せっかくの説明会で居眠りしているのはどこの塾なのか(怒)
丸わかりでしたよ
もう来なくていいから(ボソッ