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「学びや むげん」代表のたかとりーなが日々考えていることです
2021年 北星女子中学・高等学校説明会

今日は火曜日に行われた北星女子中学・高等学校(以下北星女子)の説明会についての記事です。

昨年の説明会はホテルでの開催でしたが、今年は緊急事態宣言の関係で一度は延期したものの、例年通り学校で行われました。

ただ、校舎(授業)見学はなしとなりました。残念。

 

説明会自体は一昨年までの構成に戻っていました。

他の学校にはない、説明会に生徒が出演するというのも北星女子ならではですね。

今年は中学が商品開発について、高校が英語劇についての発表でした。

北星女子の商品開発は、新聞などでも報道されているので結構ご存知の方も多いのではないでしょうか。

これまで、キヨスク・よつば乳業・ファミリーマート・ハウス食品・きのとや・ラルズなどの企業とコラボしています。

ちなみに、今回発表した生徒は広報部だったそうですが、部活動に広報部があるのは面白いですね。

高校の英語劇は、英語科の生徒が脚本や演出まですべて手掛けて制作する一大イベントです。

今年は、新型コロナウイルスの関係で劇ではなく映画に変更になったそうですが、本物の映画さながらに予告編まで作られていて、なかなか本格的でした。

今は動画編集ソフトなどもあり、高校生が簡単に動画を作成したりできるようになっているので、この辺りは昔に比べて今の生徒の方がスキルは高いでしょうね。

 

学校としての新しい取り組みとしては、PBLでしょうか。

PBLとは「Project Based Learning」の略で、世の中的には課題解決型学習と呼ばれるものです。

広報部長(外国人の方が広報部長なのは珍しいのでは)が挨拶で触れていましたが、これから社会には大きな変更があると予想されています。

情報はいつでも手に入るようになり、AIや自動化の影響でたくさんの仕事がなくなると言われていて、このコロナ禍によりその速度は予想よりも速くなったのではないでしょうか。

ただ、歴史を振り返ってみると、たくさんの仕事がなくなると同時に新たな仕事も生まれているのです。

創造的思考や批判的思考を持ち、社会問題に関心があることが重要視されるようになるでしょう。

既存の教育手法だけでは、こういった力を持つ生徒を育てることは難しいのではないかということで、始められたのがこのPBLなのだそうです。

具体例として「世界中の人にきれいな水を届けるにはどうしたらよいか?」「貨幣経済が浸透すると農民の生活はどう変化するか?」など、簡単に答えが出ないものについて、仮説を立て調べたり議論したりして、自分なりの答えを見つけていく。

担当の先生の大学時代の例「元寇時の寄進」の話も興味深かったですし、なるほど生徒の記憶にいつまでも残る学習方法かもしれませんね。

北星女子では全科目の2割でこのPBLを行うとおっしゃっていましたが、さてどうなるでしょうか。

 

入試については、昨年に引き続き、中高一貫コースについて、1月入試に加えて2月入試も実施します。

1月入試で他校に不合格だった生徒たちで、なお私立中学に進学したい生徒たちの受験機会を設けるというのが理由ですが、昨年の受験数はそこまで多いとは言えませんが、継続するということはある程度の手ごたえは掴めているということですね。

万が一、1月入試が中止などになった場合の予備日程の確保という側面もあるでしょう。

 

さて、昨年紹介したベネッセ学力推移調査や進研模試のSSの推移のデータですが、模試の日程がずれたりなどした関係で残念ながら新しいデータは載っていませんでした。

一昨年は、進研模試のGTZと進学先の大学のランクを比較して表にまとめたり、他の学校では見られない面白いデータが見られるので、ちょっと残念でしたね。

 

大学の合格実績については、卒業生の数がそこまで多くないのでTOP私立と比べると見劣りしますが、それでも国公立大学に14名が。

【内訳】北大(一貫1)、小樽商大(一貫1・高入4)、北海道教育大(一貫2・高入5)、札幌市立(看護)(高入1)

指定校推薦枠を数多く持っている強みを生かして首都圏や関西圏の上位私大に数多くの生徒が合格しています。

【内訳】青山学院(一貫1)、法政(高入2)、立教(高入1)、ICU(高入1)、明治学院(一貫2・高入3)、関西学院(一貫2・高入1)、同志社(高入1)

青山学院なんかは、枠としてももっとたくさんあるのですが、毎年使い切れていないんですね(基準が高いのかもしれませんが)。

首都圏や関西圏の私大への進学というのは、北海道(札幌)ではあまり需要がないようなのですが、将来的に道外で働くのであれば絶対に有利だと思うんです。

数年前に「指定校推薦で行ける法政と一般受験で合格するかわからない小樽商大なら、どちらがいいと思いますか?」と尋ねられ、「将来道外で就職するつもりで、親が許してくれるのなら法政だね」と私は答えています。

この辺りは、本州の塾の先生と話をすると驚かれますね。

「北海道の高校はMARCHや関関同立の推薦枠余らせている所がほとんどですよー」と言うと「ありえない…」と言われますから。

需要がないから、学校側もなかなかアピールできないんでしょうが、「うちは入学時よりもしっかり学力を伸ばして、少しでも上の大学に進学させます」「首都圏や関西圏の上位私大にたくさんの指定校推薦枠を持ってます(余らせてます)」もいいと思うんですよね。

全ての高校が、北大だー国公立だーと同じ方向を目指すのでは面白くないですから。

 

最後に、休み時間に動画での生徒へのインタビューは流れていましたが、以前やった入学後のアンケート、卒業生メッセージや中学校にあてたメッセージは、スペースの関係上できなかったんですかね。

あれ、非常に良かったので来年できれば復活させてほしいです(札幌日大が今年資料として添付してましたよ)。

 

それでは、今日はこのへんで。



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現役高校生に聞く!北星女子 その1

学年:(回答)
高2(本人)

 

生活面
1:通学方法・時間(自転車通学の可否)
寮に入ってるので徒歩1分以内です


2:服装に関する決まり
登下校は必ず制服


3:髪の毛に関する決まり
染めてはいけない


4:携帯(スマホ)の扱い
敷地内に入る前に電源を切る(寮生は寮の携帯回収ボックスに置いていく)


5:名物行事
学校祭


6:アルバイトの可否
禁止されている


7:学校帰りによく寄る場所
マクド、カラオケ


8:名物部活や存在感のある部活は?
バスケ部、弓道部、ダンス部

 

 

勉強面
1:何分授業?
50分授業


2:課題の量,講習(朝・放課後・長期休暇時)のあるなし、小テストの数
少なめ、土曜講習、夏期・冬期講習あり

(科・コースによって強制だったりそうでなかったりする)


3:学校で使っている英語の文法書・単語帳、数学の参考書・問題集は何?
英語・・・ビジョンクエスト、シス単
数学・・・アベレージノート


4:学校以外での勉強時間はどのくらい?
2時間程度


5:選択授業についてアドバイスを(理科・社会・副教科・文理など)
自分の受験に必要か必要でないかを考える。


6:高校に入って、中学までと一番レベルの違いを感じた教科(勉強)は?
英語


7:学年でどのくらいの順位にいれば国公立(北大)を狙えると先生は言っていますか?
上位10人


8:普段、塾や予備校には通っていますか
通っていない


9:学校の周りの人で塾や予備校に通っている割合は
2

 

 

休校期間中の学校の対応について
1:課題はどのようにして配布されたのか
スタディサプリで動画視聴の課題を出されました


2:オンラインの授業やHRを行った場合、何を使ったか
zoom, スタディサプリ

 

3:オンライン授業の利点・欠点
利点・・・遠い所でも可能
欠点・・・繋がりずらいところがある


4:休校期間中のことについて自由に書いてください
初めて学校に行きたいと思いました
この期間に勉強をもっとしていれば周りと差をつけられたかもしれないなと思いました


 

その他
1:入学前・入学後の高校に対するイメージ
入学前は特になかったのですが(滑り止めだったのでオープンキャンパスに行ってない)、

入学後は学校が迷路のように思えました。

オープンキャンパスは行くべきだと思いました


2:他の高校の子に話してビックリされたこと(これってうちだけ?)
特にありません


3:自分の高校の良いところ・嫌なところ
ネイティブの先生が多い


4:受験前にやっておけば良かったと思うことは?
オープンキャンパスに行くこと

 

 

最後に後輩たちにメッセージがあればどうぞ
オープンキャンパスは行くべきです、早め早めにやる方が進路選択の幅も広がると思います、頑張ってください!



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2020年 北星女子中学・高等学校入試説明会

今日は北星女子中学・高等学校(以下北星女子)の説明会でした

 

例年、説明会は学校で行っていて学校見学とセットだったのですが、今年はホテルでの開催

 

だからというわけではないのでしょうが、説明も形式的なものがほとんどで、この記事で新しく紹介することはほとんどないという状況に(^_^;)

 

去年の説明会があまりにも良すぎたというのもあります

 

難しいですね、説明会って

 

ですので、主だったものは昨年までの記事を参考にしてもらい、変更点のみお伝えすることにしたいと思います

※過去の記事については、CATEGORYの「北星女子」をクリックすると、まとめて見ることができます

 

 

まず、変更点その1

 

一貫コースについて、1月入試に加えて2月入試を実施します

 

変更理由としては、1月入試で他校に不合格だった生徒たちで、なお私立中学に進学したい生徒たちの受験機会を設けるためとなっておりますが、まあ新型コロナウイルスの影響で1月入試が実施できなかった場合の保険にもなりますよね

 

実際、1月10日(日)の入試が実施できなかった場合は、2月6日(土)にまとめて受験という形になるようです

 

ちなみに2月6日(土)の入試が実施できなかった場合は、以下のような対応になるそうです

(1)受験日を2月後半(2/20または2/23)に延期

(2)面接試験を中止

 

そして1月・2月と続けて延期されていた場合の追加対応として

(3)受験科目は2科(国・算)のみ

(4)奨学金の判定は入学後の前期成績で行う

(5)英語 Advanced の判定は英語に関する資格で判断

 

なお、高校課程についても推薦・単願入試は1月23日(土)に実施できなかった場合は2月6日(土)に延期などの措置が取られるそうです

 

詳しくは学校のHPで必ずご確認ください

 

 

変更点その2

 

一貫課程については今のところ試験範囲の変更はなく、出題形式・難易度についても今春とほぼ同じですが、高校課程については公立入試の出題範囲の削減に合わせるそうです(出題形式や難易度については同じ)

 

 

変更点その3(在校生に関することで、来年春の入学生についてはまた変わると思います)

 

普通科のスタディツアーはカンボジア・台湾から沖縄に統一して2月中旬に実施

 

音楽科のウィーン研修は、予定通り1月実施の予定だが難しければ普通科に合流

 

英語科の短期留学は3月に延期し、参加を選択制にする(従来は全員が短期か長期のいずれかの留学をすることになっている)

 

長期留学は、アメリカ1年留学は断念し、

(a)ニュージーランド1ターム留学(3か月、1月末出発)

(b)ニュージーランド1か月留学(3月出発)

(c)留学しない

 

以上の3つの選択制とする

 

こんなところですかね

 

 

ただ、これだけで終わってしまってはあまりにも味気ないので、いただいた資料の中から1つデータを紹介したいと思います

 

一貫課程・高校課程いずれも、生徒の成長ということでベネッセ学力推移調査や進研模試のSSの推移をグラフで表してくれていたのですが、さすがにそのものズバリを載せるわけにはいかないので、こちらでデータを解析させていただきました

 

まず一貫の中3生から

 

一貫コース(現中3)中1第2回平均SS47.3→中2第2回平均SS49.1(国数英)

上昇 :49%

横ばい:33%

下降 :18%

 

平均SSだけ見るとちょっと厳しい数字ですが、全体を底上げしているという点では評価できると思います

 

ただ、今年の大学進学実績を見ても明らかなのですが、TOP層が薄いんですよね

 

やはり、他の私立中高一貫と比べて最上位層を確保できていないというのが響いているように思います

 

それを解消するべく、英語入試なども行っているのでしょうが…今後の課題ですね

 

 

普通科Highコース(現2年)1年7月平均SS52.7→1年1月平均SS55.6(国数英)

上昇 :60%

横ばい:20%

下降 :20%

 

これはなかなかですよ

 

上昇の中には47→63、55→68、51→64という風にSS10以上上げている生徒が多く見受けられます

 

下降もそこまで極端に下がっているわけではありません(最大5程度)

 

 

英語科(現2年)1年7月平均SS53.3→1年1月平均SS55.8(国英)

上昇 :68%

横ばい:16%

下降 :16%

 

まあ、英語科だから数学を抜いているんだと思いますが(笑)

 

こちらも46→65、48→58といった大幅な上昇を見せている子がいて、全体的に上昇している生徒が多い一方、大幅な下降をしている生徒も一定数いるというのが特徴ですね

 

 

昨年記事にした、進研模試のGTZと進学先の大学のランクを比較して表にまとめたものでもそうでしたが、中間層の底上げが非常にうまい学校という印象を持っています

 

そういった生徒を指定校推薦枠などをうまく使って、首都圏や関西圏の上位私大に合格させていますね

 

上智・青山学院・立教・学習院・成蹊・明治学院・関西学院・同志社など

 

指定校推薦枠も、毎年使いきれない数持ってますからね

 

 

今年は動画でのインタビューでしたが、来年はまた生徒の生の声が説明会で聞けたらなぁと思います

 


 

明日は札幌第一高校の説明会ですが、水曜日ですので1日ずらして木曜日に説明会の記事は書きます

 

恒例のお食事会があるので(笑)

 

それでは、今日はこのへんで



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2019北星女子中学・高等学校説明会

まず初めに

 

ここ最近の学校説明会の中では、一番面白かった(という言いかたは変かもしれませんが)です

 

行って良かったと思いますよ

 

まあ、説明会の面白さと学校の評価が直結するかはさておき

 

 

説明会の前に学校の中を見学する時間があったのですが…

 

うーん

 

同じ女子校だと、藤女子の方が掲示物も多かったし、アクティブな印象がしましたね

 

あと、これは言っても仕方ないことなんですが、校舎が迷路のようになっていて、学年間・学級間が分断されているように感じました

 

単純に○階は△年生!みたいにした方がいいと思います

 

 

さて、説明会の話なのですが、これは賛否両論あるかもしれませんが「生徒の生の声が聞けた」という点が他の学校にはなく、良かったと思います

 

例えば、一貫コースの時間では、現在4年生の子が「ファストファッションについて」のプレゼンをしてくれましたし、高入コースの時間では、highコース・coreコース・英語科の子へのインタビューがありました

 

もちろん、基本的にいいことしか言いませんが、それでも「言わされているのか」「自分の本心なのか」くらいはわかります

 

7,80人近くの知らないおじさん(お兄さんもお姉さんもいますね)達の前で、話をするというのはナカナカできませんよ

 

 

さて、興味深い話としては、今年一貫コース(中学)は受験者・入学者ともに増えましたが、その理由として挙げられたのが

 

部活

 

公立の中学校が4月から部活に制限がかけられるということで、私立はどうなんだという質問が個別相談会などで多かったそうなのです

 

一応、休みなしで活動しているというわけではないようですが(平日週1回休み&日曜の午前中は休止)、公立に比べると影響は少なかったようでして

 

「部活を存分にやりたい!」

 

というニーズをくみ取ることに成功したのではないかと

 

 

私はどちらかと言うと、部活には厳しい意見をすることが多いのですが、最初から部活に打ち込みたいという意思が本人にあって、保護者の方も納得しているというのであればいいと思うんです

 

中途半端が一番良くないんですよね

 

 

次に、英語入試について

 

来年から一定の資格を有する場合は、試験免除や優遇措置があるそうです

 

免除とは英語を100点にすることなのかと思いましたが、そこは濁されました(笑)

 

優遇についても点数を上乗せするという形ですね

 

それと、英語に力を入れたい場合、光星か北星女子かという方が多いそうで(そうなんですか?)、今年の春は入試日程が重なってしまいましたが、来年はどちらも受験できるように試験日をずらしたそうです

 

ただ、行ける学校は1つですからね

 

受験者数は増えても、入学者数はそこまで大きく変わらないような気もします

 

 

 

そして、これは私が勉強不足だったのですが、4,5年前から入試の算数に放送による聞き取り問題を導入していました

 

これは非常にいいと思います

 

実際、学校の方に伺ってみたところ「聞き取り問題の正答率が高かった生徒は、成績が伸びるケースが多い(逆に正答率が低かった場合は伸び悩むことが多いとも)」と

 

そうですよねー

 

話を聞いて情報をまとめる能力というのは、授業を受ける時に非常に重要ですから

 

うちも、小学生の授業に聞き取り復活させるかなぁ

 

 

あと、インフルエンザ罹患者への追試も予定しているそうで、5日後に試験問題を変更して行うとのことでした(医師の診断書か処方箋が必要みたいなことを言っていました。詳しくは学校にお問い合わせください)

 

 

さて、ここまで書いてきて、私が今日皆さんに一番見せたい資料があります

 

正直、これをブログに載せるのは無理だと思ったのですが、ダメ元で聞いてみたところ許可が出ました

 

何かというと、中学・高校入学時から卒業時の全生徒の学力推移のデータです

 

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学力推移とは言っていますが、進研模試(スタサポかと思いましたが)のGTZと進学先の大学のランクを比較して表にまとめたものです

 

これは生々しい…

 

ちなみにそれぞれのゾーンに該当する大学名はこんな感じです

※6年前のものですので、今と微妙に変わっているかもしれません

 

iPhoneImage.png

 

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あれ?

 

この資料の下に書いてあるゾーンと微妙に合わない大学が多いな(-_-;)

 

学部によって当然差がありますので(医学部医学科はS1、S2なので、医学部医学科がある大学は必然的に最高値がそこになります)

 

この表は、ちょっとゲタ履かせてませんかね(^_^;)

 

まあ、仮にそうだったとしてもです

 

一貫生は中学入学時、最高でもA3しかありません

 

それよりも注目してほしいのは、入学時BやCに属する子をことごとく伸ばしていることですね

 

高入生で、A1・A2の子が伸び悩んだ点については、「本当は載せたくないデータですが、隠してしまうとデータ全体の信頼性が問われるので…」とおっしゃっていました

 

今後に向けての課題でしょうね

 

ただ、いつも書いているように、私は学校というのは多様であっていいと思うんです

 

みんながみんな、やれ北大だー国公立だーと言うのではなく、「うちは入学時よりもしっかり学力を伸ばして、上位の大学に進学させます」でもいいと思うんですよね

 

そういったニーズは必ずあると思います

 

他に、多分私ではないと思うのですが、一貫コースと高入生の合格実績を分けてほしいという昨年アンケートで寄せられた要望にも、別々の紙にまとめるなどしっかり応えてくれてましたし、非常に好感が持てました

 

 

昨年も書きましたが、英語については本当に力を入れているのがわかりますので、ガチで英語に取り組みたいという人は、公立の中途半端なコースに行くより、ここに行った方がいいかもしれませんね

 

指定校推薦枠も、青山学院とか関西学院とか、絶対に使いきれない数持ってますからね

 

この辺りはキリスト教の学校の利点かもしれません

 

ここ数年の首都圏や関西圏の私大の難化を知るものとしては、「もったいないなぁ」と思いますね

 

 

最後に、入学後のアンケート、卒業生メッセージや中学校にあてたメッセージなどに、自分らしくのびのびと過ごせるところがいいと書かれているのが非常に目につきました

 

藤女子もそうでしたが、昔は数多くあった男子校・女子校が共学化へと進む中、残り少ない女子校として、その利点を最大限に生かして頑張ってほしいと思います
 

 

それでは、今日はこのへんで



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2018年 北星女子中学・高等学校 説明会

昨年に引き続きの参加ですが…

 

過去2回の説明会はいずれも学校だったはず(^_^;)

 

今回はホテルだったのですが、どうしたのだろうと思っていたら、講堂でボヤがあったらしく現在使用できないんですね

 

6月の受験生対象の学校説明会には間に合うそうです(^-^)

 

 

まずは中高一貫コースの方から

 

校長先生の挨拶が、そのまま学校の特徴の説明に繋がっていました

 

ちょっと珍しいパターンでしたね

 

で、北星女子と言えば「英語」

 

よく使われている「グローバル化」の話から始まって(今までのグローバル化は海外への進出という意味だったが、これからのグローバル化はインバウンドの増加やや外国人労働者の増加に見られるように国内グローバル化に変わる)、Cambridge English スクール認定校としてどういった英語教育をしていくのか、そもそもなぜCambridge英検を採用したのか(この辺りは去年も話がありました)、じっくり話をされていました

 

次に、3step教育と2020プロジェクトに向けてということで

 

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昨年の説明会でも使われていた、この資料を用いて6年間の流れを説明されていました

 

これが、Highコース2期生の結果

 

 

 

 

Highコースの課題として「難関国公立大学への進学者が少ない」ことを挙げられていましたが、後ろに座っていた方が

 

「数学に力入れていないからだろ」

 

と、バッサリ斬ってました(笑)私もそう思います

 

この後出てくる国語の取り組みなんかもそうですが、文系科目には力を入れていても、理系科目(特に数学)に関して何か特別なことをしているという話しが聞こえてこないんですよね

 

女の子ということもあり、数学の力を伸ばす工夫をしない限り、なかなか難関国公立大学に進学する生徒の数は増やせないように思います

 

そして、Coreコース2期生の結果

 

 

ちょっと見づらいと思いますが、昨年に比べて経済・法学・社会学系(青色)に進学した生徒の割合が高くなってますね

 

昨年の説明会では、医療系の進学者が増えているとのことでしたが、一過性のものだったのでしょうか?(^_^;)

 

 

そして、強化ポイントして、次の4点を挙げておられました

 

 

特に2番については、私も「これは!」と思ったものでしたので、後ほど詳しく説明させていただきます

 

 

入試については、昨年から導入された3科受験について、受験者数はそれほど多くなかったが、レベルの高いお子さんが集まったとのことでした

 

あと、耳より?な情報としては国語の出題担当の先生から、出題の出典に困ったら「岩波ジュニア新書」から選ぶことが多いそうです

 

これは北星女子だけでなく、どこの学校にも言えることだと思いますので、本を選ぶ際の参考にしてみてください

 

 

次に高校課程(後期課程)について

 

高校課程についても2020プロジェクトということで、3つの取り組みが紹介されていたのですが

 

 

ランゲージ・アーツ??

 



 

ほうほう、これは面白いですね

 

大学入学共通テストをにらんでの取り組みだと思いますが、これは塾にも応用できそうですね

 

というか、パクらせてもらおうかな(*´▽`*)

 

読解の練習も必要ですが、その前にここに書かれているようなことができることの方が大切ですよね

 



 

週1時間か…それでもしっかり取り組めば効果はあると思います

 

授業見学させてもらおうかな…

 

 

さて、北星女子と言えば、やはり英語科

 

 

昨年も同じこと書いてましたが、今年はより突っ込んで聞いてみました

 

英語科全員が、短期(1か月)か長期(1年)のいずれかの留学を経験することになるわけですが、どちらの方が多いのか?

 

これは、年によってバラバラだそうです

 

現高3生は1か月の方が多く、現高2生は1年の方が多いそうです

 

次に、長期の生徒の大学受験について

 

もちろん、留学先での単位は認定されるので、そのまま高3として戻ってきて卒業するのに問題はないのですが、仮に一般入試で大学を受けるとなると準備がかなり大変です

 

なので、制度としては高2に編入というのも用意しているようですが、使った生徒はいないそうです(^_^;)

 

そりゃそうですよね、1学年下の子と一緒にはなりたくないでしょう…

 

ということで、やはりAOや推薦入試で合格を目指す子がほとんどだとか

 

そして、1年の留学経験というのは相当なアドバンテージになるようで、合格率はかなり高いようです

 

 

入試については、表に出すとマズいもの(具体的な合格基準など)も多く、なかなか紹介できないのですが、そんな中

 

 

ダメかな?と思ったこの資料について、掲載許可が出ました

 

どの科をどんな生徒が受験しているかですね

 

Highコースや英語科は東西南北・旭丘・国際情報と併願している子が40%強ですか

 

もったいないなぁ…この生徒層を生かし切れていないのは

 

 

奨学金については、注意点がいくつかあります

 

 

まず、授業料免除や入学金免除ではなく、相当額を奨学金として支給ということになってますので、一度入学金や授業料や支払わなければいけないとのことです

 

次に、奨学金は3年間無条件でもらえるわけでなく、条件があるとのこと

 

具体的には外部模試(進研)でSS55(3科)またはSS60(2科)をクリアすること

 

最後に、英語科の英検の資格については、中3の2月に受験したものについても有効だそうです

 

 

生徒募集には苦労されているようで、それは説明の中でも随所に見られました

 

北星=英語というイメージはだいぶ浸透しているわけですから、思い切ってそちらに特化してもいいような気もしますがね

 

それぞれの私立高校で英語に力を入れている所はあっても、北星女子ほどではないように見えます

 

まあ、Cambridge English スクール認定校になったことを強調されていたことからも、英語に特化していきそうな予感はします

 

 

前の職場にいた時に、英語が凄く好きで、将来はアナウンサーになりたいと言っていた、明るく元気な子が北星女子に通っていたんですよ

 

私の中での北星女子のイメージは、その子なんですよね

 

今、どうしてるかなぁ

 

 

それでは、今日はこのへんで



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2017年 北星女子中学・高等学校説明会

実に5年ぶりの参加です

 

ということは、開業初年度に行ったっきりということですね(^_^;)

 

実は今年も予定に入っていなかったのですが、先週の木曜日に入試担当の方が「来週説明会がありますので!」と急遽来られたという…

 

このブログ見て「うちの学校のことが書いてないじゃないか!」ってなったんですかね?

 

そんなことないか(笑)

 

 

さて、説明会の前に学校見学もできるということで、少し早めに行ってみました

 

何せ5年ぶり

 

すっかり中の様子を忘れていました(^_^;)

 

ていうか、こんな立派な講堂ありましたっけ?(改修したそうです)

 

 

そして、説明会の参加者数

 

めっちゃ多いんですが…(・_・;)

 

人数聞けばよかったな…今までに参加した説明会の中でTOP3に入る数だったように感じました

 

 

まずは中高一貫コースの方から

 

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ん?っと思ったのは、普通の中高一貫校って「前倒し」で授業進めますよね

 

そうなると、高校入学組と同じクラスで授業とか、物理的に無理ってことで、分けることになるのですが…

 

この図を見ると、一貫も高入も同じですよね(-_-;)

 

聞いてみたところ、今までは高入組はLコースとSコースということで、一貫組とは別(6年生で合流)だったのが、来年からHighコースとCoreコースに統一するそうです

 

そこまで極端な先取りもしていないので、数学などは別クラスになるかもしれないが、理科・社会については同じ授業をすることになるでしょうと

 

ただ、この辺りは、まだ確定しているわけではなさそうなので、気になる方は学校側に確認を取ってください

 

私も、今度もう一度ちゃんと聞いてみます(笑)

 

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これが、Highコース1期生の結果

 

卒業生が何名か聞くのを忘れてしまいましたが、なかなかの結果だと思います

 

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こちらはCoreコース

 

基本的に、道内だと北星学園大学や看護医療系の進学が多いそうです

 

どちらも、何か特別な取り組みというのはありませんが、生徒との対話を重視しているという姿勢は見て取れましたね

 

そうそう、次年度以降の項目に「医学科志望者対象講座の開講」と書いてあったので、てっきり医学科志望者に向けた特別授業を組むのかと思ったのですが、今でも進路別に講習などは組んでいるので、この講座は医学を志す上での倫理観やAO・推薦入試に向けての対策など勉強以外の部分が中心になるのだとか

 

確か、藤女子でも似たようなことやってましたね

 

 

そして、今回の説明会の1つの目玉だったのが「ケンブリッジ英語検定の導入について」

 

大学入試改革で、英語においては外部試験の活用がポイントになっているのですが、様々挙げられている中で、ケンブリッジ英語検定が国際標準規格CEFRに完全準拠していて、高い国際通用性を有していると

 

高等学校基礎学力テスト(仮)問題例として公表されたものは、ケンブリッジ英語検定作成だったそうです

 

ふむふむ

 

他の私立では、確か札幌日大が導入してますね

 

これが、今後主流になっていくんでしょうか…

 

 

更に北星女子と言えば、先日新聞でも大きく取り上げられた、商品開発プログラム

 

今年はよつ葉乳業さんとパフェの開発をしたそうですよ

 

 

そんな一貫課程ですが、今年から入試方法に若干変更があります

 

今までの2科受験(国・算)、4科受験(国・算・社・理)に加えて、新たに3科受験(国・算・英)を始めるそうです

 

このいずれかが選べる形ですので、北星女子を受験するためには英語が必要になったわけではありませんので、ご安心を

 

英語の出題内容に関しては、先のケンブリッジ英語検定のYoung LearnersでいうMoversレベルだそうです

 

 

よくわかりませんね(笑)

 

英検で例えると4〜3級(3級より)レベルだそうです

 

そして、3科受験生対象に、英語Advancedクラス合格というのがあって、入学金200,000円減免+入学後の英語授業はAdvancedクラスになると

 

こういう風に聞いてみると、英語に特化した人材を求めているのかとも思うのですが、決してそういうわけでもなく、今までにも比較的英語ができる入学生が多かったので、それなら最初から分けた方がいいのではないか?という感じなのだそうです

 

 

次に高校課程について

 

まず、こちらが旧LコースであるHighコース

 

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こちらは旧SコースにあたるCoreコース

 

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Coreコースについては、北星学園大学・私大系(私大文系)と看護医療系(私大理系)の2コースにわける

 

特に、看護医療系については、ここ数年志望者が多いので、明確にコース分けをすることにしたのだとか

 

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小さくて見づらいと思いますが、これは北星学園大学・私大系のプログラムの一部

 

北星学園大学から講師を招いて様々なテーマについて学ぶそうです

 

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続いて英語科

 

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北星女子の英語科と言えば「留学」

 

全員が、短期(1か月)か長期(1年)のいずれかの留学を経験することになります

 

ここで気になったのが、短期はまだしも、長期の生徒の大学受験について

 

1年も留学すると、一般受験は厳しいのでは…

 

聞いてみたところ、やはりAOや推薦入試で合格を目指す子がほとんどだとか

 

最近では、海外の大学を目指す子も多いんだそうです

 

 

最後に音楽科

 

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ここは、私には専門外のことが多すぎるので、詳しいことは直接学校に聞いた方がいいと思います(^_^;)

 

 

入試に関することは、表に出すとマズいこともあるので、合格基準などについては中学校や通っている塾の先生に確認してください

 

1つだけ言うとしたら…

 

推薦・単願については、昨年より基準が上がってます(一般は同じ)

 

あと、一般の英語科の得点割合の基準も昨年より上がってますので、ご注意を

 

 

奨学金については、推薦・単願の合格者もさらに上の奨学金を目指してチャレンジできるようになったようです

 

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北星=英語というイメージはだいぶ浸透しているようで、英語科については毎年定員または定員を超える生徒が入学しています

 

なので、これからカギになってくるのは、他の私立高校と同じく、HighコースとCoreコースのバランスということになってきそうですね

 

進学特化に舵を切れば、Highコースの人数が年々増えることになるでしょうが…

 

北星女子は、そうはならないような気もします

 

だとすると、Coreコースの底上げが課題になってきますね

 

 

札幌の中心部に比較的近い所にあるという立地の良さと、北星学園大学の付属校であるという利点を最大限に生かして、残り少なくなった女子校として頑張ってほしいと思います

 

それでは、今日はこのへんで



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北星女子の説明会に行ってきました
5月は私立の学校の説明会が結構あります

今日は北星学園女子中学高等学校の、塾対象の説明会に行ってきました

昨年は学校で行われましたが、今年はホテルなんですね


さて、このブログを古くからご覧になっている方はご存知かもしれませんが、私は私立中を受験することに必ずしも賛成ではありません

もちろん、中高一貫には多くのメリットがあります

しかし、高校受験で子どもたちが精神的に大きく成長する姿を見るにつけ、この経験がないというのはもったいないなと思うからです

ただ、性格的に私立の雰囲気が合う生徒というのはいます

先日遊びに来てくれたYさんなどはその典型的な例ですね

公立に行っているとどうなっていたでしょう(^_^;)

それは、それで見てみたかった気持ちもあります


説明会に話は戻りまして、北星女子の入試の方法で昨年からちょっとした変更点があります

今までは国語と算数の2教科受験だったものが、理科と社会を加えた4教科で受験もできるようになりました

ただ、2教科か4教科は選べるようになっていて、合否の判定で不利にならないような措置もとられているようです

算数の試験問題には、考え方や計算過程を書かせるものもあり、合格ラインに複数名並んだ場合は、解答用紙を全て比較し「ただ答えが合っている生徒よりも、答えに辿り着くまでの考え方が優れている生徒を合格にする」のだそうです


終了後、いくつか気になっていたことがあったので、校長先生に直接質問させていただきました

北星学園大学への進学について(一定の条件とは?)

他大学を受勲した場合について(他校のような制度はあるのか?)

全体質問のときに聞かなかったのは…自分だけが知っておきたかったからです(^_^;)

ブログの記事にすることは伝えてなかったので、ここで公表することはしません

ちょっと答えにくそうな質問だったと思いますが、丁寧に答えていただきありがとうございました

北大や国公立大学への進学者の数も着実に伸びてきています

札幌市内には女子校は3校だけになってしまいましたが、女子校には女子校の良さというものがあります

これからも頑張ってほしいと思います


それでは、今日はこのへんで


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