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「学びや むげん」代表のたかとりーなが日々考えていることです
2022年 北星学園附属高等学校説明会

今日の午前中は北星学園大学附属高等学校(以下、北星)の説明会でした。

昨年はオンラインでの開催(しかも私は忘れていて資料のみで紹介)でしたから、会場では2年ぶりですね。

恐らく、新型コロナウイルス対策なんでしょう。座席が決められていて座席表も配られていました。

だからでしょうか、隣に座ったとある塾の先生に「いつもブログ読んでます!」と声を掛けられました(笑)

みやけんセミナーの三宅先生です。

たかとりーな砲は健在なんでしょうか(-_-;)

私も名刺をいただいて驚きましたが、HPをご覧になった方も「え?稚内?」となりますよね。

千歳にも教室があるそうです(笑)

でも、稚内と千歳を行き来しているんですよね…いや凄いわ。

※これだけだと城山先生が拗ねるかもしれないので(笑)後ろに札幌クリエイト西野の城山先生もいましたよ。

 

北星というと、校長先生がたまに(毎年ではないんですよ)面白い話をするので楽しみにしていたのですが、今日は不在とのこと。

ちょっと残念でした。

 

入試結果については、昨年、恵庭市に北海道文教大学附属が移転した影響を受けているのではないかと思いましたが、定員の255名を超える275名の入学者だったそうです。ただ、推薦・専願の入学者は231名で全体の84%を占めています。確実に入学してくれる推薦・専願は高校側にしてみるとありがたいと思いますが、創成や科学大のように一般入試からの入学者も増えないと、この先厳しくなるような気もするのですが、どうなんでしょうか。

「うちは兄弟(姉妹)で入学してくる生徒が多いんです」と言われていましたが、そのこと自体はすごくいいことだと思うんです。上のお子さん(保護者も含めて)が満足したから下のお子さんも入学してくるわけで。たまに聞きますからね「下の子は絶対〇〇高校には入れません」という話…ただ、際限なく兄弟がいるわけではないので、それをいつまでもあてにすることはできませんよね。

 

教育活動については、特に目新しいものはありませんでした。

大学に難関である英文科がある関係で英語には力を入れていて、オンライン英会話をやったり、まあ色々と取り組んでいるようです。またイングリッシュクラブの活動も盛んで、昨年は全国大会に出場したり、先日行われた高文連主催のプレゼンテーションコンテストで優勝したりしているそうですよ。

 

大学入試結果は…国公立大学は1名。近年、少ないながらも順調に数を伸ばしていただけに、これは残念な結果でしたね。

北星学園大学への内部進学者は74名。学年の3割くらいですかね。英文科については、短大を含めてという何とも微妙な回答でしたが10名が進学したとのこと。例年より多いのですが、これは合格基準に英検が含まれているのですが、そもそも英検自体が行われなかったためその条件がなくなったために、基準が緩くなったことによるものだそうです。今年は英検行われるので、いつも通りの数に落ち着きますかね。

他では、いつにないことに専門学校や就職について、具体的にどういった傾向にあるか話してくれました。

専門学校(22%):医療系・看護系が多い。公務員養成専門学校も。製菓・理美容師は少ない。アニメ・情報系は増加。

就職(4%):公務員試験に挑戦→不合格→専門学校のルートが多い。自衛隊・道警は近年手厚い指導を直接してくれる(でも道警は難関、警視庁の方がまだ入りやすいらしい)。一般企業志望は少ない。

 

さて、北星は今年創立60周年を迎えるそうで、その周年事業として全面人工芝のグラウンドを施工中。7月に完成予定で学校祭でも活用しようと企画中なんだとか。

7月16日には第1回の学校公開説明会も開かれ、部活の見学や制服の試着もできるそうです。申込は予約制なのでご注意を。

 

入試基準については、例年通りですね。資料はもらっていますが、ブログには出せませんので、中学校の先生や塾の先生に聞いてみてください
そして、公立入試に寄せているという入試は今回から各教科50分100点満点に変わります(一般入試)。

英語も、リスニングを導入したいなーと思っているそうですが決まったわけではないとのこと。

そうそう、今年は間に合わなかったみたいなこと言ってましたが、50分100点満点になることは道教委が3年前に発表していたわけですから、間に合わなかったのではなく「今年の入試を見てからじゃないと、傾向違うと困るから」ですよね(笑)

まあ、あえて質問の場では言いませんでしたが、ブログでは言わせてもらいます。

奨学金制度については、入学時だけでなく入学後にももらえるものがあるそうでして。

気になったのは対象の「年度修了時の校内成績上位10位以内」なんですが、何を基準に判断するのでしょうね。定期テスト、平均評定、外部模試。基準になりそうなものは様々あるので、何を使うのかそれともこれらのものを数値化するのか。

質問したのですが「現在検討中」とのことでした。早く決めてくださいね(笑)

 

それと今回の説明会では紹介がありませんでしたが、昔のブログで書いてあった北星学園大学の入学者を対象に行っていた入学前探究プログラム。まだやっているそうです。あれ、面白いんだからもう少し前面に出してもいいと思うんだよな…

 

最後に毎年定番の「大学附属高校」のメリットについて書いて終わろうと思います。

 

進学コースからは、北星学園大学への推薦枠は短大も含めて約100名あります。

仮にE・F・Gランクの子が、近場の公立高校に進学したとして、その高校から、推薦または一般入試で北星学園大学や北海学園大学に行こうとすると、それなりに大変です。
少なくとも名前を書いただけで受かるレベルではありませんし、高校2年半遊び回って、最後の半年だけチョロチョロっと受験勉強みたいなことをしても落ちます(実際に落ちた教え子を数人知ってます)
ですから、最初から北星学園大学への進学を考えているのであれば、北星に入学して自分の希望する学部・学科の推薦要件の成績をキープし、余った時間で自分のやりたいことをする。そういう考え方があってもいいと思います。ただ、北星学園大学は、基本的に文系の大学であることは念頭に置いといてくださいね(文学部・経済学部・社会福祉学部)

 

それでは、今日はこのへんで。



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2021年 北星学園大学附属高等学校説明会

だったんですよ(え?

当初ホテルで行われる予定がオンラインに変更になり、それですっかり記憶から抹消されていたのか(教室内掲示のカレンダーには書いてました)、気がついたら終了時刻を過ぎてました…

幸いにも、資料は用意されていますので、資料を読んでわかることのみを記載させてもらいます。

北星学園大学附属高等学校の担当の方には、非常に申し訳ないことですが、取り上げないというのも悪いなと思いますので。

 

 

まず、大学入試結果から。

国公立大学は…人数が分かりません(笑)

特別進学コースから、北海道教育大学(旭川校)・岩手大学・弘前大学・秋田公立美術大学。

進学コースから、北海道教育大学(釧路校)・釧路公立大学。

名前は分かるのですが、人数の記載がないんですよ。

そして、例年教えてもらえる「北星学園大学への内部進学者の数」もわかりませんでした。

説明会の中では数字出ていたんですかね…

 

次に、進路指導について。

特段ここで取り上げるような特徴的なことはなかったのですが、毎年私が質問しているからでしょうか。

北星学園大学への推薦条件の一覧表が載っていました。

ただ、ブログなどに載せていいものとは思えませんので、ここで具体的な数字を出すことは控えさせてもらいます。

ウチの進路指導では活用させてもらいますけどね。

一言だけ上げるとすれば「評定は高いに越したことはないよ」ということでしょうか。

 

そして、ICTの活用について。

昨年、私が「スタディサプリはどうしたの?」ってツッコミを入れたからでしょうか。

しっかり話に出て来てます(笑)

まず、全生徒がタブレットを所持し、「北星タイム」などで有効活用している。

※「北星タイム」については後述

「スタディサプリ」を全生徒に登録させて取り組ませている。

※今春の国公立大学合格者においては「スタディサプリ」を利用したことで大きく学力を伸ばした生徒もいるとのこと。

 

で、「北星タイム」とは何ぞやという話ですが、放課後の30分程度の時間を使い以下の2つを実施しているそうです。

(1)I Project

(2)SBS

I Projectはさまざまな分野で活躍している人たちのプレゼンテーションを視聴しレポートに残すことによって、プレゼン力を身につけ社会への視野を広げることも目標にしているそうです。

SBSは「スタディサプリ」を使った自主学習を行い、弱点分野と向き合い主に低学力層の底上げを図る目的があるそうです。

 

入試基準については、例年通りですね。

資料はもらっていますが、ブログには出せませんので、中学校の先生や塾の先生に聞いてみてください
気になったのは、一般入試の問題を数年前から公立入試の問題に似せて作るようになったのですが、例年通りの45分各60点満点のままなんですよね…

そこは50分100点満点にしないのかよ!ってツッコミを入れたくなったのですが(笑)

後は、web出願を導入することですかね。

奨学金制度についても様々な変更があるようなので、北星学園大学附属高等学校を受験する予定の方はチェックしておいた方がいいと思います。

 

最後に毎年定番の「大学附属高校」のメリットについて書いて終わろうと思います。

進学コースからは、北星学園大学への推薦枠は短大も含めて約100名あります。

仮にE・F・Gランクの子が、近場の公立高校に進学したとして、その高校から、推薦または一般入試で北星学園大学や北海学園大学に行こうとすると、それなりに大変です。
少なくとも名前を書いただけで受かるレベルではありませんし、高校2年半遊び回って、最後の半年だけチョロチョロっと受験勉強みたいなことをしても落ちます(実際に落ちた教え子を数人知ってます)
ですから、最初から北星学園大学への進学を考えているのであれば、北星附属に入学して、自分の希望する学部・学科の推薦要件の成績をキープし、余った時間で自分のやりたいことをする。
そういう考え方があってもいいと思います。ただ、北星学園大学は、基本的に文系の大学であることは念頭に置いといてくださいね(文学部・経済学部・社会福祉学部)

 

それでは、今日はこのへんで



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2020年 北星学園大学附属高等学校説明会

例年ですと、GW明けに藤女子から始まる私立中・高の塾対象説明会

 

コロナ禍によって中止・延期が相次いだ結果、昨日の北星学園大学附属高校(以下、北星附属)の説明会が2020年度のトップバッターとなりました

 

感染予防ということで、マスク着用、名刺交換はなし、座席もいつもは自由なのですが予め決められた場所でした(密にならないように)

 

 

まず、大学入試結果から

 

国公立大学は7名

 

年々少しずつではありますが、合格者が増えてます

 

特進クラス自体そこまで人数は多くなく(例年10〜20名程度)、それでこの合格者数であれば、一応「国公立大学、難関私大一般受験を目指す」という看板に偽りはないかと思います

 

物足りなさは感じますが

 

そして、今年の傾向として特徴的だったのが

 

「北星学園大学への内部進学者の少なさ」

 

正直、あれ?って思いました

 

だって、内部進学者を増やす方向に舵を切ったと思っていましたからね(進学コースについては、大学連携の授業や企画が数多く見受けられましたし)

 

もちろん、公立とは違い私立は毎年入学者の数にムラがありますから、数だけで比べるものではないのはわかっています

 

しかし、ここ3年で北星学園大学全学部(95→76→64)、北星学園大学英文科(8→5→2)は、ちょっと不安になりますよね

 

ちなみに、英文科が減ったのには理由があって、今年は北京外大へ進学した生徒が4名いて、うち3名は英文科の推薦基準を満たしていたとのこと

 

北京外大ねぇ…

 

 

次に、休校期間中の対応について

 

北星附属も4月11日から休校になり、6月1日から分散登校という形で学校が再開されたばかりです

 

他の高校と同様に、ICTを活用した授業で対応していたとのこと

 

Zoom、Google Classroom、Classiなどなど

 

使用していたものに各校そんなに差はないと思います

 

問題は、どこまでうまく活用できたかですね

 

その辺りはサラッとしか説明がありませんでしたし、私も説明会後の質問でそこまで突っ込んで聞きませんでした

 

ただ、秋から冬に向けて再流行して休校ということも想定して、改善点などを話し合って、今の内から動き始めてほしいなと思います

 

 

そう言えば、毎年話に出ていた「スタディサプリ」…

 

今年は、名前すら出てきませんでしたね(笑)

 

どうなっているんだろう…

 

他校との差別化を図るための材料にはならないと気づいたんでしょうか

 

 

入試基準については、資料はもらっていますが、ブログには出せませんので、中学校の先生や塾の先生に聞いてみてください

基本的に、北海道の私立については「大丈夫」と言われたら、よほどのことがない限り(白紙答案を出す、会場で暴れる)合格で、「頑張らないと」と言われた場合はランクの基準を満たしていないので、入試で点数を取らなければ落ちるということだと思ってください

 

それと、来年の入試からクラブ推薦がなくなるそうです

 

ただ、強化指定クラブへの推薦(のようなもの)は引き続きあるのだとか

 


入試問題については、数年前から公立高校の問題に似せて作られるようになっています

例年、社会だけは頑なに独自路線だったのですが、ついに今年からは寄せてきました(笑)

 

とは言っても、他教科に比べればまだまだですがね(他教科が寄せすぎ)

 

現中2からは、100点満点50分に変わりますが、北星附属の入試がどうなるかについては、まだ決めていないとのことです

 

 

昨年までと比べて、入学者数も定員をはるかに超え、特進コースも33名というのは過去最多なのではないかと思います

 

北星附属を志望する理由としては、部活というのが多いと聞いていましたが、それだと特進コースの人数が増えたことと矛盾しますよね

 

この辺り、もう少し生徒アンケートなどを実施して「北星附属を選んだ理由」などの情報を、説明会で提供してもいいのではないかと思います

 

 

進学コースからは、北星学園大学への推薦枠は短大も含めて約100名あります

 

毎年書いていますが、仮にE・F・Gランクの子が、近場の公立高校に進学したとして、その高校から、推薦または一般入試で北星学園大学や北海学園大学に行こうとすると、それなりに大変です


少なくとも名前を書いただけで受かるレベルではありませんし、高校2年半遊び回って、最後の半年だけチョロチョロっと受験勉強みたいなことをしても落ちます(実際に落ちた教え子を数人知ってますので)

ですから、最初から北星学園大学への進学を考えているのであれば、北星附属に入学して、自分の希望する学部・学科の推薦要件の成績をキープし、余った時間で自分のやりたいことをする

そういう考え方があってもいいと思います

 

ただ、北星学園大学は、基本的に文系の大学であることは念頭に置いといてくださいね(文学部・経済学部・社会福祉学部)

 

 

それでは、今日はこのへんで



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2019北星学園附属高等学校説明会

1日遅れてしまいましたが、昨日は北星学園附属高等学校(以下、北星附属)の説明会でした
 

例年、辛口になることが多い説明会なんですが、果たして今年はどうだったのでしょうか

 

 

まずは入試結果から

 

国公立大学5人は正直物足りない感じはしますが、特進クラスの人数から考えると、まあこんなものかという感じもします

 

そもそも、ここ数年の「私立の進学校化」の波に完全に乗り遅れていて、既に進学コース中心で北星学園大学にいかに多くの生徒を進学させるかに重きを置いているように見受けられます

 

説明会が終わった後に、他塾の先生たちが話しているのを耳にしましたが、北星附属に進学する理由は「部活」が多いと
 

「スタディサプリ」も使用開始から4年経ち、この春の大学受験生が1期生だったはずですからデータの蓄積もあるはずなんですよね

 

それを、こういった説明会で公表できないというのは残念です

 

説明会後の質問でも、この話題は出しましたし、アンケートにも記入したので、来年の説明会で公表されることを期待してます

 

生徒の自主性に任せていても、なかなか有効には活用できないと思いますよ

 

これはうちの「学びエイド」にも言えることなんですがね(-_-;)

 

 

進学コースからは、北星学園大学への推薦枠は短大も含めて約100名あります

 

昨年は95名が進学しましたが、今年は76名と減少しました

 

昨年8名が進学した英文科も今年は5名にとどまりました

 

ただ、その前は2,3名だったところを見ると、英語に関しては少しずつ成果が出ていると言えなくもないです

 

 

毎年書いていますが、仮にE・F・Gランクの子が、近場の公立高校に進学したとして、その高校から、推薦または一般入試で北星学園大学や北海学園大学に行こうとすると、それなりに大変です


少なくとも名前を書いただけで受かるレベルではありませんし、高校2年半遊び回って、最後の半年だけチョロチョロっと受験勉強みたいなことをしても落ちます(実際に落ちた教え子を数人知ってますので)

ですから、最初から北星学園大学への進学を考えているのであれば、北星附属に入学して、自分の希望する学部・学科の推薦要件の成績をキープし、余った時間で自分のやりたいことをする

そういうことを考えてもいいと思うんですよね

 

 

さて、今年初めて聞いた話では、修学旅行とは別に有志による社会科や英語科による研修旅行が行われているそうです(正月休み明け)

 

今年はドイツ・ポーランド、その前はキューバに行ったとか

 

最低催行人数は10人なんだそうですが、キューバはなかなか行けない所ということもあり参加者が多かったそうです

 

来年は、この辺りの話をもう少し聞きたいですねぇ

 

 

入試基準については、資料はもらっていますが、最近は極力書かないようにしていますので、中学校の先生や塾の先生に聞いてみてください

基本的に、北海道の私立については「大丈夫」と言われたら、よほどのことがない限り(白紙答案を出す、会場で暴れる)合格で、「頑張らないと」と言われた場合はランクの基準を満たしていないので、入試で点数を取らなければ落ちるということだと思ってください


入試問題については、数年前から公立高校の問題に似せて作られるようになっています

今年も、社会を除けば、ほぼ同様(大問の数や出題傾向まで)でした

 

社会は…作る先生のプライドなんですかね

 

頑なに寄せてきません(笑)

 

英語は、非常に似ています


理科は公立入試の方が問題文が長くて、北星附属のは学力テストに近い感じですね

 

ただ、公立入試の練習と思って受けるのであれば、道コンの方がいいです

 

だって、自分が何点取ったかわかりませんし、解説もありませんよ(北星の入試だと)

 

 

私は、毎年このような説明会に出席するので、毎年変化を求めてしまうのですが、開催する側からすると毎年違うことをするのは手間もかかるし大変なのでしょう

 

なので、北星附属の説明会に変化を求めるというのは、やめようと思います

 

2年前の校長先生の自己紹介は良かったなぁ(´-`).。oO

 

 

それでは、今日はこのへんで



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2018年 北星学園附属高等学校説明会

今日は北星学園附属高等学校(以下、北星附属)の説明会でした

昨年は校長先生の自己紹介が非常に素晴らしくて、それを聞いただけで行った価値があると思ったほどでした

 

ただ、毎年自己紹介する訳にもいきませんから、さあ今年はどうするのかなと思っていましたが…

 

2年前までの説明会に戻ってしまいましたね(-_-;)

 

なので、面白みも何にもない記事になってしまいますが、ご容赦ください

 

 

まずは入試結果から

 

特進コースの入学者が、ここ数年ずっと増えていたのですが、28⇒17と減ってしまいました
 

取り組みを見ても、「何が何でも実績を上げる」というところまでの意気込みは感じられず、それが他校と比べても低調な実績に繋がってしまっているのではないかと思います

 

それでも今年は少ない人数の中から、国公立大学に5人進学しているのですから、もう少し何とかならないものかと(-_-;)


土曜講習・英語特講・勉強合宿をウリにしている間は、まだまだだと思いますよ

 

「スタディサプリ」も使用状況をチェックして到達度テストをしていると説明がありましたが、それならきちんとしたデータとどのようなテストを行っているかのサンプルくらいは見せてくれないと

 

 

進学コースは、北星学園大学(短大含む)への進学が中心

 

北星学園大学への推薦枠は短大も含めて約100名

昨年は69名が進学しましたが、今年は推薦94名+一般1名の95名が進学しました

 

特筆すべきは、英文科の枠が10名あるのですが、例年2,3名しか進学できない(推薦要件を満たさないので)のに、今年は8名が進学したということ


平均評定4.1
英検2級、TOEIC470以上、TOEFL(PB)440以上、TOEFL(iBT)42以上、GTEC550以上

が条件ですから、これは頑張ったのではないでしょうか

 

高校が取り組んでいる、英語の習熟度別の展開授業の成果と言えるのでは
 

 

その他の学部についても、ほぼ枠を使い切るような形でしたから、高校が目指していた「まず推薦枠を使い切る」という目標は達成できたのではないでしょうか

 

次は、推薦枠+一般受験でも進学できる力をつけさせる、ですね

毎年書いていますが、仮にE・F・Gランクの子が、近場の公立高校に進学したとしましょう

その高校から、推薦または一般入試で北星学園大学や北海学園大学に行こうとすると、それなりに大変です

少なくとも名前を書いただけで受かるレベルではありませんし、高校2年半遊び回って、最後の半年だけチョロチョロっと受験勉強みたいなことをしても落ちます

ですから、最初から北星学園大学への進学を考えているのであれば、北星附属に入学して、自分の希望する学部・学科の推薦要件の成績をキープし、余った時間で自分のやりたいことをする

そういうことを考えてもいいと思うんですよね

 



入試基準については、資料はもらっていますが、最近は極力書かないようにしていますので、中学校の先生や塾の先生に聞いてみてください

基本的に、北海道の私立については「大丈夫」と言われたら、よほどのことがない限り(白紙答案を出す、会場で暴れる)合格で、「頑張らないと」と言われた場合はランクの基準を満たしていないので、入試で点数を取らなければ落ちるということだと思ってください


入試問題については、数年前から公立高校の問題に似せて作られるようになっています

今年も、社会を除けば、ほぼ同様(大問の数や出題傾向まで)でした

 

英語は、非常に似ています


ちょっと理科の難易度の乖離が大きくなっているように思いますね(公立入試の方が問題文が長いです)

 

ただ、公立入試の練習と思って受けるのであれば、道コンの方がいいです

 

だって、自分が何点取ったかわかりませんし、解説もありませんよ(北星の入試だと)

 

 

こうやって、説明会に出ると思うことがあります

 

基本的に、私立高校の先生って、他の私立高校の説明会を見に行くことができないわけじゃないですか

 

自分たちが行っている説明会が、他と比べてどうなのか?ということを、なかなか判断できないのだと思います

 

それならそれで、塾の先生たちに聞けばいいのに…(創成のようにアポ取って来てくれれば、話しますよ?色々と)

 

 

で、これは自分にも言えることなんですよね

 

他塾の授業って、なかなか見る機会がないじゃないですか(今ならyoutubeで公開している人もいますが)

 

自分の授業が他と比べてどうなのか?自己満足になっていないか?

 

気をつけなければいけませんよね(^_^;)

 

 

さて、来年はどんな説明会になるのでしょうか

 

今年と同じなら…さすがにその先はないかな


それでは、今日はこのへんで



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2017年 北星学園附属高等学校説明会

今日は北星学園附属高等学校(以下、北星附属)の説明会でした

去年はホテルエミシア札幌(旧シェラトン札幌)でしたが、今年はいつものアークシティホテルに戻りましたね

となると、去年は一体何が起きたのだろう…と気になるところです

ここ数年は辛口な記事が多かったのですが、5回目の参加の今年はどうなるか?

 


まず、今年は校長先生の自己紹介から始まりました

珍しいですよね(笑)

 

それもそのはず、私より1つ年上なだけという、非常に若い校長先生です

 

ですから、去年の説明会の後(アンケートかな?)、校長先生が何者なのかという質問が多かったそうで(^_^;)

 

聞いてビックリ、学校の先生になったこと自体が6年前!(5年前だったかな?)

 

大学院修了後は緩和病棟(ホスピス)で働き、教会の副牧師もしていたという経歴の持ち主でした

 

なるほど〜、道理で穏やかな雰囲気を漂わせている方だと思いました

 

この校長先生の話なら、生徒たちの中にスッと入っていきそうです

 

大勢の人たちの最期を看取ってきたという経験からの、「人間の限界を知ること」「人間の内面の深さ、複雑さを知ること」「生きるということ」「問い続けること」

 

興味深く聞くことができました

 

正直、校長先生の話だけで終わってもいいんですが(ダメ)、それでは説明会の記事ではなくなるので

 

 

まずは入試結果から

 

出願者数は微増程度なのですが、特進コースの入学者が17⇒22⇒28と、定員の35名に近付いている点が注目ですね

入学者のランク分布をみると、進学コースはE・F・Gがメイン(Fが一番のボリュームゾーン)

 

これを将来的にはEランクに引き上げたいとおっしゃっていました(即、合格基準を上げるわけではないですよ)



で、例年通り、ここから特進・進学コースの説明なのですが、今年も進学実績に特筆すべきものはありませんでした

ですから、昨年と同じく北星附属に行くことによりどんな利点があるのかを中心に話を進めていこうと思います


特進コースについては、土曜講習・英語特講・勉強合宿を実施とありましたが、他の学校でも取り組んでいることで、特に目新しさはありません

「スタディサプリ」は今年で2年目なのですが、まだどのくらいの効果が上がっているかを検証するだけのデータは揃っていないようです

 

まあ、使用頻度が多い生徒は良い成績を取っていますくらいな感じで(選択教科と使用時間くらいは学校側で把握できるようです。だれがいつログインしたかまではわからないと)

 

特進コースについては費用は全額学校が負担し全員登録、進学コースは希望者のみが費用を負担の上取り組んでいるとのこと

 

どんな映像授業にも言えることですが、「見て安心、見て満足」にならないような仕掛けを作ることが大事だと思います

 

単願・専願で特進を希望するも、基準に達せず進学にスライド合格になった生徒も今年はいたと聞きましたが、同じ北星附属の中での評価としてはそうでも、他の私立高校の特進コースと比べると、まだまだという感じです
 

 

北星学園大学への推薦枠は短大も含めて約100名

今年は、69名が進学

 

高校側としては、何とかこの枠を使い切りたい

そのための取り組みとして、英語の習熟度別の展開授業を始めたそうです

ちなみに、昨年は説明会後に各学部ごとの推薦要件を見せてもらっていたんですね(メモ残してるかな…)

 

学部ごとに平均評定の条件や資格取得の条件が違い、学部ごとの定員もあります

ちなみに、最難関とされる英文科については(昨年のデータです)

平均評定4.1
英検2級、TOEIC470以上、TOEFL(PB)440以上、TOEFL(iBT)42以上、GTEC550以上

が条件で、定員は10名だそうです

公募推薦の基準より、さすがに緩いですね

ちなみに今年は2名が進学

 

 

もったいないですよね(^_^;)

なお、北星学園大学への推薦は全員資格があるのですが、生徒それぞれに推薦の順位付けが行われ、条件を満たしたものから順位に従って決定するのだそうです


これは他の大学附属高校の説明会の記事でもさんざん書いていますが、仮にE・F・Gランクの子が、近場の公立高校に進学したとしましょう

その高校から、推薦または一般入試で北星学園大学や北海学園大学に行こうとすると、それなりに大変です

少なくとも名前を書いただけで受かるレベルではありませんし、高校2年半遊び回って、最後の半年だけチョロチョロっと受験勉強みたいなことをしても落ちます

ですから、最初から北星学園大学への進学を考えているのであれば、北星附属に入学して、自分の希望する学部・学科の推薦要件の成績をキープし、余った時間で自分のやりたいことをする

そういうことを考えてもいいと思うんですよね

 

学費も、国公立と私立でそれほど差がなくなってきている現状、道外の国公立と札幌圏の私立だと(文系)、費用面では変わらないのでは?


入試基準については、今年は他の高校のも極力書かないようにしていますので、中学校の先生や塾の先生に聞いてみてください

基本的に、北海道の私立については「大丈夫」と言われたら、よほどのことがない限り(白紙答案を出す、会場で暴れる)合格で、「頑張らないと」と言われた場合はランクの基準を満たしていないので、入試で点数を取らなければ落ちるということだと思ってください


入試問題については、数年前から公立高校の問題に似せて作られるようになっています

今年も、社会を除けば、ほぼ同様(大問の数や出題傾向まで)でした

全く傾向の違う私立の問題を受けるくらいなら公立高校の受験勉強の延長線で受けられる方がいい、そういうことなら受けてみてもいいでしょう

 

ただ、入試の模試代わりと思って受けるのであれば道コンの方がいいです

 

だって、自分が何点取ったかわかりませんし、解説もありませんよ(北星の入試だと)



奨学金については、昨年の資料をそのまま


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この奨学金の説明については、他の私立高校さんよりも詳しいですね

 

 

そうそう、忘れてました

 

前期の期末テストから、北星学園大学の学生によるチューター制度を始めるのだそうです

 

これは、他の学校では聞いたことありませんね

 

大学でケアサポーターとして登録している30名+教職課程や英文科の学生

 

こういった学生に、テスト勉強を見てもらうと(進路の相談にも乗るそうです)

 

学生の質が良く(主に英語をと言っていたので、まだ大丈夫かな)、うまく運用できれば面白いことになりそうです

 


今年の説明会は、例年説明していることは極力省略して、新しいことについて説明するなど、いつもの年にはない工夫が見られました

うん、これなら来年も行こうかなという気になりますよ

夜の学校見学相談会など、他校にはない興味深い取り組みも行っています(平日の夜7時〜8時、仕事などで説明会になかなか参加できない人向けに数年前から実施しているそうです)

 

後は、どう、うまく発信していくかですね

 

ひょっとして、新しい体育館ができたり新校舎ができたことも知らない人多いんじゃないですか?(^_^;)

 


それでは、今日はこのへんで



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2016年 北星学園附属高等学校説明会
今日は北星学園附属高等学校(以下、北星附属)の説明会でした

学校説明会と言うと、大通近辺のホテルだったり自校舎だったりで開かれることが多いのですが、北星附属の説明会は例年新札幌で開かれています

今年の開催場所は…

ホテルエミシア札幌?

どこだ?それ??

あぁ、旧シェラトン札幌ですね(^_^;)

名前変わったの、知らなかった

私は参加するの4回目ですね

過去2回は比較的辛口な記事だったのですが、果たして今年はどうなるのか??


まず、今年の入学試験の結果から

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出願者数は昨年と比べて44人の減

推薦・専願での出願者が減った影響が大きかったそうです

入学生のランク分布

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これを見ると、E・F・Gがメインの高校だとわかります

で、ここから特進・進学コースの説明なのですが、正直言って進学実績に特筆すべきものはありません

ですから、北星附属に行くことによりどんな利点があるのかを中心に話を進めていこうと思います


特進コースについては「これ」といった特徴はないです

北星附属独自で取り組んでいることも…ないかな

「スタディサプリ」については、特進コースは費用は全額学校が負担し全員で、進学コースは希望者のみが費用を負担の上取り組むということですが、取り組み自体については他校の説明会でも話が出ましたし、導入初年度でまだ手探りの状態のはずです

決め手にはなりえません


進学コースについては、このコースから今年の北星学園大学への進学者は75名

推薦枠は100名あるそうなので、推薦枠を使い切れなかったのか、希望者がそこまでいなかったのか

恐らく前者なのだと思います

というのも、説明会後に各学部ごとの推薦要件を見せてもらったのですが、学部ごとに平均評定の条件や資格取得の条件が違い、学部ごとの定員もあるため、100名ぴったり枠が埋まることはないようです

ちなみに、最難関とされる英文科については

平均評定4.1
英検2級、TOEIC470以上、TOEFL(PB)440以上、TOEFL(iBT)42以上、GTEC550以上

が条件で、定員は10名だそうです

公募推薦の基準より、さすがに緩いですね

学校では、この英検2級を取得するためのプログラムを実施しているとのことだったのですが…

参加人数を聞いて…うん、まあ、そんなもんですよね

プログラムの中身を聞いて…うん、はい

そんな感じでした(^_^;)

ちなみに北星学園大学への推薦は全員資格があるのですが、生徒それぞれに推薦の順位付けが行われ、条件を満たしたものから順位に従って決定するのだそうです

英検3級はどの学部も必要というのは、若干引きましたが…ハードル低すぎません?(^_^;)


これは他の大学附属高校の説明会の記事でも書いていますし、北星附属の記事でも毎年書いていますが、仮にE・F・Gランクの子が、近場の公立高校に進学したとしましょう

その高校から、推薦または一般入試で北星学園大学に行こうとすると、それなりに大変です

少なくとも名前を書いただけで受かるレベルではありませんし、高校2年半遊び回って、最後の半年だけチョロチョロっと受験勉強みたいなことをしても落ちます

ですから、最初から北星学園大学への進学を考えているのであれば、北星附属に入学して、自分の希望する学部・学科の推薦要件の成績をキープし、余った時間で自分のやりたいことをする

そういうことも可能なわけです


入試基準については、表に出しているものと微妙に基準が違うので、公にはしないでくださいと言われたので、具体的な数字は控えます

まあ、示された基準に少し足りなくても、頑張ってみたら?ということです


入試問題については、数年前から公立高校の問題に似せて作られるようになっています

今年も、社会を除けば、ほぼ同様(大問の数や出題傾向まで)でした

高い受験料を払ってまで受ける価値があるかと言われると微妙ですが、全く傾向の違う私立の問題を受けるより、勉強している公立の問題に近い方がいいというのであれば、受けてみてもいいでしょうね


最後に奨学金について

FullSizeRender.jpg

この奨学金の説明については、他の私立高校さんよりも詳しいですね


どうしても、私たち塾の人間は、こういった説明会に出席した際に、進学実績や指導方法に目が行きがちです

もちろん、そういったものも大事なんでしょうが、勉強に関すること以外での取り組み、実際に通っている生徒たちの満足度ってどうなんでしょう

札幌龍谷高校がそれに近いことを毎年説明会で公表してくれていますが、他の高校さんでは見たことないですね

難関大学への進学実績を競うというレールから外れるのであれば、そういった部分でのアピールも必要になってくると思いますよ


しかし…

どこの説明会に行ってもそうなのですが、参加している塾の先生方

疑問とか、質問とか、ほんとにないんですかね?(^_^;)

それとも、後日高校の先生が訪問して、その時に聞いたりしているのでしょうか?

説明会を開く意味についても、ちょっと考えさせられましたよ


それでは、今日はこのへんで


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2015北星学園大学附属高校 説明会
今日は、北星学園大学附属高校の説明会に行ってきました(以下、北星附属と省略させていただきます)

今年で3回目の説明会なのですが…

何でしょう?他の学校の説明会でも感じるのですが、毎年同じ説明を聞いていて、それでも新しいことはないか?と期待するのですが

特にないんですよ(^_^;)

これは自分にも言えることなのですが、毎年同じことを続けるのは自分としては安心できても、外から見た時に期待感がなく、活気が感じられなくなるような気がするんですよね

後でまた話しますが、残念ながら今年の北星附属の説明会からは「エネルギー」を感じることができませんでした

新校舎もできて、もうやることは全てやりました、出し尽くしましたという雰囲気だったような気がします

学校の中身についてや合格基準などは、一昨年昨年の記事をみていただければいいかなと



さて、公立入試を意識したという一般入試はどんな感じだったかと言いますと

国語

一昨年、ずいぶん平均点が低くなって失敗したのですが、今年は全体の平均点が34.2と改善されました

文字数の多い記述がないのがその要因でしょう

できれば、実用文を出して欲しいのですが(大問1で短歌を出題)


数学

一昨年に続き、公立高校の傾向に似せてますね

ただ、残念ながら大問1と大問2の難易度が、こちらの方が高すぎます(笑)

それが、この平均点につながっているのでしょう(25.2点)


社会

今年も小問集合がない…

大問の構成は4題と少し変えてきましたが

ん?



こりゃダメだ(笑)公立入試とはまるで違います

おそらく、作った方は公立入試を意識してませんね

記述問題で目立った解答だけでも

地図中の地域で綿花の栽培が盛ん→デカン高原、

韓国併合に対し「地図の上、朝鮮国に黒々と〜」と詠んだ歌人→石川啄木

日本銀行が民間金融機関に対して、預金の一定割合を強制的に預けさせ、その割合である預金準備率を上げ下げして市中銀行の貸出額を調整する金融政策→支払準備率操作(預金準備率操作)

選択問題では、大津宮・長岡京・平安京を選択させるものが

こんなの公立で出したら、倒れますよ(笑)

平均点27.5点でよく収まりましたね



理科

こちらは昨年同様小問集合ありました

物理・化学・生物・地学から1題ずつという点も同じです

昨年同様、公立入試に近い作りになっていて、よく考えられていると思いましたよ

道コンといい、最近は理科の作問がいいですね



英語

こちらも、理科同様、公立入試に似ていますね

一昨年もあまりに似すぎて、難易度が低くなりすぎたと言っていましたが(笑)

昨年も同様で、平均は一昨年を上回りほぼ40点

入試として、果たして大丈夫なのかというレベルです(それは公立入試も同じ)


結論としては、昨年の見解同様、標準問題の高校を受験するのであれば、まあ予行演習にはなるかもしれませんが…予行演習なら、わざわざ高い受験料払って受けなくても…道コンでよくね?という感じです


そして、昨年同様言わせていただくと「特進コース」を「進学コース」と同じ問題で受験させるという時点で、「特進」に対する熱がないのがわかります

昨年、北星附属の特進コースは

何を目指すのか?どのレベルを求めるのか?

それが「見えなくて」中途半端な感じがすると書きましたが、どうやらそれは変わっていないようで…

というか、むしろ昨年よりも悪くなっているのでは

そんな思いがしました


それは、学校長・進路部長?が言った次の一言からです

「今年は内部進学者(北星学園大学)が50名程度でしたが、来年は100名まである推薦枠を全て使えるように…」

この発言から見えることは

「北星附属は北星学園大学の附属高校である道を選んだ」

ということです

別に、悪いわけではないですよ

そもそも、大学附属高校は、内部進学させてなんぼでしょうから

でも、それなら「特進なんてやめちまえ!」って話なんですよね


随分、厳しい話ばかりしたような気もしますが、もし北星附属に進学を希望するのであれば


例えば、Fランクくらいの子が行く公立高校といえば、白石区近辺ならかなり頑張って白石、少し頑張って平岡、普通は厚別、ちょっと余裕で真栄・北広島西ってことろでしょう

では、これらの高校の子が北星学園大学の一般入試で必ず合格できるかと言うと、難しいと思います

それなら、北星附属に最初から行かせて、受験勉強に費やす時間を違うことに使わせてあげるという選択もありだと思うのです

具体的な数字が資料に書かれていなかったので、これはあくまでも推測なのですが

今年の入学者が245名

推薦出願者が特進・進学合わせて25名、専願出願者が特進・進学合わせて168名

不合格者が出なかったものとすると、合計193名

実に入学者の8割が、推薦・専願合格者です

昨年も書きましたが、そういった状況では、なかなか進学に特化した学校づくりはできませんからね

特進コースの目標到達点が「センター試験8割、北大進学を前提に指導」って本気ですか?

今のままだと、絵に描いた餅ですよ

少しでも多くの生徒を系列大学に進学させる、それならそれでいいと思います


ただ、話が初めに戻りますが、そうなると「学校としてのエネルギー」がなくなります

黙っていても大学に進学できるわけですからね

教える側の熱意というものも薄れてくるでしょう

それが、説明会全体の「元気のなさ」につながっていたのかもしれません

来年の説明会では、元気な姿を期待しています


それでは、今日はこのへんで


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北星学園大学附属高校の説明会に思う
昨日の午前中、北星学園大学附属高校の説明会に行ってきました(以下、北星附属と省略させていただきます)

昨年に引き続いての参加でしたので、何か変わった点はないかと聞いていたのですが、新校舎になったことと、スクールばすが1系統増えることくらいですかね

とりたてて、昨年までと変わったことはなかったように思います

ですから、昨年の記事の使い回しをいくつかさせてもらいます

申し訳ございません


さて、一昨年までのマークシート方式から記述式に変わり

しかも公立入試を意識したものにしたそうですが…

実際に問題を見てみました(実際に問題を解くなどはしていませんが)

国語

あ〜、詩を出題してますね…ここは実用文にしてほしかった。
他は、確かに公立入試に近いかもしれませんね
ただ、昨年の公立入試の標準問題はもっとやさしかったです(笑)
その証拠に、平均点はかなり低かったようですし(前年比ー13.8点)
今年はどうするんですかね?

数学

これは…
似てますね、似すぎています(笑)
標準問題の練習としては、なかなか良い感じに仕上がっているのではないでしょうか
ただ、これも公立入試のほうが簡単でしたね

社会

あら?小問集合がない…
2年前の公立入試みたいですが、大問の構成も違いますね(公立入試は大問6題、北星附属は7題)
内容的には、世界地理がほとんど出題されていないのと、近代史に偏っているのが不満ですね


理科

こちらは小問集合ありました
物理・化学・生物・地学から1題ずつという点も同じです
ちなみに予想問題としては、どうだったかというと

物理 北星附属(仕事とエネルギー)公立入試(光・音)
化学 北星附属(化学変化とイオン)公立入試(化学変化とイオン)
生物 北星附属(植物・動物)公立入試(植物・動物)
地学 北星附属(天体)公立入試(天気の変化)

半分的中ってところですね、でもよく考えて作られていると思いましたよ

英語

これは、説明会でも言っておられたのですが…
公立入試に似すぎて、難易度が低くなりすぎたと(笑)
結果、英語だけ平均点が以上に高くなってしまいました(前年比+8.1点)
長文1題だけでは、こうなるよなぁ

結論としては、標準問題の高校を受験するのであれば、まあ予行演習にはなるかもしれませんが…予行演習なら、道コンで十分なような気もします(^_^;)
まあ、私立用に特別に対策をする心配がないと言う点では良いのかもしれませんが

そもそも、対策をするような私立なんて限…うわなんだおまえやめくぁwせdrftgyふじこlp



戻ってきました(笑)

あと、特進コースの入試は違う問題で実施したほうが…

せめて公立みたいに裁量問題のようなものを作って差し替えるとか

でも、後でまた話すのですが、辛口で言わせていただければ、北星附属の特進コースは正直「見えない」ですね

何を目指すのか

どのレベルを求めるのか

中途半端な感じがしますね

特進と謳う以上は、受ける側はそれ相応のものを期待するわけでして…


さて、昨年私が要望した試験時間は…

45分になっている!ひょっとして昨年の入試から変えたのですかね?聞くの忘れちゃいました


次に、大学附属高校の魅力は何と言っても推薦制度

北星学園大学の英文科はかなりの難関として知られています

その英文科への推薦、もちろんあるそうです

基準は、平均評定4.0以上かつ英検2級取得(英検の代わりにTOEICやGTECでも大丈夫だそうです)

例えば、Fランクくらいの子が行く公立高校といえば、白石区近辺ならかなり頑張って白石、少し頑張って平岡、普通は厚別、ちょっと余裕で真栄・北広島西ってことろでしょう

では、これらの高校の子が北星の英文科に合格できるかと言えば…

一般入試ではおそらく無理だと思います

であれば、北星の英文科に行きたいという明確な目標があれば、公立に行くより北星附属に行ったほうがよいですよね

で、ここまでは昨年も言ったことなのですが…

今年、改めてその条件が変わっていないことを確認し、思い切って先生に聞いてみました

「特進コースも進学コースも同じ条件だそうですが、それなら特進より進学にいたほうが平均評定はよくなりますよね」

「そうですね」

「北星の英文科を狙うのであれば、特進には行かないほうがいいと」

「そこまでは言いません。英検2級を取得するような子であれば、特進にいたってそのくらいの平均評定は取れますよ。ただ、特進の子には北星ではなく他大学を狙ってほしいので」

う〜ん…

私の教え子で北星の英文科に一般入試で挑戦した子がいます

1人は、それこそ高3のときの記憶がないというほど勉強して合格しました

もう1人は、上に名前の挙がった高校で、周りの環境に足を引っ張られながらも、懸命に勉強したのですがわずかに及ばず不合格でした

そこまでして行きたかったのに…

価値が下がると言っては変ですが、「そんなもんか」と

それなら、附属に行かせて、受験勉強に費やす時間を違うことに使わせてあげたかった…というのが率直な気持ちですね


その他、合格基準の詳しい説明や奨学金制度についても説明を受けましたが、これは文章にするより資料を直接見てもらったほうが早い気がしたので画像にて

昨年ブログへの掲載許可をもらってきたので、今年も大丈夫ですよね(^_^;)


まず特進コースの合格基準表です

IMG_2334.jpg

昨年の使いまわしなので、試験日程が違います!ご注意ください


続いて進学コースの合格基準表です

IMG_7141.jpg

こちらも試験日が違いますのでご注意を


奨学金制度については、何か複雑になったようでして…世帯の所得に応じた学費負担を軽減してもらえるそうなのですが、まあその分け方の細かいこと(^_^;)

__ 1.JPG


__ 2.JPG

最後に昨年から変更があった特進コース奨学金などについて(特進コースの一般受験合格者の上位25%まで拡充)

IMG_2338.jpg


これは、どの私立高校の資料を拝見させていただいても思うのですが

上位の私立高校と、そうでない私立高校の差は、推薦・単願(専願)の割合です

北星附属でも一般入試組は1/4ですか…

私立の推薦・専願と言えば、はっきり言って「よっぽどのことがない限り、不合格にはなりません」

入試とは形だけ、言葉は悪いですが、受験勉強から逃げた子が多いのではないでしょうか(そうではない子もいるでしょうが少数派だと思います)

そういった子が3/4を占めるような状態では、なかなか進学に特化した学校づくりはできないでしょうね

中途半端な特進なら作らなくてもいいのに…と私は思ってしまいましたよ

それなら、何か他にはないコースを作ったほうがいいのでは

進学に力を入れるのは、他の私学に任せてですね…

それはそれで需要があるような気がするのです


別に北星附属が悪い高校だというわけではありません

教え子から学校についての悪い話は聞いたことがありませんし、満足度は高い高校であると思います

だからこそ、他の高校とは違う「何か」を期待したいんですよね


最後に、アンケートに書き忘れてしまったので、この記事が北星附属の先生が見てくれることを期待しつつ

来年の説明会は、ぜひ学校で行ってください!

学校の中も見てみたいんですよ、せっかくの新校舎なんですから

ぜひお願いします


それでは、今日はこのへんで


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北星学園大学附属高校
今日は午前中に北星学園大学附属高校の説明会に行ってきました(以下、北星附属と省略させていただきます)

北星附属と言えば…

やはりTくんですね(東高に行ったTくんではありません)

年ぶりの姿

2人の卒塾生

卒塾生が遊びに来ました

今年の春、大学を卒業したはずなんですが…母校に先生として戻ってきてはいないようです

ちょっと楽しみにしていたんですがね、残念


北星附属では、今年の春からスクールバスの運行を始め、来年春には校舎が新しくなり、道内一であろう(何と5階建て!)総合体育館もできるそうです


今日の説明会で、一番私が関心を持ったのは「入試の変更」と「北星学園大学への推薦制度」です

まず、入試の変更について

今まではマークシート方式だったものが、今年度から記述式になるそうです

しかも、問題は公立入試を意識したもの

説明会後に個別に聞いた話では

「大問数や傾向までそっくりに作る」

と言われておりました

問題のレベルとしては標準問題に合わせ、ただ特進コースの子も同じ問題で受験することから若干難易度の高い問題も混ぜるとの事でした

これは実に興味深いですね

私立高校の入試と言えば、とかく難問が出題され、傾向も公立入試とは全く違うので、私などは奨学金の資格を得るために高得点が必要な場合以外は、私立の問題は直前まで解かせないようにしていますから

それが公立に似せるということであれば、特に対策を行う必要もありませんし、本番前の模擬試験の感覚で受験してもらうことも可能です

新しい発想ですね

後は、どれだけ傾向を近づけることができるかですね


ただ、試験時間は例年通りの50分でしたので、次年度からでも45分に合わせてくれるようお願いしておきました(もしかすると今年度から変わるかもしれません)


次に、大学付属高校の魅力は何と言っても推薦制度

北星学園大学の英文科はかなりの難関として知られています

その英文科への推薦、もちろんあるそうです

基準は何と!

平均評定4.0以上かつ英検2級取得(英検の代わりにTOEICやGTECでも大丈夫だそうです)

学校の先生も言っていたのですが、英検2級を取るような生徒は平均評定も良い場合がほとんどなので、実質英検2級取れれば北星の英文科に行けるようなものですね

これは特進コースも進学コースも同じ条件だそうです

例えば、Fランクくらいの子が行く公立高校といえば、白石区近辺ならかなり頑張って白石、少し頑張って平岡、普通は厚別、ちょっと余裕で真栄・北広島西ってことろでしょう

では、これらの高校の子が北星の英文科に合格できるかと言えば…

一般入試ではおそらく無理だと思います

数年前、清田高校に通っていた教え子が相当頑張って合格したくらいですから(^_^;)

であれば、北星の英文科に行きたいという明確な目標があれば、公立に行くより北星付属に行くほうが良いですよね


そして個人的に興味を持ったのは、北星大・入学前「探究プログラム」

例年、北星学園大学の内部推薦は11月には決まるそうで、4月の入学までの間に、いかに遊ばせないか考えた結果、大学から講師を招き講義を受講し、プレゼンや論文作成を行い、一足先に大学生活を送ってもらおうという試みだそうです

この講義がですね、受けてみたいと思うようなテーマばかり

目立った所では

経済学部
ユニクロが中国にもたらしたものとは
韓国の大財閥サムスンの実態について
上司は部下にどうアプローチすべきか

社会福祉学部
言葉が与える影響力とは
今の日本人には「分かち合う」気持ちがないのか
日本人はなぜ愛されたいのか?
人との関わりが減り、なぜ人は傷つくのか

文学部
スポーツする人は記憶力が良いのか
好感度が高い人のコミュニケーション方法とは

短期大学部
男と女はどちらの方が外見を重視しているのか?
高級ブランド品を持ちたがる人の心理
浮気男の心理

特に最後の浮気男の心理(笑)

これ、どんな講義なんですかね(^_^;)

いいなぁ、面白そう


その他、合格基準の詳しい説明や奨学金制度についても説明を受けましたが、これは文章にするより資料を直接見てもらったほうが早い気がしたので

ちゃんとブログへの掲載許可をもらってきました(笑)

今までは、ちょっとドキドキしながら記事書いてましたが、今日は安心してアップできます

まず特進コースの合格基準表です

IMG_2334.jpg

続いて進学コースの合格基準表です

IMG_7141.jpg

奨学金制度について、入学金免除

IMG_2336.jpg

続いて、世帯の所得に応じた学費負担軽減制度

IMG_9880.jpg

最後に今年から変更があった特進コース奨学金などについて(特進コースの一般受験合格者の上位25%まで拡充)

IMG_2338.jpg

遅くまで質問にお付き合いしていただいた大平先生、工藤先生ありがとうございました


北海道では、どうしても公立高校が優位に立ってしまいます

そんな中、大学付属である特長を生かして、様々な取り組みをしているのが説明会に参加してみてよくわかりました

兄弟・姉妹での入学が多いとのお話も伺いましたが、それはここでは話しきれなかった様々な取り組みが保護者の方に評価されているからだと思いました

他の上位私立高校に比べて、顕著な進学実績は正直上がっていませんが、特進コースもできたことですし、これから頑張ってほしいですね

それでは、今日はこのへんで


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