金曜日の午前中、立命館慶祥高校(以下立命館)の説明会がありました。
昨年も中学校は会場・高校はオンラインでの参加でしたが、今年もそうなりました。
開場で配られる資料はオンラインでは配布されないので(月曜日に届きました)、まあ画面をスクショすればいいかと思ってたら、しっかり開始前の画面に「画面の撮影、録画はダメ」と書かれていました(笑)
※これ昨年のブログにも書いてました。覚えておこうよ…
私はいい子なので、ダメと言われたらちゃんと守ります(´-`).。oO
入試の仕組みなんかは昨年と全く同じなので、昨年の記事をそのまま貼り付けることにして、昨年と何が違うのかという点に注目して記事を書こうと思います。
まず、今まで以上に「立命館大学の附属校」ということをアピールしてきましたね。
これは先週の私学展でも同様だったようです。
中高一貫の方で凄い実績が出たのでそちらを前面に出してくるのかと思いましたが、さすがに学校側も中高一貫の実績を高校の説明会でアピールしすぎるのは得策ではないと思ったのでしょう。
昨年に続き、高入生のみの合格実績も出してくれました。
主なところだけ抜粋すると
東工大・一橋大・阪大・北大・旭医(医)・帯畜(獣医)
来年は、これにコース別の情報もつけてくれると言うことなしですね。
高入SPなのか難関大コースなのか、わからないので。
思うに、立命館は中高一貫で東大・京大・医学部医学科を狙って、高入生は立命館への推薦をメインにという形を狙っているのではないですかね。
ここに来ての附属校推しは、その表れではないかと。
ただ、立命館大学と言えば、首都圏では早慶上智MARCH、関西圏では関関同立と言われる私立上位大学です。一般受験で合格するのはかなり難しくなってきています。スライド資料では20年前と比べて一般と推薦の割合が国公立が85:15→80:20とさほど変わらないのに対し、私立は60:40→40:60と逆転しましたからね。最近の推薦入試の拡充に伴って、一般入試の枠自体も減ってきている中、立命館大学にほぼ間違いなく入ることができるのですから、お得と言えばお得です。
そんな高3の立命館コースは受験がないということで、大学0年生として様々な取り組みが行われているそうです。昨年まであったコース設定はなくし、文系・理系という大まかな枠組みに変え、興味・関心のある分野を幅広く学べるようにするそうです。
ちなみに立命館のコース設定は、中高一貫も高入もSPコースと一般コースの2つで、高3時にSPコース・難関大コース・立命館コースの3つに分かれるのですが、SPコースは最後まで混ざりません(難関大コースと立命館コースは中高一貫と高入が混ざります)。
さて、立命館の入試の仕組みについてですが、若干複雑です。
まず11月入試というものもありますが、それは特別な入試なので説明は省くことにして1月入試から。
1月入試には、学校推薦入試(SP推薦・一般推薦)・単願・専願入試・全国一般・特別入試(指定部活動入試・個性入試)があります。
基本的には、この1月入試は立命館を第1志望で受験し、合格したら入学するという前提で行われています。
区分としては、校長先生から推薦がもらえる人は学校推薦で、推薦がもらえない場合は内申点(ランク)に応じて単願か専願へ、特別入試は内申点(ランク)が不足している生徒が部活やその他の活動や資格でアピールできる場合、という風に考えてください。
昨年から公立入試の推薦が自己推薦になったということで、私立も学校推薦から自己推薦に切り替えるところが出てきていますが、慶祥は学校推薦のままだそうです。
ただし、石狩管内は「学校推薦を回避する傾向」にあるそうでして。なので、石狩管内に限り、学校推薦と単願入試に有利不利がないように配慮するそうです。
試験は国語・数学・英語の3教科と面接です。
なお、SPコースへは全ての入試方式で出願でき、認定基準は約8割ですから、なかなかハードルは高いと思ってください。
2月入試はB日程。試験は5教科50分60点満点で行われます。
最近は公立入試に寄せて100点満点にするところが多いのですが、立命館は変えないんですね。
なお、2月入試のSP認定の基準も8割が目安です。
ちなみに定員(305名)のうち90%以上が11月・1月入試と内部生(中高一貫生)で占められるとのこと。2月の一般入試で入って来るのは30名もいないんですね。
その他注意すべき点は、1月入試・2月入試ともに札幌駅前のアスティ45ビルが試験会場になること。特別入試の個性入試の数研や英検の基準が準2級から2級に上がったこと。
あと、今年同様に追試もやるようです。詳細は学校のHPで発表するとのこと。そういえば追試の場合はSP認定はないと昨年の記事には書いていましたが、今年はどうなるんでしょうかね。
そして、他校とは少し異なる「スカラーシップ制度」が設けられていて(要は奨学金です)、認定された場合は授業料が「全額免除」または「半額免除」になります。
このスカラーシップ制度の面白いところは、出願前に認定の可否がわかるところです。
ですから、スカラーシップもらえるんなら受験するけど、もらえないのなら受験しないということもできるわけです。
立命館の授業料は高額ですから、授業料が全額または半額になるなら行ってみたいという人もいるかもしれませんが、諸費用・その他費用というのがかかることも忘れないでくださいね。
あと、海外研修は行く場所にもよりますが費用が30万円から80万円だそうです…
このスカラーシップ制度は進級時に継続の条件があるのですが、他校が極めて成績優秀とか表現をぼやかしているのに対し、立命館は平均評定3.8以上とはっきり書いてくれています。そして万が一、進級時にそれを満たせず支給停止になっても、次の前期の成績で条件を満たせば復活するそうです(笑)
全額免除も半額免除も倍率は2〜3倍、全額免除には内申点315がずらずら並ぶことになるので、AランクでもBランク以上対象の半額免除に応募してくる人もいるようです。なんか、高卒の公務員試験に大卒の人が応募するみたいな感じですね。
以前の説明会で話がありましたが、高入生の定員125名のうち、4分の1は海外、4分の1は札幌圏外、札幌近郊からの入学者は2分の1くらいなんだそうです。なので、学校としては、石狩地区の生徒にもっと受験してほしいようで、「先生たちの秘蔵っ子をぜひ」と盛んに言っていました。
最後に、立命館の強みとして様々な体験のできる特別なプログラムに参加できることが挙げられますが、これをフルに生かすのであれば、やはり中学から在籍する方がいいんですよね。正直、高校3年間だとあっという間に終わってしまうように思います。
なので、上にも書きましたが、こういったものよりも立命館大学への進学をアピールするようになったのではないでしょうか。
という訳で、立命館の説明会の記事でした。
学校の中身的なことは、これまでの説明会の記事(中学・高校)を読んでもらえれば、大体わかると思います。
それでは、今日はこのへんで
今日の午前中、立命館慶祥中学校(以下、立命館)の説明会に参加してきました。
今年も「来場参加」or「Zoom配信参加」のいずれかの形式での開催。
もう学校ではやらないんですかね。まあ、場所が場所だけに難しいとは思いますが。
さて、毎年書いている通り立命館の説明会資料には全て「転載禁止」と書かれているため、具体的な数字などをこのブログに載せるわけにはいきません。
ですので、これまた例年通りに、説明会全体の感想を書かせてもらいます。
まず、ずっと書いてますが会場でのスクリーンに映し出される資料の配布は今年もありませんでした。
うん、来年こそ(それか9月の高校説明会)はZoomで参加してみよう。
次に立命館の強みである海外研修(交流)について。
再開したようですが、そこまで時間を割いて説明はしませんでしたね。
もう説明会に参加する人たちは知ってるでしょ?って部分が大きいのかと。
実際そうなので、このくらいの説明でちょうどいいです。
配布資料を見ると、今年の実施予定コースにフィンランドとポーランド・リトアニアが含まれているのですが、果たして大丈夫なんでしょうか?
さて、大学合格実績については来週の火曜日にまとめて話しますのでちょっとだけ。
「すごいです、うわさには聞いてましたが…」
知っている人も多いと思いますが、来週の火曜日をお楽しみに。
難関大・SPコースには立命館大学への特別指定校推薦枠があって(全員もらえるわけではない)、国公立の合否が出てからでも立命館大学への進学を保証するものです。
これ、北海高校もやっていたのですが、あまり成果は上がらなかったんですよ。北海学園大学でいいかなという子が多くて、国公立大学の合格者が増えるようなことはなかったんです。
立命館はどうなんですかね、立命館大学でもいいやとなりそうなものなんですが、そこはモチベーションの差なんでしょうか。
そして、昨年同様に学習内容の紹介や授業の進め方の説明などが今年もありました。
「My eトレ」なんて始めたんですね。
あと、SPと一貫の進度が同じだが深度が違うとか、定期試験の問題が7〜8割共通で残りの2〜3割がコース別問題だとか、そんな説明もありました(多分今までなかったはず)。
そうそう、SPと一貫の人数構成がチラッと出てましたが、中3から高1に上がった時の人数変化を見て
「あ…」
ってなりました。正直でいいんですが出して大丈夫だったんですかね(笑)
来年春の入試については、これまでと大きな変更はないとのことでした。
一点だけ上げるとすると、個性入試がインフレ傾向で英検3級では認定が厳しいみたいなことを言ってました。
英検使おうと思ってる人は準2級取っておいた方がいいみたいですよ。
それと、昨年も書きましたが一般入試の作文について、あくまでも面接の代用であって、与えられた状況に対してどう自分自身が考え、その考えをきちんと伝えようとしているかを見るので、論理展開や作文用紙の使い方、誤字脱字などについて細かく見たりはしないと。
白紙や出題から外れた自分が書きたいこと(書きやすいこと)を書くのはやめてほしいと言っていました。
さて、立命館小学校について。
というか、現小5からの立命館慶祥中学の入試について色々なうわさが流れているようですがという前置きの後に「これから話すことは決定しているわけではありません」と念を押したうえで、以下のことが話されました。
一貫・SPコースは継続します
入試概要に大きな変更はない
SP・一般入試もそのまま
定員は180名のままなので慶祥小学校から入学者がいる分、中学入試の倍率は上がるかも
受験科目の変更はない(英語が試験科目に入る予定はない)
ただ、将来的な話として国際コースのようなものは作るかもと言っていました。
立命館の強みって何だろうと考えた時に、環境面が優れているのはもちろんなんですが、今年の説明会では「仲間」について取り上げられていました。
今春の卒業生に、立命館のいいところを挙げてもらった際に「仲間」に関する記載が凄く多かったそうです。
確かに、個性豊かな子が多く集まりますもんね。
そんな中で6年間を過ごせば、良くも悪くも様々な影響を受けそうです。
私が札幌南の受験を考えている中3生に、学力云々だけでなく、そこに集まる生徒との出会いや、その中で3年間過ごして得られるものについて話をすることがあります。
立命館にはそれに近いものを感じますね。
ただ、正直に言わせてもらうと、高校からの入学はあまり勧めません。
やはり中学から入らないと、立命館の利点を生かすことはできないかなと。
まあ、中学受験自体をあまり勧めていない私が言うのもなんですが(笑)
明日は札幌日大の説明会に行ってきます。
科学大と被ったのがホント残念です…
それでは、今日はこのへんで。
今日の午前中、立命館慶祥高校(以下立命館)の説明会がありました。
中学の説明会もそうだったのですが、会場参加とオンライン参加のいずれかが選べる形式となっていまして、自分はこれまでオンラインのみでない限り極力会場参加してきたのですが、今日で3日連続の説明会になるのと、一度オンラインも経験してみようかと思い、あえてオンラインでの参加となりました。
実は、画面をスクショすれば後からじっくり見ることも可能なので、オンラインの方がいいのではないか?とも思ったんですよね。
はい、しっかり開始前の画面に「画面の撮影、録画はダメ」と書かれていました(笑)
私はいい子なので、ダメと言われたらちゃんと守りますよ(´-`).。oO
※以前、マンガアプリで画面をスクショしたら「次やったらBANな」と警告が出たことがあるのでビビってる
説明役だった先生のお子さんが今年立命館に入学したそうですが、志望校を検討するうえで以下の3つの点から立命館を選んだのだそうです。
1:難関大学への進学実績
2:立命館大学の附属校
3:様々な体験ができる特別なプログラム
1つずつ見ていきましょう。
まず、難関大学への進学実績について。
これまで表に出て来ていた数字というのは、どうしても中高一貫コース含めたものになってしまっていて、ぜひ高入生のみのものを出してほしかったのですが、今年ついに出してくれました。
残念ながら人数の内訳はわかりませんが、主だったところだと阪大・北大・旭医(医)というところですか。
うーん…ちょっと物足りないような気がしますね。
そして、東大・京大・医学部医学科の他校との比較資料も出してくれたのですが、あの学校の数字は資料に載ってなかったんですよ。
全道3位です!って言われて、あれ?表では2位じゃんと思ったら、あぁ…あそこの数字がありませんねと気づきました。
立命館は半分が立命館コース(立命館大学への進学)に進むため、他大学を受験するのは学年の約半数(150名程度)なのですが、それで定員300名や400名の高校と比べて遜色ない数字を出すのですから凄いことなのですが、それを言ったらあそこも定員120名ですからね。
2つ目の立命館大学の附属である点。これは非常に魅力的ですね。一時期ほどではなくなったとはいえ、首都圏では早慶上智MARCH、関西圏では関関同立は一般受験で合格するのがかなり難しくなってきています。しかも、最近の推薦入試の拡充に伴って、一般入試の枠自体も減ってきていますからね。そんな立命館大学にほぼ間違いなく入ることができるのですから。
そんな高3の立命館コースは受験がないということで、大学0年生として様々な取り組みが行われているそうです。例えば、立命館大学は国家公務員の総合職の合格者が全国6位(東大・京大・早稲田・北大が上位4位)なのだそうですが、そのほかにも公認会計士に在学中に合格するなど資格試験に強いというのも、早期から準備をしていることによるものだと言えるかもしれません。
3つ目の様々な体験のできる特別なプログラムについては、これまで中学校の説明会の記事で何度も取り上げたので詳細は省きますが、これこそ立命館に進学する意味だと私は考えています。
ここ数年はコロナ禍にあって思うように行えていない事情はありますが、そんな中海外研修コースを19コースに増やし、9月中旬にはカナダ、11月にはシンガポールと困難な状況の中でも何とか生徒たちに貴重な体験を積んできてほしいと精力的に活動しています。
そして、海外研修については今年は高1〜高2、来年は中3〜高2と対象を広げ、「好きな時期に何回行ってもいい」ということになるそうです(ただし、それだけのお金があればの話ですが笑)
※ハーバード研修についての話の中で、同じ取り組みをしている学校との比較の話がありました。意識してるんですね。
昨年は海外研修ができなかったため、国内8コースの研修を用意したのだそうですが、東北震災地コースは福島第1原発の建屋の中に入ったらしく、全国でも灘と立命館だけだと話してました。
さて、そんな立命館の入試の仕組みなのですが、若干複雑です(笑)
まず1月入試には、学校推薦入試(SP推薦・一般推薦)・単願・専願入試・全国一般・特別入試(指定部活動入試・個性入試)があります。
基本的には、この1月入試は立命館を第1志望で受験し、合格したら入学するという前提で行われています。
区分としては、校長先生から推薦がもらえる人は学校推薦で、推薦がもらえない場合は内申点(ランク)に応じて単願か専願へ、特別入試は内申点(ランク)が不足している生徒が部活やその他の活動や資格でアピールできる場合、という風に考えてください。
試験は国語・数学・英語の3教科と面接です。
なお、SPコースへは全ての入試方式で出願でき、認定基準は約8割ですから、なかなかハードルは高いと思ってください。
2月入試はB日程。試験は5教科50分60点満点で行われます。
最近は公立入試に寄せて100点満点にするところが多いのですが、立命館は変えないんですね。
なお、2月入試のSP認定の基準も8割が目安です。
その他注意すべき点は、1月入試・2月入試ともに札幌駅前のアスティ45ビルが試験会場になること。特別入試の個性入試の数研や英検の基準が準2級から2級に上がったこと。
あと、確定ではありませんが、今年の春は試験日の2週間後の日曜日に追試が用意されていて(国語・数学の2教科)、恐らく来年の春も同様になるのではないかと。ただし追試の場合はSP認定はないので、その点は注意してください。
そして、他校とは少し異なる「スカラーシップ制度」が設けられていて(要は奨学金です)、認定された場合は授業料が「全額免除」または「半額免除」になります。
このスカラーシップ制度の面白いところは、出願前に認定の可否がわかるところです。
ですから、スカラーシップもらえるんなら受験するけど、もらえないのなら受験しないということもできるわけです。
立命館の授業料は高額ですから、授業料が全額または半額になるなら行ってみたいという人もいるかもしれませんが、諸費用・その他費用というのがかかることも忘れないでくださいね。
あと、海外研修は行く場所にもよりますが費用が30万円から80万円だそうです…
このスカラーシップ制度は進級時に継続の条件があるのですが、他校が極めて成績優秀とか表現をぼやかしているのに対し、立命館は平均評定3.8以上とはっきり書いてくれています。そして万が一、進級時にそれを満たせず支給停止になっても、次の前期の成績で条件を満たせば復活するそうです(笑)
私が立命館の説明会に参加する目的は「中学からの一貫生と高校からの高入生でどのような違いがあるのか」これに尽きます。
ですが、説明のスライドには中高一貫生が登場するなど、高入生に絞った説明と言うのがなかなか聞けないんですよね。
パンフレットに載っているのは、おそらく高入生だと思うのですが、今春の実績と照らし合わせても今年の卒業生ではない子が掲載されていたりします(それが悪いこととは言いません)。
学校としては、石狩地区の生徒にもっと受験してほしいようで、TOP校がを目指しているもののB・Cランクとランク面で厳しい生徒は、ぜひうちに来て大学受験でリベンジをと話していました。
2年前の説明会で話がありましたが、高入生の定員125名のうち、4分の1は海外、4分の1は札幌圏外、札幌近郊からの入学者は2分の1なんですもんね。
上でも述べたように、立命館でしかできないことがあるという点では、他校と圧倒的に差別化できていると思いますので、後はそこに魅力を感じ費用面の問題をクリアできるかどうかではないでしょうか。
それでは、今日はこのへんで
昨日の午前中、立命館慶祥中学校(以下、立命館)の説明会に参加してきました。
今年も「来場参加」or「Zoom配信参加」のいずれかの形式。
今後は、このスタイルが流行りそうですね。
そして昨年はZoom配信なしだった立命館慶祥小学校についての第2部Zoom配信ありでした(笑)
これ、要望あったんですかね…
さて、毎年書いている通り立命館の説明会資料には全て「転載禁止」と書かれているため、具体的な数字などをこのブログに載せるわけにはいきません。
ですので、これまた例年通りに、説明会全体の感想を書かせてもらいます。
まず、昨年も書きました、会場でのスクリーンに映し出される資料の配布は今年もありませんでした。
うーん…それなら来年以降は「Zoom参加」にしましょうかね。
Zoomだとどんな感じになるのかというのも、一度経験しておいた方が良さそうですし。
次に立命館の強みである海外研修(交流)について。
いよいよ再開するそうです。
そして、昨年の記事にも書きましたが、2025年までに40のコースを用意する予定は変わりないと。
立命館は国公立大学の推薦入試に強い(特に東大や京大など)イメージがありますが、それは海外研修に代表される国際教育と理数教育の強さにあると思うんです。
その強みの1つが、ここ2年はコロナ禍の影響で思うようにいきませんでした。
その辺りは、今春の大学入試で苦戦した理由の一つなのではないかと思います。
やはり、海外研修のことを面接で話す子が多いそうなんですよね。
来年の春も、その影響は残るでしょうが、再来年以降また推薦に強い立命館が復活してくるのではないかと思います。
ただ、まるっきり国公立大学の推薦入試がダメだったわけではありません。
その一例として、旭川医大医学科の総合型選抜(国際医療人枠)についての話がありました。
5名の枠の内、昨年は3名、今年は2名の合格者を出していると。
これは、さすがというべきでしょうね。
その他の大学合格実績については、私立TOP校の時にまとめて話をしようと思います。
私立の説明会が一段落した7月4日(月)の更新で出す予定ですので、今しばらくお待ちください。
そして、今までの説明会と少し様子が違ったのが、学習内容の紹介や授業の進め方の説明などがあったことです。
え?今までなかったのかって?なかったんですよ(笑)
どちらかと言うとイメージ戦略的な説明会だったので、そういった細かい部分の話はなかったんです。
これは良かったと思います。率直に。
来年春の入試については、今年と大きな変更はないとのことでした。
あぁ、会場が立命館から説明会のあったアスティ45に変わるんでしたね。
江別まで行かなければいけなかった(しかも1月)のが札幌駅前になることで、受験の負担はいくらか軽減されると思います。
立命館を受験する子は、大体オープンキャンパスなんかで学校に行ってますから、特に試験会場を学校にする必要はないですよね。
それと、一般入試の試験に作文があるのですが、論理展開や作文用紙の使い方、誤字脱字などについて細かく見たりはしないと。
与えられたテーマに沿って書いて下さいとのことでした。
大学の試験で使うような「自分が書くことができるように問題を捻じ曲げる」ことはしないでほしい(美味しいカレーのつくり方のような)との注文もありました。
※今年、志望動機について書いた子がいたそうなのですが減点したとのことでした。
さて、立命館小学校について。
来年春の募集は
新小1:52名(11月ころに試験)
新小2:なし
新小3:若干名(2月ころに試験)
新小4:若干名(2月ころに試験)
新小5:なし
新小2については定員を満たしているために募集なし。新小3と新小4については定員を満たしていないので若干名を募集。新小5については、そもそもその学年からでは想定している教育ができないので募集なし、とのことでした。
そして、恐らく皆さんが一番気になるのが
「立命館慶祥小学校の卒業生が中学生になる2025年度に、立命館慶祥中学校の入試はどうなるのか」
「SPコースとの兼ね合いはどうなるのか」
まず、立命館慶祥小学校は、附属校ではなく特別提携校だと。
パンフレットには相変わらず「一定の条件を満たせば特別推薦で進学」と書いてあります。
この一定の条件がどのくらいかにもよりますが、子どもを通わせている保護者からしてみると、当然立命館慶祥中学への進学を希望していると思うので、よほどのことがない限りは進学できるのではないですかね。
詳細については、今のところは未定(来年3月に塾対象の説明会を行うそうです)と言っていましたが、昨日の説明会では「中学の定員180名を超えるつもりはない」と明言していたことからも、2025年度からは単純に中学からの受け入れ枠が減るのではないかと予想されます。
入試の中身についての話は「全く」ありませんでした。
まあ、来年春の募集がほぼ新小1生ということもあるのでしょう。
※パンフレットには1次試験でペーパー(お絵かき等の制作的要素もあり)・保護者作文。2次試験で運動行動観察・面接(親子)とありました。
ただ、最後の質疑応答で入学前の英語力についての質問があったのですが、「英語力は全く問わない。むしろ新しいこと様々なことにチャレンジする姿勢がないと保健室通いになりかねない」とのことだったので、ちょっと内向的なお子さんは微妙なんじゃないですかね。
最後におみやげで配られたどら焼きの写真を。
北方領土や利尻・礼文・奥尻島なども入っているこだわりっぷり。
何でも、このどら焼きを作ってくれた「月寒あんぱん」の社長のお子さんが立命館に在籍しているそうで、このどら焼きを作るにあたり2つ注文を出したそうです。
「全て道内産の原料で作ってほしい」
「一番の職人さんに焼き上げてほしい」
おいしかったですよ。
それでは、今日はこのへんで。
昨年はオンラインで行われた立命館慶祥中学校(以下立命館)の説明会。
てっきり今年もそうなのかと思いきや…届いた案内に書かれていたのは「来場参加」or「Zoom配信参加」のいずれか。
その謎は、内容のところを見てすぐわかりました。
【第二部】(Zoom配信なし)立命館慶祥小学校について(教育内容/入試情報)
それは行きますよね、えぇ。
というわけで、来場参加してきました。
ただ、毎年の通り、資料については転載禁止な上に、内容までも「我々と皆さんの信頼関係の上で…」とか言われると
「余計なことは書かないでくださいね」
と釘を刺しているのと同じことですよね(笑)
「ブログ読んでます!」という挨拶が違った意味に聞こえてきますよ…
なので、具体的な話はあまりせずに、説明会全体の感想を書かせてもらいます。
いっそ、好き放題書いて、どのラインからダメ出しされるのかを聞いてみたい気持ちもありますが、それやってブログ自体書けなくなっては困りますからね。
まず、アンケートにも書いた「来場参加」と「Zoom参加」での差について。
会場では、スクリーンに映し出される資料の配布はありません(DATA BOOKの配布はあります)
ただ、これは今までもそうでした。
問題?は「Zoom参加」であれば、スクリーンショットで画面に映った資料の保存が可能であること。
これに対しての対処は難しいわけですから、であれば不公平にならないように来場参加の人に資料を配るべきだと思うんですよね。
まあ、職員が複数いる塾では1名来場してZoomでも参加していれば、いいとこ取りできるわけですが、これは1人塾ゆえの悲しさです。
次に立命館の強みである海外研修(交流)について。
やはり、このコロナ禍の状況では難しいようです。
ただ、難しいからといって手をこまねいているのではなく、今の状況がこのまま続いても何とかなるような対応策を検討しているとのこと。
それがゾーン化と新たな研修コースの導入です。
生徒が好きなタイミングで好きな回数、海外へ行くことができるように、2025年までに40のコースを用意する予定なのだとか。
この辺りは、さすがというべきところでしょう。
大学合格実績については、私立TOP校の時にまとめて話をしようと思います。
今日がその日では?と思っていた方もいるでしょうが、私立の説明会が一段落したあたりで出そうと思っていますので、今しばらくお待ちください。
さて、お待ちかねの立命館小学校について。
正直、あまり興味がなかったので、今までほとんど情報収集していませんでした。
今日の説明会で初めて知ったこともありましたので、その辺りを中心に。
「何を今更」という内容も含まれているかもしれません(笑)
※新小1だけでなく新小2〜4も募集
てっきり新小1だけかと思っていましたが、よくよく考えると上級生から受ける刺激というのもあるので、妥当ではありますよね。
しかも、新小5や小6だと立命館での期間が短すぎて教育効果が出ないとの判断なのでしょう。
新小4というのがギリギリのラインだったんでしょうね。
ということで、この新小4が新中1になる2025年に、中学校の方もドラスティックに変えるみたいですよ。
※保護者作文あり
あくまで、学校への理解や教育観について知るためのもので、教育論を書いてもらったり形式にこだわったりするものではないとのこと。
でも、保護者の方にとっては、面接よりも大変かもしれませんね。
お子さんの苦労を少しは味わえるかもしれません(笑)
※初年度の入試なので何も決まっていないし何もわからない
1次試験(試験1)と2次試験(試験2)があるのですが、どんな試験かはわかりませんし、1次試験で何人取るのかボーダーラインはどのくらいなのか、その辺りも決まってませんしわかりません。
ただ、算数については先取りの必要はない。漢字についてはその学年で学んだものは全て出題するとのことでした。
2年目になれば、また色々対策のしようもあると思いますが、まあ本州などの私立小学校入試と基本的には同じなのではないでしょうか。
1学年2クラス52名とのことで、全員が立命館慶祥中学校に進学するか(一定の条件を満たせば特別推薦で進学とパンフレットには書いてありました)はわかりませんが、もしそうなら大きく様変わりすることになりそうですね。
初年度、どのくらいの子どもたちが受験するのでしょう。
新小1なら…と思いますが、中学受験をするくらいなら小学校のうちにと考えて新小2〜小4の受験も多くなりそうな気はしますね。
タイトルは立命館慶祥中学校説明会でしたが、半分以上小学校の話でしたね(笑)
それでは、今日はこのへんで。
9月4日の金曜日
立命館慶祥高校(以下立命館)の説明会に行ってきました
中学校の説明会の方には何度も参加していますが、高校の方は初参加です
中学からの一貫生と高校からの高入生で、どのような違いがあるのか
非常に興味があったのですが…
残念ながら、そういった説明はありませんでした(^_^;)
立命館は一貫生の方を大事にしているという噂があるからか、冒頭の挨拶の中で「立命館慶祥は多様性を大事にしているので、高校から入ってくる生徒も重視しています」と言ってましたが、それなら、高入生についての具体的な話を聞きたかったですね
確かに、高入生の例が1つ出てきましたが、その他は一貫生ですよね(中学校の説明会でも出てきた子なので)
中学校の説明会に出ていればわかりますが、高校の説明会だけだと勘違いする人もいると思いますよ(´-`).。oO
休校期間中の学校側の取り組みとして面白かったのは「図書貸し出しサービス」ですね
学校のHP(在校生のみ閲覧可能)の学校貸し出し図書リストから自分の借りたい本を>貸出依頼処理をする(1人7冊まで)
すると、自宅まで本が郵送されてくるのですが、費用は学校負担
当時は公共の図書館は休館、書店も営業自粛していたので、生徒に大変好評だったそうです
これは、他校にはない取り組みで立命館ならではだと思いました
そして、立命館と言えば「高校2年時の海外研修」なのですが、本来11月に実施の予定がこのコロナ禍の影響で現在実施を模索中(中止ではない)とのこと
ただ、なかなか厳しい状況のようです
それでも、次年度以降も引き続き海外研修を実施する予定だとか
その他、海外の姉妹校とはZOOMでの交流を行っているとのことです
このように、立命館は積極的に海外と交流をしているのですが、今回ビックリしたのが高入生の定員125名のうち、4分の1は海外、4分の1は札幌圏外、札幌近郊からの入学者は2分の1だということ
125人の4分の1って…約30人ですか(^_^;)
海外から道に問い合わせがあった場合、立命館に連絡が来るそうなのですが、それもこういった海外交流が認められているからなのでしょうね
そんな立命館の入試の仕組みなのですが、若干複雑です(笑)
1月入試には、SP推薦・一般推薦・特別推薦・首長推薦・単願・専願・全国一般・帰国1月と8週類あります…
このうち、首長推薦は気にしなくていいと言われ(首長ですからね)、特別推薦も全国レベルの実績がないと無理(しかも2,3名のみ)
全国一般と帰国1月は、北海道の人には関係ないでしょうから(もし検索してこの記事に辿りついたとしたらごめんなさい)、ここではSP推薦・一般推薦・単願・専願についてお話します
まずSP推薦については文字通りSPコースを志望する場合、一般推薦はSPコースではなく立命館を志望する場合
いずれも中学校長からの推薦書が必要です
それに対して、単願・専願は推薦書は必要なく、単願は立命館のみを受験、専願は立命館を第1志望とすることが条件です
それぞれ、一応出願するにあたっての目安となるものがあるのですが、それはここでは書けませんので中学校の進路担当の先生に相談してください
なお、両推薦・単願・専願いずれも3教科の試験と面接があります
そして、SP推薦・一般推薦・単願で入学する生徒を対象に「スカラーシップ制度」が設けられていて(要は奨学金です)、認定された場合は授業料が「全額免除」または「半額免除」になります
このスカラーシップ制度の面白いところは、出願前に認定の可否がわかるところですね
あ…過去にスカラーシップの認定を受けたのに不合格になった子がいるか、聞くの忘れてしまいました…いるのかなぁ
というわけで、学校生活などについては、全くわからない記事になってしまいました(笑)
仕方ないですよね、そういう説明なかったんですもん
去年と一昨年のパンフレット見れば、もう全てがわかるってくらいに書いてありますが…
そんなの手に入らないですもんね(笑)
とりあえず、中学校の説明会の記事を読んでいただければ、ある程度はわかるかと思います
それでは、今日はこのへんで
このコロナ禍のご時世を反映して、立命館慶祥中学校(以下立命館)の説明会は予定を変更してオンラインで行われることになりました
オンライン説明会自体が初めての経験なので、どんなものかなぁと
説明会の内容よりも、そちらの方に関心がありました(笑)
例年通り、資料については転載禁止だそうなので、具体的な数字などは出さずに、説明会の感想だけ書かせていただきます
まず、今年の春から長年立命館の顔だった久野校長から江川新校長に変わりました
そうなると、やはり「立命館は変わるのか?」という問い合わせが多く来るそうでして(^_^;)
江川校長は6年に渡り副校長として久野前校長を支える傍ら作問もしていたそうなので、来年の入試について「変わりません」と明言されていました
そして、新聞やニュースなどで報道されていた、元ファイターズの田中賢介選手からの協力要請について
検討中ではあるものの、近日中に楽しい情報を伝えられるのではないかとのことでした
へぇ〜(´-`).。oO
さて、今年の春の大学合格実績について
先週木曜のブログでもお伝えしたように、立命館は過去最高と言ってもよい数字を出しました
当然、学校としてそれをアピールしない手はありません
ただ、説明会の間、何度も出てきた「東京医49」というフレーズ
これから先も使うのでしょうが…医学部医学科については私立の数字も混ざっていますし、現浪合わせての数字でもありますよね
ちょっとフェアじゃないかなぁと
嘘ではないんですよ
ただ、誤解を与えやすいなぁということです
それと、長年取り組んでいる中3時のNZ研修について
他の中高一貫校も同様の取り組みを行い始めていることから、インパクトが薄くなってきているということなんでしょう
現小6の世代からは変えるみたいですね
何をどう変えるかまでは明らかになっていませんが
入試関連では個性出願についての注意が念入りに行われていましたね
年々、出願者が多くなってきていることから、一昔前よりハードルが上がってきているとのこと
例えば英検だと、3級では足りない、今なら準2級が必要だと
中学入学前に準2級ですか…それはそれは(^_^;)
さて、毎年書いていることかもしれませんが、施設の充実度や行事の多さなど、そういった面では他の追随を許さないと言っていいでしょう
加えて、今年は大学入試でも実績を出しました
かなり強気な募集を仕掛けてくるのではないかと思います
でも、立命館を志望するのにあたって、今一度考えてほしいことがあります
それは「向き・不向きがはっきりと分かれる学校ですよ」と
立命館の子は、総じてキラキラしている子が多いです
学校生活が充実しているのでしょう
しかし「全ての生徒」ではありません
中には、立命館の雰囲気に馴染めない子もいます
そういった子は、立命館に入ってからそうなったわけではなく、恐らく入る前から「そうなるかもしれない」という懸念を持っていたのではないでしょうか
しかし「立命館に入れば私(ぼく)も変われるかも」「立命館に行けば我が子も変わるのではないか」と環境の変化による好影響を期待して入学し、そして期待通りにはいかなかったと
説明会では「多様性と協働性」と言っていましたが、行事というのは「多様性より協働性」が重視されがちです
例えば「行事に参加しない」という選択を認めてくれるのか
そういったことを、説明を聞きながら考えてしまいました
オンライン説明会自体については、恐らく参加者からは好評だったのではないかと想像します
確かに、会場に行かなくても参加できるというのは、かなり楽です
しかし、私はそれでも「会場での説明会」の方がいいと考えます
やはりモニター越しでは「熱」が伝わらないんですよね
それと、向こうから見られている(周りの目がある)緊張感がないので、どうしてもだらけてしまいます
ですから、資料を読めばわかる、ここは聞かなくてもいいだろうと思わせることがないように、工夫しなければいけませんね
これは、説明会だけではなく、授業でも同じだと思います
今回の説明会で「オンラインのみでは授業は成り立たない」と改めて感じました
参加する前は「今年の入試説明会はオンラインでもいいかも?」と考えていましたが、ちょっと難しくなりましたかね
もう少し考えてみます
それでは、今日はこのへんで
あれ?説明会ではなかったのか?
そう思った方は鋭いですねー
はい、説明会でしたよ(^-^)
でも、資料は転載禁止で、面白そうな話しも口止めされたら、何も書くことないじゃないですかー(笑)
まあ、口止めしたって結局どこかから話が漏れると思うんですけどね
それも、作戦の内だとは思いますが…
というわけで、面白そうな話しの中身が気になる人は、私に直接聞きに来てください
さて、せっかく校内を案内してもらったのですから、その様子でも書こうかと思ったのですが、写真の撮影許可をもらっていなかったので、1枚も写真撮っていません(笑)
今日の学校見学のメインである、新しくできたアクティブラーニング棟もです
いや、素晴らしかったですよ
何が素晴らしいかは、学校に行って、ご自分の眼で確かめてほしいと思います
ちなみに、食堂を見学した際にいただいた、このおにぎり
これで、まだ小さい方なんだそうです(笑)
ご飯があまるのもったいないので、どんどん大きくなるのだとか
お値段100円
体育会系の男の子には欠かせないものなんでしょうね
そして、生徒たちのまあ元気なこと(笑)
自分の通っていた(通っている)塾の先生を必死に探しまくり、見つけたら「叫ぶ」「手を振る」
見つからなかったら、本気でしょんぼり(´・ω・`)してる子いましたよ
大体、女の子なんですけどね
アイドルがやってきたのかと勘違いしそうなくらいでした(笑)
後は、毎年書いていることなので、過去の記事を読んでいただければ(特に昨年のもの)、私が立命館慶祥にどのような印象を持っているか、おわかりいただけるかと思います
別に嫌いなわけではないですよ(笑)
実際、立命館慶祥の生徒を何人も見てきましたし、現在教室に在籍している生徒もいますからね
どんな学校にも良い所と悪い所はありますし、100人いれば100人が満足するかと言えば、そういうわけではありません
昨年も書きましたが、学校には「合う、合わない」があります
みんながみんな、パンフレットに載っているような活躍ができるとは限らないのです
ですから、「この学校に行ったらこうなれるかも」ではなく「なりたい自分(やりたいこと)があるから、ここを選ぶ」くらいでないと、この恵まれた環境を生かすことはできないのです
ちなみに、今年のパンフレットは中入と高入が別々だそうで、今日いただいた中入のものは
週刊誌かと間違えそうな、全130ページの分厚いものでした
最後に
例年であれば交通アクセスの良いところで行っていた説明会を、アクティブラーニング棟のお披露目があるとは言え、あえて学校で行ったことについて、私は一種の「絵踏み」だったのではないかと思ったんですよね
校長の締めの挨拶にも、それらしきことが含まれていましたし(これくらいはいいでしょう)
「学校で行う説明会なんて、そんな遠いところまで行けないよ」
そう思って参加しなかった塾があるとすれば、色んな意味で損をしたと思いますよ
それでは、今日はこのへんで
火曜日に引き続き、この書き出しはー!
そうです、資料全般が転載禁止でした(´・ω・`)
まあ、言いたいことはわかりますよ
あと、私が直接聞いたわけではありませんが、同業者の中でこの説明会の記事をよく思っていない方はいるでしょうね
塾として、一般の方が知らない情報を握っているというアドバンテージがなくなるわけですから
でも、もうそういう時代ではないと思うんだよなぁ…
言いかたは悪いですが、情報弱者に対して優位に立とうというやり方は好きではないんですよね
で、書かないで終わろうかとも思ったのですが、説明会の内容が良くも悪くも面白かったので、せめてその話だけでも伝えようと
ちなみに、説明会が始まる前、久野校長と名刺交換する機会がありまして(別に私が偉いとかそういう話ではありません、会場の方皆さんとしています)
「学びやむげんの…」と自己紹介したところ「先生のブログは、うちの職員の中でも話題になっています。」と
ですから、この記事もほぼ間違いなく目にされるはずです
だからと言って、ヨイショするつもりもありませんし、いたずらに批判するつもりもありません
良いものは良い、ダメなものはダメと、いつも通りのスタンスで行かせてもらいます
まず、立命館慶祥(以下、立命館)の良い点(説明会で良かった点)
先日コメントで、立命館の今春の合格実績が良かったことに触れていた方がいましたが、私も気になっていました
中学からのSP1期生ということで、非常に注目されていたわけですが、何か要因があったのか
それは説明会ですぐにわかりました
国公立大学の合格者(それも上位の大学)の中で、推薦・AOでの合格者が圧倒的に多いということです
「なーんだ推薦・AOか」と思った方は、今日で認識を改めてください
旧帝や医学部の推薦・AOで合格する=一般入試を受けても上位で合格する、と考えてください
そういった生徒を、自分の大学に来てもらうための推薦・AOです
ですから、合格基準に達していなければ合格者0ということも普通にあります
立命館が札幌圏の他の私立と比べて特に優れている点は、施設面の充実もそうですが、様々な海外研修などの「多様な経験」を積むことができる点だと思います
国公立大学の推薦・AOでは、この点が非常に重要視されますし、今の(これからの)入試制度は立命館にピッタリ当てはまっていると言えます
次に人材の質、豊富さ
私は、もう15年近く色々な私立高校の説明会に出席していますが、立命館の説明会は他とは違います
「洗練されている」んですね(何年か前、一度だけですがグダグダだったことがありましたが(笑)
何を伝えたいのか、というのがハッキリとわかります
運営している先生方を見ても適材適所で、更に外部からの新たな人材集めにも余念がないという
公立高校で働いている先生を引き抜くくらいですからね(^_^;)
そして、立命館大学の附属校であること
「当たり前じゃん」と言われそうですが、皆さんこの記事覚えていますか?(見てない人は見てください)
昨年、そして今年と首都圏・関西圏の私立大学が、補助金の関係で合格者を大幅に絞ってきています
例年だとMARCH余裕と思われていた点数(センター利用)で全落ちという話しも聞きました
それは、AO・推薦で一定の数をキープした上で、一般入試で絞ってきているためで、感覚的には、一般入試は今までよりワンランク難易度が上がったと思ってください
立命館大学も同じです
ですから、公立高校から一般受験で合格しようと思うのなら、学部によっては以前の早慶並みだと考えた方がいいでしょうね
そこに、成績の基準があるとはいえ、全員内部進学が保証されているわけですから、これは価値が高いと思いますよ
さて、悪い点(説明会で悪かった点)を
これは、今までにも何回か指摘していますが「自分たちに都合の良いデータばかり言い過ぎ(載せすぎ)」です
今日の説明会の中だけでも
某中学校との歩留りの比較
自分たちは個性・セミナー入試を含めた数字で、相手は一般入試(しかも道外勢を含めた数字)。同じ土俵で比較するなら、一般入試で相手は道内勢のみの数値で比較しましょう。
早慶MARCHの附属校との学外進学率の違い
「うちは他と違い学外進学に積極的で」って立命館慶祥は地元に立命館大学があるわけではないのだから、そもそも比較するのがおかしい(早慶MARCH附属校が5%近くに対し立命館慶祥は50%を超えます)。しかも、立命館大学がどれくらいの大学(良い意味で)なのか、北海道の人は知らないでしょう。じゃあ立命館宇治ならどうなの?って話です(調べたら10%くらいでした)。
外部模試のデータ
比較対象が渋谷幕張・洛南・吉祥女子・巣鴨なのは、何か理由があるのでしょうか?
北海道の先生が本州の私立中学事情に疎いので、それっぽいところを並べているのでは?
もちろん、全てがというわけではありません
センター試験のSP平均点、全体平均点などはきちんとしたデータですし(ここで紹介できないのが残念なほど、凄い数字でした)内進SPと高入SPを分けたという説明も、しっかりされていました
だからこそ、もったいないんですよね
次に、上で書いたことと相反することですが、宣伝がうますぎます
この写真を見てください
今年の学校紹介パンフレット、何と130ページ(笑)
こんなの見たことないです(^_^;)
これは危険です、小学生・中学生に見せただけで志望者2割増えると思います、冗談ではなく
(うちの塾生にも全員配布する予定です、それは立命館を受けろという意味ではなく、こういったことを行っている学校・同世代の子がいるということを知ってほしいからです)
ただ、学校には「合う、合わない」があります
皆がここに載っているような、キラキラした活躍ができるわけではないのです
ですから、「この学校に行ったらこうなれるかも」ではダメなのです
「なりたい自分(やりたいこと)があるから、ここを選ぶ」くらいでないと、この環境を生かすことはできないのです
そういう意味で立命館は「薬にも毒にもなる学校」だと、私は思います
毎年、説明会の記事で書きますが、在校生や保護者の満足度は非常に高い学校だと思います
しかし、毎年私の元に、相談の電話がかかってくるのも立命館の特徴です
受験を検討されている方は、光の部分ばかりに目を奪われることのないように、色々な意見があることを知っていただければと思います
それでは、今日はこのへんで
配布資料に「転載禁止」のハンコ
説明会後に教頭先生に確認を取ったところ「今日の内容は塾の先生方の内にとどめてもらって、生徒・保護者の方には伝えないでほしい」と言われたので
一切、お伝えすることができなくなりました(^_^;)
ご了承ください
(こんなことを書くと、書いてはいけないことといいことの区別もつかないのか?と言われる方もいるかもしれませんが、その点もきっちり確認してきました。「あの説明だと、どこまで話していいのかの線引きがわからない」と。それに対して明確なラインが示されませんでしたので、一切話さないでほしいということだと解釈しましたし、そう伝えたところ「そういうことです」との返答でしたので)
ただ、参加されていた塾の先生方は、知らないんじゃないかな(-_-;)
既に、学校側が伏せておいてほしい情報を公開してしまった方もいるし…
「ここだけの話ですがね」と言って、自分が特別な情報を握っていることをアピールしたい方もいるんでしょうなぁ
…
あれ?
箝口令って俺だけなのかな(笑)
「あいつ、説明会のことを何でもブログに書くから、商売にならないよ!」って他の先生からクレーム入ったとか(^_^;)
んなことないか
まあ、学校側の言い分もわかると言えばわかるんです
受験生が自らの目で学校を見て確かめろと
ということで、立命館慶祥中学・高等学校に興味がある受験生の方は、学校説明会や学校祭に直接足を運んで、ぜひ色々と聞いてみてください
なお、来年や再来年の入試のことについて噂が流れた場合も、出どころは私ではありませんので、その点はここではっきりと言っておこうと思います
それでは、今日はこのへんで