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「学びや むげん」代表のたかとりーなが日々考えていることです
2023年 札幌日本大学中学校・高等学校説明会

金曜日の午前中は札幌日大中学校・高等学校(以下、日大と省略させていただきます)の説明会でした。

数年前までは日大の一環後者の5階かホテルでの説明会でしたが、今年は新しく建てられた多目的ホール「N Link」で行われました。

N Linkについてはこちら

中はこんな感じです。

音にこだわった作りになっているそうで、吹奏楽部や放送部の活動が盛んな日大ならではという感じですね。

説明会のプログラムは、例年同様に前半が中学部、後半が高校部の説明でした。

ですので記事の方も同様に、前半を中学部、後半を高校部という風にさせていただきます。


まずは中学部。

今年は入試に関する話とIB(国際バカロレア)に関する話の二本立てでした。

いつもそうなんですが、日大の資料って細かいんですよね。

今年は資料冒頭に、「札幌圏における中学入試推移」ということで、各校の志願者数・受験者数・合格者数・入学手続き者数の数字を載せてきました。

志願者数・受験者数・合格者数は複数受験していますから、あまり参考にならないのですが、入学手続き者数は市場規模を明確に表していますから非常に興味深かったです。

ここ5年、多少の増減はありますが、ほぼ横ばいなんですよ。

次に今春の入試結果について。

まず、例年と違う点として、SAクラスが2クラスになったことが挙げられます(通常はSA1クラス・A2クラス)。

これは、入学手続き者数の変動があってのことなので、来年度も同様なのかというとそういうわけではないそうです。

SA1・SA2・Aという3クラス体制で、SA1とSA2は入試得点順にクラス分けをしているので、SA2はSA1とAのちょうど中間という感じですね。

そして、日大は7日入試と9日入試と日程を2日間に分けているのですが、7日入試に偏りつつあるようです。

なお、それぞれの日程に定員管理があるわけではなく絶対評価で判断しているため、どちらの方が入りやすいというのはないようです。

入試の鍵を握る教科は算数。特に大問1と2。

これは北嶺や立命館慶祥でも同じことを言っていましたね。算数の出来が合否を決めると言っていいでしょう。

算数が苦手なお子さんは、中学入試では相当なハンデを負うことになると思っていてください。

 

さて、昨年の説明会で「在籍26名中、東大・京大3、医学部医学科5、北大5」という数字をぶち上げていましたが、今春の大学合格実績はどうだったのか。

結果は、「東大・京大1、医学部医学科6、北大5」でした。

ただ、東大は得点開示の結果、合格最低点にわずか1点届かず(正確には1点未満)、京大は他学部を受験していれば合格最低点をクリアしていたということで、まあ予定通りと言えば予定通りだったと言えるのではないかと思います。

いただいた資料には、それぞれの生徒が受験した大学や学部(学科)と日程、入学時のコース(入試得点率)と卒業時のコースなど、本当に細かいデータが載っていました(お見せできないのが残念なくらい)。

特筆すべきは、京大や北大の医学部医学科に合格した生徒はAでの入学だったことです。

もちろん、上位コースで入学するのがいいんでしょうが、そうでなくても十分挽回は可能だということです。

これは、この説明会で出た話ではなく、世間一般でも以前からたびたび話題になっている内容なんですが、とにかく合格する(上位コースに行く)ための勉強に特化してしまうと、合格してからの伸びしろが少ない。勉強法が間違っていることもあって、悪い癖(色)を抜くのに多くの時間を割く必要があると。

まあ、何も中学入試に限った話ではないですよね。高校入試にも当てはまると思います。

なので、ある程度ゆとりを持った状態で合格するくらいの力をつけていなければいけない。そこからすると中学入試の現状というのは、ある種異常だとも言えると思うんですよね。

私が、中学入試に積極的にかかわらない理由の一つでもあります。

ただ、中学入試というものが、子どもを成長させるきっかけになりえるのも事実なわけで。

これは配布された資料の一部なのですが

なるほどと思いましたよ。これなら中学受験が成功でも失敗でも有効に活用できますよね。

新制服とIBについては、高校部のところでまとめて書こうと思います。

 

毎年添付されている生徒へのアンケート。

 

今年は入学生アンケートという形で、入学前のイメージと入学後の実生活との違いを自由に記述する形になっていました。

目立った回答は

 

入学前:勉強大変そう

入学後:そうでもなかった

 

これは、上にも書きましたが中学受験の勉強の方が大変だったということなのではないかと思います。別に日大の授業が大したことないということではないです(笑)

 

入学後:学校楽しい

 

アンケートに悪いことは書かないというのもありますが、私立中学の魅力というのはここなのではないかと思います。どうしても公立中学というのは様々な生徒がいる環境ですし、ややもすると荒れていたりすることもありますが(それを嫌って私立中学に進学するケースも多い)、私立中学に関してはこういうことは少ないですよね。問題起こすようならやめていただけばいいだけの話ですし。

 

次に高校について

まず、毎年恒例の校長先生のパンチの効いた話は、昨年はちょっと控えめでしたが、今年はなかなか攻めた話をしてくれました。

というか、何だか愚痴みたいな感じでしたが(笑)

攻めた話というのは、これのことです。

 

「基準」・「目安」とは

 

相変わらず守りに入っている学校が多いとのことでして、校長会も腰が重いと。

早く変わってほしいですよね。

私にできるのは、こうやってブログに書くことで、こういうことがあるということを皆さんに知ってもらうということだけですね。

 

さて、上では中学部の大学合格実績を書きましたが、では高入生はどうだったかと言うと、医学部医学科にPSコースから2名合格者が出ましたね。

 

ただ、昨年みたいに細かい数字は資料に出ていませんでした。
なので、いただいた資料から私が推測した数字になりますが、高入生だけの国公立大学の現役合格者数の推移は

 

2020年:38名(卒業生156名、24.4%)
2021年:39名(卒業生137名、28.5%)
2022年:48名(卒業生144名、33.3%)
2023年:56名

 

着実に増えていっていますね。

で、いつもの年ですとプレミアSの合格者数の話や推薦3の話をしたりするんですが、今年から高校部の説明をする方が変わって資料も昨年までとは異なる形になってしまいまして…

詳細な数字がわからなくなってしまいました( ノД`)シクシク…

なので、去年のブログには昨年までの数字が出ているので、そちらを参考にしてください。

 

では、最後にIB(国際バカロレア)コースと新制服について。

私、IBについては不勉強で、この日の説明でわかったことも数多くありました。

箇条書きにしてみます。

 

2016年から日本語も可能になった

北海道では2校(もう1校は札幌開成中等教育学校)

科目は日本文学・歴史・生物/物理/化学・English・Visual Arts/Mathmatic(英語表記は英語で授業)

6科目の内、SL(スタンダードレベル)3/HL(ハイレベル)3を選択。どれをSLでどれをHLにするかは文系・理系の絡みで変わる

試験は1〜2時間かけて解答する論述試験と一部口述試験

深い知識/理解をもとに、どれだけ説得力をもって問いに答えられるかが評価基準

 

授業動画も見せてもらいましたが、少人数でなかなか面白そうな授業をしていました。

北大も国際総合入試として2018年度からIBを活用し始めています。

札幌開成から国際総合入試でどのくらい北大に入学しているのか?

国際総合入試も道外勢に押されているのか?

※ちなみに昨年は文系が募集人員5名に対して志願者9名、理系が募集人員10名に対して志願者27名

などなど、わからない部分も多いですが、日大が2年後にどのような結果を出すのか興味深いですね。

 

新制服については、展示されているものを撮影してくるのを忘れたために、札幌クリエイト西野の城山先生のブログにお任せします。

 

23_札幌日大中・高等学校説明会

 

カジュアル制服というのは、制服と私服の中間みたいな感じですね。

制服の高校でも、部活のお揃いのジャージ(背中に学校名や部活の名前が入っているやつ)なんかを着てたりするので、それを考えるとあまり違和感はないのかなと思いました。

中学校でもジャージ登校のところありますからね。

そういえば、新制服から中高一貫組と高入組の制服が統一されるそうです。

中高一貫創立初期の頃は、制服を一緒にしてほしくないという声が多かったそうですが、今回新制服にするにあたってアンケートを取ったところ統一されることに反対する声はほとんどなかったそうです。

学校側にしても「やっと同じにできる」という思いはあったようです。

 

日大は、正確には北広島市に位置することから、どうしても「遠い」というイメージが強かったように思います。

今春エスコンフィールド北海道が開業して、北広島に行く人も増えたことで、そのイメージがどう変わるのか?

「意外に近い」なのか「やっぱり遠い」なのか。

私は、以前JR白石駅の近くに教室があって、自宅もJR駅の近くにあることから、日大を遠いと思ったことはないんですがね。

でも、面談などでおススメしても「遠い」と言われること多いんですよ…

確かに距離的な面は重要ですが、それを抜きにして一度検討してみてもいい学校だと思うんですがね。

特に推薦III。

まだ、制度がそこまで浸透していないようです。

1月中旬に試験を受けるため、仕上がりを早くしなければいけませんが、逆に他の受験生に比べていち早く受験モードに入れるというメリットもあります。

ランクによる制限がある、私立A日程の他校には出願できないというデメリットはありますが、B日程や高専・公立の併願は可能ですので合わせて検討してみることをお勧めします。

 

それでは、今日はこのへんで。



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2022年 札幌日本大学中学校・高等学校説明会

今日の午前中は札幌日大中学校・高等学校(以下、日大と省略させていただきます)の説明会でした。

実は一昨日の日曜日に進学セミナー開催していたんですね。

確か去年も前の週に浦副校長から電話もらって開催を知り、慌てて枠に入れてもらったのでした。

セミナーに出席した方の中には、私の記事を待っていた方もいたかもしれません。

申し訳ありません、行ってないので書きようがありません。

毎年恒例の前半が中学部、後半が高校部の説明でした。

ですので記事の方も同様に、前半を中学部、後半を高校部という風にさせていただきます。


まずは中学部。

いつもの年ですと入試のことが中心なのですが、今年は入試の中身は控えめにしてその分を教育内容の説明に充てるという構成でした。今年の私立中高一貫は、このパターンが多いですね。

いきなりですが、来年春の入試について。

今年の春の入試を踏襲した形式で実施されます。

難易度は今年と昨年の中間くらい。

昨年よりは難しく、今年よりは易しくという感じだそうです。

しかし毎年日程を見ていても思うのですが、うまいこと作ってますよね。

 

7日(土)日大(特待・SA)

8日(日)北嶺、立命館(SP)

9日(月)日大(SA・A)立命館(一般※SP認定あり)

 

男の子は7日に日大、8日に北嶺、9日に立命館と組めば3校受験できる。

女の子は7日に日大、8日に立命館(SP)、9日に日大と立命館にもう一度チャレンジできる。

この日程だと、7日を独占できている日大が有利なようにも見えますが、実際のところ今年の入試では

7日のみ出願165名

9日のみ出願23名

7・9日出願149名

となっていますから、やはり7日を抑えているということは大きいということがわかります。

 

次に教育内容について。

日大は10年ほど前から探求学習に力を入れてきました。

校長先生が冒頭の挨拶で話していましたが、納得いくまで7年かかったそうです。

先生が必要以上に絡むと先生の発表会になってしまうし、生徒だけだと質が低いものになってしまう。

その辺りの匙加減が非常に難しいと。

この話を聞いて、このような新しい教育への取り組みが形になるのはどうしても時間がかかるし、しばらくの間は私立に一日の長があると感じました。

今年から全ての学校で探求学習が始まっていますが、まあ長い目で見ていく必要があるのでしょうね。

今日の説明会では、日大で具体的にどのような取り組みがなされているかという話もありましたが、そもそも探求学習とは何か。PBLとSBLの違い、PBLの学習効果など、会場にいる塾の先生たちにこれからの学校教育がどのように変わろうとしているのか、その辺りの話が中心だったように思います。

私たちにとっては、非常に参考になるお話だったのですが、日大さん的にはどうだったんでしょうかね(笑)

 

さて、日大にSAコースができて6年目。

1期生が高校3年生になり、来年春にはいよいよSAコースとして初めて実績が出ることになります。

その1期生の現状なのですが、なかなか凄いことになっているようでして。

在籍26名中、東大・京大3、医学部医学科5、北大5という数字を上げられていました。

これが実現できたらとんでもないことになりますね。

しかも、2期生以降のSAコースは学力推移調査の結果は1期生より上だというのですから、今後も楽しみですね。

 

そうそう、昨年私的には好印象だった在校生アンケート。

今年もちょっと形を変えて配布されました。

昨年のような7つの質問に答える形ではなく、

○学校の雰囲気について(入学前のイメージ・入学後の感想)

○授業内容について(入学前のイメージ・入学後の感想)

○友人関係について(入学前のイメージ・入学後の感想)

○先生関係について(入学前のイメージ・入学後の感想)

○受験生に日大中学の推薦できるところ

○その他紹介したいところ

といった形でまとめられていました。

 

次に高校について

まず、毎年恒例の校長先生のパンチの効いた話は、私立の先生たちの集まりで役員に就任した関係であまり言えなくなってしまったためになし(笑)

でも、それでは面白くないだろうというところでオフレコの話も含めてぎりぎりのところで話をしてくれました。

実は、一昨年のこの話の続きもありましたよ。

 

「基準」・「目安」とは

 

来年春の入試からほとんどの私立でweb出願になりますが、これが突破口になるかもしれませんね。

そうそう、プレミアSを40名くらいに増やしたいなーって言ってました。

これが来年春のことを指すのか、将来的な目標なのかはわかりません(確認するのを忘れました)が、例年20名行くか行かないかといったところで合格基準も今年と同じでしたから、きっと将来的な話ですね。

さて、そんな日大の大学合格実績はと言うと、来週の月曜日をお楽しみにでもいいのですが触りだけでも(笑)
昨年から大きく巻き返して国公立大学99名(現役86名)、北海道大学7名(現役7名)でした。ただ国公立医学部医学科の合格者がいなかったのは残念ですね。
これは、中高一貫も含めた数字で、高入生(プレミアS+特進)だけに限ると国公立大学の現役合格者数の推移は
2020年:38名(卒業生156名、24.4%)
2021年:39名(卒業生137名、28.5%)
2022年:48名(卒業生144名、33.3%)

 

プレミアSコース3期生(22名)の結果は

国公立大学19名受験12名合格、私立志望2名(東京理科2)、海外進学予定1名

 

今年度の反省点としては、国公立の推薦合格者は多数出たが北大以上の推薦入試がうまく行かなかった(1次は合格したが共通テストの基準が超えられなかった)。推薦を回避した生徒が好結果を残した。そして、推薦入試の出願生徒への指導を課題として上げられていました。

うーん、私はよくやっている方だと思うんですがね。

SSH(スーパーサイエンススクール)やSGH(スーパーグローバルハイスクール)に積極的に取り組んでいて、その活動実績を利用して推薦合格を勝ち取る。そんな道筋ができているように思います。

その、SSH(サイエンス)やSGL(グローバル)やMLP(医療)の各プログラムについてですが、毎年希望者が殺到するために選抜を行っています。

 

ここに出ている数字は高入者の枠で、募集枠や希望者には優遇される推薦1の生徒も含まれています。

ですから、推薦1以外(推薦3や一般)の生徒は、SSH募集枠18名に対し希望者34名、SGL募集枠14名に対して希望者38名、MLP募集枠2名に対して希望者7名ということになります。

入試得点で選抜されるということですから、MLPはかなりの狭き門だということがわかります。

なお、この枠はあくまでも今年の話であって、来年春に入学する生徒の枠は中高一貫コースの生徒の兼ね合いなどで変動することをご承知おきください。

 

さて、毎年おこなっている、ここまでのプレミアSコースの4年間と今年の春の入試を比べてみることにしました。

2017:受験者130名、合格者54名(2.41倍)、入学者18名

2018:受験者180名、合格者48名(3.75倍)、入学者13名

2019:受験者197名、合格者75名(2.63倍)、入学者19名

2020:受験者220名、合格者95名(2.31倍)、入学者15名

2021:受験者246名、合格者104名(2.37倍)、入学者13名

2022:受験者246名、合格者106名(2.32倍)、入学者13名

※4月の移行テスト(希望者)の結果から4名がプレミアSに変更となり、今年は17名だそうです

 

そして、推薦3と一般入試の内訳は

推薦3:受験者137名、合格者34名(4.03倍)、入学者0名

一般 :受験者103名、合格者70名(1.47倍)、入学者11名

推薦3(1月合格)、年々ハードルが高くなっているように思うのですが…

1月の段階で仕上がっている受験生が少ないということもあるとは思うのですが、ここでプレミア認定が取れたら自信になりますよね。一方、プレミアS・特待不認定が発奮材料になるというケースもありそうです。

ただ、これは人それぞれですので、特にメンタルが弱い受験生にはお勧めしません。

なお、今年から一般入試B日程の併願も可能になっています。

※一般入試A日程で違う私立を受験するのはダメです(光星など)。

 

そして今年は推薦入試でしか受験できなかった国際バカロレア(IB)コースが、一般入試でも受験可能になります。

ただ、IBは5教科の試験以外に面接があります。面接といっても国際バカロレアですから一筋縄ではいきませんし、当然英語の面接もあります。

推薦3については、一昨年の記事の方が詳しく書いてありますので過去記事を参考にしてください。

国際バカロレアについては、今年の入学生が来年1月から移行するためまだ始まっていないのですが、それでも噂を聞きつけた大学から問い合わせがあったり、指定校推薦の枠が増える(青山学院・英文)などの良い効果も既に現れているようです。

 

日大中が20周年ということで、現在とある施設を建設中だそうで、来年の説明会はそこで行われるとか。

ちょっと(かなり)楽しみですね。

 

それでは、今日はこのへんで。



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2021年 札幌日本大学中学校・高等学校説明会

今日の午前中は札幌日大中学校・高等学校(以下、日大と省略させていただきます)の説明会でした。

日曜日に進学セミナーに出席してきたばかりなので、書くことは中学校のことしかないかなーと思っていたんですよね。

実際、一昨日のブログにはそう書いてあると思います。

いやいや、そんなことはありませんでしたよ(笑)


まずは中学の方から。

去年の説明会でもお願い?されたのですが、日大にはあるビジョンがあるんです。

札幌圏の私立中高一貫校の学力バランスを整えることで、競争力を向上しよういう。

そのためには、北嶺120、立命館SP60、日大SA60が理想なんだとか。

年々、数は増えてきてはいるものの、理想の数字までにはまだまだ開きがあります(今年のSAコースは36名)。

何と言っても、SAコース1期生は現高2。

大学の合格実績には反映されていないのです。

昨年の説明会では、SA・Aコース合わせて中3の1月段階で東大・京大・医学部医学科レベルに到達しているのが15%、旧帝レベルに到達しているのが40%という景気のいい話が出ていましたが、さてどうなるでしょうか。

 

次に今春の入試の結果について。

今春の日大の入試は、事前アナウンス通り新型コロナウイルスによる影響を考慮して易化しました。

ただ、そんな中でも差がついた教科があります。

算数です。

SAコースとAコースの合格者平均が30点以上ついていました(他教科は10点前後)。

特に、文章題・図形を扱った問2と速さを扱った問6の差が大きかったと。

ですから、日大の受験を考えている人は、これらの単元の強化に努めた方がいいでしょう。

理科については、化学と物理分野で差が大きかったようです。

この辺りは、高校受験と重なってくるものがありますね。

国語については、A日程では評論の平均点がSAコース・Aコースともに低かったのに対し、B日程では評論文の方はコース間の開きがほとんどなかったのに小説で大きな差がつく結果となりました。

日大では、B日程の小説が戦争の頃の話だったため、時代背景などを知っているかどうかで差がついたのではないかと分析していました。

そうなんですよね。

国語って、読解力云々もそうなんですが知識のあるなしで問題文の読み取りに差がつくケースって多いんです。もちろん、出題者もその辺りは配慮して注釈をつけたりはしますが、有利不利はどうしても出てきますね。ですから、社会や雑学って大事だと思うんですよ。

 

最後に来春の入試での注意点について。

まず、難化するそうです。

ただ、難化と言っても一昨年のレベルに戻すだけで例年通りという表現の方が適切かもしれませんね。

今春同様、A日程とB日程が用意されて、A日程は特待生入試と一般入試、B日程は一般入試と総合学力入試という形は変わりません。

英検の資格を持っていたり専願出願したりすると得点が加算されますので、少しでも自分が有利な出願ができるように、事前にしっかり調べておきましょう。

 

そうそう、配布資料の中にあった在校生アンケート。

これいいですね。

私も「現役高校生に聞く!」を長年やっていますが、やはり在籍している生の生徒の声が一番なんですよ。

この在校生アンケートは以下の7つの質問から構成されています。

〇日大を志望した理由は何ですか

〇日大を志望した時や入試の時など保護者とはどのような話をしましたか

〇日大に入学してみて最初に思ったコースの印象や心に残っていることは

〇コース授業の主な特徴や独創的な学びなどについてお聞かせください

〇思い出に残っている授業や研修など、理由とともにお聞かせください

〇教員はどのような人たちですか?校風はどんな感じですか?(中学のみ)

〇進路や将来設計などについてお聞かせください(高校のみ)

〇日大を目指す小学生に向けてメッセージをお願いします

私は、2番目の質問が一番読んでて面白かったですね。いい意味で子どもは素直です(笑)

 

次に高校について

まず、相変わらずぶっ飛んでいた校長先生のあいさつから(笑)

実は、昨年このような話が出たんですよね。

 

「基準」・「目安」とは

 

挨拶が始まるまですっかり忘れてまして、「あー、そう言えば去年の説明会でこの話出たんだっけな」と思い出した次第です。

その続報と言うか、現在の状況報告みたいなのがありました。

今のところ賛成派は5校、反対派が3校、他は意見なしだそうです(笑)

賛成派は、学力上位+新しいことに取り組んでいる高校だとか。

何となく想像がつきますね。

校長先生は「1,2年で風穴開けますよ!」「推薦3は他校も追従してほしい。そしたらA日程とかB日程とかなくなってグチャグチャになるでしょ?それが狙いなんです」と息巻いてました。

それが、推薦3の一般入試B日程の受験解放と繋がるんですね。

囲い込むのではなく、たくさんの受験機会を与えることで、活性化しようという狙いでしょう。
さて、そんな日大の大学合格実績はと言うと、あまり芳しくはなかったです(笑)
国公立大学67名(現役51名)、北海道大学8名(現役5名)、国公立医学部医学科3名(現役1名)
これは、中高一貫も含めた数字で、高入生(プレミアS+特進)だけに限ると主な大学では
東京大学1名(浪人)、国公立医学部医学科2名(現役1名)、北海道大学5名(現役2名)

プレミアSコース2期生(16名)の結果は

国公立大学10名受験7名合格(不合格者は旧帝+東工大などを受験)、私立志望3名中3名合格(早稲田・東京理科・東洋)、音大・美大志望3名中3名合格

プレミアSから音大・美大に3名って面白いですね(笑)

今年度の反省点としては、本来であれば北大に合格しているであろう層を合格させることができなかったことを挙げていました。

ただ、そんな中でも私立ならではだなと感じたのは、小樽商大の推薦をうまく活用していたことですね。

小樽商大には、国数英のどれか1教科でも共通テストで8割取れていれば、志望理由書をつけることによって推薦で出願できるという制度があります。

日大では、SSH(スーパーサイエンススクール)やSGH(スーパーグローバルハイスクール)に積極的に取り組んでいるのですが、この活動実績からうまく志望理由書につなげて合格を勝ち取った生徒が複数いたのです。

その、SSH(サイエンス)やSGL(グローバル)やMLP(医療)の各プログラムについてですが、毎年希望者が殺到するために選抜を行っています。

 

ここに出ている数字は高入者の枠で、募集枠や希望者には優遇される推薦1の生徒も含まれています。

ですから、推薦1以外(推薦3や一般)の生徒は、SSH募集枠15名に対し希望者29名、SGL募集枠26名に対して希望者42名、MLP募集枠3名に対して希望者9名ということになります。

入試得点で選抜されるということですから、MLPはかなりの狭き門だということがわかります。

 

さて、昨年も行いましたが、ここまでのプレミアSコースの4年間と今年の春の入試を比べてみることにしました。

2017:受験者130名、合格者54名(2.41倍)、入学者18名

2018:受験者180名、合格者48名(3.75倍)、入学者13名

2019:受験者197名、合格者75名(2.63倍)、入学者19名

2020:受験者220名、合格者95名(2.31倍)、入学者15名

2021:受験者246名、合格者104名(2.37倍)、入学者13名

※4月の移行テスト(希望者)の結果から11名がプレミアSに変更となり、今年は24名だそうです

 

そして、推薦3と一般入試の内訳は

推薦3:受験者112名、合格者40名(2.80倍)、入学者2名

一般 :受験者134名、合格者64名(2.09倍)、入学者11名

推薦3(1月合格)は、なかなかハードルが高いということがお分かりいただけるかと思います。

これは、昨年紹介された資料ですが

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プレミアS認定が自信に、プレミアS・特待不認定が励みにというのは、実際にうちの生徒でも見られましたので、そういった観点からしても受けて損はない入試なのではないかと思います。

一般入試B日程は受験できるわけですしね。

※一般入試A日程で違う私立を受験するのはダメです(光星など)。

 

IBについては、火曜日の記事を参考にしてください。

※2点補足がありました。

1点目。IBの試験科目は面接のみとなっていますが、同じ日に行われる学力認定調査(推薦3)も受験してもらい、その点数でプレミアSか特進かを決めるそうです。

2点目。IBの試験日は1月22日のみ(推薦入試の日)で、2月15日の一般入試A日程でIBを受験することはできません。

 

一応、今までの説明会の記事のリンクを貼っておきますね。推薦3については、昨年の記事の方が詳しいと思います。

 

4年前の記事

 

3年前の記事

 

一昨年の記事

 

昨年の記事

 

最後に、日大のここ3年の入学者の推移を見てください。

ついに、総合進学の数をPS+特進が上回りました。

10年前は特進が2クラスだったそうですから、10年前のイメージとは全く違う学校になったと考えた方がいいですね。

だからと言って、勉強ばかりという訳ではなく(以前からプレミアSでも部活動参加可能)、勉強も部活も行事も全力で取り組む。

もちろん時間は限られていますから、目標に応じて何を優先すべきなのかをはっきりさせ、高い自己規律も求められます。

しかし、何とか両立できる方法を考えサポートしてくれる学校でもあります。

何でもやりたいという欲張りな人は、検討してみる価値があると思いますよ(笑)

 

それでは、今日はこのへんで。



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札幌日大高校 高校進学セミナー

日曜日の午前中。

先日、記事にした札幌日大高校主催の高校進学セミナーに行ってきました。

会場の「EZOHUB SAPPORO HIGUMAHALL」、サツドラの本社ビルも兼ねているそうですが、めっちゃ立派な施設でした。

何か映画とかに出てきそうな雰囲気ですよね(^_^;)

ロボットがおもてなししてくれるようです(笑)

あ…さっちゃん…。゚(゚´ω`゚)゚。

 

さて、今回のセミナーは2部構成。

第1部は「2022年入試展望」「高校選びのポイント」

第2部は「札幌日大高校の特色ある入試制度」

 

来場した方は、もちろん札幌日大に興味がある方なのでしょうが、やはり「2022年入試展望」が気になったのではないでしょうか。

ただ、残念ながら目新しい情報は出てきませんでした。

あの電話で私から特ダネ的なものが得られていれば、話に出ていたかもしれませんがね…すいません(笑)

高校選びのポイントでは、なかなかいいことをおっしゃってましたね。

「自分の大事にしたい要素を重視して、選んだ以上はマイナス面も自分で引き受ける」

「それが、愛着や大切にする気持ちに繋がる」

そうなんですよね。

なので、例え公立高校が第1志望だとしても、私立の第1志望もちゃんと決めてほしいと思います。

11月くらいになって慌ててどこにしようとか言いだすのではなく、早い段階から色々と調べて見て回って、万が一第1志望の公立高校がダメだったとしても納得して私立の第1志望に進学できる準備をしておく。

ひょっとすると、調べていくうちに「公立よりも私立の方がいいのでは?」となるかもしれませんしね。

それなら、推薦などの方法を使えばいいわけですから。

 

そして第2部では札幌日大高校の取り組みと入試制度についての説明がありました。

木曜日に塾対象の説明会があるので、そこまで話を取っておこうかなと思いましたが、木曜日は中学の話をメインにして、高校の話は今日一通りしてしまうことにしました。

ただ、例年通りの部分は昨年までの記事を見てもらうことにして、新しいことや変更点を中心に書きたいと思います。

まず、このコロナ禍の中、札幌日大は学園祭・部活動・修学旅行などを実施した数少ない学校です。

もちろん、学生の本分は勉強ですから、休校が続く中で学習進度が遅れるのが不安だという生徒もいました。

しかし、それ以上に学園祭や修学旅行などの行事、部活動などが中止になることに、ストレスを感じる生徒は多かったのではないでしょうか。

学校側にしてみれば中止にしてしまうのが一番無難な選択です。

それを、どうやれば実行することができるのか。できることとできないことは何なのか。生徒にもしっかりと考えてもらい、できる範囲で行事等を行った結果、満足度は非常に高かったそうです。

この姿勢は今後も続いていくでしょうね。

 

次に、来年から新たに「IB(国際バカロレア)コース」が新設されます。

実は、私はバカロレアにはあまり良いイメージ持ってないんですよね…

しかし、アフターコロナを見据えて、これからは正解のない時代を生きていかなければいけない、そのためには従来型の教育だけではダメだということで、新しいことにチャレンジしようという姿勢は買いたいと思います。

このIBコース、高1の12月までは従来型の教育プログラムで進み、1月にそのままIBコースに進むか、PSや特進コースに変えるかが決まるそうです。ですから、少しでもIBに興味がある場合はIBでの出願がオススメなのだとか。

ちなみに、IBコースの試験科目は面接のみ。

これ聞いたときに「学力に不安がある子がPSコースへの抜け道に使うのでは?」と気になったんですよね。

しかし、この面接が一筋縄ではいかないようでして、加えて英語での面接も行うそうです。

ちなみに、IBで出願できる国内大学がこちら。

北大のIB枠を開成中等がうまく活用しているという話も聞きますし、これから増えることはあっても減ることはないのではないかと思いますね。

 

そして、日曜日に速報的に伝えた「推薦3」の変更について。

昨年までは私立は札幌日大しか出願できなかったのが、私立B日程については一般入試を受験することが可能になります(A日程は札幌日大です)。

私は、これには2つの理由があると思うんですよね。

1つは、B日程を受験しても札幌日大に来てもらえるという自信。

推薦3を受験する生徒は私立B日程では札幌第一・立命館慶祥を視野に入れていると思いますが、これらの学校と真っ向勝負するできる体制が整ったということ。

もう1つは、今まで札幌日大しか受験できないという縛りにより推薦3の受験を敬遠していた生徒の取り込み。

私はこちらの方が大きいような気がします。

推薦3(札幌日大)→私立A(札幌日大)→私立B(上記2校)→公立TOP・準TOP校

こういう流れができるかもしれませんね。

第1志望が公立の場合、推薦3の段階では仕上げり途上かもしれませんが、その状態でも認定をもらえるくらいでないと、今後は厳しくなるかもしれません。

 

毎年、様々な高校の説明会に出席するたびに思いますが、これから変わっていこう伸びて行こうという学校には、共通の雰囲気があります。

それは、新しいことを始めるのを恐れない。

大きな組織というものは、調子がいい時は守りに入りがちですし、新しいことには失敗のリスクもついて回ります。

でも、同じことをしていたのでは停滞してしまうんですよね。

推薦3、IBコース。

さらなる仕掛けは出てくるんでしょうか。

 

それでは、今日はこのへんで



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現役高校生に聞く!札幌日大高校 その3

学年:(回答)
 

生活面
1:通学方法・時間(自転車通学の可否)
JR 20分 (自転車可)

 

2:服装に関する決まり
制服を着用

 

3:髪の毛に関する決まり
男子は厳しいらしい

 

4:携帯(スマホ)の扱い
不可

 

5:名物行事
中夜祭ー学校祭の時に内部限定公開で毎年有名人のライブがあり盛り上がります。

 

6:アルバイトの可否
許可制

 

7:学校帰りによく寄る場所
 

8:名物部活や存在感のある部活は?
吹奏楽部と野球部(入部したくて入学する生徒多数)、放送局(全国大会常連。北広島市地域FMラジオにレギュラー番組あり。学校祭の影の立役者)
 

 

勉強面
1:何分授業?
 
2:課題の量,講習(朝・放課後・長期休暇時)のあるなし、小テストの数
 
3:学校で使っている英語の文法書・単語帳、数学の参考書・問題集は何?
 
4:学校以外での勉強時間はどのくらい?
 
5:選択授業についてアドバイスを(理科・社会・副教科・文理など)
音楽はバイオリンの授業があります。

 

6:高校に入って、中学までと一番レベルの違いを感じた教科(勉強)は?
 
7:学年でどのくらいの順位にいれば国公立(北大)を狙えると先生は言っていますか?
コースによって授業レベルが違うため、順位での説明はありません

 

8:普段、塾や予備校には通っていますか
通っていない

 

9:学校の周りの人で塾や予備校に通っている割合は
5

 


休校期間中の学校の対応について
1:課題はどのようにして配布されたのか
インターネット

 

2:オンラインの授業やHRを行った場合、何を使ったか
youtube, zoom, classi, ロイロノート

 

3:オンライン授業の利点・欠点
通学に時間を使わないので勉強時間を確保できる。

 

4:休校期間中のことについて自由に書いてください
受験勉強のための時間を沢山確保出来たので良かったです。

 


その他
1:入学前・入学後の高校に対するイメージ
入学前ー近くの公立高の滑り止め。
入学後ー約8割が第1志望で入学。

 

2:他の高校の子に話してビックリされたこと(これってうちだけ?)
(道内私立進学校にありがちな)上位コースでの部活動の制限がなく、努力次第で全国大会出場と難関大学合格の両方を目指せる。

 

3:自分の高校の良いところ・嫌なところ
良いところー留学等の国際交流や各種コンテストの応募など、様々な体験のチャンスがあり内部進学以外にも大学推薦に強い。
嫌なところートイレの流れが悪い。

 

4:受験前にやっておけば良かったと思うことは?
過去問の分析

 

 

最後に後輩たちにメッセージがあればどうぞ
校風が自分に合っているか、3年間楽しく過ごせそうか、先輩たちの進路に自分が希望するものはあるか、しっかりと調べて納得出来る学校を選んでくださいね。



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2020年 札幌日本大学中学校・高等学校説明会

今日の午前中、札幌日大中学校・高等学校(以下、日大と省略させていただきます)の説明会に行ってきました

 

毎年、もう今年は大きな変化はないだろうと思って説明会に出席するのですが…

 

毎年、何か新しいことやってきますね、ここは(笑)

 

それは、悪い意味ではなくて、いい意味でです

 

「前年と同じというのは停滞していることを意味するので、常に何%(何十%)かは変化していかなければいけない」とは、以前塾業界の誰かが言っていたような(^_^;)

 

というわけで、新しく変わる点と、皆さんも気になっているであろう推薦3について

 

特に、推薦3は昨年の説明会の時点では公開を止められましたからね(笑)

 

今年は、そんなことなくて良かったです(^-^)

 


まずは中学の方から

 

うちは中学受験は積極的に扱っていないので、全然知らなかったのですが…

 

今年の日大の入試、難しかったみたいですね(^_^;)

 

特に1月7日入試の算数

 

大問3,4,5でそれぞれ配点が12,15,24点あるんですが、平均点が1〜2点って

 

大問1,2の69点分(120点中)での勝負になっているということですよね

 

それはお叱りの声も出るよなぁ…

 

ただ、個人的には入試ってある程度難しくないとダメだとは思うんですよ(ここまで極端なのは困りますが)

 

学校側からのメッセージ的な部分もありますからね、この問題はできてほしいという

 

来春の入試は、コロナの影響等も含めて、平均点の設定を引き上げるそうです

 

どのくらいかわからない人には、2016年度〜2018年度のレベルだとお伝えしておきます

 

なお、過去問は日大のホームページで見ることが可能です

 

そして、今、話に出た「コロナ」による対応について

 

iPhoneImage.png

 

以上の3つを想定しているそうですが、注目すべきは3番

 

私が今まで参加した説明会では、このような話は聞きませんでしたね

 

恐らく、日大が初めてではないでしょうか

 

確かに、これはいい考えですね(今から他校で真似することができるのかな…)

 

 

そして、皆さんが気になっているであろう、SAコースの現状について

 

1期生が現高1生なのですが、順調な伸びを見せているそうです

 

手元に資料がなく、画面だけでの公開でしたから、これはブログにも書かないでくれということだと思い、あえて細かい数字については言及しませんが…

 

中3の1月段階で東大・京大・医学部医学科レベルに到達しているのが15%、旧帝レベルに到達しているのが40%だそうです

※(SA・A両コース累計で)

 

今までとの比較がないので、これが急激に良くなったのかどうかはわかりませんが、例えば単純に320名定員の公立高校に換算すると

 

東大・京大・医学部医学科レベル:48名

旧帝レベル:128名

 

それは凄い(ここまで単純ではないでしょうが)

 

確かに、年々入学者のレベルは上がっているようでして、これも見せれない資料なのですが、SAコースの合格ラインは併願で北嶺や立命館SPに合格したが不合格になるくらいです(入試の性格上、どこの学校を第1志望にしていたかで対策も異なるため、当然点数の出方も異なりますが)

 

SAコースは北嶺や立命館SPと比べても遜色ないレベルにあるということは、知っておいた方が良さそうです

 

学校の取り組みについては、パンフレットやHPなどでも詳しく紹介されていますし、説明会でもそこまで詳しい話は出ませんでしたので、新しく始まったことだけ

 

SSHはそのまま(というか全国で5校のみの重点枠なんですね)なのですが、SGHは残念ながら2019年度で終了になりました

 

しかし、これまでの経験を生かして学校独自にSGL(スーパーグローバル・リベラルアーツプログラム)をスタートし、更に医学部志望者が増加していることもあって、MLP(メディカルリーダー育成プログラム)も始め、SSH・SGL・MLPの三本柱でこれからもグローバル教育を続けていくそうです

 

 

次に高校について

 

まず、校長先生のあいさつの中で、なかなか刺激的な話があったのですが、それを中心に書いてしまうと、本来の説明会の記事を書くという趣旨から外れてしまいますので、この話は「木曜日」に別枠として記事化したいと思います

 

ぜひ、お見逃しなく

 

この春、プレミアSコースは1期生が大学入試を迎えました

 

気になる結果はというと

 

 

国公立大学志望者17名、うち15名合格(合格率88%)

主な合格校:札幌医大(医学科)1名、北大4名、富山大(薬)1名、広島大(理)1名

 

私立大志望2名、青山学院大、法政大

 

残念ながら不合格だった2名は、いずれも東大!

 

しかも、部活を続けながらのチャレンジだったそうです(文化部ですが、全国大会出場などの実績あり)

 

他の私立の最上位コースは、部活加入が認められていなかったり、所属できる部に制限がかけられていたりする中、特に制限を設けずにこれだけの結果を残したというのは、素晴らしいです

 

先日、記事にした大学合格者実績を見てもらってもわかるように、例年と比べ日大は数字伸ばしてましたからね

 

プレミアSだけでなく、他のコースも頑張ったのではないでしょうか

 

 

さて、ここまでのプレミアSコースの3年間と今年の春の入試を比べてみましょう

 

2017:受験者130名、合格者54名(2.41倍)、入学者18名

2018:受験者180名、合格者48名(3.75倍)、入学者13名

2019:受験者197名、合格者75名(2.63倍)、入学者19名

2020:受験者220名、合格者95名(2.31倍)、入学者15名

 

そして、推薦3と一般入試の内訳は

 

推薦3:受験者106名、合格者47名(2.26倍)、入学者10名

一般 :受験者114名、合格者48名(2.38倍)、入学者5名

 

倍率2倍を超えているということは、なかなか厳しい入試だったと言えると思います

 

次に、推薦3のみでは

 

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※プレミアSと特進の合わせた数字です

 

どうでしょう、この数を多いと捉えるかそうでもないと捉えるかは、色々な見方があるとは思いますが、私は私立入試で他の高校を受験できないという制約のある中でこれだけの数が集まったのは、ひとまず成功だったと言ってもいいのではないかと思います

 

他の私立高校がどう考えているかはわかりませんが

 

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※学校調べ、実際の合格者の数はもっと多い場合もあります

 

そして、この合格率ですね

 

推薦3に高いレベルの生徒が集まっていたことがわかります

 

特に、北広島高校は今年定員割れ(2次募集があった)だったのですが、プレミアSに合格している生徒が6名、日大に入学しているというのは大きいのではないでしょうか(逆に北広島にとっては大きな痛手だと思います)

 

恐らく、北広島でも上位に位置する、すなわち北大を十分に狙える生徒たちだと思いますので

 

また、推薦3の経験が生きた事例というのも、いくつか紹介されていました

 

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iPhoneImage.png

例えば、1月の推薦3で苦い思いをした生徒が、それをバネにして2月の一般入試や3月の公立入試に臨むことができたり、推薦3でプレミア認定をもらえたことで安心して公立入試に備えることができたりということは、十分に考えられることだと思います

 

 

そして、新しい取り組みが2つ

 

1つ目は、再来年1月(現中3生が高1生時)からIBDP(国際バカロレアディプロマプログラム)をスタートさせること

 

これは、現在札幌開成中等教育学校が行っていますが、実現すれば道内私立としては最初になるということ

 

しかも、フルor選択ということが可能なのだそうです(選択とは、自分の興味ある教科・単元のみ受講可能とか…)

 

選択できるというのであれば、面白そうですね

 

カリキュラム組むのが大変そうですが(^_^;)

 

 

そして2つ目が「異能Vationネットワーク」に選定されたということ

 

地域にいるちょっと変わった人材や独自の視点の研究に没頭している人を発掘し、地域発の破壊的イノベーションの「種」を育てる「苗代」になることを目指しているのだとか

 

この異能Vationって面白いですね(笑)

 

興味のある方は、日大のHPからも見ることができますので覗いてみて下さい

 

「総務省公認のへんな人」とか「失敗を恐れずに果敢に挑戦を行うような提案を募集」とかって、今までの日本にはあまりなかった形ですよね

 

 

一応、今までの説明会の記事のリンクを貼っておきますね

 

3年前の記事

 

一昨年の記事

 

昨年の記事

 

 

冒頭でも書きましたが、常に学校全体で新しいことにチャレンジしていくという姿勢は、勢いを感じさせます

 

どちらかというと、これまでは私立A日程は札幌光星、B日程は札幌第一という流れだったのですが、ここにくさびを打ち込むことができるかどうか

 

これまでの取り組み、そして今日紹介した新しい取り組みが軌道に乗ってくれば、数年後ガラッと変わってくるかもしれませんね

 

 

それでは、今日はこのへんで



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2019年 札幌日本大学中学校・高等学校説明会

今日の午前中、札幌日大中学校・高等学校(以下、日大と省略させていただきます)の説明会に行ってきました

 

昨年、一昨年と大きな変更があったので、今年はそんなことないのかな…と思っていたのですが

 

ありました

 

でも、書いちゃダメだそうです(笑)

 

まあ、私が書かなくてもどこかの塾の先生が書いたり、噂で流れたりすると思うんですよね(´-`).。oO

 

その時は、私が情報発信源ではないことを、ここに明記させていただきます

 

7月に行われる学校説明会で、その話は出ると思うので、楽しみにしていてください

 

ビックリすると思いますよ(^_^;)

 

 

さて、このことをメインにして記事を書こうと思っていたので、正直何を書けばいいやら(笑)

 

日大の先生にはプレッシャーかけられましたが、目玉がなくなった以上、あんまり期待しないでくださいね(^_^;)

 

学校教育については、毎年しっかり書かせてもらってますし…

 

そう言えば、試験日程のことを随分と気にかけていたな

 

ちょっと今年と比べてみましょうかね

 

2019年(現中1)

1/7:日大(特待)、立命館(一般)、大谷(教科型)

1/8:北嶺、立命館(SP)、聖心女子

1/9:日大(一般)

1/10:光星、北星女子

1/11:藤女子

1/12:大谷(適性型)

 

2020年(現小6)

1/7:日大(特待)、聖心女子、大谷(教科型)

1/8:北嶺、立命館(SP)、藤女子

1/9:日大(一般)、北星女子

1/10:立命館(一般)、光星

1/12:大谷(適性型)

 

あー(笑)なるほど

 

立命館が派手に動いたんですね

 

藤女子もあえて日程を前の方に持って行ったのには理由があるんでしょう

 

しまった…説明会で聞いておけばよかった(^_^;)

 

私立中学の協会?が解散してから、調整とかしなくなったのでしょうね

 

きっと、来年以降も色々あるでしょう…

 

 

さて、様々に変化した今年春の入試

 

実際のところどのような感じだったのか?

 

ざっくりまとめてみると

 

1:北嶺合格も入学辞退→日大入学者の増加(5名)※理想は2ケタだそうです

2:女子の上位層の増加※立命館SP志望からの変更が7名ほどあったのではないか

3:2日間受験による実志願者数の変化はなし※単純に2日になったから志望者が増えたわけではないと

4:札幌開成中等教育学校併願者の上位者増

5:英語資格関係※2級5名、準2級10名、3級22名

6:特待を遠慮するケース(出願時に問い合わせ多く)※個人的な意見としては得点加算がないので特待を回避したということは?

 

なお、興味深い資料(残念ながら載せれませんが)もいただいたのですが、戻ってきてからもう一度見たところ、私の捉え方が間違えている可能性が高いので、迂闊なことは言わない方がいいとの判断から保留にさせていただきます

 

ちなみに、SA合格者の7割は医学部志望なんだそうです(医学科かはわかりません)

 

そして、東大志望者はいないとのこと

 

うーん…北海道ですね(笑)

 

最後に、共通テスト等の大学入試改革への対応として挙げられた中に、面白いものがあったので、それを紹介しておきましょう

 

次年度から、定期考査は実力テストになって、国語・英語は「初見」の問題を出すそうです

 

では、授業内容の理解などの評価は何でするのかというと、単元テストで行うとのこと

 

これは、いいのではないでしょうか?

 

合格実績については、来週の私立TOP校の大学合格実績の記事で詳しく話しますので、今日は割愛させてもらいます

 

 

次に高校について

 

プレミアSコースも3期生となりますが、ここまでの2年間と今年の春の入試を比べてみると

 

2019:受験者197名、合格者75名(2.63倍)、入学者19名

2018:受験者180名、合格者48名(3.75倍)、入学者13名

2017:受験者130名、合格者54名(2.41倍)、入学者18名

 

年々、受験者は増えてきていますね

 

こういった最上位コースなどは初年度だけ人数が集まって、その後しりすぼみというケースも多い中、なかなか健闘しているのではないでしょうか

 

合格者数にバラツキがあるのは、一定のレベルで合格ラインを線引きしているからであって、25名という定員を満たすことが目的ではないからだそうです

 

今年は、東西南北を合格者したにも関わらず5名が日大に入学してきたとのこと

 

私立というと、単願・推薦の子以外は公立が不合格で入学してくる子が多いので、どうしてもモチベーションが低いところからのスタートになってしまいます(敗者マインドとの闘いと表現されていました)

 

それが、公立を蹴って入学してくる子がいることで、自分たちは選ばれる価値のある高校に通っているという意識ができ、非常に良い影響を及ぼしているそうです

 

これが、今後どんどん増えていけば、入学時のモチベーションの問題は解消されていくかもしれませんね

 

 

中学・高校ともに、入試の仕組みなどについては、一昨年や昨年の記事の方が詳しいので、そちらを参照してください

 

一昨年の記事

 

昨年の記事

 

 

という訳で、非常に書いている私としても消化不良の記事になってしまいました(-_-;)

 

帰りの車の中で、「これは思い切ったことをするなぁ、反響がすごいだろうなぁ(´-`).。oO」

 

そう思っていただけに、非常に残念です(笑)

 

ブログを読まれている方々も、残念に感じていると思います

 

仮に、明日電話がかかってきたとしても、もう書き直したりしませんよ?

 

そういう所は、意外に頑固なものでして

 

 

それでは、今日はこのへんで



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2018年 札幌日本大学中学校・高等学校 説明会

寒いですね(^_^;)

 

6月にストーブをつけるとは思いませんでした…峠では雪が降ったみたいですし

 

進学舎のセミナーはどんな感じだったんでしょうね

 

八反田先生、1人で行ったみたいで申し訳なかったです(1人食事会って、食事会じゃないですw)

 

そして、こんな時に限って面白そうな資料が配られるという…手に入り次第、分析かけて公開します

 

かなりの大作になる予定ですので、お待ちください

 

何せ、私の長年の謎が解明されるかもしれないので(笑)

 

 

前置きはこのくらいにして、今日の午前中に札幌日大中学校・高等学校(以下、日大と省略させていただきます)の説明会に行ってきました

 

まず、初めにびっくりしたのが

 

あれ?校長の隣に立っている人…どこかで見たことある

 

Σ(゚□゚;)

 

元進学舎代表取締役の浦さんだwww

 

なぜ、ここに(^_^;)

※4月から未来教育創造部の部長として招かれたそうです(英語も教えているらしい)

 

本人も言っていましたが、進学舎セミナーの日に、こうして違う場所で塾関係者に対して挨拶をしているというのも…人生わからないものですねぇ(´-`).。oO

 

 

そして、日大と言えば「あの騒動」についても触れざるを得ません

 

もっとも、自分の学校が起こした不祥事というわけでもないので、謝るのもどうかと思うのですが、「日大という名前を冠している以上、生徒・保護者、また生徒を送り出してくれた塾関係者の方々にご心配とご迷惑をおかけしたことをお詫びします」という校長の言葉が本筋でしょう

 

生徒も保護者も、我々塾関係者も、誰も札幌日大を責めたりはしないと思いますよ

 

来年の大学への内部進学がどうなるかは、気になりますけどね

 

 

さて、昨年の記事でも書きましたが、みなさんの気になる中高一貫のスーパーアクティブコース(以下SA)と、高校からのプレミアSコースの具体的な取り組みの中身について

 

今回、ある程度話が出てくるかと期待していたのですが、他に話さなければいけないことがたくさんあって、話題にあまり出てきませんでした(^_^;)

 

恐らく、1周(3年間)やってみなければ、色々言えないのかもしれませんね…

 

なので、期待されていた方がいれば、ごめんなさい<(_ _)>

 

 

まずは中高一貫コースから

 

今年の入試結果については「触れません」

 

なぜなら「意味がないから」です

 

理由はこの後すぐ

 

実は、なかなか衝撃的なことを聞きまして(^_^;)

 

私立中学校の協会?みたいなものが今まであったそうで、その関係で今まではどちらかというと「協調路線」だったそうですが…

 

2月末で解散したそうです(笑)

 

なるほど、これからは各校やりたい放題なわけですね

 

え?言いかたが悪い?

 

これからは「仁義なき戦い」なわけですね(もっと酷い

 

立命館が「2日間入試をやります」って言った時に、「あれ?」って思ったんですよね

 

というわけで

 

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日大も2日間入試になります

 

しかも、仕組みが結構複雑(^_^;)

 

恐らく、説明会などに参加しても、何だかよくわからないという人がいると思うので、ここで完全解説しておきます

 

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まず2日間入試について

 

1月7日の「特待生入試」と「4教科入試」※問題は同じ

1月9日の「4教科入試」と「総合学力入試」※4教科入試は7日とは別の問題、総合学力入試は開成中等を受験する生徒を想定したもの(別に開成中等を受験する生徒でなければ受験できないうわけではありません)

 

1月7日と9日の4教科入試の問題は、出題のしかたを変えるとのこと(7日が北嶺に近く、9日が従来の日大の問題だそうです)

 

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特待生入試で申し込まなければ、特待生には認定されません

それなら、特待生入試で出した方が得だと思うかもしれませんが、特待生入試=得点加算がない、ということなんです

 

そして、帰国子女入試は「別に帰国子女でなくても受験可能」だそうです※ただし英検2級相当取得者に限ります

「みなし満点」の該当教科については後ほど

 

その他、加算についても後ほど詳しく

 

そして、昨年までは総合学力入試ではAコースにしか行けなかったのが、SAコースの判定もするようになるそうです

 

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7日と9日の両日受験する場合のシミュレーションがこちら

 

どのくらいの比率でSA判定を行うのかわかりませんが、単純に判定のチャンスが2回あると考えても良さそうです

 

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ここに書いてあるように、英語資格出願と専願出願は重複して選ぶことができるのです(帰国子女入試はみなし満点の関係で、それ以上の得点加算はないです)

 

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私立中学での特待生制度って初めてじゃないですか?

 

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諸経費はかかってしまいますが、経済的な面で公立中しか考えていなかった層が、特待生Aのみを狙って受験してくることも考えられますね

とても狭き門ですが(ちょっと賢いくらいで特待生A取れるほど、中学受験は甘くないですけどね)

 

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試験科目と試験時間・配点です

総合学力型だけ面接があります

面接は、A・B・Cの3段階評価で、それぞれに合わせて得点が加算されるそうです(何点かは非公表)

 

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これが、今回最も重要な表だと思います

帰国子女入試では、4教科型では国語が満点(120点)、総合学力型だと国語・社会分野が満点(150点)になります

専願出願では、入試型に関係なく20点加算になります

英語資格取得者出願では、SAコースが英検準2級相当以上に30点、Aコースが英検3級相当以上に20点加算になります

 

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というわけで、専願と英語資格出願が重複するとSAコースで50点、Aコースで40点の加算になります

入試の満点が400点ですから、これは非常に大きいです

 

そして、最大のポイントが試験の日程

 

7日:立命館(一貫コース、SP認定あり)日大(特待生・4教科)

8日:立命館(SPコース)北嶺

9日:日大(4教科・総合)

 

なので、どこが第一志望なのかで色々な受け方ができることになるのです

どのような形が取れるか書いた資料もあったのですが、他校の名前が出ているものは出さないでくれと言われたのでやめておきましょう(笑)

まあ、色々考えてみてください

 

私から日大を受ける際のアドバイスとしては

 

1:高得点を取る自信のある子(20点or50点のハンデを跳ね返せる自信のある子)は特待生入試を受けてもいいが、そこまで得点力に自信のない子はむやみに受けるものではない

 

2:どうしても日大に行きたい(あわよくば特待生の資格を取りたい)という子は7日に特待生入試、9日に専願(+英語資格)という形がベスト

 

3:10月にプレテストがあるので、4教科型にしても総合学力型にしても受けておいた方がいい(7日と9日で4教科型の出題傾向が変わりますが、プレテストはどうなりますか?と質問したところ、当日会場で大問の中から選んでもらうことになると思いますとの回答でした)

 

合格実績については、来週の私立TOP校の大学合格実績の記事で詳しく話しますので、今日は割愛させてもらいます

 

 

次に高校について

 

ここで、未来教育創造部についての話があったのですが

 

まあ、まだ2カ月ですからね(^_^;)

 

具体的な話はこれからでしょう

 

目指すべき道みたいな話が中心で、抽象的な話がほとんどでした

 

きっと、来年の説明会では「こんなこと始めました」的なことが聞けると思います

 

 

さて、プレミアSコース(PS)について

 

IMG_2019.JPG

 

受験者180名、合格者48名(3.75倍)、入学者13名

 

昨年はというと

 

受験者130名、合格者54名(2.41倍)、入学者18名

 

なるほど、昨年より受験者は増えたけれど合格者は絞ったと

 

でも、これは学校側のねらい通りなのでしょうね

 

定員を満たすようなことはせず、一定のレベル以上でなければ合格は出さないと言っていましたから

 

で、実際にどういったクラス編成になっているかというと

 

IMG_2020.JPG

 

こんな感じです

 

数学と英語については、特進とPSでは別の授業ですが、それ以外では同じなのだそうです

 

PSを作った理由として、特進コースへの刺激ということも挙げていましたが、別のクラスにしてしまえば刺激は受けられませんからね

 

そして、実際にどんな感じで授業が進められていくのかというと

 

FullSizeRender.jpg

 

数学は当初の予定より進みが早く、2年生のうちに数3まで終わりそうだとのこと

 

ちょっと心配になってしまうスピードですが、大丈夫でしょうか?

 

まあ、高2生(PS1期生)の外部模試の結果を見たら、今のところは心配しなくても良さそうですが

 

ライバルは首都圏の中高一貫校の生徒って言ってましたからね

 

実際、東大・京大・医学部医学科を目指すと謳えば、道内他校をライバル視するものではありませんからね

 

 

スーパーサイエンスハイスクール(SSH)とスーパーグローバルハイスクール(SGH)についても触れておきましょう

 

他校もそうだったのですが、近年国公立大学の推薦・AO入試の合格者がどんどん増えてきています

 

その、ほとんどの生徒が、勉強や部活動以外での活動を評価されてのものです

 

日大も、SSHとSGHのダブル指定校という強みを存分に生かして、国公立大学の推薦・AOに多数の合格者を出していました

 

更に、「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」や「日中高校生 小大使事業」に積極的に参加しており、国や企業の援助が受けられることから、高い費用を出すことなく海外留学や海外研修の経験が積めることをアピールしていました

 

確かに、海外研修とか留学とか高いですからねー(^_^;)

 


校長には「前編・中編・後編で3回に分けてもいいですよ」と言われたり、浦さんにも「ブログに何を書かれるのかと緊張しました」と言われたりしましたが

 

こんなコンパクトになってしまいました

 

毎回、説明会の記事を書く際は前年のものを読んだりするわけですが、正直去年の方が力が入っていたと言われても仕方ありません

 

なので、去年の記事へもリンクを貼っておきますので、説明が物足りない方は去年の記事をどうぞ

 

 

中高一貫コースにSAコースを作ったり、その2年後に入試の仕組みを変えたり、高校部にPSを作ったりと、ここ数年で色々な変化を起こしている日大ですが、これも浦さんの言う「自主創造には創造的破壊が伴う」ということに繋がるのでしょうかね

 

校長は冒頭あいさつで「目の前」「近未来」「20年後」の3つの視点で教育企画・実践を行うと述べていました

 

札幌や北海道でという枠組みを超えて、全国に通用する学校を作る

 

そう、おっしゃったわけですから、今後に期待したいと思います

 

 

それでは、今日はこのへんで



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2017 札幌日本大学中学校・高等学校説明会

予告通り、今日の午前中に札幌日大中学校・高等学校(以下、日大と省略させていただきます)の説明会に行ってきました

 

やはり、みなさん気になるのは、今年の入試から新設された中高一貫のスーパーアクティブコース(以下SA)と、高校からのプレミアSコースのことだと思います

 

ただ、まだ入学してから3か月経っていない状況なので、入試がどうだったかは話せても、具体的な取り組みの中身について話が出てくるのは来年の説明会のようです(^_^;)

 

なので、ちょっと肩透かしの内容かもしれませんが、ご了承ください

 

 

まずは中高一貫コースから

 

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今年からできたSA

 

ふたを開けてみると、やはり4教科入学方式で受験したうちの77%がSAで希望していました

 

それはそうですよね、高校受験みたいにランクの縛りとかがないわけですから、行けるものなら上位コースに行きたいはずです

 

ただ、SAができたことが受験者増につながったかと言えば、そういうわけでもなかったようです(昨年291名、今年292名)

 

で、実際の合格率はどうだったかというと、203名の受験者に対し合格は72名

 

倍率は2.8倍でした

 

そのうち入学した生徒は25名でしたので、定員30名を少し満たさないくらいでした

 

合格基準は当初公言していた得点率70%以上

 

決して、定員を満たすために基準を下げたわけではありませんでした

 

そして注目すべきが、アクティブコースの合格ラインが底上げされたこと

 

当初想定していた得点率40%以上の合格基準を、50%に引き上げたそうです

 

これはSA効果ですね

 

来年も、合格基準はSAで70%以上、アクティブコースで50%以上で変わらないそうです

 

 

ただ、3月下旬に実施するクラス編成試験で成績が優秀だった場合、アクティブ⇒SAへのコース変更を認めるそうです

 

今年は3名の繰り上げがあったとか

 

その3名はSAでも、下位に沈むことなく頑張っているそうです

 

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そして、毎年コース編成を行うため、入学時SAだったとしても、それは保証されず、アクティブコース入学でも途中でSAコースへ変更できるチャンスがあると

 

こう聞くと「アクティブコースからSAに上がると、進度が合わなくて大変なのでは」と思いますが、アクティブもSAも授業進度は同じなのだそうです

 

そして、定期テストについても、アクティブ・SAともに教科書内容は50%、残りの50%は範囲なしの実力テストのような問題形式で、コース編成は50%の実力テストの部分で判断するのだそうです

 

まあ、公平ですね

 

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ちなみに、入学者の3割がお医者さんの家だとか(^_^;)

 

昨年の説明会で校長先生がSAを始めるのはニーズの変化(東大・京大・医学科を希望する層の増加)が背景にあったからだと言っていましたが、なるほど医学部医学科を目指す子が多いんでしょうね

 

合格実績については、来週の私立TOP校の大学合格実績の記事で詳しく話しますので、今日は割愛させてもらいます

 

 

次に高校について

 

まず、校長先生の挨拶の冒頭が、英語と中国語でした((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

「世界に貢献する人」を人材育成像に掲げSGHの指定も受けているのに、校長が範を示さないでみんながついてくるでしょうか

 

昨日の記事で「英会話やだー」とか言っていた私には耳が痛いです(´・ω・`)

 

しかし、英語はともかく、中国語はいつ勉強されたんでしょうか…

 

聞くの忘れました(笑)

 

 

さて、今年から新設された「プレミアSコース」

 

昨年も紹介しましたが、設立に至った経緯について確認してみましょう

 

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昨年気になった「数学の先取り課題とは『どこまでの範囲』を『どのレベル』で行うのか?」聞いてみました

 

 

あくまでも、生徒が自学可能である部分に限定して課題を出している(例えば、絶対値や二次関数など『変な考え方やクセがつくと困る』ところは学校で教える)

 

概ねこちらの要求するレベルには到達していたが、もちろん個人差はあるので、補習(講習?)で補う

 

 

なるほど、後は実際の授業進度がどうなるかですね

 

昨年いただいたこの資料↓と、今年いただいた資料も同じでしたので

 

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来年になれば、実際どんな感じなのかがより明確にわかると思います

 

 

プレミアSコースの定員は25名、ただし定員確保にはこだわらないとおっしゃっていましたが、実際どうだったのか?

 

 

130名の受験者がいて、合格は54名(2.4倍)

 

入学者は18名

 

うち5名は専願だったそうです

 

 

専願??推薦入試の単願・専願の専願ではないですよね?(プレミアSは一般入試のみです)

 

公立に願書出したけど、プレミアSで合格出たから受けなかったってことですよね(^_^;)さすがに

 

他は、東西南北、月寒、北広島が併願だったそうです

 

 

ここで、昨年の説明会で南・北レベルを想定(後で東を落ちた生徒が来ることは想定していないと豪語)と話していたのと違うやん!と思いましたが、次の資料を見て納得

 

しっかり、南・ステラ・北の次に来てますね

 

データ数が少ないので、第一の文理選抜と比べるのはどうかとも思いますが、合格者のレベルは当初の想定通りだったと言えるでしょうね

 

東、西、月寒、北広島が併願だったからと言って、南北レベルの力がないかと言えばそういうわけではないですしね

 

特に北広島なんかは、通学の関係もありますから

 

ただ、この結果を見ても、まだ私は積極的にプレミアSを薦めることは難しいですね(^_^;)

 

やはり、もう1年様子を見たいというのが正直なところです

 

 

さて、昨年はあまり聞くことができなかった、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)とスーパーグローバルハイスクール(SGH)の話し

 

今年はたっぷり聞けました

 

全国でも26校(あれ?違ったかな)しかないダブル指定校なんですが、SSHの方は1期目を終了し現在指定2期目の1年目

 

これ結構大変なんですよ

 

1期目の5年間で成果上げれなかったら、そこで終わりですからね

 

なので2期目に入ったということは、1期目の活動が文部科学省に認められたということです

 

様々な賞を受賞したり、日本代表に選ばれたりしていて、思っていた以上に活躍しているなぁというのが率直な感想です

 

SGHの方は…これは校長先生も言っていましたが、SSHと比べはっきりとした実績を上げにくいと

 

そんな中でも、「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」に10名が選出されたというのは大きなTOPICでした(10名というのは全国1位なんだそうです)

 

さらに、これ

 

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何だ、ただの英字新聞じゃないかと思うかもしれませんが、これ日大の生徒が作った英字新聞なんです

 

記事の内容も、SGHでの研修や発表が中心

 

これは、ぜひうちの生徒にも見せないと(もちろん、あいみ先生にも)

 

そんなに難しい文法使ってないので、読みやすいと思います

 

 

さて、このSSHとSGH

 

誰もが参加できるわけではなく、プレミアSと特進の希望者と中高一貫コースの生徒(全員)だけなんですね

 

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しかも両方参加することはできないようです

 

プレミアSと特進については、推薦入試の生徒を優先し、定員を超えた場合は入試点を参考に選抜するのだとか

 

例年、推薦入試からは20〜25名が希望し、残りの枠を巡ってかなり熾烈な争いになるとか…

 

ただ、今の人数がしっかり取り組むことができる適正な数のため、希望者が多いから増枠というわけにはいかないようです(でも、何とかしてあげたいんですよね…と言ってました)

 

 

3年後の大学入試改革に向けて、このSSH・SGHの取り組みというのは、一つカギになってくるのではないかと思います

 

国公立大学についても推薦・AOの枠を増やすように言われていますし、そうなった場合、こういった取り組みが評価されることにも繋がってくるでしょう

 

まあ、大学入試の道具として使うのでなく、自分の興味・関心を広げる意味で参加してほしいですけどね

 

 

また、日大の附属高校ですから推薦もあります

 

基礎学力選抜方式(基礎学力到達度テストの結果による)

附属特別選抜方式(調査書・資格・部活などに重点)

国公立併願方式(国公立大学に合格した場合のみ辞退可能)

 

学部別に推薦の基準が違うそうです

 

 

最後に、昨年に続き定員を大幅に超過してしまったため(2年連続130%)、今年は合格基準を若干上げるそうです

 

具体的な数字は…中学校などに伝えられる前ですのでここでは書きません

 

中学校の進路の先生や通っている塾の先生には伝わると思いますので、そちらで確認してください

 

ギリギリのランクで日大の受験を考えている場合は注意してくださいね

 

なお、プレミアSコースは当日点のみ、ランクは一切考慮しません

 

 

 

う〜ん、某中学校と比べても、遜色ない(それ以上の)成果を出していると思うんですが…

 

イマイチ評価がされていませんよね(現に、以前は私の評価もそれほど高くありませんでしたw)

 

言葉は悪いですが、宣伝・営業力の差なんですかね(-_-;)

 

まあ学校なので、実績や中身で評価してください、と言いたいのもわかります(私もそういうタイプですから)

 

でも、もう少し、伝える努力もしてみたらいかがでしょうか

 

もったいないですよ(笑)

 

 

それでは、今日はこのへんで



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2016年 札幌日本大学中学校・高等学校説明会

昨日、札幌日本大学中学校・高等学校(以下、日大と略させていただきます)の説明会に出席してきましたので、その内容について1日遅れですが書きたいと思います

 

何せ今回が初参加ですので、他の学校だと「毎年聞いてますよ〜」という教育内容などについても新鮮な気持ちで聞けると思っていたのですが…

 

来年から大きく変わるコースについての話が中心で、そのあたりは「パンフレットを見てください」と言われてしまいました(笑)

 

確かに、毎年参加している先生たちにとってはそうですよね(-_-;)

 

で、恐らくご覧いただいている方も、期待されているのは新コースについての話だと思いますので、それを中心に

 

 

まずは中高一貫コースから

 

今までは中学3年間は特別なコースは設けず、数学・英語について習熟度別でクラスを分けるのみにとどまっていたのが(高校ではSクラスという上位クラスがありました)

 

スーパーアクティブコース(最難関大学・医学部進学コース)とアクティブコース(難関大学進学コース)の2コース制になります

 

定員はそれぞれ30名(4教科入学試験方式)と75名(4教科:45名、総合:35名)で計105名

 

昨年より始まった総合学力入学試験方式(いわゆる適性検査に近い試験)では、スーパーアクティブコースの受験はできません

 

ただ、3月下旬に実施するクラス編成試験で成績が優秀っだった場合、アクティブ⇒スーパーアクティブへのコース変更を認めるそうです(スーパーアクティブ⇒アクティブへの変更は「このとき」はありません)

 

そして、毎年コース編成を行うため、入学時スーパーアクティブだったとしても、それは保証されず、アクティブコース入学でも途中でスーパーアクティブへ変更できるチャンスがあると

 

このあたりは立命館のSPコースと同じですね

 

アクティブコースの生徒のモチベーションをキープするためと、「スーパーアクティブでなければ入学しません」といった辞退者をなくすためにも必要な措置なんだと思います

 

そして、コースを新設するので入試の難易度を調整するのかどうかが一つポイントだったのですが

 

「変えません」と

 

得点率70%以上がスーパーアクティブ合格のラインになるのではないかと言っておられました

 

やはり大学入試改革を意識されているのか、来年の入試でも思考力・表現力を見る問題を多く出題するつもりだそうです

 

10月に行われるプレテストが参考になると思います

 

 

ちなみに、校長先生は、このコース新設については「反対」だったそうです(笑)

 

実行に踏み切ったのは、職員の後押しやニーズの変化(東大・京大・医学科を希望する層の増加)が背景にあったからだとおっしゃっていましたが…

 

まあ、「やれ」と言われたからにはやらなければいけませんよね(-_-;)

 

お察しいたします

 

 

次に高校について

 

高校からの入学者対象に、特進クラスに「プレミアSコース(仮称)」を新設するそうです

 

予定している定員は25名

 

設立に至った経緯については下の資料を見てください

 

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ここで「ん?」と思った方

 

そうなんです、私もこの資料のある一部分が気になり、説明会終了後に日大の先生方を質問攻めすることになります

 

それは

 

「高校入学前に高校内容の先取り課題に着手し、無駄を省略」

 

ここですね

 

さらに次の資料を見てください

 

FullSizeRender.jpg

("゚д゚)

 

数IAを高1の9月(もしかすると夏休み前?)で終わらせるんですか??

 

後で聞いたら、特に枠の長さについては意識していませんでしたと言ってましたが、でも上の特進と比べて見ても、特進が年内に終わらせる雰囲気なので、それより早い=前期で終了っていうのが想定されますよね

 

大丈夫なのか…(^_^;)

 

そこで!「先取り課題とは『どこまでの範囲』を『どのレベル』で行うのか?」聞いてみたところ…」

 

「わかりません…」

 

("゚д゚)

 

ハイ

 

 

でも、このスケジュールを見ると、相当詰め込むことになるはずなんですが…

 

校長先生は某公立高校や某私立高校を「課題や講習で生徒を拘束して潰している」と力説されていたんですよね…

 

しかも、部活についても「制限はない」と

 

だ、大丈夫ですか?

 

その疑問は、次の説明で「一部」ですが解けました

 

 

定員は25名、ただし定員確保にはこだわらない

 

南・北レベルを想定(後で東を落ちた生徒が来ることは想定していないと豪語されていました)

 

年に1〜2回、特進からプレミアSコースへの移行機会を設ける(ただし、カリキュラムの関係で現実問題、高1の夏以降は無理でしょう)

 

プレミアSから特進への事実上の降格がある

 

 

なるほど…おそらく同じA日程である光星のステラに流れている、南・北受験の近郊の生徒を取り込もうということですね

 

う〜ん、でもなぁ…

 

はっきり言っていいですか?

 

こういう新設コース1年目に入学するのはギャンブルです

 

「1年目は結果を出さなければいけないので、学校側も力が入る」と考えるのか「やることなすこと初めてなので、試行錯誤でグダグダになる」と考えるのか

 

今回の説明会だけだと、後者の不安を払しょくするところまではいきませんでしたね

 

それは他塾の先生たちも同じだったのではないでしょうか

 

もう少し、細部まで決まってからでないと「恐ろしい」というのが正直なところです

 

だいたい、数IAの最初の部分なら自学自習できるだろうと思っているのかもしれませんが、例え南北レベルだとしても、私はそうは思いませんよ

 

最初の部分だからこそ、「肝になるところ」を指導してサポートしてくれる人がいなければ、「ずっこける」と思うんですが…

 

まさか、塾にお任せですか?(食いついてくる所ありそう…)(^_^;)

 

実績上がらなかった時、「最初にしっかり先取り課題して来なかった生徒が悪い」って言わないでくださいね

 

 

さて、うちの教室を火・木と手伝ってくれている「あいみ先生」

 

日大(中高一貫)の卒業生です(*´▽`*)

 

本当は一緒に行って、説明を聞いてもらおうと思っていたのですが、用事ができてしまい残念ながら不参加

 

なので、「生徒からの視点」で今回の変更について質問に答えてもらいました

 

 

(私)まず、スーパーアクティブコースができることで、「コース間格差」のようなものが生まれないかな?

(あ)中学時代はみんな同じコースだったので、仲良くやってました。高校になってSコースができると、一部の男子が「やっぱりSコースは違うな」と軽く嫌味を言ってくることはありましたが、険悪な雰囲気になったりいじめに発展したりといったことはありませんでしたよ。向上心のある子にはいいのでは?

 

(私)学校の先生の質(常勤・非常勤の割合)や数については?

(あ)どの先生が非常勤とかは、あまり気にしてなかったのでわからないです(笑)何人くらいいたんだろう…そこまで多くなかったような…あ、でも校長先生が化学教えているのは、単純に先生が足りないからだと思ってました(笑)確か高3のときに、HPで理科と社会の先生を募集してて「大変なんだな〜」と思った記憶があります

 

(私)課題の量は多かった?

(あ)英語と数学は多かったですね。Sクラスだったからだと思いますが。特に英語は凄かったです。

 

(私)あいみ先生は英語得意だから、他の人はもっと大変だったんじゃないの?

(あ)私の英語の力が伸びたのって、高1・2の時の英語の課題のおかげだと思っているんですよね。あれで本当に力が付きました。ただ、その時の先生、もう日大にいないんですよ…激務だったらしく、今は武蔵女子短大でのんびり教えてるそうです(笑)

 

(私)プレミアSコースってどう思う?

(あ)う〜ん…高校って特進と総合の差が激しいんですよね、扱いというかまあ色々な面で。そこに新しいコース作って…うまくいくのかな?あ、HRは特進と一緒なんですね(下記参照)それなら、大丈夫なのかな。あと、一貫コースとタイアップって書いてますが、一貫コースの子たちは良く思わないでしょうね。保護者の人たちもそうじゃないかな。

 

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ちなみに、あいみ先生は母校大好きです(^-^)

 

ありがちな「うちの学校(先生)のここが嫌だった」話は一度も聞いたことがありません

 

でも、本音で話してもらいました(笑)

 

 

合格実績については、来週の私立編で詳しくやるので割愛して、最後に学校の取り組みを少し紹介して終わりにしたいと思います

 

日大は、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)とスーパーグローバルハイスクール(SGH)のダブル指定校になっています

 

片方には指定されていても、両方というのは全国でも極めて少ないそうです(何校かは聞きませんでした)

 

このSSHとSGH

 

誰もが参加できるかと思っていたのですが、そうではないらしく

 

特進の希望者と中高一貫コースだけなんですね

 

しかも両方参加することはできないようです(中高一貫も?)

 

ちなみに、あいみ先生は在学中、SGHには参加できなかったそうです(まだ指定を受けていなかった)

 

パンフレットに載っている活動の様子を見て、本気でうらやましがっていました(笑)

 

 

また、日大の附属高校ですから推薦もあります

 

基礎学力選抜方式(基礎学力到達度テストの結果による)

附属特別選抜方式(調査書・資格・部活などに重点)

国公立併願方式(国公立大学に合格した場合のみ辞退可能)

 

学部別に推薦の基準が違うそうです

 

 

高校は、公立が合格したにも関わらず日大を選んだといった生徒が多かったらしく、昨年と比べ100名近くの入学者増で全道一の超過率だったとか

 

そうなると心配になるのが、来年の入試で合格基準が厳しくなるのではないかということですが、今のところ来年の入試に関しては合格基準を変えることはないそうです

 

過去のデータからすると(明確な基準聞くの忘れました…)、特進はCランク・総合進学はEランクであれば、ほぼ大丈夫でしょう

 

プレミアSコースは当日点のみ、ランクは一切考慮しないそうです(このあたりも光星のステラと同じですね)

 

 

説明会終了後も、いつものように最後まで残って質問していたのですが、丁寧に答えてくださった浅利校長先生をはじめとした教職員の皆さん

 

ありがとうございました

 

特に校長先生

 

非常に情熱を感じられる方でした

 

大きな変革の年、大変だと思いますが、頑張ってください

 

 

それでは、今日はこのへんで



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