今日は、酪農学園大学附属とわの森三愛高校の説明会でした(今年もこの記事内では校名を「とわの森」と略させていただきます)
実はカレンダーには予定が書いてあったのですが、案内の文書が探しても見つからなくて、どこで行われるか分からず(多分毎年行っているホテルだろうとは思いましたが)、念のため学校に電話してしまいました
そして、会場に行ってみると…あれ?うちの教室が手書きで追加されている…
もしかして、申し込んだつもりが申し込んでいなかった?(^_^;)
お手数おかけいたしました<(_ _)>
さて、今年は新型コロナウイルス対策という観点から説明会の時間が短縮されたのですが、逆にコンパクトにまとまっていて、正直今まで参加した中では一番良かったのではないかと思いました(´-`).。oO
まあ、ツッコミどころはいくつかあったのですが、来年以降もこんな感じでやっていただけると助かりますね
まず、校長先生の挨拶の中から入学者数に関して
とわの森は、私の手元にあるデータ(過去9年間)では一度も定員を超える入学者数だった年はなかったのですが、この春ついに定員を超えまして
しかも少し超えたとかいう話ではなく、300名の定員に対して382名の入学者という(^_^;)
学校側としては「嬉しい悲鳴」です
それは皆さんご存じの通り、定員を超えると高校側に対して「助成金カット」というペナルティが課されるからです
それも、「数十万、数百万ではなく0が一つ違う」と表現されていたので、相当な額ですね
では、どこからの入学者が多かったのかというと…
江別・空知・石狩管内:63→160
札幌市内:82→123
まあ、当たり前と言えば当たり前なのですが、もう少し詳しく(例えば札幌市内なら何区とか)知りたかったですね
何故かというと、昨年の説明会で聞いた「スクールバス」の運行が生徒増に一役買っているのではないかと思ったからです
清田線のみだったのが、江別線と屯田線を増やしたのが昨年10月
そして…パンフレットを見ると屯田線の新規利用受付は現在停止中になってます
「多すぎてもう無理」なのか「誰も使わないから走らせたくない」なのか
私は前者だと思うのですが、どうなんでしょうか(教室に帰って来てから気づいたので質問できませんでした)
そして、どこのコースが増えたのかというのも気になりますね
これは説明会では特に話が出ませんでしたので、北海道高校ガイドブック(学力コンクール事務局編)から数字を拾ってみましょう
2018 | 2019 | 2020 | |
獣医理数 | 8 | 15 | 17 |
特別進学 | 31 | 27 | 16 |
総合進学 | 126 | 111 | 190 |
トップアスリート健康 | 37 | 31 | 88 |
フードクリエイト | 26 | 15 | 22 |
機農 | 31 | 24 | 49 |
なるほど、総合進学・トップアスリート健康・機農ですね
総合進学については2つの理由が考えられます
1つは「酪農学園大学附属」ということが校名変更により浸透してきたこと
もう1つは、やはり就学支援金制度の影響が大きいのではないかと
今までは経済的な事情から地元の公立高校しか選択肢がなかったのが、私立も選べる状況に変化したと
空知管内や石狩管内の近隣の公立高校の入学者数の変化を追ってみましたが、普通科についてはそれほど変化がないように見えました
ただ、岩見沢農業は明らかに入学者が減りましたね
昨年は全ての科で定員を満たしていたのが、今年は森林科学のみ定員を満たして他の科は定員割れです
280名→218名ですから、ここにしわ寄せがきているように思います
トップアスリート健康は、強化指定クラブを増やしたことと、一般受験が可能になったこと
この2つの影響が大きかったかなと思ったのですが、一般受験の方は特に大きな影響はなかったように見えます
まあ、とわの森のトップアスリート健康を滑り止めにして公立を受験するという生徒は…いないだろうな(笑)
ということは、強化指定クラブを増やしたこと、各大会で好成績を残していること、そして卒業生が第一線で活躍していること、これが大きいのだと思います(バドミントン女子ダブルス松本麻佑選手、男子バレーボール日本代表山本智大選手)
機農コースは、酪農科学専攻と作物園芸科学専攻の2つの専攻に分け、作物園芸科学専攻は自宅からの通学を可能にしたのが大きいように思います
全寮制というのは、やはり抵抗あったんでしょうね
こうして、入学者数を大幅に伸ばしたとわの森ですが、「選ばれる私学には5つの理由がある」ということで次の5つの項目を挙げてくれました
1:独自の建学の精神による人間形成
2:優れた指導者による丁寧な指導
3:充実した課外活動
4:整った環境・設備
5:豊富な進路選び
なるほど!
とわの森にはこの5つが備わっているから、今年の入学生に選ばれたいうことですね
では、昨年までは備わっていなかったんでしょうか…(ちょっと意地悪なツッコミをしてみました
まあ、備わっていたけれど宣伝不足だったということにしましょう
そう言えば、昨年行った1月の推薦・単願入試での合格者全員の入学金を免除するというものは、26万円から10万円へ16万円を減額するに変わっていましたね
ただ、特待生の基準をクリアすれば入学金の全額免除や月額給付もあるようですので
詳しくはこちらをご覧ください、非常によくまとめられています(特待生制度などについてはこちらのページ)
最後に、来春の入試について
公立入試に合わせて、範囲の削減を行うそうです(公立入試と全く同じですので割愛します)
また、一般入試の面接は廃止になりました
獣医理数・特別進学・トップアスリート健康が裁量問題で、総合進学・フードクリエイト・機農が標準問題というのは変わりありません
それと、合格の目安は若干変わっているようなので、受験を考えている人は中学校の進路指導の先生や塾の先生に「しっかり」確認しておいた方がいいと思います
たまに、こうした説明会に参加しないで、今までの経験で進路指導する人いますからね(^_^;)
そして通信制について簡単に
ここ数年で、通信制に通う生徒は急速に増えているそうです(2016:49名、2017:60名、2018:80名、2019:114名、2020年:152名)
数年前までは通信制についての個別質問は皆無だったように思うのですが、今年は最後まで塾の先生たちが質問していたのは通信制の先生の所でした
それだけ需要が高まってきているのと、まだまだ通信制の中身が知られていないということですよね
とわの森の通信制は「食」と「農」にこだわったさまざまな体験型授業が用意されているのですが、私なんかは「楽しいことばかり強調して…」という風にも思っていたんですよね
しかし、熟長会でもお世話になっているユニバーサルCAIスクール本部校の坂東先生の奥さんが、「通信制に通う子の中には、家に閉じこもっている子もいるから、まずはイベントに参加するということで外に出ることが大事なんじゃないのかな」と教えてくれました
なるほど、そういうことか
また、とわの森は通信制から全日制への転籍制度があるというのも、他の高校にはない特徴でしょうね
あ…どのくらい転籍者がいるのか聞いてこなかった…(来年は聞きます
あと、全日制同様の特待生制度を作るべく頑張っているようです
それぞれのコースの案内については一昨年までの記事で確認してください
毎年書いていますが、多様なコースを設けているのが非常に面白い高校だと思います
あと、やはり入学生が増えたというのは、学校としての自信にもなったのでしょう
例年と比べても説明会自体の雰囲気が良かったように思います
そして、昨年の最後の方に書いたことをもう一度書いて、記事を終わりにしたいと思います(ほぼコピペです
あと、将来獣医になりたいという人
とわの森から酪農学園大学の獣医学部に進学するのは毎年少数で(今年は5名うち現役4名)、北大の獣医学部に合格者を出したという話しは私は聞いたことがありません
ですから、とわの森の獣医・理数コースに行く=獣医になれるわけではありませんからね
そしてお得な話を1つ
とわの森はキリスト教同盟校ということで、首都圏や関西圏の指定校推薦の枠がいくつか用意されています(これは他のキリスト教の高校も同じです)
青山学院大学、国際基督教大学(ICU)、明治学院大学、同志社大学(主に文系学部)
そして、明治大学の農学部にも指定校推薦の枠があるのです
明治大学の農学部は機農コースからでないといけないとのこと
もし、将来の進路が明確に決まっているのなら、とわの森(機農コース)→明治大学(農学部)というのは、狙ってみても損はないのかなとも思いますけどね
明日は北星女子の説明会に参加してきます
それでは、今日はこのへんで
今日は、酪農学園大学附属とわの森三愛高校の説明会でした
ここで「おや?」っと思ったあなたは鋭いですね
この春から校名が変わったんですよ
変わったと言っても「酪農学園大学附属」がついただけなのですが…
意外と、附属高校だということは知られていなかったかもしれませんので、この校名変更はプラスに働くのではないかと思います
とは言っても、正式名称がかなり長くなってしまったので、このッブログでは以降も「とわの森」と呼ばせていただきます<(_ _)>
昨年は、結構辛口なこと書いてましたが、さて今年はどうだったかというと
変更点が多々あったため、毎年恒例?の各コースの紹介がありませんでした
とりあえず、私の中ではプラス要素です(笑)
では、変更点とは何かと言いますと
(1)校名変更
(2)機農コースが2つの専攻へ
(3)トップアスリート健康コースに強化指定クラブが増え、一般受験も可能へ
(4)新しい特待生制度
(5)スクールバスの運行
(6)通信制に普通科以外の「農食環境科学科」が誕生(予定)
1つ1つ見ていきましょう
まず校名変更について
昨年の記事でも「酪農学園大学附属として生きる道を選んだ」と書きましたが、校長先生はあいさつの中で「高大連携を強め、内部進学する生徒を今まで50〜70名だったのを100名にまで増やす」と言ってましたので、もう間違いないでしょうね
上に大学がある高校が生き残る道としては正しい選択だと思いますよ
ただ、獣医学部については四国にできた某大学の影響はやはり大きかったようで…
安穏とはしていられないということでしょう
次に機農コースについて
機農コースというと、全寮制ということもあり、どうしても「実家が農家(酪農家)の子しか通えない」という先入観があるようですが(私もそうかと思ってました)、実際そこまで偏っていないらしく、それなら農業に興味はあるけれど全寮制はちょっと…という子や、農業には興味はあるけど牛はちょっと…という子でも大丈夫なコースを作ったらどうかということで
2年生から酪農科学専攻と作物園芸科学専攻の2つの専攻に分かれることになりました
そして、酪農科学専攻は今まで通り全寮制ですが、作物園芸科学専攻は自宅からの通学を可能にしました
トップアスリート健康コースについては、今までの6つの強化指定クラブ(女子ソフトボール・女子バドミントン・男子バレーボール・男女ソフトテニス・サッカー)に加え、新たに女子バスケットボールと硬式野球が強化指定クラブになったそうです
そして、今まで単願・推薦でしか受験できなかったのを、2月の一般入試でも受験可能にしました
ただし、裁量問題での受験ですのでしっかり勉強してくださいね(1月の単願入試で裁量問題を採用しているので、一般入試でも同様の問題をということだそうです)
新しい特待生制度とは、1月の推薦・単願入試での合格者全員の入学金を免除するというもの
結構な金額になるでしょうから、随分と思い切ったことをしましたね
スクールバスは、現在清田線が運行しておりますが、10月から新たに屯田線と江別線を運行する予定とのこと
…
江別線はともかく、屯田線?
なんでも、今通っている生徒がいる地域で、交通アクセスが悪い(時間がかかる・乗り継ぎが多い)ところを調べたらこの地域だったのだそうで
ふーん(* ̄- ̄)
まあ、北区や東区の中心部から離れた所は、私立の高校1つもありませんから、良い考えかもしれませんね
ちなみに、北区屯田・新琴似、東区丘珠・東苗穂を通って学校に行くそうです
最後に通信制について
ここ数年で、通信制に通う生徒は急速に増えているそうです(2016:49名、2017:60名、2018:80名、2019:114名)
とわの森は、酪農学園大学附属という特徴を生かして、今度新しく農食環境科学科を作るほか、全日制同様の特待生制度を作るなど、通信制においても他とは違った工夫を様々しているようです
というわけで、変更点についてザッと紹介しました
ですので、それぞれのコースの案内については一昨年までの記事で確認してください
さて、昨年も書きましたが、私はとわの森のように多様なコースを設けている私立は評価しています
みんなが大学受験を意識しているわけではないですからね
そういった意味では、商業高校や工業高校、農業高校や水産高校がもっと注目されてもいいと思います(総合学科も)
ただ、勘違いしてほしくないのは「トップアスリート健康」も「フードクリエイト」も普通科です
「トップアスリート健康」コースのスポーツ理論の授業は週2時間(高1・2・3)
「フードクリエイト」コースの総合実習は週2時間(高1・2・3)、トータルフードやフードビジネスも各週2時間(高2)
「機農」コースは農業科ですから、専門的な授業をたくさん入れることができますが、普通科なんですから国数社理英の5教科も普通にあるんですよ
特別な授業だけに目を奪われて、日々の当たり前のように行われる授業に目を向けないということがないようにしてくださいね
あと、将来獣医になりたいという人
とわの森から酪農学園大学の獣医学部に進学するのは毎年少数で、北大の獣医学部に合格者を出したという話しは私は聞いたことがありません
ですから、とわの森の獣医・理数コースに行く=獣医になれるわけではありませんからね
最後にお得な話を1つ
とわの森はキリスト教同盟校ということで、首都圏や関西圏の指定校推薦の枠がいくつか用意されています(これは他のキリスト教の高校も同じです)
青山学院大学、国際基督教大学(ICU)、明治学院大学、同志社大学(主に文系学部)
そして、明治大学の農学部にも指定校推薦の枠があるのです
明治大学の農学部は機農コースからでないといけないとのこと
もし、将来の進路が明確に決まっているのなら、とわの森(機農コース)→明治大学(農学部)というのは、狙ってみても損はないのかなとも思いますけどね
それでは、今日はこのへんで
今日の午前中は、とわの森三愛高校の説明会でした
基本的には例年と同じでしたので、それぞれのコースの案内などについては、去年までの記事で確認してください
リンク貼っておきますね(^-^)
実は、説明会は4回目の参加ですが、初めて質問せずに帰ってしまいました(-_-;)
いや、聞くべきことがなかったんですよね
というのは、冒頭の校長先生の挨拶から感じたことなのですが…
進学校化は諦めましたね(´・ω・`)
正確には「酪農学園大学附属として生きる道を選んだ」ということでしょうか
農業高校を歴任してきた上に、酪農学園大学卒
「本校には本校の役割がある」
そうおっしゃっていました
いや、私は悪いことだとは思いませんよ
むしろいいことだと思います
「獣医・理数」「トップアスリート健康」「フードクリエイト」「機農」などの他の高校にはない多様なコースを持っているわけですから、そちらを前面に押し出すべきでしょう
そうでなければ生き残れないでしょうからね
加えて、説明の色々なところで、地域連携をしているところが印象に残りました
江別市で、そして文京台地区で
地域に愛される学校を作ろうとしているんですね
ただ、江別の生徒だけでは学校を維持できません
そのための工夫が、平岡・清田・真栄・美しが丘・北広島(大曲)へのスクールタクシーの導入でしょう
上に挙げたような地域は、交通アクセス的に不便で、今まで通学者が少なかったところなんだそうです
本当はスクールバスを運行できればいいのでしょうが、経費面で厳しいと
なので、タクシーということになったのだそうです
詳細はこれから詰めるのだそうですが、やることは間違いないとのこと
通学時間の問題は、高校を選ぶ上で大事なポイントですからね
もし、仮にとわの森に興味がある人は、ぜひ学校祭や学校説明会に参加してみることを勧めます
他の普通科の学校とは一味違うわけですから、どういった取り組みをしているのかは、自分の目で確かめた方がいいでしょう
ただ、一言言っておきたいのは、そのような特別な授業ばかりで学校生活が行われているわけではないということ
「獣医・理数」コースの大学との連携授業、週2時間(高1・2)
「総合進学」コースの探究基礎・応用、週2時間(高2・3)
「トップアスリート健康」コースのスポーツ理論、週2時間(高1・2・3)
「フードクリエイト」コースの総合実習、週2時間(高1・2・3)トータルフード、フードビジネス、各週2時間(高2)
「機農」コースは農業科ですから、専門的な授業をたくさん入れることができますが、その他は普通科です
できることは限られてきます
学校祭のように、特別なものだけに目を奪われて、日々の生活に目を向けないということがないようにしてくださいね
それでは、今日はこのへんで
それでは、今日はこのへんで
今日の午前中、とわの森三愛高校の説明会に行ってきました
説明会に行く前は、前年の記事に目を通して、質問事項がないかチェックしているんですよね
あれ?昨年の説明会の印象良かったはずなのに、何でこんなに記事あっさりしているんだろう…
その謎は一昨年の記事を見て解けました
そうだった(笑)
記事にするのやめたんでしたっけ(^_^;)
恐らく、昨年も似たようなことを言われたんだと思います(もう覚えていない)
だから、あんなにあっさりした記事になったんだと
なので、今年も内容について質問こそしましたが「ブログに書いてもらっては困ることは?」ということは聞かないで帰ってきました
年々、説明会の内容良くなっているのに…もったいないなぁ(´・ω・`)
まず、今年から「獣医・理数」「総合進学(特別進学)(総合進学)」「トップアスリート健康」「フードクリエイト」「機農」の5コース制に変更になりました
昨年、授業の内容などについて紹介がなかったのは残念と書いたからかどうかはわかりませんが、今年はそれぞれのコースの特色ある授業についての説明がありました
それぞれのコースで「何」を「どのように」学び、「何が身につく」のか?
これは、学校案内にも載っているので触れてもいいでしょうね
共通して言えることは、大学入試改革を意識しているのか、表現・発信することを重視している
ただレポートを書くだけでなく、それを発表したり、生徒がコースの日々の様子を紹介するブログを書いてみたり
そういったところは、非常に評価していいと思います
ただ、ここに書かれていることの多くは、それぞれのコースでの選択授業の中での取り組みであって「こういうことばかり」を勉強している訳ではありません
それは、とわの森だけでなく、全ての特色あるコースを持つ普通科高校全般に言える話です(職業科は違います)
普通科の中では、やれることは限られてしまうのです(-_-;)
例えば獣医・理数コースの大学研究(獣医プレゼミなど)は、1年次・2年次各2単位です
他の高校で取り組んでいるSSHにしても2単位ですから、まあその点は同じです
国語・数学・理科・社会・英語、その他芸術教科など
そういった教科の1つに過ぎないわけです
学校祭の記事でも言いましたが、キラキラしているものに目を向けすぎることがないように(^_^;)
しかし…獣医・理系コースは1年次39単位ですか(^_^;)
月〜金7時間、土曜日4時間
他の学校で土曜講習やっていることを考えれば、「どうせ土曜日呼ぶなら授業しちゃえ」というのは、ある意味わかりやすいです
以前は平日8時間授業+土曜講習だったわけですから、どちらか選べと言われたら、私は今の方がいいと思いますよ
さて、昨年も書きましたが、獣医・理系コースの一番の利点は、酪農学園大学の獣医学群獣医学類に内部進学できることです
詳しい説明は昨年の記事を見てもらうとして、この春は現浪合わせて11名が獣医学部へ進学したそうです
今の獣医・理数コースの結果が出るのは再来年
進学実績の話がほとんど出なかったということは、今年はあまり奮わなかったことの裏返しでもありますから、来年以降に改めて期待ですね
そして、教室に帰ってきてからじっくり学校案内を見ると、今さらながらですが、実家が酪農家だったり全道や全国の様々なところから生徒が来ていたりしているということが印象的でした
他の私立にはない特徴的なコースが多いので、そういったものに魅力を感じる生徒には、良い学校だと思います
食というものに注目が集まっていますから、フードクリエイトコースなんかもっと人気が出ても良さそうですけどね
そんな中、私が昨年「総合進学コース」がこれからは重要になってくるではないかと言ってましたが
中国語入門・会話に探究基礎・活用
この授業はちょっと面白いと思いますよ
今後、他校と差別化できるポイントになってくるかもしれませんね
大事に育ててほしいと思います
それでは、今日はこのへんで
今日の午前中、とわの森三愛高校の説明会に行ってきました
昨年は…説明会の内容は書かずに感想だけ書いたんでした
さて、今年はどんな感じだったんでしょうか
まあ、タイトルに「感想」って入っていないので(笑)
今年まで「獣医進学」「アドバンス(理系)(文系)」「総合教育(選抜)(総合)」「トップアスリート健康」「フードクリエイト」「機農」の6コース制だったのが、来年からは「獣医・理数」「総合進学(特別進学)(総合進学)」「トップアスリート健康」「フードクリエイト」「機農」の5コース制に変更になります
「トップアスリート健康」「フードクリエイト」「機農」の3コースは昨年までと変更がないということで、説明会でもほとんど触れられませんでした
ですから、パンフレットをご覧いただいて、不明な点は学校説明会で聞いてみてください
それでは、獣医・理数コースについて
今までの獣医進学コースとアドバンス(理系)コースを統合したもので、獣医進学コースにとっては獣医学以外の理系分野に触れる機会の増加、アドバンス(理系)コースにとっては獣医学の多様な学問領域に触れられるという、お互いの弱みを補完するものとなっています
まあ、獣医学といっても2単位の大学研究という授業の中で話であって、獣医プレゼミもこの授業の枠の中で行われるそうです
先日学校見学してきた文教大明清のサッカープログラムと同じですね、普通科ですのである程度やれることは限られてしまうわけです
その点、機農コースは凄いですね
3学年97単位中、農業に関するものが38単位ですから
時間割は、今までの獣医進学コースが平日8時間授業+土曜講習だったものが、平日7時間授業+土曜日4時間授業になるそうです
これは、今までの8時間目にあたる時間に、自学自習・個別指導・講習・通塾をあてると
自学自習…流行っているんですかね(-_-;)
でも、有無も言わせず講習というよりは、個別に必要な勉強ができるのでいいと思います
さて、獣医・理系コースの一番の利点は、酪農学園大学の獣医学群獣医学類に内部進学できることです
事前判定型と大学入試センター利用型の2つがあって、事前判定型は学校指定の模試で、大学入試センター利用型はセンター試験でそれぞれ定められた基準を超えることが条件です(基準の公表は控えてほしいとのことでした)
入試については専願入試と一般入試があって、一般入試は第1希望型と併願型の2つがあります
第1希望型は合格した場合は必ず入学しなければなりません
入学手続きの締切が公立入試日より前なので、合格した場合は欠席ですね(まあ、受けてもいいですが、合格しても辞退するわけですよね。それなら欠席してもらいたいというのが正直なところです)
併願型は締切が公立発表当日の夕方までなので、気をつけなければいけませんね
説明会自体は必要なことがコンパクトにまとまっていて好印象でした
授業の内容などについて紹介がなかったのは残念ですが、まあコース改編の年でしたし、来年はそういったことも期待できるのではないでしょうか
特徴的なコースが多いので、そういったものに魅力を感じる生徒には、良い学校だと思います
それだけに、これからの総合進学コースの扱いが、カギを握りそうですね
それでは、今日はこのへんで
本日、予定していました「2015 とわの森三愛高校説明会」は保留とさせていただきます
実は、説明会後にいつものように、関係者の方に質問に行きまして
最後にブログを書いていることを伝え、今日の内容をどこまで書いて良いものなのかをうかがった際
良い返事がもらえなかったんですよね(-_-;)
「う〜ん…」「文字にすると、伝わり方が変わったりするので…」
こんな感じでした
こちらから「では、こういった表現では?」「ここの部分は、こういった形で…」と、その場では色々提案させてもらいましたが
「そこまで気を遣って書くものなのか?望まれていないなら、書かない方がいいのでは?」
と思いまして
とわの森三愛の先生から「書いても構いませんよ」という反応(コメント・メール・電話など)があれば、準備しているものをそのまま記事として出そうと思います
帰り際「ブログ見ますね」とおっしゃっていたので、それが社交辞令でなければですが
「高校側で事前にチェックさせてください」というのであれば、記事にはしません
受検生や保護者の方々が出席する説明会では得ることのできない情報(それが高校側に有利なものでも不利なものでも)や、私が説明会に出席して感じた子をを届けようとしていますので、それに何かしらの手が加わるのであれば本意ではありません
ただ、私がここで書くことで良いにしろ悪いにしろ何らかの影響が出るのは事実です
だから「書かないでほしい」という選択肢もありだとは思います
これで終わっては、せっかく期待してきてくれた方に失礼ですので、説明会に出席した感想だけ、お伝えしておこうと思います
まず、説明会全体を通して感じたのは「熱がない」ということです
伝わるかどうかわかりませんが「毎年恒例感」と言えばいいのか「予定調和」と言えばいいのか
それは高校側も出席する塾側もですね
例えば、私が説明会終了後した質問は
獣医進学コースの内部進学率は?
獣医進学コースから内部進学しなかった場合の進路先・理由は?
国公立大学合格者の現役浪人の内訳、推薦・AOの人数
アドバンスから獣医進学コースへの転コース者はどれくらいいるの?基準は?
ハイレベル・ハイスピードとは?
塾・予備校への通塾率は?
強化指定クラブで活躍するためには、トップアスリート健康コースでないと厳しいのか?
もしかしたら説明会の席ではなく、違う機会に質問しているのかもしれませんが(何せ初参加なので)、私以外、誰が残るわけでもなく帰っていく他塾の先生方の様子は
ちょっと考えさせられましたね(^_^;)
説明もパンフレットを読めばわかる内容で具体例に欠け、アンケートには正直に「来年も同じ内容なら来なくてもいいと思いました」と書きました
これは、あくまでも「説明会」に対する感想であって、学校に対するものではないことを、読んでいる皆さんには考慮していただければと思います
それでは、今日はこのへんで