札幌市中央区北1条東1丁目6−16ニューワンビル3階
「学びや むげん」代表のたかとりーなが日々考えていることです
2023年 北海道科学大学高校学校説明会

今年の学校説明会。既に3回日程のバッティングが起きていまして。

 

北星女子と札幌光星(中学)

札幌龍谷と札幌光星(高校)

札幌日大と北海道科学大学

 

一応、資料請求はしておいたので、説明会には参加していませんが、資料を元に学校の紹介はできるだろうということで、今日は北海道科学大学高校(以下科学大)について書いていこうと思います。

順番的には、北星女子の方が先ですが、科学大の方を書く理由としては…

先日、学校の方とお会いしたからですね。校長・副校長・教頭、お三方揃って(笑)

 

まず、科学大と言うと、この春キャンパスを豊平区中の島から手稲区前田に移しました。

新校舎に関する記事はこんな感じで書いています。

 

北海道科学大学高校の新校舎を見てきました

 

今年の説明会、ホテルではなく新校舎でやるのではないかと期待していたのですが、やはりアクセス面の懸念が大きかったのでしょう。

でも、過去に立命館慶祥でコタンのお披露目を兼ねて学校で説明会を行った際は、かなりの塾関係者が来ましたよ。

あの立地で(笑)

ですので、一度でいいので学校で説明会を開いてもらえないかなー、と言っておきました。

今春の入学者の分布については、これまでと大きく変わったそうです。

昨年から移転の噂を聞き、手稲区や西区からの受験生が増えていたそうですが、更に西区・手稲区からの入学者が増え、中央区・南区は減ったのだとか。

この辺り、具体的に数字を出してもらった方がわかりやすかったですね。

来年の説明会でよろしくお願いします。

 

次に今年の春の大学進学実績について

過去4年で22名→16名→15名→24名と推移していた国公立大学の合格者数。

今年の春は26名でした。

しかも北大の合格者が3名。

ただ、残念なのは3名とも浪人生なんです

現役で3名でしたら大事件だったんですがね、複数名の合格者出すのって大変なんですよ。

他のラインナップはと言うと

 

札幌医科大学1名(看護)

北海道教育大学・札幌校2名

北海道教育大学・岩見沢校3名

北海道教育大学・旭川校1名

小樽商科大学1名

室蘭工業大学4名

千歳科学技術大学1名

はこだて未来大学1名

旭川市立大学1名

名寄市立大学2名

弘前大学2名(理工・教育)

群馬大学1名(情報)

信州大学1名(工学)

尾道市立大学1名

北海道職業能力開発大学校1名

 

系列の北海道科学大学には79名が「進学」しました。

※合格ではなく進学です。

工学部15名、保健医療学部38名、薬学部17名、未来デザイン学部9名

 

毎年そうなんですが、保健医療学部と薬学部の進学者が多いです。

系列校ですから、各学部への推薦枠というものを持っています。

ただ、大学側が設定した基準をクリアしていれば定員の枠を越えて合格者を出しているのだとか。

この基準というのは、3年間の平均評定・指定される模試等のGTZ・推薦基準で定められた高校生活の活動成果なのだそうです。

平均評定だけではなく外部模試の成績を利用するのは、保健医療学部や薬学部に進学した場合、将来国家試験を受けることが想定されるからです。

 

次に、今年の春の入試の概況と来春の入試について。

今春は、新校舎のキャパシティの関係、2年連続の定員超過ということで、300名の定員厳守が絶対だったわけですが…

 

特別進学コース:109名

進学コース:188名

合計:297名

 

定員を超えてはいけない、けれど大幅に下回るようなことがあれば困るという状況の中で、定員−3名というのは最高の結果になったのではないでしょうか。

入学者数が確定するまでは胃の痛い日々を過ごしたことでしょうね…

公立高校の併願先が資料に載っていましたが、特別進学コースは手稲・新川・国際情報、これは昨年と変わりありませんが、進学コースの状況が大きく変わりました。

昨年は稲雲・石狩南・西陵だったのが、今年は稲雲・石狩南までは変わらないものの、その次に手稲・国際情報・新川が続いているのです。

例年の1年生と学校での様子が違うというのは、この辺りが大きく影響しているような気がします。

そうそう、特別進学コースの併願先を見て気になることがありました。

小樽潮陵が、かなりの数いたのです。

これは、手稲前田なので小樽からの通学圏に入ったとみてもいいのではないかと思います。

実際に、どの程度入学者がいたのかはわかりませんが、今春の小樽潮陵の倍率1.30倍だったんですよ。

かなりの不合格者出てますから、来年以降もこの傾向は続くような気がしますね。

そして、ここに載せることはできませんが、入学者のランク分布。

特に特別進学コースのランクが上がってきていますね。

ほぼ半数がA・Bランクですよ…

併願先を見ても東西南北や旭丘という名前があるところからも、TOP校を狙う生徒の選択肢に上がるようになってきたのではないかと思います。

 

合格基準については、他校同様ここで書くわけにはいかないので、これは通っている塾の先生か中学校の先生に聞いて下さいとしか言えません。

ただ、気をつけてほしいのは、必ず最新の情報を手に入れることです。

情報がアップデートできていない、または進路担当から情報が下りてきていない担任の先生だったり、説明会に出席していない塾の先生だったりすると、「昔の情報」で出願を勧めたりしてくるんです。

あと、塾に通っていない場合は、知り合いから情報を得ようとするとか。

そうなると、過去の感覚で「そのランクなら大丈夫じゃない?」とアドバイスしてしまうんですよね。

これは科学大に限ったことではありません。

私立については、直近5年前とでも、かなり状況が変わってきているので、常に最新の情報を手に入れるように心がけましょう。

なお、それぞれのコースの基準に達していなくても、当日点が良ければ合格します。

それぞれのコースでの受験者の平均点程度取れていれば大丈夫なのではないかと。

これは、それぞれの受験生のランクによっても微妙に変化しますから、あくまでも参考程度と考えてください。

 

あと、昨年はかなり時間を割いて説明してくれたスクールミッションやコンカレントプログラムについての話は、資料にはありませんでした。

昨年までは5月と6月の2回開催だったのが、今年は6月の1回開催だった影響なんでしょうね。

ですので、昨年の記事のリンクを貼っておきます。

 

2022年 北海道科学大学高校入試学校説明会

 

2022年 北海道科学大学高校高校入試・大学入試説明会

 

科学大のコース制についても触れておきましょう。

高1と高2時は特別進学コースと進学コースの2コースですが、高3時に特別進学コース・系列大進学コース・進学コースの3つに分かれます。

コンカレントプログラムは、系列大進学コースの生徒のみが対象で、国公立大学や他の私立大学と併願する場合には、このコースには入れないのだそうです。

ちなみに、特別進学コースも進学コースも単位数は同じ34単位で、月曜日から木曜日までが7時間授業、金曜日は6時間授業で7時間目に基礎力向上を目指した講習を実施するのだとか。

7時間授業だと終わるのは午後4時10分、6時間授業だと午後3時10分。50分授業だそうです。

 

次に、海外研修について。

科学大では、ニュージーランド語学研修(全額補助)、台湾探究研修(半額補助)、カナダ異文化研修(希望者全額負担)などの海外研修があります。

資料には新たにサンゴ礁サイエンスキャンプin喜界島スタート(8/8~16)という記載があったので、これがどれかの海外研修の代替なんでしょうかね(聞くの忘れた)。

円安の影響だったり、飛行機代の高騰だったり、海外研修については今は逆風が吹いてますから。

 

毎年恒例の、大学合格実績の具体的事例の紹介もありました。

今年も4名です(具体的過ぎると特定されてしまう恐れがあるので少しぼかします)。

 

中学時Cランク

在籍コース:特進

なかなか夢が見つからない→大学を活用した様々な「刺激」で自分の適性を見つけたい

工学部に進学したい!現役時、あと一歩で涙

今年、北大に合格

 

中学時Aランク

在籍コース:特進

看護師になることが目標

部活動・行事など目の前のことに全力で取り組む

授業の完全理解と各種講習・個別添削をコツコツ継続

国公立大学に合格

 

中学時Cランク

在籍コース:特進

運動系部活で努力を継続→3年連続全道メンバー→選手としても指導者としても高いレベルで継続したい

毎日(朝・夜)の「尚志塾」利用→一般受験でも合格できる学力

国公立大学に合格

 

中学時Aランク

在籍コース:特進

小さなころからのあこがれ(薬剤師体験)

薬剤師として病院で活躍したい→薬剤師ガイダンス・体験で具体的な学び・仕事にアプロ―チ

高大連携授業でモチベーションアップ

北海道科学大学や薬学部薬学科に合格

 

今年はみんな特進コースの子でしたね。

こういった事例は、あくまでもうまくいった例であって、誰もがこうなるわけではないのは事実です。

ですから、こういったものを目にして「レアケースだけ紹介しても…」と思う人がいても仕方がないと思います。

しかし、私は長年様々な生徒を見てきて「この子は結果的に私立に行って正解だったな」と思うことが数多くありました。

「公立では埋もれてしまうかもしれない生徒でも、私立では輝くケースがある」のは間違いないのです。

どこの高校に行こうが、どのような環境だろうが、生かすも殺すも結局のところは本人次第です。

盲目的に公立高校を選ぶのではなく、自分の将来を真剣に考えた時に、私立高校の方が合っているというケースは大いにあるのです。

 

ここまでざっくりと科学大のことについて書いてきましたが、他の高校と比べた科学大の特徴についてまとめた以下の画像があるので、参考にしてください。

 

 

毎回、お会いするたびに思うのですが、上に立つ方や重要なポストの方の熱量や器量というのは、その学校の行く末を大きく変えるものなんだなと。

校長(担当責任者)が変わって勢いを増した高校もあれば、勢いを失くした高校も見てきました。

科学大には昨年までは副校長というポストはなかったはず…(ですよね?)

これまでの校長と教頭のタッグに、経験豊富な新たな方が加わり、更にパワーアップしているのを感じます。

学校の話だけではなく、教育論(そんな大層なものではありませんが)なんかの話もしましたが、非常に有意義な時間を過ごさせてもらいました。

印象的だったのは、校長の「国公立大学に〇〇名合格というのも大事ですが、それぞれの生徒にとってベストな進路選択ができるように応援したい」教頭の「大学資源を生かした様々な刺激で大学合格実績だけにとらわれない生き生きとした若者に育てたい」という言葉ですね。

私も、成績TOPだから南という進路指導はこれまでしたことがありません。

南合格間違いなしという生徒が旭丘を受験したいと言ってきたのを「もったいない」とも言わずに認めたことがありますし、東合格間違いなしという生徒が「月寒から現役で北大に合格したらすごくないですか」と言ってきたので、じゃあ頑張れと言ったこともあります。

それぞれの生徒が自分の進路選択に意味を持ち納得しているのであれば、それを尊重してあげたいんですよね。

他の高校の先生方ともこういった意見交換会みたいな機会があればいいんですが、今のところは、科学大と日大くらいしかありません。

説明会では言えない、生々しい話も聞けるので、非常にありがたいです。

上の方だけではなく、現場の先生方もいれば更に面白いのですが…難しいだろうなぁ。

 

それでは、今日はこのへんで



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北海道科学大学高校の新校舎を見てきました

先週の土曜日、北海道科学大学高校の学校見学・説明会が新校舎で行われたのですが、私も参加させていただきました。

まあ、参加させてもらったと言っても、説明会が始まる前に案内してもらったんですけどね(笑)

生徒・保護者と一緒だと、写真とか撮りにくかったと思うので、非常に助かりました。

山下教頭先生、ご配慮いただきありがとうございました。

 

さて、この学校見学・説明会は当初2部制で行われる予定でしたが、参加申込者が多かったため3部そして4部と増やしていき、最終的には1400名が参加することになってしまったのだとか。

中学生は3年生のみ、保護者も1名のみでこれですから、凄まじい人気であることは間違いないと思います。

その新校舎の外観がこちら。

逆光ですいません…

綺麗ですねー、美術館とか図書館と言われても納得です。

正面玄関から中に入ると…

あれ?

ない…

これは中から正面玄関を写したもの。

わかりますか?

そうなんです。

「下駄箱(靴箱)」がないんです。

生徒は、外靴のまま教室に入ることになります。

私の知る限りでは、札幌近郊の高校で靴を履き替えないというところはないと思うのですが。

漫画などで見られる「下駄箱イベント」がないのは残念ですが、玄関が混まないというのはいいですね。

そして、上の階まで吹き抜けになっています。

西高の作りにちょっと似ているかな。

これは2階から3階を見たもの。

高校と言うより、札駅や大通近辺にある、お店などが入っているビルみたいな感じです。

これは正面玄関のすぐ左にあるホール。

300人ほど収容できるので、学年ごとの集会などに利用できそうですね。

これが校内見取り図。

ご覧いただいてわかるように、後者は三角形型になっています。

教室は2階から4階ですね。

職員室は3階です。何か理由があるのかな…

まだ全ての教室に椅子や机が運び込まれているわけではないので、モデル教室と言う形での公開でした。

黒板ではなくホワイトボードですね。かなり横長です。

廊下側の壁にもホワイトボードが。前・横・後ろとホワイトボードが3面あります。

そして、気づいた方もいると思いますが、教室内にロッカーがありません。

ロッカーは教室の外にあります。比較的大きめなので、大抵のものは入ると思います。

これはこれで、教室内がごちゃごちゃしなくていいのではないでしょうか。

山下教頭が言ってましたが、走りたくなる廊下ですね(もちろん走ってはダメです笑)

各階に繋がる階段はこんな感じ。

うん、やっぱりオシャレなビルみたいな雰囲気ですね。

メインアリーナ(体育館)です。

何がそうなのかは忘れてしまったのですが、東京体育館とかと同じなんだとか。

国際規格に合わせているので国際大会も開けるとかそういうことだったかな(^_^;)

確かに天井高かったです。

こちらはサブアリーナ。バドミントンなどはこちらで行うことになるそうです。

まだ、こういったイスなどは用意されていないので、各所にイメージ図みたいなものが展示されていました。

ここは、教室横のホールみたいなところですね。

新校舎と言えば気になるのはトイレ。

※当日は立ち入り禁止ですが特別に中を見せてもらいました。もちろん男子トイレです。

やはりと言うか、ホテルみたいな綺麗なトイレでした。

正面玄関から出て右側を見た様子。正面奥がメインアリーナですね。

これが、図書館。高校内にも図書室はありますが、これは大学のもので高校生も使えるように現在改装中なんだとか。

手前の部分には芝生が張られるとのことなので、天気の良い日は外でお昼ご飯食べたりできるのではないでしょうか。

 

そして、校舎内は床暖房+空調で温度管理をすることになるので、夏も冬も快適に過ごすことができます。

なんと羨ましい…

 

校舎は完成しましたが、備品などはまだ準備が整っていないので、オシャレなビル観を呈していましたが、これから徐々にいろんなものが入ると学校っぽくなるんでしょうね。

1月か2月ころに準備が整ったらまた見に来てくださいと言ってもらえたので、もしかすると第2回があるかもしれません。

 

説明会の内容は、私が知っていることがほとんどだということで、私は校舎内を見ただけで帰ってしまいました。

なので、説明会についての記事はありません。

以前の北海道科学大学高校の塾対象説明会の記事を参考にしてください。

 

2022年 北海道科学大学高校入試学校説明会

 

2022年 北海道科学大学高校高校入試・大学入試説明会

 

これだけのものを見せられてしまうとですね、中途半端に公立行くくらいならここに行きたいと思ってしまう受験生が増えるのではないかと思ってしまいました。

大丈夫かな…定員超えたらまずいことになると思うんだけど…

 

それでは、今日はこのへんで。

 



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2022年 北海道科学大学高校入試学校説明会

今日の午前中、北海道科学大学高校(以下科学大)の説明会に行ってきました。

5月にも行われたのは「高校入試・大学入試報告会」、今回は「塾関係者対象説明会」。

ですが、高校入試のことがメインということで「高校入試説明会」とさせていただきます。

 

さて、いきなりですが5月の説明会と内容がかなり重なるところが多く、かと言って合格基準のことを大っぴらに書くわけにもいかないため、パソコンの前でうんうん唸っております(笑)

ですが、書かないわけにもいかないので、まずは5月の記事を皆さんにもう一度読んでもらった上で、その際には書いていなかったことを付け加えるという形にさせてもらいたいと思います。

それくらい、5月の記事の完成度が高かったということで。

 

2022年 北海道科学大学高校高校入試・大学入試報告会

 

まず、いきなりですが来年春の高校入試について。

合格基準(目安の内申ランク)が発表されましたが、ここで書くわけにはいかないので、これは通っている塾の先生か中学校の先生に聞いて下さいとしか。

まあヒント的なものを出すとすれば、特別進学コースの基準は変わりませんが、進学コースの基準がめっちゃ上がると思ってください。

ただ、それぞれのコースの基準に達していなくても、当日点が良ければ合格します。

特別進学コースだと7割、進学コースだと5.5割から6割ですね。

これは今年春の数字なので、もちろん問題の難易度や平均点によって上下します。

説明会の後に確認したところ、意図的に難易度を変えるようなことはしないと言ってましたので、まあ今年春と同じくらいと考えていていいのではないでしょうか。

ちなみに、今年の春の段階で稲雲や石狩南と併願していた受験生の内、90名近くが科学大に入学したそうです。

来年はさらに増えそうですよね。

ちなみに、校長先生が冒頭の挨拶で「爆弾発言」と言っていた割に、基準を発表した際にあまりどよめきが起きなかったことについて意外に感じたとおっしゃっていましたが、理由が2つあると思います。

1つは資料に記載してあって、みんな先に目を通していたため(笑)

もう1つは、みんなそのくらい上がることは覚悟していたため。

中学校側からは驚きの声が上がるかもしれませんが、私の感覚からするとむしろ今までの基準が低すぎたくらいなので、まあやむを得ないと思ってもらえているのかなといった印象です。

 

驚きの声が上がらなかったと言えばもう一つ。

新校舎移転ということもあって、授業料が上がるのですが、これも今までの授業料を知らなかった&他の高校がどのくらいなのかがわからないので「ふーん」といった感じだったんだと思います。

なので、今年と来年の比較、他校との比較をしてみようと思います。

 

2022年度

授業料:30,000円

維持費:4,800円

各会費:3,200円

合計:38,000円

 

2023年度

授業料:35,000円

共益費:9,000円

各会費:2,500円

合計:46,500円

 

うん、これは一気に上がりましたね(笑)

では、他校はどんな感じなんでしょう(2022年度、金額は月額経費の合計です)

 

札幌創成:36,000円

北海:38,300円

札幌日大:42,700円

札幌第一:46,600円

札幌光星:47,715円(年4回各4,500円の暖房費除く)

立命館慶祥:64,000円

 

だいたい、札幌第一や札幌光星と同程度になるんですね。

ただ、就学支援金の関係で実際にはもう少し金額は低くなる生徒が多いでしょうし奨学金が充実しているので、そういったものを活用できる場合はあまり気にする必要はないのかなと思います。

こういう部分で、勉強できると得をするというのは、もっと子どもたちに知られてもいいと思うんですがね。

 

次に、海外研修について。

科学大では、ニュージーランド語学研修(全額補助)、台湾探究研修(半額補助)、カナダ異文化研修(希望者全額負担)などの海外研修があるのですが、順次再開するとのことでした。

ただ、円安の影響が大きいため、行き先が変更になる可能性もあるのだとか。

そうですよね、飛行機代とかも今大変なことになっているらしいですし。

 

そして5月にも書いた新しい教員採用の話ですが、2023年度の新規採用に全国から40名以上の応募があって1次選考で27名に、そして2次選考を経て5名を採用する予定とのこと。

20代後半から30代の若手教員ということで、これは楽しみですね。

パンフレットの3ページから4ページに、現在在籍する全ての教員(事務の人も)の写真とメッセージが載っていました。

私も色々な高校のパンフレットを見てきましたが、教員全員が載っているというのは初めてではないですかね。

意気込みが伝わってきます(会場でもこのページを見ている塾の先生を何人も見かけました)。

 

毎年恒例、大学の合格実績の具体的事例の紹介もありました。

今年も4名です(具体的過ぎると特定されてしまう恐れがあるので少しぼかします)。

 

中学時Bランク

在籍コース:特進

下宿生活を選択(本気の文武両道)、体育系部活で全国大会に出場

授業の完全理解と自習室活用

国公立大学に一般で合格

 

中学時Bランク

在籍コース:特進

体育系部活で3年連続全道メンバー

コロナかで留学ができない→国際交流に力を入れている国公立への進学を希望

毎日(朝・夜)の自習室の活用→一般受験でも合格できる学力

国公立大学に推薦で合格

 

中学時Dランク

在籍コース:特進

看護師になることが目標

部活・探究活動・行事等目の前のことにひたむきに取り組む

授業の完全理解と自習室の3年間継続

国公立大学に合格

 

中学時Eランク

在籍コース:進学

小学生の時に大病→長期入院・長期経過観察

病気の原因究明・病気の人の精神的なサポートがしたい(目標)→医療で人に貢献したい

高大連携授業でモチベーションアップ

北海道科学大学保健医療学部診療放射線学科に合格

 

まあこういった事例は、うまくいった例であって、誰もがこうなるわけではないのは事実です。

ですから、こういったものを目にして「レアケースだけ紹介しても…」と思う人がいても仕方がないと思います。

しかし、私は長年様々な生徒を見てきて「この子は結果的に私立に行って正解だったな」と思うことが数多くありました。

「公立では埋もれてしまうかもしれない生徒でも、私立では輝くケースがある」のは間違いないのです。

どこの高校に行こうが、どのような環境だろうが、生かすも殺すも結局のところは本人次第です。

盲目的に公立高校を選ぶのではなく、自分の将来を真剣に考えた時に、私立高校の方が合っているというケースは大いにあるのです。

 

最後に、学校見学・説明会が7月16日(土)、9月17日(土)、11月12日(土)に開催されるのですが、11月12日(土)は手稲前田キャンパスでの開催ということで、校長先生に私も行っていいのかと確認を取ったところ快諾していただけましたので、行ってこようと思います。

新校舎レポート、楽しみにしてください。

 

それでは、今日はこのへんで



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2022年 北海道科学大学高校高校入試・大学入試報告会

今日から仕事という方も多いと思いますが、うちの教室は月曜日が定休日なので私は今日までお休みです。

しかし、長い休みなので、途中と最終日は必ず仕事するようにしているんですね。

そんな中、今年も説明会のトップバッターとして北海道科学大学高校(以下科学大)の説明会が開かれました。

昨年同様、6月にも再び説明会を開くそうで、今回の名目は「高校入試・大学入試報告会」。

ですが、それだけにはとどまらず、科学大がこれからどんな高校になろうとしているかという話が校長先生からありましたので、そちらをメインでお伝えしようと思います。

 

まず、今年の春の大学進学実績について

過去3年で22名→16名→15名と推移していた国公立大学の合格者数ですが、今年は24名と大幅に増えました。

浪人生1名も含めると合計で25名。

ただ、残念ながら北大の合格者はいませんでした。

 

札幌医科大学1名(看護)

北海道教育大学・札幌校2名(言語社会)

北海道教育大学・函館校3名(地域協働 2名、地域政策1名)

札幌市立大学3名(看護1名、デザイン2名)

旭川医科大学1名(看護)

小樽商科大学1名

室蘭工業大学1名(創造工学)

千歳科学技術大学3名

はこだて未来大学2名

釧路公立大学1名(経済)

東京学芸大学1名(保健体育)

弘前大学1名(物質創成化学)

群馬大学1名(理工)

静岡大学1名(農)

青森県立保健大学1名(看護)

高崎経済大学1名(経済)

 

系列の北海道科学大学には77名が「進学」しました。

※合格ではなく進学です。

工学部17名、保健医療学部35名、薬学部21名、未来デザイン学部4名

 

保健医療学部と薬学部の進学者が多いですね。

実際の枠はこれよりも少ないのですが、大学側が設定した基準をクリアしていれば定員の枠を越えて合格者を出しているのだとか。

この基準というのは、3年間の平均評定・指定される模試等のGTZ・推薦基準で定められた高校生活の活動成果なのだそうです。

気になるのは、平均評定だけではなく外部模試の成績を利用するところなのですが、これには明確な理由があって、保健医療学部や薬学部に進学した場合、将来国家試験を受けることが想定されます。

国家試験は毎年大学別の合格率が発表されるわけですが、科学大は合格率悪くないんですよね。

 

薬剤師93.8%

看護師97.8%

理学療法士97.1%

義肢装具士100%

臨床工学技士90. 2%

診療放射線技師100%

保健師85.7%

 

国家試験合格状況について(北海道科学大学HP参照)

 

ただ、これには理由があって「全員が受験しているわけではない」んです。

「受験に至らなかった生徒も大勢いる、それは説明会などでもきちんと話している」と校長先生はおっしゃっていました。

ですから、保健医療学部や薬学部に進学したい場合はしっかりと学力を身につけていることが条件であって、そのための外部模試の基準なのだそうです。

 

次に、今年の春の高校入試について。

今年の春の卒業生をもって工学科の生徒がいなくなり、いよいよ普通科のみということになるのですが、やはり新校舎の影響か今年も定員の300名をはるかに超える377名が入学しました。

これで一昨年が定員の1割、昨年と今年が定員の2割超過ということで、かなり厳しい「例のアレ」が発動することになりました。

というわけで、詳しくは6月の入試説明会で話が出てくると思いますが、来年春の科学大の入試はかなり厳しくなることが予想されます。

科学大の受験を考えている人は、まずは今月から来月にかけて実施される定期テストを頑張って、少しでもランク(内申点)を上げましょうね。

そして、現在の豊平区中の島から手稲区前田に移転ということで、昨年より更に受験生の地域が西区・手稲区よりに変化しました。

公立併願先の上位3校が、特別進学コースは手稲・新川・国際情報、進学コースは稲雲・石狩南・西陵稲雲となり、以前だと名前の上がっていた藻岩や平岸がかなり下の方になっていました。

他にも、北陵・新川・石狩南といった北区のや石狩市の高校の名前も上位に出てきています。

そして、進学コースは公立に合格しても科学大に進学したという生徒がかなりの数にのぼったそうです。

 

あと、重要な情報としては、新校舎に移転して施設が充実する点も踏まえて、授業料が値上がりするそうです。

どのくらいになるかは、6月の説明会でわかると思います。

 

さて、ここからは校長先生が説明してくれた「科学大はこれからどういった学校になるのか」について。

資料と一緒に見ていこうと思います。

学校側が引いたレールの上をただ走るのではなく、生徒に様々な選択肢を与え、生徒自身が責任を持って選択する。

科学大の付属校なのだから、特に科学的思考力や情報活用能力を身に付けることに関しては重要視する。

生徒自身の選択が失敗に終わることもあるだろうが、それを糧として成長し挑戦を続けてほしい。

 

高大一体教育では、「科学大に行かせること」が目的ではなく「科学大で大学とはどういう場所かを知ってもらい、選択の幅を広げてもらうこと」を目的としている。

偏差値で大学を決めるのではなく、自分のやりたいことができる大学を選ぶ。

※ここは、私が自分の教室の高校生に話している内容と全く同じです。ブログでも書いたことがあると思います。

 

 

 

コンカレントプログラムで取得した単位は、大学入学後に単位認定を申請することになるのですが、成績が悪ければあえて申請しないという選択もできるそうです。

 

話が前後してしまいましたが、科学大のコース制について触れておきます。

高1と高2時は特別進学コースと進学コースの2コースですが、高3時に特別進学コース・系列大進学コース・進学コースの3つに分かれます。

このコンカレントプログラムは、系列大進学コースの生徒のみが対象で、国公立大学や他の私立大学と併願する場合には、このコースには入れないのだそうです。

ちなみに、特別進学コースも進学コースも単位数は同じ34単位で、月曜日から木曜日までが7時間授業、金曜日は6時間授業で7時間目に基礎力向上を目指した講習を実施するのだとか。

7時間授業だと終わるのは午後4時10分、6時間授業だと午後3時10分。50分授業だそうです。

 

最後に、このように科学大は変革期を迎えているわけですが、私たち塾側の人間にとって気になるのは「いくら新しい取り組みを始めても中の人間が変わらなければ同じではないのか?」という点。

科学大は、他の私立のように特別進学コースの中に上位者を集めたコースを設けたりはしないのですが、入学者のランクも上がってきてより上位の大学を目指す生徒もこれから増えてくるのは間違いありません。果たして今までと同じ人間だけで対応可能なのか。

その辺りもきちんと考えられていて、今年度は全国からの公募によって4名を採用し、次年度も5名を採用予定なのだそうです。

これによって、教員の年齢構成も従来高めだったのが若手も増えかなりバランスが良くなりそうです。

そして、今年の高1生は遂に女子が半数を超えたこともあり、女性教員を積極的に採用するようにするのだとか。

スクールカウンセラーの方曰く「女性のビシッとモノが言える人を採用した方がいい。今の女子生徒は、昭和のおじさんの言う事なんか聞かないよ。」

そうなのか…(私も昭和のおじさんです)

 

来年春の高校入試については、6月の説明会で詳しい情報を得られると思いますので、それまでお待ちください。

 

それでは、今日はこのへんで



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2021年 北海道科学大学高校入試学校説明会

昨日の午前中、北海道科学大学高校(以下、科学大高)の2回目の説明会でした。

前回(5月)の説明会は入試報告会、今回は来春の入試についての説明会という形ですね。

1回でまとめてしまうところが多いのですが、2回に分けて行う所に意気込みを感じます(笑)

 

まず、最近どこの附属高校も私が質問する前に資料に載せてくれるようになった、系列校推薦基準について。

数字を出していいかどうかの確認を取って来なかったので具体的な数字は載せませんが、どの学部・学科も基準の評定平均を満たした上で高3次の模試や実力テストでの判定(SS)を参考に定員の10〜15%程度の推薦枠があるそうです。さらに工学部・未来デザイン学部・保健医療学部(義肢装具学科・臨床工学科)は部活動・委員会活動・資格などで加点があるとのことでした。

保健医療学部(看護科)や薬学部は人気で枠を超えてしまうこともあるらしく、そうなると推薦枠を巡って校内での争いとなるわけですが、ここ数年で科学大高の卒業生の評価が上がってきていて(学部・学科内の優秀学生に科学大高の卒業生が選ばれることが増えている)、大学側からも「枠を多少オーバーしても優秀な生徒がほしい」と言ってもらえているそうですから、科学大の保健医療学部(看護科)や薬学部への進学を考えている人にとっては、今まで以上に科学大高は魅力的になりますね。

 

さて、前回の報告会でも簡単に紹介しましたが、今の中3生から科学大高は入学時2コース、高3進級時3コースという仕組みに変わります。

入学時は特別進学コースと進学コースの2コースですが、特別進学コースは共通テストでの受験を見据えて主要教科を徹底的に学ぶのに対し、進学コースは自分の得意なことや好きなことを伸ばして大学受験を目指すコースになっています。なお、特別進学コースと進学コースについては高2進級時に転コースが可能になっています。(もちろん進学→特別進学には成績などの基準が設けられているでしょう)そうなった場合、進度が合わないのではないかという懸念が出てきますが、実は特別進学コースと進学コース、高1でのカリキュラムや単位数(週34単位)は全く同じでした。校長先生は、これでも単位数が多いとぼやいていましたが、新しい課程ではこの34単位が限界なのだそうです。

そして、高3進級時に選択できる系列大進学コースには特別進学コース・進学コースどちらからでも進むことができ、目指す学部・学科に合わせて高3前期の選択教科を履修し系列校推薦にエントリー(系列大進学コースだから必ず推薦されるわけではないです)。晴れて出願許可が出れば高3後期はコンカレントプログラムを受けることができるようになります。

この、コンカレントプログラムは34単位中26単位もあり、高校の単位としても大学の単位としても認められるものです。ただし、気をつけておかないといけないのは大学側としても大学の単位として認める関係上、例え高校生だからと特別扱いすることはないため、単位を落とす可能性も大いにあるということです。しかし、高校を卒業できなくなっては困りますので、落としたとしても高校は卒業できるようにするとのことでした。

コンカレントプログラムについては、その意義についていくつか挙げられていましたが、推薦受験後の高3後期の学びの充実、そして大学側にとってはしっかり勉強して準備してきた生徒を迎えることができる(大学入学後、1から教えるということが減る)という利点が大きいのだと思います。

理系はほんとやること多いですからね…少しでも大学入学後の負担が減ることを考えたら、これはアリだと思います。

 

前回の報告会の記事で大学の合格実績を簡単に紹介しましたが、その詳細がわかりました。

例年同様、4名の事例(具体的過ぎると特定されてしまう恐れがあるので少しぼかします)が紹介されていました。

 

中学時Aランク

在籍コース:特進

下宿生活を選択(本気の文武両道)、体育系部活で全国大会に出場

授業の完全理解と放課後受験対策(個別指導)・自習室活用

国公立大学に一般で合格

 

中学時Dランク

在籍コース:特進

体育系部活で3年連続全道メンバー・全国大会(中止)

継続の大切さを伝えることができる体育教員になりたい

一般受験でも合格できる学力→引退後の放課後学習

国公立大学に推薦で合格

 

中学時Dランク

在籍コース:特進

部活動がコロナ禍で中止

大好きな科学を極め研究者に→素材の開発(目標)

授業の完全理解と放課後学習の充実→夏休み以降大躍進

国公立大学に推薦で合格

 

中学時Dランク

在籍コース:進学

1年次に病気→長期入院・長期経過観察

病気の人の精神的なサポートがしたい(目標)→看護師を目指す

授業中心の学習を継続→高大連携授業でモチベーションアップ

北海道科学大学保健医療学部看護科に合格

 

私立高校の説明会などで紹介される事例は、うまくいった例ばかりで、誰もがこうなるわけではないのは事実です。

ですから、こういったものを目にして「レアケースだけ紹介しても…」と思う人がいても仕方がないと思います。

しかし、私は長年様々な生徒を見てきて「この子は結果的に私立に行って正解だったな」と思うことが数多くありました。

「公立では埋もれてしまうかもしれない生徒でも、私立では輝くケースがある」のは間違いないのです。

どこの高校に行こうが、どのような環境だろうが、生かすも殺すも結局のところは本人次第です。

盲目的に公立高校を選ぶのではなく、自分の将来を真剣に考えた時に、私立高校の方が合っているというケースは大いにあるのです。

 

他に気になる(今までに記事にしたことがない)ことについては、箇条書きで。

海外語学研修は2年連続で中止→予算(奨学金)の一部は繰り越して来年は定員枠を増やす。

学力特待生(特待A・B・C)は入学金、授業料のほかに維持費自己負担相当額の給付もある(全額・半額・1/3)。

ただ特待Aでも完全無料というわけではなく月額3200円はかかる(PTA会費、後援会費)。

特待については打ち切りはなく、原則3年間支給(学校生活に問題がある場合は見直し)。

 

最後に、科学大高が新しい校舎で何を目指しているのかを紹介して終わろうと思います。

生徒自らが選択をし、教員含め周りがそれをサポートする。

自分の手で自分の人生を切り開いていくことができる、そんなたくましい生徒を育てようという意志を感じました。

 

それでは、今日はこのへんで



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2021年 北海道科学大学高校説明会

毎年、藤女子中学の学校説明会がトップバッターなのですが、今年は北海道科学大学高校でした(笑)

6月に再び入試説明会を開くそうでして、今回は今春の入試報告会という形でしたね。

 

まず、今年の春の大学進学実績について

過去2年が22名→16名と推移していた国公立大学の合格者数。

今年は15名でした。

ただ、全て現役生で、北大や横浜国立大学といったところに合格者が出ているのがポイントですね。

 

北海道大学1名(経済)

横浜国立大学1名(理工)

小樽商科大学1名

北見工業大学1名

北海道教育大学2名(旭川・岩見沢)

室蘭工業大学4名

千歳科学技術大学2名

はこだて未来大学1名

弘前大学1名(理工)

豊橋技術科学大学1名

 

そして、系列の北海道科学大学に保健医療学部や薬学部を抱えているため、医療系の大学に合格・進学する子が多いのも特徴です。

 

北海道科学大学87名進学(工学部32名、保健医療学部22名、薬学部15名、未来デザイン学部18名)

北海道医療大学11名(看護3名、理学療法1名 他)

天使大学1名(看護1名)

日本医療大学17名(看護4名、診療放射線5名、理学療法4名 他)

札幌保健医療大学4名(看護3名、栄養1名)

北海道文教大学8名(看護4名、理学療法1名 他)

 

次に、今年の春の高校入試について。

工学科がなくなって2年目ですが、特別進学コースと進学コースの2コース制も浸透し、そして今春の入学生が3年生になった時に新校舎に移転するという影響もあってか、定員300名に対し368名の入学者だったそうです。

ということは…

えぇ、「例のアレ」が発動するんですね。

詳しくは6月の入試説明会で話が出てくると思いますが、北海道科学大学高校の受験を考えている人は「内申点(ランク)」を上げるために、まずは今月から来月にかけて実施される定期テスト頑張った方がいいですよ。

そして、現在の豊平区中の島から手稲区前田に移転ということで、受験生の地域がどう変化するのかと思っていたのですが…

やはり、相当変わりましたね。

配布された資料の中から一部抜粋すると、併願先の1位に特別進学コースなら手稲、進学コースなら稲雲といった高校が名を連ねるようになりました。

今までですと、藻岩や平岸といった高校だったそうですから、だいぶ様変わりしましたね。

他にも、北陵・新川・石狩南といった北区のや石狩市の高校の名前も上位に出てきています。

実際に、入学者の住所を調べたところ、南区や清田区からの入学者は激減して、西区や手稲区の入学者は倍増や3倍増だそうです。

ただ、入学者の居住地域が変わったことで、学力に変化が生じたかというと、4月のスタサポの結果からはそこまで差は出ていないとのことでした(むしろ特別進学コースはやや上昇したそうです)。

 

さて、詳しい話は来月の入試説明会でだと思いますが、昨年の学校説明会の記事で触れていた「北海道科学大学への推薦での内部進学を希望する生徒を対象に、高3後期に大学の単位が取得できるようにして、大学1年の前期をブランク期間にする」の概要が少しずつ見えてきました。

まず、来年の入学生から、高3に「科学大コース」を設けての3コース制になるそうです。

※入試の時点では特別進学コースと進学コースの2コースです。

そして、3年前期に科学大への出願許可が得られたら3年後期は「コンカレントプログラム」へ進むことになります。

で、この「コンカレントプログラム」とは何ぞや?ということなんですが、高校生が大学レベルの教育を受ける取り組みの一つで、アメリカで始まり世界各地に普及されていて、日本国内では埼玉大・玉川大・明治大・桜美林大などが実施しているそうです。

北海道科学大学では、受講する主な講義内容として、一般教養科目と呼ばれる基本教育科目、主に数学や理科に関する学部・学科横断型特設授業、大学1年に実施予定の専門基礎科目の3つを用意し、3年後期でこれらの単位を取得することで、大学1年後期にギャップターム(半年or四半期)を作り、留学・就労・ボランティア・各種資格取得に向けた学習に充ててほしいという狙いがあるようです。

 

来年春の入学者は、豊平区中の島で1年、手稲区前田で2年という変則的な形ですが、それでも新校舎で2年学べるということで、引き続き人気が出そうですね。

また、6月の入試説明会で詳しい情報を得られると思います。

 

それでは、今日はこのへんで



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2020年 北海道科学大学高校説明会

今日は、北海道科学大学高校(以下科学大高)の説明会に行ってきました

 

実は4月に、「5月高校入試・大学入試報告会」開催中止と「6月学習塾対象入試説明会」のご案内という文書をもらっていて、普段生徒にあれほど「文章は最後まできちんと読め」と言っているにも関わらず、最初だけ読んで

 

あぁ…今年は説明会中止なんだな(´-`).。oO

 

と勘違いしてました

 

先週の金曜日にファイルの文書整理していたところ、説明会があることを知り、締切はとっくに過ぎてましたが、何とかお願いして参加させていただくことができました

 

入試広報部の皆さん、ありがとうございました<(_ _)>

 

 

さて、科学大高というと、校長先生が冒頭のあいさつでも言っていたように、100周年を機に2023年4月に今の豊平区中の島から、手稲区前田に移転します

 

新校舎の完成予想動画見ましたが、三角形の特徴的な形で、開放的な空間が多く、これは人気が出そうだなと思いましたよ

 

2023年というと…ファイターズの新球場ができるのと同じ年ですね(笑)

 

現中3生:高3から新校舎

現中2生:高2から新校舎

現中1生:高1から新校舎

 

現中3生と中2生は、途中から変わるということなので、交通面でどうなるのかが一番のポイントだと思いますが、詳細は決まっていないということですが、交通費の差額補助のようなことも検討しているとのこと

 

ただ、今まで近くに私立がなかった手稲区方面の人には朗報だと思いますが、南北線や東豊線沿線の人が来てくれるかどうか

 

東西線も宮の沢からだとバスで25分ですか…JRが一番便利ですね

 

その辺りは、札幌日大あたりと条件が同じと考えればいいのかな(^_^;)

 

まあ、アクセスの面を犠牲にしても、大学と同じ敷地内にあるということにメリットがあるとの判断でしょうね

 

その証拠に、ちょうど新指導要領に変わる現中2生から、特別なコースを用意するようです

 

 

北海道科学大学への推薦での内部進学を希望する生徒を対象に、高3後期に大学の単位が取得できるようにして、大学1年の前期をブランク期間にする

 

確かに、内部進学が決まった高3後期なんて、何しに学校行っているかわからない状態ですからね(笑)

 

そこをうまく使って、大学1年の前期に留学や資格取得などをすると

 

そんなことができるんですねぇ(玉川大学、杏林大学、愛媛大学では実施しているそうです)

 

 

さて、気になる今春の大学進学実績について

 

残念ながら昨年の国公立大学22名という数字は下回ってしまいましたが、今年も16名が合格したそうです

 

現役(13名)

東北大学1名(文学)

帯広畜産大学1名

小樽商科大学1名

北海道教育大学・札幌3名

名寄市立大学1名

釧路公立大学1名

室蘭工業大学1名

千歳科学技術大学3名

海上保安大学校1名

 

浪人(3名)

北海道大学2名(総合理系・文学)

滋賀大学1名(経済)

 

東北大学に現役で合格者を出したというのは、学校としても自信になるのではないでしょうか

 

ステージが1つ上がった感じですね

 

このコロナ禍で、道外の私立大学などへのスポーツ推薦がどうなっているか、気になって聞いてみたのですが、2年生までの実績などで既に決まっている生徒もいて、そこまで大きな影響は出ていないのだとか

 

ただ、水泳や陸上などは1年でグンと記録が伸びる子がいるので、厳しいのでしょうね

 

 

さて、昨年も書きましたが、皆さんが高校、特に私立高校を選ぶ際に気になることと言えば

 

「その高校で自分の子どもがどのように成長していくか、その高校に行くとどんな未来が待っているのか」

 

今年も4名の生徒が具体的事例として紹介されていました

 

もちろん「誰もが」このようになるわけではありません

 

どこの高校に行こうが、どのような環境だろうが、生かすも殺すも結局のところは本人次第です

 

ただ、私が常に感じているのは「公立では埋もれてしまうかもしれない生徒でも、私立では輝くケースがある」ということです

 

これから書く4名の事例(具体的過ぎると特定されてしまう恐れがあるので少しぼかします)が、一つの判断材料になれば幸いです

 

中学時Bランク

在籍コース:特進

体育系部活でひたむきに努力を積み重ね2年連続全道メンバー

将来の夢がなかなか見つからなかったが、スポーツ文化教室での指導をきっかけに目標がより具体的に

国公立大学に推薦で合格

 

中学時Aランク

在籍コース:特進

体育系部活で全国大会に出場

語学を生かして世界で活躍したい

部活在籍中は授業中心、引退後は受験対策講習や自習室の活用

国公立大学に一般で合格

 

中学時Bランク

在籍コース:特進

公立高校に不合格、目標が見つからず好不調の波が激しい

NZ短期留学に応募、目標が明確に

大学進学後、もっと本格的に海外交流してみたい

一浪後、国公立大学に一般で合格

 

中学時Dランク

在籍コース:進学

体の不自由な人のサポートがしたい→義肢装具士

授業と講習・尚志塾を中心に学校での勉強を継続

高大連携授業でモチベーションアップ

北海道科学大学保健医療学部に推薦合格


学校の中身的な部分については、大きな変更点はなかったので、昨年までの説明会の記事を参照してもらえばいいかと

 

最後に、パンフレットにも掲載されていますが、校長先生の話の中で印象に残ったものを紹介して終わりにします
 

「北海道科学大学と連携して授業を行うことによって、ぜひこの大学で勉強したいと思ってもらえるのが一番ですが、国公立大学や海外の大学を目指し羽ばたいてもらっても全然かまいません」

 

7月18日の学校説明会はオンラインで、9月以降の説明会は学校で行うようですよ

 

 

それでは、今日はこのへんで



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2019年 北海道科学大学高校説明会

今日は、北海道科学大学高校(以下科学大高)の説明会に行ってきました

 

 

北海道科学大学高校ってどこ?聞いたことないんですけどと言う方のために

 

北海道工業高校はご存知ですか?

 

では、尚志学園高校は?

 

校名変更したんですよ(^_^;)

 

工学科がありますし(募集なくなりましたが)男子が多いイメージでしたが、今は普通科の女子の割合が40%を超え、特進コースに関しては6割を超えたとか

 

それはパンフレットの表紙も女の子になりますよね(笑)

 

 

5月に報告会というのを開催しているのですが、今日は入試説明会ですね

 

前回の報告会の時の疑問に答えてくれるのか、興味津々でした

 

 

まず、国公立大学22名合格という実績の内訳について

千歳科学技術大学が2名合格でしたが、私は国公立大学にカウントしていないので20名ということにさせていただきます

 

現役(15名)

小樽商科大学1名(一般)

札幌市立大学1名(看護・一般)

北海道教育大学・札幌1名(推薦)

北海道教育大学・旭川1名(推薦)

北見工業大学1名(推薦)

名寄市立大学1名(看護・一般)

秋田県立大学1名(生物・一般)

室蘭工業大学7名(推薦2名・一般5名)

はこだて未来大学1名(推薦)

 

浪人(5名)※全て一般です

帯広畜産大学2名(獣医)

静岡大学1名(工学)

北海道教育大学・札幌2名

 

現役15名というのは、なかなかの結果だったのではないでしょうか(千歳の2名も推薦ですが現役ですし)

 

あと目立つところでは早稲田1名、明治1名といったところですが、早稲田のスポーツ科学は昨年に続き一般入試での合格

 

明治については、射撃の関係だそうです(関西では同志社も射撃関係で進学する子がいるのだとか)

 

射撃は行っている高校の数自体が少ないですからね

 

インターハイとか国体の代表は、科学大高の生徒がほとんどです

 

射撃の腕で入るのが良いか悪いかは別にして、警察官や自衛官への道もあります

 

 

科学大学への内部進学については、昨年同様…かと思いきや

 

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10%となっていた枠が15%まで増えていますね

 

やはり、他の学校同様、系列大学への内部進学を強化する狙いはあるのでしょう

 

そのための推薦の基準も教えていただいたのですが、年によっても基準も変わりますし、ブログなどに書いてしまうと古い情報が一人歩きする恐れもあるので、ここでは触れないでおきます

 

国家資格を取得する、保健医療学部や薬学部は純粋に学力が評価の対象になり、その他の学部については学力以外の要素(取り組み・資格・部活動)も評価の対象になるとだけ覚えておいてください

 

 

さて、科学大高が最近どのように変わってきているのかというと

 

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これを見ていただければわかるように、年々特進コースの人数が増えてきています

 

創成高校なんかと同じ流れですね

 

1年間の流れについては、こんな感じなんだそうです

 

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高大連携探究活動については、パンフレットに載っていたものを紹介しましょう

 

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今年は「科学技術の進歩と様々な課題について」というのをテーマに活動しているようです

 

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そして、私が前回の報告会の時にすごく気になっていた地域スポーツ・文化教室

 

HPに詳細を載せているそうです

 

小・中学生のためのスポーツ・文化教室のご案内

 

チラシは半径およそ3kmの範囲でしか入れていないそうで、どちらかと言うと地元の方のためのもののようですが、入学者の割合を見ると意外と札幌市内全域から集まっているので告知しないのはもったいないですよ?と話していたのです

 

特にこれからの季節、実験教室は夏休みの小学生の自由研究にいいのではないでしょうか

 

そして、この地域スポーツ・文化教室

 

生徒が主体的に実施しているため、ポートフォリオに具体的な事例として書くことができる点が、生徒たちにとっては非常に大きいようです

 

大学はこの先推薦やAO入試での定員を増やしていくのですが、その際に非常に重要視されるのがこのポートフォリオなんです

 

 

それと、詳しい説明はありませんでしたが、他の学校同様ICTの活用にも積極的で、今の1年生は全員ipadを持っているとのことで、てっきり自己負担で購入するものかと思っていたら、3年間レンタルでかかる費用は通信料のみなんだとか

 

それは安心ですね(´-`).。oO

 

 

さて、皆さんが高校、特に私立高校を選ぶ際に気になることと言えば

 

「その高校で自分の子どもがどのように成長していくか、その高校に行くとどんな未来が待っているのか」

 

今回の説明会では具体的な事例として4名の生徒が紹介されていました

 

もちろん「誰もが」このようになるわけではありません

 

どこの高校に行こうが、どのような環境だろうが、生かすも殺すも結局のところは本人次第です

 

ただ、私が常に感じているのは「公立では埋もれてしまうかもしれない生徒でも、私立では輝くケースがある」ということです

 

これから書く4名の事例(具体的過ぎると特定されてしまう恐れがあるので少しぼかします)が、一つの判断材料になれば幸いです

 

中学時Eランク、欠席日数40日以上、公立併願

在籍コース:進学

文化系部活に所属しながら、尚志塾(校内の自習室)も積極的に活用

夢プラン奨学生に応募

将来の目標が具体的に定まり、国公立大学に推薦で合格

 

中学時Bランク、推薦

在籍コース:特進

体育系部活で全国大会に出場

ある職業への強いこだわり

部活在籍中は授業中心、引退後は受験対策講習や個別講習で追い込むも現役時は不合格

翌年、自宅浪人で第一志望の学部に合格

 

中学時Gランク、単願

在籍コース:進学

担任と放課後学習をするうちに、その教科に対して自信がつき勉強に前向きになる

高2から所属した部活で発表などを経験したことによって、将来の目標(理系の国公立大学に進み研究職になる)が明確に

国公立大学に推薦で合格

 

中学時Cランク、推薦

在籍コース:旧北薬大

絶対に薬剤師になりたい

体育系部活で全国大会出場

とにかく学校での勉強を頑張る

北海道科学大学薬学部に推薦合格→大学でもTOPクラスの成績で奨学生に

 

今回書いていないことで気になることがあれば、一昨年の説明会の記事昨年の説明会の記事をチェックしていただければと思います

 

そうそう、単願・推薦の生徒も2月の一般入試を学力レベル確認テストとして受験し、特進の平均点または7割を取れば特待の条件アップや進学から特進への合格が出るそうです

 

これは昨年からの変更点だということでした

 

 

前回の報告会の時のアンケートを参考にして、詳しい説明を資料に載せてくれた教頭先生には感謝しています

 

お世辞ではなく、私がこれまでに参加した説明会の中でもかなり上位の出来だったと思います

 

毎年同じ内容の資料を使いまわしている他の私立高校の先生は見習った方がいいですよ(笑)

 

 

それでは、今日はこのへんで



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2019北海道科学大学高校 高校入試・大学入試報告会

今日は北海道科学大学高校(以下北科大高)の説明会に行ってきました

 

案内をもらった時に「あれ?」っと思ったんですよね

 

確か、年に1回、7月のみの開催だったはずなのに、今年は5月の早い時期と7月と2回も説明会するんだ…

 

何かあったな(笑)

 

と、思っていたらこれですよ

 

iPhoneImage.png

 

あー、それは早くやりたいですよね

 

他の高校に先がけて「うち、今年進学実績爆上げですー」って言いたいですよね

 

だから、説明会ではなく「報告会」だったんだ(笑)

 

でも、去年浪人生が多かったと言っていたから、浪人生中心の実績かな?って思っていたら

 

現役17名、浪人5名ですって

 

それは素直に凄いと思いましたよ

 

北大の合格者がいなかったのは残念ですが、帯畜の獣医2名(いずれも浪人ですが)は、なかなかのものです

 

それと、昨年に続き、早稲田のスポーツ科学に一般入試で合格してますし、この辺りは何かノウハウがあるんでしょうね

 

薬科大(北海道科学大学薬学部に変わります)や医療学部があるので、医療系に進学する子の割合が多いのも特徴です
 

系列大学を目指しつつ、更に上の目標に向かってチャレンジするという姿勢が、浸透してきているのではないでしょうか

 

 

合格基準やら今年の入試に関する話はまた7月に出てくるそうですし、私が今日質問(というか要望)したことについても7月の説明会で詳しく話してくれるそうなので、今日のところは、大学合格実績の話だけにしておきますかね

 

高大接続探究活動や、地域スポーツ・文化教室について、突っ込んだ話が聞けるのを楽しみにしてますよ(^-^)

 

と、教頭先生にプレッシャーをかけておきます

 


カリキュラムなどについては、昨年の説明会の記事を参考にしていただければと思います

 

 

それでは、今日はこのへんで



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2018年 北海道科学大学高校説明会

今朝の日本代表戦については、明日詳しく書きたいと思います

 

一言…勝ちたかった(´;ω;`)ウッ…

 

 

今日の午前中、北海道科学大学高校(以下北科大高)の説明会に行ってきました

 

昨年に続き2回目の参加ですね

 

回を重ねるごとに、代わり映えのしない話を聞かされて、「来年どうしようかな(´・ω・`)」と考える学校もあるので、2回目の今年、どんな印象を持つことになるのか?自分としても興味がありました

 

 

2016年4月より「北海道科学大学高校」に校名変更(以前は尚志学園)して、3年目となる今年から3学年全てが新制服という形になり、やっと学校としても落ち着いてきたようです

 

ただ、コースについては、現高3がまだ旧コース(特別進学・薬学・保健医療・進学・自動車科・電子機械科の6コース)ですね

 

昨年の入試から新コース(特別進学・進学・工学科の3コース)になりましたが、今年はどのコースも昨年と比べて入学者が増えています

 

医療系への進学率(大学・短大・専門学校)が3割以上で、入学動機も北海道科学大学に医療系学部があって、その系列校なのでというのが増えてきているのだそうです

 

確かに、北海道にある大学系列校で、上の大学が医療系の学部を持っているのはここだけですね

※北海道文教大学にも医療系学部ありましたね、系列校の文教大明清高校は大学のある恵庭に2021年に移転予定です

 

では、それぞれのコースからの内部進学の割合がどのくらいなのか聞いてみました

 

 

特進からは内部進学はほぼないそうです

 

やはり、自分の力で他大学へ進学してほしいということと、推薦枠は違うコースの子のために取っておいてほしいということですね

 

まあ、国公立を狙う子であれば一般受験でも十分合格できるでしょうし

 

そして、教頭先生はこうも言ってました

 

「推薦合格を出しておいて、国公立にチャレンジさせる方法もあるかもしれないが、自分はそれだと最後の伸びに欠けるように思うんです。落ちても科学大があると考えると甘えが出るというか…」

 

なるほど、わかりますよ

 

人間は易きに流れやすいですからねぇ

 

学部別では、今年の春の入試は、まだ旧コースでの話ですが、保健医療学部については枠を全て使い切ってしまったとのことです

 

どうしてもという場合は、他の学校の生徒に交じって公募推薦やAOを受けてもらうことになるのだとか

 

あと、意外と言っては失礼かもしれませんが、自動車科や電子機械科から工学部へ進学する子が結構いるそうです

 

割合としては、札幌市内の工業高校が就職65進学35くらいなのに対して、北科大高は就職35進学65だとか

 

 

それと、気になるのは、高大連携の授業にどのようなものがあって、どの程度の時間数あるのか?

 

やはり医療系学部を持っているのは大きな強みで、大学の施設見学や模擬授業、次年度からは探求学習も積極的に行って、今までだと年に4回ほどしかなかった大学での授業も、10数回になるとのことでした

 

なかなか、普通科の枠組みの中ではこれ以上のことは難しいのでしょうが、せっかくの利点です

 

活かさない手はないと思いますよ

 

 

また、北科大高と言えば、部活動が盛んなことで有名です

 

学校としても部活動に力を入れて…となるところを、数年前?から「土曜日や長期休暇の際は、午前中は講習、練習は午後から。」に変えたのだそうです

 

まあ、最近では強豪校でも週に一度は「休息日」を作ったり、練習時間も短くしたりという話しも聞きますので、全国的な流れなのかもしれませんね

 

 

昨年も聞いた自習室については、個別自習室・集団自習室・アクティブ自習室という3パターンを用意していて、アクティブ自習室には月水金の週3回、数理英の先生が曜日ごとに常駐して、生徒たちの質問に答えているそうです

 

なお、個別指導室はエアコン完備で快適なためかほぼ満席、そこに入れなかった生徒が集団自習室へ、アクティブ自習室はその名の通り、生徒同士で教え合ったり、先生の指導が入ったりするなどしていると

 

アクティブ自習室…一歩間違えると危ないですね(^_^;)

 

どんな感じで運用されているのか非常に気になります

 

見に行きたいかも(笑)

 

 

さて、進学実績については、今年は北大志望者が多かったそうで、センター試験後も下げることはせずチャレンジした結果、浪人者を多数出すことになったのだとか

 

そのため、国公立大学への合格者自体も少なかったようでした

 

正直、上位私立と比べると見劣りしてしまうのは否めませんが、センター9割取って早稲田のスポーツ科学部に進む子がいたりなど、今後に期待できそうな感じは持てますね

 

 

その他、夢プラン応援奨学金(返還不要・学科不問で、志を持ち夢の実現と独創的な提案を通して社会貢献を考えている生徒を各学年8名計24名程度選考し、月1万円を給付する制度)や海外短期留学応援奨学金(往復航空運賃・語学学校費用・ホームステイ費用を負担、ニュージーランドで2月に2週間短期留学するプログラムに参加する生徒を対象に今年度は5名給付予定)など、一風変わった奨学金制度も採用しています

 

 

教頭先生は、昨年も、良いことだけでなく今後の課題としていかなければいけないこと(卒業生の大学進学時や進学後の状況など)を率直に話されていて非常に好感が持てたのですが、今年も私の質問に丁寧に、かつブログには書けないことまで教えていただき、何とお礼を言えばいいか(^_^;)

 

大学の方も、年々受験者数が増えています

 

高校生の進路面談をしていつも思うのが、北海道には北大に対抗できるような理系の私立大学がなく、そのため進路選択の幅が非常に狭くなっていること

 

高校ではなく大学の話ですが、北海道科学大学にはぜひ頑張ってもらいたいと思います

 

まあ、私立理系大学、特に工学系は色々と大変だというのはわかるんですがね(-_-;)

 

 

それでは、今日はこのへんで

 



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