今日の午前中、札幌光星高校(以下、光星)の説明会がありました。
本来、今日はJKコラムの日のため、1日ずらして明日の記事にするつもりだったのですが、鴨のワルツ先生から泣きが入ったので今日にしました(よかった…準備していて)。
昨年はコンベンションセンターでの開催でしたが、中高一貫コース同様、今年は学校での開催となりました。
ただ、野球の全校応援と学校祭が重なったこともあり、週明けから体調不良の欠席者がかなり出ているということで、予定していた授業公開は中止となってしまいました。
私は先月の説明会で見学していたので、今回は見送るつもりでしたが、先月来ていない方で楽しみにしていた方もいたことでしょう。残念でした。
まず、校長先生の挨拶では学校祭を含めコロナ禍以前の行事に戻すようにしているとの報告がありました。
この3年間でちょっとしたことをきっかけに学校に来れなくなる生徒が増えてきていて(それは私も感じています)、その原因の一つに学校での行事の経験が少ないことが挙げられるのではないかと。
何のために学校へ行くのか?確かに勉強するためというのはあるとしても、社会性を学ぶ場所としての学校の役割は大きく、そのためにも行事はできる限り行った方が良いという判断になったそうです。
次に、今年の春の入学者数について。
ステラコースとマリスコースの2コース制になって3年目。
定員を大きく超えることも下回ることもなく、ここ2年は安定した入学者数となっています。
ステラコースは年々合格率を上げてはいるものの、それでも今春の合格率は50%を下回っています(49.7%)。
やはり狭き門ですね。
来春についても特に合格基準などを変える予定はないそうですから、今春と同程度と考えていいでしょう。
ちなみに、昨年、ステラコースとマリスコース、6か年コースだとどのコースの生徒が上位に来るのかと言うと、TOP層に関してはあまり変わらないと書きましたが、今年もより具体的にデータを示してもらえました。
【昨年】当時高2(現高3)が高1の1月に受けた外部模試の結果だと、上位20位までにステラ7名、マリス6名、6か年7名で、1位と2位はマリスでした。
【今年】現高2が高1の1月に受けた外部模試の結果だと、上位20位までにステラ7名、マリス6名、6か年7名で、1位が6か年、2位はステラでした。
次に大学合格実績について
先日の大学合格実績比較(私立TOP校編)でも書きましたが、この春の光星の実績、見た目以上に良いんですよ。
それは、卒業生が昨年・一昨年と比べて100名以上少ないからなんですよ。
その辺りをもう少し強調した方がいいのでは?と書いたのですが…
はい、思いっきり強調してました(笑)
でも、それでいいと思います(´-`).。oO
ステラコース単独で見ると
2023年度【卒業生32名】難関国公立・医学部医学科のみ
東京工業大1名、札幌医科大(医学科)1名、神戸大1名、北大3名
2022年度【卒業生25名】難関国公立・医学部医学科のみ
京都大2名、東北大2名、大阪大1名、神戸大1名、北大8名
2021年度【卒業生30名】難関国公立・医学部医学科のみ
大阪大1名、旭川医大(医・医)1名、福井大(医・医)1名、北大6名
2020年度【卒業生28名】難関国公立・医学部医学科のみ
東京大1名、札幌医大(医・医)、大阪大2名、北大5名、神戸大1名、筑波大1名、広島大1名
2023年度の卒業生は入学時コース在籍者が10名しかおらず、そこから人数を増やしたという側面もあるのでしょう。人数の割には…という結果だったように思います。
そして、最後となる特進コースについては2023年度のみで神戸大1名、北大3名など。
こちらも昨年と比べると若干物足りない結果でしたね。
現役の合格率は高かった(国公立コース230名中124名合格で、現役合格率54%)ですが…
進路指導の特徴として、「行ける大学ではなく行きたい大学を目指してもらう」とのことでしたが、どうなんでしょうね。
結局のところ、生徒が安全志向で志望校を下げたら、学校側も認めざるを得ないのではないかと思うのですが。
首都圏や関西圏の上位私大への合格者が多いのは相変わらずです。
特に、上智大学とは高大連携がスタートするとのことで、まだ構想段階ですが上智大学と光星の探究プログラムをミックスして、東南アジアへのスタディーツアーを一緒に行うことも考えているとか。
4年前からカトリック特別選抜を使うようになり合格者を大幅に増やしているのですが、これからますます増えるかもしれませんね。
北海道の人にはなじみが薄いかもしれませんが、上智大学ですよ。
本州(特に首都圏)の人が聞いたら、目ん玉飛び出ると思います…
さて、昨年の説明会の記事に進路説明会で話している内容(資料)のことを載せたのですが、好評だったのでしょうか。今年もいくつか紹介してくれました。
興味のある方は昨年の記事も読んでみてください。
まあ、最初から諦める必要はないのですが、人間向き不向きというものはどうしてもあるものです。
得意教科に絞っていれば、1ランク上の大学に進学できたのではないかというのは往々にしてあるもの。
ただ、これ首都圏や関西圏の次第に進む場合の話で、北海道で当てはまるかと言われると微妙なんですよね。
これは昨年と同じものですのでコメントは割愛。
金銭面を抜きにすれば、私も道内にこだわる必要はないと思いますよ。
ただ、奨学金という借金背負ってまで全国の大学を勧めるのかと言われると…
これ、私がよく言ってますね。SSとかネームバリューで大学を選ぶのではなく、やりたいことや学びたいことから探しなさいと。
数学ができる文系は相当有利は真理ですね。
そして、ここからが受験生の保護者の方にぜひ見ていただきたいものです。
これ、上に書いてあることを全部逆にしたら【子どものやる気を削ぐ保護者】になりますんで。
お子さんに声掛けをする際に心がけてみてくださいね。
最後に、来年春の入試の変更点について。
公立入試の推薦が自己推薦になった影響で、光星も校長推薦をやめて自己推薦にするそうです。
それに伴い、出願方法の名前が変わります。
専願1(旧特別推薦)内申296以上、英検準2級以上
専願2(旧一般推薦)内申276以上
専願3(旧単願)内申246以上または中3五教科合計20以上
コースは全てマリスコースで、ステラコースを希望する場合は専願入試か一般入試で認定基準をクリアすればいいそうです。
特待生に関して定められた特待より上を希望する場合は、一般入試で認定基準を超えることが条件です。
なお、以前はステラコース合格=A特待でしたが、今はステラコースの合格ラインとA特待の認定ラインが異なるため、ステラコースに合格してもA特待にならないケースがあるので注意してください。
明日は北海学園札幌の説明会に行ってきます。
それでは、今日はこのへんで
本日午前中は、札幌光星中学校(以下光星)の学校説明会に参加してきました。
昨年はコンベンションセンターでしたが、今年は数年ぶりに学校での開催となりました。
ですので、説明会の後には校舎見学もできましたよ。
やはり、学校の中を見ることができるというのはいいですね。
できれば来年以降も学校での説明会を続けてほしいです。
まず、校長先生から挨拶と教育内容についての説明がありました。
ルクスに代表される授業内容などは、過去の記事を見たりHPや説明会などでも聞くことができるでしょうから割愛させていただきます。
光星は他の中高一貫校とは違い、学力別のコース設定をしていないんです。
今後もそういったものを設けるつもりはないと言っていました。
他の上位コースがある学校だと、入学時に入ることができなかった下位コースの子が進級時に編入されるわずかな可能性にかけて頑張ったりするケースもあるのですが、やはり難しいですよね。
それなら、最初から学力別のコース設定がない光星にというのも、1つの選択肢だと思います。
ここで出すことはできませんが、入学試験の順位と入学後の成績という資料があって、それを見ると学年が上がるごとに入試順位と入学後の成績がリンクしなくなっていくんですよね。
現4年生の3年生9月の成績なんて、上位30人中半分が入れ替わっています(15人は入学試験順位31位以下ということです)。
ただ、この数字には二面性があって、入学後に下位の生徒を伸ばしているという面と、上位の生徒を伸ばし切れていないという面があるんですね。
各高校の大学合格実績の記事で詳しく書きますが、正直、今年の光星の合格実績は良くないです。
例え、卒業生の数が少なかったとしてもです。
今春だけであればたまたまと言えるかもしれませんが、これが続くようだと後者の面が強くなっているのかもしれません。
校長先生は「大学合格がゴールではない」と言っていましたが、それは実績が良い時に言えばいいですが、今春のような時に言っても言い訳としか取ってくれない人たちもいるでしょう。
来年の春は正念場ですね。
そうそう、配布資料には載ってなく会場内でのみの公開でしたが、京大・一橋大・北大×2・津田塾大・上智大に合格した生徒の成績推移は興味深かったです。
似たようなものは科学大の説明会でも見かけるのですが、より詳細な数字が出ていたので「その数字で合格するんだ…」という驚きをもって眺めていました。
あと、上智大のカトリックエントリーに関する話も。
あれを聞くと、言葉は悪いかもしれませんが、一般入試で上智大を受験させようとは思わなくなりますね。
それくらい破壊力のある話でした。
必ずしも希望の学部というわけにはいかないかもしれませんが、もしお子さんが上智大への進学を狙っているのであれば、私はかなり強く光星を勧めますね。
さて、今春の入試の結果と来春の入試に関する話です。
昨年の説明会での校長先生の一言が効いたのでしょうか、過去5年間で最多の志願者数と入学者数でした。(令和元年は志願者数283名入学者数98名)
志願者数が多かろうが少なかろうが、合格基準に到達している生徒を合格にして追加合格も出さないというスタンスを貫いています。
4教科型に比べてLE型の方が合格率が高いのは英語検定の資格を持っている分、合格基準が緩いからです。
ですので、英語検定の資格を持っている場合はLE型での受験を勧めます(各区分に定員が設けられているわけではないです)。
ただ、LE型(B)に関しては注意が必要です。
それは2教科での受験となるため、国語・算数が難しい問題だった時に不利になることがあるからです。
実際、昨年のLE型(B)の合格率は56%と68%の4教科型、89%のLE型(A)に比べるとかなり低めでした。
2教科なので受験対策が楽という反面、こういったリスクもあることを考えておいてください。
入学試験は1月10日(水)、プレテストは11月3日(金・祝)または11月5日(日)のいずれか。
プレテスト受験には10月15日(日)までの事前申し込みが必要です。
昨年は、コロナの影響も一段落したからか、過去最多の378名がプレテストを受験しました。
道コンのような個人成績票が送られてきますし、受験料は無料ですから、光星の受験を考えているのであれば受けない手はないでしょう。
最後に、これは今日の説明会の内容とはあまり関係がないのですが、札幌エリート塾の高塚先生と校舎見学をしていた際に校長先生とお話をする機会があって、その時にサマースクールの話題になったんです。
農業体験の話になって、高塚先生が「農家の方は皆さん受け入れに協力的なんですか?」と質問した際に、校長先生は「最近は協力的な農家さんが増えてきましたね」と答えていたのを聞き、思ったんです。
もちろん、子どもたちのためにという純粋な気持ちで受け入れに協力してくれる方もいるのでしょうが、果たしてそれだけなのかなと。
例えば後継者問題。
こういった機会に子どもたちに農業に触れてもらわなければ、将来の進路の選択肢にも上がってこないかもしれません。
直接農業をやるのでなくても、農学部に進学するなどして間接的に農業に関わる子が出てくるかもしれない。
次に、最近の農家さんはネットなどでの直売などにも取り組んでいます。
子どもがサマースクールから帰って来て、農業体験の話をしたら、じゃあその農家さんから何か買ってみようかということになるかもしれません。
実際、私が食事会で生徒を連れて行ったお店からは、プライベートで行くたびに「先生の生徒さんが、家でうちの店の話をしてくれたからか、その後家族で来店してくれまして…」という話を聞きました。
どこで、どう繋がるかわかりませんね。
それでは、今日はこのへんで。
今日と明日は1日遅れの学校説明会の記事になります(水曜日は現役JKコラムで譲らないため)。
昨日の午前中、札幌光星高校(以下、光星)の説明会がありました。
場所は6か年コースと同様、コンベンションセンターでした。
私は自宅から近くて助かるのですが、交通の便からするとあまりいいとは言えない場所です。
そのせいかはわかりませんが、光星にしては参加者が少ないように感じました。
来年どうするんですかね。
まず、校長先生の挨拶で印象に残ったのが、校訓の意味について詳しく説明してくれたことでした。
この辺りは例年ならサラッと流すところなのですが、文科省からスクールミッション・スクールポリシーとかうるさく言われているからでしょうか。
でも、理念を知ってもらうというのは大事ですからね。
他の学校の説明会でも今後聞かれるようになるかもしれません。
次に、今年の春の入学者数について。
2017年から2019年にかけて、3年連続定員を大幅に超えることがあって(2018年は何と定員を60%弱も超過)、そうとう厳しいペナルティが課されたのでしょう。
2020年、2021年と定員を下回る入学者数でした。
そして今年、2022年。
さすがに定員は超えてきました。
そうですよね、今年で確保しておかないと経営的にかなりきつくなるはずですから。
ステラコースは相変わらずの合格率の低さ(46.2%)。
それでも、過去5年間では最も高い数字です。
ただ、今年はステラコースに追加合格は出していないとのこと(2021年は出したそうです)。
そして来年の春についても、追加合格は出さない予定だと聞きました。
そのように、ステラコースは狭き門となっていますが、マリスコースについてはステラコースからのスライドも含めて、そこまで厳しい入試ではなかったようです。
この辺りは、文理コースがなくなったことによる影響が大きいのではないでしょうかね。
特進と文理を合わせてマリスコースとしたのではなく、特進コースがそのままマリスコースになったと考えていいでしょう。
ちなみに、ステラコースとマリスコース、6か年コースだとどのコースの生徒が上位に来るのかと言うと、TOP層に関してはあまり変わらないのだそうです。
現高2が高1の1月に受けた外部模試の結果だと、上位20位までにステラ7名、マリス6名、6か年7名で母数が違うとは言え、ほぼ同数でした。なお、1位と2位はマリスでしたから、ここからもTOP層に関してはコースによる違いはないと言えるでしょう。
次に大学合格実績について
先日の大学合格実績比較(私立TOP校編)でも書きましたが、この春の光星の実績、良かったんですよ。
でも、校長先生、あまり嬉しそうではありませんでした。
いや、嬉しいんでしょうけど、単年の数字で一喜一憂しないようにしているのか…
成績データ見ると、来年の春は厳しそうということもあるかもしれません(多分、このまま行くと久々に前年実績を下回りそう)。
では、まずステラコースについて
2022年度【卒業生25名】難関国公立・医学部医学科のみ
京都大2名、東北大2名、大阪大1名、神戸大1名、北大8名
2021年度【卒業生30名】難関国公立・医学部医学科のみ
大阪大1名、旭川医大(医・医)1名、福井大(医・医)1名、北大6名
2020年度【卒業生28名】難関国公立・医学部医学科のみ
東京大1名、札幌医大(医・医)、大阪大2名、北大5名、神戸大1名、筑波大1名、広島大1名
やっとステラコースも結果を残し始めてきたかという感じです。
そして特進コースについては2022年度のみで東北大1名、北大8名、横浜市立大3名、広島大3名など。
あと、特筆すべきは首都圏や関西圏の上位私大への合格者が多いことですね(特進コースからでも)。
もしかすると、1人で複数合格しているのかもしれませんが、早慶上理MARCHには全て合格者を出しています。
これは、高校側の取り組みとして、合同での大学進学相談会(道内国公立や首都圏・関西圏の私大など約70の大学が参加)を開いたり、「毎日どこかの大学説明会」と銘打って、オンラインで様々な大学の説明会を行っていることと関係があるかもしれません。
さて、今回の説明会で一番の収穫だったもの。
それは何かと言うと、生徒に進路説明会などで話している内容の一端を知れたことです。
掲載許可の確認をしなかったので、光星さんから掲載はやめてくださいと言われたら取り下げますが、高校生を持つ保護者の方や、中学生に非常に参考になるものだと思います。
私もよく言っているのですが、「ゼロ」はダメです。例え学校祭の期間であろうが隙間時間を使って「ゼロ」の日だけは作らないでほしいんですよね。
大学受験って色々なものに例えられるのですが、「マラソン」はいい例えですね。
そして、目前の小テスト・模試対策の罠について。
上に書いてあるように無意味ではないですが、これだけではダメなんですよね。
ただ、高校側からはなかなか言いにくいことで、あえて書いているということは、光星ではそうならない仕掛けがあるということでしょう(それが何かはわかりませんが)。
学力は上げるものではなく維持させるもの。
これも賛否両論ありそうですが、言わんとしていることは分かります。
私は能力の否定とまでは言いませんが、人には向き不向きがあるのだから、中学校までと違い高校で全ての教科を同じレベルでこなすことって難しいと思うんですよね。
ある程度の時期が来て科目を絞ることについては、私は賛成の立場です。
向いていない教科に時間を取られるくらいなら、できる教科をより伸ばすという方が戦略的には合っていると思います。
英語に関しての意見は同じです。
これも私がよく言ってますね。人がやっていない時にしか差は生まれないって(いつだかの今週の学びやむげんで書きました)。
最後に、来年春の入試問題について、いくつか変更点があります。
その中で最も影響が大きくなりそうなのが数学の変更でしたので、それをお伝えしておこうと思います。
まず、これまで難易度に関わらず一律の配点(5点)としていたものを、難易度に応じた配点に変えます。
具体的には大問1の小問集合が1問4点×10問で計40点、大問2から大問5で計60点となります。
そして、これまでは答えのみを記載していましたが、解答に至る過程を「記述」や「空所補充」で問う問題も出題されます。
最近流行りの、少し長めの問題文や会話文などを読んで、必要な情報を選択・抽出して設問を処理する力を判断する問題も出題されます。
ただ、問題の量と難易度は例年通りです。
合格実績を現浪別で過去3年間分、全て網羅している資料を用意してくれたり、外部模試のデータを使って現在の生徒の学習状況などを教えてくれたり、至れり尽くせりな感じの説明会でした。
特に現浪別の大学合格者数一覧、これは他の高校でもぜひ取り入れてほしいですね。
それでは、今日はこのへんで
お待たせしました。
一昨日、札幌光星中学校(以下光星)の説明会に行ってきました。
今年はオンラインではなく会場での開催だったのですが、その会場というのが白石区にあるコンベンションセンターだったんですね。
随分前に進学舎の教材展示会で行ったことはありますが、それ以来かな。
何でコンベンションセンターだったんですかね(笑)
私は、自宅から近いので大変ありがたかったのですが。
まず、校長先生から挨拶を含め学校の紹介が行われたのですが、例年とちょっと雰囲気が違いましてね…
校長先生も着任して3年目ということで、今年は勝負の年なのかもしれません。
ぜひ、うちの学校を選んでほしいという熱意がひしひしと伝わってきました。
このブログではお見せすることができないのですが、他の私立との併願者数と入学者数のグラフをスクリーンに映しながら
「他の私立さんに行った中には、うちの学校の方が合っていたという生徒もいるはずです。どうしてウチを選んでくれないんでしょうか」※一言一句同じではありませんが、このようなニュアンスでした。
そう、力説されていました。
確かに、光星は「追加合格を出さない」というポリシーを持っていて、現にここ7年はずっと定員の105名に満たない状況が続いています。
これは、受験者が少ないというわけではなく、合格率自体は60〜80%で推移していますから、その気になれば定員を満たすこともできるわけです。
しかし、例え定員を満たさなくても、学校の求める基準をクリアしていなければ入学させない。
そうすることによって、光星に通う生徒にプライドを持ってもらうという考えなんだと思います。
ちなみに、今年は共学になってから初めて女子の入学者の方が多かったそうなのですが、学生寮については男子しかなかったはず。
女子寮を作る予定はないのか聞いてみましたが、今のところその予定はないそうです。
では、遠隔地から受験した女子生徒が市内の学生会館などに入居しての通学は認めているのかも合わせて聞いたところ、それは認めていないとのことでした。(募集要項にもありますが、通学可能な地域に居住する保護者または祖父母宅から通学することが条件と。現在最も遠距離からの通学は白老からだそうです)
女子で寮を備えているのは、藤と北星女子だけなのかな。
なお、毎年定番の入学順位と現時点での順位の相関表も見ましたが、4年生(高校1年生)で上位30番までの生徒が半分入れ替わる感じですね。
※半分入れ替わるというのは、入学時順位より上がった生徒が上位30番中に半分いるということです。
それと、今まで何で気づかなかったのかわかりませんが、光星の中等部には部活ではなくサークル活動なるものがあって
時間割を見ると、月曜日の放課後と土曜日の5・6校時の週2回活動しているようです。
ずっと前からこうでしたかね?それとも、新型コロナの影響で変わったのでしょうか…
そんな光星ですが、来年春の入試に変更があります。
これまで各教科100点、合計400点満点(LE型Bは2教科なので200点満点)だったのが、国語と算数の比重を上げる形になります。
あれ?どこかで見たなと思ったら、北嶺・立命館・日大と同じ配点、同じ試験時間なんですね。
そうか、そこまで寄せるのか…
ただ、難易度については従来通りとのことです。
大学の進学実績ですが、例年通り中高一貫と高校入学組を分けて示してくれました(高校入学組については高校の説明会にて)。
で、ここまで書いてから気づいたのですが、昨年の記事にこのような記載がありました。
「さて、ここからは例年通りの学校の取り組みや入試についての説明なのですが、学校の取り組みに関しては過去の記事を参考にしてもらうことにして、ここでは例年とちょっと違うことについて取り上げてみようと思います。
光星は数年前から、大学実績がイマイチ伸び悩んでいるのは理科に原因があると分析していました。
そこで、今年の春の卒業生たちから、教育課程を変更して専門理科を早い段階でスタートしたのだそうです。
結果は、高2の1月段階で過去2年の生徒との比較で外部模試のSSで6〜8ポイント近い上昇を見せていました。」
入学試験は1月10日(火)、プレテストは10月30日(日)または11月3日(木・祝)のいずれか。
プレテストは事前申し込みが必要です。
プレテストは、毎年入学志願者の8割から9割が受験していますから、光星の受験を考えている人は必ず受けた方がいいでしょうね。
最後に、校長先生の挨拶中にもありましたが、北海道の私立中学受験は首都圏などと比べるとまだまだの部分が多いです。
開成中等教育学校の開校で、一時的に盛り上がりを見せましたが、その後は…
「二月の勝者」が連載・ドラマ化され中学受験に興味を持つ方も若干増えてはいるのかもしれませんが、やはり北海道の場合は「毎月の授業料を払うことができる経済力のある家庭が少ない」という影響が大きいのではないでしょうか。
高校については就学支援金などで公立・私立の差は埋まりつつありますが、義務教育である中学校にまで手を広げることは難しいでしょうからね。
以前から書いているように、私は私立中学受験を積極的に勧めることはありません。
しかし、公立中学校に進学すると様々な面で不利益を被る可能性がある場合はについては、やむを得ないかなと思っています。
ここで言う不利益とは、TOP校への進学の意思があっても副教科の内申点が芳しくないことが予想される、地元の公立中学校
が荒れている・学力格差が大きい、人間関係に悩みを抱えているなどです。
高校に比べると、そこまで選択の幅は広くありませんが、それぞれの中高一貫校にはそれぞれの良さがあり、光星の校長先生が言う「合う合わない」は確実に存在します。
ミスマッチを避けるためにも、学校見学や説明会などには極力参加するようにしてみてはいかがでしょうか。
それでは、今日はこのへんで。
今日と明日は1日遅れの学校説明会の記事になります(水曜日は現役JKコラムで譲らないため)。
昨日の午前中、札幌光星高校(以下、光星)の説明会がありました。
昨年は、9月に開催だったのでホテルで行われたのですが、今年はオンラインでの実施となりました。
オンライン対応はお手の物かと思いましたが、冒頭ちょっとドタバタしてましたね(笑)
さて、概要などは例年通りといった感じでしたので今までのものを見てもらうことにして、ここではこの春から始まった新コース制について重点的に書きたいと思います。
まず、ステラ・特進・文理からステラ・マリスに変わって、入学者全体のレベルはどう変化したのか。
外部模試などの結果がまだですので、中学校時代のランクでの判断になりますが、今まで文理を受験していた層がごっそりいなくなったと考えてもらっていいと思います。
当日点を取れればランクは関係ないのですが、基本的にはCランクないと厳しいですね。
そして、志願者数がここ数年のピークだった2018年と比べて30%弱の減、昨年比でも12%の減となり、入学者も昨年比こそ10%増ですが2018年比だとなんと40%の減となっています。
まあ、2018年が多すぎたんですけどね(入学者567名)。
その年の生徒が今春の卒業生だったわけです。
2017年に比べて30%弱、人数にして130名近く多かった学年。
大学実績の方はというと…
国公立大学現役合格が135名。人数にして31名増、割合だと30%弱の増でした。
ということは、数こそ増えましたが、前年並みだったと考えるのが妥当ですね。
そうそう、大学進学へのストーリーという資料があったんですが、何か見たことがあるなと思ったら科学大高校の説明会で毎年見るやつでした。
いや、パクったとかそういうことを言いたいのではないですよ(笑)
たまたま同じようなものになったかもしれませんし、いいものはドンドン真似してもらって構わないと思います。
詳しくは来週木曜日更新の大学合格実績(私立TOP校編)で書きますね。
来年から高校では新学習指導要領がスタートしますが、それを踏まえて光星では今春の入学生から新しいカリキュラムで授業を進めています。
ポイントはいくつかあるのですが、まず1つ目は高1時での英数強化(ステラもマリスも単位数は同じです)。
2つ目が、最近の光星を語る上でのポイントになっている理科ですね。
現高3生の外部模試のデータを見ましたが、過去2年の卒業生と比べて、仕上がりが早いですね。
上位層が伸びているというより、下位層の底上げができているという印象を受けました。
しかし、歴史総合に地理総合に公共かぁ…
慣れるのに時間がかかりそうです(笑)
3つ目が、探究学習。
単なる調べ学習で終わらせないための工夫をしていました。
1年生は「北海道の魅力発信」→「北海道の課題に挑戦」→「学問から考える社会課題」と進めていくそうです。
来春の入試での変更点としては「web出願の導入」と「筆記試験の変更」です。
まず「web出願」については、受験生がwebで受付をし、願書は中学校から提出すると。
ん?それ「web出願」の意味あるんですかね??
これは私の勝手な推測ですが、完全に受験生に出願を任せてしまうと、中学校側が把握できなくなるからではないですかね。
やはり、中学校側が主導権を握りたいという表れではないかと思います。
次に「筆記試験の変更」については、来春からの公立入試の変更に合わせて「各教科60点満点→100点満点」「試験時間45分→50分」に、それぞれ変更になります。
これは、どこも追随するでしょうね。
なお、合否の目安としては「変わらない」ということでしたので参考までに。
学校で行った新入生アンケートで、光星高校を選んだ理由として「大学進学実績や進学サポート」を上げる生徒が最も多かったのですが、それに次いで「学校の雰囲気」というのが上がっていたことを学校側は喜んでいましたね。
確かに、光星の雰囲気は他の高校にないものだと思います。
これからも、そこを壊すことなく、その上で進学実績が上がって行けば言うことなしですね。
うん、やはりオンラインの説明会だと、他と比べてあっさりしたものになってしまうんですね。
ある意味、仕方のないものだと思ってください(笑)
それでは、今日はこのへんで
説明会自体は先週の水曜日にオンラインで行われたのですが、その後記事が詰まっていたため、ここまで延びてしまいました。
これで3年連続中学部と高校部が別々の説明会ですので、もう一緒にやることはなさそうですね。
まず、今の時代の流れでしょうか。ipadが全生徒所有になったそうです。
そのipadを活用したICT教育の実例として、ロイロノートを使った現代文の授業について説明がありました。
このロイロノート、札幌創成の説明会で名前を聞いて、塾で導入することができないのか聞いてみたのですが、残念ながら学校のみでの取り扱いだったんですよね。
クイズ番組の答え合わせのように、回答者全員の答えを見ることができるというのが、なかなか面白いなと思ったんですよ。
グループ学習というのは、以前から行われていましたが、それをICTを活用することでもっと効率的に進めることができるようになったわけです。
新しい授業の形ですよね。
もちろん、全ての授業、全ての時間がこのスタイルで進められるわけではないでしょう。
そして、こういったICT教育の話を聞くたびに、私の中である不安が渦巻くんですね。
書く力が衰えたりしないのだろうか…
授業で活用されるようになったとはいえ、ICTがテストひいては入試で使われるようになるのはまだまだ先の話だと思います。
実際のテスト(入試)では、まだまだ手で書いて答案することが続くでしょう。
既にスマホを多くの生徒が所持し、変換で文を書くことに慣れてしまったこの世の中で、漢字を正確に運用する力は年々弱くなっているのではないかと感じています。
まあ、だからこその誤字訂正問題の流行かもしれませんね。
次に、この1年間のコロナ禍への対応について。
そこで大きく取り上げられていたのが、共通テスト前の直前講習のオンライン切り替えと学年通信を多数発行したことでした。
直前講習のオンライン切り替えというのは初めて聞きましたね。
この辺りの対応力は、公立と比べて私立に軍配が上がります。
そして、学年通信は実に118号まで発行したそうです。
単純に3日に1号ペースですよね。これは凄い。
その後は、学習に対する取り組み方についてなのですが、特に目新しいものはなかったので(ルクスプログラムは定番です)、ここでは
さて、ここからは例年通りの学校の取り組みや入試についての説明なのですが、学校の取り組みに関しては過去の記事を参考にしてもらうことにして、ここでは例年とちょっと違うことについて取り上げてみようと思います。
光星は数年前から、大学実績がイマイチ伸び悩んでいるのは理科に原因があると分析していました。
そこで、今年の春の卒業生たちから、教育課程を変更して専門理科を早い段階でスタートしたのだそうです。
結果は、高2の1月段階で過去2年の生徒との比較で外部模試のSSで6〜8ポイント近い上昇を見せていました。
次に入試について。
昨年同様、合格率は高くありませんでした。
令和元年度80%
令和2年度56%
令和3年度68%
そして入学者数も
令和元年度98名
令和2年度87名
令和3年度64名
募集定員は105名ですから、定員の6割しか入学者がいないというのは、学校側としても大きな痛手のはず。
しかし、光星は合格ラインを下げませんし、追加合格者も出さないというスタイルを取り続けています。
まあ、高校からの入学者で補うことができるという事情があるからかもしれませんが、ややもすれば目先の数を増やしたくなるのをポリシーを貫いているのは好感が持てます。
4年前から導入されているLE型入試については、過去の記事をご覧ください。
そして、今年必要だった状況報告書の提出が来年も必要なようです。
まあ、この辺りは今年と同じでしょうね。
あくまでも入学試験が困難になった場合の保険としてであって、入学試験が行われた場合は合否に影響を与えるようなものではなさそうです。
入学試験は1月10日(月・祝)、プレテストは10月31日(日)または11月3日(水・祝)。
プレテストは事前申し込みが必要で、いずれか1日を選ぶのだそうです。
プレテストは、毎年入学志願者の8割から9割が受験していますから、光星の受験を考えている人は必ず受けた方がいいでしょうね。
最後に、これは光星さんには関係ない話なのですが、このコロナ禍でZOOMを使用したオンライン説明会というのが増えてきています。
そこで気になるのが「参加する塾関係者の中に、ZOOMの操作に疎い方がいる」ということです。
ミュートしてくださいとアナウンスされているのにミュートしない(そのため説明会の進行が止まりました)。
表示名は塾名に変更してくださいとアナウンスされているのに個人名のまま。
仮にも塾の先生なんですから、事前にきちんと調べてから参加しましょうね(^_^;)
それでは、今日はこのへんで。
それでは、今日はこのへんで
今日の午前中、札幌光星高校(以下、光星)の説明会がありました
事前に、「光星は来年から新コースになる」と聞いていたので、大勢の塾関係者が集まると思っていたのですが、会場に入ってみると…
あれ?思ったより少ない
これには理由が2つ考えられまして
1つは場所
会場になったホテルライフォート札幌は中島公園横にあって(南10西1)、地下鉄南北線の駅からは若干離れていて交通の便はあまり良いとは言えません
もう1つは、これはあまり言いたくないのですが…
私立高校(中学)の説明会では、交通費が支払われたり昼食が用意されたりする場合があります
交通費が出ない場合はクオカードや図書カードが代わりに配られることも
そして、交通費が支払われたり昼食が用意される学校は、説明会の参加者が多かったりするのです(-_-;)
光星の場合は、図書カードは配られるものの、ホテルの駐車場を使った場合は自己負担になります(ホテルの駐車場代金を肩代わりする学校もあります)
これじゃないですかね…
それか
行かなくても、どうせ説明会の記事書いてくれる人がいるから、それ読めばいいだろう(´-`).。oO
私のことですね
これを言うと機嫌を悪くする人がいると思いますが、私は同業の塾関係者のために私立高校(中学校)の記事を書いているわけではありません
自分の生徒が受験する学校なら、自分の足で情報を集めるのが筋だと思います
私のブログなんて、説明会の一部だけを切り取っただけですよ?
出せない情報の方が圧倒的に多いわけです
情報というのは、一次→二次→三次と経るにつれ、どんどん薄くなっていくものです
説明会に参加していない人が、私より多くの情報を得ることは決してないんですよ
それとも、説明会に出なくても塾に高校が来て説明会と同じ内容を話してくれるんですかね
大手の塾だとありえそうですが、それなら羨ましい話ではあります
さて、今日の記事は、光星の来春からの変更点についてが中心となります
まず、コース制の変更について
私はてっきり新しいコースを作って4コースにすると思っていたのですが、特進と文理をくっつけるとは…
時代の流れに逆行しているかのようなコース統合に見えますが、ちゃんと理由があるのです
教育理念や教育目標の話は、ここでは書きませんが、要は「今のままでいいの?もっとできることがあるんじゃないの?」ということです
そして、文理コースのレベルが上がってきて、特進コースに近づいてきていることも見逃せません
説明会では、その辺りを数字を使って説明してくれました
なるほど、確かに
というわけで、従来あるステラコースと新しくできるマリスコースの3年間の流れはこちら
注目してほしいのは「ステラコースにおける部活加入制限の撤廃」ですね
おそらく、石狩管内の私立高校における最上位コースでありながら、部活(運動系)と両立できないということで受験を見送っていた人も、これまで多くいたでしょう
これは、ちょっと流れが変わりそうですね
そして、これまではステラ・特進・文理で進度を同じにしてきたのが、1年次までは同じものの、2年次からは進度が変わってコース間の移行ができなくなる点
ここ数年、国公立上位大学への合格者数が伸び悩んでいる原因を理系科目の苦戦と分析していた学校側が、遂に本腰を入れて動き出したということですね(数学と理科の単位増については、既に現高2生から実施中だとか)
そして、1年次の指導の中の初めに「高校生としての授業の取り組み方を身に付けさせ、生徒全員に学習を軸とした学校生活を確立させる」と書かれているのを見て、もう部活のためだけに光星に行くというケースはなくなるんだなとわかりました
一人1台タブレット端末所持は、もうどこの私立でも定番になりつつありますね(ちなみに貸与ではなく購入だそうです)
さて、入学試験に関してもいくつか変更があります
まず3コース制から2コース制になって、合格ラインがどうなるかという話ですが…
もう今までの私立高校の説明会の記事を見ておわかりだと思いますが「書けません」し「具体的な数字」も聞いていません
ちょっとしたヒントをもらったくらいですね
後は、それを元に、こちらで色々と考えるだけです
次に特待制度の変更について
これまでB特待は、授業料の減免(1か月3,000円)だったのですが、就学支援金の関係で入学金免除へと変わりました
金額的にもこちらの方が大きいので、いいのではないでしょうか
そして、一般推薦や単願入試でできなかったステラコースやA特待へのチャレンジが可能になりました
ただ、認定の方法は、一般入試を受験してその得点でということになります
しっかり勉強してくださいねということで、私は良い変更だと思います
入試については、他の私立高校同様に「公立高校の出題範囲に準じる」形ですが、例えば英語などでは除外範囲(関係代名詞)を長文などで含むこともあるかもしれないが、受験生に有利不利が出ないように配慮するということでした
要は、そこを設問にはしないし、そこが読めなくても内容正誤問題などに影響を及ぼさないようにするということでしょうね
最後に、追試験について
用意することは決まっていますが、具体的な手続きなどについては、今後の状況によっても変わってくるでしょうから、出願時に改めて発表することになりそうです
コース改編に伴って、学校を大きく変えようとしているということは伝わりました
タイミング的には1年遅かったのかもしれませんが、逆に今春のことがあった(3年連続定員超過に伴う合格基準大幅引き上げによる合格者絞り込み)ので、ここまで思い切ることができたのかもしれません
ステラコース設立から10年が経ち、当初想定していた結果がなかなか出ていないという現状もあります
これをきっかけに、光星がどうなっていくのか
注意深く見ていく必要がありそうです
それでは、今日はこのへんで
今日の午前中、札幌光星中学校(以下、光星)の塾対象説明会に行ってきました
昨年に続き、中学部と高校部が別々の説明会です
まず、光星も今年の春に校長先生が変わりました
これまで教頭を務めていた駒井先生ですね
立命館もそうでしたが、外部から知らない方が校長として赴任するより、安心感があります(別に外部から招聘するのが悪いわけではありませんよ。新しい血を入れることも時には必要ですから)
まず、始めに新型コロナウイルス感染症への学校の対応についての説明がありました
特に目新しい対応はありませんでしたね
オンラインで授業を継続(ロイロノートと動画配信)
毎日のHRと健康確認
6月1日の学校再開後、1週目は分散登校とウォーミングアップ・プログラム
2週目からは時差登校と感染予防
光星では、現在では学校で所有する形のタブレットを来春から生徒各自が購入する形にするそうなのですが、1年遅かったと
もし、今年から導入できていれば、もう少し違った形が取れたかもしれませんね
さて、ここからは例年通りの学校の取り組みや入試についての説明なのですが、学校の取り組みに関しては過去の記事を参考にしてもらうことにして、ここでは例年とちょっと違うことについて取り上げてみようと思います
まず、来春で3年目を迎えるLE型入試について、だいぶ定着してきているように見えますね
令和元年度:全体志願者数283名、LE型志願者数47名(16.6%)
令和2年度:全体志願者数234名。LE型(A・B合計)志願者数81名(34.6%)
合格率も
令和元年度:4教科型77%、LE型91%
令和2年度:4教科型50%、LE型(A)68%、LE型(B)62%
LE型の方が4教科型を上回っていますので、もし出願条件を満たすのであれば、LE型での受験をお勧めします
そもそも、英語の試験はありませんからね(´-`).。oO
そして、上の数字を見て違和感を覚えた方は鋭い
今春の入試は、合格率がかなり低かったのです(令和元年度80%、令和2年度56%)
これが、志願者数が増えたから絞ったのであれば別に普通のことなのですが、光星の場合は「志願者数が減ったのに合格率が下がったのです」
当然、合格者数は圧倒的に少なくなります
しかし、入学者数は令和元年度と比べて11名の減に留まりました
志願者数が減ると、合格ラインもそれに合わせて下げて、何とか定員を確保しようとするものですが、光星はあえてそれを行わず、生徒のレベルをキープしようとしました
結果として大幅な入学者数減にも繋がりませんでしたから、この判断は正しかったですね
LE型の入試については、昨年の記事に詳しく書いてありますので、そちらをご覧ください
大学の進学実績は、昨年は資料を用意してくれていたのですが、今年はスライドで写しただけでした
ん〜、と思って説明会後に詳しく数字を聞こうと思ったら…
ちゃんとパンフレットに載っていました(笑)
ただ…
昨年の数字と比較させてもらってわかりましたが、このパンフレットに載っている数字は「現浪あわせて」の数字です(-_-;)
6か年と高入生の実績をきちんと分けてくれていることは評価しますが、現役だけの数字が知りたかったなぁ
今年は東大や京大の合格者がいませんでしたが、北大に5名合格したんですね
それと、道外の大学に合格した生徒が過去2年と比べ多かったです(旧帝はいませんでしたが)
まあ、卒業生が66名と少なかったということもあるでしょうが、やはり物足りなさがありますね
そして、入学順位とその後の校内順位の推移の表も、例年通り定期テストとの比較
今年はアンケートにきっちり書いてきたので、来年こそは外部模試の順位で表を作ってもらえることに期待します
来春の入試については、出願書類に状況報告書(小学校長が作成する)というものが新たに必要になりました
今までは出欠に関する記録のみの提出だったそうですが、これが入試にも資料として使われるのであれば気になりますよね
安心してください
万が一、新型コロナウイルスが再流行して入学試験が困難になった場合に備えてのことだそうです
ですから、無事に入学試験が行われた場合には、全く参考にしないという訳ではないでしょうが、合否に大きな影響を与えるものにはならないようです
最後に入試の日程とプレテストについての説明を
入学試験は1月10日(日)、プレテストは11月1日(日)に行うそうです
また、例年プレテスト後に実施している解説会は中止し、その代わり受験者に解説動画を配信する形で検討中だとか
北嶺・立命館・日大と比べて、ちょっと勢いがないように見える光星ですが、来年以降どう挽回してくるのか注目したいですね
それでは、今日はこのへんで
また、後日詳しく書きますが、とんでもないことになってきましたね
模試の採点とかならともかく、大学入試の採点を大学生のアルバイトにやらせるの?
しかも記述式の採点に?
大学生って1月忙しいんですが…
もう笑っちゃうしかないですよね、笑いごとじゃないんですが(-_-;)
あまり政治的なことは言いたくないのですが、私が一番怖いのは参院選の争点になって野党が対案も出さずにただ「反対」とだけ言って票を伸ばすようなことが現実に起きかねないということですね
さて、本題に入りましょう
今日の午前中、札幌光星高校(以下、光星)の説明会がありました
例年、中学と高校の説明会は同じ日に行っていたのですが、何で今年は分けたのかな?と思っていたら…
なるほど、3年連続定員超過ですか(-_-;)
これは、厳しい指導が入りましたね
ということで、昨年も合格基準を引き上げたのですが「今年も」合格基準を引き上げるため、決定まで時間を要すると
そうなると、今まで通りの時期(5月末)には公表できない
なので2つに分けたのだそうです
さて、その気になる合格基準は
残念ながら、ここで書くわけにはいきません
説明会後の個別相談でも、確定的な話を引き出せませんでしたし、憶測で書くわけにはいきませんので
ただし、15日の入試説明会では「あくまでも私の予想」という名目で発表させていただこうと思っています
ただ、一言だけ書いておくとすれば
「光星の文理は、もう昔の文理ではない」
部活中心で、大学も私立に指定校推薦で行くというコースではなくなりつつあります
近い将来、コース改編も視野に入れているような話もしていましたし
その他、それぞれのコース(文理・特進・ステラ)の現状を、外部模試の成績を使って分析してくれましたが、さすがにそれをここで出すわけにはいかないので(-_-;)
今年春の大学入試実績の不振については、「理科」を原因に挙げていましたし、それに対しての対策も既に打っていると
いつもの説明会に比べて、学習面の取り組みについての説明が多かった、そんな感じでしたね
正直、書きたいことはたくさんあるのですが、書けないことが多すぎて、こんな消化不良みたいな記事になってしまいました
決して説明会が悪かったわけではありませんよ
最後に、これは光星さんには全く関係ない話なのですが…
せっかくの説明会、いびきをかいて気持ちよさそうに寝ておられる、某有名塾の塾長さんがいました
ちょっと(だいぶ)残念でしたね
他山の石にしたいと思います
それでは、今日はこのへんで
例年、中学部も高校部も説明会を同日に行っていた札幌光星中学・高等学校(以下、光星)
今年は、中学部と高校部を分けて説明会を実施するようです
塾の先生たちから「2時間は長い」と言われたんですかね(笑)
7月の高校部の説明会の時に真相を聞いてこようと思います
さて今日は中学部だったのですが…
今年春のLE型入試の結果が例年とは違う新しい内容で、それ以外は例年通りでしたね
ただ、昨年の今時期にはこのブログを見ていなかった人もいるでしょうし、そもそも昨年の内容なんて忘れているでしょうから、変わり映えのしない話になるかもしれませんが、いつものように書いていこうと思います
まず入学試験の結果について
志願者数は昨年とほぼ同じ、しかし入学者数は昨年より20名増えました
では、この20名というのはどこから来たのかというのが
今年の春から始まったLE型の合格者なんですね
「小学生のうちに高い英語力を身につけさせる家庭に、ぜひ光星に関心を持ってほしい」
そういった狙いから始めたそうですが、まずはうまくいったと見てよさそうですね
そして、「英検以外の資格ではダメなのですか」といった問い合わせが複数寄せられたそうで
今年は英検以外の出願基準も設けられました
4教科型とLE型でそれぞれ定員を設けるのではなく、2つ合わせて105名の募集になります
また、4級ではなく3級や準2級など、上位の級を持っている場合はどうなるのかというと、上位級を持っているからと言って合格安全圏が下がったりはせず、4級以上は一律で判断すると昨年回答をもらっています
要するに「LE型の受験生は+20点」と考えればいいということですね
ん?国・算の2教科の方はそうでもないのか…
まあ、社・理がない分、気楽に受けてくださいということなんでしょう
大学の進学実績は、昨年も厳しかったのですが、今年はそれに輪をかけて厳しかったようです
昨年の説明会で予告はされていましたが、ここまでとは(^_^;)
ただ、現大学1年生の時は、某中学校で上位クラスができた最初の年だったそうで、入学者数も少なく(2クラス)入学時の学力もいつもの年よりも低かったようです
実績が悪かった時も、こうやってしっかりと数字を出していることは評価したいと思います
まあ、過去3年の合格実績を出してきたりしたことは、ちょっと言い訳めいていたりもしますが(笑)
こうなると、「中学部にもステラコースを作らないんですか?」という声もよく聞かれるのでしょう
しかし、「うちは上位クラスは作りません」と今年も明言されていました
ぶれませんね
そんな中、東大の法学部に推薦で合格者を出したというのは明るいニュースでした
今後、同様の生徒が出てきた時に、今回の経験が生きるはずです
そして今年も、入学順位とその後の校内順位の推移の表が提示されたのですが
これ、何で定期テストなんですかね?
正直、定期テストと外部模試の結果って相関性低いと思うんですよ
TOPクラスの子は定期テストも外部模試もどちらも手を抜かないのですが、定期テストの順位がちょっと下の方には
「いや、キミ本気出したらもった上の順位取れるでしょ」
という子が結構多くいるのです
ですから、来年は外部模試の順位で表を作ってみてほしいんですよね
最後に入試の日程とプレテストについての説明をしましょう
また、プレテストは、この表を見てみるとぜひ受けておいた方がいいようです
実は、高校部も含めた今年春の合格実績もいただいてきたのですが…
中学部だけではないんですよ、結果が出なかったのは
そのあたり、7月の高校部の説明会ではどういった話が聞かれるのか
生徒のレベル云々ではなく、この結果を受けて今後どう対応するのか
そういった話が聞けるように、期待します
それでは、今日はこのへんで