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「学びや むげん」代表のたかとりーなが日々考えていることです
2023年 北海学園札幌高校学校説明会

今日の午前中は北海学園札幌高校(以下、学札と省略させていただきます)の説明会でした。

昨年の説明会で、スクリーンに映されている資料が配られなかったんですよね。

今年は、きちんと配布されていました。よかったよかった。

 

さて、昨年の説明会の記事で「シンプルだった」という感想を書きましたが、それは今年も変わりません。

正直、何を書いていいものか困っています…

冒頭の校長先生の挨拶も、挨拶というより途中から学校紹介みたいになって、それなら最初から言ってくれよと思いました(笑)

大学の合格実績や入試に関する昨年との変更点について、サッと書いて終わりにしましょうか。

 

今年の国公立大学合格者は28名。おそらく少数でしょうが浪人も入っていると思われます。

内訳は、北大1、樽商1、北教3、室工2、北見工4、札幌市立2、旭川市立2、千科技3、弘前4、山形1、新潟1、青森公立1、岩手県立1、秋田県立1、高崎経済1

道外が10人と随分増えましたね。これはこれまでにない傾向です。

北海学園大学には現役浪人合わせて83名が合格。

これは去年と全く同じ数です。

これを多いと見るか少ないと見るかですが、毎年恒例の「学札と併願率の高い高校の、今春の北海学園大学合格者」の数字。

学札と併願率が高いところ順に比べてみることにしましょう。

 

学札  83(現浪合計)

平岡  34(現浪合計)

東商   7(現役のみ)

平岸  94(現役のみ)

白石  77(現浪合計)

清田 107(現浪合計)

厚別  17(現役のみ)

真栄   6(現浪合計)

稲雲  48(現浪合計)

東陵  不明(現浪合計)

 

単純に数字だけ見ると、白石と同等、清田・平岸の少し下という感じですね。

これを、得と捉えるかどうかだと思います。

毎年書いていることですが、「中堅公立高校から北海学園大学に行くのは結構難しい」ことなんです。

それなら、学札に行って推薦枠で北海学園大学に行くという選択肢もありだと思います。

ただ、昔と比べて学札の中での推薦をめぐる争いも厳しくなっていると聞きます。

推薦基準を満たしていても、希望すれば誰もが行けるというわけではなく、模試の順位や平均評定など様々な要素が加味されて推薦順位がつけられて、その中で決まっていくため、学校内での競争が一層激しくなっているそうです。

国公立は別として、道外私大という選択は余程特別な理由がない限りなかなか難しいものがあると思います。

自宅から通える大学ということで、北海学園大学や北海商科大学を選択する子(というか保護者)が増えているのでしょう。

 

入試に関する昨年との変更点は以下の通りです。

1:欠席基準を明記

他の私立などでははっきり書かれていることも多かったのですが、学札も「3年間で30日以内、3年次の欠席が10日以内」としてきました。これを超える場合で相応の理由がある場合は欠席理由書の提出が必要です。

これ、コロナ関連だったら相応の理由になるんですかね。あと、最近不登校の子が増えていると思うのですが、そういった生徒はこれからは受け入れないということになるのでしょうね。これについては、良い悪いという問題ではなく、あくまでも学札の方針ですから。

 

2:推薦・専願入試で学習点の基準を明記

3:特進コースの学習点基準を変更

4:特進トライアルを廃止、希望するコースで出願

5:奨学金トライアルを廃止、ランクや得点で支給対象に

4は、推薦や専願で基準に達していないコースを希望(特進ですね)する場合は、まず総進コースで合格が出て、その後一般入試の結果でコースの変更の判定が行われるそうです。だから合格発表を2回確認してくださいと。

5は、奨学金自体規模を縮小する高校が多くなってきた印象があります。やはり就学支援金の影響でしょうか。

 

そうそう、説明会でちょっと話が出ていたのですが1ってそんなに簡単につくものなんでしょうか。

「授業を受けていない」「テストを受けていない」「提出物を一切出さない」とか、そういったものが複合しないとつかない印象なんですが、どうなんでしょう。

東京都だと、中学校名は伏せた状態で通知表の評価割合を発表してくれているのですが、実際どのくらいの割合でついているんでしょうね。

 

グローバルコースやメディカルプレップコース、WWLコンソーシアム構築支援事業カリキュラム開発拠点校(長い)については、以前の記事を参考にしてください。

 

昨年、今年と私としては期待外れの説明会が続きました。

来年は期待していいんですかね…

 

それでは、今日はこのへんで



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2022年 北海学園札幌高校学校説明会

今日から9月。

私立高校の学校説明会の第2のピークです。

以前も書いたと思いますが、今日の北海学園札幌高校(以下、学札と省略させていただきます)を皮切りに

 

 1日(木)北海学園札幌

 2日(金)札幌創成

 6日(火)札幌第一

 7日(水)北海

 8日(木)立命館慶祥

12日(月)札幌龍谷

16日(金)札幌山の手

 

と2週間で実に7校。

いずれも午前中の説明会ですから、普段は遅い時間に起きている私にとっては、なかなか辛い日程となっております。

睡眠不足にならないように気をつけなければ…(睡眠不足から体調崩すことが多いので)

 

さて、学札と言えば以前は定員を大幅に下回ることもあったのですが、近年入学者がすっかり安定していました。(定員400名)

今年はどうだったのでしょう。

 

2017年入学者(現大3生)360名
2018年入学者(現大2生)372名

2019年入学者(現大1生)385名

2020年入学者(現高3生)394名

2021年入学者(現高2生)393名

2022年入学者(現高1生)516名

 

え?

516名??(笑)

どうやら全道一だったそうですが(そりゃそうだ)、一体何が起きたのでしょうか。

受験者総数(推薦・専願・一般合計)は

 

2020年(現高3生)1557名

2021年(現高2生)1535名

2022年(現高1生)1709名

 

と例年に比べて150名程度増えていましたが、歩留まり率から考えると多くても450名くらいのはず。

学札と競合する公立高校で倍率が厳しかったところと言えば…平岸か。

ただ、注目すべきなのは専願受験者が前年比64名だったんですよね。

ということは、第1志望で学札を選んだ子が多かったということです。

それは、毎年書いていますが、やはり北海学園グループの系列校ということが大きいのだと思います。

 

今年の国公立大学合格者は17名(現役だけかと思ってましたが、どうやら浪人も入ってますね)。

内訳は、樽商1、北教3、室工3、北見工3、札幌市立2、はこだて未来1、釧公1、弘前2、高崎経済1

一昨年・昨年と北大が1人いたのに比べると、人数も減ってますしちょっと物足りなかったですね。

北海学園大学には現役浪人合わせて83名が合格。

これを多いと見るか少ないと見るかですが、昨年も書いた「学札と併願率の高い高校の、今春の北海学園大学合格者」の数字。

学札と併願率が高いところ順に比べてみることにしましょう。

 

学札  83(現浪合計)

平岡  40(現役のみ)

東商  13(現役のみ)

平岸  85(現役のみ)※去年が少なすぎ

白石  83(現浪合計)※頑張ってるな

清田 107(現浪合計)

厚別  19(現浪合計)

真栄   9(現役のみ)

稲雲  48(現浪合計)

東陵  65(現浪合計)

 

単純に数字だけ見ると、白石と同等、清田・平岸の少し下という感じですね。

これを、得と捉えるかどうかだと思います。

毎年書いていることですが、「中堅公立高校から北海学園大学に行くのは結構難しい」ことなんです。

それなら、学札に行って推薦枠で北海学園大学に行くという選択肢もありだと思います。

説明会の後に質問に行った時にも話に出ていたのが「今は、親が道外に出したがらない」。

新型コロナウイルスの影響が大きいだと思います。

道外の国公立大学に進学するのでなければ、道外私大というのはなかなか経済的にも厳しいのでは。

自宅から通える大学ということで、北海学園大学や北海商科大学を選択する子(というか保護者)が増えているのでしょう。

ただ、そう考えている生徒が近年増えてきているので、学校内での争いが熾烈になってきているのです。

数年前だと工学部の推薦枠が余っていたのが、ここ1,2年はいっぱいいっぱい。

推薦基準を満たしていても、希望すれば誰もが行けるというわけではなく、模試の順位や平均評定など様々な要素が加味されて推薦順位がつけられて、その中で決まっていくため、学校内での競争が一層激しくなっているそうです。

ただ、そういった熾烈な競争を勝ち抜いた子が行くため大学からの評価は高く、それが北海商科大学の推薦枠の大幅増に繋がっているのだと思います(12→20名)。

 

今年の説明会は随分シンプルなものでした。

前の画面に映されている資料もなかったので、みんな必死にメモを取っていました(笑)

できれば用意してくれるとありがたかったのですが、この辺りは来年に向けて改善してもらえればと思います。

校長と広報担当の方が変わったので、その辺りの影響もあったのでしょうね…

私は、あの2人、エネルギッシュで好きだったんですけど(笑)

 

グローバルコースやメディカルプレップコース、WWLコンソーシアム構築支援事業カリキュラム開発拠点校(長い)については、昨年や一昨年の記事を参考にしてください。

うん、あまり目新しい話はなかったんですよ。


それでは、今日はこのへんで



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2021年 北海学園札幌高校説明会

今日から学校説明会三連戦です。

1日目の今日は、北海学園札幌高校(以下、学札と省略させていただきます)の説明会に行ってきました

 

ここ数年、入学者が安定していたのですが今年はどうだったのでしょう。

 

2017年入学者(現大2生)360名
2018年入学者(現大1生)372名

2019年入学者(現高3生)385名

2020年入学者(現高2生)394名

2021年入学者(現高1生)393名

 

昨年も書きましたが、もう大丈夫でしょうね。

ただ、良いことも悪いことも説明会で話してくれるのが学札の良いところ。

ここ3年の転退学者の数を公表してくれました。

昨年は、コロナ禍の影響かいつになく転退学者が多かったそうです。

しかもカウンセリングにかかることなく突然というケースがほとんどだったそうで、友達がいない・学校に馴染めないなどといった理由でN高などの通信制に行ってしまったのだとか。

今年は、このコロナ禍の状況に慣れてきたこともあるのか、転退学者は少ないようです。

 

グローバルコースやメディカルプレップコースのことはだいぶ浸透してきていると思いますので、今年から新たに始まったことを2つ取り上げましょう。

1つ目は「WWLカリキュラム開発拠点校」に認定されたことです。

※パンフレットから画像をお借りしました

WWLってなんぞや?という方(私も初耳でした)

こちら

全国に28校しかない拠点校の一つに選ばれたそうです。

どれどれ…

これは、結構名の知れたところが多いですね(国立大学付属校が多い)。

拠点校ということで、札幌近郊や道内の他の高校とも連携して、様々なことに取り組んでいるそうです。

今まで、「スーパーグローバルハイスクール」のネットワーク校として行ってきたことが評価されたのでしょうね。

 

2つ目が、AIを使った授業が始まったこと。

数学は河合塾の「Qubena」を英語はリクルートの「スタディサプリ」を利用して授業を展開しているそうです。

そのため、高1生から「Surface Pro」を使っているとか。

この辺りのICTに関する部分は、公立よりも私立が先を行っている感じがしますね。

 

進路事情については、昨年同様に地元(札幌)志向が強くなっているそうでして、数年前だと工学部の推薦枠が余っていたのが、ここ1,2年はいっぱいいっぱいなんだとか。

それもあってか、目標を持って勉強に取り組む生徒が以前に比べて多くなったそうです。

学校内での推薦枠に関する競争が、いい刺激を生んでいるようです。

また、北海学園大学からの評価も高いそうで、来年度は推薦枠が2名増えるそうです。

評価と言えば、北海学園大学だけでなく他の道内私立大学(医療系)からも高い評価を受けているそうで、最近は公立上位校の推薦枠を削って学札に回してくれているとか。

何でも公立上位校(どことは言いませんでしたが)の生徒は「私はこんな学校に来るつもりはなかった」(失礼)と言うこともあるそうで、実際やめる生徒も少なくないのだとか。

それなら、「ここで頑張ろう」と前向きに取り組んでくれる生徒が多い高校に枠を回したいと思うのは自然なことですね。

 

医療系の話が出たところで、気になることがあったので質問してみました。

「このコロナ禍で医療従事者の方の労働環境の悪化などネガティブな報道が多く見られます。医療系の進学志望者に影響はありませんか。」

すると

「むしろ増えているくらいです。普段から社会貢献について話していることや、家族の中に医療従事者の方がいる生徒が多いことも大きいのでしょう。『私も役に立ちたい』と考える生徒が増えていますね。」

なるほど、ちょっと今の高校生を見直しましたよ。

 

今年の国公立大学合格者は24名(現役13名)

内訳は、北大1、樽商4、北教4、室工1、北見工2、帯畜1、札医2、はこだて未来2、千科技3、釧公2、山形1、防大1

浪人を含めればまあまあの数字ですが、現役だけで考えた場合決して多いとは言えませんし、学校側も満足とは言っていませんでした。

北海学園大学には現役浪人合わせて86名が合格。

これを多いと見るか少ないと見るかですが、昨年も書いた「学札と併願率の高い高校の、今春の北海学園大学合格者」の数字。

学札と併願率が高いところ順に比べてみることにしましょう。

 

学札  86(現役76)

平岡  46(現浪合計)

東商  11(現役のみ)

平岸  48(現役のみ)※減った?

白石  80(現浪合計)※随分増えたな…

清田 131(現浪合計)

厚別  23(現浪合計)

真栄   2(現役のみ)

稲雲  57(現浪合計)

東陵  41(現役のみ)

 

毎年書いていることですが、「中堅公立高校から北海学園大学に行くのは結構難しい」ことなんです。

それなら、学札に行って推薦枠で北海学園大学に行くという選択肢もありだと思います。

ただ、そう考えている生徒が近年増えてきているので、学校内での争いが熾烈になってきているわけですが。

希望すれば誰もが行けるというわけではなく、模試の順位や平均評定など様々な要素が加味されて推薦順位がつけられて、その中で決まっていくわけです

ここで、考えなければいけないのが系列校である北海高校と兼ね合い。

もちろん、北海高校の方が推薦枠は多いでしょう(明日聞いてきます)。

北海学園大学への進学を考えた時に、北海高校に行った方がいいのか学札に行った方がいいのか。

結構悩みどころだと思います。

 

以前は学札と名前を出すと「でも札商でしょ?」という声が返ってくることも多かったです。

でも、高校側の努力の甲斐もあり、そういった声も聞かれなくなってきました。

10年、いや20年ひと昔ですね。

これから10年後にはどのような学校になっているのでしょうか。


それでは、今日はこのへんで



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2020年 北海学園札幌高校説明会

今日は、北海学園札幌高校(以下、学札と省略させていただきます)の説明会に行ってきました

 

去年、私が「もう少し学校での取り組みなどについて詳しく説明してほしいなと思いましたね」と書いたからかどうかわかりませんが、今年は各コースについても紹介がありました(笑)

 

今年で創立100周年だったんですね(前身の札商含めて)

 

色々な行事を予定していたでしょうに、この情勢下では中止にせざるを得ず、さぞ残念だったろうと思います

 

 

さて、昨年も書きましたが一時期は定員(400名)の半分を切るような入学生の時代もあった学札ですが…

2017年入学者(現大1生)360名
2018年入学者(現高3生)372名

2019年入学者(現高2生)385名

2020年入学者(現高1生)394名

 

これは、もう大丈夫と見ていいでしょうね

 

よく、ここまで持ち直してきたと思いますよ

 

もちろん、グローバルコースやメディカルプレップコースなど、新たな取り組みを始めたことによる影響もあるとは思いますが、やはり「人」の部分は大きいのではないでしょうか

 

今日の司会?を務めていた先生

 

姿かたちといい、話し方といい、「あれ、どこかで見たことあるような…」

 

あ!

 

私立説明会に行ってきました

 

今から12年前、私が独立する前に説明会でひときわ輝いていた先生がいたのですが、まさにその方でした(*´▽`*)

 

ライフワークとして、色々な中学校で講話会も開いているようなので、話を聞いた人もいるのでは?

 

面白いですよー(笑)

 

で、その先生が「うちの校長は…」というくらいですから、校長先生もなかなかの方です

 

やはりTOPがグイグイと引っ張る学校は勢いがありますね

 

今日も、本来は学校説明会のはずなんですが、話を聞いているだけで面白い60分でした

 

 

これで終わっては申し訳ないので、内容についてもきちんと触れましょうね

 

まず、昨年から新校舎ができたのですが、学札の全ての生徒がそこに入っているわけではありません

 

1階は学札の教室ですが、2階より上は北海学園大学法学部が使っています

 

特進クラスと特別教室として使用しているみたいですね

 

その特進クラスは、夏・冬・放課後の講習は必修ですが、部活動の加入もOKだそうです

 

そして、特進を中心に最近の進路事情が変わってきているそうで…

 

道内地方国公立大(はこだて未来、室工大、北見工大、釧路公立)よりも北海学園大学

教育大よりも北海学園大学

浪人してでも北大

 

というように、地元(札幌)志向が強くなっているそうな

 

これは、来年も変わらないでしょうね

 

コロナによるオンライン授業の影響は大きいです…

 

そんな学札の生徒の現状ですが、ランク帯で言うと一般受験だとD・Eランク、推薦・専願受験だとE・Fランクが中心ですね

 

じゃあ、Gランクの生徒は無理なのかというと、今年春の受験から事故PR受験というのが始まっていて、そちらはGランクの生徒が主になっています

 

ただ、わずかばかりながら不合格者もいたそうで、その原因はというと「具体性のない自己PR」だったそうで

 

ただ頑張るだけではちょっと…ということでした(そりゃそうだ)

 

なお、一般入試については、公立入試の範囲削減を順守して同じ範囲で行うとのことです

 

それと、これは初めて聞いたのですが、この春からの就学支援金制度の改定により、ほとんどの私立高校が授業料を値上げしたそうです

 

しかし、学札(北海もだそうです)は適用される家庭が全体の55%だということを考慮して、授業料を据え置いたのだとか

 

確かに今の状況で、制度適用外の人にとって値上げはダブルパンチでしたでしょうから、これは助かりますね

 

どれどれ、ちょっと調べてみましょうか…

 

うーん、上げたところもありますが「ほとんど」は言い過ぎですね(笑)

 

でも、これほど上げている所が多いとは、調べるまでわかりませんでした

 

みんな、説明会で言わないもんなんですね、ずるいなぁ(^_^;)


 

ここからは、毎年書いている「北海学園大学にどのくらいの生徒が進学できるのか」について

 

無試験での推薦枠は、来年春だと北海学園大学に68名、北海商科大学に12名というのは、例年と変わりありません

 

ただ、これを全て使い切るのも実はけっこう難しくて

 

というのは、68名の推薦枠とは言っても1部は57名、しかも学部ごとに細かく定員が設定されています

 

希望すれば誰もが行けるというわけではなく、模試の順位や平均評定など様々な要素が加味されて推薦順位がつけられて、その中で決まっていくわけです

 

ただ、E・Fランクで公立高校に行っても、北海学園大学に行ける保証はありません

 

それを如実に示しているのが「学札と併願率の高い高校の、今春の北海学園大学合格者」の数字です

 

学札  82

清田 150

平岸  86

英藍  57

稲雲  49

白石  48

平岡  45

西陵  33 

厚別  15

 

注意してほしいのは、これは合格者の数(しかも現浪合わせて)であって、入学者の数ではないということ

※私立は複数学部受験できるので、ダブルカウントが多くなります

 

推薦なのか一般なのかわからないため何とも言えませんが、少なくとも学札より多くの指定校推薦の枠を持っている学校はないでしょう

 

これらの公立高校に行くより、学札に行った方が北海学園大学に進学できる確率はかなり高いと言えると思います

 

まあ、15年以上前から言っているんですけどね(^_^;)

 

 

どうしても系列校である北海高校の動向に左右される面がある(これは学校側も認めている)とはいえ、交通の便もいいですし、かなりお得な高校と言えると思いますけどね

 

後は特進コースの結果が欲しいところです

 

今年の高1生は総進コースの特進合流基準をかなり高くした上、上位ランクの生徒もいるので学校側としても期待しているとのことでした

 

楽しみですね

 


それでは、今日はこのへんで



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2019年 北海学園札幌高校説明会

9月になり、また学校説明会が行われる時期となりました

 

今日は、北海学園札幌高校(以下、学札と省略させていただきます)の説明会に行ってきました


数年前までは定員(400名)に対して入学者の数が少なく、大丈夫かなと心配していたのですが…

2017年入学者(現高3生)360名
2018年入学者(現高2生)372名

2019年入学者(現高1生)385名

昨日行われた私学展でも相談が非常に多かったようで(前年比40%増)、開始から終了までトイレに行く暇もなかったそうで

 

相談するのもD・Eランクの生徒が中心だったようで、この辺りは北海高校の影響もあるんでしょうね(´-`).。oO

 

今、流行り?の高大連携については、STEAM教育の一環として系列である北海学園大学の工学部と連携をすることになったそうです

 

その延長線上として、ここでは書けないような話も出てきましたが…

 

それは今後色々とわかってくると思います

 

残念だったのは、グローバルコースやメディカル・プレップコースについて、「非常に好調です」とは言ったものの、具体的な取り組み内容や進路についての言及がなかったこと

 

準1級取得して立教行きましたー、ボランティア活動を重視しているので推薦で大学に行けますーとだけ聞いてもねぇ

 

あと、今年から新校舎ができたはずなのですが、第一高校のように大々的にプロモーションしていませんでしたよね?

 

どうしてだろうと疑問に思っていたのですが…

 

新校舎には全ての生徒が入っているわけではなく(1階のみ:特別教室と、一部の一般教室)2階より上は北海学園大学法学部が使用しているのだとか

 

どうりで「教室に扇風機がー」という話しになるわけですよね(笑)

 

新校舎なのに扇風機?エアコンついてるんじゃないの??って思いましたよ

 

 

さてさて、学札と言えば、やはり気になるのが「北海学園大学にどのくらいの生徒が進学できるのか」

 

無試験での推薦枠は、来年春だと北海学園大学に68名、北海商科大学に12名だそうです

 

数年前の200名台の生徒数ならそれで十分だったかもしれませんが、360名いる今の3年生だとちょっと少ないかもしれませんね

 

この枠をどこまで増やせるかが、今後の課題になってくるのではないかと思います

 

主な公立併願校で名前が挙がったのが以下の高校で、それぞれの高校の北海学園高校の合格者を調べてみると

 

清田 154

平岸  86

稲雲  63

石狩南 63

白石  61

平岡  30

厚別  23

 

注意してほしいのは、これは合格者の数(しかも現浪合わせて)であって、入学者の数ではないということ

※私立は複数学部受験できるので、ダブルカウントが多くなります

 

推薦なのか一般なのかわからないため何とも言えませんが、少なくとも学札より多くの指定校推薦の枠を持っている学校はないでしょう

 

学札は、今年64名が北海学園大学に進学しました

 

68名の推薦枠とは言っても1部は57名、しかも学部ごとに細かく定員が設定されていますから、枠を全て使い切るのは難しいわけです

 

もちろん、推薦は希望すれば誰もが行けるわけではなく、模試の順位や平均評定など様々な要素が加味されて決定されるわけですが、E・Fランクで公立高校に行っても、北海学園大学に行ける保証はないわけで、それなら学札から…と考えても不思議はないです

 

実際、学札の中でも、生徒の大学進学に関する考え方に変化が起きているようで、道内国公立だと札幌から離れた所(函館・釧路・北見)に行くくらいなら、北海学園大学でいいという生徒が増えたようです

 

就職に関しても、道内に限れば「北海学園大学」というのは、下手な道外大学よりもネームバリューがあるようで、そういった所も強みなのかなと思います

 

 

後は、中学校と高校の力関係について、色々と聞いたりもしたわけですが、それはちょっとここでは書けないことでしたので(^_^;)

 

説明会全体の印象としては、上で書いたことの繰り返しになりますが、もう少し学校での取り組みなどについて詳しく説明してほしいなと思いましたね

 

でないと、ブログに書くネタがありません(笑)

 

昨年は、数年ぶりの出席ということで随分色々と聞いたようなので、むしろこちらの方が参考になるかもしれません

 

2018年 北海学園札幌高校説明会

 

 

今週は、明後日が札幌創成高校の説明会ですね

 

昨年は北海高校と重なって(今年もです)出席できなかったので、どんな話が聞けるでしょうか

 

ということなので、今年は北海高校の説明会には出席できませんので、北海高校についての記事はありませんのでご了承ください<(_ _)>

 

 

それでは、今日はこのへんで

 


それでは、今日はこのへんで



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2018年 北海学園札幌高校説明会

今日は、北海学園札幌高校(以下、学札と省略させていただきます)の説明会に行ってきました

 

去年と一昨年は案内が来ていなかったので参加していませんでしたから3年ぶりですね

ここ数年で一気に入学者を増やしたみたいですが…

2016年入学者(現高3生)283名
2017年入学者(現高2生)360名
2018年入学者(現高1生)372名

定員は400名ですから充足までは行っていませんが、5,6年前は200名に届かないくらいだったわけですから、そこから見ると倍増ですね

 

この増えた要因を、学校側は「自己努力<外部要因」と捉えているようです

 

今年に関しては併願校である平岸高校の高倍率化、そして系列校である北海高校の動向に影響されると

 

入学者のランクを見ても、E・Fランクが中心ですもんね

 

ただ、高校側としては入試基準を上げているわけではないので、Gランクの生徒にもチャレンジしてほしいと考えているようです



数年前にできたグローバルコースやメディカル・プレップコースは一定の効果はあるものの、これが決め手となって入学してくるという子は少数で、どちらかというと近年は違う理由で入学してくる子が増えてきているようです

 

それは…

 

北海学園大学への推薦での進学ですね

 

主な公立併願校で名前が挙がったのが以下の高校で、それぞれの高校の北海学園高校の合格者を調べてみると

 

平岸  98

稲雲  67

石狩南 80

白石  83

平岡  36

厚別  25

 

注意してほしいのは、これは合格者の数(しかも現浪合わせて)であって、入学者の数ではないということ

※私立は複数学部受験できるので、ダブルカウントが多くなります

 

学札は60名の推薦枠を持っていて、それ以外にも一般受験した生徒を合わせると73名が進学したそうです

 

上記の高校も、指定校推薦の枠を持っていたり公募推薦で合格したりしているでしょうが、ここまで多くはないと思います

 

今の高3生くらいだと「2人に1人」、高2・高1生くらいだと「3人に1人」は合格できることになるそうです

 

もちろん、推薦には模試の順位や平均評定など、様々な要素が加味されて決定されるわけですが、E・Fランクで公立高校に行っても、北海学園大学に行ける保証はないわけで、それなら学札から…と考えても不思議はないですね

 

というか、私は10年以上前から言っていたわけですが(笑)

 

最近は、学校説明会で保護者の方から北海学園大学への推薦のことを聞かれることが多いそうで(しかも男の子の保護者)、以前に比べて男子はおとなしめ、女子は活発という風に校内の様子も様変わりしているようです

 

ただ、これには良い面もあるらしく、地元の中学からも進学してくる子が増えたのだとか

 

確かに、ヤンチャな男の子が多いと、それを近くで見ている中学生は不安になったりしますよね(^_^;)

 


大学への進学実績の話は控えめでした

 

これは、他の高校と同じですね

 

結果が振るわない時には、その話はしたくないものです(笑)

 

具体的な校名は説明会では出ませんでしたし(個別の質問でやっと出てきました)、資料にも過去3年間の国公立大学の合格者しか載っていませんでした

 

特進・グローバル・メディカルプレップ・総合進学の区別はありませんでしたね

 

逆に、これが特進のみの成績だとしたら、人数比率から行くとなかなかの数字だと思うのですが?

 

印象的だったのは、「女子は現役合格にこだわるので、北大に行けたとしても安全に樽商や教育大を受験し合格する。」

TOP校だと必ずしもそうとは言えないでしょうが、なるほどわかるような気がします

 

 

グローバルコースとメディカルプレップコースについては、軽く話を聞いたのとパンフレットなどで見た限りでは

 

グローバルコースはSGHアソシエイト校(正式なSGHとはちょっと違います)にも選ばれ、各種コンクールにも数多く入賞し、海外大学に語学学校を経由せず直接入学できる生徒も育てていることからも、他の国際コースを持っている高校にも引けを取らないと思います

 

対してメディカルプレップコースは…医療や看護系に進学を希望する生徒が来ても、ちょっと物足りないかなと

 

本気で目指すのであれば、それこそ美唄聖華や系列大学に医療看護系学部を持つ北海道科学大学高に行った方がいいのではないかと

 

いずれにしても、美唄聖華を除けば「普通科」なんですから、看護実習をしますと言われても、それは体験的なものにすぎず、本格的なところまで踏み込んで行うわけではありません

 

学札のコースに限らず、どの高校もそうですが、名前に過度の期待を抱き過ぎないように

 

 

最後に、繰り返しになりますが、下手な公立高校に行く位なら、学札から北海学園大学の推薦を狙うというのは、3年後を考えた時にかなり有効な戦略だと思います

 

来春には北海学園大学との共有ですが新教室もできるそうなので、隣の北海高校と比べて、あの古い校舎を引け目に感じることもなくなるかもしれませんね


それでは、今日はこのへんで



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2015年 北海学園札幌高校説明会
予告通り、北海学園札幌高校(以下、学札と省略させていただきます)の説明会の話をしたいと思います

まず、昨年の記事でも書いていた、近年の入学者減の件

今年はどうなったかというと(在籍生徒数)

2013年入学者(現高3生)188名
2014年入学者(現高2生)181名

2015年入学者(現高1生)289名

こんなに一気に増えるのも珍しいですね(^_^;)

まあ、危機は脱したのではないかと思います

で、その増えた要因なのですが…

私はてっきり、新しくできたグローバルコースやメディカル・プレップコースの効果かと思っていたのですが、そうでもないようでして

6月の2年次選択コースの希望調査では、グローバルコースが10%弱、メディカル・プレップコースも13%程度だったそうで、この2つを足しても入学者増の数字には届かないんですよね

グローバルコースは、強気な設定(英検2級または準2級、Dランク以上で英語の平均評定が3年間4.5以上(推薦・単願)、Dランク以上で英語の平均評定が3年間5.0(一般)のいずれかの条件を満たす者を優先)で逆に引かれてしまったのか、英検2級または準2級所持者には奨学金を出すなどの工夫もしたにも関わらず、そこまで英語が得意な生徒も集まっていないようです



大丈夫ですか?(まあ、他の学校の国際科・国際コースも成功しているとはいえない状態ですしね)


さて、2年前のブログで、私はこんなことを書いていました

「E・Fランクの子が北海学園大学に進学するにはお得ですよ〜というのであれば、そこだけに特化すればいいのにと思います」

やっと腹をくくったのか、今回の説明会で一番力が入っていたのが


北海学園大学・北海商科大学の推薦枠を大幅に増やした


というところでした

北海学園大学からは回答が来ていないそうなのですが(10月中旬までには判明)、一応前向きに検討してもらっているようです(政治家みたいですが笑)

北海商科大学は10名だったのが20名に、さらに40名までは最大で広げることができるとのこと

北海学園大学が現時点で55名なことも考えると、95名+αといったところでしょうか

「今の」在籍数なら十分だと思いますよ

定員400名が、そのまま実現したときは、恐らく枠が足りなくなるとは思いますがね

ちなみに、推薦の基準は…

「数字的なものはちょっと」と言われたので書けませんが、まあ進学コースの平均的な評定であれば大丈夫だとか

そうそう、昨年も書いたのですが

特進コースは、系列大学への進学は眼中にないそうです

まあ、眼中にないというのは「第一志望ではない」という意味で、実際受験はするみたいですが、あくまでも一般入試で、推薦枠を使うことはないとのことです


この特進コース、説明会の席で「文系」と紹介されて、えらいビックリしたのですが

後で話を聞くと、毎年文系理系が偏るので、多い方を特進クラスという形にして、少ない方は「隠れ特進クラス」のような形にしているのだそうです

現時点での高3生の進学希望先は錚々たるものでしたが…結果が出るといいですね(イヤミではなく本心で)

どうしても、特進クラスに人が集まっていないようですので、やはり集めるためには実績を出さないと

「他の高校さんと同じ条件なら、うちも…」なんて言っていてはダメですよ

今いる生徒で結果を出してこそ、認められるわけですから


もう一つ、この説明会で力が入っていたのが


海外の大学との連携です


新たに台湾の国立中正大学と連携をしたのだとか

で、この台湾の大学について良い話をたくさん聞いてきたのですが…

個人的に「ん?」と思う点がいくつかあったので、1日待って調べさせてもらったのです


結果

相違点がいくつか出てきました(-_-;)

校長「日本の大学で言うと、東北大学の上くらいですね」

調べた結果、台湾では偏差値という概念がないため、国際ランキングのようなもので比較してみました

イギリスの大学評価機関「クアクアレリ・シモンズ社(Quacquarelli Symonds :QS)」が公表している「QSアジア大学ランキング」の2014年度版から、日本と台湾の大学を比較(世界の大学を、研究力・就職力・国際性・教育力で評価しています)

10 東京大学      
12 京都大学      
13 大阪大学      
15 東京工業大学      
18 東北大学      
20 名古屋大学      
21 国立台湾大学(台北市)
23 北海道大学      
24 九州大学      
29 国立交通大学(新竹市)
33 国立清華大学(新竹市)
34 筑波大学      
35 慶應義塾大学      
36 国立成功大学(台南市)
43 神戸大学      
44 早稲田大学      
46 台北医学大学(台北市)
47 広島大学      
49 国立陽明大学(台北市)
51 国立台湾科技大学(台北市)
59 国立中央大学(桃園県)
61 東京医科歯科大学      
62 千葉大学      
67 金沢大学      
73 国立中山大学(高雄市)
75 国立台湾師範大学(台北市)
81 長庚大学(桃園県)
88 岡山大学      
89 国立中興大学(台中市)
90 大阪市立大学      
94 首都大学東京      
96 東京農工大学      
99 熊本大学      
103 東京理科大学      
110 長崎大学      
112 一橋大学      
117 横浜市立大学      
119 国立政治大学(台北市)
119 埼玉大学      
122 新潟大学      
123 国立台北科技大学(台北市)
130 群馬大学      
137 大阪府立大学      
138 信州大学      
140 岐阜大学      
148 横浜国立大学      
149 東海大学      
151~160 鹿児島大学,北里大学,宮崎大学,山口大学,逢甲大学
161〜170 学習院大学,三重大学,立命館大学,上智大学,山形大学   
171〜180 京都工芸繊維大学,お茶の水女子大学,静岡大学,豊田工業大学,国立中正大学
181〜190 国際基督教大学,高知大学,立教大学      
191〜200 九州工業大学,佐賀大学,立命館大学,国立台湾海洋大学

念のため、イギリス高等教育専門誌Times Higher Education発表した2012年から2013年におけるアジア・中東地域の大学ランキングトップ100も見てみましたが

国立中正大学は83位でした(東北大16位、北大44位、神戸大学77位、岡山大学85位)

こちらは「教育(学習環境)」「研究(ボリューム、評判など)」「論文の被引用(研究の影響)」「産業連携収入(イノベーション)」「国際的見通し(スタッフ、学生、研究など)」という要素での評価だとか

いずれにしても、東北大学より上というのは違いますね


次に入試担当の先生が話していた次の2点

「非常に歴史の古い大学で〜」→1989年と比較的新しく創設された大学です

「蒋介石が作った〜」→「中正」という校名が蒋介石の名前です

あのですね…(-_-;)

ちゃんとしてください!

こういうことがあると、説明会の内容自体が信用できなくなるんですよ

その後に出た色々な雑談の内容もです


まあ、厳しいことも書きましたが(それは毎年同じか)、例年話していることに関してのスタンスは変わりません

公立の中堅校以下にEランク以下で行くくらいなら、先行投資と思ってここに行った方が、北海学園大学に入れる可能性は非常に高いです

例えば…

平岡高校:57名
厚別高校:26名
真栄高校:14名
東陵高校:77名
丘珠高校:18名
英藍高校:21名
西陵高校:47名

しかも私立大学なので、複数の学部に合格している可能性も考えれば、実際に合格した生徒の数はもっと少ないはずです

私の教え子でも、過去に平岡高校の合格を蹴って学札に行き、そのまま学園大学に進学した生徒や、公立高校は不合格でも学札から学園大学に進学した生徒など、今思えば「そのとき公立高校に行っていたらどうなっていたかな〜」というケースも結構あります

昨年あたりから話に出ていた「Gランクの生徒に受けてもらう」ために、新たに自己推薦というものも導入していますし、中学校で「そのランクなら学札はちょっと…」と言われていても、可能性はありますよ(ただHランクは微妙ですね)

挑戦してみる価値はあると思います


最後に、「例の質問」をしてみました

「高校側から見て、塾は必要だと思いますか」

塾・予備校に行きなさいとは言いません。学校の勉強で手いっぱいの子が多く、これ以上やることが増えればパンクしてしまうのが目に見えていますから。基本的に手がかかる生徒が多いので、じっくり学校で面倒を見ています。もちろん、通いたいというのであれば止めませんよ。

ということでした


それでは、今日はこのへんで


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2014年 北海学園札幌高校説明会
実は、今日は札幌創成高校の説明会だったのですが、月曜日の北海学園札幌高校の記事をまだ書いていなかったので、そちらの方を先にさせていただきます


昨年の記事はこちら

なかなか、厳しいこと書いてますね(^_^;)

さて、まず一番気になった点

生徒数がかなり減ってますね(^_^;)

進学舎発行の北海道高校ガイドブックによると、全生徒数は

2012 807名
2013 794名
2014 584名

※計算すると2013以前の生徒数が100名程度合いません…進学舎のミスなのか、学校側のミスなのか

入学者は(一般/推薦・単願)

2012 特進(13/4)進学(137/76)合計230名
2013 特進(12/4)進学(126/46)合計188名
2014 特進(11/1)進学(86/83) 合計181名

今年3月に卒業した世代は281名でしたから、その世代から比べると100名の減

かなり厳しい状態であると言えるでしょう

定員は400名ですからね

私なりに理由を推測させてもらうと、ターゲットになる層がD・E・F(今はE・F・G?)ランクというところに原因がありそうな気がします

この層は「ちょっと頑張れば公立に行ける」子たちです

ですから、公立から流れてくるのを期待していても、なかなか人数は増えないどころかむしろ減るといったことになるのだと思います

最近、入学者を増やしているところは、いくら進学に力を入れていますと言っても、結局入学者の半数以上は推薦・単願でランク的にはG・Hといった子たちです

正直、公立には行くのは難しいです

ですから、そういった子の受け皿になっている高校や、進学に特化した高校は生徒数を伸ばし、中間層の私立高校は生徒数を減らしているのが現状なのではないかと思います

さて、北海学園札幌はどちらの道を選ぶのか

今回の説明会では、まだ迷っている、というか進学に特化したくてもできないジレンマのようなものを感じましたね

それは同じ北海学園グループである北海高校の存在が大きいのだと思います

新しく赴任された校長先生からは、「北海高校何するものぞ」という気概を感じました

実際に各種大学への進学率を例に出し、大差ないと熱弁をふるわれてましたから

北大 北海1.2% 北海学園1.3%
道内国公立 北海10% 北海学園10%
系列大学  北海26% 北海学園25%

ですが、ただ進学に特化しても勝ち目はないわけで、それが「グローバルコース」と「メディカルプレップコース」の新設に繋がったのではないかと思います

※グローバルコースはかなり本気のようで、英検2級または準2級、Dランク以上で英語の平均評定が3年間4.5以上(推薦・単願)、Dランク以上で英語の平均評定が3年間5.0(一般)のいずれかの条件を満たす者を優先するそうです

特進からは系列大学の受験はさせない(それなら特進で勉強した意味がない)、系列大学への進学を希望するなら進学コースで、特進はあくまでも国公立大学を目指しますという強気な発言も飛び出しました


失礼ながら、昨年までの雰囲気とは変わりましたね

危機感を感じます

ただ、それだけでは1・2年でガラッと変わることはできません

新しいものを自分たちの世代から作り上げるんだ、という気がある生徒にはいいかもしれません

随分と厳しいことを書いたかもしれませんが、個人的には好きな高校ですので、ぜひ頑張ってほしいという気持ちの裏返しですので

それでは、今日はこのへんで


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北海学園札幌高校説明会2013
今日は北海学園札幌高校の説明会でした

昨年の記事はこちら

自分で昨年の記事を読み直してみましたが

「具体的にうちの高校に来るとこんないいことがありますよ」

という説明は今年は最後の数分間だけでした

厳しい言い方をすれば、あまり昨年とは変わっていないという印象でしたね

進学実績では、北海道大学に現役で合格者を出したり、そのほかの国公立大学にも合格者を出したり、同じレベルの公立高校と比べても遜色ない、むしろ上の結果を出しているのですが…

何というか、高校の目指す方向性が定まっていないような気がします

E・Fランクの子が北海学園大学に進学するにはお得ですよ〜というのであれば、そこだけに特化すればいいのにと思います

特進コースなんて作らなければよかったんですよ(暴言)

少人数の特進コースで進学実績を上げても、そういった生徒たちを増やしたいとは思っていないということが、残念ながら伝わってきてしまいます

それが、受験者・入学者の減少に繋がっているのではないでしょうか

減少の理由としてもう一つ挙げるとすれば、今の中学生たちの内申点が以前と比べてインフレ傾向にあるのも大きいのでは?

基準のランクをD・Eランクにしてもいいような気がします

昔に比べて、同じ実力でも明らかに今のほうがランクが高いですからね

Fランクより下の子たちが、「北海学園札幌なんて無理だ」と諦めているような気がします

進路指導する先生たちもそうですね

数年前ですが中学側で「無理だ」と言われたGランクの子を受けさせたりしてましたけど、普通に合格しましたよ

高校側も減少に危機感を持っているのか、ランク的に少し下の生徒まで門戸を広げるようなことを言っていましたしね

それが良いかどうかは別にして(^_^;)


昨年の記事にも書いていますが、私の中では北海学園高校の評価は高いのです

北海学園大学は、実際ある程度しっかりと勉強してから受験しないと、清田・月寒の子でも不合格になることがあるのです

まして白石・平岡の子であれば尚更です

それなら付属高校に行って、平均評定を上げて大学進学したほうがいいだろうという考えもできるからです

まあ、それを積極的に勧めたりはしませんが(^_^;)


私の教え子の中で卒業生の多い高校でもありますので、ぜひ頑張ってほしいと思います

それでは、今日はこのへんで


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北海学園札幌高校説明会
今日は北海学園札幌高校の説明会でした

北海学園札幌高校と言えば、北海学園グループの一つ

当然、上に大学があるというのは強みのはずなのですが…


説明会では、主に昨年度の入試の分析と今年の受験について、奨学金についての話でした

具体的に北海学園高校はこんな高校です、うちに来るとこんないいことがありますよ

といった、宣伝が全くと言っていいほどありませんでした(それが良い悪いは別にして)

合同説明会のようなところで話を聞いたことは会っても、北海学園札幌高校単独での説明会は初めてでしたので、ここでは入試についての話のみと決まっているのかもしれません

それにしても、ちょっと拍子抜けした感じでした

全体と通してみても、説明はわかりやすかったのですが、熱意というか覇気というか、そういったものが伝わってこなかったのが非常に残念でした


というのも、私は北海学園札幌を以前から高く評価していて

それはE・Fランクの生徒が公立高校(白石・平岡・厚別)に入ったところで、3年後に北海学園大学に入れるかと言うと、それがかなり難しいことになるからなのです

当たり前ですが、勉強しないと落ちます

少なくても、名前を書いたら入れるという大学ではありません

えぇ月寒や清田でもですよ

それなら、学内推薦がある付属高校へ行っておけってことです

もちろん北海高校に行ければさらに有利になりますが、E・Fランクの生徒が北海高校に行くのは現実問題として厳しいので

言葉は悪いですが3年後を考えるとお得な高校だと思うのですよ

また、以前私立高校の合同説明会に参加したときに、学校紹介をしていた先生が魅力的だったからということもあります(スキンヘッドの理科の先生だったはずです)


説明会が終わってからの質疑応答も私ともう1人だけ

北海学園大学や北海商科大学への学内推薦の基準や北海高校との有利不利の度合い

生徒の欠席日数の扱いについて

2期制(前期・後期)の学校での内申点の扱い

などなど、教頭先生に詳しく聞いていたら私一人だけになっていました(笑)

例のごとく、ブログへの掲載許可を取ってこなかったので、詳しい基準などは書けませんが…


うん、やはり北海学園大学への進学を考えればお得ですね

なので、E・Fランクの生徒には、私立の受験校の候補として考えてもらおうと思います

それでは、今日はこのへんで


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