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「学びや むげん」代表のたかとりーなが日々考えていることです
2023年 札幌創成高校学校説明会

金曜日の午前中、札幌創成高校(以下、創成)の説明会に出席してきました。

例年9月は第二の説明会ラッシュなのですが、今年は案内が届かなかった(北海と山の手)ところもあって、3校だけと寂しいです。

創成は

 

まずは、今年春の入学者数から。

5月の記事では過去3年間の数字だけ出しましたから、ちょっと過去6年と比較してみましょう。

2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023
S選抜 17 19 46 33 62 43 52
A特進 100 100 155 191 141 176 241
GL 10 17 27 27
特進 115 133 132
総合 157 208 174 149
合計 284 344 402 400 318 352 425

定員は304名なんですよ…
2017年を最後に6年連続で定員確保。そして過去最高の入学者数。

400名近い卒業生が抜ける分を補うためとはいえ、これは学事課もプンプンでしょう。

ということでペナルティ発動&来春の入試は定員順守のために具体的な方策を出さなければいけないという訳です。

詳しいことは中学校の進路指導の先生に聞いてほしいのですが、合格基準は厳しくなります。

ただ、どうなんでしょう。

S選抜とA特進でほぼ定員じゃないですか。この傾向が続くと第一の総合進学コースのように特進の間口を減らすか、光星のように2コース制になってしまうかもしれませんね。

創成としては何とか特進コースは残したいというのが正直な所でしょうけど。

 

ちなみに出願区分別の入学者数はというと

S選抜 A特進 特 進 合 計

専願(含推薦)

19 143 106 268

一般(含II型)

33 98 26 157
合計 52 241 132 425

入学者の6割強は専願。一般入試前に定員の9割弱は確保できていたことになりますが、だからと言って一般入試で絞るわけにもいかないんですよね(本来は絞っていいんですけど…まあ色々とあるので)。

S選抜も専願が増えましたね。A特進も6割が専願、特進に至っては8割が専願です。

合格基準が厳しくなると、特進に一般で入るのは難しくなりそうです。

 

で、5月の学校見学会の時に、この入学者増の理由を学校側が行ったアンケートを元に考察していたのですが、今回新たに追加された理由がありまして。それが…

 

エアコンを始めとする施設・環境面の充実

 

ちなみに、このアンケートは入学時に行っています。

来春どうなるんでしょうね。

公立高校は教室にエアコンついてませんから、今年の猛暑でエアコンのあるなしで公立と私立のどちらにするか決めるという人が多数出てきてもおかしくありません。

いやいや、猛暑って言っても夏休み中だからあまり関係ないのでは?そう思うかもしれませんが…

高校は夏休み入ってからも講習というものがあって、普通に教室で授業受けるんですよ。

今年のような気温が来年以降も続くのであれば、正直しんどいですって。

 

ただ、私立には軒並みエアコンがついているので、これだけで差別化が図れるわけではありません。

そこで重要になってくるのが昨年も紹介した以下の数字。

2020年度から始まった就学支援金制度の改定によって、私立高校に通う場合でも費用面の負担が軽減されました。

ただ、この仕組みにはからくりがありまして、就学支援金の対象になるのは授業料や維持費などで、諸費用などは対象になりません。

見ていただいてわかるように、創成は諸費用が安く抑えられています。

そのため、就学支援金の対象になる家庭では、選択肢に上がりやすくなっているのではないかということでした。

奨学金や交通費の助成というのも充実しています。これについては、私がここで書いてもいいのですが、最新の情報を学校のパンフレットやHPで確認していただくのがベストです。

奨学生制度については、当日点で決まる高校が多いのに対し、創成は出願時のランクのみで決まるため、安心して受験できるという側面もあるのかも。

また、今春から始まった「受験生または保護者がそうせい幼稚園の卒園生か、保護者が創成高校の卒業生」の場合に入学金の負担が軽減される特典制度。結構利用者が多いそうです。

 

進学実績については春の記事でも紹介していますが、今一度。

春の説明会では紹介されなかった、国公立大学合格者のプロフィールという資料がありまして。

こちらで紹介できないのが残念なのですが

 

所属コース

合格した大学・学部・学科・日程(前期・後期、一般・推薦など)

中学時のランク

検定・部活動

 

これを見てちょっと気づいたことがあったので、説明会後に創成の先生に聞いてみたんですよね。

「部活(運動部)をしながら国公立に一般入試で合格するの、以前と比べて難しくなってませんか」

思った通りの答えが返ってきました。

センター試験に比べて共通テストは、中間層にとってかなり厳しいテストになっているんです。

推薦ならともかく、一般入試をクリアするのに高3夏まで運動部で活動するのは、相当な覚悟が必要です。

文武両道と言えば聞こえはいいですが、二兎を追うものは一兎も得ずになりかねないので、自分が部活と受験勉強の両立が可能かどうかは、よく考えた方がいいですね。

 

そして、創成は「ワンランク上の進路目標実現」というものを学校として大きく掲げています。

実際、先ほどの資料を見ても、国公立に現役で合格している生徒の中学時のランクは、そんなに高くありません。

ただ、そうなると「A・Bランクの生徒の生徒を伸ばせてないんじゃないか」という疑念を持たれそうだったためか、今年は中学時A・Bランクで入学した生徒の進路も資料として示してくれました。

 

うーん

 

悪くはないけど、良くもないかな(笑)

これが、これからの創成の課題なのかもしれませんね。

しかし、進路担当の先生はこう言っていました。

「中学時に高ランクだった子を囲い込んで実績を上げることもできるが、うちのカラーではないし多分それを求められてない。あくまでも学校全体で底上げを図ります。」

 

昨年の説明会でもあげられていた、SOSEIシステム3.0の3つのポイントは今年も変わっていません。

 

1:学校全体でワンランク上を目指す進路指導

2:生徒一人一人と不断のコミュニケーション

3:基礎学力と学習習慣の定着

 

この辺りの話は昨年の話と被るので、昨年の記事を参考にしてください。

 

校長先生の冒頭の挨拶では、部活の活躍や北海道マラソンのボランティアの話が出ていました。

 

勉強以外の学校生活という面でも、充実した日々を送っている生徒が多そうです。

残念ながら、私の卒塾生や過去に指導した生徒に創成に在籍していた子がいないので、なかなか生の声が聞けないんですよね。

私のブログを読んで、創成に進学を決めたという方もいるやもしれません。

ぜひ、来月から募集を再開する「現役高校生に聞く」のアンケートに参加してください。お待ちしています。

 

それでは、今日はこのへんで。


それでは、今日はこのへんで



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2023年 札幌創成高校学校見学会

今日は札幌創成高校(以下創成)の学校見学会でした。

創成は、5月に「入試報告会と学校見学会」、9月に「入試説明会」というのが定番です。

今日は「入試報告会と学校見学会」なので、来年の春の高校入試についての話題は9月の「入試説明会」までお待ちください。

 

まずは、この春の高校入試について。

※資料の掲載許可をもらうの忘れてましたので、今年は文章で

 

入学者数は400→318→352と来て、今年は425人でした。

全道一だそうですね。

定員は305人ですから、恒例の「道教委学事課」からのお仕置きが待っています(笑)

罰金と来年度定員内に収めるための方策を示さなければいけません。

コース改編という技は3年前に使ってしまったので、まあ入試基準の引き上げでしょうね。

この辺りの話は、また9月に。

入学者数の内訳は

2021 2022 2023
S選抜 62 43 52
A特進 141 176 241
特進 115 133 132
合計 318 352 425

※2020はコース改編前なので比較対象には入れませんでした

前年比73名増のほとんどはA特進だと思って良さそうですね。

 

2023年度の入学生の特徴として、まず入学者増の根拠が明確なことが挙げられるそうです。

B・Cランクの生徒については前年度の進学実績(国公立32名は過去最高でしたからね)。

E・Fランクの生徒については新制服なんだとか。

この辺りは入学後にアンケートでも取ったデータなのでしょう。

次に、ここ数年の傾向でもありますが、中堅公立高レベルだと創成は併願ではなく専願になりつつあると。

そして3つ目が、学校全体のランクが底上げ。

学校名は出せませんが、とある公立高校の合格を辞退して創成に進学する生徒がいた結果、追加合格や二次募集が発生し、最初その公立高校に不合格だった生徒が合格して、創成の入学を辞退するといったケースもあったのだそうです。

 

次に大学入試結果について。

※これは公表している結果だから載せて大丈夫だと思います。

国公立大学には昨年の32名には及ばないものの27名(浪人1名含む)が合格。

北大に1名合格していますが、これが複数名合格者が出るようになれば次のステージに行けますね。

私立大学についても、昨年に続き北海学園大学が最多となるなど、以前とちょっと傾向が変わったように感じます。

昨年から、コース別・試験別の合格者数一覧が配られるようになったのですが、それによると北海学園大学は一般で36名、推薦で17名が合格しています。コーズ別に見ても、S選抜よりA特進やGLの方が3倍強の合格者でした。

もう少し推薦やS選抜の数が多いかと思っていましたが、これは2番手コースであるA特進の底上げがうまくいっている証なのではないかと思いました。

ただ、競合している北陵なんかと比べるとまだまだなんですよね(北陵は104名)。

今の数字だと、石狩南や英藍と同じくらいといった感じです。

昨年よりも100名前後少ない今の高3生でどのくらいの数字を出すことができるかで、今後を占うことができるかもしれません。

 

あと、これはたまたまそうなっただけとも言えますが、今の高3生には看護医療クラスというのが1クラス設けられたそうです。

どこもそうなのですが、医療・看護系が人気なんですよね。

今年の高3生でそれなりの結果が出れば、募集段階でコース設定とまではいかなくても、看護医療クラスというのが定着する可能性はあります(どうやら今の高1生までは継続して行うそうです)。

 

説明会の後に学校見学をしましたが、もうかつての動物園だった創成の姿はどこにもありません(笑)

まあ、ヤンキー自体絶滅しているような感じですから、これは創成だけに限った話ではないかもしれませんがね。

そうそう、ビックリしたのは、数Iと数A、数IIと数Bが別々に授業していたこと。

私のイメージだと、しばらくは数I(または数II)でその後にまとめて数A(またはB)だったんです。

同時進行で、生徒たちは混乱しないんですかね。

混乱とまでは行かなくても、勉強大変じゃないのかな…

範囲が広い数Iと、範囲は狭くても数Iと数A。

定期テストを受ける上で大変なのはどっちなんだろう。

数学の先生の考え方なのかもしれませんが、私は片方に絞った方がいいと思うんですがね。

 

昨日の藤女子みたいなビッグニュースがないので、あっさりした記事に見えますが、普通こんなものです(笑)

9月の入試説明会に期待していてください。

それでは、今日はこのへんで



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2022年 札幌創成高校学校説明会

今日の午前中、札幌創成高校(以下、創成)の説明会に出席してきました。

科学大と創成は年2回説明会を行うんですよ。

創成の場合は5月は学校見学がメイン、9月で大学入試結果報告と来年の入試についてお知らせするという形です。

5月の学校見学会の時に、速報的に過去最高の大学入試結果だったと聞きましたが、詳細はどうだったのでしょうか。

 

まずは、今年春の入学者数から。

5月の記事では今春だけの数字を出しましたから、ちょっと過去5年と比較してみましょう。

2017 2018 2019 2020 2021 2022
S選抜 17 19 46 33 62 43
A特進 100 100 155 191 141 176
GL 10 17 27 27
特進 115 133
総合 157 208 174 149
合計 284 344 402 400 318 352

昨年は3年連続の定員超過、2年連続の大幅超過を受けて合格基準をかなり厳しくしたことでギリギリの定員確保でしたが、今年も無事定員をかなり超えた入学者数でした。

学校側としては卒業生が400名近くいたわけですから、これでも総生徒数はマイナスなわけです。

ただ、依然として定員超過の状況は続いてますから、合格基準は厳しくなることはあっても緩くなることはありませんね。

その辺りは、中学校の進路指導の先生に確認してください。

そして、昨年の説明会でも挙げられていたのですが、

 

 

この傾向は続いているようです。

2020年度から始まった就学支援金制度の改定によって、私立高校に通う場合でも費用面の負担が軽減されました。

ただ、この仕組みにはからくりがありまして、就学支援金の対象になるのは授業料や維持費などで、諸費用などは対象になりません。

どこの高校がどうだと言及してしまうのはまずいので控えますが、創成に関しては以下の表のようになっております。

 

 

創成は、月額の納付額がかなり低く抑えられるようになったので選択肢に上がりやすくなっているのではないかということでした。

また、奨学金や交通費の助成というのも充実しています。これについては、私がここで書いてもいいのですが、最新の情報を学校のパンフレットやHPで確認していただくのがベストです。

また、来年から新たに始まる特典制度として「受験生または保護者がそうせい幼稚園の卒園生か、保護者が創成高校の卒業生」の場合に入学金の負担が軽減されます。

 

 

これ、学校側が調べたところ結構多かったそうで、これを採用しない手はないと来年春から導入されるものです。

今年春までに入学した方はごめんなさい。

 

進学実績については春の記事でも紹介していますが、今一度。

 

 

国公立大学の内訳は

【道内】北大1・樽商2・北見工大1・帯畜1・北教大5・室工6・釧路公立7・千科技2・はこだて未来1

【道外】弘前1・茨城1・高知1・秋田県立1・高崎経済1・新潟県立1

そして私立大学についても、北海学園大学の合格者数が過去最多ということで、学校側としては納得が行く結果だったのではないかと思います。

ちなみに私、昨年の9月の説明会の記事でこんなこと書いているんですよね。

※現高3生も含めた過去4年間の外部模試のデータを見ましたが、悪い方に振れたらこの結果もやむを得ないかなというデータでした。ただ現高3生は言い訳できないですね、これ。

そうなんです、外部模試のデータがかなり良かったんですよ。

なので、これで結果が出なかったらというプレッシャーもあったかと思います。

さて、上の画像に気になる記載がありますね。

「他私立高さんとの比較資料あります」

てっきり、創成で作られたものかと思いきや、実は違うという(笑)

なので、うちでも画像を載せることができないの残念なのですが、見やすくていい資料なんですよ。

実は、中3生に配られている小冊子のあるページなのだそうで、気になる方はお子さんに確認してみて下さい(私も生徒に頼みました)。

小冊子の中の「ひと目でわかる私立高校の違い[進学篇]」というページです。

それを見ると、第一がぶっちぎり、光星が2番手、3番手が日大で立命館、北海と続き創成は6番目に位置しています(国公立・私立合格者数ともに)。

学校側が目指してきた2番手校のTOPというポジションが確立されてきているのを感じますね。

 

今年の卒業生が結果を出した以上、学校側としては今のやり方(SOSEIシステム3.0)を大きく変えることはせず、

1:学校全体でワンランク上を目指す進路指導

2:生徒一人一人と不断のコミュニケーション

3:基礎学力と学習習慣の定着

これを徹底すると。

創成独自のステップアップタイムタイムが特進コースにも適用されるようになって2年目だそうですが、今年はスタディアプリを使い効果的に自学ができているのだとか。スタディサプリ自体は全学年・全生徒が使用しているのですが、高3のS選抜より高1の特進の方が使っているとのことでした。

ちなみに、このスタディサプリ。個人使用だとまあまあな金額なのですが、学校向けだと約半額。しかし創成はそこから更に半額になっています。これは、他の学校だとコース別に採用しているため使用人数が少ないのですが、創成は全校で使用しているためお安くなっているのだとか。

そして、このステップアップタイムは、以前は生徒の自主性に任せていた部分が大きかったのを、強化指定部に所属している生徒は部活、S選抜や高3生は講習、その他の生徒は自学自習という風に、今ではある程度固定化されているようです。

※一応、塾・習い事等という選択肢もあるのですが、恐らく7時間目に相当する時間に塾・習い事がある子が少ないのではないでしょうか。

 

最後に、5月の見学会の時には写真を載せることができなかった、来年春からの新制服。

アンケートによって、これに決まったそうです。

 

 

5月に私が選んだのとは違う方でした(笑)

BEAMS製ですが、従来のものよりも金額は下がったそうです(男子68000円→62590円、女子70000円→63910円)。

9月と10月に行われる学校見学会では、そのBEAMSが企画してモデルを使ったショーも行われるとのこと。

制服が変わると入学希望者が増えるのは過去にもあった傾向なので、これが来年春の入試にどういう影響を与えるのか。

来春新校舎に移転する科学大の志望者動向も含めて、他の私立高校にとってはちょっと気になるのではないでしょうか。


それでは、今日はこのへんで



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2022年 札幌創成高校 学校見学会

今日は札幌創成高校(以下創成高校)の学校見学会でした

創成高校は、もう随分前から5月に「入試報告会と学校見学会」、9月に「入試説明会」を行ってきましたが、新型コロナウイルスの影響で学校見学会については3年ぶりの開催になります。

学校見学会恒例の太鼓部の演奏を聴くのも3年ぶりでしたね。

相変わらず、素晴らしい演奏でした。

 

さて、今日は「入試報告会」なので、来年の春の高校入試についての話題はありません。

そちらは、9月の「入試説明会」でわかりますので、もうしばらくお待ちください。

 

まずは、この春の高校入試について。

新コース(S選抜・A特進・特進)になって2年目ですが、さすがに昨年のS選抜62名は多すぎたのか、今年は43名と減らしました。ただ、A特進は35名増となって、S選抜・A特進を合わせた数では16名増となりました。全体の6割といったところですね。この傾向は来年以降も続くとみていいでしょう。

実は昨年の12月ころに、中学校の進路担当の先生からは「今年は私立は厳しいと思いますよ」と言われていたのだそうです。
実際に、受験者は中3生が前年よりも増えたにも関わらず私立全体で900名減ですから。
これは間違いなく新型コロナウイルスの影響だったそうです(受験料や入学金、授業料の問題)。
ですので、創成も定員割れを覚悟していたそうです。
それが、入学手続きを終えてみると、多くの私立で入学者が増えたのだとか。
他の私立も含めて、専願受験率が急上昇したため、一般受験の受験者は減っても入学者は増える結果になりました。
この専願受験率の急上昇にも、新型コロナウイルスの影響が出ておりまして…
と言うのも、専願の場合、奨学金や特待生の基準が一般受験よりも緩くなるケースが多いので、公立と比較して遜色ないのであれば専願で奨学金や特待生の権利を取ってしまおうという受験生が増えたのでしょうね。

専願・推薦の割合や、どういった併願先が多かったのかについては、具体的な数字や校名は出せませんが、それでも以前では考えられなかったような公立高校の合格を辞退して創成高校に入学した生徒もそれなりの数いるようです。

ここでいうII型受験というのは、当日点重視の枠のことです。

創成高校は、以前と比べて合格基準も高くなってきているので、チャレンジ的な受験も増えてきているのでしょうね。

あと、高ランクの専願受験者というのはA・Bランクだそうです。

 

そして、ここで中学生にとっては重要なお知らせです。

創成高校は来年60周年を迎えるそうなのですが、それを期に制服を変えます。

現在、最終段階に来ているそうで、我々にも2種類のデザインが公開されました。

ここから、中学生(我々も)へのアンケート結果によって、どちらを採用するのか決めるのだそうです。

デザインをした会社の意向で、この記事で制服をお見せすることができないのが残念ですが、今日の説明会に参加した塾の先生への写真の撮影は許可されていましたので(私も撮りました)、塾の先生にお願いして見せてもらうといいと思います。

 

次に大学入試結果について。

国公立大学には過去最多の32名(浪人1名含む)が合格。

私立大学についても、北海学園大学が最多となるなど、ステージが1つ上がった感じがしますね。

しかし、全卒業生の進路(大学・短大・専門学校・就職・その他)がわかる大きな紙を配布してくれたのには驚きました。

他の学校で。同じ試みをしているのは北嶺だけだと思います(笑)

 

そして、特筆すべきはどのコースからでも国公立大学の合格者が出ていること。

もちろん、S選抜に比べてA特進の方が人数は多いのですが、それでもここまで差がついていないというのは他の私立にはあまりない特徴だと思います。

更に、国公立大学合格者の多くが中学校時代Cランク以下(Eランク以下も2割強)というのも素晴らしいですね。

「上に書かれていることが、今回の説明会で最も皆さんに伝えたいことです」と力を込めて言っておられましたので、締めの画像に使わせてもらいました。

 

国公立大学32名とは言っても、道内の国公立大学が多く、12名が公募推薦、4名が総合型入試(旧AO)で、一般受験での合格者は16名と半数でしたが、推薦とは言っても共通テストで一定の点数を取らなければ合格が出ない大学も多く、総合型入試についてはAOの時代よりも明らかにハードルが上がってきているそうです(国公立・私立を問わず)。そういった状況の中で、これだけの合格者を出したことには価値があるのではないかと思います。

北大の数をもう少しとか、道外の国公立大学の数を増やすとか、要望はあるとは思いますが、創成高校が求められているものは何かと考えた時に、必ずしもそういったものを追いかける必要はないのかなと。

「ワンランク上の進路目標実現」を掲げていますが、それは決して無理をするのではなく、自分が到達できるところよりも少し上を目指して頑張ろうということなんだと思います。

先生方も、それは重々承知しているようですので、ブレずに行ってほしいですね。

 

説明会の後に学校見学もしましたが、年を追うごとに生徒の授業に対する姿勢が変わっているのがわかりますね。

もう、足を前に投げ出して授業を受けているような生徒はいません(笑)

そして、タブレットを授業内で積極的に活用しているのが目につきました。

もう、そういう時代なんですね。

 

最後に、小出先生と話して「なるほど」と思わされたことについて。

今年の大学入試。共通テスト2年目でしたが、例の数学の難易度のことも含めて、大きく変わったそうです。

そこで気になるのは、北海道の公立高校入試。

今年の春は、リスニングの配点が増えたり出題形式(1回読み)の変更があったり、数学で共通テストを意識した出題があったことや、社会の問題形式が変したくらいで、難易度的にそこまで大きく変わったりはしませんでしたよね。

小出先生は、来年春の公立高校入試はかなり難化するのではないかと予想しているのだそうです(今年の大学入試を踏まえて)。

そう言えば、裁量問題も導入2年目が一番問題がきつかった記憶が…

1年目は制度自体を大きく変えるため、それ以上のことをしてしまうと何を言われるかわかりませんからね。

難易度をいじるなら2年目か…

あくまでも予想ではありますが、私もこの意見に賛成ですので、来年の春の公立高校入試は「かなり難化する」という読みをベースにこれからの受験対策の授業も組み立てていこうと思います。

 

それでは、今日はこのへんで

 



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2021年 札幌創成高校学校説明会

昨日の午前中、札幌創成高校(以下、創成高校)の説明会に出席してきました。

5月の入試報告会&学校見学会は体調不良のため欠席したので、今春の大学合格実績とか入試の結果とか全然知らなかったんですよね。

さて、どんな感じだったのでしょうか。

 

まず、今春からコース改編を行ったわけですが

2017 2018 2019 2020 2021
S選抜 17 19 46 33 62
A特進 100 100 155 191 141
GL 10 17 27 27
特進 115
総合 157 208 174 149
合計 284 344 402 400 318

 

3年連続の定員超過、2年連続の大幅超過を受けてどうなることかと思いましたが、定員の305名はきっちり確保。

これは、学校側もホッとしたでしょうね。

しかし、3学年の合計で見た時に定員の超過は続いているため、来春についても合格基準が緩和されることはなさそうです(今春と同じということです)。

しかし、S選抜ついに2クラスですか…

学年全体の割合から見ても、2割をS選抜が占めるという状況に。

ただ、どうなんですかね。

S選抜は増やしたとしても3クラスが限界で、実際今年の2クラスくらいが一番バランスが取れていいような気もしますが。

この辺りは、来週の火曜日に崎田先生が来塾してくれるので聞いてみましょうね。

ちなみに、今年の入試の特徴として挙げられた項目の中で私が気になったのは以下の2点。

 

成績上位者の専願受験者が大幅増加

中堅以下の公立校受験者は創成が第一志望

 

まず、上の項目については創成側が理由を説明してくれました。

2020年度からの就学支援金の改定によって、維持や諸費が安い(維持費1000円、諸費2000円)創成は、月額の納付額がかなり低く抑えられるようになったので選びやすくなったのではないかと。

下の項目は、近年顕著だったのですが、コロナ禍によって休校やオンライン授業が続く中、コロナ禍前からICTに力を入れていた創成の取り組みが評価され、大学進学のことも考えると中堅以下の公立に行くよりは創成に行った方が、高校側が掲げる「ワンランク上の進路」が実現できるのではないかと。

そう考える家庭が増えてきたのでしょうね。

ただ、この話には若干続きがありまして…(それは後程)

奨学金や交通費の助成については過去の説明会の記事を参考にしていただいてもいいのですが、基本的には最新の情報を学校のパンフレットやHPで確認していただくのがベストです。

 

次に、皆さんが気になる進学実績について。

これは、率直に言いましょう。

良くないです。それは、創成側も認めていました。

※私が欠席した5月の入試報告会、進路指導担当のW先生がかなり元気がないように見えたと他塾の先生から教えてもらいました。まあ、この数字だとそうなるよな…

「web上での公開はご遠慮ください」とのことなので、具体的な数字を挙げられないのは残念ですが、国公立大学の合格者数、現役の合格率ともにかなり厳しい数字が並んでいました。

それでも、学校パンフレットには過去5年間の数字をきっちり単年ごとに載せていますし、実績が良い年も悪い年もそれぞれの要因をちゃんと説明会で話してもらえるので、悪い印象はないです。

ちなみに、今年の実績低迷の分析をW先生が話してくれたのですが、その理由が面白かったので紹介しますね。

※現高3生も含めた過去4年間の外部模試のデータを見ましたが、悪い方に触れたらこの結果もやむを得ないかなというデータでした。ただ現高3生は言い訳できないですね、これ。

 

「今年の受験は我々にとって正直残念な結果でした。しかし、生徒・保護者は我々ほどそうは思っていないように見えました。『この世の中の状況なので…』という理由で地元に残ることを良しとする雰囲気を感じました。」

 

では、それを打ち破るために何をすればいいか。

創成が始めたのは原点回帰とも言えるようなことでした。

「毎日対面して、みんなで何でもやる」

今春から始まったSOSEIシステム3.0では

1:学校全体でワンランク上を目指す進路指導

2:生徒一人一人と不断のコミュニケーション

3:基礎学力と学習習慣の定着

を掲げ、新高1生は今まで上位コース生のみだった宿泊研修を全員で行い、学年全体でワンランク上を目指すんだという意識を共有。

昨年、オンライン化した学習記録などをつけるマネジメントノートを、あえてアナログに戻し毎日生徒は手書きで記入し担任・副担任が帰宅時までにチェックし返却。

生徒の自主性に任せていた部分が大きかった平日7時間目を、50分自習をする(ステップアップタイム)ように呼びかけ。

※元々ステップアップタイムは上位コース(旧A特進・GLコース)に設けられていたもので総合コースにはありませんでした。今回総合コースがなくなり特進コースができたことで、部活・塾・習い事などがない子は学年全体で自習しようねという雰囲気になったと思います。

 

その他、書き足りなかった部分は来週の火曜日に崎田先生とお話してからにしようと思います。

この記事の下に書くか、別に1記事にするかはわかりませんが。


それでは、今日はこのへんで



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2020年 札幌創成高校説明会

今日の午前中、札幌創成高校(以下、創成高校)の説明会に出席してきました
 

今年は5月の学校見学会が中止になったので、その分1時間半の長丁場という会でした

 

で、説明会の記事を書く前に…

 

久々に頭に来ています

 

創成にではないですよ?

 

ある会社、ある組織、ある個人の方にです(特にある組織)

 

どうにかできないもんですかねー、できれば無くなってほしいと本気で思っています

 

それが何であるかは、例のごとく書けないんですが(笑)

 

最近は、書けないことは何でも「入試説明会で」と言ってハードル上げてますが、これ塾生保護者以外は身元確認でもしないとまずいんじゃないかと本気で思っています

 

それくらい、塾ブログを取り巻く環境は急速に悪くなっていると思ってください

 

 

さて、本題へ

 

創成は来年春から次のステージに進みます(いや、進まざるをえなくなりました)

 

その大きな原因の1つがこれです

 

過去4年間のコース別入学者数

2017 2018 2019 2020
S選抜 17 19 46 33
A特進 100 100 155 191
GL 10 17 27 27
総合 157 208 174 149
合計 284 344 402 400

 

創成の定員は305名ですから、3年連続の定員超過、そして2年連続の大幅超過

 

とわの森の説明会の記事にも書きましたが、道学事課から厳しい指導とペナルティが課されます

 

ペナルティの金額も聞きましたが、恐ろしくて書けません((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

そして、SAG(S選抜・A特進・GL)と総合の割合に注目してください

 

2013 2017 2018 2019 2020
SAG 24.1% 44.7% 39.5% 56.7% 62.7%
総合 75.9% 55.2% 60.5% 43.2% 37.2%

 

私が最初に説明会に参加した2013年、総合コースの生徒が全体の4分の3でした

 

それがわずか7年で、こうも逆転するとは…

 

10年ひと昔とはよく言ったものですね

 

学校側としても、この傾向は進むことはあっても元に戻ることはない、そう判断したのでしょう

 

来年の定員超過を防ぐ対策として「コース改編」に踏み切ったのです

 

来春の入試から、創成は「S選抜」「A特進」「特進」の3コース制に変わります

※GLはA特進へ、総合は特進へ発展的解消という形になります

 

この特進という名前

 

何か他に候補はなかったんですか?と説明会後に聞いてみました

 

他校だと、特進の下には必ず別のコースがありますよね

 

でも、良さそうな名前は他校が既に使っていて、それを使うわけにはいかないということで特進になったそうです(^_^;)

 

 

しかし、定員を超えたから入学者を減らす努力をしなさいって、考えてみればおかしな話ですよね

 

良い取り組みをして評価されて、それで入学者が増えているのに…

 

結果的に、入りたいという生徒が入れなくなるんですよ

 

誰のための施策なんでしょうね

 

「出る杭は打たれる」

 

まさに、古い日本人的発想で嫌になります

 

 

それ以外にも、特別奨学生制度に若干変更がありますので、学校のパンフレットやHPで最新の情報を確認してください

 

 

「交通費の助成」については、昨年の記事同様です

 

通学定期券購入代金が月額13,000円以上の場合、超過した分を札幌市が半額助成しているのですが、創成高校では、もう半額の分を負担してくれます

 

更に、これは札幌市の制度なので他の市町村では適用にならないのですが、他の市町村から通う生徒について創成高校が定期券購入代金ー13,000円の全額を負担すると

 

定期券の購入金額については複数の交通機関を利用した場合は合算しても良いのだそうです

 

遠方から通う生徒にとっては助かりますね

 

 

そして、忘れちゃいけない就学支援金について

 

 

私、昨年こんな風に書いていました

 

そして、今のところは授業料のみが対象という話しですが、そうなった場合基準を下回る高校はギリギリまで授業料を値上げするかもしれませんよね?

 

なので、差額は維持費や諸費に回せないかという攻防が繰り広げられているのだそうです

 

結局、補助の対象は授業料だけということになり、維持費や諸経費は支払わなければいけなくなりました

 

ですので、「590万円未満だから無料だ―」と喜んではいけませんよ

 

学校によっては、維持費や諸経費でかなりの金額がかかるところもありますから

 

先日の学園札幌の説明会の後、各校の授業料・維持費・諸経費調べてみたんですよね

 

なるほど、授業料を値上げしたところ、維持費や諸経費を授業料に乗っけてきたところ、それを巧みに組み合わせてきたところ

 

色々ありました(どことは言いませんが)

 

その高校に上の子が通っていたということがなければ、過去の授業料との比較はできませんし(新しい情報に更新される)、それぞれの高校の事情もあるから一概に責めるのはどうかと思いますが「便乗値上げ」と非難されても致し方ないですよね

 

ちなみに、創成は「据え置き」です

 

 

さて、皆さんが気になる進学実績について

 

残念ながら、今春は昨年のような実績を上げることはできませんでした(理由は後ほど)

 

しかし、国公立大学22名合格、うち現役20名というのは、昨年と比較すると見劣りしますが2016年度と同じで過去8年間で2番目の合格者数だったのです

 

そして、喜ぶべきか悲しむべきか、S選抜の現役合格率は、昨年・一昨年の70%中盤を大きく下回り41%にとどまり、その分をA特進・GLが11名の合格者を出して見事にカバーしてくれました

 

では、なぜ昨年の合格者数を上回ることができなかったのか、昨年や一昨年のようなS選抜の現役合格率を出せなかったのか?

 

それは、今春の卒業生には大変申し訳ないのですが、入学時の学力差が相当大きかったからではないかと思います

 

説明会で示されたデータでは、その前の年の生徒と比べ圧倒的に国公立大学に一般入試で合格できる力を持っている生徒数が少なかったことがわかりました

 

しかし、逆に「そのような学年だったのに過去8年間で2番目の進学実績を残すことができた、非常に伸びた学年」だったとも言えます

 

そして、今の2年生と1年生

 

過去最高だった昨年の卒業生の2倍から3倍強の国公立大学(一般・推薦含む)に合格する可能性を持った生徒がいるようです

 

これは非常に楽しみな反面、創成の先生たちは責任重大ですね

 


ここまで褒めてばかりですが課題もあげておきましょう

 

やはり、国公立大学とは言っても、難関大と呼ばれるところの合格者数はまだまだ少ないこと

 

今年は北大・筑波大に1名ずつでした

 

確かに、そのような力を持つ生徒がまだまだ数多く入学してきていないという側面はあるとは思いますが、それでも物足りなさは感じてしまいます

 

あと、昨年も指摘した道内私大の合格者数が少ない(北海学園大学17名、北星学園大学3名など)ことですね

 

進路指導の違いなのかなとも思いますが、この辺りの分析もぜひとも聞いてみたいと思いました

 

 

最後に、ちょっとした話を

 

私立には、よく転コースというのがあります

 

学年が上がるときに、上位コースに変わることができるというやつですね

 

どこの高校も、試験を行ったり基準を設けたりして決めていると思うのですが、創成ではデータとアナログをうまく融合させていました

 

転コースを認める基準をクリアしていても(わずかに届かなったとしても)、担任に当該生徒の様子を聞いて、そこで最終的に判断をする

 

実際、かなり低いランクで総合コースで入学したにもかかわらず、2年時にS選抜に転コースして今春国公立大学に合格した生徒もいます

 

例外的な話かもしれませんが、そういうこともあると

 

これは、なかなか公立高校ではできないことなのではないかなと思います

 

 

創成に代表されるように、公立を滑り止めにして私立を第1志望にする生徒が確実に増えてきています

 

数年前だと考えられなかったことです

 

公立の定員割れは、札幌市内でも全く珍しくなくなりました

 

単純に公立に魅力を感じなくなったのと、私立に行くことに引け目を感じなくなったからだと思います

 

公立を滑り止めにするというのも「○○高校合格したけど、蹴って△△高校に行くんだ」と言えば、謎の格好いい感がありますものね(実際に、私の塾生の中にも何人かいます)

 

公立高校の定員(クラス)減らして調整すればいいってものではないと思いますよ、道教委の方

 

 

昨年も同じことを書きましたが、公立ではなく私立、それもTOP校ではなく2番手高に向いている生徒というのは確実にいます

 

「集団では埋没する可能性が高い」

 

「精神的に弱い部分がある」

 

そういった生徒です

 

公立なら1学年320人、私立であればもっと大勢の生徒の中で、自分の色を出せない生徒も大勢います

 

正直、学校の先生も生徒全員に目が行き届いているとは言えない部分もあるでしょう

 

そういった生徒でも、少人数クラスであれば、しっかり見てもらえます

 

限られた人間関係になるのではと不安もあるかもしれませんが、こういったコースは縦の繋がり(他学年)が強いケースも多く、幅広い人間関係を持ちたければ、部活や同好会活動、学校に限らず外部での交流を図ればよいだけです

 

私も、今までに、口にこそ出しませんが(出したこともありますが)

 

「この子は、公立に行くより少人数の私立の特進に行った方が、希望の進路を実現できるだろうな」

 

と思ったことが何度もあります

 

授業料の面のハンデが小さくなってきた今なら、私立を滑り止めではなく本気で考えてみるのも悪くないと思います

 

ただ、その場合「推薦・専願」ではなく「一般」で受験してほしいですがね

 

こんなことを言っては高校に怒られるかもしれませんが、「推薦・専願」と「基準」の存在が、北海道の中学生の学力(主に中下位層)を低下させている大きな原因になっていると思いますので

 


それでは、今日はこのへんで



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2019年 札幌創成高校説明会

今日の午前中、札幌創成高校(以下、創成高校)の説明会に出席してきました
 

5月の学校見学会でも記事を書いたから、そんなに目新しいことはないかなーと思っていたのですが…

 

いやいや、どうして

 

12時に会は終了したのに、ホテル出たの12時50分でしたよ(笑)

 

50分近くも質問してたんですね…対応してくれた崎田先生、すいませんでした<(_ _)>


これだけ書きたいことがたくさんあると、嬉しい反面、どのくらいの長さになる(要は書き終わるまで何時間かかるのか…)のか怖くもなるんですよね

 

 

まず、今年の入学者についての話から

 

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昨年から更に60名弱の増加ですか(^_^;)

 

しかもS選抜・アドバンス特進(A特)・グローバルラーニング(GL)が遂に半数を超えました

 

これは、創成始まって以来のことです

 

そしてS選抜が2クラスに

 

実は、創成の説明会には随分前から参加しているのですが、2013年にこんなことを言っていました

 

 

「札幌創成高校は、これからどこを目指すのか?」

札幌第一のような完全な進学校へとシフトするのか、幅広い生徒を受け入れ一部上位の子による特化して進学実績を出すのか

説明会後に聞いてみました

すると「将来的にはS選抜を2クラス・3クラスと増やしていきたいと思います」という答えが返ってきました

 

6年後に実現しましたね!

 

これは2番手私立の中では一歩抜け出した感があります

 

しかし課題がないわけではないんですよ…(これは後ほど話しますね)

 

 

入学者増の要因を、生徒アンケートの結果から分析していたのですが

 

※Wi-Fi環境や冷房設備等、施設・設備面の充実

※新しい学びの形態を先行して実施

※ICT機器、アプリの効果的活用

※学習塾への通塾に最適化されたコース制

 

この4点を挙げていました

 

そして更に聞いて驚いたのが「学習塾との連携に共感した入学者が多数」

 

約2割の生徒が継続して塾に通っているそうです(継続ということは中学時代に通っていた塾にそのまま通っているということでしょうか、それとも単に塾に通っているということでしょうか、これは確認するのを忘れていました)

 

まあ、塾や予備校を目の敵にする高校もありますからねぇ(´-`).。oO

 

そういった部分からすると、創成高校と塾は良い関係が築けていると言えます

 

 

さて、今年の募集についても簡単に触れておかなければいけないのですが、2年連続で定員を超過したのでお決まりの「学事課からの厳しい指導」がありまして、入試基準が若干変わります

 

ただ、このブログではその基準については書くことができませんので、通っている塾や中学校の進路担当の先生に確認を取ってください

 

奨学生制度にも一部変更があります

 

HA型という、ランク不問で上位10%に入れば授業料全額免除というものがあったのですが、実際に適用になる生徒がいなかったということでランクによるものだけが残る形となりました

 

これはちょっと残念ですね

 

Eランク以下の生徒は奨学金の対象から完全に外れますし、C・Dランクの生徒にとっても奨学金のグレードを上げる機会がなくなったわけですから

 

ただ、これは来春から予定されている就学支援金の改定の絡みもあるのだと思います

 

そして、これは私も知らなかったのですが「交通費の助成」なるものが札幌市にはあるんですね

 

通学定期券購入代金が月額13,000円以上の場合、超過した分を札幌市が半額助成しているのだそうです

 

これを創成高校では、もう半額の分を負担すると

 

更に、これは札幌市の制度なので他の市町村では適用にならないのですが、他の市町村から通う生徒について創成高校が定期券購入代金ー13,000円の全額を負担すると

 

なお、定期券の購入金額については複数の交通機関を利用した場合は合算しても良いのだとか

 

ちなみに13,000円というのがどのくらいなのか、調べてみました

 

地下鉄

新さっぽろ−北24条で月額7,650円

バス1区乗り継ぎだと月額11,550円

バス2区乗り継ぎだと月額12,450円

 

JR

あいの里公園ー札幌で月額7,890円

地下鉄

さっぽろー北24条で月額4,940円

 

( ゚д゚)

 

何とも絶妙なところで線引きしてるんですね、札幌市(笑)

 

これ助成の適用になる人、ほとんどいないのでは…

 

まあ、JRの運賃や地下鉄の運賃も値上げするので、そうなった場合は対象になる人が出てきそうですが

 

 

就学支援金については興味深い話を聞きました

 

年収590万円未満程度(これがまだはっきりとしていない)の場合、授業料が0円になるのはほぼ確定

 

ただ、これはどの高校もという話しではなく、年間40万円という金額で調整が進められているらしいので、北海道の私立で現在の就学支援金月額9,900円を加味した場合は月額43,000円程度のところまでならセーフ、加味しなかった場合は33,000円程度のところまではセーフという話しです

 

そして、今のところは授業料のみが対象という話しですが、そうなった場合基準を下回る高校はギリギリまで授業料を値上げするかもしれませんよね?

 

なので、差額は維持費や諸費に回せないかという攻防が繰り広げられているのだそうです

 

決着は早くても11月、下手をすると年を越える可能性も…早く決まってほしいですよね、受験生にとっても高校側にとっても

 

 

さて、次は進学実績について

 

今春、国公立大学合格27名(うち26名が現役)という素晴らしい結果を残したわけですが、特筆すべきはS選抜からの合格率とA特進・GLからも12名の合格者を出したという点です

 

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S選抜からの現役国公立合格率73.7%(19名中14名)

 

S選抜1期生からの7年間の通算でも50.7%(136名中69名)です

 

ここ4年中3年で70%を超えているわけですから、これは胸を張っていい数字ではないでしょうかね

 

 

課題としては、国公立大学とは言っても、難関大と呼ばれるところの数はまだまだ少ないこと

 

A特進・GLから国公立大学に合格者を12名出した割には、道内私大の合格者数が少ない(北海学園大学15名、北星学園大学6名など)

 

 

これは、私が指摘するまでもなく、校長先生や進路担当の先生がはっきりと口にしていました

 

今後の指針として

 

S選抜は国公立合格90%を、A特・GLは国公立大学合格を目標にし今までの創成の特徴ともいえるDEFランクからの合格を目指す、高いランクで入学してきた生徒やTOP校不合格で入学してきた生徒を北大をはじめとする難関大学に合格させる(正直ここは、絶対数が少ないとは言え、まだまだだと思います)

 

といったことを挙げていました

 

 

さて、そのためには、大学入試改革に向けての取り組みも必要になってくるのですが…

 

この説明会で配られた大学入試改革に関するまとめ資料

 

これをもらうだけでも、今日の説明会に来た甲斐はあった

 

そう表現できるものでした

 

この資料については、掲載許可をもらっていませんし、私自身さらに調べて、よりブラッシュアップできた状態で記事にしたいという思いもあるので、今日のところは紹介できません!ごめんなさい

 

ただ、それでは申し訳ないので2点だけ(一般入試の話です)

 

「現時点では、調査書活用は少数かつ活用(点数化)したとしてもわずかな比率(特に国公立)」

「志願者本人記載資料についても、ポートフォリオはe-ポートフォリオを含めてほとんど活用しない」

 

見た瞬間に、思わずずっこけてしまいました

 

 

さて、最後にまとめとして

 

今春の入試総括の中で、ある公立併願校から20名も創成高校に流れてきたという話しが出ました

 

不合格ではないですよ?

 

合格したにも関わらず、創成高校に入学してきたのが20名もいたのです

 

中にははっきり「公立が滑り止めです」と言った方もいたのだそうな…

 

来春から始まる就学支援金の改定が、「授業料がかからないのなら、公立ではなく私立を選ぶ」という流れを加速させるような気がしています

 

公立はどうするんですかね

 

ただ、黙って定員割れを受け入れて、年々学級数を減らされていくしかないのでしょうか

 

道教委がどう考えているかですよね

 

この辺りのことを、ぜひ一度聞いてみたいものです(´-`).。oO

 

 

創成高校の説明会は、毎年出ても飽きないんですよ

 

説明もしっかりしているので、「今年はどんな話が聞けるんだろう」という期待が持てます

 

他の私立の先生も、一度見たらいいと思うんですけどね…無理ですけど(笑)

 

そして、偉そうなことを言って申し訳ありませんが、年々学校が成長しているように見えます

 

伸び盛りの学校ということですね

 

生徒も通っていて楽しいんじゃないでしょうか

 

 

最後にこれは他の私立高校にも言えることですが…

 

申し訳ありませんが、私立TOP校ではなく2番手校と言わせていただきますが、あえてそこを選ぶといいのは
 

「集団では埋没する可能性が高い」

 

「精神的に弱い部分がある」

 

生徒でしょう

 

公立なら1学年320人、私立であればもっと大勢の生徒の中で、自分の色を出せない生徒も大勢います

 

正直、学校の先生も生徒全員に目が行き届いているとは言えない部分もあるでしょう

 

そういった生徒でも、S選抜ような少人数クラスであれば、しっかり見てもらえます

 

限られた人間関係になるのではと不安もあるかもしれませんが、こういったコースは縦の繋がり(他学年)が強いケースも多く、幅広い人間関係を持ちたければ、部活や同好会活動、学校に限らず外部での交流を図ればよいだけです

 

私も、今までに、口にこそ出しませんが(出したこともありますが)

 

「この子は、公立に行くより少人数の私立の特進に行った方が、希望の進路を実現できるだろうな」

 

と思ったことが何度もあります

 

今までは授業料の面で、どうしても私立を選択できなかった子も、今年はチャンスです

 

もう一度、自分の特性が生かせる学校はどこなのか

 

公立はじっくり考えたけれど、私立は滑り止めだからどこでもいいやと考えているなら、ちょっと真剣に検討してもいいと思いますよ

 

それは創成高校に限らずです

 


それでは、今日はこのへんで



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2019札幌創成高校 学校見学会

今日は札幌創成高校(以下創成高校)の学校見学会でした

 

 

今年は北海道科学大高校も2回説明会を行うのですが、創成高校は、もう随分前から5月に「入試報告会と学校見学会」、9月に行「入試説明会」を行ってきました

 

 

さて、「入試報告会」というからには高校入試と大学入試の結果報告があるのですが…

 

ビックリしました

 

去年の記事を見ると、それぞれのコースの人数書いてませんでしたが、7月発行の北海道高校ガイドブック(北海道学力コンクール事務局発行)には載っていたので、今年は書いても大丈夫ですよね?

 

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会場にいた先生たちがどよめいてましたよ

 

ここまで増えるのかと(実際見学会の後に創成高校の先生方にお話を伺った時も、想定外だったと聞きました)

 

要因はいくつか考えられますが

 

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私は、この一番下の理由って、結構大きいと思うんですよね

 

というのも、昨年の記事にこんなことが書いてありました

 

 

”12月と1月に、創成高校または中学校経由で「高校入学後に塾に通うことができるか」という問い合わせが多数寄せられた”

 

 

放課後の講習を必修とせず、生徒自身に選ばせる方式を取った1期生が、今年の春の大学受験生でした

 

学校側としては、それで結果が出なければ軌道修正も迫られていたかもしれません

 

結果は
 

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特筆すべきは、この中で千歳科学技術大学までの国公立大学(まあ、千歳を入れるかどうかの是非はおいといて)合格者27名中、浪人生は北大の1名だけで26名は現役だということ

 

もう1つは、S選抜だけではなくアドバンス特進(以下A特進)やグローバルラーニング(以下GL)から、国公立大学に12名も合格者が出ていることですね(内訳:教育大4、室工・樽商各2、釧公・北見工・千歳・都留各1)

 

今までも、いるにはいた(例えば大阪大学の合格者はGLです)のですが、ここまで人数が多いのは初めてです

 

創成高校は、別にS選抜でも部活は禁止にしていません(強化指定クラブは一部のみ)ので、部活をやりたいからあえてA特進でという子は少ないでしょうが、それでもS選抜の子に比べると部活にかける比重は大きいと思います

 

国公立大学12名とは言っても、実際はほとんど(樽商除く)が公募推薦によるものですので、一般受験での合格者を出すのが次のステップだと思いますが、私は国公立大学に推薦で合格者を出すということについては、学校側の果たすべき役割が大きいと思っているので、一定の評価はしています

 

この辺り、公立高校はサポートがあまりないですからね(-_-;)

 

入試制度改革で、公立高校も本腰入れてくると思いますが、最初の数年は私立にアドバンテージがあるように思います

 

 

さて、報告会の後は授業見学(毎年、社会の渡辺先生の授業を楽しみにしてます)をして、いつものように質問タイムなのですが、今年は崎田先生の方からロイロノートについて、簡単に説明がありました

 

授業でも使っている様子を見ましたが、いいですね

 

うちの塾でも使ってみたいなぁ(笑)

 

 

さて、報告会の内容について、崎田先生を質問攻めにしてきました

 

こちらで、公開しても大丈夫だろうと思われるものだけ、書くことにします

 

Q:S選抜があれだけの人数集まるということは、専願・推薦が多かったり併願私立・公立を蹴って入学した生徒もいたのですか。

A:(専願・推薦の割合や、どういった併願先が多かったのかは非公開)、TOP校はさすがにいませんでしたが中堅の公立校に合格したのに入学した生徒はいます。

 

Q:報告会でNZの語学留学者は国公立に全員合格したとのことですが、参加した人数と期間を教えてください。

A:GLコースは高2の2月に2週間の語学研修があって、留学はその延長にあるものと考えてください。期間は10週間です。校内専選考があるのですが、過去には高1時に留学した生徒もいます。

 

Q:駿台のサテライト授業がタブレットで見れるとのことですが、生徒の視聴状況とか運営管理とかはどうなっていますか?

A:実は、まだ始めたばかりなのでそういった管理面はまだ整っていないのが現状で今後の課題です。長期休暇時や放課後学習時の選択肢の1つとして活用してほしいと思っています。

 

 

創成高校の説明会に参加するようになって7年目

 

このブログでは、比較的評価が高い学校だと思います

 

何故だか考えてみました

 

もちろん、色々な理由があるのですが、一番は「誠実であること」

※他の学校が誠実でないという意味ではないのであしからず

 

誤魔化したり、嘘をついたりしないんですね

 

できていないことはできていませんと言ってくれるし、先ほどの駿台のサテライトの件も「今後の課題です」と言ってくれているんです

 

ただ…

 

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これはダメです(-_-;)

 

北大と独協医大は浪人生ですから、新コース1期生ではないはずですよ

 

 

9月の説明会では、学校の取り組みについてより詳しい話しが聞けると思います

 

去年は、違う高校と日程が被って行けなかったんですよね( ノД`)シクシク…

 

 

それでは、今日はこのへんで

 

※昨年まで参加した説明会のリンクです

 

2018年 学校見学会

 

2017年 学校説明会

 

2017年 学校見学会

 

2016年 学校見学会

 

2015年 説明会


2014年 説明会

2014年 学校見学会

2013年 説明会



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2018札幌創成高校 学校見学会

今日は札幌創成高校(以下創成高校)の学校見学会に行ってきました

 

まず、ご存知の方も多いでしょうが、昨日から中国の首相が札幌に来ていて、安倍首相も同行するために来ているんですね

 

宿泊先のホテルがある中島公園周辺は相当な警備だったようです

 

そして今日、創成高校に行くために石狩街道(創成川通)を横切ろうとすると…

 

警察官が×印作って封鎖してますが(-_-;)

 

そのせいで、札幌駅周辺から北24条にかけて大渋滞

 

私はギリギリ間に合いましたが、遅れてきた先生たちも多かったです

 

お忍びで来るのならともかく、公的に訪問しているわけですから、せめてどの道が交通規制の対象になるかくらいは公表してほしいですね

 

 

 

さて、創成高校は、札幌近郊の私立高校の中で唯一学校説明会を年2回行う学校です

 

毎年この5月に行われるのは「入試報告会と学校見学会」で、9月に行われるのが「入試説明会」

 

なので、どちらかというと進路に関する話はサラッと流されて、学校全体の詳しい取り組みの説明などは9月の説明会でということになります

 

 

毎年恒例の太鼓部の演奏の後に、4月から新しく代わった校長先生の話がありました

 

武田前校長、そんなに長い間創成高校に携わっていたんですね

 

これは、細野校長もプレッシャーでしょう(^_^;)

 

 

次に、高校入試と大学入試の結果報告ですが…

 

この辺りの詳しい話は、また9月の説明会でも出てくると思うので、その時にしようと思います

 

今日、お伝えしておこうと思うのは、「例年にない動きが今年見られた」という点ですね

 

12月と1月に、創成高校または中学校経由で合わせて12件もこんな問い合わせがあったそうです

 

 

「高校入学後に塾に通うことができるか」

 

 

高校の中には「塾や予備校に行かなくても、学校の授業だけで大丈夫です!」と豪語されるところがあります

 

創成高校は早い段階から高校生に対する塾の必要性を認めてくれていて、塾の先生方との関係も良好です

 

お互いの良さを認めあっていて、塾でできること学校でできることをうまく役割分担できていると思います

 

そんなこともあってか、今年は旭丘・手稲・新川に合格していても辞退して、創成高校に入学したという生徒がいたそうです

 

まだ、小さいですが、公立よりも私立を選ぶという動きが広がってきているような気がします

 

 

塾との連携以外でも、私立が選ばれる理由としては、大学入試改革を見据えたICT教育が公立高校に比べて進んでいることが挙げられるでしょう

 

ICTと言えば、札幌第一高校が先行しているイメージですが、創成高校も今年の1年生からタブレットを導入しロイロノートというアプリを使っています

 

Classi(クラッシー)は、どちらかというと時間割の確認や連絡、ポートフォリオの作成など生徒管理的な活用をしているのに対し、ロイロノートはその場で生徒の解答をチェックしたり、それを他の生徒と共有したり、主に授業で活用するように、アプリをうまく使い分けているようです

 

もちろん、こういったものは、ただ使うことによって自己満足で終わるというケースも多いことから、教員による研修もそれはもう念入りに行っているようです

 

これも9月になれば、もう少し具体的な活用例などが出てきて、どんな授業を行っているのか、よりイメージがしやすくなると思います

 

 

学校の中の雰囲気は…

 

数年前と比べて、随分と落ち着いてきているように見えました

 

上位コースがしっかり授業を受けているのは当然ですが、総合コースの生徒の様子が変わってきたように見受けられました

 

失礼ながら、以前「動物園みたいですね(笑)」と感想を述べたことがあったものですから…

 

 

学校の様子といい、ICT教育の件といい、非常に良い方向に学校が進んでいるように見えます

 

もう少し突っ込んだ話は、来週の火曜日に担当の先生が教室に来てくれるので、そこで聞くことができるでしょう

 

大学入試改革についてのことも、聞くの忘れてしまいましたしね(^_^;)

 

 

それでは、今日はこのへんで

 

※昨年まで参加した説明会のリンクです

 

2017年 学校説明会

 

2017年 学校見学

 

2016年 学校見学

 

2015年 説明会


2014年 説明会

2014年 学校見学会

2013年 説明会



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2017 札幌創成高校説明会

今日の午前中、札幌創成高校(以下、創成高校)の説明会に出席してきました

実は9月の説明会は、今日の創成高校と明日の北海高校だけです

 

あれ?私立高校全部行くんじゃないんですか?という声が聞こえてきそうですが…

 

うちの生徒が行く可能性が低い高校(東海大附属札幌など)、お誘いを受けていない高校(北海学園札幌・札幌北斗など)、日程の都合上無理な高校(文教大明清・札幌新陽など)は行っておりません

 

北海学園札幌なんて、ずっと参加していたのに、急に案内来なくなったんですよ(´・ω・`)

 

それは行かないですよね、来るなってことですから(笑)



さて、昨年は説明会の記事書かなかったんですよね、創成高校

今年はちゃんと書きますよ

 

まあ、書くと言っても、5月の学校見学会でデータ的なものは書きましたので、ここでしか書けないようなことを

 

 

私も今回初めて知ったのですが、創成高校の1ヶ月でかかる費用、札幌圏の私立の中でも下から数えた方が圧倒的に早かったです

 

今の校舎は平成になってすぐできたものなのですが、耐震基準もクリアしていて、何と借金なしで建てられたのだとか

 

次年度は4階からクーラーを設置するらしいので、ひょっとすると諸費用が上がるかもしれませんが…

 

 

個人的に、創成高校のアドバンス特進の人数増に多大な影響を与えていると思っているのが6時間目以降の使い方

 

放課後を、ただ講習で埋めてしまうのではなく、STEP UP TIME(自学自習)、サテライト学習・講習、部活、塾・習い事など幅広く選択肢を持たせることで、様々な生徒に対応できるようにしてあります

 

ただ、現高1のアドバンス特進100名中、実に90%以上が部活加入、40%強が強化指定クラブ所属だとか

 

部活も勉強も両方頑張りたいと考えている生徒は、多いということですね

 

来年以降も、志願者(入学者)は増えるのではないでしょうか

 

しかし…

 

今日の説明会で示された「今後の課題」

 

この1番目に、「部活に比重が傾いていないか」という問いかけがあったのです

 

なるほど(-_-;)

 

最低限のノルマは果たしていたとしても、勉強への取り組みに個人差がある現状

 

最終的な判断は全て許容しているため、生徒は部活優先の判断をしがちであると

 

これはなかなか難しい問題ですね

 

しかし、ここで強制してしまっては、今までの取り組みが水の泡です

 

何とか継続してほしいと思います

 

 

ビブリオバトル、TED×SAPPOROへの参加、卒業生による講和

 

更に、北大との連携を強化して、環境科学院を訪問したり、SSP(スーパーサイエンティストプロジェクト)に参加する生徒がいたり、アカデミック・ファンタジスタの10校目の参加校になったり(残り9校は東西南北・開成・小樽潮陵・立命館・第一・藤女子)など、とにかく「出会い」や「刺激」を生徒に与える試みも随所に取り入れられています

 

でも、今はとにかく機会を増やそうと拡大している最中で、しっかりとしたマネジメントがされているわけではないと

 

 

以上のような課題を解決するためには…「教員」がカギであるとはっきり言っておられました

 

 

なかなか言えないと思いますよ

 

ややもすると、生徒に原因を求めたくなりますからね

 

対外的には、学校はしっかりやっていると言わないと、「何をしているんだ」と言われますからね

 

私も、生徒に原因を求める面が多かったように思われます

 

反省しなければ…

 

 

さて、学校側としては、今まで行っていた教員研修や授業評価を、外部機関からの客観的評価が受けられるように改善すると

 

担任のクラスをまとめる能力なんかも評価できるらしいですよ、凄いですね(^_^;)

 


学習面では、ここ数年のS選抜コース躍進の理由を英語の指導にあるのではないかと考察しておられました

 

実際、外部模試のデータを見ましたが、なるほど、どの学年も平均してSSを最低でも5はアップさせていますね

(残念ながら具体的な数字は公開できません、頑張ってメモしましたが)

 

更に、GL(グローバルラーニング)コースで行っているonline speaking trainingを、S選抜でも2年生から週1で行っているそうです

 

最初は「嫌だ」と言っていた生徒も、1対1の形式やテキストに沿った流れで会話が進んでいくことで抵抗がなくなり、フリートークでも話ができるようになってきたそうです

 

 

なかなか表にでは出てこない生徒の最終進学先(一般的に合格した大学名は出しても、誰がどこに合格して最終的にどこに進学したかまでは、進路のしおりが手に入る在校生でないと、なかなかわかりません※もちろん生徒名は伏せてあります)も教えていただくなど、都合の悪いところも包み隠さず話してくれる姿勢は、いつもながら好感が持てました

 

 

そして、これは以前私が書いたことがあるかもしれませんし、他の私立高校にも言えることですが…

 

創成高校が求める生徒として、創成高校でより力を発揮することができる生徒は
 

「集団では埋没する可能性が高い」

 

「精神的に弱い部分がある」

 

生徒であると

 

公立なら1学年320人、私立であればもっと大勢の生徒の中で、自分の色を出せない生徒も大勢います

 

正直、学校の先生も生徒全員に目が行き届いているとは言えない部分もあるでしょう

 

そういった生徒でも、S選抜の少人数クラスであれば、しっかり見てもらえます

 

限られた人間関係になるのではと不安もあるかもしれませんが、こういったコースは縦の繋がり(他学年)が強いケースも多く、幅広い人芸関係を持ちたければ、部活や同好会活動、学校に限らず外部での交流を図ればよいだけです

 

私も、今までに、口にこそ出しませんが(出したこともありますが)

 

「この子は、公立に行くより少人数の私立の特進に行った方が、希望の進路を実現できるだろうな」

 

と思ったことが何度もあります

 

 

北海道は、どうしても「まずは公立、私立は滑り止め」という傾向が強い土地柄ですが、お子さんの特性も考えて、より良い選択をしてもらえればなと思います

 


それでは、今日はこのへんで



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