火曜日の午前中、札幌第一高校(以下、第一と略させていただきます)の説明会に行ってきました。
2020・2021年はオンライン、昨年は札幌駅前のビルでの説明会でしたが、4年ぶりに高校での説明会となりました。
やはり、学校での説明会はいいですね。
説明会の後は、授業見学もできました。
他の高校の授業見学では校内案内図はもらえるんですが、第一は授業内容まで記載されていました。
これは初めてでしたね、いいと思います。
まず、校長先生の挨拶の中から。
学校としての重点目標は「Restart(2年目)」ということで昨年と同じでした。
達成されれば変更もされるでしょうが、まだ2年目ですしね。
一つ一つ見ていきましょう。まず、1つ目の北海道大学50名以上合格について。
昨年の47名と比べ今春の32名は、一見大幅に数字を落としたように見えますが、先日の大学合格実績比較(私立TOP校編)を見ていただくとお分かりのように卒業生の数が昨年と比べ80名(2クラス分)少ないです。
それを考えると悪くはないですよね。
では、卒業生数がほぼ同じ一昨年と比べてみましょう。
2021年(357名)現役24浪人10
2023年(360名)現役15浪人17
合計数は変わりませんが、現役の数が少ないのが気になりますね。
国公立大学全体の合格者数は多いので、TOP層が若干奮わなかったということなのでしょう。
説明会では、単独での実績ではなく過去3年の実績の合算を使っているのも、今春単独で見た際に若干見劣りすると思ったからでしょうか。
※合算ではなく過去3年間別々の詳細な資料もいただいております。光星や創成などで既に同じような資料をいただいておりますが、どんどん広まってほしいですね。
ただ、他の学校にはない第一の特徴は、フロンティア入試(TYPE2)での合格者が極めて多いことです。
2022年度が4名、2023年度は7名で、いずれも全国1位です。
探究活動やHUP添削の成果だと分析されていました。
次に3か年での英会話の習得について。
英語が話されている地域を旅行して起こりうるほとんどの状況に対応でき、学校・娯楽などで普段出会うような身近な話題について会話することができるというレベルである、CEFR B1~A2/GTEC 750以上を全生徒の90%以上が達成することを目標にしています。
現3年生が2年修了時の段階で88.7%が目標を達成しているとのことですから、順調に進んでいると思います。通常授業で行っているOnline Speaking以外でも、英語語学研修、シンガポール修学旅行も再開するようです。
なお、シンガポール海外旅行は昨今の情勢で当初予定していた金額を大幅に上回ってしまったため、国内旅行も用意しての選択制にしたそうです(シンガポール3割、国内7割だったとか)。
3つ目の生徒の学校満足度上昇について。
第一というと勉強中心というイメージがつきものですが、行事や部活動等高校生活全般での生徒の満足度を測定し、それが80%以上となることを目標としているそうです。
現時点で、施設・設備、自習室等学習スペースなどは90%以上。チューター制度、担任からの進路指導、ICT環境などが80%以上なのだとか。
他にどのような項目があるのかはわからなかったので、来年はその辺りも教えていただくと嬉しいですね。
そして、来春の生徒募集については昨年あげられていた「実力ある生徒の獲得」「真の文武両道へ」の他に新たに「募集定員±10%の厳守」があげられました。
募集定員±10%は、現在2年連続で達成中です。
次に実力ある生徒の獲得に向けては、今春の時点で札幌南・北受験者の7割が第一を受験しているのですが、これを将来的には8割にまで持って行きたいのだそうです。また、公立入試が自己推薦に変わったのをきっかけに、第一も学校長推薦から自己推薦に変え、それに伴い推薦入試にも学科試験を課しスライド合格なしで実施しました。元々、第一は他の私立と比べて極端に推薦受験者が少なかったのですが、それでも前年と比べて出願者は増えました(前年比123%)。
3つ目の真の文武両道へは、特典資格認定者は加点方式へと変更になり、特典資格認定者にも学力が求められるようになりました。昨年も話しが出ましたが、部活の実績のみで第一に入学することは難しくなったと言えるでしょう。
校長先生の挨拶に関する話はここまで。
ここから、第一の教育の取り組みに関する話になるのですが、昨年の内容とほぼ同じでしたので、昨年の記事を見ていただくのがいいかと思います。
ただ、この資料の続きは見たかったですね。
HUP50プロジェクトの添削参加状況の資料です。
来年はぜひ。
さて、学校生活に関することをいくつか。
進路意識を醸成し、学習に集中できるよりよい環境づくりのために
年間行事の見直し
生徒会行事の改革
校内設備整備
を行っています。
行事に関しては、生徒が創り生徒から発信する形を増やしています。
高体連や高文連の壮行会などの様子や学校祭の様子を動画で見せてもらいました。
また、「League of Legend」や「雪像制作」など新たな行事も計画中です。
「League of Legend」は体育大会とクイズ大会などを合わせたイベントで、なんと札幌ドームで行われるのだそうです。
来春の入試に関しては、大きな変更はありません。
説明会の最後の質疑応答で、マークシート式以外に記述も導入する予定はあるのかと質問が出ましたが、現在のマークシート式で十分選抜できているので記述式を導入する予定は現時点ではないということでした。
学園特待生制度については、昨年は210名だった認定者が今春は207名とほぼ同数だったそうです。
これは、入学者ではなく合格者なので、実際に入学時に対象になっていた生徒は現高1生で5名、現高1生で7名だそうです。
ちなみに、現高2生は5名中3名が再認定、新たに認定されたのが7名で現在10名が学園特待生だとか。
「前年度の学習成績が極めて成績優秀であり、他の生徒の模範となる者」
「前年度学習成績を総合的に審査し、極めて成績優秀であり、他の生徒の模範となる者」
この2つの違いがわかりませんが、学習成績とは模試の成績のことを指すのだそうです。
そして、皆さんが最も気にしているであろう「合否基準」についてですが…
これについては、私の口から(というかブログで)どうこう言うことができません。
それぞれのコースのランク別の合格者の割合が、画面に一瞬だけ映されたのですが、全てをメモしきれませんでしたし、例えできたとしてもここで公表することはできません(笑)
なので、気になる方は中学校で確認してください。
そうそう、合格者平均点(受験者平均点だったかも)ですが、他の3教科と比べ数学と理科で文理選抜と文理北進の点数に差がついていたのが印象的でした。
昨年の説明会でも言及がありましたが、第一というと「勉強をやらされる」というイメージが強く、重点目標に掲げている「Restart」というのは、このイメージからの脱却ということも含まれているようです。
行事を生徒主導にしたり、課題を一方的に与えるのではなく、生徒に選ばせるようにしているのも、その表れでしょう。
まあ、生徒に聞いたら別の声も上がるかもしれませんが、少なくとも高校側が今までの第一を良しとせず、新たな形を模索しているというのは間違いないようです。
推薦出願者の少なさからも、第一を第一志望にという受験生はまだまだ少ない現状ですが、公立TOP校にチャレンジする生徒がこれだけ増えてきたのは、「公立TOP校がダメでも第一がある」という評価を得ているからだと思います。
HUP50プロジェクトはまだ道半ばですが、これが達成された暁には、受験生からの評価も変わってくるのかもしれません。
それでは、今日はこのへんで
今日の午前中は、札幌第一高校(以下、第一と略させていただきます)の説明会でした。
一昨年・昨年とオンラインでの説明会が続いておりましたが、3年ぶりに対面での説明会となりました。
オープンスクールなども人数限定ではありますが、学校での参加もできるようになりましたね。
説明会のスケジュールを見た時に所要時間が1時間30分だったので、てっきり質疑応答も含めての時間かと思っていましたが、説明会自体が1時間30分ちかくかかりました(笑)
それだけ、盛りだくさんの内容でしたので、私の記事も盛りだくさんです。
なんせ、説明会後の質問が7つもありましたからね。例年通りの内容ならこうはなりません。
まず、校長先生の挨拶の中から。
学校としての重点目標が示されました。
一つ一つ見ていきましょう。まず、北海道大学50名以上合格について。
「HUP50プロジェクト」は5年目に入り、この春2期生が受験を迎えました。
既に7月の大学合格実績比較でお伝えしていた通り、北大合格者47名(現役35名浪人12名)と過去最高の合格者数となりました。
ただ、私立高校は公立高校と違い、年によって入学者の数が大きく変わるため、じゃあ来年春にすぐにでも目標の北大合格者50人超えを達成できるかと言うと、そういうわけにもいかないかと思います(もちろんすぐに達成できれば言うことなしですが)。
この辺りは増減を繰り返しながら、近いうちにという感じでいいのではないかと思います。
国公立医学部医学科は、北大・札医が現役、愛媛が浪人で計3名。
北大以外の旧帝+難関国公立は東大1名(浪1)、京大1名(浪1)、東北2名(現2)、大阪1名(現1)、九州1名(現1)、神戸1名(現1)でした。
次に3か年での英会話の習得について。
英語が話されている地域を旅行して起こりうるほとんどの状況に対応でき、学校・娯楽などで普段出会うような身近な話題について会話することができるというレベルである、CEFR B1~A2/GTEC 750以上を全生徒の90%以上が達成することを目標にしています。
今までも通常授業でOnline Speakingを行ったりしていましたが、それ以外にもGTEC全員受験、シンガポール修学旅行、英語語学研修、ニュージーランド留学(3か月)、海外短期留学などの取り組みを行っています。
海外に関するものはコロナ禍のため現在は行っておりませんが、状況が改善次第再開の予定です。
3つ目の生徒の学校満足度上昇について。
第一というと勉強中心というイメージがつきものですが、行事や部活動等高校生活全般での生徒の満足度を測定し、それが80%以上となることを目標としているそうです。
そして、来春の生徒募集については次のような方針が打ち出されました。
まず実力ある生徒の獲得に向けて、推薦入試の方式を、これまでの学校長推薦から自己推薦に変え、それに伴い推薦入試にも学科試験を課すことになります。
公立入試も来春から自己推薦に変わりますが、大学入試もそうですしこれからどんどん変わっていくのでしょうね。
2つ目の真の文武両道へということで、特典資格認定者は加点方式へと変更になります。これにより、特典資格認定者にも学力が求められるようになるため、部活の実績のみで第一に入学することは難しくなります。
校長先生の挨拶に関する話はここまで。
ここから、第一の教育の取り組みに関する話になるのですが、始めに今春の第一の大学進学の状況で特徴的なことが2つあったので、それについてお話ししましょう。
まず、1つ目は「2次試験で逆転する力を持った生徒の増加」が挙げられます。
2019年から2022年の4年間で、共通テスト(センター試験)でボーダーライン以下から北大に合格した生徒数が
4→5→9→15
と急激に増加しています。
これは、先に話したHUP50プロジェクトの効果も一因に挙げられると思います。
HUP50プロジェクトには参加できる条件があるのですが、この添削指導に関しては参加条件はありません。
時期によって参加率にムラがあるのは、学校行事や部活の兼ね合いもあってのことだと思います。
しかし、今春の卒業生や現高3生と比べて、現高2生の参加状況が凄まじいですね。
それだけ、上を目指す生徒が多いということなんでしょう。
2つ目が「上位層に選抜と北進の差がない」ということです。
今春の卒業生の共通テスト得点上位者15名中、選抜は8名で北進が7名。30名に広げても選抜16名で北進14名だったそうです。
第一というと、選抜が上位コースのため、成績上位者も選抜に固まっていると考えられがちですが、上位層に関してはコースによる差はないというのがわかると思います。
ですからコースについては、文理選抜が最上位コースというわけではなく、あくまでも学校での過ごし方の違いだと考えてください。
文理選抜コースは高校生活において学業を中心に過ごすコース、文理北進コースは学業と部活動の両方に高いレベルで取り組み、文武両道を目指すコース、総合進学コースは学業に力を注ぎながら、自分の得意を伸ばすコース。
このような認識でいいと思います。
なお、部活動については、文理選抜コースは強化クラブである野球部、精選クラブであるサッカー部・男子バドミントン部・剣道部、そしてスキー部には入部できません。そしてそれ以外の部活動については入部はできますが、高1の夏休み明けに7月の進研模試の結果を踏まえて部活を行う余裕があるかどうかを判断するという形をとっているため、現高1でも数名程度にとどまるとのことでした。
次に今年から始まった新たな取り組みが「北嶺コース」。
まず、このスライドだけ見て私の頭の中に浮かんだことは
「北嶺の生徒に混ざるの?」混ざりません
「教えるのは北嶺の先生?」はい
「対象の基準は?」模試の成績にて。高1〜2で29名(選抜・北進)。
同じ希望学園グループでありながら、これまであまり接点がなかった北嶺と第一。
やっと、連携的なものが生まれてきたんですね。
さらに、自身で体験し考える機会を増設する目的でアカデミックツアーを始めました。
てっきり、この中から1つまたは2つくらいを選んで行くのかと思ったら「2泊3日で全部」と言われました。
欲張りツアーですね。
しかし、ただ見て回って終わるのでなく、日程内でプレゼン発表を行うなど、しっかりアウトプットも行っているので意味のある取り組みではないかと思います。
このアカデミックツアーは秋の開催で対象は高1〜2、特に参加するための条件はないそうです。
来春の入試に関しては、先に挙げた推薦入試の変更以外は「web出願」が始まるくらいですね。
マークシート方式の試験もそのまま。満点も昨年同様に各教科100点です。
今年から始まった学園特待生制度ですが、認定者自体は210名と旧一般認定Sと比べ倍近い人数になって、非常に良い制度になったと思います。
最も、実際に制度の適用になっている高1生は一桁なんだとか。
期間が1年間で、毎年度全校生徒を対象に審査をするので、新しく認定される生徒もいれば再認定される生徒も出てきそうです。
「前年度学習成績を総合的に審査し、極めて成績優秀であり、他の生徒の模範となる者」というのが具体的にどのくらいの基準になるのかは教えてもらえませんでしたが、春に入学する段階で認定者には話が合ったそうなので、再認定の件も含めて内々では何かあるのかもしれませんね。
そして、皆さんが最も気にしているであろう「合否基準」についてですが…
これについては、私の口から(というかブログで)どうこう言うことができません。
説明会の中でも、合格者の割合としてAランクがどのくらいでという話しか出ませんでした。
なので、気になる方は中学校で確認してください。
最後に、これが今日一番書きたかったことなのですが、第一が強化している取り組みとして「一律に引っ張り上げる指導ではなく、キャリア教育を強化して自走を促す支援を」とありました。
実は、第一というとこれまで「課題の多さ」がクローズアップされていて、それで全体を引っ張り上げてきたイメージがあるんですよね。
その辺りを学校側としては何とか脱却したいという姿勢の表れなのではないかと思います。
具体的には課題を一方的に与えるのではなく、生徒に必要なものを選ばせるようにしているのだとか。
受動的ではなく能動的にということですね。
まあ、これも学校側と生徒側の言い分が異なることもあるかもしれませんが、少なくとも第一がこれまでのやり方から変えようとしている姿勢を見せていることについては評価していいのではないかと思います。
今春の入試では南北の志望者の内、実に7割が第一を併願で受験したそうです。
将来的にはこれを8割にまで上げて、西・東に食い込むことを第一は目標としています。
近年の私学ブームは、どちらかと言うと公立よりも私立を第一志望にするケースが多く、その点では南北の併願校としての第一の立場とは若干異なるところもあります。
ただ、本当に西・東に食い込む位置まで上がってくれば、第一を第一志望にと考える生徒も増えてくるかもしれませんね。
今回の推薦入試の改定といい、第一は新しいステージへ一歩踏み出したのかもしれません。
それでは、今日はこのへんで
今日の午前中は、札幌第一高校(以下、第一と略させていただきます)の説明会でした。
昨年に引き続き、オンラインでの説明会です。
というか、この説明会だけでなく学校見学会なども昨年に引き続き全てオンライン対応です。
一高Live配信説明会 9月11日(土)、10月23日(土)、11月13日(土)
YouTubeによる限定生配信
個別相談会 9月6日(月)〜11月26日(金)
電話またはオンラインテレビ通話
一高見学ネット配信ツアー 9月18日(土)〜12月28日(木)
申込者限定で、学校紹介映像を公開
徹底してますね。
受験生の立場からすると、直接学校を見に行く機会がないのは残念ですが、在校生の保護者の方にしてみると、外部の訪問者を極力避けるというのは安心でしょう。
説明会の内容については、毎年恒例のものばかりでした。
そんな中、学習コンパスの説明に20分以上かけたのは、さすが第一という感じでしたね。
※探究コンパスと進路コンパスは、それぞれ2,3分といったところでした。
「HUP50プロジェクト」は4年目。
遂に、1期生が受験を迎えました。
結果は、北大合格者34名(現役24名浪人10名)と、昨年と比べると人数を大幅に伸ばしてきました。
国公立医学部医学科は現浪の区別はわかりませんが4名。
北大以外の旧帝+難関国公立は東北1名(浪1)、九州2名(現1浪1)、東工1名(現1)でした。
北大合格者が増えたのに対し道外国公立の合格者が減ったことについては、新型コロナウイルスの影響なのか、高2までは例年通りだったのが高3の夏休み頃から道内に志望校を変更する生徒が増えたのだそうです。
今の状況だと、来年も同じ傾向が続くかもしれませんね。
「スタディサプリの導入」と「チューター制度の導入」は3年目。
スタディサプリについては、学校単位の導入でしか使用できない、到達度テストが重要な役目を果たしているようです。
チューター制度は、それこそ休みなく約20名の北大に在籍する卒業生が学習や進路についての相談を受けているようです。
月〜金:16:30~19:00
土(登校日):12:00~19:00
土(休業日): 9:00~19:00
日・休日: 9:00~19:00
凄いですね…
毎年書いていますが、やはり卒業生だからわかるリアルな体験談やアドバイスは貴重ですね。
ぜひ続けてほしいと思います。
学習コンパスの紹介の中で、いい意味で1つ気になったのはICT機器の活用についてですね。
これは実際に生徒に聞いた方が話が早いとは思いますが、今回の説明会で見た感じだと「やっと使いこなせるようになってきたのかな」と。
これは、早い時期から取り組んだ成果でしょうね。
ちなみに、今年の1年生からchromebookがipadに変更になったのですが、その理由について聞いてみたところ、世界的な接続障害が起きているのと、キーボードが使えるのでchromebookを採用したが、ipadにもキーボードがつくようになり、画像が良い点やLTEでも接続可能な点もあってipadに切り替えたとのことでした。
この説明の中で「GIGAスクール構想」という言葉が出てきたのですが…
【最新ICT解説】今さら聞けない「GIGAスクール構想」とは
「2021年3月末には、ほとんどの小中学校で端末の導入が完了する見込みだ」って、そうなんですか?
知らなかった…
コースについて、文理選抜が最上位コースというわけではなく、あくまでも学校での過ごし方の違いだということを言ってました。
文理選抜コースは高校生活において学業を中心に過ごすコース、文理北進コースは学業と部活動の両方に高いレベルで取り組み、文武両道を目指すコース、総合進学コースは学業に力を注ぎながら、自分の得意を伸ばすコース。
このような認識でいいと思います。
部活動についてのことは、昨年の説明会の記事を参考にしてください。
来春の入試に関しては、今最もトレンドになっている「web出願」は行わないそうです。
マークシート方式の試験もそのまま。
ただ、満点は各教科100点に変更だそうです。
そして、皆さんが最も気にしているであろう「合否基準」についてですが…
昨年の入試の状況についての資料は見ましたが、今年どうなるかは「まだ」なんだそうです。
さすがに、10月ころには判明していると思いますので、進路説明会には間に合うと思うのですが。
そうそう、放送部作成の学校案内動画で初めて知りましたが、屋上って生徒が入ってもいいんですね(6月〜9月)。
綺麗に整備されていて、天気の良い日なんかは、お昼ご飯を食べながらのんびり過ごすには最高の場所ですね。
うらやましい。
学習コンパスの説明の時間を多く割いていることからも、文理北進が文武両道を目指しているとは言え、やはり第一は「勉強」に力を入れているというところはブレないんだなと改めて感じました。
勉強中心で高校生活を頑張りたいという生徒にとっては、私立の中では最有力なのかなと思いますね。
それでは、今日はこのへんで
昨日は、札幌第一高校(以下、第一と略させていただきます)の説明会でした
昔は、この後「過去の説明会の様子はこちら」ってリンク貼ってましたが、今はカテゴリー分けしているので楽ですね(´-`).。oO
なぜ、最初からやらなかったんだろう(笑)
さて、今年はオンラインだったり、オンラインと会場の選択制だったり、会場だったりと三者三様の私立説明会ですが、第一はオンラインのみという対応になりました
というか、この説明会だけでなく学校見学会なども全てオンラインで対応するのだとか
一高Live配信説明会 9月20日(土)、10月17日(土)、11月14日(土)
YouTubeによる限定生配信
個別相談会 随時HPより申込
Google Meetを使用したオンライン相談
一高見学ネット配信ツアー 8月29日(土)〜12月31日(木)
申込者限定で、学校紹介映像を公開
やるなら、ここまで徹底した方が感染予防対策としてはいいですよね、在校生とその保護者にとっては
しかし、受験生にとっては生で学校を見る機会がないというのは、やはり寂しいものです
説明会の内容については、特に目新しいことはありませんでした
「HUP50プロジェクト」は3年目
「スタディサプリの導入」と「チューター制度の導入」は2年目
HUP50プロジェクト1期生の現高3生がどのような結果を出すのかが注目ですね
スタディサプリについては、昨年も説明を聞いたのですが、その時は高3生だけだったはず
今年は特に学年について言及がありませんでしたから、全学年に拡大したのかな?
あ…視聴率効くの忘れた(昨年は全国視聴率30%なのに対し70〜80%だったらしいですが)
課題なんかは生徒一人一人違うのが当然なので、一律で同じものを与えるよりかはよほどいいでしょう
そしてチューター制度
これ、やっぱりいいですよね
何がいいって…予備校なんかのチューターは違う学校の卒業生ですが、こちらは自分の高校を卒業しているわけですから「先輩たちのリアルな体験談」が聞けるんです
例えば、数学のA先生の講習は取った方がいいとか、英語のB先生は…とか
しかも、1人ではなく20名以上登録者がいて、シフトを組んで常時3人いるわけですから、いろんな話が聞けるわけです
これは、毎年ある程度の合格者が出ている第一だからできることで、他の私立高校では難しいでしょうね
ポイント高いですよ(´-`).。oO
他には休校期間中の取り組みなども紹介されたのですが、正直やってることはどこも大差ないんですよ
何を使っているかの違いくらいです
でも、第一は他校に先駆けてICT機器を活用してきたので、学校の先生たちのスキルが上のように感じました
動画1つとっても出来が違うんですよね
進学実績は、私立TOP校の記事でも触れましたが、現浪合わせて国公立大学182名、北大合格者22名(現役15名浪人7名)と、昨年と比べると若干物足りなく映りますが、320人補正をかけると国公立大学の現役合格者数は過去最高の結果だったんですよね
医学部医学科8名も過去最高でしたし
東大1名、阪大3名合格者も出ましたから、学校側も収穫ありといった結果だったのではないでしょうか
ちなみに、主な大学(北大含む旧帝+2)のコース別の合格者数は(現役のみ)
北大15名(選抜8、北進7)
東大 1名(選抜1)
阪大 3名(選抜2、北進1)
東北大1名(北進1)
数の違いはあるものの、北進も頑張っていると言えるのではないでしょうか
そのコースについて、第一側は「あくまでも学校での過ごし方の問題で、文理選抜が上位コースという訳ではない」と
HPを見ても「文理選抜コースは学習活動を中心とした学校生活を、文理北進コースは高いレベルで学習と部活動との両立を目指すコースとなっています。」と書かれていますね
ただ、文理選抜については気になることを言っていました
「文理選抜でも強化精選クラブでなければ部活に入ることはできる。今年の東大合格者は吹奏楽部に所属していました。」
確かに、一昨年や昨年のブログにも書いてあるのですが…これは個別に質問しなければいけませんね
ということで、聞いてみました
まず、昨年は文理選抜全体で2%と言っていた部活加入率(総合進学97%、文理北進コース:77%)
今年は高1・高2で各6名ずつ、部活動に参加しているそうです
2%から随分上がったな(´-`).。oO
ただ、もちろんですが文理選抜の取り組みが優先で部活動はその後
そして、学校での勉強でのペースを掴んでから部活動の加入も考えてもらうということで、加入の時期は他のコースに比べて遅いということでした
ちなみに第一の強化精選クラブとは
野球、スキー、陸上、剣道、バレーボール(男子)、柔道(男子)、サッカー(男子)、バドミントン(男子)
そして、皆さんが最も気にしているであろう「合否基準」についてですが
今年も、見る人が見ればわかる資料は配られました(笑)
とりあえず、通われている塾の先生(説明会に参加したかどうかの確認が必要)、中学校の進路指導の先生にご確認ください
10月開催予定の進路説明会に参加される方には、ちょっと突っ込んだ話をお聞かせすることができると思います
新校舎になってから4年が経過して、やっとその恵まれたハード面を使いこなすだけの下地ができてきたのかもしれません
勉強中心で高校生活を頑張りたいという生徒にとっては、札幌近郊の私立の中では頭一つ抜けているなという印象は変わりませんでしたね
まあ、良くも悪くも「向き不向きがはっきり分かれる」学校だと思いますよ
それでは、今日はこのへんで
今日は、札幌第一高校(以下、第一と略させていただきます)の説明会でした
独立してから説明会皆勤賞なのは、第一と藤女子くらいですかね(*´ω`)
例年通り、説明会の前に授業見学できるので、だいぶ早めに行ってみたのですが…
うーん(^_^;)
何か、年を追うごとに電子黒板やタブレットを使わなくなってきているような…
説明会で教頭先生が話していたように、全ての時間で使うことはできないのはその通りだと思うのですが
やはり、難しいんでしょうかね
まず、昨年同様、説明会の中身に入る前に、このブログをご覧いただいている方々が、最も気にしているであろう「合否基準」についてですが
やはり今年も明言はされませんでした
ただし、見る人が見ればわかる資料は配られました(笑)
残念ながら掲載許可が下りませんでしたので、通われている塾の先生か、中学校の進路指導の先生にご確認ください
28日の説明会に参加される方にはお話しします
さて、昨年の説明会で話しに出てきた「HUP50プロジェクト」
2年目を迎え、軌道に乗ってきたようです
合宿は、春・夏・冬の長期休暇とGW中に、2泊3日の日程で学校の施設を使って行われるのだとか
基本ずっと学校で勉強なのですが、少し変化がないとつまらない?ので学校のバスで温泉に行ったりジンギスカンパーティーなどもしたりしているようです
参加人数は40〜60名程度、文理選抜の子が多いのかと思ったら、文理北進の子の方が多いそうです
なんでも、文理選抜は合宿の後に別の日程で勉強に関するイベントが組まれているようでして
そして、今年からの新しい試みが「スタディサプリの導入」と「チューター制度の導入」です
スタディサプリは高3生だけの導入なのですが、全国平均視聴率が30%なのに対し第一は70〜80%で、リクルートの方からも「どうしてそんなに高い視聴率なのか」と質問されるそう
目的をきちんと説明していることで、生徒たちにもすんなり受け入れられているようですね
私は最初「なんでスタディサプリ?」と思っていたのですが、一般向けと学校向けは仕様が違うようでして、到達度テストを使い各生徒の弱点を細かく分析できる点と、大学別に様々な講座が用意されている点がいいなぁと
塾でも使えないか、第一を通じて聞いてみてもらったのですが「ダメです」と(笑)
残念( ノД`)シクシク…
次に「チューター制度」は、第一を卒業した北大生が毎日3名、放課後や休日に1階のロビーに待機していて、勉強を教えたり進路の相談に乗ったりするというもの
予備校なんかにはいますよね、チューター
でも、高校で常駐というのは初めてかもしれません
勉強を教えることよりも、進路を含めた相談の方が主かもしれませんね
先生よりも年代の近い大学生の方が話もしやすいでしょうし、表現が悪いかもしれませんが「生きた北大合格体験記が聞ける」わけですから
これはいい取り組みだと思いますよ
タブレット・電子黒板については、授業で使うことはあるにしても、現在は生徒への配布・配信手段として活用しているように見受けられました
プリントを配布する代わりにファイルを送信またはダウンロードしてもらう
公欠・欠席者が授業の動画を閲覧できるようにする(これは欠席に限らず、全ての生徒が復習を兼ねて見れるようにしてもいいのでは?)
反転授業での活用
中高一貫校ではなく、3年間という限られた時間の中で、大学合格実績も出さなければいけないという状況では、普段の授業では使いたくても使えないというのが正直なところかもしれません
まあ、使う側に積極的に使う意思があるかも重要ですが
国語と英語は、なかなか活用されていないと言っていましたが、そんなことはないと思うんですけどね(^_^;)
進学実績は、私立TOP校の記事でも触れましたが、現浪合わせて国公立大学207名は過去最多、北大合格者31名は全国7位、私立の中では北嶺と並んで1位でした
ただですね…私にブログのネタを提供してくれたのかと勘違いするようなデータの出し方をしていましてね…
嘘はついていませんよ、事実なのですが、今年は卒業生の数が多かったのですから合格者が多く出るのはある意味当然なわけです
それを、国公立大学の合格者数は320人換算せず(実人数)に、文理選抜の北大合格者を320人換算して比べるのは、ズルいです( `ー´)ノ
しかも今年の数字ではなく、これまでの通算で
まあ、私は常々、単年での実績ではなく長い目で見た比較の方が大事と言ってますので、別に通算で数字を出すのに文句はありませんが、それなら全ての数字を通算で出さないと、都合のいいデータだけ並べるのはいけませんよ
それでも、公立TOP校と比べて北大以上の大学への合格者割合が低いと、課題を明確にされていたので、そこは評価しておきます(昨年のブログでも指摘していますが)
特典資格制度については、以前このブログでも取り上げた私立に対する就学支援金制度の絡みで、若干変更があるかもしれません
とは言っても、所得が一定以上の家庭は今回の制度改定の恩恵は受けないわけですから、特典資格制度自体がなくなるわけではないでしょう
恐らく二重の支給はないということでしょうね
あと、もう皆さんご存知だと思いますが、確認の意味も兼ねて「部活加入の有無」について
総合進学コース:97%
文理北進コース:77%
文理選抜コース:2%
こうなっています
要するに、文理選抜は「高校生活で部活に入らず勉強に重きを置くコース」、文理北進は「部活もやりたい子のためのコース」、総合進学は「部活をやりたい子のコース」だと考えた方がいいでしょう
結果的に文理選抜コースの方が高いレベルの子が集まりやすくなっていますが、人数が違うとはいえ、今年の北大の合格者は文理選抜8名文理北進13名ですし、文理北進から京大合格者も出ています
絶対に文理選抜でないとダメというものでもなさそうですよ
今年の入学者のスタディーサポートのデータを見ましたが、ここ数年と比べてかなりレベルが高い生徒が多い印象です
後は、この生徒たちをどこまで伸ばせるか
公立高校と違って、幅広い学力層の生徒が入学してくるので大変だとは思いますが、期待の表れだと思って頑張ってほしいものです
最後に、今年初参加だった北大ファイブの村上先生と一緒に、校内を案内してもらいました
進路指導室の中にある個室が、生徒たちが言っているように本当に「取調室」みたいで、上手いこと言うなぁと感心しました(笑)
それでは、今日はこのへんで
今日は、札幌第一高校(以下、第一と略させていただきます)の説明会でした
もう7回目ですか(´-`).。oO
今年も、説明会の前に授業見学ができるということで、早めに行って見てきました
あれ…?
去年は双方向性の授業やっている先生いたんだけど、今年はいないな(-_-;)
お!この教室はスカイプ使って英会話やってるのか(てっきり違う教室に移動してやるのかと思いましたが、そのままなんですね)
うーん
1年経ちましたが、あまり昨年と変わった様子は見られませんね(^_^;)
まあ、時間割の兼ね合いもあるとは思いますが、期待していたほどではなかったのが残念…
まだ試行錯誤している段階なんでしょうかね
電子黒板やタブレットの使い方については、また後ほど詳しく書きたいと思います
まず、説明会の中身に入る前に、このブログをご覧いただいている方々が、最も気にしているであろう「合否基準」についてですが
残念ながら、明言はされませんでした(目安になるようなものは配られましたが)
この辺りは、午後から行われた中学校の先生対象の説明会頼みですね
ただ、私が想定していた「現3年生が大幅な定員超過をした学年だったので、その穴埋めとして合格基準を緩めるのでは?」という考えは、どうやら的外れだったようです(^_^;)
それは、今の2年生から始まっているICT化に適した生徒数を考えた時、年々上がっている入学者のレベルを考えた時に、教育の質という点で今の定員は守らなければいけないということを言っていたからです
さて、私が今年これまで出席してきた説明会は、学校全体の話しに終始していることが多く、学習内容についてだったり、進学実績についてだったりは触れられることが少なかったのですが、その点第一はしっかり説明してくれました
その説明の中で、特に印象に残ったのが「HUP50プロジェクト」と「フォローアッププログラムと講習について」です
まずHUP50プロジェクトから
これは「北大50名合格プロジェクト」という意味で、コース(文理選抜・文理北進。総合進学)に関係なく、二次試験を意識した添削指導や合宿、進路ガイダンスや講演会、研修旅行などを行うといったものです
添削指導については、これまでも随時行っていたわけですが、それをもっと早い段階(高1)から実施することで二次試験に対応できる記述力を養うという目的があるのだとか
こちらは「上位層の伸び悩み」という課題を解消するためのものですね
そしてフォローアッププログラム
センター試験7割を目指し、それぞれの単元テストの合格点を設定し、不合格者は再テストやフォローアップ講習を行うといったものです
こちらは「下位層の増加」という課題を解消するためのものです
進研模試のデータを見せてもらいましたが、例えるなら入学時の早い時期は粘り気の強い火山みたいな形の分布が、2年生の1月では粘り気の弱い火山みたいに広がってましたからね
てっとり早く実績上げようと思えば、上位層を伸ばすだけでもいいのですが、下位層の底上げに取り組んでいるところが、これまでの第一との違いかな(´-`).。oO
言葉は悪いかもしれませんが、今までの第一の印象は、上位層も下位層も同じ課題を出して、同じ講習を受けさせるといったものでしたから
今回、講習も必修から選択に変わり(6月講習は必修)、講習とフォローアップ講習を区別することによって、それぞれの学力層にあったものを提供できるようになったのかなという印象を受けました
タブレット・電子黒板の利点は、主に
プリントの配布や提出をタブレットに配信・提出という形で簡素化できること
板書の内容を投影・配信することで、先生が板書する・生徒が写す時間を短縮できること
双方向の授業が展開できること
に集約することができると思います
授業を見ても感じましたが、タブレット・電子黒板はあくまでも道具にすぎません
生徒が授業に参加していなければ意味はないのです
要は、こういった道具をどううまく活用して、今までにできなかったこと、今まで以上のことができるかということなんだと思います
進学実績は、私立TOP校のところでも触れていますが、現浪合わせて国公立大学182名は過去最多、北大合格者は28名で全道7位、私立の中では1位でした
ただ、いくつか苦言を呈させてもらえると、1つ目は「文理北進」からの北大合格者が少ない(現役3名)こと
これは、第一の先生方も気にしている点で、だからこそのHUP50プロジェクトでもあります
2つ目は、北大以上の合格者が少ないこと
上位層の伸び悩みといった部分がここに当てはまるわけで、これは先生たちの奮起に期待したいところです
3つ目は1つ目に関連することですが、国公立182名と言っても、小樽商大・北海道教育大・室蘭工大・弘前大学の合格者が多い点
第一は、これを良しとせず、先に述べたプロジェクトを立ち上げたわけですから、これからに期待ですね
説明会全体を通して、繰り返しになるかもしれませんが、高校側がやっとそれぞれの生徒に目を向け始めたかなという印象を持ちました
これまでは、失礼ながら、同じ課題を大量に生徒に与えて、それに適用した生徒だけが伸びていくというイメージでした
講習を選択制にし複数の講座を開講したり、下位層も見放すことなく底上げしようとしたり
何となく雰囲気は変わりましたね
後は、実際にしっかりと運用されているのかどうか
こればかりは、説明会だけでは判断できませんから(^_^;)
ぜひ、恒例のアンケート企画「高校生に聞く!」にて、第一の生徒の生の意見を聞いてみたいですね
最後に、「そんなことわかっているよ」と言われるかもしれませんが念のため
各コース概略図には、文理選抜の課外活動のところに「強化精選部活への入部はできない」と、他の部活なら入れそうなニュアンスで書いてありますが…
私が、高校側に確認したところ「実質、部活に所属している生徒はいない」とのことでした
ただ、入学後に優秀な成績を収めている場合、勉強に支障が出ない範囲(週に1回の同好会的なもの)で参加を認めているとの話も聞けました
いや、びっくりしたんですよ(^_^;)
新テストの関係で、文理選抜でも部活加入を認めるように方針転換したのかと思いましたから
そんなことはありませんでした(笑)
それでは、今日はこのへんで
今日の午前中、札幌第一高校の授業見学会に参加してきました
まあ、主に受験生の保護者向けなんですけどね(^_^;)
しかも、授業見学自体は7月の説明会で行っていますし
ではなぜかと言いますと…
もちろん、説明会の時に感じた疑問点を解消するためもありますが(ただメモしたものを失くしてしまったので、疑問点が何だったのかわかりません)
2回行くことで何か違いが見えてくるのではないかというのが大きいです
1回だけだと、たまたまその時がそうだっただけということもありますからね
結論から言うと、行ってよかったです
あの時感じた疑問点を解消できましたから(思い出しました笑)
7月の説明会の時に感じた違和感、1年生の全ての授業で電子黒板やipadを使っていたのですが、中には無理やり使ってませんか?という雰囲気が感じられるものもあったのです
もちろん、こちらとしては、普段の全ての授業でそういったものを使っているとは考えていません
でも、見学したときにそうだと「常にそういったものを使っている」と勘違いする人がいても不思議はないと思います
今日の3時間目の授業
電子黒板を使っていたのは、数学Aの2つの授業のみ
他は普通にホワイトボードに板書していましたよ
あぁ、7月の時はデモンストレーションだったのねと
別にそれが悪いと言っているわけではありません、むしろ普段は普通の授業なんだとホッとしたくらいですから(笑)
便利なものは積極的に使ってほしいですが、やはり今までのやり方をいきなり変えるには抵抗がある先生もいるでしょう
少しずつ変わっていけばいいのだと思います
それと、どうしても札幌第一は「勉強が中心の学校」と思われがちですが、だからと言って学校生活全体が楽しくないのかと言えばそんなことはありません
休み時間は、賑やかな声が飛び交う普通の学校ですよ(*´▽`*)
逆に「自由で楽しい」と言われているところだって、やるべきことはやらなければいけないのですから、四六時中遊んでいるわけではありません
要は極端なイメージに引きずられないでほしいということですね
まだ私立の説明会や学校見学は残されています
気になるところには、噂だけで判断することなく、ぜひ直接足を運んでみてほしいです
もし、行かなかったとしても、違う高校の雰囲気を知っておくのは、高校入学後にプラスに働くと思いますよ
それでは、今日はこのへんで
今日は、札幌第一高校(以下、第一と略させていただきます)の説明会でした
昨年同様、ホテルではなく、学校での説明会となりました
過去の記事で知りたい内容について書かれていることもありますので、参考にしてください
さて、説明会の前に、今年から始まった電子黒板やタブレットを使った授業の見学ができるということで、早めに行って見てきました
う〜ん…正直に言ってもいいですか?(^_^;)
それぞれの教科・先生で、かなり差が見られますね
今までの黒板の代わり(板書する時間の節約)でしかない授業もあれば、双方向性を生かして授業もありました
全般的に、まだ始まったばかり(3か月半)ということもあって、試行錯誤の状態なんでしょうね
昨年校長が「ICTを使った授業のイメージは、天気予報とクイズ番組」と言っていましたが、天気予報の部分は最低限できていても、クイズ番組の部分がまだまだのようですね
また、9月に学校見学会があるようですので、都合がつけば伺って色々聞こうと思います(学校を出た後で、あれやこれやと質問事項が出てきたので…)
さて、説明会中にも全く触れられず、質疑応答でも誰も質問しなかった「来年の第一の入試・合否基準がどうなるのか?」
みんな、知っているんですかね(^_^;)
それとも、「どうせ、あの先生がブログで書くだろうから」と思われているんですかね(笑)
どうしようかな、書くのやめようかな(酷い
というのは冗談で
昨年同様、合否基準を示す相関表が配られませんでしたので、質問しても明言されないのかと思っていましたが…
2017年(現高1)※パンフレットから
現高2までの基準に戻すのか、現高1の上げた基準で今年も行くのか、どちらの基準ですかと尋ねたところ
「2017年と同じです」と言われました
つまり、合否基準は「上がったまま」です
進学実績については、先日の大学合格実績比較(私立上位校編)でデータを示していますので
「なぜ、今年それほど実績を上げることができなかったのか?」
と言った、傷口をえぐるような質問をしてきました(-_-;)
「文理北進はまあまあの結果だったが、文理選抜がちょっと高い所を狙いすぎたため」
とのことでした
まあ、文理選抜と謳っているわけですから、安易に志望校を下げるようなことはしたくないんでしょうね(生徒も学校も)
単年での実績の上下は仕方ない部分もあるので、私もそれ以上は突っ込んで聞きませんでした
で、ここから先の話なんですが…
実は昨年と使っている資料が全く同じでして(^_^;)
というか、最初の新大学入試制度の概略のところ以外は、ほぼ同じでしたね
なので、コースの特徴や取り組み云々については、昨年の記事を見てもらえばいいかなと(手抜き)
と、私が書くということは…
以前、他の高校の説明会に出席したときにも似たようなことを何回か書いていますが、説明会自体が予定調和的な感じで
「これなら説明会には出なくても良かったかな」
と感じてしまったんですよね
高校の良し悪しではありません、あくまで「説明会」の問題です
ですから、先ほども書いたように9月の学校見学会で、もう少し授業の様子なども見て、今の第一の様子を伝えることができればいいかなと
それまで、色々な評価はお預けという形でお願いいたします
それでは、今日はこのへんで
うちの教室は、まだまだお休みです(^_^;)
今回は、実家に帰っていないので、何だか長く感じますね
まあ、純粋な休みというのは、今のところ昨日一日だけですがね
さて、今日は札幌第一高校の授業見学会ということで、朝から行ってまいりました
ちなみに初参加
授業見学会とは言うものの、新校舎を見てみたいというのが一番の目的だったりするわけです(^_^;)
これが新校舎で
こちらが取り壊し中の旧校舎
事前に「校内の撮影について」質問したところ、「生徒の顔がわからないのであれば、どこを撮っていただいても構いません」と言われたので、遠慮なく撮影させていただきました
ん?
パンフレットにも校舎内部の様子は載っていなかったような…
ひょっとして、初めてですかね(^_^;)
校舎内を見て回っている時、偶然浜館校長にお会いして、校舎内を案内してもらった上
職員室や会議室の中まで見せてもらいました(さすがに写真は撮れませんでしたが)
本当にありがとうございました
校舎棟は3階建て
まずは1階生徒玄関から2階にかけてのメイン階段前
どこかで見たような…
武雄市のTUTAYA?(^_^;)
本棚のようにも見えるのですが、中には何も入れないんでしょうかね
これは3階から下を見た様子
オシャレですね〜
さて、このメイン階段は、生徒の自習スペースも兼ねています
2階から3階にかけて3つ(4つかも)の自習スペースが設けられていました
ここは広めですね
上から見た様子です
これは3階階段正面にあったスタジオ
英語の視聴覚教室のような使い方を考えているとか
ここは、個別スペースの自習室
生徒たちは、校舎内様々な場所で、自分の目的に合った場所を選んで自習しているのだとか
これは、メインの教室側ではなく、特別教室がある側の廊下です
メインの教室は、どう撮っても生徒が写りこんでしまうので(^_^;)
左側がメインの教室、右側が特別教室ですね
前年ながら中には入れませんでしたが、中にはマルチスクリーンがあって、集会などにも使用されるようです
校舎内から見た、グラウンドの様子
ただいま作業中で使用できませんが、完成すれば全面人工芝だそうです
体育館の入り口ですね
中はこんな感じ、たまたま授業が行われていなかったので撮れました
これは体育館の2階、ランニングコースになっているんですね
この奥の方に、剣道場・柔道場・音楽教室・美術教室・被服教室などを設置し、音が出る教室をメインの教室から離したそうです
手前の鏡はチアリーディング部が使うのだとか
これは柔道場
これは剣道場
将来、タブレットを使った授業を想定してwi-fiを使えるようにしているそうですよ
トイレも随分オシャレになりましたね
ホテルみたいです(笑)
これは、職員室前の階段
右側は座れるようになっていて、学年間の生徒同士の集まりなどに使っているそうです
1階教室横の自習スペース
中はこんな感じです
といったわけで、ここまで写真を中心に校舎内を紹介してきました
さて、授業見学会というくらいですから、授業の感想も聞かせてほしいという方も多いでしょう
こんなことを言ったら怒られるかもしれませんが
「普通ですよ」
でも、この「普通」というのが重要でして
授業見学会だということは、先生や生徒はわかっているはずですから、いつもと違う「よそいき」の授業もできるはずです
それが、普段通りでいられるということは、自信があることの表れですね
そうは言っても、授業中だけおとなしくしているかもしれませんよね
休み時間はどうなんでしょう
ということで、あえて休み時間まで帰らないで待ってみました
うん、普通でした(笑)いろんな意味で
私の後ろで、先ほどの授業の小テストについて話しているのを聞くと「さすが」と思いますし
10分の休み時間に寝て、体力を回復しようとするのもよく見られますし
友達と楽しそうに話している生徒もいましたよ
休み時間から授業に入る切り替えもスムーズでしたし、生徒が伸び伸びと過ごしている印象でした
と、色々と書いてきましたが、一番は自分の目で確かめること
学校見学会や説明会は、今後も開催されるようなので、気になるようでしたら参加してみてはどうでしょうか
最後に…
浜館校長に「色々な学校に行かれて大変ですね」と労いの言葉をかけていただきました
やっぱり、このブログご覧になっていたんですね(笑)
それでは、今日はこのへんで
毎年参加しているので、主な変更点だけ書こうと思っていたのですが…
なかなか興味深い話が多くて面白かったです(笑)
一応、これまでの説明会の様子はこちら
2014
2013
2012
まずは、高校の概略から
といっても、学校の仕組みなどは生徒や保護者対象の説明会でも話されるでしょうし、昨年までと変わりないので詳しい話は割愛させていただきます
まずは合格者のランク別分布から
こうしてみると、文理選抜はA・Bランクで9割強ですか…文理北進でも7割弱
では、CランクやDランクの生徒は無理なのか、と言えばそんなことはありません
まず、これは文理選抜のランク別合格率
Aランク、Bランクでも結構不合格出てますね、やはり狭き門です
これは、文理北進のランク別合格率
Cランクまでは全員合格してますね
これは、総合進学のランク別合格率
Dランクまでは全員合格していますね
つまりは、そういうことなんです、はい
それぞれのコースの男女比の割合は(男:女)
文理選抜 3:1
文理北進 1:1
総合進学 4:3
だそうです
ちなみに、昨年度入試の上位100名中、6割が札幌南併願だったそうで、続いて札幌北
この2校が、西と東を引き離している構図なんだそうです(あくまでも入学時時点では)
さて、では東西南北を併願するような子が何でもかんでも文理選抜に行けばいいかというと
そういうものでもありません
これは、それぞれのコースの部活動加入率
文理選抜2%www
わずかに加入している生徒も個人競技の部活なんだそうでして
まあ、毎日7時間授業&放課後講習、土曜日とかも講習となれば、部活するのはちょっと無理ですよね
ですから、部活やりたい人は文理選抜行っちゃだめですよ
そして、成績上位者=文理選抜とならないところが面白いところで
今年、現役で東大に合格した生徒は文理北進
しかも、そもそも入試の時点で文理選抜を受けなかったそうな…
「でも、東大行くくらいなら塾や予備校に行ってたんでしょ?」
…
行ってなかったそうです(^_^;)
きっと、課題に追われることなく自分の勉強がきちんとできたんでしょうね(課題はしっかり出し、指示された以上のことをしていたとのこと)
じゃあ、文理選抜ってダメなの?かと言えば、そういうわけではなく
少人数で、生徒の学力差も小さいので授業が進めやすい
周りと切磋琢磨できる環境は選抜の方が圧倒的に良い(文理北進は良くも悪くも、上と下の差が激しい)
自分がどちらの環境にあっているかですね
さて、大学の実績とかも出しておきましょうか
どうして今年単独の実績ではなく、4年通算何だろう…(^_^;)
聞くの忘れてきました
触れちゃいけないんでしょうね(笑)
だって、文理北進は今年だけの実績ですよ
絶対こっちの方が見栄えがいいからですよね
ほぼ、指定校などの推薦入試での合格者だそうです
そして、今年の札幌第一高校を語る上で、一番の変更点は
特典資格制度についてです
昨年までは事前申し込みが必要だったのですが、なくなります
その代りといっては何ですが…認定基準が変更になっています
…
あれ?
何か前に見たような
実は以前の特典資格制度と「ほぼ」同じになりました
2012年までの特典資格制度
合格者平均点より50点以上 一般認定S 上位2%
合格者平均点より30点以上 一般認定A 上位14%
合格者平均点より10点以上 一般認定B 上位38%
一般認定Bが以前より5点高く、一般認定Sが5点低くなっただけですね
ですから、今年の入試にあてはめても、大体同じ割合になると思ってよさそうです(詳しい数字はちょっと…と言われたので)
一般認定Sは難しくなりますね
でも、上位20%という何だかよくわからない数字よりも、何点以上取ればいいとはっきりわかった方が、モチベーションあがるかもしれませんね
それと、例年特典資格制度の申し込みを忘れている方が多く(昨年は400名くらい)、それからすると対象になる生徒が増える分、適用になる生徒の実数も増えるかもしれません、とのことでした
では、合格者平均点ってどれくらいなの?
ここに書かれているものは、受験者生平均点ですので、これよりも合格者平均点は上になります(そんなに大きくは変わらないと言っていました、詳しい数字は…ダメなんだそうですw)
ちなみに合格者平均点とは、文理選抜・北進を合わせたものだそうです
実は毎年密かに楽しみにしていた資料が、今年掲載されていなかったので「どうしたんですか」と聞いてみたところ
何やら大人の事情なんだそうでして、決して今年の数字が悪かったから公表を控えたものではないそうです
え?どんな資料かって?
まあ、色々な高校の進路だよりなんかに載っている某模試に関する「アレ」です
以上のようなことを、説明会の後の個別相談で質問していたところ…
北嶺の説明会の時同様、一番最後になってしまいました(^_^;)
いつもすいません<(_ _)>
そして、質問が終わった後に「実はブログを書いていまして、どこまで公開していいでしょうか」と尋ねたところ、校長先生が
「いつも読んでます」と
…
へ?
これは、私の中で2通りの解釈がありまして
1:本当は読んでいないが、話を合わせるために言った(なので、私が誰かもわかっていない)
2:実は本当に読んでいる(なので、私が誰かもわかっている)
…
2なんだろうなぁ(笑)
だからと言って、手心を加えたつもりはなかったのですが、どんなもんでしょうか
最後に、私の質問に対応してくれた菊池先生(野球部の監督さんですね)が印象に残る一言を残してくれました
私が、文理選抜と文理北進の「課題の差」について質問した時です
「以前に比べて、先生たちにゆとりが出てきました。実績が出てない時はあれもこれもとやらせたくなるものですが、今はいつも通りにやっていれば結果は出ると思って指導しています。もちろん、課題をやらせないわけにはいかないですが、私は授業が大事だと思っているので…」
あ〜、なるほど
ゆとりね(^-^)わかる気がします
実績を積み上げてきた自信が言わせる言葉ですね
どこかの公立高校の先生に聞かせたいですね(どこなのかは、近日中に記事にします。まあ、何となくわかっていると思いますが)
ただ、ゆとりは、ややもすると「油断」や「停滞」にもつながりかねませんので…
まあ、そのあたりは、しっかり考えておられるとは思います
とはいえ、中高一貫でない高校からで、今の新課程の内容を2年半で終わらせようというのですから、どこかで歪みをきたしているのは間違いないと思います
放課後講習、土曜講習、課題
学校説明会では基本的に良いことしか言いませんから(自己アピールで聞かれてもいないのに欠点を話す人はいませんよね)、やはり卒業生や在校生の「本音」が聞きたいところです
学校側と生徒側のずれというものもあると思います
まあ、完璧なものはありませんから
9月には、保護者や教育関係者を対象にした学校見学会もあるようなので、新校舎を見てきたいと思います
それでは、今日はこのへんで