札幌市中央区北1条東1丁目6−16ニューワンビル3階
「学びや むげん」代表のたかとりーなが日々考えていることです
基礎学力保障条例
今、釧路で基礎学力を保障するための条例を制定しようという動きがあるのをご存知ですか?

しかも、これは民間の方が中心となって行動した結果生まれたものなのです

私は賛成ですね

この条例の原点は「小学4年生までの学力を子どもたちに身につけさせよう」ということです

それくらい、今の子どもたちの基礎学力は低下していると思ってもらっていいです

「それって釧路の話だから、札幌は大丈夫でしょ?」

本気でそう思いますか?

札幌も、それはもう凄い勢いで低学力化が進んでいますよ

10年程度塾の先生やっていれば、それくらいはわかります

情熱空間さんのところにあった問題、良かったらやってみてください

「(25,000分の1の縮尺の地形図を示し)地図上の長さは4cmである。では実際の距離は何kmか?」


「1kmは何mか?」

「現在、午前9時20分です。3時間50分後は何時何分ですか、午前・午後をつけて答えなさい」

「現在、午前9時20分です。50分後は何時何分ですか」

「定価2,000円(消費税別)の商品を2割引で販売した場合の、消費税込価格は?」

「2,500円の半分、1,750円の2倍を暗算で答えなさい」

これができない小学生、いや中学生が多いのが現状です

社会生活に支障が出ると思いませんか?


そして、どうもこの条例について、反対という方が多いようで

それはそれで、健全だと思いますよ

賛成意見もあれば反対意見もあるのが普通ですから

ですが、こういった意見を読まれても、そう思いますか?

釧路キャッスルホテルスタッフブログ「釧路市の基礎学力保障条例案について」

以下、引用させていただきます

ー引用開始ー

本日は少し真面目なお話を・・・。

北海道の学力の低さ、そしてその中でもこの釧路市の学力の低さ、
と言うのはここ最近大きな問題となっています。
そして、民間が中心となって「釧路の教育を考える会」等が立ち上がり、
その活発な動きやご尽力ーもあり、
行政も動きだし、「基礎学力保障条例案」が提出されました。
その内容はここには記載しませんが、
どうも反対する方等も多いようで・・・。


あまり社会的な事や私見をBlogで述べるのは
どうかとも思いますが、この事については一人の経営者としても
見逃せない問題なので生意気かもしれませんが、書かせて頂きたい。


雇用する立場の人間としてはっきり言えるのは、
今の学力の子ども達、
また、そういった教育環境で社会人としての基礎的な事や、
「嫌な事でも努力する」「他の人に負けたくないと努力する」
そう言った精神を養ってくる事ができずにいる子ども達を
雇用する気にはなれないと言う事です。


それは「勉強ができないから」ではありません。
勉強と言う努力をしていく事によって備わっていくであろう
「社会人としての能力」が著しく低くなっているからに他なりません。


ここから先は私見になりますが、
学校で勉強する、と言う事は、
学力を上げて能力を上げると言う事はもちろん最大の目的ですが、
大事なのは、
「嫌な事でも必要な事には最大限の努力をする」
「点数と言う形で結果や優越がでる中で結果がでるように努力する」
そう言った精神を養う事なんじゃないかな、と思う訳です。


そして学校と言う、同世代の多種多様な人間が集まる共同生活の中で、
部活をやりながら、学校行事をやりながら、友達との付き合いをしながらetc・・・
様々な事を経験し、それらをこなしていきながら
勉強と言う努力を同時にしていく事で、社会に出てからの必要な能力、
(それは学力だけではなく、社会性や、目標に向かって努力する事、
必要であれば嫌な事も努力する、etc・・・)
と言うものも自然と身につけていく。。。
それが「学校」と言うシステムなのだと。


その中で、いちばんの努力項目である「勉強」をする事を
怠ったらどうなるのか。
努力をしている人達、していた世代と比べたらどんな大人になるのか。


単純な事です。


「社会人としての能力の低い大人ができあがる」

何度も書きますが、学力だけの事ではないのです。
私達にとっては当たり前の事が当たり前ではない大人が次々と出来上がっているのです。


ではそう言った事を社会に出て就職し、会社の中で学ばせるのですか?

冗談じゃありません。

考えてみて下さい。
会社から見て「使える人間」になるのに、今迄は1年かかっていたものが、
3年かかればどうなるか?
そしてそれ以前に、使える様になるまで、その子達が続かない現状。。。

そんな事を続けていれば、
会社の機能性も落とし、生産性も落とし、技術も落とす。

それがやがては経済、広く言えば国力さえも落としていく。

そんな負のスパイラルになっている事を、
しっかりと認識しなければいけないのではないでしょうか?


それくらい、今の若い世代の「社会人としての能力」は低いのです。


経営者が集まれば、必ず出る言葉があります。

「人がいない」

それは高い能力を持った「人財がいない」と言う意味ではありません。

我々世代にとって当たり前の事を当たり前に出来たり考えたり、
「出来る様になる為に努力する事ができる子」が少ない。
そんな意味なのです。

その根底にあるのは、学力を上げる「努力」をしなくてもよい
今の教育環境がある。

この条例が通るか否かは、
釧路市にとっても、長い眼で見た正念場であると思います。

ー引用終了ー

いかがですか?

これが率直な社会の認識だと思うのです

みなさんも考えてみてください


それでは、今日はこのへんで


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分かりやすいだけではダメなんだ
松江塾の真島先生がまた素晴らしい記事を書いてくれました

たくさんの人に読んでほしいと思います

「分かりやすい指導」の弊害

分かりやすいものばかりを与えすぎると子どもたちがどうなるか?

小学校・中学校は何とか乗り切っても、高校で必ず大きな壁にぶつかる

その時に自分で考えることができる力を身につけておかなければ…

今までに数多くの生徒を見て来て、ひとつの確信を持ったからこそ、学びやむげんを「自学」スタイルの教室にしたのです

もちろん、解説はします

わかりやすく説明をすることもあります

でも、それだけではダメなのです


昨日、ある中3の生徒は上に書いたようなことを身をもって体験しました

この教室に来てから、私にあれほどキツイ言葉を浴びせられたのは初めてです

本人もショックを受けたのではないかと思います

しかし、どうしても言わなければいけなかったのです

でなければ、その生徒は同じ間違いを繰り返してしまうでしょうから


勉強に関しては、温室栽培のような子ではなく、野生児のようなたくましい子を育てていきたいのです

そのためには、多少厳しいことがあるのも覚悟していてくださいね

それでは、今日はこのへんで


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指示を正確に受け取る

これはぜひ、小学生のお子さんをお持ちの保護者の方には読んでいただきたい

例によって、他塾の先生のブログからの引用なのですが…(^_^;)

〜引用開始〜

「指示を正確に受け取る」

毎年同じようなことを書いているが、大切なことだと思うので書くことにする。

新しく塾へ通い出した子(小学生)の多くは「指示」を正確に受け取るのが不得手だ。

指示を聞き逃して、周りをキョロキョロして、何をすればよいのかを探していたり、指示を正確に受け取れず、全然ちがうことをやっていたり、それはもうガチャガチャしている。

そのような細部で指示を聞き漏らしているくらいであるから、授業においても、先生の話や説明などをきっちりと受け取っているということはおそらくない。

「指示」を受け取る力が弱いということは「聞く力」「受け取る力」が弱いということである。

日本の教育はほとんど「集団授業」の形式で行われるので、「指示が聞けない」ままだと、どんなに優秀であったとしても、だんだん勉強がわからなくなっていく。(「指示が聞けない」というのは頭の良し悪しとは関係ない)

指示を正確に受け取るには、「あ、先生が何か指示を出す」と気づき、構えの姿勢が取れなければならない。

そのセンサーが磨かれていないと、指示の前半を聞き逃す。

指示に留まらず、話というのは耳で聞くものではない。

脳で聞くものである。

脳の、指示や話を聞くための「スイッチ」がONになっていないと聞けない。

小学校では、聞いてない子のために、何度も先生に同じ指示を繰り返してもらっているのかもしれない。(それは丁寧な指導かもしれないが、丁寧であれば「よい指導」であるかというとそんなことはない)

そうすると、生徒達は何度も言ってもらえるのだから、ぼうっとしていたって大丈夫と考えるようになり、先生からのサインを見逃す傾向が強くなってしまう。

指示を聞ける子に育てるためには、コツがあって、原則は「指示は一回しか言わない」ことである。

私はこれより効果的な指導はないと思っている。

その代わり、その一回の指示は分かりにくいものであってはならない。

短い言葉ですっきりと言わなければならない。(そうでないと、問題は先生の指示の出し方の方になってしまう)

ちなみに、指示を聞き逃した子には「もう一度お願いします」と言ってもらうことにしている。

よく、「え?」と言うのが口癖になっている子がいるが、「え?」なんて言うだけでもう一回言ってもらうというような楽をさせてしまうと何時まで経っても指示が聞けるようにならない。

だから「もう一度お願いします」と言わせるのである。

もちろん、すぐにどうなるものではない。

こうやって指示が聞けるようになるには時間がかかる。

根気よく続けてやらなければならない。

「考える力を伸ばす」とか「応用力をつける」なんていうのはずっと後の話で、まずはこういうことをきちんとさせることが勉強をできるようにするということであると思う。

〜引用終了〜

ここに書かれていること、小学生(たまに中学生)によく私がしている話でもあります

指示は一度で聞くこと

もし「危ない!」と人に言われたときに「え?」と聞き返していたら死んでしまうかもしれないよ

そう生徒に言っても、なかなか伝わらないようです

私の例えが悪いのでしょうか(-_-;)

根気強く言い続けないといけないのでしょうね

勉強よりも、大事なことだと思います

それでは今日はこのへんで



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褒め方で子どもが変わる
私立B日程を受験してきた中3生、お疲れ様でした

後は公立入試を残すのみです

残り12日、まだまだ点数を上げることは可能です

ラストスパート頑張りましょう


さて、学年末テストの結果が少しずつわかってきています

中2生は、かなりの好結果を残しそうです

既に3名が自己最高更新

400点オーバーもかなりの数になりそうです


対して中1生は、今一歩の結果

ただ、点数的には目立ちませんが、努力の後が見られる生徒もいます

こんな時に、どう声をかけてあげるのが良いのか?


さくら個別の國立先生が、今日も素晴らしい記事を書いてくれました

というと「ただ本の内容を引用しただけです」と言うかもしれませんが

紹介していただかなければ、私が知ることもなかったわけですし、ここで紹介することもなかったわけですから

記事にしていただいたことだけで感謝です

成績を上げる褒め方・下げる褒め方


興味のある方は、読んでみて下さい

簡単に内容を紹介すると


褒めるときは才能を褒めるのではなく、努力を褒める

才能を褒めると、間違うことを恐れるようになり、問題が解けないと自分は頭がよくないと思うようになった

努力を褒めると、新しい問題にチャレンジすることを恐れなくなり、解けないことを失敗とは考えず、もっと頑張ろうと思うようになった


これは興味深いですね

さっそく、本を買ってしまいました(^_^;)

月曜日には届く予定で、今から楽しみです


そして、更に続きの記事があるようです

どんな話だろう


明日は中3の第3回連続模試

入試前最後の模試です

泣いても笑っても残り12日

最後の力を振り絞ってほしいです


それでは今日はこのへんで


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習慣

つい先週まで「暑い暑い」と騒いでいたのに、今週になって一気に冷えてきましたね(^_^;)

涼しくなったわけではないです、「冷えて」きたんです

夏から、秋を飛ばして冬になってしまったかのような…

最低気温1ケタって、先週まで20度とかありませんでしたっけ??

みなさん、風邪など引かないように


という風に書くとこれで終わってしまいそうですが、まだですよ(笑)

久々に他の塾ブログからの共感ネタです

以前から見ていたのですが、ここ半年ほど、とにかくこちらが唸らされるような記事が連続して載せられ、非常に勉強になります

開智塾長の日記

9月23日の記事「○○ちゃんは普段全然勉強してないのに頭がいい」

これは秀逸でした

私も良く聞きます、この言葉(^_^;)

引用させていただきますと

〜引用開始〜

子どもたちと話をしているとよく出てくる言葉です。

「なわけねーじゃん」

って言うと、「ほんとだって!!だっていっとったもん!!」

この言葉にだまされる気持ちはよくわかります。

点数が良い子、それも450点を超えるような「すごくいい子」は、実際「勉強してない」とよく言います。

何も嘘をついているわけではありません。本人に悪気はありません。実際本人は「勉強してない」と思っています。

しかし、勉強時間は0ではありません。

どういうことかというと、その子にとって「勉強する」というのは、「普段の状態を超えて、がんばって勉強する」をさしているので、「いつも通り勉強している」だけでは、特段「勉強している」ことにはならないのです。

小学生のうちから毎日2時間くらい勉強することが習慣化されている子は、実は結構います。開智塾だと6年生で半分くらいはそんな感じだと思います。学校の宿題と塾の宿題をやるとそれくらいになるんですね。(慣れてきたり、成績が上がってくるともっと短時間で消化できるようになるので、ベネッセや問題集をやる子も多いです)

そんなわけで、それが毎日毎日毎日毎日積み重なると、そりゃもう膨大な勉強量になっています。中学生くらいからちょっと勉強し始めた子にはなかなか追いつけないレベルです。

でも、本人からすると、(それほど)「勉強してない」ということになります。だから、こういう子が勉強し始めるとすごいんですね。毎日4時間や5時間は苦になりません。元々体力がありますから。(よくある「男の子は一気に伸びる」なんてのもこのパターンが多いです)

大切なのはいかにして小学生のうちに、遅くとも中学生の前半のうちに毎日の勉強を習慣化させるかです。「塾は小6から」とか「中学生になったら」なんていってると、少なくとも開智塾で小4や小5からやっている子にはなかなか追いつけなくなります。やるなら小学生、できれば4年生からやってほしいところです。

〜引用終了〜

補足をすると、「私勉強していない」という台詞には若干の嘘が含まれている場合「も」あります

それは、本人が周りに「ガリ勉」と思われたくない場合、勉強してないと言って点数取るのが気持ちいいと感じている場合、勉強頑張っていると言って点数が悪かったら恥ずかしいと思っている場合など

もちろん、本人に相手を騙す意図はありません

子どもたちの防衛本能というべきものでしょうかね(-_-;)


もう一つ

本当に最低限の勉強しかしていない場合もあります

この場合、勉強は学校の授業で完結しています

ですから、出された宿題や学校のワークをやるだけで内容が定着します

それ以上の勉強は必要ないですよね


毎日勉強する習慣というのは、簡単には身につきません

できれば4年生、いえいえ本音はもっと早くからと思っているはずです


学校から出された宿題は遊びに行く前に終わらせる

または、毎日勉強する時間をきっちり決める


こういったことは、小学1年生から始めるに越したことはありません

習慣化されてしまえば全く苦になりません

現に、私もそうでしたから(^_^;)

高学年になればなるほど、習慣化させるのは難しくなってきますよ


大事なのは特例を作らないこと

「仕方ないわね〜、今回だけよ」は通じません

子どもにしてみると「この前は許してくれたのに〜」となります

絶対守らなければならないこと、と決めてしばらく我慢していると、そういうものだと思って諦めてくれます(笑)

親の方から折れてはいけませんよ


と、まあ子どももいないのに偉そうに書いてしまいました

まだ小さいお子さんがいる場合、小学校は2期制ですから来週には通知表を持ってくるはずです

10月から始めてみるのが、一番キリもよいかと思います


それでは今日はこのへんで



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一流のスポーツ選手になるには…

私のよく訪問するブログ、「働きアリ」さん

ここに興味深い内容が書かれていました

題して「頭が良くないと一流のスポーツ選手には絶対なれない」

これが、評論家や教育関係者が言ったことなら説得力しないのでしょうが

橋本聖子さんが言ったのでは一味違ってきます

ちょっと一部分を紹介してみましょう


同世代の親御さんと話していて、時々非常に残念なのは、『ウチの子は勉強ができないから、せめてスポーツだけでも……』と言われるんですよ。

でも本当は、頭がよくないと一流のスポーツ選手には絶対になれないんです。

頭のいい選手は、何のために練習しているのか、このトレーニングによって何が鍛えられ、競技にどう役立つのかということがはっきりとわかっている。だから脳から筋肉に的確な命令が出せるんです


それができない選手は、ただ漫然と練習時間を過ごしてしまう。

優れた選手とそうでない選手との差は、そこでつくんですよ。

だから、選手自らがスポーツを通して人間力が高まっていく姿を社会に見せていかないといけない。

そうしないと『自分の子どもは勉強ができないからスポーツを』なんていう親御さんは減らないし、この国のスポーツ文化のレベルも上がっていかないと思うんですよね。



まあ、頭が良い=学校の勉強ができるというわけでは、必ずしもありませんが

ただ運動能力に優れていてもダメだということですよね(中学校の部活レベルでは通用するかもしれませんが)

最近ではスポーツが盛んな私立高校でも、成績が悪いとレギュラーから外されるそうです

世間が「スポーツだけできれば良い」というのをよしとしない風潮になってきています

にも関わらず、なぜかこの国には、勉強すること、勉強ができることを「格好いい」とする価値観がないのです(漫画やテレビなどでは、勉強できる=ガリ勉または嫌なやつという図式)

子どもたちがテストの点数の低さを自慢しているのを見ると悲しくなってきます(もちろん、同じようにできないことでお互いの仲間意識を保とうとする心理だとわかった上でのことです)

実は、子どもたちは大人が考えているほど、勉強することを嫌ってはいません

勉強できる=格好いい、そんな風潮が出てくれば、子どもたちも変わってくると思うのですが


それでは今日はこのへんで



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あるスピーチを見て

漢検の後処理が一段落した午前2時

ちょっと休憩しようと、よく行くブログの巡回をしていると

たまたま、ある記事が目に留まりました

何だろう



貼り付けてある動画を見てみました

今はまだ、君たちにはわからないかもしれない

でも、このスピーチに込められているメッセージが伝わってきませんか?

知りたければ、何度も見てください

私も何度も見てみようと思います











「Stay hungry.Stay foolish.」

なるほど、そういうことだったんですね…

勉強不足でした

それでは今日はこのへんで



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共感なんてもんじゃない
何度もこのブログに登場しているであろう、松江塾の真島先生

今日もその記事を読んだ瞬間、思わず

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜!」

と声を出しそうになるほど、私が普段から感じていることを書いてくださっていた

本当に考えていることが似ている…

リンクも貼っていますが、ここにその全文も引用させていただきます

〜引用開始〜

この一ヶ月の間に、似たような言葉を2度ほど聞いた。

一度目は爆裂中。

「俺は勉強ができない。サッカーしかできないから、サッカーで突き進む」

二度目は昨日だ。

「俺は野球しかできないから、野球で高校に行く。」

ともに受験生ではない。

中1・中2なのに、「勉強ができない」という現状を認めてしまい、「スポーツしかない」という選択をしているのだ。

そして、それが勉強を真剣にやらない理由になっているかのような中途半端な学習姿勢。

きっと、持って生まれた身体能力によって、そのスポーツがそこそこ上手いのだろう。

そして、そこで自分が輝けていると思っているのだろう。

スポーツで突き進むことを否定しているのではない。

スポーツを柱に子育てをしている家庭をいくつも知っているし、スポーツがあるからこそ、わき道にそれずに成長している子達も多い。

しかし、「スポーツが出来るから、勉強ができなくてもOK」

「スポーツ推薦で高校にいけるから、そんなに真剣に勉強しなくてもいい」

そう言い切る子に対して、大いに疑問を抱いてしまうのだ。

スポーツの世界って、「ちょっとの才能」と「過激な努力」で成功する世界じゃないのか?

自分の「ちょっとの才能」に慢心している人間は、絶対に日の目を見れない世界じゃないのか?

特に年齢が上がれば上がるほど。

そのチームで一番上手い。

学校で一番上手い。

その地域の選抜に選ばれた。

たかがその程度の能力で、他の分野に向けた努力を切り捨てていいほど楽な世界なのだろうか?

冒頭の発言をするような子は、決まって同じ言葉を発する。

「別にプロにはならないよ。なれるわけないしね。」

ほぁ?

意味不明である。

高校にはスポーツでいけるが、別にプロになる気もない。

ん?

ということは、

そのままスポーツで大学へ?

スポーツの上手さをアピールして就職?

それとも、スポーツが上手いから個人事業主として独立開業?

スポーツが得意だから課長に出世?

スポーツが上手いから給料アップ?

自分が輝けて、自分がいい気分になれる分野にしがみつきたいのは分かる。

親にしたって、子供のそういう姿を見てれば、その分野に力を注がせるのも理解できる。

しかし、だからといって中1・中2の年齢で、「だから勉強は得意にならなくてもいい」
というのはどうなんだろうか。

本当にスポーツで輝ける子って、もっと全てに対して「努力体質」「何でも真剣」なんじゃないんだろうか?

「塾」という場で、あれだけ勉強に対して舐めた態度を取れるっていう神経は、きっとスポーツの分野でも出ちゃってるんじゃないだろうか?

もしくは、ちょっとの壁にぶつかったときに、スポーツの分野でも「取捨選択」をしちゃうんじゃないだろうか?

「頑張る子は、全部頑張る」

僕が何百人という子供達を見てきてある程度の確信が持てることだ。

どうだろうか。

〜引用終了〜



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明日への準備として
今日書く予定だった記事は明日に回します。
どうしても先に書いておきたいものがあったので…

私がよく見る数ある塾ブログの中で奈良で塾をなさっている先生がいます。
その先生が「テストになるとできない子」というタイトルで記事を書かれました。
全てを取り上げるには膨大な量になってしまうため、勝手ながら一部分のみを抜粋して紹介したいと思います。

「テストになるとできない子(1)」より

入試問題、あるいは定期試験などの「テスト」は幅広い範囲から数多くの問題が出題される。一問だけを見つめていたなら出来た子でも、テスト形式で数多くの問題を目の前にすると、一問一問への集中がしにくくなる。一問あたりに配分される集中力が低下してしまう。
「時間内に解けなかったらどうしよう」「この後の問題で難しいのがあったらどうしよう」「周りの子がガツガツ解いてる〜」「このテスト90点以上取れないとヤバイ」、彼らはそんなことを考えながらテストに立ち向かっている。
そして焦った挙句、時間がないからと彼らは時折とんでもない答えを書く。もうまともに問題を読めていないし、問題に向き合えていないのである。こういうのがクセになっている子は少なくない。これはうっかりミスなどという生易しいものではない。

このクセこそが「テストになるとできない」の一番の原因だと私は思っている。

試験で解けなかった問題、テストが終わって見直したら簡単にできた、と悔しがっている声を生徒達からよく聞くことがあるが、これはたまたまの出来事ではない。(テストが終わって、焦っていない状態だからこそ、問題が「見える」のである!)「惜しかった」などと言って悔しがっている場合ではないのである。この問題点を「矯正」しない限り、いつまでも同じことで苦しむことになる。

「テスト」で点数を取るには、問題を解く「力」に加え、「テスト」で自分の力を出し切るという別の「力」が必要になる。

「テストになるとできない子(2)」より

なぜこのような「問題文を読まずに解答する子」がいるのだろうか。なぜその子たちは「問題を読まずにでたらめな解答」をしてしまうのだろうか。

長くこのことを考えてきて私が出した結論は、そういう子は「待てない」体質になっているということだ。彼らは「答えが出せない自分」と向き合うことが辛くて、あるいはじっくり最後まで考えるのが辛くて、とりあえず解答欄を埋めてホッとしている。本当は解答欄を埋めることが大切なのではなくて、正解することが大切なのだけれど、本質から外れて埋めることで安心しようとしている。そういうクセがついてしまっているのである。一種の「逃避衝動」にも似た行動だと私は思う。

つまり彼らは「答えを出せないこと」を恐れ、怖がっているのだ。その感情を理解しないとこういうクセの改善はできない。

「テストになるとできない子(3)」より

また、授業中問題を解かせているときに、一人ひとりのノートを指導者がチェックして回る。先生が間違いを見つけ、指摘してやると、中には言われるやいなや、その部分をあっと言う間に消しゴムで「消去」してしまう子がいる。こういう子もテストになると点数が出ない場合が多い。「間違い」が許せないにもかかわらず(だからすぐ消す)、思慮が足りず(足りていればすぐに消すことはない)、衝動的に行動する(衝動的に解答を作っている場合が多い)のである。

全て、納得のいく話しです(−−;)
明日はこの話しをベースに、「逃げるな危険!」というタイトルで記事を書きたいと思います。

それでは今日はこのへんで。


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見当をつけるということ
他の塾の先生が、小数計算についての記事を書かれていました。

7.5×0.4=0.3

これは単純な筆算の間違いとして片付けてはならない、四則演算で大切なのは「見当をつけることだ」という内容でした。

同感ですね。

機械的に小数点を動かすのではなく、1よりも小さい数をかけたときはどうなるか?
0.4は0.5に近い数だから、それをかけるとおよそ半分くらいになるはずだ。
なら、0.3はおかしいのではないか?

そういった発想が、必要ですよね。

速さの世界でなら

時速100kmで走る人間
分速5mの車

どちらも常識的に「ありえない」ものです。

その「ありえない」という判断を下せず、計算で出た結果だからと平気で答えを書いてしまう子がいるのです。

これは数学に限った話しではありません。

「見当をつけれない」=「見当違い」

普段の生活において、見当違いなことをしていれば、どうなるか…

そんなことを考えた一日でした。

それでは今日はこのへんで。


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